JPS5812076B2 - クロムガンユウハイエキノ シヨリホウ - Google Patents

クロムガンユウハイエキノ シヨリホウ

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JPS5812076B2
JPS5812076B2 JP49081558A JP8155874A JPS5812076B2 JP S5812076 B2 JPS5812076 B2 JP S5812076B2 JP 49081558 A JP49081558 A JP 49081558A JP 8155874 A JP8155874 A JP 8155874A JP S5812076 B2 JPS5812076 B2 JP S5812076B2
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waste liquid
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chromium compound
sodium
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植田育男
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はクロム含有廃液の処理法に関するものであり
、さらに詳しくはクロム含有廃液中の3価のクロム化合
物を酸化して6価のクロム化合物とし、これを再利用す
ることからなるクロム含有廃液の処理法に関するもので
ある。
6価のクロム化合物を含有する硫酸、いわゆる重クロム
酸硫酸混液は洗浄力がすぐれているため、ガラス器具等
の洗浄に適している。
殊に生物、微生物などの研究または定量、定性試験等に
際して使用されるガラス器具は有機物が付着することが
多く、このように有機物が付着したガラス器具は通常使
用されている中性洗剤などの洗剤では充分な洗浄効果が
期待できないが、重クロム酸硫酸混液を使用すれば完全
に洗浄できるため、有機物が付着したガラス器具の洗浄
に重クロム酸硫酸混液が繁用されている。
そして、重クロム酸硫酸混液はそれに含有される6価の
クロム化合物が50〜60%消費されると洗浄力が低下
し、もはや洗浄剤として使用するに適しなくなるので、
廃液とするのが通常である。
ところが、この廃液中には洗浄時に生成した3価のクロ
ム化合物は勿論のこと、6価のクロム化合物も残存して
おり、環境保全のため、廃液中のこれらのクロム化合物
の含有量を一定値以下としなければ廃棄できないと規制
されているため、重クロム酸砧酸混液の廃液をそのまま
廃棄することはできず、この廃液の処理法の開発が望ま
れていた。
従来、一般には重クロム酸硫酸混液の廃液に予め還元剤
を加えて6価のクロム化合物を3価のクロム化合物に変
換したのち、これに水酸化すI−IJウム、水酸化カル
シウムのようなアルカリを加えて生成した水酸化クロム
を沈殿として除去し、上澄液を廃棄する方法が採られて
いた。
しかし、この従来法により沈殿として除去された水酸化
クロムの処理法が未だ確立されていないため、上記の従
来法は重クロム酸硫酸混液の廃液の処理法として満足で
きるものではなかった。
この発明の発明者らは上記のような欠点を有しない処理
法の開発を目的として従来法とは全く逆に、廃液中の3
価のクロム化合物を酸化して6価のクロム化合物とし、
これを選択的に取り出して再利用すれば、二次公害も発
生せずきわめて有利である点に着目し、種々研究した結
果この発明を完成した。
この発明の方法を理解する一助として、その概・;略を
重クロム酸硫酸混液の廃液処理を例にとって図示すれは
次の通りである。
この発明の方法は、まずクロム含有廃液を酸化剤で処理
することにより行なわれるが、その前に該廃液を予め塩
基で中和しておくと酸化反応を都合よく進められて望ま
しい。
この中和に際して使用される塩基としては水酸化ナトリ
ウムが望ましいが、そのほか水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等も使用することができる。
なお、この中和反応は発熱を伴うので、その発熱を適当
に抑制するため、廃液を水で適宜希釈しておくのが望ま
しい。
