JPS58110610A - ノヂユラ−鋳鉄を炉内で製造し、貯留し、保熱する方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は気体密にシールされた炉体を有する炉、−例え
ばいわゆる紅茶ポット（ｔｅａ　ｐｏｔ　）型のチャン
ネル形誘導炉内でノヂュラー鋳鉄を製造し、貯留し、保
熱する方法に関するものであって、この方法では、溶湯
は二重側壁の密閉チャンネル型誘導炉の入口部から炉内
に導入され、炉の入口部と出口部は溶湯によって閉じら
れ、つまりシールされ、溶湯上部に閉空間が形成される
。

日本特許第９５４．５５７号は、処理済のノヂュラー鋳
鉄を貯留し、溶融保持する方法を開示していて、この方
法によれば、マグネシウムを含む合金添加剤で処理され
たノヂュラー鋳鉄の溶湯は、二重側壁の密閉ヂャンネル
型誘導炉内に導入され、炉の入口と出口は溶湯によって
密閉され、溶湯上部に閉空間が形成される。この閉空間
中には、例えば、保護性ガスが充填され、その結果ノヂ
ュラー鋳鉄は相当の時間にわたって炉内に貯留され、ま
た保熱され、必要に応じ出口から出湯される。

また別に、該空間中の溶湯をマグネシウムで処理するこ
ともある。溶鉄中に溶解しているマグネシウムについて
は、Ｍａ分圧が存在し、気相のＭｇと溶解Ｍｇ間に平衡
が存在する。

平衡を達成するための条件は、マグネシウムの酸素に対
する親和力が極めて大きいことにより、雰囲気中に酸素
が全く存在しないということである。前述のように、密
閉された炉、例えばチャンネル型誘導炉の空間に保護性
ガスを使用することができ、それによってマグネシウム
は溶湯から移動して炉の雰囲気中で分圧を形成する。

固相マグネシウムを供給する別の方法は、例えば溶湯上
部にマグネシウム粒として供給することである。

炉中の温度はマグネシウムの沸点（１１０５℃）よりは
るかに高いので、マグネシウムは急速に気化づる。

この点に関する問題は、前記の平衡圧を超してマグネシ
ウムが溶湯中に戻ることが必要だということである。

溶湯、たとえばノヂュラー鋳鉄中のマグネシウムの含有
量を一定に保ち、あるいはさらに上昇させるには、他の
条件が必要になる。

本発明は、前記ならびにこれに関連する諸問題の解決法
を提供することを目標にするものである。

本発明による方法の特徴は、マグネシウムあるいはマグ
ネシウムを含有し、粒状、粉状あるいは断片状の材料を
、少くとも一つの回転羽根供給器、あるいは類似の弁を
備えた一つの管を経由し、前記場所での所望の圧力を得
るために、炉内部の溶湯に加わる圧力差を測定する。圧
力変換器によって制御された状態で炉室内に供給するこ
とである。

溶湯中のマグネシウム成分は、一定に維持することもで
き、さらに増加させることも可能である。

この方法は、例えばノヂュラー鋳鉄を製造し貯留し、あ
るいは保熱するのに極めて適切である。

本発明はこのような方法を実施するための装置にも関す
るもので、この装置の保護範囲は添付の図面から明白で
ある。

本発明は添付の図面を参照して、実質例として詳細に説
明されているが、図面中筒１図はチャンネル型講導なら
びにその操業法を図示するものであって、第２図は前記
の方法および装置の詳細図である。

第１図は、いわゆるティーポット型のチャンネル型誘導
炉であって装入口１０、炉体１１、出湯口１２と少くと
も一つの誘導ユニット１３を包含する。

装入口と出湯口の部分にある溶湯が、液シール（１ｉｑ
ｕｉｄ　１ｏｃｋ　）を形成するので、炉の溶湯浴面の
上方には、密閉された空間１１′が形成されるが、この
空間部の空気を排気してその部分に、全部または一部を
ガス管１８を用いて保護性ガスを充填する。

ガスは、炉の天井１４を貫通して炉室上部に通ずるバイ
パス＠１５を経由して充填するのが適切であるが、別の
ガス導管を設けてもよい。

炉の天井１４を貫通して一個または数個の管１８を設け
るが、この種の管は回転羽根型供給器１７、あるいは類
似の弁装置によってマグネシウム、あるいはマグネシウ
ムを含有する材料を収容する容器１６に通じている。

