JPS58118886A - 液晶表示素子 - Google Patents
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- JPS58118886A JPS58118886A JP36982A JP36982A JPS58118886A JP S58118886 A JPS58118886 A JP S58118886A JP 36982 A JP36982 A JP 36982A JP 36982 A JP36982 A JP 36982A JP S58118886 A JPS58118886 A JP S58118886A
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Landscapes
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- Liquid Crystal Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液晶表示素子、特に時分割駆動方式に好適外液
晶表示素子に係わり、詳細には!トリックス、グラフィ
ック表示およびテレビなどの高時分割駆動方式(l、y
4デユティ、1/8デニテイ。
晶表示素子に係わり、詳細には!トリックス、グラフィ
ック表示およびテレビなどの高時分割駆動方式(l、y
4デユティ、1/8デニテイ。
1/16デユテイ、 ”/64デユティ)に好適な液
晶材料に関するものである。
晶材料に関するものである。
鑞界効釆形液晶表示素子の一つであるツィステッドネマ
チック形(TN形)液晶表示素子の一例を第1因に示す
。同図に示す液晶表示素子は、それぞれ透明なガラスな
どからなる第1の基板1と第2の基板2とが所定の間隔
、例えば5〜15βmでほぼ平行に配置され、その周凹
は、例えば7リツトガラス、有機接着剤等からなる封着
部材3で封着され、これらによって形成される内部空間
にネマチック相液晶4が封入されている。所定の間隔は
、例えばファイバーガラス、ガラス粉末等のスペーサ5
によって得ら、れる。なお特別にスペーサ5を使用せず
、封着部材3をスペーサとして兼用して奄良い。
チック形(TN形)液晶表示素子の一例を第1因に示す
。同図に示す液晶表示素子は、それぞれ透明なガラスな
どからなる第1の基板1と第2の基板2とが所定の間隔
、例えば5〜15βmでほぼ平行に配置され、その周凹
は、例えば7リツトガラス、有機接着剤等からなる封着
部材3で封着され、これらによって形成される内部空間
にネマチック相液晶4が封入されている。所定の間隔は
、例えばファイバーガラス、ガラス粉末等のスペーサ5
によって得ら、れる。なお特別にスペーサ5を使用せず
、封着部材3をスペーサとして兼用して奄良い。
上記第1及び第2の基板1.2は、それぞれその対向す
る肉量上に所定のパターンの電極6が形成され、更に液
晶に接する面は、その面付近の液晶分子が所望の一定方
向に配向させる液晶配向制御面7,8となっている。こ
のような配向制御面は、電極を有する基板面上K例えば
sio をその基板面に対して斜めの方向から蒸着させ
た斜方蒸着膜あるいは前記基板面上に有機高分子薄膜又
は無機物薄膜を被着し、その表面を綿などで一定方向に
こするいわゆるラビング処理を施すことなどKより作ら
れる。
る肉量上に所定のパターンの電極6が形成され、更に液
晶に接する面は、その面付近の液晶分子が所望の一定方
向に配向させる液晶配向制御面7,8となっている。こ
のような配向制御面は、電極を有する基板面上K例えば
sio をその基板面に対して斜めの方向から蒸着させ
た斜方蒸着膜あるいは前記基板面上に有機高分子薄膜又
は無機物薄膜を被着し、その表面を綿などで一定方向に
こするいわゆるラビング処理を施すことなどKより作ら
れる。
液晶配向方向に関して、第1の基板1の液晶配向制御面
7には第1の一定方向を、第2の基板2の液晶配向制御
面8には第2の一定方向をそれぞれ選びそれぞれの方向
を異ならせることにょ妙、前記基板1,2間に挾持され
たネマチック相液晶4の分子は、tI!J1の方向から
第2の方向に向かってねじれて配向される。第1の方向
と第2の方向とのなす角度すなわち液晶分子のツイスト
角度は任意に選ばれるが、一般には第2図に示すように
ほぼ90度が選ばれる。
7には第1の一定方向を、第2の基板2の液晶配向制御
面8には第2の一定方向をそれぞれ選びそれぞれの方向
を異ならせることにょ妙、前記基板1,2間に挾持され
たネマチック相液晶4の分子は、tI!J1の方向から
第2の方向に向かってねじれて配向される。第1の方向
と第2の方向とのなす角度すなわち液晶分子のツイスト
角度は任意に選ばれるが、一般には第2図に示すように
ほぼ90度が選ばれる。
基板1,2の外側には、それぞれ第1の偏光板9及び第
2の偏光板10が配置される。
2の偏光板10が配置される。
この場合2枚の偏光板9.10の偏光軸のなす角度は通
常液晶分子のツイスト角度(前記第1の方向と第2の方
向とのなす角度)と同じ角度、又は、零度(すなわちそ
れぞれの偏光軸が平行である)が遇ばれる。そして通常
液晶配向面配向方向と偏光板の偏光軸とは互いに平行も
しくは直交するよう配置される。
常液晶分子のツイスト角度(前記第1の方向と第2の方
向とのなす角度)と同じ角度、又は、零度(すなわちそ
れぞれの偏光軸が平行である)が遇ばれる。そして通常
液晶配向面配向方向と偏光板の偏光軸とは互いに平行も
しくは直交するよう配置される。
このような表示素子は、第1の基板側からみたときに正
常の表示を行う場合、第2の偏光板9の裏面に反射体1
1を配置した反射形表示素子、又社史に!2の偏光板9
と反射体11との間に所望の厚さのアクリル樹脂板、ガ
ラス板等の導光体を挿入し、その側面の適宜個所に光源
を配置した夜間表示用素子として広く利用されている。