この発明の方法で使用される酸化剤としては廃液中の3
価のクロム化合物を6価のクロム化合物に酸化し得るも
のであり、かつ酸化反応の後でその過剰量が一定の条件
下で6価のクロム化合物を還元することなく還元され得
るものであればよく、具体的には次亜塩素酸ナトリウム
、次亜塩素酸カリウムが例示される。
この酸化反応が進行するに従って、クロム酸が生成する
ため廃液のpH値が下がるので、そのまま酸化反応を続
行すると、次亜塩素酸塩に基づく刺激性の塩素ガスや次
亜塩素酸が発生する。
これを防ぐため、希水酸化ナトリウム水溶液などを加え
て酸化反応中の廃液のpH値を7〜9の間に保つ。
酸化反応の終了は、廃液に酸化剤を加えてもpH値が殆
んど下がらなくなることにより確認することができる。
なお、酸化剤の添加を止めた後もしばらくの間攪拌を続
け、酸化反応を完結させるのが望ましい。
酸化反応終了により、廃液中の水酸化クロムが消失する
酸化反応終了後、廃液中の過剰の酸化剤を還元する。
この還元反応に使用される還元剤としては、ある一定の
条件下で、廃液中の6価のクロム化合物を還元すること
なく、過剰の酸化剤だけを選択的に還元し得るものであ
ればよく、具体的には亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、ヒ
ドロキシルアミンの塩酸塩、ヒドラジン水化物等が挙げ
られる。
しかしながら、亜硝酸ナトリウム、ヒドロキシルアミン
、ヒドラジン水化物は窒素原子を含有し、二次公害を発
生させるおそれがあるため好ましくない。
この還元反応は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を用いて液性をpH7
〜9に保ちつつ行なえは、廃液中に残存していた6価の
クロム化合物および前段の酸化反応により生成した6価
のクロム化合物を還元することなく、過剰の酸化剤だけ
を選択的に還元することができる。
このようにして得られる廃液中の6価のクロム化合物を
次いで塩基性イオン交換樹脂(塩型)に吸着させる。
この際、硫酸、塩酸、臭化水素酸等を用いて廃液の液性
をpH3〜4に予め調整しておけば、樹脂への吸着効率
がよく、望ましい。
なお、この廃液のpH調整のためには硝酸、燐酸、義酸
、酢酸等も使用可能であるが、硝酸は窒素源となり、燐
酸は燐源となり、また義酸、酢酸等の有機酸はBOD(
生物学的酸素要求量)を増加させる源となり、いずれも
二次公害を発生させるおそれがあるため好ましくない。
また、廃液は樹脂層通過中に硫酸ナトリウム等が析出し
ないように予め水で希釈しておくのが望ましい。
この発明の方法で使用される塩基性イオン交換樹脂(塩
型)と弱塩基性イオン交換樹脂(塩型)および強塩基性
イオン交換樹脂(塩基)の両方を含む。
そして、弱塩基性イオン交換樹脂としては、アンバーラ
イトIR=45、アンバーライトIRA−47、同68
、同93(いすえも商品名、ローム・アンド・バース社
製)、ダイヤイオンWA−10、同11、同20、同2
1、同30(いずれも商品名、三菱化成工業株式会社製
)、レワチツ) (Lewat it ) MP −6
4(商品名、バイエル社製)、ダウエックスMWA−1
、ダウエックスWGR(商品名、ダウケミカル社製)等
が例示され、また強塩基性イオン交換樹脂としては、ア
ンバーライトIRA−400、同401、同402、同
405、同410.同411、同425、同900、同
904、同910、同9111同938(いずれも商品
名、ローム・アンド・バース社製Xダイヤイオン5A−
1OA、同10B、同11A1同11B1同20A1同
20B1同21A1同21 B1ダイヤイオンPA−3
04、同306、同308、同310、同312、同3
14、同316、同318、同320、同404、同4
06、同408、同4101同412、同414、同4
16、同418、同420(いずれも商品名、三菱化成
工業株式会社製)、ダウエックス1×11同1×4、同
1×8、同1×10、同2×4、同2×8、同11、同
21に1同MSA−1(商品名、ダウケミカル社製)、
デュオライt−ES−109、同101D1同1111
テ゛ニオライトA−102D(商品名、ダイヤモンド・
ジャムロック社製)等が例示される。
これらの塩基性イオン交換樹脂のうちOH型のものをそ
