JPS58113429A

JPS58113429A - 露天掘り用連続掘削装置

Info

Publication number: JPS58113429A
Application number: JP56212168A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Nozaki; 野崎　保男; Yoshinori Ooishi; 大石　厳憲; Takanori Koga; 古賀　隆典
Original assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Jukogyo KK
Current assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Motors Ltd
Priority date: 1981-12-26
Filing date: 1981-12-26
Publication date: 1983-07-06
Also published as: AU9185282A; JPS6346808B2; US4616880A; AU564024B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、掘削と搬出を一つの装置で連続的に行う露天
掘り用連続掘削装置に関する。

露天掘り用連続掘削装置として、カッタが付設された複
数個のパケットを有するホイー／ｌ／ｉ回転させるパケ
ットホイールエキス力ベータがＳる。

削物を背後のベルトコンベアに次々と乗載し、このベル
トコンベアから転載された被掘削物を旋回自在のベルト
コンベアが所定方向に搬出するもので、大量の被掘削物
を連続的に処理できる利点がある。

しかし、パケット構造ではその強度上掘削可能な岩石に
は限界があり、加えて、岩盤と石炭層が多重層を形成す
る地層において、両者を弁別して掘削する精度が極めて
低い欠点がある。

上記の掘削装置と異なるものとして、前部にはグレード
、後部にはリンパ−を有するグルドーザや、多数のカッ
タビットを有するカッタドラム全回転させながらクロー
ラで前雇踵被掘削物をベルトコンベアで後方に搬送する
地中坑内用連続掘削装置がある。

ブルドーザはリッパ−で砕いた土石をフ゛レードで押し
運ぶもので、その処理能力は極めて低いものであるし、
地中坑内用連続掘削装置もその用途からして小型であり
、かつコンベアがクローラ等を避けて設置されているの
で、搬送能力が低くまたダンプトラックに積込む時など
の高い位置へ搬送することができないなどの欠点がある
。

本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、石炭やりッピング可能な岩盤を、露天掘シで短時間に
大量に掘削搬送でき、加えて、多重層を形成する石炭層
や岩盤層を弁別してそれぞれを所定の粒度でもって掘削
できる露天掘り用連続掘削装置全提供することを目的と
する。

その特徴とするところは、カッタビットを植設したカッ
タドラムを回転式せ地山を掘削すると共に、被掘削物を
回収するスクレーパ、被掘削物を搬送する急勾配の上昇
コンベアおよび旋回ベルトコンベアを、クローラ？有す
る装置本体に具備したことである。

以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本装置の全体の正面図で、クローラ１上のプラ
ットホーム２の前面に立設されたサーボート５には、プ
ーム４がピン５でもって回動自在に装着されている。こ
のプーム４の先端にはカッタドラム６を支承する枠体７
が装備され、加えてそのはソ中央部にはプーム４を上下
回動させる油圧シリンダ８が設けられている。

前記枠体７の上下左右側には適数個のローラ９が装着さ
れ、カッタドラム６をその内面で回動自在に支承してい
る。この枠体７にはカッタドラム６全回転させる駆動源
、減速機、ピニオンギヤ−等が内臓されていて、カッタ
ドラム６の内面に付設されたリングギヤーを回転させる
。

上記のカッタドラム６の外周面には、第２図の平面図で
示されるように多数のカッタビット１１がくてび状に植
設配置されていて、回転するカッタドラム６のカッタビ
ット１１により地山力ｚｉ肖１１される。

カッタ上゛ラム６の下部後方には、装置本体の前面下部
より突出したアーム１２の先端で回動自在なスクレーパ
１３が装着され、このスクレーノで１５は第２図に示す
油圧シリンダ１４でもって被掘削物を集積回収するのに
好適な角度となるよう回動される。このスクレーノく１
３の先端幅は、前記カッタドラム６のそれとはソ同等で
あって、カッタビット１１により掘削された土石を回収
し易くなっている。

この゛スクレーパ１３は、例えば第５図に示すように左
右の側板１５．１５に固着された上り勾配の傾斜板１６
と、この傾斜板１６の下方のヌクレーパ底板１７の後部
にスリット１８が設けられている。このスリット１８は
、被掘削物が傾斜板１６から次に述べる上昇コンベア１
９に転載嘔れる際、落下する一部の被掘削物をスクレー
／＜１３外へυ１出するものである。