常の表示を行う場合、第2の偏光板9の裏面に反射体1
1を配置した反射形表示素子、又社史に!2の偏光板9
と反射体11との間に所望の厚さのアクリル樹脂板、ガ
ラス板等の導光体を挿入し、その側面の適宜個所に光源
を配置した夜間表示用素子として広く利用されている。
ここで、ツイスト角度90f、偏光軸交差角度90[の
反射形の場合の液晶表示素子の表示動作原理について説
明する。
反射形の場合の液晶表示素子の表示動作原理について説
明する。
今、液晶層に電界が存在しない・ときは、外来光(この
液晶表示素子の第1の偏光板9へ入射する周囲光)はま
ず第1の偏光板9を透過したときその偏光軸に沿った直
線偏光光となり液晶層4へ入射されるが、液晶分子はそ
の層の間で90度ツイストしているので液晶層を遅遅し
たときは、前記偏光光の偏光面は90度旋光され、s2
の偏光板10を透過する。これが反射板11で反射され
、上記と逆の順序で第2偏光板10.液晶層4、第1偏
光板9を透過して液晶表示素子外へ放射される。従って
観察者には液晶表示素子に入射され、反射板で反射され
て再び液晶表示素子から出て来た偏光光を観察すること
ができる。
液晶表示素子の第1の偏光板9へ入射する周囲光)はま
ず第1の偏光板9を透過したときその偏光軸に沿った直
線偏光光となり液晶層4へ入射されるが、液晶分子はそ
の層の間で90度ツイストしているので液晶層を遅遅し
たときは、前記偏光光の偏光面は90度旋光され、s2
の偏光板10を透過する。これが反射板11で反射され
、上記と逆の順序で第2偏光板10.液晶層4、第1偏
光板9を透過して液晶表示素子外へ放射される。従って
観察者には液晶表示素子に入射され、反射板で反射され
て再び液晶表示素子から出て来た偏光光を観察すること
ができる。
このような表示素子において所定の選択された電極6に
所定の電圧を印加し、液晶層の所定の領域に電界を与え
ると、その領域における液晶分子は電界の方向に沿って
配向される。その結果、その領域においては偏光面の旋
光能を失うので、その領域では偏光面F!旋光しないた
め、第1の偏光板9で偏光された光は第2の偏光板10
で速断される。このため観察者にはその領域は暗くみえ
る。
所定の電圧を印加し、液晶層の所定の領域に電界を与え
ると、その領域における液晶分子は電界の方向に沿って
配向される。その結果、その領域においては偏光面の旋
光能を失うので、その領域では偏光面F!旋光しないた
め、第1の偏光板9で偏光された光は第2の偏光板10
で速断される。このため観察者にはその領域は暗くみえ
る。
従って、所望の選択された電極に電圧を印加することに
よって、所望の表示を行なうことができるのである。
よって、所望の表示を行なうことができるのである。
上記のような電界効果形液晶表示素子において、用いら
れるべき液晶組成物には、下記に述べる緒特性が付与さ
れていることが特に望ましいものである。すなわち、 −配向制御面に対する適応性が良好なこと、二 広い温
度範囲において動作可能なこと、三 広い温度範囲、と
くに低温においても応答性の良いこと、 などである。
れるべき液晶組成物には、下記に述べる緒特性が付与さ
れていることが特に望ましいものである。すなわち、 −配向制御面に対する適応性が良好なこと、二 広い温
度範囲において動作可能なこと、三 広い温度範囲、と
くに低温においても応答性の良いこと、 などである。
まず第一の要請に関しては、液晶40分子を上板、下板
の界面において平行にしかも一方向に配列させZように
制御することは、本素子の構成上きわめて重要なことで
、従来よりこの制御はSlOの斜方黒膜を形成したり、
あるいはラビング処理を施すことにより行なっている。
の界面において平行にしかも一方向に配列させZように
制御することは、本素子の構成上きわめて重要なことで
、従来よりこの制御はSlOの斜方黒膜を形成したり、
あるいはラビング処理を施すことにより行なっている。
また、第二の要請に対しては、25℃の常温近辺におい
て液晶であることが最低の必要条件であるが、実用的に
は一10℃〜+60℃ 程度以上の温度範囲で液晶状態
を示す液晶体が必要である。
て液晶であることが最低の必要条件であるが、実用的に
は一10℃〜+60℃ 程度以上の温度範囲で液晶状態
を示す液晶体が必要である。
なお、本発明で述べる所の固体・液晶の転移温度は下記
の測定に基づいて決定、定義されたものである。個々の
液晶単体物質、およびそれらで構成される混合系組成物
が過冷却現象を示す場合が多い。その場合には十分低温
(たとえば−40℃)に冷却して結晶化を計り、しかる
のちに微量融点測定装置によって、温度上昇時における
転移温度を測定し、これをもって固体・液晶の転移温度
とした。この第二の1!鯖は通常のスタティック駆動に
ついては言うに及ばず、いわゆる時分割駆動方式による
駆動においてきわめて重要な意味をもっている。すなわ
ち最近、液晶表示製蓋、とくに情報を多く必要とする装
置、例えば電卓あるいはマトリックス・ディスプレイな
どにおいては、電圧平均化法などによる時分割駆動方式
を採用することを必須としている。電卓などでは低電圧
駆動が望着しく、特に電池を直列に接続して直接駆動し
うる4、5V駆動(電池1.5 V用3ヶ)、3V駆動
(電池1.5V用2ケ)などの低電圧駆動が採用されて
いる。この低電圧駆動は電池を直列に接続するため、昇
圧回路を必要とせず、C−MOSと組合せることにより
、電池時分時間を500時間〜2000時間に保持しう
るのが特徴である。
の測定に基づいて決定、定義されたものである。個々の
液晶単体物質、およびそれらで構成される混合系組成物
が過冷却現象を示す場合が多い。その場合には十分低温
(たとえば−40℃)に冷却して結晶化を計り、しかる
のちに微量融点測定装置によって、温度上昇時における
転移温度を測定し、これをもって固体・液晶の転移温度
