JPS58127796A - 水系組成物、水系の製造方法、加工物の切削方法およびスラリ− - Google Patents

水系組成物、水系の製造方法、加工物の切削方法およびスラリ−

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JPS58127796A
JPS58127796A JP58007996A JP799683A JPS58127796A JP S58127796 A JPS58127796 A JP S58127796A JP 58007996 A JP58007996 A JP 58007996A JP 799683 A JP799683 A JP 799683A JP S58127796 A JPS58127796 A JP S58127796A
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    • C10M173/00Lubricating compositions containing more than 10% water
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    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 こ′の発明は過塩基化物質をカルがン酸系可溶化剤およ
び(または〕界面活性剤とともに含んでなる水系組成物
に関する。過塩基化物質は、ニュートン過塩基化物質、
および少なくとも1種の不活性有機液体からなる分散媒
にあらかじめ分散された固形の金属含有コロイド粒子と
該分散媒に実質的に可溶性であシかつ分子が極性置換基
および疎水性部を有することによりて特徴づけられる有
機化合物から選ばれた第三成分とを含む非ニユートンコ
ロイド分散系から選択される。カル?ン°酸系可溶化剤
は、約12個ないし約500個の炭素原子を有するヒド
ロカルビル置換基を有するアシル化剤とN−(ヒドロキ
シルff1H9%ヒドロカルビル)アミンおよび(また
は)該アミンのヒドロキシル置換ポリ(ヒドロカルビロ
キシ)類似体とから製造される。この水系組成物は、場
合によって、ポリヒドロキシ化合物またはその部分エー
テルおよび(tたは)機能性添加剤からなる群の中から
辿ばれた分散増進剤を含んでいる。
「過塩基化」、「超塩基化」および「過度塩基化」とい
う語は、最近数十年にわたって清浄剤および(または)
分散剤として潤滑油組成物中に用いられできている金属
含有物質のよく知られた部類に対する総括的な用語であ
る。「錯体」、「金属錯体」「高金属含有塩」などとも
呼ばれているこの過塩基化物質は、その金属含量が、該
金属とそれと反応した個々の有機化合物例えはカルボン
酸やスルホン酸との化学量論に従って存在する金属含量
よシも多いということによって特徴づけられる。最近、
価格が増々上昇し、石油が欠乏しているので、油系組成
物を可能な限シ水系のもので代替することがますます望
まれている。このような代替によって他の利益例えば低
減された着火危険性および環境汚染問題も得られる。。
しかしながら、多くの場合、このような代替をおこなう
のは容易でない。
水系のものは前糸のものが達成すると同じ高い程度に作
用するようにその性質を変性することができないからで
ある。例えば、ある種の前糸圧力液体を水系流体で置き
換えることは、そうすることが望ましいことは明らかで
あっても、しばしは困難であったかあるいは不可能な場
合があった。
ニー−トン過塩基化物質並びに少なくともl散媒中に実
質的に不溶性の有機化合物から選ばれた第三成分を含ん
でなる非ニー−トンコロイド分散系は知られている。例
えば、米国特許第3492231号および第42305
86号参照。
高分子量カル号?ン酸系アシル化酌とアミン化合物とか
ら製造されたカルがン酸誘導体およびその油系潤滑剤に
おける使用はよく知られている。例えケよ、米国特許第
3216936号、第3219666号、第35026
77号および第3708522号参照。
おる種のアルキルコハク酸/アルカノールアミン権合吻
も知られている。例えば、米国特許25− 第3269946号参照。アルキルおよびアルケニルコ
ハク酸誘導体を含有する油中水型エマルジョンも知られ
ている。例えば、米国特許第3255103号、第32
52908号および第4185485号参照。
界面活性剤もよく知られている。例えば、M、J、シッ
ク編「ノン−アイオニツク・サーファクタンツJ(米1
1ニューヨーク州のマーセル・デツカ−社刊1967年
)、およびマツカチオンの「fイターゾエンツ・アンド
・エマルシファイアーズ」(米国ニー−シャーシー州M
Cパブリッシング社のマツカチオン・デビジョン刊、北
アメリカ版1978年)参照。
油溶性、非水溶性機能性添加剤もまたよく知られている
。例えば、「ルブリカント・アディティブズ」とそれぞ
れ題する、C,B、スモールヒアおよびR,ケネディ・
スミスによる論文(米国オハイオ州のリーザイアスーハ
イルズ社刊、1967年)、およびM、W、ラニーによ
る論文(米国ニューシャーシー州のノイズ・データ社刊
、95− 1973年)参照。この点に関して並びに本明細書およ
び特許請求の範囲において、非水溶性機能性添加剤とは
、25℃において水100 mlにつき約1グラムを越
えて水に可溶ではないが、25℃において1を描り少な
くとも1グラムの程度に鉱油に可溶なもののことである
従来のあるイホの油系組成物に取って換わることのでき
る水系濃縮物および組成物を武装するのに有用な、過塩
基化物質および場合によって他の機能性添加剤を含む水
系組成物を提供することは有利なことである。
この発明は、従来のある私の前糸組底物に取って換わる
ことのできる水系濃縮物および組成物を提供するのに有
用な過塩基化物質および場合によって他の機能性添加剤
を5有する水系組成物を提供することを目的とする。広
く述べると、この発明は、(A)水;(B)成分(A)
で分散された過塩基化物質であって(B) (1)ニー
ートン廟項基化物質、および(B) (I[)固形の金
属貧有コロイド粒子(1)であって少なくとも1稠の不
活性有機液体からなる分散媒(2)にあらかじめ分散し
たものおよび第三成分として該分散媒に実質的に可溶で
あシかつ分子が極性置換基および疎水性部を有する少な
くとも1種の有機化合物(3)を含む非ニー−トンコロ
イド分散系からなる群の中から選ばれたもの;並びに成
分(B)を成分(局で分散させるだめの少なくとも1種
の付加成分であって(C)(1)約12個ないし約50
0個の炭素原子を含有する少なくとも1つの炭化水素系
置換基を有する少なくとも1棟のカルがン酸系アシル化
剤と(Q(I[)少なくとも1種の(a)N−(ヒドロ
キシル置換ヒドロカルビル)アミン、(b)該アミンの
ヒドロキシル#換ポリ(ヒドロカルビロキシ)M(U体
もしくは(c)該反応体(a)と(b)との混合物との
反応によって得た少なくとも1種の窒素含有無リンカル
デン酸系可溶化剤(C”l、少なくとも1種の界面活性
剤(D)、および成分(C)と(D)との混合物(ト)
よシなる群の中から選ばれたものからなる水系組成物を
提供するものである。この水系組成物に(F)機能性添
加剤および(−または)(G)ポリヒドロキシ化合物お
よびその部分エーテルよシなる群の中から選ばれた分散
増進剤を加えたものもこの発明の範囲に属する。
この発明の水系組成物は成分の2の分散体を作るために
光分な量の水を含有している。好ましくは、この発明の
水系組成物は、該組成物が約50チ以下のヒドロカルピ
ル油を含んでいるという条件付きで少なくとも約251
量饅の水を含有している。この発明の水系組成物には約
25ないし約70チの水を含有する2種の濃縮物、該濃
縮物と水とから作られた水系機能性液体(水:濃縮物重
量比=約80:20ないし約99:1)、および水と非
水系成分との重量比が約so :20ないし99:lで
ある水系機能性液体が含まれる。
また、この発明は、(1)成分(〜および(B)を成分
(C) 、 (D)または(ト))と、および場合によ
シ成分に)および(または)(G)と混合して累含量が
好ましくは約25重量%以下の分散体/溶液を作シ、(
2)場合に応じて該分散体/溶液をさらに水と一緒29
− にして濃縮物を作)および(または)(3)場合に応じ
て該濃縮物または該分散体/溶液を水中における所望濃
度の成分(B)を得るに必要な総量の水で希釈すること
からなる水系組成物の製造方法を提供する。あるいは上
記工程(2〕または(3)で用いる水の量は、機能性液
体7J5嬢縮物を作る別の工程を経由することなく@接
調製されるようなものであってもよい。
硬質材料例えば石英、ケイ素、ダルマニウム、宝石、ガ
ラス等力)らなる加工物を切hυまたは薄切シするため
の方法もこの発明の範囲に属する。
この方法は、(1)少なくとも1つの切削・ぐンド、該
切削バンドを搬送するためのフレーム、該バンドを加工
物と接触させつつ該フレームを移動させるための手段、
および該バンドと該加工物との接触点にスラリーを適用
するための手段からなるスラリーソー(5lurry 
saw )を提供し、(2)仙磨剤およびこの発明の水
系組成物からなるスラリーを提供し、(3)該バンド金
該加工物と接触させつつ該フレームを移動し、同時に該
パン30− ドと該加工物との接触点に該スラリーを適用して該加工
物に所望の切削をおこなうことからなる。
さらに、この発明は、硬質材料例えは石英、ケイ素、ゲ
ルマニウム、宝石、ガラス等を切削またはラップ仕上げ
するために、るるいは金属の加工もしくは磨きに用いら
れるスラリーヲ提供するものである。このスラリーはこ
の発明の水系組成物と研磨剤とからなる。
以下、この発明についてさらに詳しく説明する。
既述のように、「過塩基化」、「超塩基化」および「過
度塩基化」という語は、一般に潤滑油組成物中において
清浄剤および(または)分散剤として用いられてきてい
るところのよく知られたクラスの金属含廂物負を指す言
葉である。
これら過塩基化物質は「錯体」、「金属錯体」、「高金
属含有塩」などとも呼ばれてきている。
過塩基化物質は金属および該金属と反応した個個の有機
化合物例えばカルボン酸またはスルホン酸の化学量論に
従って存在するよシも過剰の金属が存在することによっ
て特徴づけられる。
すなわち、もし下式のモノスルホン酸 1 R−8−Of( 1 が塩基性金属化合物例えば水酸化カルシウムで中和され
たとき、生成する「正」金属塩は酸各1当量につき1嶺
量のカルシウムを含有することとなる(下式参照)。
R−8−0−Ca−0−8−R 111 00 しかしながら、当該分野でよく知られているように、化
学量論量を越えて金属を含有する生成物の不活性有機液
体溶液を生成する様々な方法がある。この生成物の溶液
がこの明細書では過塩基化物質と呼ばれる。既知の方法
に従って、スルホン酸またはそのアルカリ金属塩もしく
はアルカリ土類金属塩を金属系塩基と反応させることが
でき、その生成物は当該酸を中和させるに必要な量よシ
も過剰の金属例えは正塩中に存在する金属の4.5倍す
なわち3.5当量過剰の金属を含有する。この金属の実
際の化学量論的過剰量は、反応、工程条件等によってか
なり、例えば約0.1当量ないし約30当量あるいはそ
れ以上に変化させることができる。この発明に有用な過
塩基化物質は、過塩基化された物質1描量につき約3.
5ないし約30当量もしくはそれ以上の金属を含有する
この明細書および特許請求の範囲において、「過塩基化
」という語は化学量論的に過剰の金属を含有する物質を
表示するために用いられておシ、従って、上に述べたよ
うな当該技術分野において過塩基化、超塩基化、過度塩
基化等と呼ばれている全ての物質が含まれる。
「金属比」という語は、当該分野においても、またこの
明細書においても、既知の化学反応性および化学量論に
従った、過塩基化されるべき33− 有機物fB(例えば、スルホン酸またはカルボン酸)と
金属含有反応体(例えば、水酸化カルシウム、酸化バリ
ウム等)との反応が粕来すると予期される生成物中の金
属の化学当量に対する過塩基化物質中の金属の総化学当
量の比を表示するために用いられている。すなわち、上
記したスルホン酸カルシウム正塩にあっては金属比は1
であシ、過塩基化スルホンは塩にめっては金属比は4.
5である。いうまでもなく、過塩基化されるべき物質中
に金属と反応し得る化合物が1種を越えて存在する場合
、当該生成物の「金属比」は過塩基化生成物中の金属の
当量数が所定の単一成分もしくはそのような成分全ての
組合せに対して存在すると期待される当量数にたとえら
れるかどうかによって変わる。
成分(B) (1) 一般に、これら過塩基化物質は、過塩基化されるべき肩
僚物気、該有機物質に対する少なくとも1種の不活性有
機溶媒よシなる反応媒質、化学童論的に過剰の/ii属
系環系塩基び促進剤よシなる反応混合物を酸性物質で処
理することによって製造される。この過塩基化物質の製
造方法および非常に広範な過塩基化物質は当該分野でよ
く知られておシ、例えば次の米国特許に記載されている
2.616,904 ;2,616,905 ;2,6
16,906 ;2.616,911 ;2,616,
924 ;2,616,925 ;2.617,049
;2,695,910;2,723,234;2.72
3,235;2,723,236;2,760,970
;2.767.164;2,767.209;2,77
7.874;2.798,852;2,839,470
;2,856,359;2.859,350;2,85
6,361;2,861,951;2.883,340
;2,915,517;2,959,551;2.96
8,642;2,971,014;2,989,463
;3.001,981 ;3,027,325;3,0
70,581;3.108,960;3,147,23
2;3,133,019;3.146,201;3,1
52,991;3,155,616;3.170,88
0 ;3,170,881 ;3,172,855 ;
3.194,823;3,223,630;3,232
,883;3.242,079 ;3,242,080
 ;3,250,710 ;3.256,186 ;3
,274,135 ;3,492,231 ;および4
,230,586゜ 上記特許文献は製法、過塩基化され得る有機物質、好適
な金属系塩基、促進剤および酸性物質さらにはこの発明
における成分(B)■)の分散系を製造する上で有用な
様々な具体的な過塩基化生成物を開示しておシ、したが
って参考としてここに含めておく。
過塩基化される有機物質の重要な特徴は、過塩基化工程
において用いられる個々の反応媒質中にそれが溶解する
ということである。従来用いられている反応媒質は、通
常、石油留分特に鉱油よりなるので、これら有機物質は
一般に油溶性である。しかしながら他の反応媒質(例え
ば、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、ケロセン等)が
用いられた場合、有機物質はその反応媒質に可溶性であ
る限)鉱油に溶解するということは必須のことではない
。明らかに、鉱油に可溶の多くの有機物質は他の上記の
好適な反応媒質の多くに可溶である。反応媒質は、付加
的に不活性有機液体が反応媒質もしくは分散媒の一部と
して加えられたかどうかによって、通常、コロイド分散
系の分散媒あるいは少なくともその一成分となることは
明らかである。
過塩基化され得る物質は一般に油溶性有機酸例えばリン
含有酸、チオリン含有酸、硫黄含有酸、カルボン酸、チ
オカルボン酸等並びにその相応するアルカリ金属塩およ
びアルカリ土類金属塩である。この各クラスの有機酸お
よび他の有機酸例えば窒素含有酸、ヒ素含有酸等がそれ
らから過塩基化生成物を製造する方法とともに上記特許
文献に開示されている。米国特許2.777,874は
この発明の水系組成物に用いられる分散系に転化できる
過塩基化物質を製造するに好適な有機酸を記載している
。米国特許2.616,904;2,695,910;
2,767.164;2.767.209;3,147
,232;3,274,135等は過塩基化物質を製造
するに好適な様々な有機酸およびその有機酸から製造さ
れた過塩基化生成物の代表例を開示している。酸がリン
含有酸、チオ37− リン含有酸、リン含有酸と硫黄含有酸との組合せ、およ
びポリオレフィンから製造された硫黄含有酸である過塩
基化酸は米国特許2883340;2915517;3
001981;3108960および3232883に
開示されている。過塩基化フェノキシトは米国特許29
59551に開示されておシ、また過塩基化ケトンは米
国特許2798852に記載されている。エステル、ア
ミン、アミド、アルコール、エーテル、スルフィド、ス
ルホキシド等のような油溶性、金属不含有、非互変異性
、中性または塩基性有機極性化合物から誘導された種々
の過塩基化物質が米国特許2968642;29710
14;および2989463に記載されている。過塩基
化され得る他のクラスの物質は油溶性、ニトロ置換脂肪
族炭化水素特にニトロ置換ポリオレフィン例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン等である。
この種の物質は米国特許2959551に記載されてい
る。
マタ、ゾロピレンジアミンやN−アルキル化プロピレン
ジアミンのようなアルキレンポリアミ38− ンとホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒド生成化合
物(例えば、)−ラホルムアルデヒド)との油溶性反応
生成物も過塩基化できる。過塩基化に好適な他の物質は
既述の特許に開示されているか、さもなければよく知ら
れている。
コロイド分散系における分散媒として用いられる有機液
体は過塩基化工程における溶媒として用いることができ
る。
過塩基化物質を製造する上で用いられる金属化合物は、
通常、周期律表第1A族および第■A族金属の塩基性塩
であるが、鉛、亜鉛、マンガン等の金属も用いられる。
当該塩のアニオン部は、既述の特許に記載されているよ
うに、ヒドロキシル、オキシド、カーボネート、炭酸水
素、ニトレート、スルフィト、亜硫酸水素、ハライド、
アミド、スルフェート等であシ得る。この発明にとって
好ましい過塩基化物質はアルカリ土類金属のオキシド、
ヒドロキシドおよびアルコレート例えばアルカリ土類金
属低級アルコキシドから製造される。この発明の最も好
ましい分散系は金属としてカルシウムおよび(または)
バリウムを含有する過塩基化物質から作られる。
促進剤すなわち過塩基化物質への過剰の金属の導入を達
成する物質もまた種々様々であシ既述の特許によって明
らかなように当該分野でよく知られている。好適な促進
剤について特によく理解できる論議が米国特許2777
874;2695910;および2616904に見い
出せる。
これらには好ましいアルコール系およびフェノール系促
進剤が含まれる。アルコール系促進剤としては、メタノ
ール、エタノール、アミルアルコール、オクタツール、
イングロAノール、およびこれらの混合物等の炭素数1
〜約12のアルカノールがある。フェノール系促進剤と
しては、種々のヒドロキシ置換ベンゼンおよびナフタレ
ンがある。特に有用なフェノール系促進剤は米国特許2
777874に記載されているタイプのアルキル化フェ
ノール類例えはへブチルフェノール、オクチルフェノー
ルおよびノニルフェノールである。種々の促進剤の混合
物も時々用いられる。
好適な酸性物質も既述の特許例えば米国特許26169
04に記載されている。既知の有用な酸性物質としては
液状酸例えば、ギ酸、酢酸、硝酸、硫酸、塩酸、臭酸、
カルバミン酸、置換カルバミン酸等がある。普通、無機
酸性物質例えばgct% SO2、S03、CO2、H
2S1N203等が酸性物質として使用されるが、酢酸
が非常に有用な酸性物質である。最も好ましい酸性物質
は二酸化炭素および酢酸である。
過塩基化物質を製造するに当シ、過塩基化されるべき物
質、その不活性非極性有機溶媒、金属系塩基、促進剤お
よび酸性物質を一緒に合せると、続いて化学反応が生じ
る。得られた過塩基化生成物の正確な性質は知られてい
ない。しかしながら、この生成物は、この発明の目的に
とっては、溶媒と、(1)金属系塩基、酸性物質および
過塩基化される物質から形成されン’c金属錯体および
(″または)(2)酸性物質と金属系塩基および過塩基
化された物質との反応から生成した41− 非晶質金属環との単−相均質混合物ということができる
。すなわち、反応媒質として鉱油を、過塩基化される物
質として石油スルホン酸を、金属系塩基としてCa (
OH) 2を、そして酸性物質として二酸化炭素を用い
た場合、得られる過塩基化物質は、この発明の目的にと
って、該酸性物質、金属系塩基および石油スルホン酸の
金属含有錯体の油溶液かあるいは非晶質炭酸カルシウム
および石油スルホン酸カルシウムの油溶液ということが
できる。
酸性物質を他の反応混合物と接触させる温度は用いた促
進剤に大きく依存する。フェノール系促進剤を用いた場
合、温度は通常約80〜300℃好ましくは約100〜
約200℃′である。促進剤としてアルコールまたはメ
ルカプタンを用いた場合、温度は、通常、反応混合物の
還流温度を越えず、好ましくは約100℃を越えない。
以上述べたことから、過塩基化物質は促進剤の全てまた
は一部を保持していることが明らか42− であろう。すなわち、促進剤が揮発性でなく(例工ば、
アルキルフェノール)あるいは過塩基化物質から容易に
除去可能な場合、少なくとも一部の促進剤が過塩基化生
成物中に残る。したがって、このような生成物から作ら
れた分散系(すなわち、成分(B)の))もまた促進剤
を含有し得る。分散系を作るために用いられる過塩基化
物質中に促進剤が存在するかしないかということ、およ
びコロイド分散系に促進剤か存在するかしないかという
ことはそれ自体この発明の重要な局面ではない。明らか
に、促進剤を分散系の調製前または調製後に容易に除去
できるように揮発性促進剤例えば低級アルカノール(メ
タノール、エタノール等)を選ぶことは当業者の選択範
囲に属する。
成分(B)ω) この明細書および特許請求の範囲で使用されている用語
「分散系」はコロイドまたはコロイド溶液、例えば「ど
の大きさおよび状態もの分散物を含有するいずれもの均
一媒体」(ジャーダンソンズおよびストラウマニス著「
ア拳ショート番テキストブック・オン・コロイダル・ケ
ミストリ」第2版第1負)に対する総括的用語である。
しかしながら、この発明の特定の分散系はこの広い分散
系部類内の亜属をなし、との亜属はいくつかの重要な特
徴によって表わされる。
この部属は分散した粒子の少なくとも一部がその場で形
成された固形の金属含有粒子である分散系ニジなる。少
なくとも約10%〜約50%がこのタイプの粒子であシ
、好ましくは上記固形粒子の実質的にすべてがその場で
形成される。
上記固形粒子がコロイド粒子として分散媒に分散したま
までいる限シ、粒子のサイズは重要ではない。普通、粒
子は5000Aを越えない。
しかし、最大の単位粒子サイズは約1000A以下であ
ることが好ましい。この発明の特に好ましい態様では、
単位粒子サイズは約400A以下である。単位粒子ブイ
ズが30A〜200Aの範囲である系は優れた結果を与
える。最小の単位粒子サイズは少なくとも2OAであシ
、好ましくは少なくとも約3OAである。
「単位粒子サイズ」という語は分散媒全体にわたる固形
の金属含有粒子個々の最大分散状態での平均粒子サイズ
を示すものである。すなわち、単位粒子はサイズが金属
含有粒子の平均サイズに相当しかつ分散系内に個々に分
離しているコロイド粒子として独立して存在できる粒子
である。これら金属含有粒子は成分(B) (I[)の
分散系中で2種の形態をなす。個々の単位粒子は分散媒
全体にわたってそれ自体分散されてもよいし、あるいは
単位粒子は分散系に存在する他の物質(例えば、他の金
属含有粒子、分散媒など)との組合せで集結体(agg
lomerate )を形成してもよい。これら集結体
は「金属含有粒子」として分散系中に分散されている。
明らかに、集結体の「粒子サイズ」は単位粒子サイズよ
シ実賀的に太きい。さらに、この集結体サイズは同じ分
散系内でさえ、広い変化があることは同様45− に明らかである。集結体サイズは、例えば、単位粒子を
分散させるのに用いられるせん断作用の程度とともに変
化する。すなわち、分散系の機械的攪拌は集結体をその
個々の成分に分解し、これら個々の成分を分散媒全体に
わたって分散させる順向を示す。分散の最終結果は固形
の金属含有粒子おのおのが分散媒中に個別的に分散され
るときに達成される。従って、分散糸は単位粒子サイズ
について特徴付けられ、単位粒子サイズは独立して存在
することができる系に存在する固形の金属含有粒子の平
均サイズを示すことは当業者には明らかである。分散系
中の金属含有固体粒子の平均粒子サイズは、存在してい
る系に、あるいは粒子がその場で形成されていくにつれ
て分散系が形成する間、せん断作用を加えることによっ
て単位粒子サイズ値に近づけることができる。最大の粒
子分散が有用な分散糸を有して存在する必要はない。過
塩基化物質および変換剤の均質化を伴なう攪拌によシ、