次に、スクレーパ１３の後端より装置本体の後部上方に
かけて急勾配例えば３５度の上昇コンベア１９が架設さ
れている。この上昇コンベア１９は、急勾配で被掘削物
を大量に搬出する必要上設けられたものでらり、ベルト
コンベア２０とチェ−ンコンベア２１とよりなっている
。この上昇コンベア１９の幅は前記スクレーパ１３の後
端のそれとはソ同一であり、その下端部は第４図に示す
ように前記スクレーパ１３の傾斜板１６とスクレーパ底
板１７の間の空間に突入されていて、無端状のベルトコ
ンベア２ｏとチェーンコンベア２１は、同一速度で移動
する。これは、例えば第６図に示すようにベルトコンベ
ア２ｏを駆動するプーリ３８とチェーンコンベア２１を
駆動するスプロケット３９とが同一軸４２に装着でれ、
駆動プーリ３８は駆動軸４２に直接固着され、スプロケ
ット古９は歯車４３．４４を介して駆動軸４２に間接的
に装Ｈされ、駆動プーリ３８とスプロケット３９とは駆
動軸４２０回転に合わせてベル）　２０ａとローラチェ
ーン２８とが同一速度となるよう構成されている。なお
、４５はスプロケット３９を支承する軸受である。

このチェーンコンベア２１は、第５図に示すようコンベ
アフレーム２２に装着された側板２３．２３とベルトコ
ンベア２０のベルト２０ａで形成される凹部２４におい
て、被掘削物を搬送するためのチェーン２５または二点
鎖線で示すレーキ２６等の掻上げ具を一定間隔で垂下し
ている。そしてコンベアフレーム２２のガイドレール２
７内を移動するローラチェーン２８でもって前記ベルト
コンベア２０と共に走行するようになっている。

なお、上記の掻上げ具は、チェーン２５とレーキ２６を
交互に配置するなど、その両者を併用するものであって
もよい。

前記の上昇コンベア１９の後部上端から本陣上の落し口
３１にかけてシュート２９が立設されている。これは被
掘削物を上昇コンベア１９から次の搬出装置である旋回
ベルトコンベア３０に移送するためのものである。

本体上の落し口３１には、装置本体の後方に伸びる旋回
ベルトコンベア３０の基部が位置し、これが本体上の回
動板３．２に固着されたブラケット３３に枢支されてい
る。一方、旋回ベルトコンベア５０の他端は本体に固定
された支柱３４の油圧シリンダ３５とワイヤ３６でもっ
て吊持されていて、油圧シリンダ３５の伸縮動によりブ
ラケット５３を中心に上下に回動する。なお、３７は油
圧シリンダ３５のための支柱であって、シリンダロッド
３５ａの端と旋回ベルトコンベア３０とによって、その
両端が回動自在に支承されている。

前記回動板３２は、本体内の動力源でもって所望の角度
に回動するもので、この回動に伴って旋回ベルトコンベ
ア３０が水平に旋回できるようになっている。

本発明は以上述べたように構成したので、次に述べるよ
うに大量の土石を連続して掘削および搬出することがで
きる。

装置本体をクローラ１でもって前進させ、カッタドラム
６を掘削すべき地山４０に押圧する。カッタドラム６内
の駆動源でもってカッタドラム６全矢符ｌＯ方向に回転
させると、カッタビット１１が地山４０を掘削し、その
被掘削物がスクレーパ１３の方向に押出される。油圧シ
リンダ１４でもってスクレーパ１３を被掘削物の回収に
好適な角度に設定すると、スクレーノ＜１３の傾斜板１
６上に被掘削物が集積さ扛る。

この被掘削物が上昇コンベア１９のうちベルトコンベア
２０のベルト２０ａと側板２３で形成すれる四部２４に
転載されると、ベルトコンベア２０と同速度で移動する
チェーンコンベア２１のレーキ２６等で順次上方に搬送
される。このとき、急勾配のベルトコンベア２０のみで
は転げ落ちる土石をレーキ２６等でもってその転げ落ち
を防止でき、また、土石粒度が異なっていて例えば大塊
の土石が混入していても何ら支障なく搬出することがで
きる。

なお、傾斜板１６から上昇コンベア１９に土石を転載さ
せるとき、浴出落下した土石はスクレーパ底板１７のス
リット１８よりスクレーパ１３の下部に排出されるので
、土石がスクレーパ１３内に堆積して上昇コンベア１９
の駆動を阻害したりすることが回避される。

このようにして本体上部に搬送された被掘削物は、上昇
コンベア１９の上端よりシュート２９内の落し口３１に
落下される。落し口３１を介して旋回コンベア３０に乗
載された被掘削物は矢符４１の方向に搬出される。この
とき油圧シリンダ３５の伸縮量および回動板３２の回動
角を所望値に設定すれば、被掘削物は所望の位置または
トラック等の別の搬送装置に排出される。