とした。この第二の1!鯖は通常のスタティック駆動に
ついては言うに及ばず、いわゆる時分割駆動方式による
駆動においてきわめて重要な意味をもっている。すなわ
ち最近、液晶表示製蓋、とくに情報を多く必要とする装
置、例えば電卓あるいはマトリックス・ディスプレイな
どにおいては、電圧平均化法などによる時分割駆動方式
を採用することを必須としている。電卓などでは低電圧
駆動が望着しく、特に電池を直列に接続して直接駆動し
うる4、5V駆動(電池1.5 V用3ヶ)、3V駆動
(電池1.5V用2ケ)などの低電圧駆動が採用されて
いる。この低電圧駆動は電池を直列に接続するため、昇
圧回路を必要とせず、C−MOSと組合せることにより
、電池時分時間を500時間〜2000時間に保持しう
るのが特徴である。
しかしながら、かかる時分割駆動力式を採用すると、ス
タティック駆動方式では生じなかった動作上の制約が原
理的に存在することになる。すなわち時分割表示装置で
は半選択点、非選択点の各絵素におけるクロストークを
防ぐ必要がある。このクロストークの防止法としては最
も一般的に用いられる電圧平均化法がある。この方法は
クキストーク電圧を平均化して選択電圧との差を大きく
することによって動作の裕度を広げることを目的として
工夫されたものである。以下この方法を具体例を上げな
がら説明する。
タティック駆動方式では生じなかった動作上の制約が原
理的に存在することになる。すなわち時分割表示装置で
は半選択点、非選択点の各絵素におけるクロストークを
防ぐ必要がある。このクロストークの防止法としては最
も一般的に用いられる電圧平均化法がある。この方法は
クキストーク電圧を平均化して選択電圧との差を大きく
することによって動作の裕度を広げることを目的として
工夫されたものである。以下この方法を具体例を上げな
がら説明する。
クロストーク電圧を選択゛電圧の 1/3に平均化し、
駆動波形を交流にした電圧平均化法を適用した例を呈示
する。この方式の駆動波形は#I3図の状態図のように
なる。第3図において選択状態では±V・の電圧が液晶
に加わり、半選択状態、非選択状態では±(1/3)V
・の電圧が液晶に加わる。このとき液晶が表示状態にな
る点、すなわち表示点に加わる印加電圧の実効値υIl
l は次式のようになる。
駆動波形を交流にした電圧平均化法を適用した例を呈示
する。この方式の駆動波形は#I3図の状態図のように
なる。第3図において選択状態では±V・の電圧が液晶
に加わり、半選択状態、非選択状態では±(1/3)V
・の電圧が液晶に加わる。このとき液晶が表示状態にな
る点、すなわち表示点に加わる印加電圧の実効値υIl
l は次式のようになる。
ただしN:デユーティ数
一方液晶の非表示点に加わる印加電圧の実効値0口は次
式のようになる0 ここで、表示点を表示状態にするには、液晶のしきい値
電圧vthに対してuSl≧vth であり、非表示
点にクロストークを生じないためには、υ8g≦vth
でなければならない。すなわち、この駆動方式によっ
てクロストークを防いだ表示をする条件は次式のように
立る。
式のようになる0 ここで、表示点を表示状態にするには、液晶のしきい値
電圧vthに対してuSl≧vth であり、非表示
点にクロストークを生じないためには、υ8g≦vth
でなければならない。すなわち、この駆動方式によっ
てクロストークを防いだ表示をする条件は次式のように
立る。
tJll ≦vth≦u1 ・・・・・・・
・・・・・・・・ (3)(3)弐K(1) 、 (2
)式を代入し、■・について整理すると次のようになる
。
・・・・・・・・ (3)(3)弐K(1) 、 (2
)式を代入し、■・について整理すると次のようになる
。
そこでVOを変えて表示点および非表示点の輝度を測定
すると第8図のようになる。表示点および非表示点にV
Oに換算した液晶のしきい値電圧。
すると第8図のようになる。表示点および非表示点にV
Oに換算した液晶のしきい値電圧。
Vths 、Vth鵞カ存在し、
VthmSV・ ≦ vt hl ・
・・・・・・・・・・・・・・ (5)のときクロス
トークを防いだ表示が可能になる。
・・・・・・・・・・・・・・ (5)のときクロス
トークを防いだ表示が可能になる。
ナオ、(4)弐に! F) Vtht 、 Vths
#′iK式で表わせる。
#′iK式で表わせる。
Vths = 3Vth ・−”=
・(7)(5)弐について、さらに厳密に言えば、表示
の可能な電圧の下限値はVthz ではなくt48図
に示す飽和電圧Vsatl を下限とすべきである。す
なわち下記の(8)式が Vsatt ≦ V・ ≦ V t hs
・−=・−= (8)りqストークを防いだ表示
が可能になる電圧範囲を決める式となる。(8)式にお
けるV、の可動範囲が大きい装置はど動作マージンが広
い装置であるということができる。以上の式の訴導では
υ畠hu83シたがってV t b* * V t h
倉+ V s * t s などは一定値として考え
てきたが、これらは温度(T)、素子に対する視角(φ
、θ)(第4図)などによって変シうるものである。(
1)式から(8)式の説明では第4図に定義した視角φ
=Oと定めて考えてきたが、現実にはφはある有限の範
囲の値を取るものである。このように動作マージンをき
める要因は種々あ夛、これを以下に順をおって説明する
が、動作マージンをきめる要因を考察する上で下記の3
つの因子を取り上げると問題の本質を見通す上で便利で
ある。
・(7)(5)弐について、さらに厳密に言えば、表示
の可能な電圧の下限値はVthz ではなくt48図
に示す飽和電圧Vsatl を下限とすべきである。す
なわち下記の(8)式が Vsatt ≦ V・ ≦ V t hs
・−=・−= (8)りqストークを防いだ表示
が可能になる電圧範囲を決める式となる。(8)式にお
けるV、の可動範囲が大きい装置はど動作マージンが広
