JPS58111204A - 難燃性電気絶縁油 - Google Patents
難燃性電気絶縁油Info
- Publication number
- JPS58111204A JPS58111204A JP56208410A JP20841081A JPS58111204A JP S58111204 A JPS58111204 A JP S58111204A JP 56208410 A JP56208410 A JP 56208410A JP 20841081 A JP20841081 A JP 20841081A JP S58111204 A JPS58111204 A JP S58111204A
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- JP
- Japan
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- insulating oil
- acid ester
- flame
- oil
- electrical insulating
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性電気絶縁油に関する。
不燃性電気絶縁油として広く用いられていたＰＯＢが使
用禁止となって以来、それに代りうる絶縁油の開発が要
望されているが、現在のところ単一物質でＰＯＢに代り
うる不燃性％気絶縁油は見出されていない。
用禁止となって以来、それに代りうる絶縁油の開発が要
望されているが、現在のところ単一物質でＰＯＢに代り
うる不燃性％気絶縁油は見出されていない。
離燃性電気絶縁油としてはシリコーン油、各柚エステル
油などがこれまでに提案されてきており、その一部は実
際に使用されている。それらは、引火一点が高く炭化水
素系絶縁油と比較すれば格段に燃えにくいが、Ｊ工ｓ
ｃ ２１０１−１１の方法による燃睨性試験では燃焼す
るため、光分な難燃性を有する電気絶縁油とはいい罎い
。
油などがこれまでに提案されてきており、その一部は実
際に使用されている。それらは、引火一点が高く炭化水
素系絶縁油と比較すれば格段に燃えにくいが、Ｊ工ｓ
ｃ ２１０１−１１の方法による燃睨性試験では燃焼す
るため、光分な難燃性を有する電気絶縁油とはいい罎い
。
本発明は新規な離燃性絶縁油を提供することを目的とし
ており、ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルと芳
香族正リンエステルの混合物を用いることを特徴として
いる。
ており、ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルと芳
香族正リンエステルの混合物を用いることを特徴として
いる。
従来から、可燃性絶縁油と正リン酸エステルとを混合し
て離燃性絶縁油としたものはすてに檎女提案されてきて
いる。かかる可燃性絶ｈｍとして用いられてきているも
のは、たとえばコンデンサオイルＳ（日本石油■製）、
アルキルナフタレン（呉羽化学工業■輌）などの炭化水
素系絶縁油またはアジピン酸エステル、フタＡ／酸エス
テル、トリメリット酸エステルなどのエステル油などで
ある。
て離燃性絶縁油としたものはすてに檎女提案されてきて
いる。かかる可燃性絶ｈｍとして用いられてきているも
のは、たとえばコンデンサオイルＳ（日本石油■製）、
アルキルナフタレン（呉羽化学工業■輌）などの炭化水
素系絶縁油またはアジピン酸エステル、フタＡ／酸エス
テル、トリメリット酸エステルなどのエステル油などで
ある。
しかし、炭化水素系絶縁油を用いる難燃性絶縁油は低粘
度であるが、引火点が低く、一方エステル油を用いる難
燃性絶縁油は逆に引火点を高くしうるが、高粘度となる
という欠点があり、両者を同時に好ましいものとした難
燃性絶縁油、すなわち引火点が高く粘度の低い難燃性絶
縁油は未だ見出されていないのが現状である。
度であるが、引火点が低く、一方エステル油を用いる難
燃性絶縁油は逆に引火点を高くしうるが、高粘度となる
という欠点があり、両者を同時に好ましいものとした難
燃性絶縁油、すなわち引火点が高く粘度の低い難燃性絶
縁油は未だ見出されていないのが現状である。
本発明はかかる現状に鑑みなされたものであり、引火点
が高くかつ粘度の低い難燃性電気絶縁油を提供すること
を目的とする。
が高くかつ粘度の低い難燃性電気絶縁油を提供すること
を目的とする。
すなわち本発明は、ネオペンチルポリオールの脂肪酸エ
ステルに、それに対して３５容量襲以上の芳香族正リン
酸エステルを混合してなる離燃性電気絶縁油に関する。
ステルに、それに対して３５容量襲以上の芳香族正リン
酸エステルを混合してなる離燃性電気絶縁油に関する。
本発明に用いうるネオペンチルポリオールの脂肪酸エス
テルとしては、その脂肪酸残基が主としてオレイン酸残
基からなるものが好ましく、その具体例としてはユニス