十分な粒子分散が生成する。
46一 基本的に、固形の金属含有粒子は無機酸および低分子量
の有機酸、その水和物あるいはこれらの混合物の金属塩
の形をなしている。これらの塩は、通常、アルカリ金属
およびアルカリ土類金属のギ酸塩、酢酸塩、炭酸塩、炭
酸水素塩、硫化水素塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素基、ハロ
ダン化物、特に塩化物である。いいかえると、金属含有
粒子は、普通、金属塩粒子であシ、単位粒子は個々の塩
粒子であシ、そして単位粒子サイズは、例えは、通常の
X線回折技術によって容易に確認される塩粒子の平均粒
子サイズである。このタイプの粒子を有するコロイド分
散系は巨大分子コロイド系と称せられることもある。
この発明のコロイド分散系の組成のため、金属含鳴粒子
もまたミセルコロイド粒子中の成分′として存在する。
固形の金属含有粒子および分散媒に加えて、この発明の
コロイド分散系は、分散媒に可溶であシかつその分子中
に疎水性部分および少なくとも1つの極性置換基を含有
する必須の第三成分によって特徴付けられている。
この第三成分はそれ自身上記の金属塩の外表面に沿って
配向でき、極性基はこれら塩の表面に沿って位置し、疎
水性部分は塩から、ミセルコロイド粒子を形成する分散
媒中へ伸びている。
これらミセルコロイドは弱い分子間力、例えばファンデ
アワールス力などによって形成それる。
ミセルコロイドは上記のような集結体粒子の一タイプを
代表する。これらミセルコロイド粒子における分子配向
のため、この様な粒子は金属含有層(ずなわぢ、固形の
金属含鳴粒子、およびスルホン酸またはカルボン酸塩基
における金属外ど第三成分の極性置換基に存在するいず
れもの金属)と、第三成分の分子の疎水性部分によって
形成された疎水性層と、上記金属含有層および上記疎水
性層を橋渡しする極性層とを特徴としておシ、この極性
橋状化層は系の第三成分の極性置換基、例えば、第三成
分がアルカリ土類金属の石油スルホン酸塩である場合、
1 −8−〇−基、よシなる。
1 コロイド分散系の第二の必須成分は分散媒である。この
分散媒の種類は当該分散媒が主として固形粒子を分散さ
せる液体ビヒクルとして作用するときはこの発明の特に
重要な面ではない。
分散媒はこの発明の水系組成物から分散媒の一部または
実質的に全てを除去することを容易にすべく比較的低沸
点例えば沸点25°〜120℃を持つ成分を有していて
もよく、または該成分は静置または加熱したときに該組
成物から除去されないようによシ高い沸点を持っていて
もよい。これら液体の沸点の上限は特に重要な点ではな
い。
これら液体の代表例としては、鉱油炭素数5〜18のア
ルカン類およびハロアルカン類、炭素数的6までのポリ
ハロアルカン類およびパーハロアルカン類;炭素数5ま
たはそれ以上のシクロアルカン類;相応するアルキルお
よび(または)ハロ置換シクロアルカン類;アリール炭
化水素類;アルキルアリール炭化水素類;ハロアリール
炭化水系類;ジアルキルエーテル類、49− アルキルアリールエーテル類、シクロアルキルエーテル
類1、シクロアルキルアルキルエーテル類のようなエー
テル類;アルカノール類;アルキレングリコール類;ポ
リアルキレングリコール類;アルキレングリコール類お
よびポリアルキレングリコール類のアルキルエーテル類
;二垣基性アルカン酸ジエステル類;シリケートエステ
ル類、並びにこれらの混合物などが挙げられる。具体例
としては、石油エーテル、ストッダード溶剤、ペンタン
、ヘキサン、オクタン、イソオクタン、ウンデカン、テ
トラデカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、インプ
ロピルシクロヘキサン、1,4−ツメチルシクロヘキサ
ン、シクロオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、ハロベン
ゼン類特にクロロベンゼン自身オよび3,4−ジクロロ
トルエンなどのモノ−およヒ4ヒリクロロベンゼン、n
−プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、イソブチ
ルエーテル、n−アミルエーテル、メチル−n−アミル
ニー50− チル、シクロヘキシルエーテル、エトキシシクロヘキサ
ン、メトキシベンゼン、インゾロポキシヘンセン、p−
メトキシトルエン、メタノール、エタノール、フロノ千
ノール、イソプロノ千ノール、ヘキサノール、n−オク
チルアルコール、n−″fシルアルコール、エチレング
リコールおよびグロビレングリコールなどのアルキレ/
グリコール類、ジエチルケトン、ジエチルケトン、メチ
ルブチルケトン、アセトフェノン、1.2−ジフルオロ
テトラクロロエタン、ジクロロフルオロメタン、1,2
−ジブロモテトラフルオロエタン、トリクロロフルオロ
メタン、1−クロロペンタン、1.3−ジクロロへキサ
ン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトアミド、プ
ロピオンアミド、アゼライン酸ジイソオクチル、エチレ
ングリコール、ポリゾロピレンクリコール類、ヘキサ−
2−エチルフトキシジシロキサンなどが摩げられる。
また、分散媒として有用なものには、二量体、四量体、
五童体など、一般にオリゴマーとして分類される低分子
量液体重合体類がある。この広い部類の物質の代表例に
はノロピレン四量体、イソプチレンニ量体などのような
液体がある。
入手の容易性、コストおよび性能の観点から、アルキル
炭化水素類、シクロアルキル炭化水業類およびアリール
炭化水素類が好ましい部類の分散媒である。液体石油留
分も他の好ましい部類の分散媒である。これら好ましい
部類に入るものKは、ナフテンベース石油留分中に見ら
れる様なベンゼンおよびアルキル化ベンゼン類、シクロ
アルカンおよびアルキル化シクロアルカン類、シクロア
ルケン類およびアルキル化シクロアルケン類、廉びにノ
fラフインベース石油留分中に見られる様なアルカン類
がある。石油エーテル、ナフサ、鉱油、ストッダード溶
剤、トルエン、キシレンなど、およびそれらの混合物は
この発明のコロイド分散系における分散媒として作用す
ることができる好適な不活性有機液体の経済的源の例で
ある。鉱油はそれ自体分散媒として作用し得る。
この発明に用いられる分散系は、固形の金属含有粒子お
よび分散媒体のほか、さらに第三の必須成分を必要とす
る。この第三成分は分散媒に可溶でabかつその分子が
疎水性部分および少なくとも1つの極性置換基によって
特徴付けられる有機化合物である。既述のように、第三
A2分として好適な有機化合物Pi種々様々である。
これら化合物は分散系を製造するに当って用いられる方
法の結果として分散系の固有の成分である。この成分の
さらにその他の特徴はコロイド分散系を作るための方法
に関する以下の論議から明らかとなろう。
この発明の分散系の調製において出発原料として使用さ
れる好ましい部類の過塩基化物質(すなわち、成分(B
) (I) )はアルカリ土類金属過塩基化油溶性有機
酸であシ、好ましくは少なくとも12個の脂肪族炭素を
含有するものであるが、しかし酸分子がフェニル、ナフ
チルなどの芳香環を含むならば、脂肪族炭素数が8と少
な53− い有機酸でもよい。これら過塩基化物質を調製するのに
適した代表的な有機酸は上記引用特許に詳細に論じられ
、例示されている。特に、米国特許2,616,904
および2,777,874は多種の非常に適した有機酸
を開示している。経済性および性能の理由で、過塩基イ
ヒ油溶性カルがン酸およびスルホン酸が特に適している
。カルボン酸の例としては、パルミチン酸、ステアリン
版、ミリスチン酸、オレイン酸、リルイン酸、ベヘン酸
、ヘキサトリアコンタン酸、テトラシロピレン置換グル
タル酸、ポリイソブチン(分子量5000)置換コハク
酸、ポリプロピレン(分子量10,000)置換コハク
酸、オクタデシル置換アジピン酸、クロロステアリン酸
、ステアリル安息香酸、エイコサン置換ナフトエ酸、ジ
ラウリル−デカヒドロ−ナフタレンカルぜン酸、ジドデ
シル−テトラリンカルがン酸、ジオクチルシクロへキサ
ンカルボン酸、これら酸の混合物、これらのアルカリ金
属塩およびアルカリ土類金属塩、および/またはこれら
の無水物など=54− が挙げられる。油溶性スルホン酸のうち、モノ−、ジー
およびトリー脂肪族炭化水素置換アリールスルホン酸お
よび石油スルホン酸(ペトロスルホン酸)は特に好まし
い。好適なスルホン酸の代表例としては、マホガニイス
ルホン酸、ペトロラタムスルホン酸、モノエイコサン置
換ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸
、ジドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルベンゼンス
ルホン酸、セチルクロロベンゼンスルホン酸、ジラウリ
ルベーターナフタレンスルホン酸、分子量1500のポ
リイソブチンをクロロスルホン酸で処理することによっ
て得られたスルホン酸、ニトロナフタレンスルホン酸、
パラフィンワックススルホン酸、セチルシクロペンタン
スルホン酸、ラウリル−シクロヘキサンスルホン酸、ポ
リエチレン(分子1750)スルホン酸々どが挙げられ
る。明らかに、アリールスルホン酸上の脂肪族基の大き
さおよび数は当該酸を可溶性とするに充分なものである
普通、脂肪族基は脂肪族全炭素数が少なくとも12であ
るようなアルキル基および/″!、たはアルケニル基で
ある。
この好ましい過塩基化カルボン酸およびスルホン酸部類
の範囲では、バリウムおよびカルシウムで過塩基化され
たモノ−、ジー、およびトリーアルキル化ベンゼンおよ
びナフタレン(そレラのハロダン化物も宮む)、ペトロ
スルホン酸類および高級脂肪酸類が特に好ましい。合成
的に生成したアルキル化ベンゼンおよびナフタレンのス
ルホン酸類の代表例には炭素原子数が8〜約30のアル
キル置換基を含有するものがある。この様な酸としては
、ジ−イソドデシル−ベンゼンスルホン酸、ワックス置
換フェノールスルホン酸、ワックス置換ベンゼンスルホ
ン酸、ボリブデン置換スルホン酸、セチル−クロロベン
ゼンスルホン酸、ジ−セチルナフタレンスル* :z酸
、シー /7 ウ’)ルジフェニルエーテルスルホン酸
、ジイソノニルベンゼンスルホン酸、ジ−イソオクタデ
シルベンゼンスルホン酸、ステアリルナフタレンスルホ
ン酸などが挙げられる。石油スルホン酸は、上記の特許
に説明されているように1過塩基化技術の出現以来、過
塩基化生成物の調製に出発原料として使用されてきた周
知であると認められる部類の物質である。
石油スルホン酸は精製または半精製石油類を濃硫酸また
は発煙硫酸で処理することによって得られる。これら酸
はスラッジを沈降除去後オイル中に残留する。これら石
油スルホン酸は、これらの調製原料である石油オイルの
性質によって決まるが、油溶性アルカンスルホン酸類;
シクロアルキルスルホン酸類およびシフ四アルケンスル
ホン酸類などのアルキル置換環式脂肪族スルホン酸類、
および単一および縮合芳香族核を含むアルキル、アルカ
リールまたはアラル゛キル置換炭化水素芳香族スルホン
酸類並びにその部分ハロダン化物である。この様な石油
スルホン酸の例には、マホガニスルホン酸、ホワイトオ
イルスルホン酸、ペトロラタムスルホン酸、石油ナフチ
スルホン酸などがある。この特に好ましい部類の脂肪族
脂肪酸には、炭素原子数57− 12〜約30の飽和および不飽和高級脂肪酸類がある。
これら脂肪酸の代表例としては、ラウリン酸、パルミチ
ン酸、オレイン岐、リルティック(1inoletic
 ) fli、、リノL’7rlll、オレオステアリ
ン酸、ステアリンν、ミリスチン酸、ウンデカリン酸、
α−クロロステアリン酸、およびα−二トロラウリン酸
などが挙げられる。
好ましいスルホン酸およびカルボン酸類の代表例によっ
て示されるように、これら酸はハロ、ニトロ、アルコキ
シ、ヒドロキシなどの非炭化水素置換基を含有してもよ
い。
分散系を調製するのに使用される過塩基化物質は少なく
とも約3.5、好ましくは少なくとも約4.5の金属比
を有することが望ましい。特に好適な部類の好ましいス
ルホン岐過塩基化物質は少なくとも約7.0の金属比を
有する。75の金属比を持つ過塩基化物質も製造されて
はいるが、遡常、最大金属比は約30を越えない、そし
てほとんとの場合、約20よシ大きくない。
この発明の水系組成物および(または)この58− 発明の水系組成物に利用されるコロイド分散系の調製に
使用される過塩基化物質は約10〜約70重量饅の金属
含有成分を含治している。以下に述べるように、これら
金属含有成分の正確な性質は知られていない。金属系塩
基、酸性物質および過塩基化される有機物質が過塩基化
物質の金属含有成分である金属錯体を形成するという理
論が立てられる。他方、金属系塩基および酸性物質は不
活性有機反応媒体および上記の過塩基化された物質に溶
解する非晶質金属化合物を形成することもlた仮定され
ている。過塩基化される物質はそれ自身金属含有化合物
、例えば、カルボン酸またはスルホン酸の金属塩であっ
てもよい。この様な場合、過塩基化物質の金属含有成分
は非晶質化合物および酸塩の両方である。過塩基化物質
の残部は王として不活性有機反応媒体と過塩基化化放物
から除去されない促進剤とよ)なる。この逼用の目的で
、過塩基化を受ける有機物質は金属含有成分の一部と考
えられる。通常、敵状反応媒体は過塩基化物質を調製す
るのに利用された反応混合物の少なくとも約301量%
を構成する。
上述のように、この発明の水系組成物に使用されるコロ
イド分散系は、「変換剤」および上記の過塩基化出発原
料を均質化することによって調製される。均質化は二成
分を好ましくは還流温度または還流温度よシわずかに低
い温度で激しく攪拌することによって達成される。還流
温度は通常変換剤の沸点によ)決まる。しかし麿から、
均質化は約り5℃〜約200℃あるいはこれよ〃わずか
に高い温度の範囲内で達成されてもよい。普通、150
℃を越える場合1、真の利点はない。
過塩基化物質の変換を達成するのに必要な変換剤の濃度
は通常、不活性有機溶媒およびこの溶媒中に存在するい
ずれもの促進剤の重量を除いた過塩基化物質の重量に対
して約1チ〜約80%の範囲内である。好ましくは、少
なくとも約10重量%通常約60重量係以下の変換剤が
使用される。60%を越える#夏は追加の利点を与えな
いようである。
この明細書で使用される用語「変換剤」はニュートン糸
均質、単−相遇塩基化物質を非ニー−トンコロイド分散
系に変換できる性質を有する部類の種々の物質を示すも
のである。変換を達成する機構は完全にはわかっていな
い。しかしながら、二酸化炭素を除いて、これら変換剤
はすべて活性水素を有している。変換剤としては、低級
脂肪族カルボン酸類、水、脂肪族アルコール類、環式脂
肪族アルコール類、了り−ル脂肪族アルコール類、フェ
ノール類、ケトン類、アルデヒド類、アミン類、ボロン
酸類、リン含有酸類、および二酸化炭素がある。これら
変換剤の2種またはそれ以上の混合物もまた有用である
。特に有用な変換剤については以下に論じる。
上記低級脂肪族カルボン酸は分子中に約8以下の炭素原
子数を有するものでおる。この部類の酸の例としては、
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、イン吉草酸
、イソ酪酸、カプリロ1− ル酸、ヘプタン酸、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリク
ロロ酢酸などがある。ギ酸、酢酸およびプロピオン酸が
好ましく、酢酸は特に好適である。これら酸の無水物も
また有用であることはわかるであろう。また、この明m
書および特許請求の範囲の目的のため、「酸」という語
は酸自体および酸の無水物の両方を含むものである。
有用なアルコール類には、脂肪族、環式脂肪族、および
アリール脂肪族の一価または多価アルコール類がある。
炭素数約12以下のアルコールは特に有用であ夛、炭素
原子数約8以下のアルカノールである低級アルカノール
類は工程の経済性および有効性の理由で好ましい。例を
挙げると、メタノール、エタノール、インブタノール、
  n−7’ロバノール、インブタノール、第三ブタノ
ール、イソオクタツール、ドデカノール、n−ペンタノ
ールなどのアルカノール;シクロペンタノール、シクロ
ヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール、2−シ
クロヘキシルエタノール、シクロペンチルメタノールな
62− トノシクロアルキルアルコール類:ベンゾルアルコール
、2−フェニルエタノール、オヨヒシンナミルアルコー
ルなどのンエニル脂肪族アルカノール;エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、ト
リメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1.4−アミンジオール、】、
4−シクロヘキサンジオール、グリセロールおよびペン
タエリトリットなどの炭素原子数的6iでのアルキレン
グリコールおよびそれらのモノメチルエーテルなどのモ
ノ低級アルキルエーテルなどがある。
水とアルコール類の1種又はそれ以上との混合物の使用
は過塩基化物質をコロイド分散系へ変換するのには特に
効果的である。この様な組合せは工程に必要な時間の長
さをしばしば短縮する。水−アルコールのどのような組
合せも効果的であるが、非常に効果的な組合せはアルコ
ール対水の重量比が約0.05:1〜約24:1である
1種またはそれ以上のアルコールと水との混合物である
。好ましくは、少なくとも1種の低級アルカノールがこ
れら水−アルカノール混合物のアルコール成分中に存在
する。アルコール部分が1種またはそれ以上のアルカノ
ールである水−アルカノール混合物は特に好適である。
変換剤として使用するに適したフェノール類にハ、フェ
ノール;ナフトール;0−クレソール;p−クレゾール
;カテコール;クレゾール(!:、p −tert−ブ
チルフェノールと他の低級アルキル置換フェノール類と
の混合物、m−ポリイソブチン(分子量350)置換フ
ェノールなどがある。
他の有用な変換剤には、低級脂肪族アルデヒド類および
ケトン類、特にアセドアルアヒト類、プロピオンアルデ
ヒド類、ブチルアルデヒド類、アセトン、メチルエチル
ケトン、ジエチルケトンなどの低級アルキルアルデヒド
および低級アルキルケトン類などがある。種々の脂肪族
、環式脂肪族、芳香族お工び複素環式アミン類もまた、
もしこれらが少なくとも1個の活性水素の付いた少なく
とも1個のアミノ基を含有するならば有用である。これ
らアミン類の代辰例としては、モノ−およびジ−アルキ
ルアミン類、特に、メチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ドデシルアミン、メチルエチルアミン、ジ
エチルアミンなどのモノ−およびジー低級アルキルアミ
ン類;シクロヘキシルアミン、シクロペンチルアミン、
および3−メチルシクロヘキシルアミンなど低級アルキ
ル置換シクロアルキルアミン類などのシクロアルキルア
ミン類;1.4−シクロヘキシレンジアミン;7ニリン
、モノ−、ジーおよびトリー低級アルキル置換フェニル
アミン類、ナフチルアミン類、1,4−7二二レンジア
ミン類などのアリールアミン類;エタノールアミンおよ
びソエタノールアミンなどの低級アルカノールアミン類
;エチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、プロピ
レンジアミン類、オクタメチレンツアミン類などのアル
キレンツアミン類;並びにピペラジン、4−65− アミノエチルピペラジン、2−オクタデシル−イミダシ
リン、およびオキサゾリジンなどの複素項式アミン類な
どが挙げられる。ポロン酸類もまた有用な変換剤であシ
、これらには、ホウ素酸類(例えば、アルキル−B (
OH)、またはアリ−ルー B(OH)2 )、ホウ酸
(すなわち、H,BO3)、四ホウ酸、メタホウ酸、お
よびこの様なポロン酸類のエステル類がある。
リン含有酸も有用な変換剤であり、これらには、種々の
アルキルおよびアリールホスフィン酸類、ホスフィノ酸
類、ホスホン酸類、およびホスホノ酸類などがある。低
級アルカノール類またはポリイソブチン類などの不飽和
炭化水素類とリン酸化物類およびリン硫化物類(例えば
P2O3およびP2S5)との反応によって得られたリ
ン含有酸類は特に有用である。
二酸化炭素も変換剤として使用可能である。
しかしながら、この変換剤を上記の変換剤の1i−tた
はそれ以上との組合せで使用することが好ましい。例え
は、水と二酸化炭素の組合せは66− 過塩基化物質をコロイド分散系に変換させる変換剤とし
て特に効果的である。
先に述べたように、過塩基化物質(すなわち、成分(B
) (I) )は単−和物質系である。しかしながら、
過塩基化物質の調製における反応条件および反応体の選
択によっては、生成物中には不溶性汚染物が存在するこ
とがある。これら汚染物は、通常、酸化カルシウム、酸
化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、また
は過塩基化物質を調製するにあたシ反応体として使用さ
れる他の金属系塩基物質などの未反応塩基性物質である
。この様な汚染物が過塩基化物質を変換剤で均質什する
に先だって除去されるならば、より均一なコロイド分散
系が生じることがわかった。従って、過塩基化物質をコ
ロイド分散系に変換するに先だって、過塩基化物質中の
どの不溶性汚染物でもこれを除去することが好ましい。
この様な汚染物の除去はろ過、遠心分離などの通常の技
術によって容易に達成される。
しかしながら、これら汚染物を除去することに今述べた
理由から望丑しいけれど、この発明の絶対に必須な面で
はなく、不溶性汚染物を含む過塩基化物質をコロイド分
散糸に変換しても有用な生成物が得られる。
変換剤またはその部分はコロイド分散系中に保持されて
いてもよい。しかし、変換剤はこれら分散系の必須な成
分ではなく、出来るたけわずかの変換剤が分散糸に保持
されることが通常望ましい。これら変換剤は過塩基化物
質とろる種の化学結合によって永久に結合するようには
反応しないので、変換剤の大部分、一般に変換剤のほと
んど全部を除去することは通常簡単な事である。変換剤
のうち、それらを分散系から容易に除去可能にする物理
的性fx、を有するものがある。すなわち、遊離二酸化
炭素のほとんどは均質什工程中またはその終了後放置す
ることによって分散系から次第に出てゆく。液状変換剤
は一般に分散系の残シの成分よシ揮発性であるので、通
常の脱蔵技術、例えは、加熱、減圧加熱などによシ容易
に除去可能である。このため、分散系の他の成分よシ低
い沸点を有する変換剤を選択することは望ましい。これ
は、低級アルカノール類、それらの混合物および低級ア
ルカノール/水混合物が好ましい変換剤であるという今
一つの理由である。
再び繰シ返ずと、変換剤すべてが分散系から除去される
ことは必須ではない。実は、この発明の水系組成物に用
いられる有用な分散系は変換剤を除去しないでも得られ
る。しかしながら、均一な結果を達成する観点から、変
換剤を特にそれが揮発性である場合除去することは一般
に望ましい。いくつかの場合、液状変換剤はコロイド分
散系とこの発明の水系組成物との混合を容易にする。こ
のような場合、変換剤をそれを水系組成物と混合するま
で分散系中に残しておくことが有利である。その後、変
換剤を、所望によシ、通常の脱蔵技術によって当該組成
物から除去できる。
この発明に用いられるコロイド分散系全もっとよく説明
するために、以下にその好丑しい糸69− の装造方法を記載する。
既述のように、過塩基化物質を製造するための必須の物
質は(1)過塩基化されるべき有機物質、(2)該有機
物質に対する不活性非極性有機溶媒、(3)金属系塩基
、(4)促進剤、および(5)酸性物質である。この例
では、これら物5Lは(1)石油スルホン酸カルシウム
、(2)鉱油、(3)水m化カルシウム、(4)メタノ
ール、インブタノールおよびn−ペンタノールよシなる
混合物、および(5)二酸化炭素である。
鉱油に溶解した笠属比2.5のスルホン酸カルシウム1
305グラム、メタノール220グラム、インブタノー
ル72グラム、およびn−ペンタノール38グラムよシ
なる混合物を35℃に熱し、次の操作ザイクルに4回供
した。すなわち、90%水酸化カルシウム143グラム
との混合およびこの混合物の塩基1曲32〜39となる
までの二酸化炭素による処理でるる。得られた生成物を
9時間で155℃に熱してアルコールを除去し、同温度
でろ過した。ろ液は金橋此122−70= のカルシウム過塩基化石油スルホン酸塩であった。
上記過塩基化物質150部、メタノール15部、n−ペ
ンタノール10.5部および水45部よシなる混合物を
還流条件下71〜74℃で13時間熱した。この混合物
はダルとなった。
ついでこれを6時間かけて144℃に熱し、100Tで
200 OSUSの粘度を有する鉱油126部で希釈し
、得られた混合物を攪拌しながら144℃でさらに4.