のまま使用すると、通水液が樹脂部を通過する際にアル
カリ性となって、重クロム酸イオンの吸着性が低下し、
重クロム酸イオンが漏出してくるので、それを防ぐため
樹脂を予め酸で処理して塩型としておく必要がある。
そのような酸としては硫酸、塩酸、臭化水素酸、燐酸、
硝酸等が使用可能であるが、中でも硫酸塩とすれば総交
換容量が大きくなり望ましい。
また、燐酸塩、硝酸塩なども使用可能であるが、これら
は前記のように二次公害源となるおそれがあり、好まし
くない。
これらの樹脂の一使用例を示せば、弱塩基性イオン交換
樹脂(塩型)を充填したものを第1搭、第2搭とし、強
塩基性イオン交換樹脂(塩型)を充填したものを第3搭
としてこれら3搭を第1.2.3搭の順に直列に組み合
わせて使用する方法、あるいは上部に弱塩基性イオン交
換樹脂(塩型)を、下部に強塩基性イオン交換樹脂(塩
型)をそれぞれ充填した搭を使用する方法などが挙げら
れる。
これらの塩基性イオン交換樹脂(塩型)を充填した搭を
通過させる廃液の空間速度(SpaeeVeloclt
y)は約5V−5のときに好ましい結果が得られるが、
この速度に限定されるものではない。
廃液中の6価のクロム化合物が樹脂に吸着されると、樹
脂が黄色に着色するので、その着色の具合により、また
は流出液中の6価のクロム化合物の濃度により適当な時
点を判断して廃液の通液を止め、次いで樹脂に吸着され
た6価のクロム化合物を該樹脂から溶離する。
樹脂からの6価のクロム化合物の溶離は、弱塩基性イオ
ン交換樹脂(塩型)を使用した場合には該樹脂を水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の無機塩基の水溶液で処理することにより、ま
た強塩基性イオン交換樹脂(塩型)を使用した場合には
該樹脂を水酸化ナトリウム・塩化ナトリウム、水酸化ナ
トリウウ・塩化カリウム、水酸化カリウム・塩化ナトリ
ウム、水酸化カリウム・塩化カリウム等の希水溶液で処
理することにより行なわれる。
このようにして弱塩基性イオン交換樹脂から溶離された
6価のクロム化合物を含有する水溶液は、予め陽イオン
交換樹脂(たとえばアンバーライト200CのH型)に
通してナトリウムイオンを除・去したのち、これを濃縮
し、硫酸と混合して重クロム酸硫酸混液とし、再び洗浄
剤として使用することができるほか、無水クロム酸など
の製造過程で原料あるいは中間原料として使用すること
もできる。
また、強塩基性イオン交換樹脂(塩型)から溶離された
6価のクロム化合物を含有する水溶液は、還元処理した
後の廃液に合わせ、再度弱塩基性イオン交換樹脂(塩型
)にそのまま吸着させることにより、再利用することが
できる。
また、6価のクロム化合物を溶離して再生された樹脂は
、この発明の方法における吸着用樹脂として再利用でき
る。
なお、この発明の方法において廃液中の6価のクロム化
合物を樹脂に吸着させる際に、廃液中に含有される極微
量の3価のクロム化合物(これは、酸化反応の際の未反
応のものに由来するものと思われる)はそのまま流出液
中に出て来るが、これは流出液を水酸化ナトリウムで処
理して水酸化クロムとして沈殿させて除去すれば上澄液
は廃棄することができる。
ここで沈殿として分離された水酸化クロムは、次回のク
ロム含有廃液の処理に際して、廃液に加えて再び酸化剤
で処理し、6価のクロム化合物に再生することができる
この発明の方法によれば、洗浄剤として使用された結果
生ずる3価のクロム化合物を6価のクロム化合物に再生
して再第1」用でき、かつ従来の廃液処理法が有してい
た水酸化クロムの蓄積という欠陥もないため、この発明
の方法は経済的に、また環境保全上も極めてすぐれたク
ロム含有廃液の処理法である。
なお、この発明の方法は重クロム酸硫酸混液の廃液処理
のみならず、クロムを含有するあらゆる廃液の処理に適
用することができる。
次にこの発明の方法を実施例により説明する。
実施例 1 重クロム酸硫酸混液の廃液51を水40nに加え、これ
に48%水酸化ナトリウム水溶液を加えて約pH8,5
とする。
このとき発熱し、液温か約63°Cとなり、水酸化クロ
ムが析出する。
これに有効塩素を5%以上含有する次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を攪拌しながら滴下する。