ターＨ３８１Ｒ（日本油脂特製）があげられる。このユ
ニスター１１５８１１は第１表に示すように、櫨々の１
ｊＬ気絶縁油にくらべて引火点が高い割には、粘度の低
いｍ％絶縁油である。
テルとしては、その脂肪酸残基が主としてオレイン酸残
基からなるものが好ましく、その具体例としてはユニス
ターＨ３８１Ｒ（日本油脂特製）があげられる。このユ
ニスター１１５８１１は第１表に示すように、櫨々の１
ｊＬ気絶縁油にくらべて引火点が高い割には、粘度の低
いｍ％絶縁油である。
第１表
（注１）：ＪＩＳ１種２号に相当する鉱油（注２２：ア
ジビン酸ジイソデシル （注６）：フタル酸ジトリデシル （注４ ） ： ）リメリット酸トリオクチル（注５）
：粘度５０ｃＳｔのもの （注６）ニリン酸トリクレジル なお第１表中、引火点はオープンカップ法で試験し、ま
た燃焼速度はＪ工ａ Ｇ ２１０１−１１の方法で試験
したものである。
ジビン酸ジイソデシル （注６）：フタル酸ジトリデシル （注４ ） ： ）リメリット酸トリオクチル（注５）
：粘度５０ｃＳｔのもの （注６）ニリン酸トリクレジル なお第１表中、引火点はオープンカップ法で試験し、ま
た燃焼速度はＪ工ａ Ｇ ２１０１−１１の方法で試験
したものである。
ユニスターＨ５８１Ｈの燃焼性（燃焼速度）は、第１１
Ｉに示されるように、ジメチルシリコーン油（５０ｏＳ
ｔ ）よりも高く、一度着火すれば燃焼が継続する。し
かし、それにリン酸トリクレジル（以下、 ＴＯＦとい
う）またはリン酸クレジルジフェニル（以下、ＯＤＰと
いう）などの芳香族正リン酸エステルを６５容量％以上
で添加したものは、燃焼が継続せず消炎し、離燃性絶縁
油として用いることが可能になる。さらに芳香族リン酸
エステル類は低粘度であるため、えられる離燃性絶縁油
の粘度も低下せしめつる。
Ｉに示されるように、ジメチルシリコーン油（５０ｏＳ
ｔ ）よりも高く、一度着火すれば燃焼が継続する。し
かし、それにリン酸トリクレジル（以下、 ＴＯＦとい
う）またはリン酸クレジルジフェニル（以下、ＯＤＰと
いう）などの芳香族正リン酸エステルを６５容量％以上
で添加したものは、燃焼が継続せず消炎し、離燃性絶縁
油として用いることが可能になる。さらに芳香族リン酸
エステル類は低粘度であるため、えられる離燃性絶縁油
の粘度も低下せしめつる。
つぎに実施例および比較例をあげて本発明の離燃性絶縁
油をより詳細に説明するが、本発明はそれらの実施例の
みに限定されるものではない。
油をより詳細に説明するが、本発明はそれらの実施例の
みに限定されるものではない。
実施例１
ネオペンチルポリオールの脂肪酸としてユニスターＨ５
８１Ｒを用い、それに対して６５容量％のＴＯＰを加え
て混合し、離燃性絶縁油をえた。
８１Ｒを用い、それに対して６５容量％のＴＯＰを加え
て混合し、離燃性絶縁油をえた。
えられた離燃性絶縁油の粘度、引火点、燃焼速度を測定
した結果を第２表に示す。
した結果を第２表に示す。
なお６特、性は、それぞれつぎの方法ｃしたがって測定
した。
した。
（ａ）粘度（Ｏ３ｔ ）
毛細管粘度計を用いて測定した。
（ｂ）引火点（０Ｃ）
オープンカップ法にしたがって測定した。
（Ｃ）燃焼速度（−／θｅｏ ）
Ｊ工Ｓ Ｏ２１０１の方法にしたがって測定した。
実施例２
ＴＯＰの使用量を４０容鷺％としたほかは実施例１と同
様にして難燃性絶縁油を調製した。
様にして難燃性絶縁油を調製した。
えられた離燃性絶縁油の各特性を第２表に示す。
実施例６および４
ＴＯＰに代えて第２表に示す量の０ｌ）Ｐを用いたほか
は実施例１と同様にして難燃性絶縁油を調製した。
は実施例１と同様にして難燃性絶縁油を調製した。
えられた難燃性絶縁油の各特性を第２表に示す。
比較例１および２
ＴｃＰまたはＯＤＰの使用量を第２表に示す意としたほ
かは実施例１または６と同様にして難燃性絶縁油を調製
した。
かは実施例１または６と同様にして難燃性絶縁油を調製
した。
見られた絶縁油の各特性を第２表に示す。
なお比較例３として、ユニスターＨ３８１Ｒの特性を第
２表に示す。
２表に示す。
第 ２ 表
以上述べたように、本発明によれば燃焼性の低いネオペ
ンチルポリオールの脂肪酸エステルと、それに対し３５
容量％以上の芳香族リン酸エステルを混合することによ
り、より低粘度で難燃性の電気絶縁油とすることができ
る。
ンチルポリオールの脂肪酸エステルと、それに対し３５
容量％以上の芳香族リン酸エステルを混合することによ
り、より低粘度で難燃性の電気絶縁油とすることができ
る。
本発明の難燃性電気絶縁油を用いて種々の油入電気機器
を作成するばあいには、特別の操作を必要とせず、たと
えば従来の鉱油系絶縁油と同様にして本発明の離燃性電
気絶縁油に真空脱気処理を施こしたのち、それを電気巻
線などを含む電気機器容器内に、真空注入などによって
注入することかで１きる・ 代理人 葛野信−（ほか１名）
を作成するばあいには、特別の操作を必要とせず、たと