5時間熱した。この増稠生成物がこの発明で用いられる
コロイド分散系である。
成分(B) (II)の分散系は次の三つの必須成分に
よって特徴づけられる。すなわち、(1)その場で生成
した固形の金属含有粒子、(2)分散媒として作用する
不活性非極性有機液体、および(3)該分散媒に可溶で
あシその分子が疎水性部分と少なくとも1つの極性置換
基を持つ有機化合物である。
先に記載したコロイド分散系にあっては、これら成分は
(1)固形粒子の形態にある炭酸カルシウム\(2)鉱
油1および(3)石油スルホン酸カルシウムである。
上に述べた例から明らかなように、過塩基化きれたvI
J質の溶媒はコロイド分散媒もしくはその成分となる。
もちろん、庖塩丞化物賀の生成前に他の不活性液体の混
8?!7を鉱油の代りに用いたシ鉱油とともに用いるこ
とかできる。
また、容易にわかるように、その場で生成しfclん形
の金属含有粒子は、過塩基化物質の9製に用いられる金
属系塩基と酸性物質との反応生成物と同じ化学組成を持
つ。すなわち、その場で生成した金属含有粒子の実際の
化学的本性は用いた金属系塩基とそれと反応した成性!
V/!;質との双方に依存する。例えば、過塩基化物質
の製造に用いた今風系塩基が欧化バリウムでsb、収性
物買かギ酸とd「酸との混合物であるなら、その砺で生
成した戴へ百有親子(り【ギ敵バリウムト酢版バリウム
である。
もっとも、変換工程Vこおいてでの砺で生成した粒子の
物理的特性は、変換に供芒れる均貝単−相過塩基化物質
中に存在するいずれの粒子のそれとは全く異なる。特に
粒子サイズおよび構造のような物理的特性は全く違う。
コロイド分散系(成分(B) Ql) )の固形金属含
有粒子は、X線回折によって検出し得るに充分な大きさ
である。
変換前の過塩基化物質(成分(B) (1) )はこれ
ら検出し得る粒子の存在によっては特徴づけられない。
過塩基化有機物質とそれから作られたコロイド分散系に
ついてX線回折および電子顕微鏡による研究がなされた
。これら研究によって、分散系には固形の金属含有塩が
存在することが確立されている。例えば、前記例で製造
された分散系中には炭酸カルシウムが粒子サイズ約40
〜50A(単位粒子サイズ)、面間距離(dA)3.0
35の固形炭酸カルシウムとして存在している。しかし
、過塩基什物質についてのX線回折による研究では、こ
の種の炭酸カルシウムは存在しないことがわかった。実
は、存在する炭酸カルシウムは非晶質であシ溶液として
存在して73− いるようである。変換工程に伴なう変化を説明するため
のどのような理論にも拘束されたくはないが、変換は粒
子の生成と成長を可能にするようである。すなわち、過
塩基化物質中に存在する非晶質金属含有の見掛上溶解し
た塩または錯体は固形の金属含有粒子を形成し、これは
粒子成長工程によってコロイド粒子となる。すなわち、
上記例において、俗解した非晶質炭酸カルシウム塩もし
くは錯体は固形の粒子に変換されついでこれが「成長」
する。この例において、固形粒子は40〜50Aの大き
さに成長した。
多くの場合、これら粒子は微結晶である。その場での粒
子生成についての仮定された機構の正確さにかかわらず
、分散系中に広く存在するタイプの粒子は過塩基化物質
中には全く存在しなこれらその場で生成した固形の金属
含有粒子が出現するにつれ、それらは分散系の他の成分
全体にわたって本来的に均一に分布した事前湿74− 潤事前分散固形粒子として1すまずそう彦る。
これら事前湿潤分散粒子を含有する液状分散媒は種々の
水系組成物に容易に導入でき、当該水系組成物全体にわ
たる粒子の均一分布を容易にする。このその場で生成し
た固形の金属含有粒子の事前湿潤事前分散特性は分散系
の重要な特徴である。
以前に記載した例において、分散系の第三成分(すなわ
ち、分散媒体K I=lj溶であシ、かつ疎水性部分お
よび極性置換基を有する分子を有することを特徴とする
有機化合物)は次式の石油スルホン酸カルシウムである
0 111 0 (式中、R4は石油スルホン酸の残基である)この場合
、分子の疎水性部分は石油スルホン酸の炭化水系部分、
すなわち、−R,である。極性置換基は金属塩部分すな
わち 0          0 111 −8−0−Ca−0−8− 111 00 である。
有機化合物の疎水性部分は脂肪族炭素原子数が少なくと
も約12の炭化水素基または実質的な炭化水素基である
。通常、炭化水素部分は脂肪族または環式脂肪族炭化水
素基であるが、しかし脂肪族捷たは環式脂肪族置換芳香
族炭化水素基も−また好適である。すなわち、有機化合
物の疎水性部分は極性置換基を除いた過塩基化された有
機物質の残基である。例えば、過塩基化されるべき物質
がカルボン酸、スルホン酸またはリン含有酸である場合
、疎水性部分は酸基の除去によって生じることになる。
同様に、過塩基化されるべき物質がフェノール、ニトロ
置換ポリオレフィンまたはアミンである場合、有機化合
物の疎水性部分は水酸基、ニトロ基またはアミン基をそ
れぞれ除去して生じる基である。
有機化合物を過塩基化工程で使用される溶媒に可溶にし
かつ後に分散媒体に可溶にするのは分子の疎水性部分で
ある。
明らかに、これら有機化合物の極性部分は上述の酸塩部
分などの極性置換基である。過塩基化されるべき物質が
、例えば、カルボキシ、スルフィノ、ヒドロキシスルホ
ニル、オヨヒリン含有酸基のような酸基、または水酸基
のように過塩基化に使用される塩基性金属化合物と反応
する極性置換基を含有する場合、第三成分の極性置換基
は当該反応によって形成される極性基である。かくの如
く、極性置換基は相応する酸金属塩基または水酸基金鴇
銹導体、例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
のスルホネート、カルがキシレート、スルフィネート、
アルコレート、またはフェネートである。
一方、過塩基化されるべき物質のいくつかは、普通、金
属系塩基と反応しない極性置換基を含有している。これ
ら置換基には、ニトロ、アミノ、ケトカルボキシ、カル
ポアルコキシナトカある。このタイプの過塩基化された
物質から得77− た分散系において、第三成分の極性置換基はもともと過
塩基化されていた物質の本性と変らない。
分散糸の第三成分のイ里類は過塩基化物質を調装するの
に使用された出発原料(すなわち、過塩基化されるべき
物質および金槁糸塩基化合物)の種類によって決まる。
これら出発原料のね類が一旦わかると、コロイド分散系
の第三成分のもとの基が自動的に明らかにされる。かく
して、もとの物質の種類から、分散系中の第三成分の疎
水性部分の本性は極性置換基が結合した物質のその極性
置換基を除いた残基であると容易に明らかにされる。第
三成分の極性置換基の種類は化学の問題として明らかに
される。過塩基化されるべき物質の極性基が金属系塩基
との反応を受ける場合、例えば酸基、水酸基なとである
場合、最終生成物中の極性置換基はもとの置換基と金属
系塩基との反応生成物に相癌する。他方、過塩基化され
るべき物質の極性置換基が金属系塩基と反応しないもの
である場合、第三成78− 分の極性置換基はもとの置換基と同じである。
先に述べたように、この第三成分はこれ自体金属含有粒
子のまわ)に配向してミセルコロイド粒子を形成できる
。従って、この第三成分は分散媒に溶解した個々の液体
成分として分散系に存在できるか、あるいはミセルコロ
イド粒子の成分として金属含有粒子と会合することがで
きる。
以下に記す実施例1〜84は種々の過塩基化物質(成分
(B) (1) )およびコロイド分散系(成分の)ω
))の製造例を示している。特に別設の指示がない限シ
「部」および「%」はそれぞれ「重量部」および「重量
チ」である。一度が反応混合物の沸点を越える場合、揮
発成分を除去するために反応混合物を熱しているのでな
い限シ、還流条件を用いた。
実施例1〜43はこの発明の水系組成物に使用するため
または成分の)ω)である非ニー−トンコロイド分散糸
を作るために用いられるタイプの代表的な成分(B) 
(1)であるニー−トン過塩基化物質の製造を示してい
る。以下の実施例で「ナフサ」という語が用いられてい
る場合、それは約90ないし約150℃の範囲の沸点を
持ち、普通ワニス・メーカーズ争ナフサあるいはペイン
ターズ・ナフサと表示される石油留分のことである。
実施例1 石油スルホン酸バリウム(スルフェート灰ゲ7.6%)
の鉱油溶液3245グラム(12,5描量)、オクチル
フェノール32.5部、水197部の混合物に酸化バリ
ウム73部を57〜84℃で30分間で加えた。これを
100℃で1時間熱して実質的に全ての水を除去し、1
33〜170℃で二酸化炭素75部を3時間次き込んだ
。この炭11ffl(上中間生成物1000グラム、オ
クチルフェノール121.8部および水酸化バリウム2
34Sよシなる混合物′fr:100℃で熱し、ついで
150℃で1時間熱した。次に、この混合物に150℃
で二酸化炭素を毎時3立方フイートの割合で1時間吹き
込んだ。この炭絃化住放物をろ過した。ろ液はスルフェ
ート灰分が39. s q6であシ、金属比が9.3で
あった。
実施例2 鉱油8045グラム中における石油スルホン酸バリウム
3245グラム(12,5当量)、ヘプチルフェノール
1460グラム(7,5当量)およびzk 2100グ
ラムの混合物に180℃で酸化バリウム7400グラム
(96,5M量)を加えた。酸化バリウムの添加によっ
て温度は143℃址で上昇し、全ての水が留去されるま
でこの温度を維持した。ついで、この混合物にこれが実
質的に中性となるまで二酸化炭素を吠き込んだ。この生
成物を鉱油5695グラムで希釈し、ろ過した。ろ液は
硫酸バリウム灰分が30.5 %で金属比:Af8.1
であった。ベンゼン、トルエン、ヘプタン等の他の不活
性液体を鉱油の全てまたは一部と置き代えることができ
た。
実施例3 40%石油スルホン酸バリウム1285グラムと (1,0当:t)gメタ/、−ル500d (12,5
当81− 量)との混合物を55〜60℃で攪拌し、その間酸化バ
リウム301グラム(33g当量)ヲ一部づつ1時間か
けて加えた。この混合物を45〜55℃でさらに2時間
攪拌し、ついで55〜65℃において二酸化炭素で2時
間処理した。
得られた混合物を150℃に熱してメタノール百二除去
した。残分倭ケイ質ろ過助材を通じてろ過した。ろ液は
透明で褐色であシその分析結果は次のとおりであった。
スルフェート灰分332チ、弱酸性、金属比4.7゜ 実施例4 ノニルアルコール57グラム(0,4a H)と酸化バ
リウム3.01グラム(31g当量)との混合物を攪拌
し150〜175℃で1時間熱し、ついで80℃に冷却
したところでメタノール400グラム(12,5当童)
を加えた。得られた混合物を70〜75℃で30分間攪
拌し、ついで40%石油スルホン敞バリウム1285グ
ラム(l、0当賃)で処理した。この混合物を還流温度
で1時間攪拌し、ついで60〜70℃において二酸化炭
素で2時間処理した。この混合物を18mmFIgの圧
力下で160℃に熱した後ろ過した。ろ過は以下の分析
表、釆を持つ透明褐色油状物質であった。スルフェート
灰分32,5%、中和価01金属比4,7゜ 実施例5 (、)  マホガニースルホン酸バリウムの40%溶液
(1,0当量)の鉱油溶液1145グラムとメチルアル
コール100グラムと混合物に55℃で酸化バリウム2
20グラムを加え、その間この混合物に毎時2〜3立方
フイートの割合で二酸化炭素を吹き込んだ。この混合物
にメチルアルコール78グラムを加え、ついで酸化バリ
ウム460グラムを加え、その間混合物に二酸化炭素を
吠き込んだ。この炭酸化生成物を1時間で150℃に熱
し、ろ過した。ろ液は硫酸バリウム灰分が53.8%で
金属比が8.9であった。
(b)  マホガニースルホン触バリウム1描量につき
全部で16当量の酸化バリウムを用いた以外は上記(a
)の工程に従い炭酸化塩基住金属堰を得た。この生成物
の金属比は13.4であった。
実施例6 鉱油520部、石油スルホン酸ナトリウム(分子量48
0)480部および水84部よ)なる混合物を100℃
で4時間熱した。ついで、この混合物を塩化カルシウム
の76係水溶液86F!iBおよび石灰(純度90%)
72部とともに100℃で2時間熱し、水含有率0.5
%以下まで脱水し、メチルアルコール130部と混合し
、ついで、これに実質的に中性と々るまで50℃で二酸
化炭素を吹き込んだ。この混合物を150℃に熱しでメ
チルアルコールと水を除去し、得られた塩基性スルホン
酸カルシウムの油溶液をろ過した。ろ液は硫酸カルシウ
ム灰分が1696で金属比が2.5であった。
上記炭酸化スルボン酸カルシウム1305グラム、鉱油
930 クラム、メチルアルコール220グラム、イソ
ブチルアルコール72グラムおよび第一アミルアルコー
ル38グラムよシなる混合v/Jを35℃に黙し、次の
操作サイクルに4口供した。すなわち90%水酸化カル
シウム143グラムによる処理およびその混合物が塩基
価32〜39となるまでの二酸化炭素による処理である
。得られた生成物を9時間で155℃に熱してアルコー
ル類を除去し、同温度でケイ質ろ過助材葡通してろ過し
た。ろ液は硫酸カルシウム灰分が39.5%であシ、金
に比が12,2でめった。
実施例7 金属比2.5の弱塩基性スルホン酸カルシウムを同スル
ホン酸カルシウム(280部)とトール油酸(970部
、当量1量340)との混合物と置き代え、かつ用いた
水酸化カルシウムの総量を930部とした以外は実施例
6と同様にして塩基件金為垣を得た。得られた尚塩基性
金属板は48%の硫酸カルシウム灰分、7.7の金属比
および31%の油含有率を持っていた。
実施例8 金属比2.5の弱塩基性スルホン岐カルシウムをトール
油取(1250部、当輩重毎340)と85− 置き代え、かつ用いた水酸イヒカルシウムの総量を77
2部とした以上は実施例7と同様にして高塩基性金属塩
を得た。この生成物は5.2の金属比、41%の硫酸カ
ルシウム灰分および33矛の油含有率を持ってbた。
実施例9 マホガニースルホン酸ナトリウム(750部)の60%
油溶液の塩化カルシウム67部と水63都との溶液によ
る複分解によって中性マホガニースルホン酸カルシウム
を作った。この反応混合物はマホガニースルホン酸ナト
リウムをマホガニースルホン酸カルシウムに転化させる
ためにこれを90〜100℃で4時間熱した。ついで、
石灰54部を加え、全体を5時間かけて150℃に熱し
た。全体を40℃に冷却しfC後、メタノール98部を
加え、二酸化炭素152部を42〜43℃で20時間に
わたって導入した。この混合物を150℃に熱してアル
コールおよび水を除去した。残分を低粘嵐鉱油100部
で希釈した。これをろ過した所望スルホン酸カルシウム
過塩基化物質の油溶液の分析結果は86− 次のとおシであった。スルフェート灰分16.4%、中
和価0.6(酸性)、金属比2.500この生成物にバ
リウムもしくはカルシウムの酸化物もしくは水酸化物に
加え炭酸化をおこなうことによって金楓比を3.5ある
いはそれ以上に増加させることができた。
実施例1O トリデシルベンゼンがトムズ(ボトムズはモノ、)およ
びトリデシルベンゼンの混合物を構成する)のスルホン
酸カルシウムの57,5%油溶液880グラム(0,9
68モル)、メタノール149グラムおよび水酸化カル
シウム59グラム(1,58当量)よ)なる混合物を反
応器に仕込み、激しく攪拌した。これを40〜45℃に
熱し、毎時2立方フイートの割合で0.5時間二酸化炭
素を導入した。この炭酸化反応混合物を150℃に熱し
てアルコールおよび全ての水を除去し、残分をろ過精製
した。所望の過塩基化炭酸化スルホン酸カルシウムの6
1%油溶液である生成物の分析結果は次のとおシであっ
た。
灰分16.8%、中和価7.0(酸性)、および金属比
2.42゜アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化
物、水酸化物またはアルコキシドの存在下でさらに炭酸
化することによって金属比を3,5以上に容易に増加さ
せることができた。
87− 実施例11 水分1%のマホがニースルホン酸カルシウムの45%油
溶液2090グラム(2,0当量)、水酸化カルシウム
74グラム(2,0当量)およびエチレングリコール2
51グラムよシなる混合物を100℃で1時間熱した。
ついで、二酸炭素を40〜45℃で5.5時間吹き込ん
だ。この混合物を10.2 MIHgで185℃に熱し
てエチレングリコールと水を除去した。残分をろ過して
所望の過塩基化スルホン酸カルシウムを得た。
その分析結果は次の過多でめった。スルフェート灰分1
2.9%、中和価5.0(酸性)、金属比2.0゜この
金属比はカルシウムの酸化物または水酸化物の存在下に
炭酸化することによって所望によ93.5以上に増加す
ることができた。
実施例12 実施例9の過塩基化物質1595部(スルホン酸アニオ
ンを基進として1.54当量)、以下の方法によって製
造したカルシウムフェノキシト167部(0,1g当量
)、鉱油616部、89− 88− 91%水酸化カルシウム157部(3,86当量)、メ
タノール288部、インブタノール88部および混合異
性体第一アミルアルコール(ノルマルアミルアルコール
65%、イソアミルアルコール3%、および2−メチル
−1−ブチルアルコール32%を含有)56部よシなる
混合物を40℃で激しく攪拌し、40〜50℃で二酸化
炭素25部を2時間かけて加えた。その後、さらに、水
酸化カルシウム各1.5部づつを3回加え、各添加後、
前記のように二酸化炭素の導入をおこなった。4回目の
水酸化カルシウム添加および炭酸化の後、反応混合物を
43〜47℃でさらに1時間炭酸化して中和価を4.0
(塩基性)に減少させた。この実質的に中性の炭酸化反
応混合物を150℃に熱すると同時に璧素吹き込みによ
勺アルコールおよび反応水を除去した。残分をろ過した
。生成物すなわち所望の実質的に中性の炭酸化スルホン
酸カルシウム過塩基化物質の分析結果は次のとおりであ
った。スルフェート灰分41.11%、中和価0.9(
塩基90− 性)、金属比12.55゜ この実施例で用いたカルシウムフェノキシドは次のよう
に製造した。鉱油2250部、ヘプチルフェノール96
0部(5モル)および水50部を反応器に仕込み、25
℃で攪拌した。
この混合物を40℃に熱し、水酸化カルシウム7部と9
1%市販パラホルムアルデヒド231部(7モル)とを
1時間かけて加えた。これを80℃に熱し、水酸化カル
シウム200部(全部で207部、7モル)を80〜9
0℃で1時間かけて加えた。この混合物を150℃に熱
し、窒素を吹き込みながら同温度で12時間保持して水
の除去をおこなった。発泡が生じたときは重合化ジメチ
ルシリコール発泡抑制剤を加えて発泡を制御した。つい
で、反応混合物をろ過した。ろ過は、ヘプチルフェノー
ル−ホルムアルデヒド縮合生成物のカルシウムフェノキ
シドの33.6%油溶液であり、7.56%のスルフェ
ート灰分を含有していた。
実施例13 40%石油スルホン酸バリウム574グラム(o、sa
量)、フルフリルアルコール98グラム(1,0当量)
および鉱油762グラムよりなる混合物を攪拌しながら
100℃で1時間熱し、ついで一部ずつ15分間かけて
酸化バリウム230グラム(3,0当量)で処理した。
この処理中温度は120℃に上昇した(酸化バリウムと
アルコールとの反応は発熱反応であるため)。
ついで、この混合物を1時間で150〜160℃に熱し
、同温度で1.5時間二酸化炭素で処理した。この混合
物をl Q rmHgにおいて150℃に熱することに
よって濃縮し、ろ過して透明油溶性ろ液を得た。この分
析結果は次のとおりであった。スルフェート灰分21.
4%、中和価2,6(塩基性)、金属比6.1 実施例14 弱塩基性スルホン酸カルシウムが1.6の金属比ヲ持ち
、このスルホン酸カルシウムの量が10.50部であシ
、かつ石灰の総量が630部である以)は実施例6の方
法によって過塩基化物質を製造した。得られた金属塩は
硫酸カルシ環 ラム灰分が40%であシ、無材金属基と二価の架橋基と
の比が16であシ、また油含有率が35%であった。
実施例15 インブテニルコー・り酸無水物(平均塩素含有率が4.
3%で平均67個の炭素原子を有する塩素化ポリイソブ
チンとマレイン酸無水物との約200℃における反応に
よって製造)1614部(3当jl)、鉱油4313部
、ヘプチルフェノール345部(1,8当量)および水
200部よシなる混合物に80℃で水酸化リチウム−水
和物1038部(24,7当量)を0.75時間かけて
加えその間105℃に熱した。この混合物を1.5時間
かけて150℃に熱しながらインオクタツール75部を
加えた。得られた混合物を150〜170℃に維持し、
毎時4立方フイートの割合で二酸化炭素を3.5時間吹
き込んだ。
この反応混合物をろ過助材全通してろ過して得93− たろ液はスルフェート灰分が18.9%で金属比が8.
