JPS5811345B2 - 鉄道車両用空気ばね装置 - Google Patents

鉄道車両用空気ばね装置

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Publication number
JPS5811345B2
JPS5811345B2 JP55025279A JP2527980A JPS5811345B2 JP S5811345 B2 JPS5811345 B2 JP S5811345B2 JP 55025279 A JP55025279 A JP 55025279A JP 2527980 A JP2527980 A JP 2527980A JP S5811345 B2 JPS5811345 B2 JP S5811345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
emergency
air spring
air
vehicle body
Prior art date
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Expired
Application number
JP55025279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56124553A (en
Inventor
深沢規男
増田壱嗣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sharyo Seizo KK
Original Assignee
Tokyo Sharyo Seizo KK
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Publication date
Application filed by Tokyo Sharyo Seizo KK filed Critical Tokyo Sharyo Seizo KK
Priority to JP55025279A priority Critical patent/JPS5811345B2/ja
Publication of JPS56124553A publication Critical patent/JPS56124553A/ja
Publication of JPS5811345B2 publication Critical patent/JPS5811345B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、鉄道車両用空気ばね装置に関するもので、
非常時においても車体を適正なレベルに支持できるよう
にしたことを特徴とするものである。
一般にこの種車両においては空気ばねが多く使用されて
いる。
これは弾性構造ばねに比べて空気ばねはソフトな乗り心
地を与えるためである。
しかし、空気ばねは、オーバーロードに弱い上、恒常的
な横たわみを受けると破損し易いなどの周知の反対要因
がある。
したがって、空気ばねは、オーバーロードや破損を生じ
ない限り優れた乗り心地を与えてくれるが、一旦これら
の問題が生じると、一定レベルを保持することができな
くなり、事故の原因となるという問題があった。
そこで、従来では第7図に示すように、車体aと台車す
との間に介在される空気ばねCの中にストッパゴムdを
取り付けたもの、あるいは空気ばねと弾性構造のコイル
ばねとを直列に設けたもの(特許第621218号、特
公昭46−9005号ンなどが使用されている。
しかしながら、前者すなわち空気ばねC中にストッパゴ
ムdを取り付けたものは充分な支持剛性が得られないと
いう欠点があり、また後者すなわち空気ばねとコイルば
ねを直列に設けたものは空気ばねの特徴が半減してしま
い、乗り心地があまり良くないという欠点があり、この
点の改良が要望されているのが現状である。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、空気ばね
の特徴を損なわずに、通常時は空気ばねによる良い乗り
心地を与えるとともに、その正常な作動を妨害しないよ
うに、非常用ばねを使用して、空気抜けあるいは破損に
よる空気ばね機能不全の場合に非常用ばねの作用により
車体を適正なレベルに維持するとともに、充分な横剛性
が得られるようにしたことを特徴とする鉄道車両用空気
ばね装置を提供しようとするものである。
以下にこの発明の実施例を第1図ないし第6図を参照し
て詳細に説明する。
第1図及び第2図はこの発明の空気ばね装置の取り付は
状態を示す概略的側面図及びその要部平面図で、図中、
1は車体、2は台車、3は車体1と、台車2を構成する
横方向枕梁4との間に配設される空気ばね装置である。
なお、台車2は、台車枠5と車輪車軸6と枕梁4とを含
む良く知られた構造を示す。
この発明の空気ばね装置3は、第3図及び第4図に示す
ように、空気ばね7と、この空気ばね7内にこの空気ば
ね7と並列に設けられる非常ばね8とで主要部が構成さ
れている。
この場合、空気ばね7は、上部ばね座9と下部ばね座1
0とを有し、そして、上部ばね座9の上端は車体1の下
面に装着されている車体ばね座受11に固定され、下部
ばね座10は、その下端部が枕梁4に固定されている。
なおこの場合、下部ばね座10は、台車横方向すなわち
台車進行方向に対して直交する水平方向に後述するばね
案内12とある間隔を有するスリット10aを設け、左
右動及び上下動のみ可能としである。
これは、非常時に車体1がばね案内12上に乗ったとき
にばね案内12と係合する非常用ばね8の横剛性を利用
するためである。
この際、前記上部ばね座9とばね案内12の対峙する部
位のいずれか一方例えば上部ばね座9に下方に向って突
出する係合突起13を設け、他方例えばばね案内12に
はこの係合突起13と係合する係合凹所14を形成して
非常用ばね8の横剛性を有効に利用できるようにしであ
る。
一方、前記非常用ばね8は、この場合、外部コイルばね
8aと内部コイルばね8bとから成る二重構造となって
おり、その上端はキャップ状のばね案内12内に装着さ
れ、またその下端は枕梁4に固定された非常用ばね座1
5によって固定されている。
