JPS58113365A - 亜鉛メツキ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は亜鉛メッキ装置に関する。

従来の熔融亜鉛メッキは多数の作業０者の手作業にて行
なわれ品質にばらつきがあった。あるいは従来もこの手
作業を自動化して行なう試みがなされたことはあるが、
実際に稼動してみて、ことごとく失敗に帰していた。即
ち、熔融亜鉛メッキ炉からワークを引揚げて後、物理的
及び化学的処理に時間が掛り過ぎ、そのためにワークの
母材と亜鉛被膜との間の合金層が成長し過ぎて亜鉛被膜
の表面に達し、製品表面が光たくのない白くざらざらし
たものとなり、製品価値を台無しとしていた。

またこの合金１層の成長のし過ぎにより亜鉛メッキ層が
もろくなり切欠けやすく、切欠けたところから発錆する
という欠点もあった。

本発明は従来のこのような問題を解決し、美しＡ３ くかつ均一な熔融亜鉛メッキを高能率に行なう装置の提
供を目的とする。

以下、図示の実施例に基づき本発明を説明する。

（１）は熔融状態の亜鉛が収納されたメッキ炉で平面的
に見て（第１図と第４図のように）左右に細長状である
。このメッキ炉（１）には平行な一対の案内レール（２
）　（２）が第２図のように左下傾にゆるやかに傾斜し
て取付けられる。この炉（１）の長手方向と直交する方
向にかつ炉（１）を間に挾んで左右に一対のクレーンレ
ール（３）　（３）が床に敷設される。（４）はこのレ
ール（３）　（３）上を転動する車輪を有しこのレール
（３）　（３）に沿って前後方向に走行する門型フレー
ムであり、左右柱部（４ａ）　（４ａ）と水平状梁部（
４ｂ）とから成る。（５）　（６）はこの梁部（４ｂ）
に沿って固着されたトラックレール（７）　（７）から
吊持状に取付けられた第１・第２ハンドリングユニツト
であり、梁部（４ｂ）に沿って、即ち、メッキ炉（１）
の長手（縦）方向に沿って、両ハンドリングユニッ）　
（５）　（６）は走行自在で、電動モータ等で走行する
。さらに該ハンドリングユニツ）　（５）　（６）は各
々、下端にクランプ腕（８）を有し、特開昭５８−１１
３３６５（２） ボルト・ナツト・その他種々の被メツキ用のワーク（９
）・・・が入れられたステンレス製の筒型パケット００
をこのクランプ腕（８）にて把持可能である。さらにエ
アシリンダ等によりユニット（５）　（６）は上下伸縮
自在であって、バケツ）　（１０を把持したクランプ腕
（８）は、第２図の矢印（Ａ）のように昇降自在である
。

第１図と第２図と第５図に於て、げ）はワーク（９）を
パケット０１に充填する位置であり、この充填位置（イ
）のワ７り（９）充填後のパケットα０は、第１ハンド
リングユニツト（５）のクランプ腕（８）にて把持し、
やや上昇させて後に左方に移動し、メッキ炉（１）の右
端（１ａ）にて停止して（ロ）の位置とする。そこで降
下して投入浸漬する。符号（ハ）の位置が投入浸漬位置
である。バケツ）　ＱＯの上方開口周縁には外鍔部０υ
が突設されこの外鍔部０１）が前述の案内レール（２）
に載置される。そこで第１ハンドリングユニツト（５）
を左方に僅かにレール（７）に沿って走行させ、把持し
たパケット００及びそれよりも左側に並んだパケットα
０・・・を左方に縦押する。その後はクランプ腕（８）
を開放し、上昇し、帰行して位置ピ）までもど漸５ す、次のパケットαＯを下降して把持し、上記作動を繰
返す。

メッキ炉（１）の左端（ｌｂ）には、第４図のように約
９０度分を揺動して上面に浮いた不純物（イ）・・・を
除去するスキミング機構が付設され、この位置に）にて
パケット００は引揚げられる。即ち、第２ハンドリング
ユニツト（６）がこの引揚位置に）にあって、クランプ
腕（８）が下降してパケットα０を把持し、炉（１）か
ら引揚げて、第２図の←）の位置とし、その後直ちに左
行（Ｂ）シ、位置（へ）で停止する。

この位置（へ）の近傍に第１移載ロボツト（２）を設置
しておく。このロボット（２）は、上記位置（へ）でパ
ケットα１をユニツ）　（６）から受取り、アームα→
ノ先端でこれを把持し、（ト）位置まで旋回する。この
位置（ト）Ｋは傾斜状）６トα均が付設され、ここでパ
ケット００を傾動させワーク（９）をシュートα５丙に
排出させる。シュートα均にてワーク（９）は遠心分離
機０・内に導かれる。この分離機αＱ内には予め別の専
用バケツ）　（Ｊ’ｉ）が収納されこれにてシュー）Ｑ
υから滑降してくるワーク（９）を受ける。

６ ところで上記（ト）位置にて傾動されて空となった元の
バケツ）　ＱＯは、元の上方開口状の姿勢に逆方向にア
ームα→を回転させてもどし、（ト）から（へ）の位置
まで逆旋回し、ここで空のパケット００を放す。