い装置であるということができる。以上の式の訴導では
υ畠hu83シたがってV t b* * V t h
倉+ V s * t s などは一定値として考え
てきたが、これらは温度(T)、素子に対する視角(φ
、θ)(第4図)などによって変シうるものである。(
1)式から(8)式の説明では第4図に定義した視角φ
=Oと定めて考えてきたが、現実にはφはある有限の範
囲の値を取るものである。このように動作マージンをき
める要因は種々あ夛、これを以下に順をおって説明する
が、動作マージンをきめる要因を考察する上で下記の3
つの因子を取り上げると問題の本質を見通す上で便利で
ある。
(a) 温度によるしきい値電圧の変動缶)角度によ
るしきい値電圧の変動 (c) 電圧−輝度特性のシャープさ例に則して定量
的に明らかにする。
るしきい値電圧の変動 (c) 電圧−輝度特性のシャープさ例に則して定量
的に明らかにする。
時分割駆動方式の電気光学特性は第5図に示す方法で測
定した。液晶表示東予51ti輝度計52に対して10
°〜40°の間で傾斜させて恒温槽53内に配置されて
いる。そして輝度計52に対して30°の角度をもって
配置されたタングステンランプ54より熱吸収ガラスフ
ィルター5Sを介して液晶表示素子51に光を照射し、
液晶表示素子51の輝度を輝度計52により測定する。
定した。液晶表示東予51ti輝度計52に対して10
°〜40°の間で傾斜させて恒温槽53内に配置されて
いる。そして輝度計52に対して30°の角度をもって
配置されたタングステンランプ54より熱吸収ガラスフ
ィルター5Sを介して液晶表示素子51に光を照射し、
液晶表示素子51の輝度を輝度計52により測定する。
前記した方法で測定した時分割駆動1/3バイアス1/
3デユテイ、1/2バイアス1/2デユテイの場合のそ
れぞれの駆動波形は第6図、第7図のよう表波形で行な
う。との波形で電圧と輝庫特性を示したのが第8図であ
る。領域Hj点灯しない領域であり、領域■は選択点の
み点灯する領域である。この領域■で数字1文字轡の所
望の表示ができる仁とに一&る。領域■ではすべてのセ
グメントが点灯する領域であり、表示機能としての役目
をなさない領域である。すなわちクロストークの生じる
領域である。
3デユテイ、1/2バイアス1/2デユテイの場合のそ
れぞれの駆動波形は第6図、第7図のよう表波形で行な
う。との波形で電圧と輝庫特性を示したのが第8図であ
る。領域Hj点灯しない領域であり、領域■は選択点の
み点灯する領域である。この領域■で数字1文字轡の所
望の表示ができる仁とに一&る。領域■ではすべてのセ
グメントが点灯する領域であり、表示機能としての役目
をなさない領域である。すなわちクロストークの生じる
領域である。
Vthxは輝度101gの選択点(ON状態)における
電圧、Vthmは輝度10%の非選択(OFF状態)点
における電圧、Vsatl は輝度5OIsの選択点
電圧、Vgatl は輝度5O1sの非選択電圧である
。動作マージンを次式で定義する。
電圧、Vthmは輝度10%の非選択(OFF状態)点
における電圧、Vsatl は輝度5OIsの選択点
電圧、Vgatl は輝度5O1sの非選択電圧である
。動作マージンを次式で定義する。
・・・・・・・・・・・・・・・ (9)ただし、T=
湿温度℃)θ°〜40℃ φ=視角(’) 10°〜400 f;周波数(Hz)100〜550Hzしたがって、広
い動作マージンとは領[11が広いということと同義で
ある。このように時分割駆動ではある一定の電圧の幅(
マージン)の中で駆動しなければならない。
湿温度℃)θ°〜40℃ φ=視角(’) 10°〜400 f;周波数(Hz)100〜550Hzしたがって、広
い動作マージンとは領[11が広いということと同義で
ある。このように時分割駆動ではある一定の電圧の幅(
マージン)の中で駆動しなければならない。
この(9)式で表わされる動作マージンMを更に分析す
ると、前記した(a)〜(e)の三つの因子によってM
が決定されることがわかる。それぞれの因子は次の式に
よって定量的に定義される。
ると、前記した(a)〜(e)の三つの因子によってM
が決定されることがわかる。それぞれの因子は次の式に
よって定量的に定義される。
(a)Vth の温度特性ΔT
・・・−・・・・・・・・・・(10)但し、温度Tは
00〜40℃のN囲とし、φ=4°0°、f=100七
での値として−Tを定義する。
00〜40℃のN囲とし、φ=4°0°、f=100七
での値として−Tを定義する。
伽)Vthの角度依存性Δ−
但し、1240℃、f=100Hz での値としてΔ
φを定論し九。
φを定論し九。
(c)電圧−輝度特性のシャープさr
これらの(a)〜(c)の三つが主要素であるが、との
他に周波数特性jfが一般には存在する。
他に周波数特性jfが一般には存在する。
但し、1240℃、$1=40°での値としてIfを定
義する。
義する。
さらに式の導出に便利なように電圧平均化法マージンα
なるものを定義しておく。
なるものを定義しておく。
こむで(9)式に(1o)〜(14)を代入して整理す
ると、動作マージンMは次式で与えられる。
ると、動作マージンMは次式で与えられる。
一般にr * ’9’ + ” 、Δfはr≧1 、7
11≦1゜ΔT≧O9Δf≦1 の値を堆る。
11≦1゜ΔT≧O9Δf≦1 の値を堆る。
ここで定義され走動作マージンは液晶材料によって種々
異なる値を取シうるものであり、よシ大きいマージンM
を与えうる材料か時分割駆動用に適していることになる
。(15)式よシ明らかなように動作マージンMを拡大
するには温度特性ATけ0に近づく#1ど、角度依存性
Δψ、電圧−輝度のシャープさrおよび周波数特性If
の各々はIK近くなることが必要である。場合によって
は温度特性ΔTijその装置に温度補償回路を導入する
ことによって温度特性の影響を糎ぼ無視して敗扱うこと