0の所望生成物であった。
実施例16 酸化カルシウムの代シに等量の水酸化ナトリウムを用い
た以外は実施例6の工程をおこなった。この生成物は相
応するす) IJウム過塩基化物質であった。
実施例17 オレイン酸244部(0,87当量)、第一イソオクタ
ノール180部および鉱油400部よシなる混合物を7
0℃に熱したところで酸化カドミウムを加えた。この混
合物を150〜160℃で3時間熱し、その量水を除去
した。分枝水トラツプによシ水を除去しながら水酸化バ
リウム−水和物324部(3,3g当量)を1時間かけ
て加えた。この混合物に、150〜160℃で該混合物
がフェノールフタレインに対して弱酸性となるまで二酸
化炭素を吹き込んだ。この炭酸化が完結したところで、
この混合物を351a Hgで150℃までストリッピ
ングしで残存す94− ろ水およびアルコールの実質的に全てを除去した。残分
はバリウムとカドミウムとを含有する所望の過塩基化生
成物であった。
実施例18 スルホン酸バリウムの代シに等当量のスルホン酸カルシ
ウムを用い、かつ酸化バリウムの代シに酸化カリウムを
用いた以外は実施例13の方法によって相応するカリウ
ム過塩基化物質を製造した。
実施例19 ポリイソブチレン(平均分子−kc 750 )をその
重量の47.5%の5oct2で220℃において4.
5時間処理することによってスルホキシドを製造した。
このスルホキシド787グラム(1,0当量)、ソイツ
ブチルフェノール124グラム(0,6邑量)、鉱油5
50グラムおよび水200グラムよシなる一混合物を7
0℃に加温し、酸化バリウム360グラム(4,0当量
)で処理した。
この混合物を還流温度で1時間熱し、この混合物が実質
的に中性となるまで150℃において二酸化炭素で処理
し、ろ過して透明油溶性液体を得た。この分析結果はス
ルフェート灰分22.8%、中和価5.8(塩基性)お
よび金属比5.8であった。
実施例20 オレイルアルコール268グラム、鉱油675グラム、
ソイツブチルフェノール124グラム(0,6当量)お
よび水146グラムよシなる混合物に70℃において酸
化バリウム308グラム(4,OW量)を加えた。この
混合物を還流温度で1時間熱し、ついでこれに二酸化炭
素を吹き込んで実質的に中性にした。得られた反応混合
物をろ過して、透明な褐色油溶性ろ過を得た。
これはスルフェート灰分29.8%、中和価2.6(塩
基性)および金属比6.0であった。
実施例21 疎油423グラム(1,0−St ) 、ヘプチルフェ
ノール124グラム(0,6当i)、鉱油500グラム
および水150グラムよシなる混合物に70℃において
酸化バリウム308グラム(4,0当量)を加えた。こ
の混合物を還流温度で1時間熱し、約150℃で熱して
乾燥し、ついでこの反応混合物が弱酸性となるまで同温
度において二酸化炭素で処理した。ろ過して、スルフェ
ート灰分が32.0%、中和価が0.5(塩基性)、金
属比が6,5の透明淡褐色非粘稠過塩基化液状物質を得
た。
実施例22 N−オクタデシルプロピレンジアミン1フ4グラム(1
,0当量)、ジイソブチルフェノール124グラム(0
,6轟量)、鉱油766グラム、水146グラムよシな
る混合物に酸化バリウム306グラム(4,0当量)を
加え、これを1時間還流させた。ついで、温度を150
℃に高めて水を除去し、その後同温度を保持しつつ二酸
化炭素を吹き込んだ。この反応混合物が実質的に中性と
なってから二酸化炭素の吹き込みを止め、この反応混合
物をろ過して、スルフェート灰分28.9%中和価2.
5(塩基性)、金属比5.8の透明油溶性液体を得た。
97− 実施例23 石油スルホン酸バリウムの30%溶液6000グラム(
スルフェート灰分7.6%)、ハラ第三ブチルフェノー
ル348グラムおよび水2911グラムよシなる混合物
を60℃に熱しながら酸化バリウム1100グラムを徐
々に加え、温度を94〜98℃に高めた。同温度を約1
時間保持してから7.5時間かけて徐々に150℃に高
め、この温度をさらに1時間保持して全ての水を実質的
に除去した。得られた過塩基化物質はスルフェート灰分
26.0%、金属比4.35の褐色液体であった。
ライで、この生成物をそれに327グラムのS02が結
合するまでso2で処理した。このS02処理生成物は
液状で中和価がOであり、褐色であった。
上記SO2処理過塩基物質1000グラムを水286グ
ラムと混合し、約60℃に熱した。ついで、酸化バリウ
ム107.5グラムをゆっくりと加え、温度を94〜9
8℃に1時間保った。
98− ついで、この混合物を1−1部6時間かけて150℃に
熱し、同温度に1時間保持した。得られた過塩基化物質
をろ過して精製した。ろ液はスルフェート灰分33.7
%、塩基価38.6、金属比6.3の褐色液状過塩基化
物質であった。
実施例24 (a)0〜30℃におけるイソブチレンの塩化アルミニ
ウム触媒重合によって分子量700〜800のポリイソ
ブチレンを製造し、とれを70〜75℃において70%
硝酸10%過剰(1,1モル)で4時間ニトロ化した。
この生成混合物を75 M)(gで75℃に熱して揮発
成分を除去した。とのニトロ化ポリイソブチレン151
グラム(0,1g当iLヘプチルフェノール113グラ
ム(0,6描量)、水155グラムおよび鉱油2057
グラムよシなる混合物に70℃において酸化バリウム6
12グラム(sM−fit)を加えた。この混合物を1
50℃で1時間熱し、この混合物が中性(フェノールフ
タレイン指示薬、ASTM D −974−53T (
25℃)、金属系反応体すなわち酸化バリウム・重炭酸
化の転化率)となるまで同温度おいて二酸化炭素で処理
した。
生成した混合物をろ過して得たろ過はスルフェート灰分
27.6%、%No、06および金属比9を持っていた
fb)  実施例24 (a)のニトロ化ポリイソブチ
レン611グラム(0,75モル)、ヘプチルフェノー
ル96グラム(0,045モル)、鉱油2104グラム
、水188グラムおよび酸化バリウム736グラムよシ
なる混合物を還流温度で1時間熱した。水を気化し、混
合物が塩基性でなくなるまで150℃において二酸化炭
素を通じた。
この炭酸化混合物をろ過して得だろ液はスルフェート灰
分26.3%、%N0.15、塩基価2.4、金属比6
.7であった。
実施例25 Ta)  分子量約3000のニトロ化ポリプロピレン
IPi、セチルフェノール21iL、鉱油、および水酸
化バリウム3当量よりなる混合物を還流温間で1時間熱
した。ついで、150℃に熱した後同温度で二酸化炭素
を吹き込んだ。この反応生成物をろ過した。ろ液は所望
の過塩基化物質であった。
(b)  溶媒精製、酸処理ペンシルバニア石油潤滑油
を54〜78℃において70%硝酸1.5モルで8時間
処理してニトロ化した。これを15mxHgで103℃
において2時間熱することによって揮発分を除去した後
、とのニトロ化生成物の787グラム(1,0当量)を
、ヘプチルフェノール2グラム(0,3当量)、鉱油4
95グラム、水90グラムおよび酸化バリウム378グ
ラム(5当量)で処理した。この混合物を還流温度下で
1時間熱し、ついで蒸留によシ水を除去した。温度を1
50℃に高めたところでこの混合物に二酸化炭素を吹き
込み中性とした。ろ過して得た透明なる液はスルフェー
ト灰分27.6%、NO,5%および金属比3.1であ
った。
101一 実施例26 (、)  鉱油1000部、水酸化バリウム2当量、1
−ニトロ−3−オクタデシル−シクロヘキサン1当量お
よび4.4′−メチレン−ビス(ヘゾチルフェノール)
1当量(05モル)よりなる混合物を、これがフェノー
ルフタレイン指示薬に対して実質的に中性となる寸で1
00〜150℃において4時間炭酸化した。この混合物
をろ過し、所望生成物をろ液として得た。
(b)  鉱油1000部、水酸化リチウム3当量、ニ
トロ化ポリイソブチン(65〜70℃において、平均分
子量1000のポリイソブチン500部と67係硝酸6
2.5部とを11時間混合することによって製造)1当
量およびパラブチルフェノール1当量を上記(、)の方
法に準じて炭酸化し、相応するリチウム過塩基化物質を
得た。
実施例27 分子量約2000のイソブチンとピペリレン(重量比9
8.2)との共重合体を実施例26 (b)に記載した
手法に準じてニトロ化した。この二(02− トロ化物1当量をα−ブチル−β−ナントール1当量お
よび水酸化バリウム7当量と混合し、この混合物を鉱油
で希釈して50係油混合物を作す、ついでこれがフェノ
ールフタレイン指示薬に対して実質的に中性となる丑で
120〜160℃で炭酸化した。この反応生成物をろ過
して所望過塩基化物質をろ液として得た。
実施例28 窒素含量44%のロジンアミン(実質的にデヒドロアビ
エチルアミンよりなる)630グラムとヒドロキシ含量
83%のへ70チルフエノール245グラム(1,2当
量)との混合物を90℃に熱し、ついで酸化・ぐリウム
230グラム(3尚量)と90〜140℃で混合した。
この混合物を140℃において窒素でパージした。この
混合物の600グラムを鉱油400グラムで希釈し、ろ
過した。ろ液に二酸化炭素を吹き込み、ベンゼンで希釈
し、加熱してベンゼンを除去し、キシレンと混合し、ろ
過した。所望生成物の20チキシレン溶液であるろ液は
硫酸バリウム灰分が25.1%、穿素含団が2係および
汐流塩基価が119であった(金属系組成物の塩基度は
当該組成物1グラムに相当するKOHのミリグというこ
とにする。
実施例29 次のようにしてアミン−アルデヒド縮合生成物を得た。
すなわち、N−オクタデシルプロピレン・シアミン13
92グラム(4モル)、鉱油300グラム、水200グ
ラムおよび水酸化カルシウム(縮合触媒)42グラムよ
りなる混合物に還流温度すなわち100〜105℃でホ
ルムアルデヒド420グラム(14モル) ヲ少tずつ
加えた。ホルムアルデヒドの添加速度は発泡を避けるよ
うなものであった。この混合物を還流温度で1時間熱し
、ゆっくりと155℃に熱し、150〜155℃で2時
間窒素を吹き込んで全ての揮発性成分を除去し、ろ過し
た。収率93チのる液は窒素含量2.4係のアミン−ア
ルデヒド縮合生成物の65.4係油溶液であった。
上記生成物1850グラム(窒素3.2当量)をヘプチ
ルフェノール1850グラム(0,97尚量)、鉱油1
485グラムおよび純度90係の酸化バリウム1060
グラム(126当量)と混合し、70℃に熱した。温度
を70〜100℃に保持しながら、1時間かけて水50
0グラムを加えた。混合物を110〜115℃で4.7
時間熱し、その後150℃寸で熱した。温度を140〜
150℃に保ちながら、反応混合物を炭酸化し、ろ過し
た。ろ液は、窒素含量が0.87チで硫酸バリウム灰分
が29.5 %の過塩基化アミン−アルデヒド縮合生成
物の57.8 %溶液であった。
実施例30 次のようにして部分アシル化ポリアミンを製造した。す
彦わち、トリエチレンテトラミンとジエチレントリアミ
ンとの重量比3:1のアルキレンアミン混合物565部
を、20〜80℃において、酸化180のナフテン酸1
270部105− とオレイン酸1110部との混合物に加えた。
用いた2つの酸の総量は用いたアミン混合物2当量につ
き1当量の割合に相当している。反応は発熱反応であっ
た。45時間で240℃に加熱しながらこの混合物に9
素を吹き込み、次いで同温度において2時間熱した。水
を留去して残分を得た。
この残分にエチレンオキシド140部分170〜180
℃で2時間かけて加え、その間窒素を吹き込んだ。窒素
の吹き込みをさらに15分間つづけた後、との反応混合
物をキンレン940部で希釈してキシレン25係を含む
溶液とした。
この溶液は窒素含量が54係で、PH4における塩基価
が82(これは遊離アミン基の存在を示している)であ
った。
上記キシレン溶液789グラム(窒素3当量)を2調H
gで150℃に熱してキシレンを留去した後、ヘゾチル
フェノール(ヒドロキシル含量8.3%)367グラム
(1,8当量)と混合した。
この混合物に、酸化バリウム345グラム10fr− (4,5当量)を少量ずつ90〜111℃で加えた。こ
の混合物を90〜120℃で2.5時間熱し、二酸化炭
素を1.75時間吹き込んだ。これをキシレン130グ
ラムで希釈した後150℃で3.5時間熱した。ついで
これをキシレン20価134であった。
実施例31 ヒドロキシ含量8.3%のへブチルフェノール408グ
ラムとキシレン264グラムとの混合物に酸化バリウム
383グラム(5当量)を85〜110℃で少量ずつ加
えた。これに水6グラムを加えた後、100〜130℃
で炭酸化し、ろ過した。ろ液を100℃に熱し、キシレ
価が137であった。
実施例32 硫酸カルシウム灰分468チの中性スルホン酸カルシウ
ム(66チ鉱油)5846部、ヘプチルフェノール46
4部(2,4当量)および水3.4部よシなる混合物を
80℃に熱したところで酸化バリウム1480部(19
,2当量)を0.6時間かけて加えた。反応は発熱反応
であシ、反応混合物の温度は100℃に達しだ。この混
合物を150℃に熱した後、同温度で炭酸化した。この
炭酸化中、塩化バリウム24部を加え、壕だ油を除去し
た。炭酸化は混合物の塩基価(対フェノールフタレイン
)が80となるまで続けた。この混合物にオクチルアル
コール164部とろ過動材とを加え、熱いうちにろ過し
た。
ろ液は、硫酸バリウム灰分26.42%、金属比↓ 46および兇流塩基価104の所望の過塩基化ブライト
ストックスルホン酸バリウムであった。
実施例33 上記の過塩基化スルホン酸バリウム・カルシウムの製造
方法に準じて、マホガニースルホン酸ナトリウム0.2
6当量、フェノール1当量および酸化ストロンチウムを
この反応混合物がほとんど中性となるまで炭酸化した。
得られた過塩基化物質をろ過した。ろ液は金属比46の
所望生成物であった。
実施例34 水酸化バリウム9.8当量、ヘプチルフェノール1当量
、および当該ポリイソブテニル部分が平均分子量100
0であるポリイソブテニル置換コハク酸0.81当量よ
りなる混合物を炭酸化することによってバリウム過塩基
化カルボン酸を製造した。
実施例35 分子−11oooのIリイソブテン1000部と五硫化
リン90部との混合物を室温で作り、5時間かけて26
0℃に熱し、同温度でさらに5時間保持した。ついで、
この反応混合物を106℃に冷却した後、同温度におい
て5時間スチームで処理して加水分解した。この加水分
解酸のリン含量は2.4チであり、硫黄含量は2.8%
であった。
別の容器において、鉱油2200部と酸化バ109− リウム1150部とを88℃で混合し、これに150℃
でスチームを3時間吹き込んだ。この混合物に、温度を
145〜150℃に保ちながら、上R己加水分解酸10
60部を3時間にわたって滴下し、ついでヘプチルフェ
ノール360部を1.5時間かけて加えた。得られた混
合物に毎時100部の割合で150〜157℃において
二酸化炭素を3時間吹き込んだ。この炭酸化生成物を鉱
油850部と混合し、これに150℃で窒素を吹き込む
ことによって乾燥し、ろ過した。ろ液を鉱油で希釈して
硫酸バリウム灰分が価 夜109、金属比72であった。
実施例36 (a)  オレイルアルコール268グラム(1,0当
量)、ヘプチルフェノール124グラム(06当量)、
鉱油988グラムおよび水160グラムよりなる混合物
に水酸化リチウム−水和物168グラム(4,0当量)
を加えた。この混110− 合物を還流温度で1時間熱した後、実質的に中性になる
まで150℃で炭酸化し、ろ過した。
ろ液は硫酸リチウム灰分12.7%の液体であった。
(b)  平均塩素含量が4.3係であシかつ平均で6
7個の炭素原子を有する塩素化ポリインブテンとマレイ
ン酸無水物との約200℃における反応によって製造し
たポリイソブテニルコハク酸無水物1614部、鉱油4
313部、ヘプチルフェノール345部(1,8当量)
および水200部よりなる80℃の混合物に、これを1
05℃に熱しながら0.75時間かけて水酸化リチウム
−水和物1038部(24,7当量)を加えた。この混
合物を1.5時間で150℃に熱しながら、インオクタ
ツール75部を加えた。
この混合物を150〜170℃に保持し、毎時4立方フ
イートの割合で二酸化炭素を35時間吹き込んだ。この
反応混合物を、ろ過助材を通してろ過した。ろ液はスル
フェート灰分189チで、金属比8の所望生成物であっ
た。
実施例37 実施例35と同様にしてチオリン含有酸を製造した。こ
の酸890グラム(0,8g当量)、鉱油2945グラ
ム、ヘプチルフェノール445グラム(232当量)お
よび水酸化リチウム−水和物874グラム(20,8当
量)よりなる混合物を、該酸と該ヘプチルフェノールと
の鉱油溶液に100〜110℃で該金属系塩基を1.5
時間かけて加えることによって作り、これを150℃で
2時間乾燥し、これに、弱酸性(対フェノールフタレイ
ン)になるまで毎時4立方フイートの割合で二酸化炭素
を150〜160℃で約3.5時間吹き込んだ。これを
ケイソウ土フィルターを通して2回ろ過した。ろ液は金
属比が63の所望のリチウム過塩基化チオリン含有酸で
あった。
実施例38 (8)石油スルホン酸ストロンチウム2442グラム(
2,8当量)、鉱油3117グラム、イソオクタツール
150グラムおよびメタノール910グラムよシなる混
合物を55℃に熱した後、55〜65℃で酸化ストロン
チウム615グラムを10分間で加えた。この混合物を
同温度でさらに、1時間熱した後、フェノールフタレイ
ンに対して弱酸性になるまで二酸化炭素を毎時4立方フ
イートの割合で約3時間吹き込んだ。
ついで、この混合物を160℃に熱し、同温度で約1時
間保持し、その間毎時5立方フィートの割合で窒素を吹
き込んだ後、ろ過した。ろ液は金属比3.8の所望の過
塩基化物質であった。
(b)  石油スルホン酸リチウム(スルフェート灰分
627チ)の50チ鉱油溶液3800部(4当量)、ヘ
プチルフェノール460部(2,4当量)、鉱油192
0部および水300部よりなる混合物に、70℃で、水
酸化リチウム−水和物1216部を0.25時間かけて
加えた。この混合物を110℃で1時間攪拌し、2.5
時間かけて150℃に熱し、反応混合物が実質的に中性
になるまで毎時4立方フイートの割合で二酸化炭素を約
3.5時間吹き込んだ。こ113− の混合物をろ過して得だろ液はスルフェート灰分25.