その後この空のパケット００は、第１図の矢印（Ｃ）（
Ｄ）＠）と順次、炉（１）の後方を廻って、充填位置（
イ）に１個づつ供給される。これにはローラーテーブル
やコンベヤや押上げブツシャ等が使用される。

しかして、上記ロボット０３は、上下動と旋回と傾動回
転の６自由度を有するものである。また分離機Ｏ・は専
用バケツ）Ｑ？）を高速回転させ、その中のワーク（９
）に付着の余分の熔融亜鉛を、遠心力にて除去するもの
である。次に、（ト）は、遠心分離機ＯＱにて処理され
たワーク（９）入り専用パケットαηを把持して引揚げ
、（ト）の位置まで旋回させてここでパケットＱ７）を
傾動させてワーク（９）を排出させる第２移載ロボツト
である。該第２移載ロボツトαａｌは、空となったバケ
ツ）Ｑ″ｉ）を元の上方開口状姿勢として分離機ａＱの
位置までアーム０１を逆旋回させ、下降させて分離機Ｍ
内にこのパケット０７１をもどす。

屋７ 上記位置（ト）には、周知の塩化アンモニウム水溶液等
の薬液が入った薬品槽（１）が設けられ、第２移載ロボ
ツトａ〜にて排出されたワーク（９）はこの薬品槽（イ
）に投入される。この薬品槽（イ）には第６図のように
第１コンベア搬送装置Ｑηが付設され、ワーク（９）を
次の冷却水槽（イ）に搬出投入する。この冷却水槽（イ
）内には第２コンベア搬送装置翰が付設され、冷却水槽
（財）からワーク（９）を搬出し、ワーク（９）のメッ
キ処理を完了する。

しかして、ワーク（９）の動きを平面的に見れば第１図
の如く位置（イ）から炉（１）の長手方向に順次送られ
て位置（へ）に達し、そこから略直角に進路を変えて、
手前方向に順次移動して、最後は水槽−から手前に搬出
される。このようにするために、第１０ボツト０３は炉
（１）の左端（１ｂ）近傍に配設し、遠心分離機Ｍと第
２０ボツト（ト）と薬品槽（イ）と水槽に）は前後１列
に列設して、炉（１）の長手方向と直交方向に配設し、
最短の移動にてメッキ処理が完了する。

また、メッキ炉（１）用のパケットθ０・・・と、遠心
分離機ＯＱ用のバケツ）Ｑカとは、別ものとし、前者は
矢特開昭５８−１１３３６５　（３） 印（Ｃ）　（Ｄ）　（Ｅ）のように炉（１）の後方を巡
って炉（１）の左端（ｌ　ｂ）から右端（ｌ　ａ）に還
流すると共に、後者は、分離機０ｆ３Ｉと水槽−との間
を往復して分離機ＯＱにて回動させられる。このように
すれば一般の火災時の消火バケツリレーと同じく、最も
迅速にワーク（９）の搬送が出来る。しかも、第１と第
２のコンベア搬送装置２１）（財）は円滑かつ迅速に薬
品処理と冷却を行なうことが出来る。従って、メッキ炉
（１）からワーク（９）をす［揚げてから後処理の完了
するまでの時間は極めて短縮出来、ワーク母材と亜鉛被
膜との間の合金層が過大に成長する問題を確実に解決出
来るものである。さらに、薬品槽−と水槽（イ）の処理
時間も十分に短縮出来るから、製品として亜鉛被膜の表
面に水酸化亜鉛の白い粉がふいたようになる問題も兄事
に解決出来るものである。

また、左右のクレーンレール（３）　（３）間に全ての
装置が配設されると共に、門型フレーム（４）は十分に
大きくメッキ炉（１）等をまたいで設置されている構・
成であるから、メッキ炉（１）の釜の新旧交換時には、
旧釜内の熔融亜鉛を耐熱ポンプにて新釜に移しか洗９ え、熔融亜鉛入りの新釜をこの門型フレーム（４）に設
置のウィンチ等で吊上げて、交換することも可能であり
、従来のようにいったん小さなインゴット（塊）に冷却
して後、新釜内で再熔融させる場合の、エネルギ損失と
時間的損失をいっきょに解消出来ることになる。

またハンドリングユニット（５）　（６）の全体がレー
ル（７）に沿って移動する距離は極めて小であると共に
部分的にクランプ腕（８）が動くのは速くすることが可
能であるから、迅速なワークの送りを行なううえで合理
的である。また第４図のようにメッキ炉（１）内の熔融
亜鉛表面の亜鉛酸化物等の不純物はスキミングされるか
ら、引揚位置←）からワーク（９）を引揚げだときにこ
れらの不純物が付着せず大変好ましい。