もでき、装置としての動作マージンを拡大させることが
できる。しかし、温度補償回路を設けることは必然的に
装置を高価なものにするため、電卓などの普及品などで
祉コストを下けるために装置にとのような余分な補償回
路などを−切っけない条件で広い動作マージンが取れる
部品材料(素子)を採用することがきわめて好ましいの
である。
異なる値を取シうるものであり、よシ大きいマージンM
を与えうる材料か時分割駆動用に適していることになる
。(15)式よシ明らかなように動作マージンMを拡大
するには温度特性ATけ0に近づく#1ど、角度依存性
Δψ、電圧−輝度のシャープさrおよび周波数特性If
の各々はIK近くなることが必要である。場合によって
は温度特性ΔTijその装置に温度補償回路を導入する
ことによって温度特性の影響を糎ぼ無視して敗扱うこと
もでき、装置としての動作マージンを拡大させることが
できる。しかし、温度補償回路を設けることは必然的に
装置を高価なものにするため、電卓などの普及品などで
祉コストを下けるために装置にとのような余分な補償回
路などを−切っけない条件で広い動作マージンが取れる
部品材料(素子)を採用することがきわめて好ましいの
である。
第三の要請すなわち、広い温度範囲、とくに低温におい
ても応答性の良いととに関しては、次のような考察から
その方法ツ導出されよう。時分割駆動動作時のツィステ
ッドネマチックモードにおける応答は次式で与えられる
。
ても応答性の良いととに関しては、次のような考察から
その方法ツ導出されよう。時分割駆動動作時のツィステ
ッドネマチックモードにおける応答は次式で与えられる
。
ηは粘度、には弾性定数、dは液晶層の厚み。Kについ
ては(61) ’式を参照のこと。
ては(61) ’式を参照のこと。
上式より、液晶の応答は液晶材料の粘度によって主とし
て決定されることが判る。この理論式は実測ともよい一
致を見るとされておυ、応答性の向上は液晶材料の粘性
の低減によって行ないうろことは当業者であれば容易に
認めうる理屈である。
て決定されることが判る。この理論式は実測ともよい一
致を見るとされておυ、応答性の向上は液晶材料の粘性
の低減によって行ないうろことは当業者であれば容易に
認めうる理屈である。
すなわちこの第三の要請に対してはいかに粘性の低い(
もちろん他の第一、第二の要請を満した上で)液晶材料
を見出しうるかが成否の鍵をにぎっているのである。
もちろん他の第一、第二の要請を満した上で)液晶材料
を見出しうるかが成否の鍵をにぎっているのである。
一方、低粘度の材料を発見することは勿論最良の方法で
あるが、上記第一、第二の要請を満足させるものの、液
晶材料の粘度が大きく、これが原因となって目標O応答
適度が得られない場合は、上記第(16) 、 (17
)式から明らかなように液晶層の厚さであるdを小さく
することによシ、高速応答は達成することができる。し
たがって全体のバランスを考えて液晶材料およびセル仕
様を決定する必要がある。
あるが、上記第一、第二の要請を満足させるものの、液
晶材料の粘度が大きく、これが原因となって目標O応答
適度が得られない場合は、上記第(16) 、 (17
)式から明らかなように液晶層の厚さであるdを小さく
することによシ、高速応答は達成することができる。し
たがって全体のバランスを考えて液晶材料およびセル仕
様を決定する必要がある。
従来から液晶表示素子用、特に時分割駆動用の液晶材料
としては、初期においては10056Np液晶のものが
使用されていたが、その後、電圧調整の問題あるいは前
述し九ような動作マージン向上の丸めにNn液晶中にN
p液晶を混ぜた(N!l+Np)液晶系が大部分内める
ようになった。ヒの場合、Nn液晶として使用されてき
たものは、初期においてはシッフ系(RO魯CH−N
−@−R)からアゾキシ系(RO−@)−N = Nべ
郵トR)、エステル系CRO(巨ト000−G−R)と
続き、近年ではECH系(R−()Coo 8OR)や
PCH系(R(い日5XOR) の材料が使用されて
いる。そして、これらのNn液晶は、いずれもΔε(ε
I−’JL)が0〜−1.0の間に属し、Np液晶に比
べると、Igの絶対値が小さい材料である。
としては、初期においては10056Np液晶のものが
使用されていたが、その後、電圧調整の問題あるいは前
述し九ような動作マージン向上の丸めにNn液晶中にN
p液晶を混ぜた(N!l+Np)液晶系が大部分内める
ようになった。ヒの場合、Nn液晶として使用されてき
たものは、初期においてはシッフ系(RO魯CH−N
−@−R)からアゾキシ系(RO−@)−N = Nべ
郵トR)、エステル系CRO(巨ト000−G−R)と
続き、近年ではECH系(R−()Coo 8OR)や
PCH系(R(い日5XOR) の材料が使用されて
いる。そして、これらのNn液晶は、いずれもΔε(ε
I−’JL)が0〜−1.0の間に属し、Np液晶に比
べると、Igの絶対値が小さい材料である。
これはTN形液晶に使用するためには、全体の系として
dgが正でたいと、液晶分子が立ち上らない。このため
、Nl!液晶の員のΔgが大きいと、その分Δεを正に
するためにまた低電圧にするためにNp液晶を多く混合
しなければならない。これは ただしに−弾性常数、Δgは正の防電率異方性をもつも
の。
dgが正でたいと、液晶分子が立ち上らない。このため
、Nl!液晶の員のΔgが大きいと、その分Δεを正に
するためにまた低電圧にするためにNp液晶を多く混合
しなければならない。これは ただしに−弾性常数、Δgは正の防電率異方性をもつも
の。
から明らかなようにNp液晶はなるべく少量で低電圧に
なるほどマージン等が良好となることがらNn液晶とし
ては負のΔぎがよシ小さい材料が曳いとされ℃いる。
なるほどマージン等が良好となることがらNn液晶とし
ては負のΔぎがよシ小さい材料が曳いとされ℃いる。
換言すれば、時分割駆動用の液晶材料は、すでに提案さ
