JPS5811567A - インクジエツト記録用インク組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明線、インクジェット記録用インク組成物に関する
ものであシ、特に詳細には、カラーインクジェット記録
用インクに含まれる記録剤に関するものである。

インクジェット記録用インクは通常、記録剤としての染
料を増粘剤等の添加剤と共に溶剤中に溶解、分散したも
のである。これらのインクに必要とされる特性として社
、密度、粘度、比電導度、表面張力等の物性′が常に適
正にありてインク噴射時には正常に帯電した微細粒子と
されることが必要である。この特性は、インクの添加剤
の種類によってかなりコントロールが可能である。

又、更に他の特性として、長時間の連続又社間欠インク
噴射に際して、２０〜５０μのノズル径を有するノズル
先端でインクが乾固して詰まったシ、或いはインク室前
の孔径０．５〜１μ程度のフィルターで詰まらないこと
が必要である。この特性はインクに用いられる記録剤の
溶解性に大いに左右されるものであり、この為に記碌剤
紘色調は勿論のこと、更に溶解性が大であることが必要
とされるが、いまだ満足の行くものが得られていない。

従来よシインクジエｙト記俺用インクの記録剤としては
、多くの直接染料、酸性染料、塩基性染料が用いられて
いるか−これら従来の染料の多くは溶解性に乏しく、良
いものでも３チ程度であった。その為、インク中におい
ては多数の染料微粒子が存在し、これがインクジェット
記録装置のノズル詰まシや、フィルター詰まシの原因と
なった。特に、カラー用のインクの染料は黒インク用の
染料に比較して溶解度が低く、所望とする色調を満足し
、且つ、明度並びに濃度が大なる高品質の画像を長時間
に亘って目詰まシを起すことなく安定に記録できること
が望まれるがこのようなインクはいまだ得られてない。

従って本発明の目的は、前記従来の欠点を解決すること
にあシ、詳細には、ノズル詰まシ、フィルター詰まシを
起すことなく長時間に亘って高品質の１像を安定に記録
し得るインクジェット記録用インク組成物を提供するこ
とである。

前記目的に鑑み鋭意研究を重ねた結果、下記一般式を有
するモノアゾ系染料を記録剤として用いると前記従来の
欠点が一挙に解決されることが判明し、本発明を成すに
至った。

（式中、Ａは１または２個のアミン基、カルボキシル基
、スルホン基および／または水酸基で置換されたフェニ
ル基であシ、Ｒ１及びＲ２は水素、メチル基またはエチ
ル基である。）本発明”で用いる前記記録剤は油性であ
り、後述の特定溶剤に対しては５％以上の良好な溶解性
を示し、長時間噴射を行なっても、また噴射を停止して
もフィルター及びノズルの目詰まシを起こさない。更に
カラーインクツエツト記録インクとして優れた色調を有
する高品質画像を形成し得−る。

前記一般式で示される本発明記録剤としては下記の染料
が例示される。

２Ｎ Ｏ３Ｓ Ｏ３Ｓ 記録剤以外にインクに含まれるものとしては溶剤、増粘
剤等が挙げられ、例えば溶剤としては非水系のアルキル
アルコール類のメタノール、エタノール、プロピルアル
コール、イソグロヒ−ルアルコール、ｎ−ブチルアルコ
ール、５ｅｃ−ブチルアルコール、ｔｅｒｔ−ブチルア
ルコール１、、＋７．ｙ−ルアルコール、ヘキシルアル
コール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、ノ
ニルアルコール、ハロダン化炭化水素の四塩化炭素、ト
リクロルエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロベン
ゼン、エーテル系溶剤＋７）　−１−ｆ　ルエーテル、
ブチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル
、エチレングリコールツメチルエーテル、エチレングリ
コールツメチルエーテル、セロソルブ類のメチルセロソ
ルブ、エチルセロンル！、ブチルセロソルブ、ケトン系
溶剤のアセ−トン、メチルエチルケトン、メチルアミル
ケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、炭化
水素系溶剤のヘキサン、オクタン、シクロペンタン、ベ
ンゼン、トルエン、キジロール、エステル系溶剤のメチ
ルアセテート、プロピルアセテート、フェニルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
、等が用いられる。又、多価アルコールアルキルエーテ
ル類のジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールブ
チルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル
、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールブチルエーテル等が用いられる力？必ずし
もこれらに限定されるも゛のではない。