23%、金属比72の所望生成物であった。
実施例3$ 鉱油18%を含有するアルキル化ベンゼンスルホン酸鉱
油溶液1000グラム(酸1,44当量)とナフサ22
2グラムとの混合物を激しく攪拌しながら水90グラム
中の塩化カルシウム3グラムとミシシッピイ石灰(水酸
化力ルンウム)53グラムとを加えた。この混合物を9
7〜99℃に熱し、この温度に05時間保持した。
この混合物を攪拌しながらミシシッピイ石灰80グラム
を加え、3時間で150℃に熱しながら窒素ガスを吹き
込んで水を除去した。ついでこれを50℃に冷却し、メ
タノール170グラムを加えた。この混合物に、実質的
に中性になる1で毎時2立方フイートの割合で二酸化炭
素を吹き込んだ。二酸化炭素吹き込みを止め、加熱およ
び窒素吹き込みによって水とメタノールとを留去した。
加熱によって水とメタノール114− を除去している間に、温度は1.75時間で146℃に
上昇させた。この時点で、過塩基化物質の金属比は25
であり、透明暗褐色粘稠液体であった。これを50℃に
冷却した後その1256グラムをナフサ574グラム、
メタノール222グラム、ミシシッピイ石灰496グラ
ム、およびインブタノールとアミルアルコールとの等モ
ル量混合物111グラムと混合した。
この混合物を充分に攪拌した後、毎時2立方フイートの
割合で二酸化炭素を0.5時間吹き込んだ。この混合物
を攪拌しながらミシシッピイ石灰をさらに124グラム
加え、CO2の吹き込みを続けた。この炭酸化を続けな
がらミシシッピイ石灰各124グラムを2回加えた後、
さらに1時間二酸化炭素を吹き込んだ。その後、この混
合物を3.25時間かけて約146℃に熱しながら窒素
を吹き込んで水とメタノールとを除去した。ついで、こ
の混合物を室温まで冷却し、ろ過して金属比11,3の
所望の過塩基化物質1895グラムを得た。これは鉱油
6.8係、イソブタノール−アミルアルコール4.18
%およびナフサ30.1 %を含有していた。
実施例40 を 環流冷却器、ガス導入管および攪拌器を備えだ3リット
ルフラスコにナフサ406グラムとアミルアルコール2
14グラムとの混合物を仕込んだ。この混合物をすばや
く攪拌しながら、38℃に熱し、酸化バリウム27グラ
ムを加えた。ついで水27グラムをゆっくりと加えると
、温度は45℃に上昇した。攪拌を続けながらオレイン
酸73グラムを0.25時間かけてゆっくりと加えた。
この混合物を攪拌しながら95℃に熱した。加熱を続け
、酸化バリウム523グラムをゆっくりと加えた。温度
は約115℃に上昇し、この混合物を90℃に冷却した
ところで水67グラムをゆっくりと加えると温度は10
7℃に上昇した。この混合物に窒素を吹き込みながら、
33時間で107〜120℃に熱して水を除去した。つ
いで、温度を120〜125℃に保持しつつオレイン酸
427グラムを1.3時間かけて加えた。加熱を止め、
ナフサ236グラムを加えた。これに毎時2立方フイー
トの割合で二酸化炭素を1.5時間吹き込み、その間温
度を108〜117℃に保持した。この混合物を熱しな
がら窒素吹き込みによって水を除去した後、2回ろ過し
た。ろ液はスルフェート灰分34.42%、金属比31
3、アミルアルコール含z 10.7 %、ナフサ含有
32係であった。
実施例41 鉱油21.7 %およびナフサ36.14%を含むカル
シウム過塩基化石油スルホン酸1800グラム、ナフサ
426グラム、メタノール255グラムおよびイソブタ
ノールとアミルアルコールとの等モル量混合物127グ
ラムよシなる混合物を還流条件の下で45℃に熱し、こ
れにミシシッピイ石灰148グラムを加えた。ついで、
この反応混合物に毎時2立方フイートの割合で二酸化炭
素を吹き込んだ後さらにミシシッキイ石灰148グラム
を加えた。同じ割合で炭酸化117− をさらに1時間続けた。各147グラムのミシシッピイ
石灰を2回加えた。石灰の各添加の後炭酸化を約1時間
おこなった。ついで、この混合物を138℃に熱し、そ
の間窒素を吹き込んで水とメタノールを除去した。ろ過
後、金属比12.2で、鉱油含量12.5%、ナフサ含
量34.15%、アルコール混合物含量4.03%のバ
リウム過塩基化石油スルホン酸の溶液を得た。
実施例42 (a)  石油スルホン酸バリウムの代りに石油スルホ
ン酸鉛(1当量)を用い、酸化バリウムの代りに酸化鉛
(25当量)を用いた以外は実施例2と同様にして相応
する生成物を製造した。
(b)  実施例5(a)において酸化バリウムの代り
に水酸化ナトリウムを用いて相応する過塩基化スルホン
酸ナトリウムを実施例5(a)と同様にして製造した。
実施例43 石油スルホン酸ナトリウムの60%鉱油溶液(硫酸塩(
スルフェート)灰分約8.5 % )118− 1000部と、96チ塩化カルシウム71.3部の水8
4部溶液との混合物を100℃で0.25時間混合した
。ついで水和石灰67部を加え全体を100℃で0.2
5時間加熱し、ついで145℃に加熱し水分を除去した
。ついで残分を冷却し、水分量0.7チに調整した。次
に、メタノール130部を加え、45〜50℃で二酸化
炭素を、実質的に中和になるまで、吹き込んだ。これを
150℃に加熱し水分およびアルコール分を除去し、得
られた油溶液をろ過した。
得られた生成物は炭酸化スルホン酸カルシウム過塩基化
物質であシ、カルシウム4.78%を含み、金属比は2
.5であった。
上記炭酸化スルホン酸カルシウム過塩基化物質1000
部、鉱油316部、メタノール176部、イソブチルア
ルコール58部、第1アミルアルコール30部、実施、
例12のカルシウムフェノキシト52.6部からなる混
合物をつくり、35℃に加熱し、以下の操作サイクルに
4回供した。すなわち、97.3%水酸化カルシウム9
3.6部と混合し、この混合物を二酸化炭素で処理し、
塩基価35〜45を有するようにした。
得られた製品を150℃に加熱し、同時に9素を吹き込
んで、アルコール、水を除去し、ついでろ過した。この
ろ液は12.0%のカルシウムを有し、金属比は12で
あった。
上記実施例1〜43は本発明の水系組成物における使用
まだは非ニユートンコロイド分散系への変換に適した過
塩基化物をつくるだめの種種の方法について述べたもの
である。しかし、その他、上記実施例におけるCO2、
802、酢酸の代シに他の酸性物質を用いてもよい。こ
れは金属系塩基についても同様であり、実施例のもの以
外の他の金属系塩基を使用してもよい。また、塩基の混
合物まだは過塩基化可能な物質の混合物を用いてもよい
。鉱油、まだは過塩基化媒体として用いられる他の非極
性、不活性有機液体の量は過塩基化工程の間または過塩
基化物質中において大きく変化させてもよい。
以下の実施例44〜84はニー−トン過塩基化物(すな
わち、成分(B)(I))を変換剤を用いた均質化によ
シ非ニュートンコロイド分散系(すなわち、成分(B)
(It))へ変換させる例を示している。
実施例44 実施例5(a)の過塩基化物質733yに対し、酢酸1
79gおよび鉱油(粘度、2000 SUS 。
1000下)275.9を90℃で激しく攪拌しながら
1.5時間にわたって添加した。この混合物を150℃
で2時間、均質化し、所望のコロイド分散系を得た。
実施例45 実施例5(b)の過塩基化物質960.9.酢酸256
g、鉱油(粘度2000SUS、100℃)300gか
らなる混合物を150℃で2時間激しく攪拌した。その
結果、所望の非ニユートンコロイド分散系が得られた。
なお、実施例44.45の鍋塩基化物質はさらに鉱油を
加えなくとも、その代りに他の不活性有機液体を用いる
ことによシ変換することも121− できる。
実施例46 実施例6の過塩基化物質150部、メチルアルコール1
5部、アミルアルコール10.5部および水45部から
なる混合物を71〜74℃で13時間還流下で加熱した
ところこの混合物はグル化した。このグルを144℃で
6時間加熱し、ついで実施例43と同様の鉱油126部
で希釈し、この希釈混合物を144℃で4.5時間加熱
した。その結果得られた、濃縮された生成物はコロイド
分散系であった。なお、この場合も鉱油で希釈しないで
用いることができる。過塩基化物質と低級アルカノール
混合物の最初の均質化によって得られるグルそのものは
樹脂組成物への添加用のコロイド分散系として特に有用
であった。
実施例47 実施例12の製品1000g、メタノール80g、第1
7ミルアルコール混合物(ノルマルアミルアルコール6
5%、インアミルアルコ122− −ル3%、2−メチル−1−ブチルアルコール32係か
らなる)40g、水80gからなる混合物を反応容器に
入れ、70℃に加熱し、その温度で4.2時間保持した
。その結果、過塩基化物質はゼラチン状に変わシ、つい
で、これを150℃で2時間加熱攪拌し、はとんど全て
のアルコールおよび水分を除去した。残分は濃緑色のグ
ル状のものでコロイド分散系として特に有用なものであ
った。
実施例48 変換剤として水−アルカノール混合物の代υに水120
Iを用いて実施例47の工程を繰り返した。その結果、
ニュートン過塩基化物の非ニユートンコロイド分散系へ
の変換は約5時間の均質化操作を要した。得られた分散
系はグル状であった。
実施例49 実施例6の過塩基化物質600重量部に対し、ジオクチ
ルフタレート300部、メタノール48部、イソプロピ
ルアルコール36部、水36部を加えた。この混合物を
70〜77℃に加熱し、この温度で4時間保持した結果
、この混合物は粘度が犬きくなった。この粘稠質の溶液
に二酸化炭素を1時間吹き込み、フェノールフタレンに
対し中和となるようにした。次に150℃に加熱してア
ルコールおよび水分を除去1〜だ結果、所望のコロイド
分散系が得られた。
実施例50 実施例6の過塩基化物質800部に対し、ケロ七ン30
0部、アルコール(メタノール64部、水32部、実施
例46の第1アミルアルコール混合物32部からなる)
120部を加えた。
この混合物を75℃に加熱し、この温度で2時間保持し
増粘させた。ついで150℃に加熱してアルコールおよ
び水分を除去し、これと同時に窒素による吹き込みを1
時間おこなった。その結果、ケ゛ル状の所望のコロイド
分散系が得られた。
実施例51 実施例6の生成物340部、アルコール(メタノール2
7.2部、インプロピルアルコール20.4部、水20
.4部からなる)68部、ヘプタン170部からなる混
合物を65℃に加熱した。この間において、この混合物
の粘度は6.250から54,000に増大した。この
濃縮コロイド分散系を51bs/時間の割合で二酸化炭
素ノールフタレン指示゛薬)であった。
実施例52 実施例6のカルシウム過塩基化物質の代りに実施例17
のカルシウムおよびバリウム過塩基化物質を等葉月いて
実施例51の方法を繰り返しだ。まだ、この場合へブタ
ンの代シにキシレン(200部)を用い、炭酸化1稈を
省略した。
その結果、所望の生成物が得られた。
実施例53 実施例6の過塩基化物質500部、ケロ七ン312部、
メチルエチルケト740部、インゾロビルアルコール2
0部、水50部からなる混125− 金物をつくシ、これ′fニア5℃に加熱し、さらに70
〜75℃の温度で5時間保持し、さらに、150℃に加
熱して揮発成分を除去した。この混合物に30分間アン
モニアを吹き込み、揮発性物質の残りのほとんどを除去
したのち室温まで冷却させた。その結果、褐色グル状の
コロイド分散系が得られた。
実施例54 実施例6の生成物500部、ケロ七7312部、アセト
ン40部、水60部からなる混合物を還流温度に加熱し
、この温度で攪拌しながら5時間保持した。ついで温度
を155℃に上げ揮発性成分を除去した。その結果、粘
稠なグル状のコロイド分散系が得られた。
実施例55 ケロセンの代シにヘプタン312部、アセトン−水混合
物の代りに水60部を用いたほかは実施例54の工程を
繰シ返した。均質化工程ののち、水素ガスをケ゛ル中に
気泡状に通過させ、水その他の揮発性成分除去の容易化
をおこなっ126− た。
実施例56 実施例9の過塩基化物質500部に対し、ケロセン31
2部、0−クレゾール40部、水50部を加えた。この
混合物を還流温度(70〜75℃)に加熱し、この温度
にて5時間保持した。ついで揮発性成分を150℃、2
時間で除去し、その結果、灯油16重量%を含む所望の
コロイド分散系が得られた。
実施例57 実施例5(a)の過塩基化物質500部とへブタン31
2部との混合物を80℃まで加熱し、その後氷酢酸(9
9,8重量%)149部を一滴ずつ5時間にわたって添
加した。次いで、この混合物を150℃まで加熱して揮
発性成分を除去した。生成したグル様物質は所望のコロ
イド分散系であった。
実施例58 酢酸の代わりに硼酸232部を使用した以外は実施例5
7の過程をくシ返した。所望のデルが生成した。
実施例59 水全メタノール40部とジエチレントリアミン40部と
に代えた以外は実施例55の過程をくり返した。均一化
が終了すると、ケ゛ル様コロイド分散系が生成した。
実施例60 実施例6の生成物500部とへブタン300部との混合
物を80℃まで加熱し、反応温度を80〜95℃に維持
しながらアントラニル酸68部を1時間にわたって添加
した。次いで、反応混合物を2時間にわたって150℃
まで加熱し、その後15分間窒素吹込みを行って揮発性
成分を除去する。生成したコロイド分散系は適当な堅さ
のグルであった。
実施例61 アントラニル酸をアジピン酸87部に代えた以外は実施
例60の過程をくり返しだ。生成物は非常に粘性があシ
、所望のコロイド分散系であった。このデルは所望に応
じて鉱油または上記に分散媒に適すると記載された他の
物質のいずれかで希釈してもよい。
実施例62 実施例8の生成物500部とへブタン300部との混合
物を80℃まで加熱し、その後r=度を約80〜88℃
の範囲内に維持しなから氷酢酸148部を1時間にわた
って添加した。次いで、この混合物を150℃まで加熱
して揮発性成分を除去した。残渣は本発明の水性組成物
中へ混入するのに有用な粘性ケ゛ルであった。
とのグルは樹脂質組成物中への混入を容易にするために
分散媒として適する物質で希釈してもよい。
実施例63 トルエン300部と、実施例7の過程により調製されか
つ硫酸塩灰分の含有量が41.8 %である過塩基化物
質500部との混合物を80℃に加熱し、その後氷酢酸
124部を1時間にわたって添加した。次いで、この混
合物を175℃人 1で加熱して揮発性成分を除Wした。この加熱129− 中、反応混合物は非常に粘性になり、鉱油380部を添
加して揮発性成分の除去を容易化した。
生成したコロイド分散系は非常に粘性なグリース様物質
であった。
実施例64 実施例5(b)の過塩基化物質700部と、水70部と
、トルエン350部との混合物を加熱還流し、1立方フ
・−h /a割合で1時間二酸化炭素吹込みを行った。
反応生成物は軟質のグルであった。
実施例65 アジピン酸をジ(4−メチル−アミル)ホスホロジチオ
ン酸450gに代えだ以外は実施例61の過程をくり返
す。生成物質はケ゛ルであった。
実施例66 メタノール/アミン混合物に代えで、分子量約60.O
OOのポリイソブチ71000部を五硫化リン24部と
反応させることによI> ?6られた生成物音150℃
で水蒸気処理することによ130− って得られたホスホラス酸250部を使用する以外は、
実施例59の過程を〈シ返した。生成物は粘性のある茶
かっ色のゲル様コロイド分散系であった。
実施例67 過塩基化物質を当量量の実施例18のカリウム過塩基化
物質に代えかつヘプタンを当量量のトルエンに代える以
外は、実施例63の過程をくり返した。
実施例68 実施例6の過塩基化物質をアセトンの添加によシベンゼ
ン溶液からの沈澱によって乾燥粉末として単離した。こ
の沈澱物をアセトンで洗浄し、乾燥した。
上記粉末のトルエン溶液45部(トルエン364部を粉
末に添加して硫酸塩灰分の含有量が43チの溶液を生成
した)と、メタノール36部と、水27部と、混合異性
体第一アミルアルコール類(実施例47に記載)18部
とよシなる混合物を70〜75℃の範囲内の温度に加熱
した。混合物をこの温度に2.5時間維持し、次いで加
熱してアルカノール類を除去した。生成物質はどの鉱油
もほとんど含有しないコロイド分散系めった。所望に応
じて、コロイド分散系中の分散媒として存在するトルエ
ンは、まず鉱油で分散系を希釈し、その後希釈混合物を
約160℃の温度に加熱してトルエンを蒸発することに
よって除去することもできる。
実施例69 実施例6で調製されたものと同様のカルシウム過塩基化
物質を鉱油の代わシにキシレンを用いて製造した。生成
過塩基化物質はキシレン含恨 有量が約25%であり、硫酸夛灰分含有量が39.3%
であった。過塩基化物質100部をメよって、過塩基化
物質をコロイド分散系に転化した。温度を75〜78℃
に維持しながら反応物質を混合した。その後、分散系を
加熱してアルカノール類および水を除去した。所望に応
じて、鉱油、トルエン、キシレンまたは他のどの好適な
分散媒を添加することによってケ゛ルを希釈してもよい
実施例70 実施例46のグル様コロイド分散系1000gの溶液を
トルエン1000gにこれら2成分を約3時間連続攪拌
することによって溶解した。
この生成溶液1ooo、pと、水20Fと、メタノール
20.9とよりなる混合物を31フラスコに添加する。
その後、水酸化カルシウム925Iをこのフラスコに攪
拌しなからゆっ〈シ添加した。温度を32℃に上げる発
熱反応が起こった。次いで、全反応混合物を0.25時
間にわたって約60℃に加熱した。加熱された混合物に
んだ。炭酸化の終りに、この混合物を0.75時間にわ
たって約150℃に加熱して水、メタノールおよびトル
エンを除去した。生成物はゲルの形をなす透明で明るい
茶かっ色のコロイド分133− 散光であった。この様にして、追加の金属含有粒子をコ
ロイド分散系中へ混入した。
炭酸化工程の終わりにかつ水、メタノールおよびトルエ
ンを除去するに先だって、なお追加の金属含有粒子をコ
ロイド分散系へ添加するためにより多量の水酸化カルシ
ウムを混合物へ添加し、炭酸化工程をくシ返すことがで
きる。
実施例71 実施例46によシ生成したグル1200,9と、トルエ
ン600gと、水48Fとよりなる混含んだ。次いで、
炭酸化された反応混合物を150℃で1,75時間加熱
して水およびトルエンを除去した。この過程によシ、コ
ロイド分散系の組織が改良され、実施例45によシ生成
したグル中に存在するどの酸化カルシウムまたは水酸化
カルシウムが炭酸カルシウム粒子に転化された。
実施例72 134− 水300g、実施例47で同定されたアミルアルコール
混合物7(1’、メタノール100.9゜および実施例
3で使用された石油スルホン酸の代わりにオレイン酸を
用いて実施例3の一般技術により調製された金属比的3
.5のバリウム禍塩基化オレイン酸1000gよりなる
混合物を、温度を約72〜74℃の範囲内に保ちながら
約2.5時間十分に混合した。この温度で生成コロイド
分散系は非常に軟質のゲルの形をなしていた。次いで、
この物質を約150℃に約2時間加熱してメタノール、
アミルアルコール類、および水を除去した。これら液体
を除去すると、コロイド分散系は適度な堅さのグル様物
質であった0 実施例73 過塩基化物質800gを転化するだめに転化剤としてメ
タノール64gと水3C19どの混合物を使用して、非
常に堅いグルの形をなす暗茶かっ色のコロイド分散系を
実施例39の生成物から調製した。転化工程の後、生成
分散系を約150℃まで加熱してアルコールおよび水を
除去した。
実施例74 メタノール100.!9と水300gとの混合物を転化
剤として使用することによって、実施例40の過塩基化
物質1000gをコロイド分散系に転化した。混合物を
72〜80℃の範囲内の温度で7時間攪拌した。混合の
終期に、生成混合物を3時間にわたり約150℃の温度
まで徐々に加熱してこの混合物中に含まれるすべての揮
発性液体を除去した。すべての揮発性溶媒を除去すると
、黄かっ色の粉末が得られた。この黄かっ色の粉末はこ
れをナフサなどの好適な有機液体に十分に混合すること
によってコロイド分散系に変えられる。
実施例75 実施例41の生成物1000gと、メタノール80gと
、ナフサ300gとよシなる混合物を混合し、還流条件
下で72℃まで約5時間加熱した。明茶かっ色の粘性液
体物質が形成され、これは所望のコロイド分散系である
。この液体は除去され、分散媒の約11.8%が鉱油で
あり、88チがナフサであるコロイド分散系よりなる。
実施例46の技術によシ、以下に示される追加の過塩基
化物質を相応するコロイド分散系に転化した。
実施例     コロイド分散系に転化された過塩基化
物質 76      実施例15 77      実施例21 78      実施例23 79      実施例24 (a) 80      実施例28 81      実施例31 82      実施例39 83      実施例40 実施例84 実施例43の過塩基化物質1000部と鉱油3884部
との混合物を55〜60℃まで加熱し、これに塩基数が
約1になるまで二酸化炭素137− を吹き込んだ。メタノール56.5部および水43.5
部を添加し、全体を粘度が最大に増加するまで還流条件
下75〜80℃で混合した。最大粘度は視覚検査で測定
することができた。
97.3%水酸化カルシウム472.5部および鉱油6
754部を添加し、この全体にほぼ中性になるまで75
〜80℃の温度で二酸化炭素を吹き込んだ。この全体に
窒素を150℃で吹き込むことによってアルコールおよ
び水を除去した。
生成物はカルシウム含有量が13.75%であり、金属
比が36であった。
ニュートン過塩基化物質の非ニユートンコロイド分散系
への変換にはつきものの流動学的特性の変化は過塩基化
物質およびこの物質から調製されるコロイド分散系よυ
得られるブルックフィールド粘度計のデータによって実
証される。
下記の試料では、過塩基化物質およびコロイド分散系が
上記の例示技術により調製される。各各の場合、過塩基
化物質およびコロイド分散系の調製後、各々をジオクチ
ルフタレート(DOP)138− と混合して粘度計で試験された組成物がDOPを33.
3重量%(試料A、B、C)または50重量係(試料D
)を含有するようにした。試料A〜Cでは過塩基化物質
を調製するのに使用された酸性物質は二酸化炭素であり
、試料りでは酢酸である。試料は各々(1)および(2
)で同定される。
(1)は過塩基化物質/ DOP組成物であり、(2)
はコロイド分散系/ DOP組成物である。試料の過塩
基化物質はさらに次のように特徴がある。
E料A:カルシウム過塩基化被トロスルホン酸は金属比
が約12.2である。
試料B:バリウム過塩基化オレイン酸は金属比が約3.