れているようにNn液晶(ε、l−5□=Δeく0)組
成物中にNp液晶(g、、−ζ、=Δ8〉0)を添加し
丸糸が広い動作マージンが取れることが明らかとなって
いる。しかしながら、この系はNn液晶を母体としてい
るため、駆動電圧が高イにおいて、駆動電圧が約4v以
上の時分割駆動においては、動作マージンが大きく取れ
、有利である。しかしガから、駆動電圧を低下させるK
したがって強いNp液晶の添加量を増大させていく必要
があシ、このため、粘度が大きく上昇し、応答性を低下
させ、また駆動電圧の低下に伴なって動作マージンを小
さくさせるという欠点があった。
れているようにNn液晶(ε、l−5□=Δeく0)組
成物中にNp液晶(g、、−ζ、=Δ8〉0)を添加し
丸糸が広い動作マージンが取れることが明らかとなって
いる。しかしながら、この系はNn液晶を母体としてい
るため、駆動電圧が高イにおいて、駆動電圧が約4v以
上の時分割駆動においては、動作マージンが大きく取れ
、有利である。しかしガから、駆動電圧を低下させるK
したがって強いNp液晶の添加量を増大させていく必要
があシ、このため、粘度が大きく上昇し、応答性を低下
させ、また駆動電圧の低下に伴なって動作マージンを小
さくさせるという欠点があった。
さらには、上記強Np液晶は相溶性、つまり、溶coo
@−CN等は最近の時分割駆動用液晶材料のNp液晶と
してほとんどの液晶材料として用いられているが、この
液晶を約20重量係以上添加すると、析出現象が現われ
るので、大量に添加して駆動電圧を所要の電圧値まで低
下させることができないという欠点を有していた。
@−CN等は最近の時分割駆動用液晶材料のNp液晶と
してほとんどの液晶材料として用いられているが、この
液晶を約20重量係以上添加すると、析出現象が現われ
るので、大量に添加して駆動電圧を所要の電圧値まで低
下させることができないという欠点を有していた。
したがって本発明は、上記従来の欠点に鐙みて表された
ものであり、その目的とするところは、TN液晶材料に
一般式 (m、nは3〜6の整数) で表わされる化合物の少なくとも一種類を添加させるこ
とによって、低電圧による高時分割駆動特性を向上させ
た液晶表示素子を提供することにある0 本発明に用いる一般式 で表わされる液晶化合物は、偏光板の不要なポジタイプ
のカラー液晶の母体として使用される強Nn液晶(Δg
(−8)として、近年チッソ株で開発された液り材料で
ある。この液晶材料は、液晶セル内に初期の状態(電圧
無印加)で二色性色素とともに縦配向にして封入し、電
圧を印加したときに横配向となるように液晶表示素子を
構成することによって、ポジ形の表示を行なうものであ
る。
ものであり、その目的とするところは、TN液晶材料に
一般式 (m、nは3〜6の整数) で表わされる化合物の少なくとも一種類を添加させるこ
とによって、低電圧による高時分割駆動特性を向上させ
た液晶表示素子を提供することにある0 本発明に用いる一般式 で表わされる液晶化合物は、偏光板の不要なポジタイプ
のカラー液晶の母体として使用される強Nn液晶(Δg
(−8)として、近年チッソ株で開発された液り材料で
ある。この液晶材料は、液晶セル内に初期の状態(電圧
無印加)で二色性色素とともに縦配向にして封入し、電
圧を印加したときに横配向となるように液晶表示素子を
構成することによって、ポジ形の表示を行なうものであ
る。
この表示を行なうには、電圧を印加したとき縦配向から
横配向に配向するようにするためには、従来のNn液晶
では負のΔgが小さい丸め、高電圧駆動となるが、上記
(18)式によシ、チッソ■ではこのポジカラー表示を
実現する丸めに負のΔgが大きい液晶材料を開発したも
のである。この液晶材料は下記表IK示す構造を有して
いる。
横配向に配向するようにするためには、従来のNn液晶
では負のΔgが小さい丸め、高電圧駆動となるが、上記
(18)式によシ、チッソ■ではこのポジカラー表示を
実現する丸めに負のΔgが大きい液晶材料を開発したも
のである。この液晶材料は下記表IK示す構造を有して
いる。
表 1
したがって本発明は、従来より用いられているTN液晶
材料に上記構造を有する液晶化合物の少なくとも一種類
を添加することによって、曳好な結果を得ることができ
たものである。すなわち、従来の考え方では、このよう
な負のΔgの大きい材料(強Nn材料)のみの使用では
、TN液晶(Δg)0の材料が必要)として使用できず
、一方、TN液晶として使用するためにはΔgを正にす
るのK11Np (Isの正が大きい材料)液晶を従来
の液晶に対して2〜3倍と多量に添加する必要があるた
め、この材料はTN液晶として使用することが不可能で
あつ九。このようにこれまでTN液晶として使用不可能
であった上記液晶化合物をTN液晶の添加剤として使用
したところ高時分割特性、特に電圧の視界依存性に良好
な結果を示すことが明らかとなった。
材料に上記構造を有する液晶化合物の少なくとも一種類
を添加することによって、曳好な結果を得ることができ
たものである。すなわち、従来の考え方では、このよう
な負のΔgの大きい材料(強Nn材料)のみの使用では
、TN液晶(Δg)0の材料が必要)として使用できず
、一方、TN液晶として使用するためにはΔgを正にす
るのK11Np (Isの正が大きい材料)液晶を従来
の液晶に対して2〜3倍と多量に添加する必要があるた
め、この材料はTN液晶として使用することが不可能で
あつ九。このようにこれまでTN液晶として使用不可能
であった上記液晶化合物をTN液晶の添加剤として使用
したところ高時分割特性、特に電圧の視界依存性に良好
な結果を示すことが明らかとなった。
そして、この液晶化合物をTN液晶に添加した′液晶組
成物は粘度が若干上昇する。通常、高粘度系液晶材料の
使用に有利なディスプレイとして屈折率異方性(jn
)とセルの厚さくd)との積、すなわちΔn拳d=0.