増粘剤としてはフェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ロノン系レジン樹脂、ブチラール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、キシレン樹脂、ケトン樹
脂、テンベン樹脂、キシレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
酢酸ビニール樹脂、塩化ビニール−酢酸ビニール共重合
体、セラック樹脂、ブタノエンゴム、クロロゾレンコゝ
ム等が用いられる。

これらはインクの記録紙への接着性、耐久性、耐水性等
に効果的である。

水性インクの欠点の１つとして記録シートの印写面が疎
水性のものあるいはアート紙、コート紙のように平滑度
の極めて高いものにはインクの接着力が弱く、インクを
はじいてしまい正常な印写を行なうことが出来なかった
が本発明の油性染料を溶かしたインクで印写した場合に
は金属、ゴム、ガラス、プラスチックのような水に対し
て非吸収性の記録体に対しても接着性が良く且つ色調の
良好な印写を行なうことが可能である。

次に本発明の実施例を示す。

実施例　１ 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体　２重量部シクロヘキ
サン　　　　　　　　４５重量部アセトン　　　　　　
　　　　　５０重量部前記（５）の染料　　　　　　　
　　　３重量部上記の染料を除く成分を充分混合し、溶
解したところで染料を添加して攪拌混合した。この液を
孔径１μのフィルターでｐ過しだ後６０℃で２時間加熱
してインクを調製した。このインクを用いてリコー社製
のインクノエ、）装置で紙に印写したところ鮮明な黄色
を呈した画像が得られた。

このインクで染色した紙の分光反射率を測定したところ
、５００〜７００　ｎｍに比較的高い反射率を示した。

このインクで１２００時間の連続噴射をしたが噴射は安
定していた。

実施例　２ エタノール　　　　　　　８０重量部 カルピトール　　　　　　１５．５重量部セラック樹脂
　　　　　　　２重量部 前記（１）の染料　　　　　　　２５重量部上記の染料
を除く成分を充分混合し溶解したところで染料を添加し
て攪拌混合した。この液を孔径１μのフィルターで濾過
した後６０℃で３時間加熱してインクを調製した。

このインクを用いて実施例１と同様のインクジェット装
置で紙に印写しだところ鮮明な黄色の画像が得られた。

この印写サンプルを１０分間水に浸漬したが画像の滲み
はわずかであった。

このインクで１０００時間の連続噴射を行なりたが噴射
は安定していた。

実施例　３ トルエン　　　　　　　　４０重量部 シクロへ犀サン　　　　　５５重量部 キシレン樹脂　　　　　　　２重量部 前記０ルの染料　　　　　　　３重量部上記の染料を除
く成分を充分混合し、溶解したとζろで染料を添加して
攪拌混合した。この液を孔径１μのフィルターで濾過し
た後６０℃で３時間加熱してインクを調製した。

このインクを用いて実施例１と同様のインクジェット装
置で紙に印写したところ、鮮明な黄色の画像が得られた
。

この印写サンプルを１０分間水に浸漬したが画像の滲み
はわずかであった。

このイーンクで１０００時間の連続噴射を行なりたが噴
射は安定していた。又、紙をインク中に浸して染色し乾
燥した後、分光反射率を測定したところ、５００〜７０
０膓に比較的高い反射率を示した。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 下記一般式を有するモノアゾ系染料を記録剤として含む
   ことを特徴とするインクジェット記録用インク組成物。 （式中、Ａは１または２個のアミノ基、カルボキシ基、
   スルホン基および／ｌたは水酸基で置換されたフェニル
   基で６Ｄ、Ｒ１及びＲ２は水素、メチル基またはエチル
   基である。）