また第５図と第２図で明らかなように、メッキ炉（１）
内に設けられた案内レール（２）　（２）は左側即ち送
りの下流側にいくほど下方となるようにゆるやかに傾斜
させ、箱型パケットα０け当初は上周縁部が熔融亜鉛表
面（ハ）よりも上方に突出しており、炉（１）１０ の中央部付近からパケット００が完全に浸τａす２．よ
うに、構成されている。これにより、パケット０１を熔
融亜鉛内に投入直後に、ワーク（９）は直ちには濡れず
、第５図のようにワーク（９）の大部分（９ａ）は表面
（ハ）に浮いているが、パケット００の上周縁部によっ
てこの浮いたワーク（９ａ）が拡散しパケット００から
逃げることを、確実に防止する利点がある。

そして浮いたワーク（９ａ）がなくなり、全てがパケッ
ト０１の底部に沈んだ後に、バケツ）　０１全体も完全
に浸漬し、ワーク（９）に十分に亜鉛を付着創せること
が出来る。勿論、パケットα０には蓋が無いため、（ト
）の位置の反転排出が迅速に出来るのである。

本発明は以上詳述したように、熔融亜鉛メッキ炉（１）
と、該メッキ炉（１）内にパケットαＱに入れられて浸
漬されていたワーク（９）を該バヶッ）　ＱＯト共に引
揚げるハンドリングユニット（６）と、該ハンドリンク
ユニツ）　（６）　Ｋて引揚げられたワーク（９）入す
バケツ）　ＤＩを把持して旋回させかつ傾動させてワー
ク（９）を排出させさらに空きなったバケツ）　ＯＯを
元Ａ　１１ の姿勢として逆旋回させ返送させる第１移載ロボツト０
３と、排出された上記ワーク（９）を別の専用パケット
α力に受けて遠心力にて余分の熔融亜鉛を除去する遠心
分離機αＱと、該遠心分離機ａＯにて処理されたワーク
（９）入り専用バケツ）Ｑηを把持して旋回させかつ傾
動させてワーク（９）を排出させさらに空となった専用
バケツ）　Ｑ７）を元の姿勢として逆旋回させて上記遠
心分離機ａ・にもどす第２移載ロボツト（至）と、排出
された上記ワーク（９）を受ける第１コンベア搬送装置
２１）付きの薬品槽（イ）と、該薬品槽（イ）から搬出
されたワーク（９）を受ける第２゛コンベア搬送装置（
ハ）付きの冷却水槽（イ）とから、構成されたから、熔
融亜鉛メッキ炉（１）からワーク（９）を引揚げて後、
物理的及び化学的処理が十分に迅速に出来て、合金層が
過大に成長する事故を確実に防止し、最適処理時間とし
て常に均一で美しい亜鉛被膜の光たく表面が得られる。

さらに適度の内部の合金層によりメッキ被膜が欠けて、
そこから発錆するといった問題も同時に解決出来る。か
つ、薬品処理と冷却処理の時間も十分に短かく出来て、
製品）引−ｖａ５８＝ｌ１３３６！５（４）表面に粉が
本いたように水酸化亜鉛が付着する事故も確実に防止出
来た。特にメッキ炉（１）用のバケツ）　ＱＯと、遠心
分離機ＯＱ用の専用パケット０７）とに分けて、ワー、
り（９）を消火バケッリレーのように移しかえてゆくか
ら、処理時間の十分な短縮が達成出来たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図は一部
断面正面図、第６図は一部断面側面図、第４図は要部平
面図、第５図は作用説明のための一部断面正面図である
。 （１）・・・メッキ炉、（６）・・・ハンドリングユニ
ット、（９）・・・ワーク、ＱＯ・・・パケット、α１
・・・第１移載ロボツト、０Ｑ・・・遠心分離機、０７
）・・・専用パケット、０句・・・第２移載ロボツト、
（イ）・・・薬品槽、２１）（ホ）用コンベア搬送装置
、翰・・・冷却水槽。 特許出願人　　株式会社　境川工業所

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ／　熔融亜鉛メッキ炉（１）と、該メッキ炉（１）内に
   バケツ）　ＱＯに入れられて浸漬されていたワーク（９
   ）を該パケット００と共に引揚げるハンドリングユニッ
   ト（６）と、該ハンドリングユニット（６）にて引揚げ
   られたワーク（９）入りパケット０１を把持して旋回さ
   せかつ傾動させてワーク（９）を排出させさらに空とな
   ったパケットθＯを元の姿勢として逆旋回させ返送させ
   る第１移載ロボツトα葎と、排出された上記ワーク（９
   ）を別の専用パケット０７）に受けて遠心力にて余分の
   熔融亜鉛を除去する遠心分離機α・と、該遠心分離機０
   ６にて処理されたワーク（９）入り専用パケットαηを
   把持して旋回させかつ傾動させてワーク（９）を排出さ
   せさらに空となった専用パケットαのを元の姿勢として
   逆旋回させて上記遠心分離機αＱにもどす第２移載ロボ
   ツト（至）と、排出された上記ワーク（９）を受ける洛
   ２ 第１コンベア搬送装置Ｑ１）付きの薬品槽（２））と、
   該薬品槽−から搬出されたワーク（９）を受ける第２コ
   ンベア搬送装Ｗ（ハ）付きの冷却水槽翰とから、構成さ
   れたことを特徴とする亜鉛メッキ装置。