4〜0.6附近を使用するドツトマトリックス、グラフ
ィックディスプレイ〔^PP1、 pbym、 L@t
t 38(7) I Apr、 1 、1981 )お
よびテレビなどの表示に有利とされておシ、Δn*d=
0.4〜0.6にするために#′iセル厚さdを4〜6
μmと極めて狭くする必要があるため、応答特性にも極
めて有利であシ、上述したように液晶組成物の粘度の大
きさを補ってもさらに十分な余裕が実施例1 下記表に示すようにTN形母体液晶材料としてA−1(
略称)単体のみ(実施例1−1)Kよる液晶材料および
母体液外材料A−1に上記表−1で示し圧液晶化合物を
添加して混合した混合液晶材料(実施例1−2.1−3
)をそれぞれ調剤し、駆動電圧(実効値)1時分割特性
487.および屈折率異方性jnをそれぞれ測定し、比
較例として実施例1−1で示す従来例とそれぞれ比較し
た。
成物は粘度が若干上昇する。通常、高粘度系液晶材料の
使用に有利なディスプレイとして屈折率異方性(jn
)とセルの厚さくd)との積、すなわちΔn拳d=0.
4〜0.6附近を使用するドツトマトリックス、グラフ
ィックディスプレイ〔^PP1、 pbym、 L@t
t 38(7) I Apr、 1 、1981 )お
よびテレビなどの表示に有利とされておシ、Δn*d=
0.4〜0.6にするために#′iセル厚さdを4〜6
μmと極めて狭くする必要があるため、応答特性にも極
めて有利であシ、上述したように液晶組成物の粘度の大
きさを補ってもさらに十分な余裕が実施例1 下記表に示すようにTN形母体液晶材料としてA−1(
略称)単体のみ(実施例1−1)Kよる液晶材料および
母体液外材料A−1に上記表−1で示し圧液晶化合物を
添加して混合した混合液晶材料(実施例1−2.1−3
)をそれぞれ調剤し、駆動電圧(実効値)1時分割特性
487.および屈折率異方性jnをそれぞれ測定し、比
較例として実施例1−1で示す従来例とそれぞれ比較し
た。
ただし、
この場合、MRは一15〜69℃であ
る0
33:3wt’11
1223 : Cs ’H+s % Coo−■−C
sHy1224 : C5Ht何)−@−coo舎C
5HyNCN 上記表から明らかなように実施例1−2.1−3で4H
ENO4および6HENO4を添加するほどde7.が
大きくなり、時分割特性が良好となっている。また、こ
の4HENO4および6HEN04 Fi、jnが小さ
いので、母体液晶材料A−1に添加する#1ど小さくな
り、つまりjn (1となるので、セル厚dを6〜8μ
mとすると、)n*d=0.5〜0.7と小さくなるの
で、コントラストが大きくなり、表示が見える範囲を拡
大させることができる。また、特異な現象として、4H
ENO4は負の一〇が大きいため、添加量を増大させる
ことによって正のJ6が減少するために駆動電圧の上昇
が考えられるが、5vt’J 添加時においては君子電
圧の低下が見られる。これはΔε以外の弾性定数Kが関
係していると考えられるが、この駆動電圧が5wt1G
添加において下降し、その後も予想以上に電圧が上昇し
ないという曳好な結果が得られ喪。
sHy1224 : C5Ht何)−@−coo舎C
5HyNCN 上記表から明らかなように実施例1−2.1−3で4H
ENO4および6HENO4を添加するほどde7.が
大きくなり、時分割特性が良好となっている。また、こ
の4HENO4および6HEN04 Fi、jnが小さ
いので、母体液晶材料A−1に添加する#1ど小さくな
り、つまりjn (1となるので、セル厚dを6〜8μ
mとすると、)n*d=0.5〜0.7と小さくなるの
で、コントラストが大きくなり、表示が見える範囲を拡
大させることができる。また、特異な現象として、4H
ENO4は負の一〇が大きいため、添加量を増大させる
ことによって正のJ6が減少するために駆動電圧の上昇
が考えられるが、5vt’J 添加時においては君子電
圧の低下が見られる。これはΔε以外の弾性定数Kが関
係していると考えられるが、この駆動電圧が5wt1G
添加において下降し、その後も予想以上に電圧が上昇し
ないという曳好な結果が得られ喪。
実施例2
下記表に示すようKTN形母体液晶材料としてB−1(
略称)単体のみ(実施例2−1)による液晶材料および
この母体液晶材料B−1に上記表−1で示した液晶化合
物を添加して混合した混合液晶材料(実施例2−2 、
2−3 )をそれぞれ調剤し、駆動電圧(実効値)1時
分割特性46/rおよび屈折率異方性Δnをそれぞれ測
定し、比較例として実施例2−1で示す従来例とそれぞ
れ比較した。
略称)単体のみ(実施例2−1)による液晶材料および
この母体液晶材料B−1に上記表−1で示した液晶化合
物を添加して混合した混合液晶材料(実施例2−2 、
2−3 )をそれぞれ調剤し、駆動電圧(実効値)1時
分割特性46/rおよび屈折率異方性Δnをそれぞれ測
定し、比較例として実施例2−1で示す従来例とそれぞ
れ比較した。
ただし、
この場合、MRは一20〜78℃であ
る0
このような組成においても、上記表から明らかなように
上記実施例1と同等の効果が得られfe。
上記実施例1と同等の効果が得られfe。
実施例3
また、下記表に示すように母体液晶材料として1646
(メルク社製:商品名)を用いても全く同等の効果を得
ることができた。
(メルク社製:商品名)を用いても全く同等の効果を得
ることができた。
ただし、
参考例
下記表に示すように母体液晶材料としてE? (メルク
社製:商品名)およびこの母体液晶材料に上記表−1で
示す4HENO4を添加量を変えて混合した混合液晶材
料をそれぞれ調剤し、駆動電圧、電圧−輝度のシャープ
さr1時分割特性′l′/rおよび屈折率異方性Δnを
それぞれ測定し、比較例として母体液晶材料ET単体の
みと比較した。
社製:商品名)およびこの母体液晶材料に上記表−1で
示す4HENO4を添加量を変えて混合した混合液晶材
料をそれぞれ調剤し、駆動電圧、電圧−輝度のシャープ
さr1時分割特性′l′/rおよび屈折率異方性Δnを
それぞれ測定し、比較例として母体液晶材料ET単体の
みと比較した。
ただし、
このように特に母体液晶材料に4HENO4を、添加量
を増大させても1シγが大きくなり、時分割特性を向上
させることができた0この場合、4HENO4の代シに
5HENO4もしくは6HEN04を用いて4同等の効
果が得られ、また、これらの混合体を用いても同等の効
果が得られる0さらにこの添加する液晶化合物の限界値
は発明者らの実M’によると、約20 w t%以下が
好ましく、約15wt%以下では極めて良好外効果が得
られた。
を増大させても1シγが大きくなり、時分割特性を向上
させることができた0この場合、4HENO4の代シに
5HENO4もしくは6HEN04を用いて4同等の効
果が得られ、また、これらの混合体を用いても同等の効
果が得られる0さらにこの添加する液晶化合物の限界値
は発明者らの実M’によると、約20 w t%以下が
