JPS581158B2 - ドジヨウカイリヨウザイ - Google Patents

ドジヨウカイリヨウザイ

Info

Publication number
JPS581158B2
JPS581158B2 JP49039881A JP3988174A JPS581158B2 JP S581158 B2 JPS581158 B2 JP S581158B2 JP 49039881 A JP49039881 A JP 49039881A JP 3988174 A JP3988174 A JP 3988174A JP S581158 B2 JPS581158 B2 JP S581158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
pulp waste
parts
slag
sulfite pulp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP49039881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50134878A (ja
Inventor
樽井良雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojin Co Ltd
Original Assignee
Kojin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojin Co Ltd filed Critical Kojin Co Ltd
Priority to JP49039881A priority Critical patent/JPS581158B2/ja
Publication of JPS50134878A publication Critical patent/JPS50134878A/ja
Publication of JPS581158B2 publication Critical patent/JPS581158B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizers (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,製鉄工業などにおいて多量に副生ずる鉱滓及
びパルプ製造時に副生ずるパルプ廃液に少量の界面活性
剤を配合することにより作物の健全な発育に好適な土壌
の,物理的環境を整備するために施用される崩壊性がす
ぐれ適当な形態に賦型された土壌改良剤に関するもので
ある。
一般に,微量の鉄.ニッケル、マンガン等の金属や有機
物質による土壌構造の改善は,多くの作物の健全な発育
にとり重要な意義を有していることは既に知られている
そのため、地力の向上及び土壌構造の改善を目的にして
鉱滓を主成分にして,これにパルプ廃液を配合した土壌
改良剤が市場に見受けられるが,該土壌改良剤は,一般
に鉄,ニッケル,マンガン等を含有している鉱滓を主成
分にして、これに崩壊促進剤としてベントナイトをまた
作物の有機物質源としてナトリウムベースにもとすく亜
硫酸パルプ廃液を粘着剤に用いて適当な形態に成型され
ている。
しかし,これらの土壌改良剤は,崩壊促進剤としてのベ
ントナイトを添加しなくても,またいかなる種類のパル
プ廃液を粘結剤と使用しても,目的を単に成型すること
に限るならば,例外なく好ましい結果をもたらすが,こ
のような崩壊促進剤を用いることなく成型されたものは
水の存在下で崩壊するに際して,多犬な時間を要す欠点
を有している。
なかんずくカルシウムベースにもとずく亜硫酸パルプ廃
液を粘結剤に使用した場合は,たとえ崩壊促進剤として
多量のベントナイトを配合したにしても,その崩壊性に
関しては殆んど効来がない。
本発明者は,これらの事情に鑑みて,これらの土壌改良
剤の崩壊性を向上させるべく.鋭意研究した結果,本発
明を完成するに至ったのである。
即ち、本発明は,鉱滓を主成分にして、これにリグニン
スルホン酸塩を含む亜硫酸パルプ廃液及び界面活性剤を
配合して成る配合物を適当な形態に賦型して製造された
土壌改良剤にかかわる。
以下,本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される鉱滓は,製鉄工業などにおいて鉱物
質原料の溶融によって生じる非金属物質を主成分とする
ものであって,ケイ酸性スラッグ,非ケイ酸性スラッグ
のいずれも使用が可能である。
使用に際しては,地力の向上や作物の健全な発育からみ
て,リン酸塩や鉄,ニッケル,マンガン等の1種または
2種以上の金属酸化物を含有している鉱滓を用いるのが
好ましい。
また本発明で粘結剤として使用する亜硫酸パルプ廃液と
は,亜硫酸と亜硫酸水素塩〔別名重亜硫酸塩とも呼ばれ
る。
〕の混合液からなる蒸解液で木材チップを蒸解して生成
する蒸解廃液を意味する。
前記蒸解液の調製時に採択される亜硫酸水素塩としては
ナトリウム塩,カルシウム塩,マグネシウム塩.アンモ
ニウム塩等であって,いずれの塩類を使用した亜硫酸パ
ルプ廃液も本発明には使用ができるが,大量に入手可能
の面からみて,カルシウム塩を使用したいわゆるカルシ
ウムベースにもとすく亜硫酸パルプ廃液を適用するのが
工業的に有利である。
また,亜硫酸パルプ廃液に酵母を培養し,酵母菌を分離
した際得られる発酵廃液も本発明に使用することができ
る。
一方、本発明で採択される界面活性剤は同化された亜硫
酸パルプ廃液の親水性を増大させるのが目的であるため
入手可能であれば陰イオン界面活性剤,陽イオン界面活
性剤,非イオン界面活性剤両性界面活性剤等のいずれも
使用できる。
陰イオン界面活性剤としては,例えば液体脂肪油類,高
級アルコール類,オレフイン類等の硫酸エステル塩やア
ルキルアリール類,アルキルナフタレン類等のスルホン
酸塩等から選ばれ,陽イオン界面活性剤としては,例え
ばアルキル第4アンモニウム塩また、非イオン界面活性
剤としては,例えば,ポリオキシエチレンエステル型,
ポリオキシエチレンエーテル型,ジエタノールアミン系
のものを示し,両性界面活性剤として,例えば高級アル