マグネシウムは１部は装入口を経て溶湯に供給され、注
湯前に溶湯に混入されたり、さらに炉室中に供給される
。

チッ素、アルゴンなどの保護ガスを炉内の空間部１１′
に注入する。これによって空気は完全に、またはその大
部分が排出され、炉内は相対的に無酸素の状態になる、
酸素に対するマグネシウムの親和力は極めて大きいので
酸素の存在は許容されない。

溶湯は装入口１０と出湯口１２の部分で液シール（ｌｉ
ｑｕｉｄ　１ｏｃｋ　）を形成し、ある程度の溶湯の撹
拌は一個または数個の誘導ユニットによって与えられる
。

第２図は、回転羽根供給器２を経て、炉の天井４を貫通
する供給管３を含む本発明の装置を図示したものである
。この供給管３は、回転羽根型供給器２を経てマグネシ
ウムの粒、粉、断片などを収容する容器１に通じている
。マグネシウムは、炉内で一旦気化されてから、溶湯５
中に合金化されるようにされている。溶湯上部の圧力を
測定する部材７は、炉中に設置され、該部材は前記の回
転羽根型供給器２を作動するようになっている圧力変換
器８に接続される。このようにするのは、炉室内の溶湯
に加わる圧力を制御するためである。

炉外にあって、管を経由して炉内と連通していて、さら
にマグネシウムが凝縮可能になっているある室の内部の
圧力を測定することにより、雰囲気中のマグネシウムの
成分を決定することができる。

本発明の方法では、マグネシウムの粒や粉体なとは、前
記の容器から回転羽根供給器を経て供給され、さらにこ
れらのマグネシウム混合体は管３、炉の天井を通って炉
内にある溶湯中に落下する。

供給されるべき粒体などの比率は、７の位置、即ち炉７
中の圧ノコを測定して決定され、圧力信号が圧力変換器
６から与えられて、回転羽根型供給器を作動するように
なっている。加圧度が低過ぎる場合、即ち１１−１Ｏｐ
ａ（１−１０ｋａ−／Ｓ−；）の場合には、回転羽根供
給器が始動して、適正加圧度に達するまでマグネシウム
粒などを供給する。

このようにして溶湯中の圧力は一定に保持され、溶湯中
のマグネシウムは一定に保たれるか、さらに上昇される
こともある。

炉天井４は、炉のふたとして、炉の側壁に対し気密に接
続される。誘導体ユニット１３は、通常のやり方で交換
可能のものにすることができ、ユニット１３の数は一個
以上任意の数を選定できる。

ある場合には、合金元素は前記の管１５．３あるいは装
入口１０以外の適当なせき（Ｓ　ｌｕｉｃｅｓｅｍｂｅ
ｒ　）を経由して供給することができる。

前記の記載によって説明された本発明の方法と装置は、
特許請求の範囲内で多くの変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はチャンネル型誘導炉の概略側断面図、第２図は
前記炉の部分詳細図である。 １．１８：容　器、２．１７：回転羽根供給器３．１８
：供給管、４．１４：炉の天井５：溶　瀉、　　　６：
圧力変換器、 ７：圧力測定部材 １０：装入口、１１：炉　体、 １１′　：溶面上方の空間、１２：出湯口、１３：誘導
体ユニット、１５：バイパス管。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ティーポット型のチャンネル型誘導炉のごとき
   ガス密型炉であって、溶湯を二重側壁型の密閉チャンネ
   ル型の装入口から装入することにより、装入口と出湯口
   が溶湯で密閉され、シールされ溶湯面上部に空間部が形
   成されるようになっている炉の炉体内でノヂュラー鋳鉄
   を製造し、貯留し、保熱する方法において：マグネシウ
   ムまたはマグネシウムを含有する材料で粒状、粉状また
   はその他の形状の断片状材料を、前記空間部内の圧力を
   所望値にするために溶湯に加わる圧力を測定する圧力変
   換器によって制御される回転羽根供給器または類似の弁
   装置を有する少くとも一個の管を通して供給することを
   特徴とするノヂュラー鋳鉄を製造し、貯留し、保熱する
   方法。
2. （２）　シール可能な装入口と、出湯口と、炉体上部の
   天井を貫通する少くとも一個の管を有するチャンネル型
   誘導炉を有するノヂュラー鋳鉄の製造、貯留、保熱装置
   において： 前記管は回転羽根供給器または類似の弁を経由して導か
   れ、前記炉体内には、粒状、粉状、およびまたは他の断
   片形状をなしたマグネシウムあるいはマグネシウム混合
   物を供給するための前記回転羽根供給器を制御するため
   の圧力変換器が設けられていることを特徴とするノヂュ
   ラー鋳鉄の製造、貯留および保熱装置。