好ましく、約15wt%以下では極めて良好外効果が得
られた。
なお、上記実施例において、母体液晶材料に添加する液
晶化合物は、表−1に示した04H,@るものではなく
、一般式CnH意n+18COO表わされる全ての化付
物の少なくても一種類を添加することによって前述と全
く同様の効果を得ることができた。また、本発明は4H
ENO4と同じような物性値を持つ(4g<−s)
材料を添加することによっても同様な効果が得られるこ
とが当身上説明したように本発明によれば、ドツト!ト
リックス、グラフィックディスプレイ表示などにおいて
、極めて曳好な高時分割特性が得られ、化学的にも安定
で信頼性の高い液晶組成物とじて優れた特徴を有してい
る。
晶化合物は、表−1に示した04H,@るものではなく
、一般式CnH意n+18COO表わされる全ての化付
物の少なくても一種類を添加することによって前述と全
く同様の効果を得ることができた。また、本発明は4H
ENO4と同じような物性値を持つ(4g<−s)
材料を添加することによっても同様な効果が得られるこ
とが当身上説明したように本発明によれば、ドツト!ト
リックス、グラフィックディスプレイ表示などにおいて
、極めて曳好な高時分割特性が得られ、化学的にも安定
で信頼性の高い液晶組成物とじて優れた特徴を有してい
る。
第1図は液晶表示素子の一例を示す断面図、第2図は液
晶分子の配向状態を示す構成図、第3図は電圧平均化法
(1/3バイアス)時分割駆動波形の一例を示す状態図
、第4図は視角の定義を示す図、第5図は電気光学特性
測定装置の説明図、第6因Fi1/3バイアス、1/3
デユテイの駆動波形、第7図は1/2バイアス、1/2
デエテイの駆動波形を示す図、第8図は時分割駆動した
時の輝度−電圧特性を示す図である。 1・・−・上板、2・・・・下板、5・・・・液晶、6
・・・・電極、S、S・・拳・偏光板、51−−・・液
晶表示素子。 V 第1図 1 第2図 旨旨=□4 第3図 第6図 第7図
晶分子の配向状態を示す構成図、第3図は電圧平均化法
(1/3バイアス)時分割駆動波形の一例を示す状態図
、第4図は視角の定義を示す図、第5図は電気光学特性
測定装置の説明図、第6因Fi1/3バイアス、1/3
デユテイの駆動波形、第7図は1/2バイアス、1/2
デエテイの駆動波形を示す図、第8図は時分割駆動した
時の輝度−電圧特性を示す図である。 1・・−・上板、2・・・・下板、5・・・・液晶、6
・・・・電極、S、S・・拳・偏光板、51−−・・液
晶表示素子。 V 第1図 1 第2図 旨旨=□4 第3図 第6図 第7図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、対向[K配向処理を施した透光性ガラス基板間に屈
折率異方性の小さいTN形液晶材料を封入してなる液晶
表示素子において、前記液晶材料に一般式 (m、nは3〜6の整数) で表わされる化合物の少なくとも一種類を含むことを特
徴とした液晶表示素子。 2、前記化合物を1〜20vt’fi 含むことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の液晶表示素子。 3、前記化合物を2〜15wt*含むことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の液晶表示素子。 4、前記液晶材料のΔnを0.12以下としたととを特
徴とする特許請求の範囲第2項または第3項記載の液晶
表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36982A JPS58118886A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36982A JPS58118886A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118886A true JPS58118886A (ja) | 1983-07-15 |
Family
ID=11471870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36982A Pending JPS58118886A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118886A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4659499A (en) * | 1984-12-31 | 1987-04-21 | Crystaloid Electronics Company | Liquid crystal materials |
US4740328A (en) * | 1986-02-14 | 1988-04-26 | Casio Computer Co., Ltd. | Liquid crystal composition |
US4759870A (en) * | 1984-08-14 | 1988-07-26 | Casio Computer Co., Ltd. | Liquid crystal composition |
US4783280A (en) * | 1981-06-18 | 1988-11-08 | Hoffmann-La Roche Inc. | Liquid crystal mixture |
-
1982
- 1982-01-06 JP JP36982A patent/JPS58118886A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4783280A (en) * | 1981-06-18 | 1988-11-08 | Hoffmann-La Roche Inc. | Liquid crystal mixture |
US4759870A (en) * | 1984-08-14 | 1988-07-26 | Casio Computer Co., Ltd. | Liquid crystal composition |
US5030384A (en) * | 1984-08-14 | 1991-07-09 | Casio Computer Co., Ltd. | Liquid crystal composition |
US4659499A (en) * | 1984-12-31 | 1987-04-21 | Crystaloid Electronics Company | Liquid crystal materials |
US4740328A (en) * | 1986-02-14 | 1988-04-26 | Casio Computer Co., Ltd. | Liquid crystal composition |
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