キルアミノ酸類等が挙げられる。
本発明の実施に際しで鉱滓、亜硫酸パルプ廃液及び界面
活性剤の三者を配合するには、鉱滓100重量部に対し
て10〜20%濃度の亜硫酸パルプ廃液を30〜40重
量部と、界面活性剤を0.002〜0.5重量部の割合
で配合すればよい。
そしてこれら三者の所定量を配合する方法としては,ま
ず亜硫酸パルプ廃液に鉱滓を投入して,次いで界面活性
剤を添加してもよく、また、亜硫酸パルプ廃液に界面活
性剤を添加したのち、次いで鉱滓を投入しても差支えな
い。
いずれの配合方法を採用しても賦型された本発明の土壌
改良剤は品質的にその相違は認められない。
本発明を実施するには,鉱滓,亜硫酸パルプ廃液.界面
活性剤の王者の所定量を前記に示した配合方法に従って
転勤可能な容器中で配合し.次いで内容物を転動させつ
つ100〜150℃の温度範囲で15〜30分間程加熱
を行うと,水分が除去され粒状に成型され最終的に水分
5〜8%の製品が得られる。
本発明で得られる成型土壌改良剤はいかなる亜硫酸パル
プ廃液を用いても水の存在下で速やかに崩壊されるのが
特長の一つである。
例えば,鉱滓を主成分にして,ナトリウムベースにもと
すく亜硫酸パルプ廃液を粘結剤に,ベントナイトを崩壊
促進剤にした公知の土壌改良剤1(Bi’は,これを5
0ccの水に投入した際,崩壊は15分以上時間を要す
が,本発明で見い出されたように、崩壊促}進剤として
界面活性剤を所定量配合することにより僅か1〜2分間
で殆んど崩壊が完了する。
また,同様に鉱滓を主成分にしてカルシウムベースにも
とずく亜硫酸パルプ廃液を粘結剤に,ベントナイトを崩
壊促進剤にした土壌改良剤は全く崩壊が生じないが、界
面活性剤を配合した本発明のものは僅か1〜2分間で速
やかに崩壊が完了する。
従って,本発明は,いかなる種類の亜硫酸パルプ廃液を
も粘結剤として採択できる特長を有ししかも製品の崩壊
性は一段と向上し,且つ産業排棄物の有効利用も兼ねて
おり,その有用性ははかりしれないものがある。
以下,本発明を具体的に説明するため比較例と実施例を
挙げる。
なお崩壊性の判定は,成型土壌改良剤5gを水100c
cに投入した際、その供試品が崩壊するに要する時間を
もって行なった。
比較例 1 Fe,Ni成分を含有する鉱滓微粉 100部ベントナ
イト微粉 3部Caベース亜硫酸パ
ルプ廃液 40部(濃度25%) 上記配合比で,混合,成型,乾燥して得た土壌改良剤は
崩壊性が著しく不良で30分以上経過したのちにも殆ん
ど崩壊は認められなかった。
比較例 2 Fe,Ni成分を含有する鉱滓微粉 100部Naベー
ス亜硫酸パルプ廃液 40部(濃度25%) 上記配合の土壌改良剤の崩壊性は不良で30分以上経過
したのちも殆んど崩壊は認められなかった。
実施例 1 Fe,Ni成分を含有する鉱滓微粉 100部Caベー
ス亜硫酸パルプ廃液 40部(濃度25%) 非イオン界面活性剤(ポリオキシ エチレンエーテル型,ミヨシ油脂 製,商品名:ペレテツクス209A)0.04部(パル
プ廃液溶液に対し0.1%添加) 上記配合比で成型して得た土壌改良剤は,良好で僅か5
8秒で完全に崩壊した。
実施例 2 Fe,Ni成分を含有する鉱滓微粉 100部Caベー
ス亜硫酸パルフ゜廃液 40部(濃度25%) 非イオン界面活性剤(ポリオキシ エチレンエーテル型、ミヨシ油脂 製,商品名:ペレテツクス209A)0.004部(パ
ルプ廃液溶液に対し0.01%添加)上記配合比で成型
して得た土壌改良剤は,良好な崩壊性を示し僅か90秒
で完全に崩壊した。
実施例 3 Fe,Ni成分を含有する鉱滓微粉 100部Caベー
ス亜硫酸パルプ廃液 40部(濃度25%) 陰イオン界面活性剤(アルキルベン ゼンスルフオン酸塩型と高級アルコ ール硫酸エステル塩型との混合物, 花王石鹸製、商品名:ワンダフルK)0.1部(パルプ
廃液溶液に対し0.25%添加)上記配合比で成型して
得た土壌改良剤は良好な崩壊性を示し,150秒で完全
に崩壊した。
実施例 4 Mn成分を含有する鉱滓微粉 100部Caベース
亜硫酸パルプ廃液 40部(濃度25%) 非イオン界面活性剤(ポリオキシ エチレンエーテル型,ミヨシ油脂 製,商品名:ペレテツクス209A)0.004部ゝ(
パルプ廃液溶液に対し0.01%添加)上記配合比で混
合,成型,乾燥して得た土壌改良剤は良好な崩壊性を示
し,僅か95秒で崩壊した。
実施例 5 Mn成分を含有する鉱滓微粉 100部Caベース
亜硫酸パルプ廃液 40部(濃度25%) 非イオン界面活性剤(ポリオキシ エチレンエーテル型,日本油脂製 NS211) 0.006部(
パルプ廃液に対し0.015%添加) 上記配合比で混合,成型、乾燥して得た土壌改良剤は良
好な崩壊性を示し,156秒で崩壊した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 製鉄工業などで副産する鉄,ニッケル,またはマン
    ガンを含有する鉱滓を主成分にして、これに鉱滓100
    部に対しリグニンスルホン酸塩を含む亜硫酸パルプ廃液
    を固形分で3〜10部及び界面活性剤を0.002〜0
    .1部配合して成る配合物を賦型してなる土壌改良剤。
JP49039881A 1974-04-10 1974-04-10 ドジヨウカイリヨウザイ Expired JPS581158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49039881A JPS581158B2 (ja) 1974-04-10 1974-04-10 ドジヨウカイリヨウザイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49039881A JPS581158B2 (ja) 1974-04-10 1974-04-10 ドジヨウカイリヨウザイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50134878A JPS50134878A (ja) 1975-10-25
JPS581158B2 true JPS581158B2 (ja) 1983-01-10