5である。
試料C:バリウム過塩基化ペトロスルホン酸は金属比が
約2.5である。
試料D:市販のカルシウム過塩基化高級脂肪酸混合物は
金属比が約5である。
これら組成物についてのブラックフィールド粘度計のデ
ータを以下光にする。すべての試料のデータは25℃で
収集されたものである。
ブラックフィールド粘度計データ (センチポイズ) 6 2302.6208015,24024011.3
20114 B82012 2352.05090 8
,530230 6,9801035.22030 2
39  (I)  88   (1)  224 4,
0081002,892注 (1)は測定できず 成分(C)(1) : この発明の可溶化剤(C)を製造するに使用されるアシ
ル化剤は当業者には周知であυ、潤滑剤用の添加剤とし
ておよびこの添加剤を調製するだめの中間体として有用
であることがわかっている。例えば次の米国特許を参照
。これら米国特許はカルデン酸系アシル化剤に関する開
示のために参考までに記すものである: 3,219,
666;3.272,746 :3,381,022;
3,254,025 :3.278,550 ;3,2
88,714 :3,271,310 ;3.373,
111 ;3,346,354 ;3,272,743
 :3.374.174 ;3,307,928 ;3
,394,179゜一般に、オレフィンポリマーまたは
その塩素化顛似体をアクリル酸、フマール酸、マレイン
酸などの不飽和カルデン酸またはその誘導体と反応させ
ることによって、上記カルビン酸系アシル化剤が調製さ
れる。しばしば、これらはヒドロカルビル置換コハク酸
およびその無水物などのポリカル?ン酸系アシル化剤で
ある。これらアシル化剤は炭素原子数が約12〜約50
0の少なくとも1種の炭化水素系置換基を有する。
一般に、この置換基は炭素原子数の平均が約20、代表
的には30、しばしば約50ないし最高約500、しば
しば300″!または250である。
ここで使用の語「炭化水素系」、「炭化水素系置換基」
などは分子の残部に直接結合した炭素原子を有しかつ本
発明の内容内で主としてヒドロカルビル性を有する置換
基を示す。この様な置檜基には次のものがある。
(1)炭化水素置換基、すなわち脂肪族(例えは、アル
キルまたはアルケニル)、脂環式(例141− エケ、シクロアルキル、シクロアルケニル)置換基;芳
香族置換、脂肪族置換および脂環式置換芳香族核など、
並びに環が分子の他の部分を介して完成される環式置換
基。
(2)  置換炭化水素置換基、すなわち、本発明の内
容において主としてヒドロカルビル置換基を変えない非
炭化水素基を含有する置換基。
(3)へテロ置換基、すなわち、本発明の内容内で主と
してヒドロカルビル性を有するが、炭素原子で構成され
た環または鎖中に炭素以外のものを含有する置換基。好
適なヘテロ置換基は当業者には明らかであろう。例を挙
げると、例えば、イオウ、酸素、窒素などがあシ、例え
ば、ピリジル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル
などの置換基はこれらへテロ置換基の好例である。
一般に、約3個にすぎない、好ましくは1個にすぎない
基またはへテロ原子が炭化水素系置換基中に炭素原子者
10ごとに存在することになる。典型的には、炭化水素
系置換基中にこの142− 様な基笠たはへテロ原子は全くなく、シたがって純粋な
ヒドロカルビルである。
一般に、本発明において使用されるアシル化剤中に存在
する炭化水素系fli換基はアセチレン性不飽和がなく
;エチレン性不飽和は存在する場合、一般に置換基中の
炭素−炭素結合10個毎にせいぜい1個である。これら
置換基はしばしば完全に飽和であυ、したがってアセチ
レン性不飽和を含まない。
上述のように、アシル化剤に存在する炭化水素系基はオ
レフィン重合体またはその塩素化物から誘導できる。オ
レフィン重合体が誘導されるオレフィン単量体は少なく
とも1つのエチレン性不飽和を含む。これらは、エチレ
ン、プロピレン、ブテン−1、インブテンおよびオクテ
ン−1のようなモノオレフィン単量体であってもポリオ
レフィン単量体(普通、ブタジェンやインプレンのよの
なジオレフィン)であってもヨイ。通常、これら単相゛
体は木端オレフィンすなわち/C−CH2基の存在によ
って%徴づけられるオレフィンである。しかし、ある棟
の内部オレフィンも(これらは時お9中間オレフィン類
と称することがある)。単量体として使用できるこの様
な中1i−i]オレフィンモノマー類が使用される場合
、普通末端オレフィン類との組合せで用いて共重合体で
あるオレフィン重合体類を生成させる。ヒドロカルピル
系置換基としては、また芳香族基(特に、フェニル基お
よびパラ(第三ブチル)フェニル基などの低級アルキル
および/またけ低級アルコキシ置換フェニル基)および
重合性環式オレフィン類または脂環式置換重合性環式オ
レフィン類から得られるものなどの脂環式基もある。オ
レフィン重合体類は通常この様々基を含有していない。
それにもかかわらず、ブタジェン−1,3とスチレンま
たはパラ(第三ブチル)スチレンなどの1,3−ジエン
類とスチレン類との両者のこの様な共重合体から得られ
るオレフィン重合体類はこの一般法則の例外である。
一般に、オレフィン重合体類は炭素原子数約2〜約16
の末端ヒドロカルビルオレフィン類の単独重合体類また
は相互重合体類である。オレフィン重合体類のより代表
的な部類は炭素原子数2〜6、特に2〜4の末端オレフ
ィン類の単独および相互重合体類よシなる群から選ばれ
る。炭化水素系置換基の誘導原料であるオレフィン重合
体類を調製するのに使用されることができる末端および
中間オレフィンモノマーM(7)具体例を挙げると、エ
チレン、プロピレン、ブ145− テン−1、ブテン−2、イソブチン、ペンテン−1、ヘ
キセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1
、デセン−1、ペンテン−2、f o e vン四量体
、ジイソブチレン、インフチレン三常体、ブタジェン−
1,2、ブタジェン−1,3、ペンタジェン−1,2、
インタジエン−1,3、イソプレン、ヘキサジエン−1
,5,2−クロロブタジェン−1,3,2−メチルへブ
テン−1,3−シクロヘキシルブテン−1,3,3−ジ
メチル−ペンテン−1、スチレンジビニルベンゼン、ビ
ニルアセテートアリルアルコール、1−メチルビニルア
セテート、アクリルニトリル、エチルアクリレート、エ
チルビニルエーテルおよびメチルビニルケトンなどがあ
る。これらのうち、純粋にヒドロカルビル単量体類はよ
り代表的であシ、末端オレフィン単量体類は特に代表的
である。
しばしば、オレフィン重合体類はブテン含有量が約35
〜約75重量%でイソブチン含有相が約30〜約60重
量係の04精製所ス) IJ−ム146− を塩化アルミニウムまたは三フッ化硼素などのルイス酸
触媒の存在で重合することによって得られるポリイソブ
チン類である。これらポリイブテンくシ返し単位(すな
わち、全くり返し単位が80係以上)を含有する。
代表的には、この発明において使用されるカルボン酸系
アシル化剤中の炭化水素系置換基は印r hyd Jで
表わされることができる炭素原子数約12〜約500の
ヒドロカルビル基、アルキル基またはアルケニル基であ
る。有用なアシル化剤には、炭素原子数的30〜500
のヒドロカルビル系置換基を含有する置換コノ・り酸矩
がある。
可溶化剤(C)を製造するために使用されるアシで表わ
される置換コハク酸またはその誘導体である。この様な
コハク酸アシル化剤は、カルボン酸系アシル化剤に関す
る上記引用特許に示されるように、マレイン酸無水物、
マレイン酸またはフマール酸と前述のオレフィン重合体
との反応によって製造することができる。一般に、反応
は2種の反応物質を約150°〜約200℃の温度でた
だ単に加熱するだけである。前記のポリマー重合体類の
混合物ならびに不飽和のモノおよびジカルボン酸類も使
用することができる。
成分(C) (It) この発明のヒドロキシヒドロカルビルアミン類(C) 
(It)は一般に分子あたシ1〜約4個、代表的には1
〜約2個の水酸基を有している。これら水酸基は各々ヒ
ドロカルビル基に結合して分子のアミン部位に順次結合
するヒドロキシ置換ヒドロカルビル基を形成する。これ
らN−(ヒドロキシ置換ヒドロカルビル)アミン類はモ
ノアミン類またはポリアミン類であることができ、炭素
原子数が合計約40までであることができるが、一般に
は合計約20である。しかしながら、代表的には、たっ
た1個の水酸基を有するモノアミン類である。これらア
ミン類は第一。
第二または第三アミン類であることができる。
一方、N−(ヒドロキシ置換ヒドロカルビル)ポリアミ
ン類はこれらタイプのアミン基のいずれかの1種または
2種以上を有することができる。前記アミン類(C) 
(II)のいずれかの2種または3種以上の混合物を使
用してカルデン酸系可溶化剤(C)を製造することもで
きる。
この発明に使用するに適するN−(ヒドロキシ置換ヒド
ロカルビル)アミン類の具体例を挙げると、2−ヒドロ
キシエチルアミン、3−ヒドロキシブチルアミン、ジー
(2−ヒドロキシエチル)アミン、トリー(2−ヒドロ
キシエチル)アミン、ジー(2−ヒドロキシプロピル)
アミン、N 、N 、N’−トリー(2−ヒドロキシエ
チル)エチレンジアミン、N、N、N’、N′−テトラ
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−(2
−ヒドロキシエチル)ピペラジン、N、N’−149− ジー(3−ヒドロキシゾロビル)ピペラジン、N−(2
−ヒドロキシエチル)モルホリン、N−(2−ヒドロキ
シエチル)−2−モルホリン、N−(2−ヒドロキシエ
チル)−3−メチル−2−モルホリン、N−(2−ヒド
ロキシプロピル)−6−メチル−2−モルホリン、N−
(2−ヒドロキシエチル)−5−カルベトキシ−2−ピ
ペリドン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−5−カル
ベトキシ−2−ピペリドン、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−5−(N−ブチルカルバミル)−2−ピペリドン
、N−(2−ヒドロキシエチル)ビイリジン、N−(4
−ヒドロキシブチル)ピペリジン、N、N−ジ(2−ヒ
ドロキシエチル)グリシンなどのN−(ヒドロキシ低級
アルキル)アミン類およびポリアミン類、およびこれら
と脂肪族アルコール類、特に低級アルカノール類とのエ
ーテル類、N、N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−グ
リシンなどがある。
さらに別のアミノアルコール類は一般式Ra−NH2(
式中、Raはこの発明に従い少なくとも1個のアルコー
ル性水酸基を含有する一価の有機基であシ、Ra中の炭
素原子の総数は約20を越えない。)で表わされる米国
特許第3.576.743号に記載のヒドロキシ置換第
一アミン類である。全炭素原子数的10までのヒドロキ
シ置換脂肪族第一アミン類は有用である。一般に有用な
ものは炭素原子数が10までであシかつ4個までの水酸
基を含有する1種のアルキル置換基を有するたった1個
のアミン基(すなわち第一アミノ基)が存在するポリヒ
ドロキシ置換アルカノール第一アミン類である。これら
アルカノール第一アミン類はRaNH2(式中、Raは
モノまたはポリヒドロキシ置換アルキル基である)に相
当する。水酸基のうち少なくとも1個が第一アルコール
性水酸基であることが典型的である。トリスメチロール
アミノメタンは代表的なヒドロキシ置換第一アミンであ
る。ヒドロキシ置換第一アミン類の特定例を挙げると、
2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−2−メチル
−1−プロノやノール、p−(β−ヒドロキシエチル)
−アニリン、2−アミノ−1−プロパツール、3−アミ
ノ−1−プロパツール、2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,
3−7°ロパンジオール、N−(β−ヒドロキシプロピ
ル)−N/−β−アミノエチル)ピペラジン、2−アミ
ノ−1−ブタノール、エタノールアミン、β−(β−ヒ
ドロキシエトキシ)エチルアミン、グルカミン、グルン
アミン、4−アミノ−3−ヒドロキシ−3−メチル−1
−ブテン(これはインプレンオキシドをアンモニアと反
応させることによって当業界で公知な過程によシ調製で
きる)、N−3−(アミツブ日ビル)−4(2−ヒドロ
キシエチル)−ピペラジン、2−アミノ−6−メチル−
6−ヘプタノール、5−アミノ−1−−!!ンタノール
、N−(β−ヒドロキシエチル) −1,3−ジアミノ
プロパン、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン
、N−(β−ヒドロキシエトキシエチル)−エチレンジ
アミンなどがある。この発明においてN−(ヒドロキシ
置換ヒドロカルビル)アミン類として有用なヒドロキシ
置換第一アミン類のさらにの説明については、米国特許
第3,576,743号(これはこの様なアミン類を特
に開示するために参考までにここに記入するものである
)を参照。
典型的には、アミン(C)(10け第一、第二または第
三アルカノールアミンあるいはそれらの混合物である。
この様なアミン類はそれぞれ次式によって表わすことが
できる。
H2N−R’−OH。
(式中、各Rは別個に炭素原子数1〜約8のヒドロカル
ビル基または炭素原子数2〜約8のヒドロキシ置換ヒド
ロカルビル基、R′は炭素原子数約2〜約18の二価ヒ
ドロカルビル基である。)この様な式における基−R’
−ORはヒドロキシ置換ヒドロカルビル基を表わす。R
′は脂肪族、脂環式または芳香族基であることができる
。代表的153− にハ、エチレン、1,2−プロぎレン、1,2−ブチレ
ン、1,2−オクタデシレンなどの脂肪族直鎖または分
枝鎖アルキレン基である。
2個のR基が同一分子中に存在する場合、これらR基は
炭素−炭素直接結合によって、あるいはへテロ原子(例
えば、酸素、窒素またはイオウ)を介して結合して5−
.6−.7−、または8−員環構造を形成することがで
きる。この様々複素環式アミン類の例としては、N−(
ヒドロキシ低級アルキル)−モルホリン類、−チオモル
ホリン類、−ビ被すジン類、−オキサゾリジン類、−チ
アゾリジン類などがある。
しかしながら、代表的には、各Rは炭素原子数7までの
低級アルキル基である。
アミン(C) (n)はまたエーテルN−(ヒドロキシ
置換ヒドロカルビル)アミンであることができる。これ
らは上記アミン類のヒドロキシ置換ポリ(ヒドロカルビ
ロキシ)類似体(これら類似体にはヒドロキシ置換オキ
シアルキレン類似体も包含される)である。この様なア
ミン類はエ154− ポキシド類と前記アミン類との反応によって有利に調製
することができ、次式で表わすことができる。
H2N(−R′0+XH (式中、Xは2〜約15の数であυ、RおよびR′は上
記のものである。) これらアルカノールアミン類、特にアルコキシ化アルキ
レンポリアミン類(例えば、N、N−(ジェタノール)
−エチレンジアミン)のポリアミン類似体もまたこの発
明の可溶化剤を製造するのに使用することができる。こ
の様なポリアミン類はアルキレンアミン類(例えば、エ
チレンジアミン)を炭素数2〜約20の1種または2種
以上のアルキレンオキシドと反応させることによって製
造することができる。前記の第一、第二、または第三の
アルカノールアミン類をエチレン、プロぎレンまたはこ
れらより高分子量のエポキシド類と1:1捷たは1:2
のモル比で反応させることによって得られる生成物など
の同様のアルキレンオキシド/アルカノールアミン反応
生成物もまた使用することができる。反応物質の比およ
びこの様な反応を行うだめの温度は当業者には公仰であ
る。
アルコキシル化アルキレンポリアミン類の具体例として
は、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、
N、N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジア
ミン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、モノ
(ヒドロキシプロピル)置換ジエチレントリアミン、ジ
(ヒドロキシゾロビル)置換テトラエチレンベンタミ7
、N−(3−ヒドロキシブチル)−テトラメチレンジア
ミンなどがある。上述のヒドロキシアルキレンポリアミ
ン顛をアミン基を介して捷たは水酸基を介して縮合する
ことによって得られるよp高分子量の同族体は同様に有
用である。アミン基を介しての縮合の結果、アンモニア
の除去に伴ってより高分子量のアミンが生じる一方、水
酸基を介しての縮合の結果、水の除去に伴ってエーテル
結合を含有する生成物が生じる。前記のモノまたはポリ
アミン類のいずれかの2種またはそれ以上の混合物も捷
た有用である。
N−(ヒドロキシ置換ヒドロカルビル)アミン(C) 
(If)の特に有用な例を挙げると、モノ、ジおよびト
リエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジー
(3−ヒドロキシゾロビル)アミン、N−(3−ヒドロ
キシブチル)アミン、N−(4−ヒドロキシブチル)ア
ミン、N、N −ジー(2−ヒドロキシプロピル)アミ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンおよびそ
のチオ類似体、N−(2−ヒドロキシエチル)シクロヘ
キシルアミン、N−3−ヒドロキシシクロペンチルアミ
ン、Q−、m−およびp−アミノフェノール、N−(ヒ
ドロキシエチル)ピペラジン、N、N’−ジ(ヒドロキ
シエチル)ピペラジン々どかある。好ましいアミン類は
ジエチ157− ルエタノールアミン、エタノールアミンおよびそれらの
混合物である。
アシル化剤(C’1(I)とヒドロキシルアミン(C)
 (II) 、!=の反応は約30°Cから反応成分お
よび(または)最も低い分解温度を有する生成物の分解
温度までの範囲の温度で行うことができる。一般に、こ
の反応は約50″C〜約150℃の範囲の温度、通常は
約100℃よシ低い温度で行なわれる。
しばしば、この反応はエステル形成条件下で行なわれる
。かくの如く形成した生成物は例えばエステル塩、アミ
ド、イミド、アミンエステルまたほこの様な生成物の混
合物である。塩はカルボキシル基の1個が同−基円の窒
素原子にイオン結合することになる分子内塩であっても
よく、あるいはイオン塩の基がエステル基を形成する同
じ基の部分でない窒素原子で形成される分子外環であっ
てもよい。アシル化剤混合物および(または)ヒドロキ
シアミン混合物を使用158− することができる。
一般に、アシル化剤(C)(1)対アミン(C) (I
I)の比はアシル化剤(C)(I)の1当量あたりアミ
ン(C5(11) 0.5〜約3モルの範囲にある。ア
シル化剤(CHI)の重量はこの分子量をカルブキシル
官能基の存在数で割ることによって決めることができる
。これらは通常アシル化剤の構造式から、あるいは周知
の滴定法によシ実験的に測定されることができる。例え
ば、コハク酸無水物またはジ(アルキル)エステルアシ
ル化剤はその分子量の1/2の当量重量をもつ。
可溶化側形成反応混合物中には、アシル化剤(C)(1
)に加えて、炭素原子数10〜約18の脂肪酸またはテ
トラプロペニル置換コハク酸無水物などの炭素原子数1
〜約18の1種また1l−1:2種以上の低分子量のモ
ノまたはポリカルボン酸系アシル化剤もまた存在する。
この様な場合、低分子量アシル化剤のモル数は少なくと
もアシル化剤(CHI)のモル数より少なく、低分子量
のアシル化剤とアシル化剤(C)(I)との合計重量は
なお前記比内に入ることになる。
代表的な低分子量のモノカルボン酸系アシル化剤として
は、ラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸、ミリスチ
ン酸、11ルイン酸々どの飽和および不飽和脂肪酸類が
ある。入手可能な場合無水物類、および上記酸類の低級
アルキルエステル類もまた使用することができる。この
様な剤2種または3種以上の混合物もまた首尾よく使用
することができる。この様な酸類の広範囲の議論はカー
ク・オズマーの「エンサイクロペディア・オブ・クレイ
ムド・テクノロジー」第2版、1965、ジョーク・ウ
ィリー・アンド・サンプ、N、 Y、、811〜856
頁に見られる。酢酸、プロピオン酸、酪酸、アクリル酸
および安息香酸ならびにそれらの無水物および低級アル
キルエステル類などのアシル化剤もまた有用である。
有用な低分子量の、IPIJカルボン酸系アシル化剤の
中には、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、メサコ
ン酸、コハク酸、フタル酸、アルキル置換フタル酸類、
イソフタル酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、シ
トラコン酸、グルタコン酸、クロロマレイン酸、アトコ
ン酸、スコルビン酸などがある。また、入手可能な場合
無水物類、および上記酸類の低級アルキルエステル類を
低分子量アシル化剤として使用することができる。
ある置換コハク酸および無水物低分子量アシル化剤もま
た使用することができる。多くのこれら剤については上
記カーク・オスマーの文献の847〜849頁に論じら
れている。代表的なこの様なアシル化剤は式 (式中、R*はC1〜約C1oのヒドロカルビル基であ
る)で表わされることができる。好ましくは、R*は炭
素−炭素不飽和結合が10%以下の脂肪族または脂環式
ヒドロカルビル基である。
この様な基の例としては、4−ブチルシクロヘキシル、
ジ(イソブチル)、デシルなどがある。
この様な置換コハク酸類およびマレイン酸また161− はその訪導体のハロー炭化水素によるアルキル化から得
られる置換コハク酸誘導体の製法は当業者には周知であ
plこの点で詳細には論じる必要がない。
前記の低分子量モノおよびポリカルボン酸類の酸ハライ
ドをこの発明における低分子量アシル化剤として使用す
ることができる。これらはこのような酸類、またはそれ
らの無水物と、三臭化リン、五塩化リン、オキシ塩化リ
ン、または塩化チオニルなどのハロダン化剤との反応に
よって調製することができる。このような酸のエステル
類は酸、酸ハライド、または酸無水物とアルコール化合
物またはフェノール系化合物との反応によって簡単に調
製することができる。特に有用なものは、メタノール、
エタノール、アリルアルコール、フロi4ノール、シク
ロヘキサノールなどの低級アルキルおよびアルヶ162
− ニルアルコール類である。エステル化反応は通常、水酸
化ナトリウムアルコキシドなどのアルカリ性触媒、ある
いは硫酸またはトルエンスルホン酸などの酸性触媒の使
用によって促進される。
アシル化剤とヒドロキシアミンとの反応は、ベンゼン、
オクタン、および種々の織物酒精類およびナフサ類など
の市販混合物などの適状液状の実質的に不活性の有機溶
媒/希釈剤の存在で行うことができる。少量の鉱油もま
た使用することができる。この様な溶媒/希釈剤により
、温度制御、粘度制御が助成される。しかしながら、し
ばしば、反応物質が十分に流体である場合、この様な溶
媒/希釈剤は使用されず、反応はアシル化剤(C)(1
)およびヒドロキシアミン(C)(I)以外の物質のい
ずれもの不存在下で行なわれる。
過塩基化物質(B)は窒素含有、リンネ含有のカルデン
酸系可溶化剤(C)、界面活性剤もしくは湿潤剤Φ)、
または(C)と(D)との混合物(E)のいずれかとの
組合せで使用される。界面活性剤(D)によって、過塩
基化物質(B)、可溶化剤(C)および機能性添加剤(
F)(存在する場合)のこの発明の水性組成分による分
散が助成される。代表的には、界面活性剤(D)は親水
性界面活性剤であり、一般に約10〜約20の範囲にお
けるHLB (親水性−疎水性バランス)を有している
界面活性剤(D)はカチオン性、アニオン性、ノニオン
性、または両性タイプのものであることができる。各タ
イプのこの様な多くの界面活性剤は当業界では公知であ
る。例えば、マツカチオン・デビジョン、MCパブリッ
シング社発行、マツカチオンの「デタージェンッ・アン
ド・エマルシファイアーズ」、1978、北アメリカ版
の特に17〜33頁を参照。
これら界面活性剤(D)のうち、ノニオン性界面活性剤
が一般に使用される。多くのノニオン性界面活性剤が公
知である。これらの中には、エチレンオキシドで処理さ
れたフェノール類、アルコール類、エステル類、アミン
類およびアミド類などのアルキレンオキシド処理生成物
がある。エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロッ
ク共重合体もまた有用なノニオン性界面活性剤である。
グリセロールエステル類およヒ糖エステル類もまたノニ
オン性界面活性剤であると知られている。この発明の誘
導体では有用な代表的なノニオン性界面活性剤部類はロ
ーム・アンド・ハース社市販のエチレンオキシドアルキ
ルフェノール縮金物などのアルキレンオキシド処理され
たアルキルフェノール類である。これらの具体例として
は、1分子あたりのエチレンオキシド単位の平均数が9
〜10、HLB値が約135、分子量が約628である
トリトンX−100がある。他の好適な多くのノニオン
性界面活性剤が公知である。例えば前記のマツカチオン
、ならびにMartin J、5chick編集の論文
「ノニオニック・サーファクタンッJ(1967)を参
照せよ。
上述のように、カチオン性、アニオン性および両性界面
活性剤もまた本発明において過塩基165− 化物質(B)および場合に応じて可溶化剤(C)との組
合せで使用することができる。一般に、これらはすべて
親水性界面活性剤である。アニオン性界面活性剤は負の
極性基を含有しておシ、カチオン性界面活性剤は正の極
性基を含有している。
両性分散剤は同一分子中に両方の極性基を含有している
。有用な界面活性剤の一般概説はカーク・オズマーの「
エンサイクロペディア・オブ・テクノロジー」の第2版
、19巻、507頁(1969)マツカチオンの名で発
行された前述編集物で見られる。これはカチオン性、両
性およびアニオン性界面活性剤に関する開示のために参
考までに記載するものである。
有用なアニオン性界面活性剤類中には、周知の金属カル
?キシレート石ケン類、有機硫酸塩類、硫酸化物、スル
ホカルボン酸類およヒソレらの塩、およびリン酸塩類な
どがある。有用なカチオン性界面活性剤には、アミンオ
キシド類および周知の第四級アンモニウム塩などの窒素
化合物類がある。両性界面活性剤には、アミノ166− 酸系物質および類似系物質などがある。種々のカチオン
性、アニオン性および両性分散剤は産業界、特にローム
・アンド・ノ・−ス社およびユニオン・カーバイド社(
共にアメリカ)から市販されている。アニオン性および
カチオン性界面活性剤についての更にの情報はW、 M
、 IJノンフィール編集、マーセル・デツカ−社にュ
ーヨーク州、1976)発行の「アニオニック・サーフ
ァクタンツ」の第■部および第■部、およびE、シャン
ジャーマン編集、マーセル・デツカ−社(1976)発
行の「カチオニック・サーファクタンツ」に見ることが
できる。
この発明の組成物と共に分散されることができる機能性
添加剤(F)は一般に鉱油および燃料添加剤として当業
者には周知である。これら添加剤は一般に25℃で10
0m1あた51gのレベルを越えては水に可溶ではなく
、このレベル未満で可溶である。これら添加剤の鉱油可
溶性は一般に25°Cで1!あたり少なくとも約19で
ある。
機能性添加剤(F)の中には、塩素化脂肪族炭化水累類
(例えば、塩素化ワックス)、有機スルフィド類および
ポリスルフィド類(例えば、ベンゼンジスルフィド、ビ
ス(クロロベンシル)ジスルフィド、ジブチルテトラス
ルフィド、脂肪酸の硫化メチルエステル類、硫化アルキ
ルフェノール類、硫化ジペンテン類、硫化テルペン類)
などの極圧剤、腐食および酸化防止剤などがある。
機能性添加剤(F)はまたリン含有物質から選択される
ことができ、例を挙げると、硫化リンとテルペン類また
はメチル脂肪エステル類との反応生成物などのホスホ硫
化炭化水素類、ジブチルホスファイト類、ジブチルホス
ファイト類ニルホスファイト、ジインチルフェニルホス
ファイト、トリデシルホスファイト、ジステアリルホス
ファイト、ジメチルナフチルホスファイト、オレイル4
−ペンチルフェニルホスファイト、ポリプロピレン(分
子量500)fft換フェニルホスファイト、ジインブ
チル置換フェニルホスファイトなどの酸ジヒドロカルビ
ルおよびトリヒドロカルビルホスファイトなどのリンエ
ステル類;亜鉛ジオクチルジチオカルバメートおよびバ
リウムへブチルフェニルジチオカルバメートなどの金属
チオカルバメート類;亜鉛ジシクロヘキシルホスホロジ
チオエート、亜鉛ジオクチルホスホロジチオエート、バ
リウムジ(ヘプチルフェノール)−ホスホロジチオエー
ト、カドミウムジノニルホスホロジチオエート、および