えば従来の鉱油系絶縁油と同様にして本発明の離燃性電
気絶縁油に真空脱気処理を施こしたのち、それを電気巻
線などを含む電気機器容器内に、真空注入などによって
注入することかで１きる・ 代理人 葛野信−（ほか１名）
Claims (3)
- （１）ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルに、そ
れに対して６５容盪％以上の芳香族正リン酸エステルを
混合してなる離燃性電気絶縁油。 - （２）前記ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルが
ネオペンチルポリオールのオレイン酸エステルを主成分
とすることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載
の離燃性電気絶縁油。 - （３）前記芳香族正リン酸エステルがリン酸トリクレジ
ルまたはリン酸クレジルジフェニルであることを特徴と
する特許請求の範囲第（１）項記載の鄭燃性電気絶縁油
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56208410A JPS58111204A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 難燃性電気絶縁油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56208410A JPS58111204A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 難燃性電気絶縁油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58111204A true JPS58111204A (ja) | 1983-07-02 |
| JPS6161482B2 JPS6161482B2 (ja) | 1986-12-25 |
Family
ID=16555773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56208410A Granted JPS58111204A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 難燃性電気絶縁油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58111204A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6161482B2 (ja) * | 1981-12-23 | 1986-12-25 | Mitsubishi Electric Corp |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4929500A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-15 | ||
| JPS53112498A (en) * | 1977-03-11 | 1978-09-30 | Nichicon Capacitor Ltd | Electric insulating oil |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58111204A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-07-02 | 三菱電機株式会社 | 難燃性電気絶縁油 |
-
1981
- 1981-12-23 JP JP56208410A patent/JPS58111204A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4929500A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-15 | ||
| JPS53112498A (en) * | 1977-03-11 | 1978-09-30 | Nichicon Capacitor Ltd | Electric insulating oil |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6161482B2 (ja) * | 1981-12-23 | 1986-12-25 | Mitsubishi Electric Corp |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6161482B2 (ja) | 1986-12-25 |
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