滴下に伴いpH値が徐々に下がるので、約pH7、5と
なったところで滴下を止める。
次いで、これに10%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し
て、約pH8,5とする。
上記の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を滴下する操作と1
0%水酸化ナトリウム水溶液を滴下する操作とをくり返
し、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を滴下しても液のpH
値が下がらなくなったところで、この操作を止める。
滴下終了後、この混液を10分間攪拌する。
次いで、これに5%亜硫酸ナトリウム水溶液を、pH7
、5〜85に保ちながら徐々に滴下し、液の酸化還元電
位を180〜400mVに調整する。
次いでこれに10%硫酸を滴下して液のpH値を3〜4
に調整する。
これに水を加えて、液の全量を751としたのち、室温
に放置し、液温が30℃以下となったところで樹脂に通
液する。
樹脂は弱塩基性イオン交換樹脂、アンバーライトIRA
−93(OH型300−から製したS04型)を充填し
た搭2本をそれぞれ第1搭、第2搭とし、強塩基性イオ
ン交換樹脂(塩型)、アンバーライトIRA900(C
l型)を3001nj2充填した搭を第3搭とし、これ
ら3搭を直列に組み合せたものを使用した。
第2搭の樹脂の約1 / 3量が6価のクロム化合物、
すなわちCr2O72−を吸着した段階(樹脂の着色に
より判断)で一旦通液を止め、第1搭の樹脂に10%水
酸化ナトIJウム水溶液を通して6価のクロム化合物を
樹脂から溶離して樹脂を再生する。
再生した樹脂を2%硫酸でSO4型とした先の第1搭を
第2搭とし、先の第2搭を第1搭として再び通液を開始
し、やはり第2搭の樹脂の約1/3量が6価のクロム化
合物を吸着した段階で通液を止め、第1搭の樹脂の再生
、第1搭と第2搭との組み替えの操作をくり返す。
通液が終了するまでにこの操作を3回くり返す。
吸着途中の樹脂はそのまま次回の廃液処理に使用する。
通液終了後、第1搭の樹脂を再生した際に流出した6価
のクロム化合物を含有する水溶液は、これを集めたのち
、約1/3量になるまで濃縮する。
この濃縮液に硫酸を加えて重クロム酸硫酸混液とし、こ
れを再び洗浄剤として使用する。
また、酸化・還元処理した廃液を通液した際の流出液は
3価のクロム化合物を極微量含有して。
いるので、通液終了後、この流出液を集め、これに10
%水酸化ナトリウムを加えて約pH8とする。
これを5時間放置し、水酸化クロムを沈殿除去した後の
上澄液を放流する。
この上澄液中の全クロムの濃度は0.7ppmであり、
またCr6+は0. lppmであった。
上記で沈殿として分離された水酸化クロムはこれを新た
な重クロム酸硫酸混液の廃液に加え、次回の廃液処理工
程に入れる。
なお、第3搭の強塩基性イオン交換樹脂の再生は10%
塩化ナトリウム・水酸化ナトリウム(1:1)水溶液を
使用して行なわれるが、この第3搭の樹脂の再生は、第
1搭の樹脂の再生9〜10回につき1回で充分である。
なお、第3搭の樹脂として使用したアンバーライトIR
A−900はCC1型で市販されているが、この樹脂は
再生によりOH型となるので、これを次いで硫酸で処理
してS04型とすると、樹脂の総交換容量が大きくなり
、第1搭の樹脂の再生約15回につき1回で充分となり
、第3搭の樹脂の再生頻度が少なくなった。
実施例 2 クロムメッキに使用した劣化クロム酸液(Cr6+を7
080ppm、 Cr3+を1920ppm含有)11
に48%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH8,5に
調整する。
沈殿が析出するが、これをそのまま加温して液温を75
℃とする。
これに有効塩素を5%以上含有する次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液10ydを攪拌しながら滴下して酸化還元電位
650〜700mVとし、滴下終了後30分間攪拌する
析出する不溶物をr取し、水250−で洗浄する。
洗液とPHとを合わせ、10%水酸化ナトIJウム水溶
液でpH8,5に調整する。