五研化リンとイソプロピルアルコールおよびn−ヘキシ
ルアルコールの当モル混合物との反応によるホスホロジ
チオン酸生成物の亜鉛塩などの酸ホスフェートおよびチ
オホスフェートヒドロカルビルエステルの第■族金属塩
などがある。
好適な機能性添加剤(F)の他の例としては、カルバメ
ート類およびそれらのチオ類似体、過塩基化およびグル
状過塩基化カルボン酸、スルホ169− ン酸およびリン含有酸などの塩類、高分子量カル?キシ
レートエステル類およびそれらの窒素含有変成体類、高
分子量フェノール類、その縮合物;高分子量アミン類お
よびJ +Jアミン類;高分子量カルボン酸/アミノ化
合物生成物などが挙げられる。代表的には、これら機能
性添加剤は酸ホスフェート類およびチオホスフェートヒ
ドロカルビルエステル類の周知な金属塩ナトの摩耗防止
剤、極圧剤および/−1′たけ耐荷重性剤などである。
チオホスフェートヒドロカルビルエステル金属塩類の例
には、周知の亜鉛ジ(アルキル)またはジ(アリール)
ジチオホスフェート類がある。これらおよび他の好適な
機能性添加剤(F)のさらにの説明は前述の「ルブリブ カント・アディティtズ」に見ることができる。
実施例85〜92は、可溶化剤(C)、可溶化剤(C)
と界面活性剤の)との組合せおよびある場合は機能性添
加剤(F)を含みかつこの発明の組成物の調製に使用で
きる水性組成物との組合せの調製を説明するものである
170− 実施例85 攪拌しながら90℃まで加熱されているポリ(イソブチ
ン)置換コハク酸無水物(分子量約1120)6720
部に、N、N−ジエチルエタノールアミン702部を1
゜5時間にわたってゆっくシ添加した。この混合物を9
0 ’CK 0.5時間保ち、次いで、冷却して所期の
生成物を得た。
実施例86 (A) 攪拌しながら90℃まで加熱されているポリ(イソブチ
ン)@換コハク酸無水物6720部に、ジエチルエタノ
ールアミン702部を1.5時間にわたってゆっくシ添
加した。この中間混合物を90℃でさらに0.5時間加
熱し、次いでモノエタノールアミン366部を添加した
。この混合物を90°Cで0.5時間保った後、冷却し
て所望の生成物を得た。
実施例86(B) 実施例86(A)の生成物3600部と、IOQ’Fで
粘度が100 SSUであるナフテン系中性ヒドロカル
ビル油2160部と、トリトンX−1001440部と
、酸0,0′−ジ(アルキル置換フェニル)ジチオホス
フェートの亜鉛塩である市販の耐荷重性添加剤1800
部とより々る混合物を調製した。この混合物を90℃ま
で加熱し、05時間攪拌した。この濃縮物は水で濃縮物
20部に対して水80部の比で希釈することができた。
実施例87 (A) 90℃で攪拌しなからレジン容器中で加熱されている実
施例86(A)に記載のコハク酸無水物224部に、ジ
エチルエタノールアミン468部を2時間にわたってゆ
っくり添加した。加熱を90℃でさらに1時間続けた。
この所望の可溶化剤は室温で粘性の茶かっ色の液体であ
った。
実施例87(B) 可溶化剤4000部、トリトンX−100(1000部
)、および実施例86(B)に記載の耐摩耗性、耐荷重
性剤1667部よりなる混合物を60℃で十分に混合し
て水系圧力流体を形成するのに有用な濃縮物を得た。
実施例88(入 実施例87(B)の油30部、実施例86(A)の生成
物40部およびユニオン・カーバイト社でミンホーム2
 X (Minform )の名で市販されかつ変性線
状アルコールエトキシレートとして同定された界面活性
剤30部よシなる混合物を作った。
この混合物3部を水7部と配合攪拌すると、エマルジョ
ンの特性を全く示さない水系が形成された。この系は不
透明ではなく、明らかな相分離が全くなかった。
実施例88(B) 実施例88 (A)の混合物9部を市販の高分子量油溶
性ポリ(インブテン)置換コハク酸/ポリオールエステ
ル分散剤1部、周卸の機能性添加剤と配合した。次いで
、この配合物を水と水7部に対して配合物3部の割合で
配合した。攪拌後、かくの如く形成された系もまたエマ
ルジョンにはならず、不透明では表く、また相分離の徴
候を示さな汐・った。
173一 実施例89(A) 実施例87(A)に記載の可溶化剤4200部と、実施
例86 (B)に記載の界面活性剤1680部と、亜鉛
ジ(インオクチル)ジチオホスフェート2520部とよ
りなる混合物を60℃で1時間攪拌し、次いでさらに1
時間放置して配合物を形成した。
実施例89(B) 実施例89(A)の配合物8000部を約38℃の温度
で水12000部と2時間混合して水性系を作った。次
いで、この系を30メツシースクリーンを通して注いで
密度が1ガロンあたシ8839ポンドである水性濃縮物
を得る。
174− 実施例90 実施例86(A)に記載の可溶化剤20部と、実施例8
6の)に記載の界面活性剤8部と、o、o’−ジ(イン
オクチル)ジチオリン酸亜鉛塩である市販の耐摩耗耐荷
重性剤8部と、およびイソブチン誘導ポリスルフィドで
ある市販耐摩耗剤4部とよシ、実施例89(A)および
ω)に記載の方法とほぼ同様にして配合物を調製した。
これを水60部と配合して、水性濃縮物である水性系を
形成した。この系は水95重量部に対して系5重量部の
割合で希釈することができた。
実施例91 実施例86(A)の生成物220部と、実施例89(4
)の亜鉛ジチオホスフェート120部と、ナトリウムラ
ウリルエーテル硫酸塩(アルコラック社よシシポン(5
ipon ) ESYの商標名で市販)80部とよシな
る混合物を調製した。40〜50Cで攪拌されているこ
の混合物に水565部、次いでアミノプロピルモルホリ
ン15部をゆっくり添加した。この混合物を十分に攪拌
して所望の濃縮物を得た。
実施例92 実施例86(A)の生成物220部と、実施例89(A
)の亜鉛ジチオホスフェート120部と、エトキシ化オ
レイルアミン(アームール社よシ「エトミーンO/15
 (Ethomeen )、lの商標名で市販)80部
よりなる混合物を調製した。この混合物を40〜50C
まで加熱し、アミノプロピルモルホリン20重量部をゆ
っくシ添加し、次いで水560部を添加し、この混合物
を約0.75時間攪拌して十分に混合された濃縮物を得
た。
成分(G): 成分←)は、この発明によシ形成される分散液およびス
ラリーの安定化を、特にこの様な分散液またはスラリー
が上記の非ニー−トンコロイド分散系の成分(B) (
n)で形成されるときに促進するのに有用であるところ
のポリヒドキシ化合物、または、IP IJヒドロキシ
化合物の部分エーテルである。成分(G)は好ましくは
水およびこの発明の組成物中に供せられる有機液体に可
溶であシ、水性系から蒸発しないように沸点が十分に高
いポリヒドロキシ化合物類および部分エーテル類から選
択される。理論によって拘束されることを望まないが、
成分(G)はこれら系の多相組成物の破壊を抑止するか
あるいは阻止するようにカップリング剤として機能する
ことによってこの発明の分散液およびスラリーの有用外
寿命を促進するものと思われる。成分(G)は脂肪族、
シクロ脂肪族および芳香族ポリヒドロキシ化合物類を包
含する広範囲の有機ポリヒドロキシ化合物類および広範
囲のポリヒドロキシ化合物部分エーテル類から選択する
ことができる。これら化合物はエステル基々どの他の官
能基を含有してもよい。
ポリヒドロキシ化合物の代表例を挙げると、エチレング
リコール、フロピレンゲリコール、トリメチレングリコ
ール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1.4−ブタンジオール、1,5−−=ンタン
ジオール、1,2−ヘキシレングリコール1.1.10
−デカンジオール、177− 1.2−シクロヘキサンジオール、2−ブテン−1,4
−ジオール、3−シクロヘキセン−1,1−ジメタツー
ル、4−メチル−3−シクロヘキセン−1,1−ジメタ
ツール、3−メチレン−1,5−ペンタン−ジオール、
3,2−ヒドロキシエチルシクロヘキサノール、2+2
14− F !Jメチルー1.3−−Sンタンソオール
、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールなど;
ノエチレングリコール、(2−ヒドロキシエトキシ)−
1−7’ロバ/−ル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)
−1−ブタノール、5−(2−ヒドロキシエトキシ)−
1−ペンタノール、3−(2−ヒドロキシプロポキシ)
−1−ニア’ロ、fノール、4−(2−ヒドロキシプロ
ポキシ)−1−ブタノール、5−(2−ヒドロキシプロ
ポキシ)−1−ペンタノール、1−(2−ヒドロキシエ
トキシ)−2−ブタノール、1−(2−ヒドロキシエト
キシ)−2−ペンタノール、1−(2−ヒドロキシメト
キシ)−2−ヘキサノール、1−(2−ヒドロキシエト
キシ)−2−オクタツールな178− どのアルキレンオキシド変性ジオール類などがある。エ
チレン性不飽和の低分子量ポリオール類の代表例を挙げ
ると、3−アリロキシ−1,5−ペンタンジオール、3
−アリロキシ−1,2−プロパンジオール、2−アリロ
キシメチル−2−571チル−1,3−プロパンジオー
ル、2−メチル−2−C(4−ペンテニロキシ)メチル
〕−1,3−プロパンジオール、および3−(O−プロ
4ニルフエノキシ)−1,2−7’ロノ4ンジオールな
どがある。水酸基を少なくとも3個有する低分子量ポリ
オール類の代表例を挙げると、グリセロール、1,2.
6−ヘキサンジオール、1.1.1−)リスチロールプ
ロパン、1,1.1−トリメチロールエタン、ベンター
)−IJ −ト!j )−ル、3−(2−ヒドロキシエ
トキシ) −1,2−プロパンジオール、3−(2−ヒ
ドロキシプロポキシ) −1,2−プロパンジオール、
6−(2−ヒドロキシプロポキシ) −1,2−ヘキサ
ンジオール、2−(2−ヒドロキシエトキシ) −1,
2−ヘキサンジオール、2,4−ジメチル−2−(2−
ヒドロキシメトキシ)メチルペンタンジオ−ルー1,5
;マンニトール、グラクチトール、タリトール、イジト
ール、アリトール、アルトリトール、グリセール、アラ
ビトール、リビトール、キシリトール、エリトリトール
、スライトール、1,2,5.6−チトラヒドロキシヘ
キサン、メソーイニシトール、スクロース、グルコース
、ガラクトース、マンノース、フラクトース、キシロー
ス、アラビノース、ジヒドロキシアセトン、グルコース
−α−メチルグルコシド、1,1.1−トリス〔(2−
ヒドロキシエトキシ)メチルペンタン、および1,1.
1− )リス〔(2−ヒドロキシプロポキシ)メチル〕
プロパンなどがある。
ジフェニロール化合物の例としては、2,2−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(p−ヒドロキ
シフェニル)メタンおよび米国特許第2.506.48
6号および2,744.882号にそれぞれ開示された
種々のジフェノール類およびジフェニロールメタン類が
ある。これら特許の各々は参考までにここに記入するも
のである。使用可能なトリフェニロール化合物の例を挙
げると、1.1.3− )リス(ヒドロキシフェニル)
エタン、1,1.3− )リス(ヒドロキシフェニル)
フロパン、11113− ト!jス(ヒドロキシ−3−
メチルフェニル)fロノ母ン、1,1.3− )リス(
ジヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1
.3− トリス(ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニ
ル)フロパン、111#3−ト!jス(ヒドロキシ−2
,5−ジメチルフェニル)fロノ母ン、1.1.3− 
)リス(ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−フ
ロパン、L114− ト)ス(ヒドロキシフェニル)ブ
タン、1.1.4−トリス(ヒドロキシフェニル)−2
−エチルブタン、1.1.4− )リス(ジヒドロキシ
フェニル)ブタン、111+5−ト+)ス(ヒドロキシ
フェニル)−3−メチルペンタン、1,1.8− )リ
ス(ヒドロキシフェニル)オクタン、および1,1.1
0− )リス(ヒドロキシフェニル)デカンなどのα、
α。
ω、トリス(ヒドロキシフェニル)アルカン類がある。
この発明において使用できるテトラフェ181− ニロール化合物としては、1,1,2.2−テトラキス
(ヒドロキシフェニル)エタン、1,1.3.3−テト
ラキス(ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、
1,1,3.3−テトラキス(ジヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)フロノぞン、1,1,4,4−テトラキス
(ヒドロキシフェニル)ブタン、1.1,4.4−テト
ラキス(ヒドロキシフェニル)−2−エチルブタン、1
,1,5.5−テトラキス(ヒドロキシフェニル)ペン
タン、1,1,5.5−テトラキス(ヒドロキシフェニ
ル)−3−メチルペンタン、1,1,5.5−テトラキ
ス(ジヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1,8.8
−テトラキス(ヒドロキシ−3−ブチルフェニルオクタ
ン、1.1,8.8−テトラキス(ジヒドロキシ−3−
ブチルフェニル)オクタン、1,1,8.8−テトラキ
ス(ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)オクタン
、1.1.10.10−テトラキス(ヒドロキシフェニ
ル)デカンなどのα、α、ω、ω、テトラキス(ヒドロ
キシフェニル)アラニン類、および1,1,6.6−テ
トラキス(ヒドロキシフエニ182− ル)−2−ヒドロキシヘキサン、1,1,6.6−テト
ラキス(ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシ−5−
メチルヘキサン、および1.1.7.7−テトラキス(
ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシへブタンなどの
炭化水累鎖に置換基を含有する相応化合物などが挙けら
れる。
この発明で有用であるポリヒドロキシ化合物の部分エー
テル類は次式で表わすことができる。
R−0−(−R−0−)H (式中、yは約1〜約15、好ましくは1〜約5、有利
には約1または2の整数;R1は炭素原子数が約2〜6
、好ましくは2または3のアルキル基まだはアルケニル
基、Rは炭素原子数約1〜約30、好ましくは約1〜約
15、有利には約1〜約10、特に有利には約1〜約6
の脂肪族基または芳香族基である。)芳香族基は非置換
であるか、または炭素原子数組7までのアルキル基もし
くはアルコキシ基、ニトロ基、またはハロダン原子で1
つないし芳香核の満足されていない原子価数まで置換さ
れていてもよい。これら部分エーテルの代表例としては
、アルコキシアルカノール類;アルコキシポリ(アルキ
レンオキシ)アルカノール類;アルキルおよびジアルキ
ルフェノキシポリ(アルキレンオキシ)アルカノール類
:およびそれらの混合物(これらは上記式で定められる
)などがある。この発明の組成物で有用な部分エーテル
類の例を挙げると、2−メトキシエタノール;2−エト
キシエタノール;2−プロポキシエタノール;2−ブト
キシェタノール:2−ペントキシエタノール;2−へキ
シロキシエタノール;2−へブチロキシエタノール;2
−オクチロキシエタノール;2−ノニロキシエタノール
;2−エイコシロキシエタノール:2−)す7コンチロ
キシエタノール;2−または3−メトキシプロノJ?ノ
ール;2−または3−エトキシプロノ4ノール;2−ま
たは3−プロポキシプロノ千ノール:2−4たは3−ブ
トキシゾロノぐノール;2−4たは3−ベントキシグロ
ノ4ノール;2−4た1d3−へキシロキシゾロノ(ノ
ール:2−(2−メトキシエトキシ)エタノール;2−
または3−(2−メトキシエトキシ)プロパツール:2
−(2−メトキシエトキシ)エタノール;2−(2−ブ
トキシエトキシ)エタノール;2−(2−エトキシエト
キシ)エタノール;2−または3−(2−メトキシエト
キシ)プロ/4’ノール;2−または3−(2−エトキ
シエトキシ)プロパツール:2−(2−エトキシプロポ
キシ)エタノール;2−または3−(2−エトキシプロ
ポキシ)7111ロノぐノール:2−(2−7’ロポキ
シエトキシ)エタノール;2−または3−(2−プロポ
キシエトキシ)プロパツール;2−(2−プロポキシプ
ロポキシ)エタノール;2−4*ハ3−(2−プロポキ
シプロポキシ)プロパツール;2−または3−(2−f
トキシエトキシ)フロノぐノール:2−(2−ブトキシ
プロポキシ)エタノール;2−または3−(2−ブトキ
シプロポキシ)f日ノ4ノール:2−(2−被ントキシ
エトキシ)エタノール;2−(2−へキシロキシエトキ
シ)エタノールなどかあ185− る。上記部分エーテル類の2種またはそれ以上の混合物
を使用することができる。好ましい部分エーテル類は2
−ブトキシェタノールおよび2−(2−ブトキシエトキ
シ)エタノールである。この発明の組成物で使用するに
適する市販の部分エーテル類の例としては、メチルセロ
ソルブ、プチルセロンルプ、n−へキシルセロンルプ、
およびフェニルセロソルブすなわちエチレングリコール
エーテル類として同定されたユニオン・カーバイド社の
生成物;メチルカルピトール、ブチルカルピトール、お
よびn−へキシル力ルヒトール、すなわちジエチレング
リコールエーテル類として同定されたユニオン・カーバ
イド社の生成物などがある。
一般に、この発明の組成物は効果的な量の水を含有して
成分(B)と水との分散液を与える。成分(C)は、存
在するならば、成分(6)に対する重量が約1:10(
すなわち成分(B)各1部部ごとに成分(C)が1部)
〜約2:1.好ましくは約1:5〜約1:1.有利には
成分C)各部ごとに成分ω)186− が約2〜3部の範囲で供せられる。成分の)は、存在す
るならば、成分(B)に対する重量が約1:10〜約2
:1.好ましくは約1:5〜約1:1、有利には成分(
D)の各部ごとに成分(B)約2〜約3部の範囲で供せ
られる。成分@)は好ましくは成分(C)約25〜約7
5重量%と成分(D)約75〜約25重量%とより、好
ましくは成分約40〜約60重量%と成分υ)約60〜
約40重量%とよシなる。成分針)は存在するならば成
分(B)に対しての重量比が約1:10〜約1:1゜好
ましくは約1.5〜約1=1.有利には成分(F′)の
各部ごとに成分[F])約2〜約3部の範囲で供せられ
る。成分(G)は存在するならば成分(B)に対する重
量比が約1=20〜約1:2.好ましくは約1 : 7
.5の範囲で供せられる。
この発明の水系組成物は好壕しくは水受なくとも約25
チおよびヒドロカルピル沖釣50%以下含有する。成分
(B) 、 (C) 、 (D) 、 (匂、 (F)
 、 (G)の相対量は存在する場合、上述の比内にあ
るので、水が系から取り出されるならば、これらの量は
これらの比内に入ることになる。これら水系組成物はヒ
ドロカルピル油を約15%または5チ以下含有してもよ
く、また実質的に含有しなくてもよい(すなわち油2%
以下)。
水および成分(B)を成分(C) 、 (T)) tた
は@)および任意に成分(F)および/−!たは(G)
とともに含有する添加剤濃縮物は水を約25重量係以上
または以下含有するととができる。水性濃縮物は好まし
くは水を約25%〜約75%、一般に約40チ〜約65
%含有する。しかしながら、よシ少量(すなわち、25
%未満)の水を含有すること以外は前記の水系濃縮物に
類似する実質的に非水系の濃縮物は十分量の水を含有し
て水による成分(B)の分散液をなす。
この発明の実質的に非水系および水系の濃縮物は両者と
も水で希釈することによって水系(すなわち、水性)機
能性流体に転化することができる。この希釈は通常標準
混合技術によってなされる。これは追加の水が添加され
る前に濃縮物が使用個所に送られ得るので往々にして有
利な過程である。こうして、最終の水系機能性流体中の
多量の水を移送するコストが節約される。濃縮物(主と
して取扱いが楽なことおよび便利である要因によって決
められる)の実施化に必要な水だけは移送される必要が
ある。
一般に、水系流体は前記のほぼ非水系および水系の濃縮
物を水で希釈することによって生成される。この場合、
水対濃縮物の比は重量で約80:20〜約99:1の範
囲である。
わかるように、希釈がこれらの範囲内で行なわれる場合
、最終の水系機能性流体は比較的少量の、ある場合は非
常に少f量のヒドロカルピル油を含有する。これによシ
、それらは可溶性油とはつきシ区別される。
成分囚)およびΦ)を成分(C) 、 (D)または(
E)および任意に成分(y)および/またはり)ととも
に含有する、水性濃縮物および水系機能性流体などの水
系を調製する方法もまたこの発明の範囲内に包含される
。これらの方法は(1)成分(4)および(13)と成
分(C) 、 (D)または(E)および任意に成分C
)および189− /または(G)との配合物を混合して水の含有量が好ま
しくは約25重量%以下である分散液/溶液を形成し、
場合に応じて(2)上記分散液/溶液を任意に水と配合
して同時にまだは順次上記水性濃縮物を形成し、場合に
応じて(3)上記分散V溶液または濃縮物を水で、水の
使用全量が上記濃縮物または水系機能性流体中の成分(
B)の所望濃縮度を与えるに必要な量であるように希釈
する、諸工程よシなる。これら混合工程は従来設備を使
用して、一般に室温またはわずかに高温、通常は100
Cよシ低い、しばしば50Cより低い温度で行なわれる
。成分(4)、 (B) 、 (C) 、 (D) 。
@) 、 (F)およびり)の総量は上記の比の範囲内
である。上述のように、非水系または水系濃縮物はこれ
を形成し、次いで水で希釈して所望の水系機能性流体を
形成する使用個所へ移送することができる。他の場合、
完成された水系機能性流体は濃縮物または分散液/溶液
を形成するのに使用される同−設備で直接形成すること
ができる。
190− 実施例93〜97はこの発明によシ使用に適する過塩基
化物質を含有する水系組成物の調製に関するものである
実施例93 実施例84の過塩基化物質2668.5部と石油スルホ
ン酸ナトリウム(硫酸塩灰分約8.5 % )の60%
鉱油溶液1476部とよシなる混合物を50〜60Cで
帆5時間加熱した。生成混合物を室温まで冷却し、ブチ
ルカルピトール、すなわち2−(2−ブトキシエトキシ
)エタノールとして同定されたユニオン・カーバイド社
の生成物355.5部と0.5時間混合した。その生成
物を水と所望レベルまで混合して水性濃縮物す々わちこ
の発明による系を得だ。
実施例94 実施例84の過塩基化合物質1800部と、実施例85
のカルボlン酸系可溶化剤540部と、実施例93で同
定された石油スルホン酸ナトリウム360部と、ジエチ
ルエタノール45部とよりなる混合物を50〜60t、
tで加熱し、次いで水1800部と室温で1時間にわた
って混合した。その後、ジエチルエタノール45部を混
合物に添加して所望の生成物を得た。
実施例95 実施例94の生成物1850部と、水1850部との混
合物を調製した。生成分散液は次のテイムケン(Tim
ken )値を示す。第一の試験では、テイムケンOK
荷重85ポンド、単位荷重21.575 psi。第二
の試験ではテイムケンOK荷重907J?ンド、単位荷
重22.275 patである。
実施例96 実施例94の生成物1536部と、水2164部との混
合物を調製した。生成分散液は次のテイムケン値を示す
。第一試験では、テイムケンOK荷重95ポンド、単位
荷重24,725 psi 0第二試験では、テイムケ
ンOK荷重100ポンド、単位荷重23.37” 5 
psiである。
実施例97 実施例84の生成物42.5部と、実施例93で同定さ
れた石油スルホン酸ナトリウム23.5部と、水34部
との混合物を十分に混合して所望の分散液を得た。
この発明の特に有利な態様において、石英、ケイ素、ケ
゛ルマニウム、宝石、ガラス等の硬質材料からなる被加
工物を切削または薄切シする方法が提供される。この方
法は、少なくとも1つの切削バンド、該切削バンドを支
持するフレーム、該バンドを該被加工物と接触させつつ
該フレームを移動させるための手段および該バンドと該
被加工物との接触点にスラリーを供給するだめの手段か
らなるスラリーソーを提供する工程、適当な研磨材もし
くはグリッド材とこの発明の水系組成物とのスラリーを
提供する工程、該バンドを該被加工物と接触させつつ該
フレームを移動させると同時に該バンドと該被加工物と
の接触点に該スラリーを供給して該被加工物に所望の切
削をおこなう工程からなる。この方法は、ケイ素、ダル
マニウム結晶もしくは溶融シリカ、クラウンガラスやフ
リントガラスのガ193− ラス、フェライト、タンタル酸塩、ニオブ酸塩、カーバ
イド、鉄系もしくは非鉄系合金、セラミック、圧電石英
結晶並びに光学および電気光学の分野で用いられる種々
の結晶性および非晶質特殊材料を切削または薄切りする
際に多刃スラリーソーとともに用いることか特に有用で
ある。
多刃スラリーソーは例えば米国特許3079908に記
載されているように当業者によく知られている。一般に
これらソーは次の基本部材を備えている。すなわち、ブ
レードフレーム、駆動システム、走行案内、フィード、
フィード案内、および研磨システムである。ブレードフ
レームは少なくとも1つの好丑しくは複数の調力を支持
し、得られたスライスまたはウェハが均一な厚さとなる
ように核力を適当な間隔に保持する。
駆動システムは該ソーにおける駆動力であり、主移動機
、減速機、並びに回転から往復運動への変換機を含む。
走行案内は刃に対して直線でなければならないところの
ブレードフレームの走行ラインを確立する。フィードは
刃と被加工194− 物との接触関係を生じさせこれを維持する。フィード案
内は、切削が刃の面内でおこなわれるように切削が進行
するにつれ被加工物を上昇させるかブレードフレームを
下降させる。研磨システムは研磨スラリーを混合、移送
し再使用のためにこれを集めるとともにソーの加工部分
が高度にもしくは異常に摩耗するのを保獲する。これら
ソーの設計および構成は当業者によく知られているので
、これについてはこれ以上述べない。
上記方法に用いられる研磨材もしくはグリッド材はスラ
リーソ一方法に普通に用いられるいずれの研磨材であっ
てもよい。例を挙げると、炭化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、炭化タングステン、炭化鉄、ダイヤモンドぐず、シ
リカおよびタルクである。炭化ケイ素が好ましい。この
研磨材は一般に平均粒径約2〜約120μm好ましくは
約20〜約40μmを有する。上記方法で提供されるス
ラリーは一般にこの発明の水系組成物1ガロン当シ約8
ポンドの、好ましくけ約4〜約5ポンドの研磨材を含有
する。
この発明において、また、水系組成物は酸化アルミニウ
ム、炭化ケイ素、炭化タングステン、炭化鉄、ダイヤモ
ンドぐず、シリカ、タルク等適当な研磨剤とともにスラ
リー化でき、これを結晶ラッピングのような通常のラッ
ピング、並びに通常の金属加工およびポリッシングにお
いて用いることができる。このような操作に用いられる
研磨材の平均粒径は一般に約40μmまで、好ましくは
約3ないし約12μmである。このスラリーはこの発明
の組成物1ガロン当シ一般に約8ポンド筐での、好まし
くは約4〜約5ポンドの研磨材を含有する。
上記スラリーの特徴は、成分(G)すなわちポリヒドロ
キシ化合物またはその部分エーテルが研磨材スラリーの
有効寿命を延長するということである。成分(G)を含
有しない研磨材スラリーも有用であるが、成分(G)を
加えると有効寿命が延びる。
実施例98 実施例97の生成物46.5 ’fiおよび水53.5
チよシなる水系組成物を作シ、これを該水系組成物1ガ
ロン当94〜5ポンドの600メツシユ炭化ケイ素と混
合して多刃スラリーンーに用いて好適な研磨材スラリー
を提供した。
出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦197−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(5)水; (B)成分(4)で分散された過塩基化物質でろって(
    B) (1)ニュートン過塩基化物質、および(B) 
    (II)固形の金属含有コロイド粒子(1)であって少
    なくとも1種の不活性有機液体からなる分散媒(2)に
    あらかじめ分散したものおよび第三成分として該分散媒
    に実質的に可溶であ夛かつ分子が極性置換基および疎水
    性部を有する少なくとも1種の有機化合物(3)を含む
    非ニー−トンコロイド分散系からなる群の中から選ばれ
    たもの;並びに成分中)を成分体)で分散させるための
    少なくとも1種の付加成分であって(C)(1)約12
    個ないし約500個の炭素原子を含有する少なくとも1
    つの炭化水素系置換基を有する少なくとも1種のカル?