以上述べた連続掘削搬送作業において、カッタ６ドラム
６に植設されたカッタビット１１の突出！全適当に調節
しておくと、例えば石炭と岩盤とからなる多重層の地山
の境界層を掘削するとき境界層における荒れを少なくす
ることができ、石炭と岩盤全同時に回収するといった無
弁別な掘削を防止または軽減することができる。したが
って、パケットホイールエキスカベータのパケット爪で
は不可能な選択掘削全することもできる。すなわち、何
層にも重なった薄い石炭層や岩盤層より、石炭のみまた
は岩盤のみを掘削できるので、次後的に弁別する必要が
なくなり、加えて被掘削物の寸法も大塊状のものは比較
的少なく、乏れでいて大量に掘削でき、かつ上述した上
昇コンベアで大量の被掘削物を搬送することが極めて容
易となる。

なお、ブーム４の油圧シリンダ８はカッタドラム６を上
下させるためのものであり、主として装置本体が掘削位
置よシ退避する場合に、前面の地山を緩傾斜掘削して本
体を移動させ易くするために用いられるものであるが、
必要に応じて伸縮動させ、カッタドラム６を上下して採
石掘削に利用することもできる。

本発明は以上詳細に述べたように、自走式の装置本体に
カッタドラムと上昇コンベアと旋回ベルトコンベアを装
着し、露天掘シにおける被掘削物を短時間に大量に選択
掘削および遠隔搬送し、極めてで易にそれらを次の搬送
装置例えばトラックやベルトコンベアに供給することが
できる。

加えて、上昇コンベアは、ベルトコンベアとチェーンコ
ンベアを組合せた急勾配の複合コンベアとしたので、装
着本体全比較的コンパクトにすることができるし、カッ
タビットにより被掘削物を比較的小さくでき、また搬送
中被掘削物をレーキ等で支持するので、被掘削物による
騒音や振動を著しく低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の露天掘り用連続掘削装置の全体正面図
、第２図はその平面図、第３図はスクレーパの斜視図、
第４図はスクレーパと上昇コンベアの組合せ状態を示す
図、第５図は上昇コンベアの断面図、第６図は上昇コン
ベアの駆動プーリとスプロケットの断面図である。１・・・クウーラ、４・・・ブーム、６・・・カッタド
ラム、１１・・・カッタビット、１２・・・アーム、１
３・・・スクレーパ、１４・・・油圧シリンダ、１６・
・・傾斜板、１７・・・底板、１８・・・スリット、１
９・・・上昇コンベア、２０・・・ベルトコンベア、２
１・・・チェーンコンベア、２５・・・チェーン、２６
・・・レーキ、２９・・・シュート、３０・・・旋回ベ
ルトコンベア、３１・・・落シ日、３５ニー・油圧シリ
ンダ、３７・・・支柱特許出願人　　川崎重工業株式会
社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　クローラを有する装置本体より前面に突出し
た上下回動自在のブームに支承され、内臓された駆動源
でもって回転するカッタドラムと、前記カッタドラムの
外周に植設されたカッタビットにより掘削された土石全
前記カッタドラムの下部後方で回収するスクレーパと、このスクレーパにより回収された被掘削物を、」―方に
搬送する上昇コンベアと、この上昇コンベアの上端部直下に立設され、上昇コンベ
アからの被掘削物を落下させるシュートと、このシュート直下の本体」二の落し口を中心として水平
旋回すると共に、本体に固定された支柱の上部に装Ｍ−
Ｊれた油圧シリンダでもって上下回動する旋回ベルトコ
ンベアと金有し、クローラで前進しながら前記カッタドラム全回転して掘
削すると同時に、被掘削物をスクレーパで回収し、上昇
コンベアおよび旋回ベルトコンベアで任意方向に搬出す
ることができるようにしたことを特徴とする露天掘り用
連続掘削装置。
（２）　　前記スクレーパは、被掘削物を前記上昇コン
ベアに導く傾斜板と、この傾斜板の下方の、・スクレー
パ底板後部に設けられたスリットとを有すること全特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の露天掘り用連続掘削
装置。
（３）前記上昇コンベアは、前記スクレーパの後部より
本体上部に急勾配で装着され、前記スクレーパにより回
収された被掘削物を上方に搬送するベルトコンベアと、
このベルトコンベアと同速度で移動し掻上げ具を有する
チェーンコンベアとからなることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の露天掘り用連続掘削装置。