Family

ID=12565313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49039881A Expired JPS581158B2 (ja) 1974-04-10 1974-04-10 ドジヨウカイリヨウザイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS581158B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5497263A (en) * 1978-01-17 1979-08-01 Showa Hiriyou Kk Production of granular fertilizer and soil improver containig silicic acid lime and magnesia
JPS5599992A (en) * 1979-01-26 1980-07-30 Jiyaranka Kaihatsu Kk Soil modifier
JP2024014691A (ja) * 2022-07-20 2024-02-01 日本製紙株式会社 土壌改良剤
JP7238195B1 (ja) * 2022-07-20 2023-03-13 日本製紙株式会社 土壌改良剤

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026454B2 (ja) * 1971-11-05 1975-09-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS50134878A (ja) 1975-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69108927T2 (de) Verfahren zur herstellung von sauerstoff-bleichsysteme enthaltende phosphatfreie geschirrspülmittelzusammensetzungen.
US2183173A (en) Method of treating salt and resulting product
JPS581158B2 (ja) ドジヨウカイリヨウザイ
JPS6230198A (ja) タブレツト洗剤
JPS6369893A (ja) 新規界面活性剤混合物およびその用途
US2026816A (en) Soap preparation
US1824809A (en) Manufacture of soap
JP2954425B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物の製造方法
JPS63135498A (ja) 錠剤型洗浄用組成物およびその製造方法
EP0023104B1 (en) Plant growth medium
US2207336A (en) Retarder for cementitious material
US2156790A (en) Wettable sulphur composition
JPS5841918B2 (ja) 高速脱水剤およびこれを用いた糞尿廃棄物の処理方法
JPS6045156B2 (ja) 土壌改良剤の製造法
CN106278725B (zh) 含有硼泥的综合性土壤改良剂及其制备工艺和应用
JPH0519544B2 (ja)
US1312783A (en) Process and product for utilizing niter cake and similar substances
US1817120A (en) Fur treating composition and process of making same
US700602A (en) Process of making detergents.
US1373900A (en) Manufacture of detersive and emulsive agents
JPH036299A (ja) 固形石けん
SU929703A1 (ru) Способ получени гранулированного фермент-содержащего моющего средства
SU1745758A1 (ru) Способ получени поверхностно-активной моющей смеси дл синтетических моющих средств
JPH10167869A (ja) 米糠を造粒促進材とした粒状肥料とその製造方法
SU1759421A1 (ru) Моющее средство