    ン酸系アシル化剤と(C) QI)少なくとも11一 種の(a)N−(ヒドロキシル置換ヒドロカルビル)ア
    ミン、(b)該アミンのヒドロキシル置換ポリ(ヒドロ
    カルビロキシ)類似体もしくは(c)該反応体(&)と
    (b)との混合物との反応によって得た少なくとも1棟
    の窒素含有無リンカルボン酸系可溶化剤(0、少なくと
    も1種の界面活性剤(D)、および成分(C)と(ハ)
    との混合物(8)よシなる群の中から選ばれたもの; からなろ水系組成物。 (2)付加成分が成分(C)であυ、成分(C)と成分
    (B)との重量比が約1:10ないし約2:1である特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 (3)成分(C)と成分(B)との重量比が約1:5な
    いし約1:1である特許請求の範囲第2項記載の組成物
    。 (4)成分(C)と成分中)との割合が成分(C) 1
    重量部につき成分(B)が約2ないし約3重量部である
    特許請求の範囲第3項記載の組成物。 (5)付加成分が成分の)であシ、成分の)と成分の)
    との重量比か約1:10々いし約2=1である特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 (6)成分(D)と成分(B)との重量比が約1:5な
    いし約1:1である特許請求の範囲第5項記載の組成物
    。 (7)成分(B)と成分の)との割合力・成分(D)1
    重量部につき成分ω)が約2ないし約3重量部である特
    許請求の範囲第6項記載の組成物。 (8)付加成分が成分(ト)でアシ、成分(匂と成分(
    B)との重量比が約1=10ないし約2=1である特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。 (9)成分(6)と成分(B)との重量比が約1:5な
    いし約1:1である特許請求の範囲第8項記載の組成物
    。 0Q  成分(B)と成分(ト)との割合が成分(6)
    1重量部につき成分(B)が約2ないし約3重量部であ
    る特許請求の範囲第9項記載の組成物。 α◇ 成分(B)かの) (11)の非ニー−トンコロ
    イド分散系であシ、該分散糸の固形の金属含有コロイド
    粒子が2OAないし約500OAの平均単位粒子サイズ
    を持ち、該粒子は少なくとも1.1の金属比を持つ単−
    相二−−トン鼻過塩基化物質に均質に分散した金属含有
    物質から該分散系中においてその場で形成されたもので
    るる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 0リ 成分(B)が(BバI)のニー′−トン過塩基化
    物質であシ、その金属比が少なくとも約3.5である特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 Q葎  固形の金網含有コロイド粒子の単位粒子が約2
    OAないし約100OAである特許請求の範囲第11項
    記載の組成物。 α◆ 成分(B)が(B) QI)の非ニユートンコロ
    イド分散系であシ、分散媒が鉱油とこれに混合性の少な
    くとも1種の他の有機液体との組合せからなる特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 (15成分(B)が(B)の)の非ニユートンコロイド
    分散系であシ、固形の金属含有粒子がアルカリ金属塩お
    よびアルカリ土類金属塩よシなる群の中から選ばれたも
    のである特許請求の範囲第1項記載の組成物。 αfj  第三成分が油溶性有機酸のアルカリ金属塩お
    よびアルカリ土類金属塩よシなる群の中から選ばれた少
    なくとも1種からなる特許請求の範囲第15項記載の組
    成物。 αリ 第三成分が油溶性スルホン酸およびカルボン酸の
    アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩よシなる群の
    中から選ばれた少なくとも1種から実質的になる特許請
    求の範囲第15項記載の組成物。 α砂 油溶性スルホン酸およびカルボン酸の塩がアルカ
    リ土類金属塩である特許請求の範囲第17項記載の組成
    物。 (至) 固形の金属含有コロイド粒子が無機酸のアルカ
    リ土類金属塩である特許請求の範囲第18項記載の組成
    物。 (イ) 固形の金属含有コロイド粒子がアルカリ土類金
    属の酢酸塩、ギ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硫化水素塩
    、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩および塩化物から選ばれたも
    のである特許請求の範囲第18項記載の組成物。 eや 固形の金属含有粒子がカルシウムおよび5− バリウムの炭酸塩および酢酸塩からなる群の中から選ば
    れたものである特許請求の範囲第20項記載の組成物。 (イ)平均単位粒子サイズが約3OAないし約40OA
    でh’)かつその場で生成したアルカリ土類金属塩〃1
    ら実質的になる同形金属含有コロイド粒子(1)を含み
    、(2)該粒子は鉱油に混和性の少なくとも1種の非鉱
    油系不活性炭化水素液体と鉱油との溶液よ)なる分散媒
    に予め分散されてお、!?、(3)第三成分として該分
    散媒に可溶であ)かつ油溶性石油スルホン酸、モノ、ジ
    およびトリ脂肪族炭化水素置換アリールスルホン酸およ
    びカルボン酸のアルカリ土類金属塩よシなる群の中から
    選ばれた少なくとも1種の有機化合物を含み、該金属含
    有粒子(1)はアルカリ土類金属の炭酸塩、炭酸水素塩
    もしくはこれらの混合物であ夛、これら粒子は第三成分
    (3)中に存在する有機酸1当量につき該コロイド粒子
    中のアルカリ金属が約3.5ないし約1g当量となるよ
    うな割合で存在している特許請求の範囲第19項6− 記載の組成物。 (イ)成分(B)が(B) 01)の非ニー−トンコロ
    イド分散系であシ、第三成分が分散媒に可溶であシかつ
    分子が疎水性部と、アルカリ金属およびアルカリ土類金
    塊のカルボン酸塩基およびスルホン酸塩基を除く少なく
    とも1つの極性i置換基とを有する少ガくとも1種の有
    機化合物である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 (ハ) 固形の金属含有コロイド粒子がアルカリ土類金
    属の酢酸塩、ギ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硫化水素塩
    、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩および塩化物から選ばれたも
    のである特許請求の範囲第23項記載の組成物。 (イ) 固形の金属含有コロイド粒子(1)が、油溶性
    有機酸(3)1当量につきコロイド粒子中のアルカリ土
    類金属が少なくとも約3.5当量になるような割合で存
    在している特許請求の範囲第16項記載の組成物。 (ハ) 固形の金属含菊コロイド粒子が金属の酢酸塩、
    ギ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硫化水素塩、亜硫酸塩、
    亜硫酸水素塩および塩化物から選ばれたものである特許
    請求の範囲第25項記載の組成物。 e乃  アシル化剤(C)(I)がポリカルボ/酸系ア
    シル化剤であ勺、炭化水素系置換基が平均炭素数的12
    ないし約500の純粋ヒドロカルビル基である特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 (ハ) (C) (1)と(C)ω)との反応において
    (C’) (1)を除きカルボン酸系アシル什剤が存在
    し々い特許請求の範囲第27項記載の組成物。 Qリ アシル化剤(c) (1)が式 %式%( (ここで、hydは平均で約12個ないし約500個の
    炭素原子を有する炭化水素糸アル千ルもしくはアルケニ
    ル基)で示される特許請求の範囲第1項記載の組成物。 (社) 成分υ)が非イオン系、カチオン系まだはアニ
    オン系界面活性剤である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 Gカ 成分(D)が約10ないし約20のHLB値を持
    つ非イオン系親水性界面活性剤である特許請求の範囲第
    30項記載の組成物。 0■ (C) QI)がN−(ヒドロキシ置換ヒドロカ
    ルビル)アミンである特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 0→ 成分(ハ)が約10ないし約20のHLB値を持
    つ非イオン系親水性界面活性剤である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 (ハ) 成分(C)(11)が炭素数2ないし約40の
    第1゜第2または第3フルカノールアミンまたはこれら
    2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 0→ 成分の)が非イオン系、カチオン系またはアニオ
    ン系の界面活性剤である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 9− 0→ 成分(・Φ)が第3モノアミンであり、成分の)
    が約10ないし約20のf(LB値を持つ非イオン系宕
    、水性界面活性剤である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 (ロ)成分(C) (1)の炭化水素系置換基がポリ(
    イソブチン)である特許請求の範囲第1項記載の組成物
    。 Oe  成分(C) (I)の炭化水素系置換基が約2
    0ないし約500個の炭素原子を有する特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 0リ 成分(C)(1)の炭化水素系置換基が約30々
    いし約500個の炭素原子を有する特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 (40成分(C) (1)の炭(E水素系置換基が約5
    0ないし約500個の炭素原子を有する特許請求の範囲
    第11)l記載の組成物。 14〜 成分(C) (I)の炭化水素系置換基が約1
    2ないし約300個の炭素原子を冶する特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 に)成分(C’)(I)の炭化水素系置換基が約20な
    いし約300個の炭素原子を有する特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 (ハ)成分(C) (1)の炭化水素系置換基が約30
    ないし約300個の炭素原子を有する特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 ■ 成分(C) <1)の炭化水素系#換基が約50な
    いし約300個の炭素原子を有する特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 (転)成分(C) (I)の炭化水素系置換基が約12
    ないし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 (ハ) 成分(C)(1)の炭化水素系置換基が約20
    ないし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 0′f)成分(C’)(1)の炭化水素系置換基が約3
    0ないし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 (ロ)成分(c) (r)の炭化水素系置換基が約50
    ないし約250個の炭素原子をゼする特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 (イ)成分(C) (Dの炭化水素;I2−置換基が約
    20ないし約500個の炭素原子を有する特許請求の範
    囲第37項V載の組成物。 (7)成分(C) (I)の炭化水素系置換基が約30
    ないし約500飼の炭素原子を有する特許請求の範囲第
    37項記載の組成物。 Φη 成分(C’) (1)の炭化水素系置換基が約5
    0ないし約500個の炭素原子を有する%肘dカ求の範
    囲第37項記載の組成物。 II5つ 成分(C) (1)の炭化水素系置換基が約
    12ないし約300個の炭素原子を南する特許請求の範
    囲第37項記載の組成物。 Q 成分(C’) (1)の炭化水素系置換基が約20
    ないし約300個の炭素原子を菊する特許請求の範囲第
    ?7JJ記載の組成物。 (財)成分(C)(1)の炭化水素系置換基が約30な
    いし約300個の炭素原子を有する%許納求の範囲第3
    7項記載の組成物。 −成分(C) (1)の炭化水素系置換基が約50ない
    し約300個の炭素原子を為する特許請求の範囲第37
    項記載の組成物。 (イ)成分(C’1(1)の炭化水素系置換基が約12
    ないし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲第
    37項記載の組成物。 6リ 成分(Q (1)の炭化水素系置換基が約20な
    いし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲第3
    7項記載の組成物。 競 成分((1’l (1)の炭化水素系置換基が約3
    0ないし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲
    第37項記載の組成物。 6つ 成分(C)(1)の炭化水素系置換基が約50な
    いし約250個の炭素原子を有する特許請求の範囲第3
    7項記載の組成物。 (14hyaがポリ(イソブチン)である特許請求の範
    囲第29項記載の組成物。 II)  hydが約20ないし約500個の炭素原子
    を有する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 64  h7dが約30ないし約500個の炭素原子金
    有する特許請求の範囲第29項記載の組成13− 物。 ■ hytiが約50ないし約500個の炭素原子を有
    する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 ■ hyaが約12ないし約300個の炭素原子を有す
    る特許請求の範囲第29項記載の組成物。 岐 h7dが約20ないし約300個の炭素原子を有す
    る特許請求の範囲第29項記載の組成物。 輪hydが約30ないし約300個の炭素原子を有する
    特許請求の範囲第29項記載の組成物。 6″1)hydが約50ないし約300個の炭素原子を
    有する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 (e4  hydが約12な込し約250個の炭素原子
    を有する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 御 hydが約20なしし約250個の炭素涼14− 子を有する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 V*  hydが約30ないし約250個の炭素原子を
    有する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 (ハ) bydが約50ないし約250個の炭素原子を
    有する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 に) hydが約20ないし約500個の炭素原子を有
    する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 (13hydが約30ないし約500個の炭素原子を有
    する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 りる hyaが約50ないし約500個の炭素原子を有
    する特許請求の範囲第29項記載の組成物。 qの 成分(C)が式 %式% (ここで、hydは平均で約12ないし約500個の炭
    素原子を持つ炭化水素糸アルキルもしくはアルケニル基
    )で示される少なくとも1種のカルがン酸系アシル化剤
    (C)(1)と、それぞれ式で示される第1.第2およ
    び第3フルカノールアミン(b’Lおよびそれぞれ式 (各式中、名Rは、独立に、炭素数1ないし約8のヒド
    ロカルビル基または炭素数2ないし約8のヒドロキシ置
    換ヒドロカルビル基、およびR′は炭素数2ないし約1
    8の二価のヒドロカルビル基)で示される該アルカノー
    ルアミンのヒドロキシ置換オキシアルキレン類(U体(
    b’)、並びにこれら2種以上の混合物(C′)よシ々
    る群の中から選ばれたアミン(C) (If)との反応
    によって得たものである特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 fQ  アミン(C) 01)がジエチルエタノールア
    ミンとエタノールアミンとの混合物である特許請求の範
    囲第75項記載の組成物。 に) hydがポリ(イソブチン)である特許請求の範
    囲第75項記載の組成物。 fQ  h7dが約20ないし約500個の炭素原子を
    有する特許請求の範囲第75項記載の組成物。 17− fQ hyaが約30ないし約500個の炭素原子を有
    する%#f請求の範囲第75項記載の組成物。 Q!tJhydが約50ないし約500個の炭素原子を
    有する特許請求の範囲第75項記載の組成物。 8◇ hyaが約20ないし約500個の炭素原子を有
    する特許請求の範囲第77項記載の組成物。 f3’4  hydが約30ないし約500個の炭素原
    子を有する特許請求の範囲第77項記載の組成物。 ■ hyctが約50ないし約500個の炭素原子を有
    する特許請求の範囲第77項記載の組成物。 ■ ポリヒドロキシ化合物およびポリヒドロキシ化合物
    の部分エステルよシなる群の中から選ばれた分散増進剤
    (G) kさらに含む特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 −成分(G)が2−ブトキシェタノールまたは18− 2−(2−ブトキシエトキシ)エタノールである特許請
    求の範囲第84項記載の組成物。 ■ 少なくとも1種の機能性添加剤(ト)をさらに含む
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。 ヒの 機能性添加剤(F)が少なくとも1種の油溶性、
    水不溶性リンおよび(または)硫黄含有機能性添加剤で
    ある特許請求の範囲第86項記載の組成物。 −機能性添加剤C)がホスフェートもしくはチオホスフ
    ェートヒドロカルビルエステルの金属塩である特許請求
    の範囲第86項記載の組成物。 (へ)少なくとも約25重量%の水七約50M門%以下
    ノヒドロカルビル油を含有する特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 輪 少々くとも約70重ttt %の水を含有する特許
    請求の範囲第89項記載の組成物。 0◇ ポリヒドロキシ化合物およびポリヒドロキシ化合
    物の部分エステルよhiる群の中から選ばれた分散増進
    剤(G)を含む特許請求の範囲第89項記載の組成物。 に)少なくとも1種の油溶性水不溶性機能性添加剤V)
    をさらに含む特許請求の範囲889項記載の組成物。 競 水を約25ないし約70重Ji%を含有する水系濃
    縮物の形態にある特0′!F請求の範囲第1項記載の組
    成物。 0尋 ポリヒドロキシ化合物およびポリヒドロキシ化合
    物の部分エステルよりなる群の中から選ばれた分散増進
    剤(G)を含む特許請求の範囲第93項記載の組成物。 (ト)少なくとも1種の油溶性水不溶性機能性添加剤(
    ト)分合む特許請求の範囲第93項記載の組成物。 6Xj  特許請求の範囲第93項記載の組成物を水で
    、水と該組成物とのi量比が約80:20ないし約99
    =1となるように希釈して作った水系機能性液体。 (社)特許請求の範囲第94.!jt記載の組成物を水
    で、水と駅Mi属物との1紫比が約80 : 20ない
    し約99:1となるように希釈して作った水系機能性液
    体。 に)特許請求の範囲第95項記載の組成物を水で、水と
    該組成物との重量比が約so : 20な騒し約99:
    1となるように希釈して作った水系機能性液体。 に)水系濃縮物および水系機能性液体の双方を含む水系
    の製造方法であって、 (1)  特許請求の範囲第1項ないし第88項のいず
    れかに記載の組成物を混合して水含有率が約25重量%
    以下の分散体/溶液を作シ、場合に応じて、 (2)該分散体/溶液をさらに水と合せて該水系濃縮物
    を作シ、および(または)場合に応じて、(3)該濃縮
    物または該分散体/溶液を、該水系機能性液体中におけ
    る成分(B)の所望濃度を提供するに必要な総量の水が
    得られるようにさらに水で希釈することからなる水系の
    製造方法。 (ロ)石英、ケイ素、ダルマニウム、宝石、ガラス等の
    映質材料からなる加工物を切削または21− 薄切シするための方法であって、(1)少なくとも1つ
    の切削バンド、該切削バンドを搬送するためのフレーム
    、該バンドを加工物と接触させつつ該フレームを移動さ
    せるだめの手段、および該バンドと該加工物との接触点
    にスラリーを適用するための手段からなるスラリーソー
    を提供し、(2)研磨剤および特許請求の範囲第1項な
    いし第98項のいずれかに記載の組成物からなるスラリ
    ーを提供し、(3)該バンドを該加工物と接触させつつ
    該フレームを移動し、同時に該バンドと該加工物との接
    触点に該スラリーを適用して該加工物に所望の切削をお
    こなうことからなる方法。 (101)  石英、ケイ素、ダルマニウム、宝石、ガ
    ラス等の61!質材料を切削または2ッグ仕上げするた
    めに、あるいは金属の加工もしくは磨きに用いられるス
    ラリーであって、特許請求の範囲第1項ないし第98項
    のいずれかに記載の組成物と研磨剤とからなるスラリー
    。 =22−
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