なお、必ずしも、非常用ばね8は二重構造ばねである必
要はない。
このように構成される非常用ばね8は、通常時において
、空気ばね装置3の正常な作動を妨害しないように予め
圧縮されているのである。
この状態を保持するために、この発明においては、第4
図に示すように、前記ばね案内12の台車進行方向側の
両側端から下方に向って突出し、かつその先端に釣部1
6aを有する止め金堂け16を形成し、また非常用ばね
座15の台車進行方向側の両側端において垂直方向に回
転可能に枢着されるロック手段すなわち止め金17を設
け、この止め金17の先端爪部17aと止め金堂16の
釣部16aとを係合させて、非常用ばね8の圧縮状態を
保持し、空気ばね7に適当な空気圧が与えられている限
り、その圧縮状態を維持している。
なお、前記止め金17は、ロック解除手段である板ばね
18によって常時止め金堂16との係合が解かれる方向
に弾発力を受けており、また先端爪部17aの下方には
ロック解除用の突起17bが形成されている。
したがって、第5図に示すように、空気ばね7が何らか
の原因によって破損した場合、車体1が下降して予め圧
縮して取り付けられている非常用ばね8の上端のばね案
内12と係合し、下方に押し付けるため、ばね案内12
に設けた止め金堂16の釣部16aが止め金17の突起
17bと衝接して釣部16aと爪部17aの係合を解く
と同時に、板ばね18によって止め金17がロック解除
方向に回転する。
よって非常用ばね8は圧縮状態が解かれて、その弾発力
によって車体1を適当なレベルに維持するとともに、非
常用ばね8による充分な支持剛性をも得ることができる
第6図はこの発明の別の実施例を示すもので、ロック手
段である止め金17にロック解除機構を具備させない場
合を示すものである。
すなわち、止め金17に先端爪部17aのみを設け、こ
の止め金17にロック解除動作を行わせる板ばね18、
突起17bを除去することにより、非常時においても非
常用ばね8を圧縮状態とし、この圧縮状態において車体
1の適当なレベル維持を行わせるようにしたものである
この場合、車体1はわずかの低下を生ずるが、非常用ば
ね8は許容範囲内で圧縮固定されているので、問題が発
生するまでに至らない。
なお、上記実施例では車体と枕梁との間にこの発明の空
気ばね装置を配設した場合を示しであるが、必ずしもこ
の位置である必要はなく、例えば台車枠と台車ボルスタ
との間に配設してもよく、上述と同様の効果が得られ、
当然この発明の要旨に含まれるものである。
以上に説明したように、この発明の空気ばね装置によれ
ば、空気ばね中にこの空気ばねと並列に非常用ばねを圧
縮状態で配設しであるので、通常時における良好な乗り
心地の確保は勿論、非常時における車体の適当レベルを
維持して安全走行を図ることができるなどの優れた効果
が得られ、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の空気ばね装置の取り付は状態を示す
概略的側面図、第2図はその要部平面図、第3図及び第
4図はそれぞれ第2図の■−■及び■−■線に沿う断面
図、第5図は非常時の状態を示す断面図、第6図はこの
発明の別の実施例を示す断面図、第7図は従来の空気ば
ね装置の構造を示す断面図である。 図において、1・・・・・・車体、2・・・・・・台車
、3・・・・・・空気ばね装置、7・・・・・・空気ば
ね、8・・・・・・非常用ばね、9・・・・・・上部ば
ね座、10・・・・・・下部ばね座、10a・・・・・
・スリット、11・・・・・・車体ばね座骨、12・・
・・・・ばね案内、13・・・・・・係合突起、14・
・・・・・係合凹所、15・・・・・・非常用ばね座、
16・・・・・・止め金堂、16a・・・・・・釣部、
17・・・・・・止め金(ロック手段)、17a・・・
・・・爪部、17b・・・・・・突起、18・・・・・
・板ばね(ロック解除手段)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体と台車との間に配設され、かつその内部に前記
    車体を支持するための空気圧力が付与される空気ばねと
    、この空気ばね内にこの空気ばねと並列に配設され、か
    つ空気ばねに変って前記車体を適正なレベルに独立して
    支持することが可能な非常用ばねと、この非常用ばねを
    前記車体と係合しない圧縮状態に維持するロック手段と
    から成り前記空気ばねによる車体支持が損なわれる非常
    時において、前記非常用ばねが車体と係合して車体を支
    持するようにしたことを特徴とする鉄道車両用空気ばね
    装置。 2 前記空気ばねの上端に形成される上部ばね座と、前
    記非常用ばねの上端に装着されるばね案内との対峙する
    部位に、互いに係合可能な係合突起と係合凹所を形成し
    て、非常時におけるこれら係合突起と係合突起と係合凹
    所との係合によって非常用ばねの横剛性を利用できるよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    鉄道車両用空気ばね装置。 3 前記ロック手段を、前記非常用ばねの圧縮状態とこ
    の圧縮状態を解除する状態とに係脱変位しうるように形
    成したことを含む特許請求の範囲第1項記載の鉄道車両
    用空気ばね装置。
JP55025279A 1980-03-03 1980-03-03 鉄道車両用空気ばね装置 Expired JPS5811345B2 (ja)

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JPS56124553A JPS56124553A (en) 1981-09-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918361A (ja) * 1972-06-09 1974-02-18

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JPS4918361A (ja) * 1972-06-09 1974-02-18

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