これに2%亜硫酸ナトリウム水溶液を徐々に滴下して酸
化還元電位330mVとし、滴下終了後、30分間攪拌
する。
これに20%(V/V )硫酸を加えてpH4,2に調
整する。
これを室温に放置し、液温か30℃以下となったところ
で約SV5にて樹脂に通液する。
樹脂は弱塩基性イオン交換樹脂、ダイヤイオンWA−3
0(OH型30m1から製したSO4型)を充填した搭
(内径2.0crrL)2本をそれぞれ第1搭、第2搭
とし強塩基性イオン交換樹脂、アンバーライトIRA9
00(Cn型30m1から製したSO4型)を充填した
搭(内径2.0CrrL)を第3搭とし、これら3搭を
直列に組み合わせたものを使用した。
第2搭の樹脂の約1/3量が6価クロム化合物、すなわ
ちcr2oニーを吸着した段階(樹脂の着色により判定
)で一旦通液を止め、第1搭の樹脂に10%水酸化ナト
リウム水溶液を通して6価のクロム化合物を樹脂から溶
離して樹脂を再生する。
再生した樹脂を2%硫酸でSO4型とし先の第1搭を第
2搭とし、先の第2搭を第1搭として再び通液を開始し
、やはり第2搭の樹脂の約1/3量が6価のクロム化合
物を吸着した段階で通液を止め、第1搭の樹脂の再生、
第1搭と第2搭との組み替えの操作をくり返す。
通液が終了するまでこの操作をくり返す。
吸着途中の樹脂はそのまま次回の廃液処理に使用する。
通液終了後、第1搭の樹脂を再生した際に流出した6価
のクロム化合物を含有する水溶液は、これを集めたのち
再利用する。
また、酸化・還元処理した廃液を通液した際の流出液は
3価のクロム化合物を極微量含有しているので、通液終
了後、この流出液を集め、これに10%水酸化すl−I
Jウムを加えて約pH7とする。
これを5時間放置し、水酸化クロムを沈殿除去した後の
上澄液を放流する。
この上澄液中のCr3十の濃度は0.72ppmであり
、またCr6+は0.02ppInであった。
なお、上記方法において次亜塩素酸ナトリウム水溶液を
加えた後で沢取、水洗した固形物(風乾後1:l)中に
はCr6+が微量含まれているが、このCr6+は次の
ように処理される。
すなわち、このような固形物を適轟量集めた後、これに
水を加えて数時間攪拌する。
この混液を沢過し、P液中のCr6+を定量し、それが
排水基準値(0,5pI)[11)より低けれはPiM
をそのまま放流し、またP液中のCr6+が排水基準値
以上であればpH4,2とした後前記の方法によりイオ
ン交換樹脂に通液する。
このようにして水洗液中のCr6+が排水基準値未満と
なるまで洗浄操作をくり返した後の固形物中にはZn
、Od 、Cu 、Ni 、Fe 、Mgなどの金属の
水酸化物が含まれており、これは常法により処理した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クロム含有廃液を廃液のpH値を7〜9の間に保ち
    つつ次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムか
    ら選ばれる酸化剤で処理し、廃液中の3価のクロム化合
    物を酸化して6価のクロム化合物とし、ついで該処理液
    のpH値をさらに7〜9の間に保ちつつ亜硫酸ナトリウ
    ム、亜硫酸水素ナトリウムまたはチオ硫酸ナトリウムで
    過剰の酸化剤を還元したのち、6価のクロム化合物を塩
    基性イオン交換樹脂(塩型)に吸着させ、次いで該樹脂
    から6価のクロム化合物を溶離し、得られる6価のクロ
    ム化合物を再利用することを特徴とするクロム含有廃液
    の処理法。
JP49081558A 1974-07-15 1974-07-15 クロムガンユウハイエキノ シヨリホウ Expired JPS5812076B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4918790A (ja) * 1972-04-14 1974-02-19

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JPS4918790A (ja) * 1972-04-14 1974-02-19

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