JPS5810842Y2 - 建物外壁用下地パネルの構造 - Google Patents
建物外壁用下地パネルの構造Info
- Publication number
- JPS5810842Y2 JPS5810842Y2 JP13054579U JP13054579U JPS5810842Y2 JP S5810842 Y2 JPS5810842 Y2 JP S5810842Y2 JP 13054579 U JP13054579 U JP 13054579U JP 13054579 U JP13054579 U JP 13054579U JP S5810842 Y2 JPS5810842 Y2 JP S5810842Y2
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- Japan
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- base panel
- building
- wall
- exterior walls
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、モルタル仕上げによる住宅建物用外壁で、詳
しくは、並設柱体間に互って固着し、かつ、その外面に
モルタル層を塗着することにより建物外壁を構成する下
地パネルの構造改良に関する。
しくは、並設柱体間に互って固着し、かつ、その外面に
モルタル層を塗着することにより建物外壁を構成する下
地パネルの構造改良に関する。
従来のこの種の下地の一般的な構造は、第1図で示すよ
うに、並設柱体OA、OA間に互ってラス板06を張設
し、その外面にラス紙07およびラス網08を張付けた
上で、モルタル層Mを粗塗り、中塗り、上塗りし、かつ
、表面仕上げを施して構成していたが、このような従来
構造のものでは、モルタル層の塗着施工前のラス工事が
現場施工であり、かつ、多大な工程を要するものである
ため、工期の延長、工費の増大を招くのみならず、その
ように構成された下地自体による防音、断熱効果は低く
く、外壁として要求の高い、それら効果を十分なものに
するためには、モルタル層を相当な肉厚に塗着しなけれ
ばならないが、このようなモルタルの肉厚施工は、モル
タルに剥落を生じ易いことから高度な施工技術を要して
工事費を一層増大することになり、更に、壁自体の肉厚
重量化の問題があった。
うに、並設柱体OA、OA間に互ってラス板06を張設
し、その外面にラス紙07およびラス網08を張付けた
上で、モルタル層Mを粗塗り、中塗り、上塗りし、かつ
、表面仕上げを施して構成していたが、このような従来
構造のものでは、モルタル層の塗着施工前のラス工事が
現場施工であり、かつ、多大な工程を要するものである
ため、工期の延長、工費の増大を招くのみならず、その
ように構成された下地自体による防音、断熱効果は低く
く、外壁として要求の高い、それら効果を十分なものに
するためには、モルタル層を相当な肉厚に塗着しなけれ
ばならないが、このようなモルタルの肉厚施工は、モル
タルに剥落を生じ易いことから高度な施工技術を要して
工事費を一層増大することになり、更に、壁自体の肉厚
重量化の問題があった。
本考案は、かかる実情に鑑みたものであって、壁工事全
体の省力化、能率化ならびに、壁全体の薄肉化を図り乍
ら、防音、断熱性能の向上および建物全体としての強度
向上を図り得る建物外壁用下地パネルの構造を提供せん
とする点に目的を有する。
体の省力化、能率化ならびに、壁全体の薄肉化を図り乍
ら、防音、断熱性能の向上および建物全体としての強度
向上を図り得る建物外壁用下地パネルの構造を提供せん
とする点に目的を有する。
本考案による建物外壁用下地パネルの構造は、冒記のよ
うに構成するものにおいて、構造用合板の表面側に、前
記モルタル層との付着を良好化するための凹凸層を設け
るとともに、前記構造用合板の裏面側には、金属粉を高
密度化した遮音シートおよび吸音断熱材とを重合固着し
であることを特徴とする。
うに構成するものにおいて、構造用合板の表面側に、前
記モルタル層との付着を良好化するための凹凸層を設け
るとともに、前記構造用合板の裏面側には、金属粉を高
密度化した遮音シートおよび吸音断熱材とを重合固着し
であることを特徴とする。
つまり、本考案の下地パネルは、構造用合板と、肉薄で
あり乍ら遮音性に非常に勝れた、高密度金属粉による遮
音シートならびに、その遮音シートを通じての透過音を
十分に吸収する吸音性に加えて断熱性にも勝れた吸音断
熱材とを工場生産の段階において予め、重合固着した複
合パネルであって、現場に搬入して柱体間に互って釘打
ちなどにより固着するだけの1工程作業にて所望の下地
を構成することができるものであるから、既述した従来
構成のものに比して、現場での下地工事を大巾に合理化
し、壁工事全体の省力化、能率化、および、施工費用の
節減を図ることができる。
あり乍ら遮音性に非常に勝れた、高密度金属粉による遮
音シートならびに、その遮音シートを通じての透過音を
十分に吸収する吸音性に加えて断熱性にも勝れた吸音断
熱材とを工場生産の段階において予め、重合固着した複
合パネルであって、現場に搬入して柱体間に互って釘打
ちなどにより固着するだけの1工程作業にて所望の下地
を構成することができるものであるから、既述した従来
構成のものに比して、現場での下地工事を大巾に合理化
し、壁工事全体の省力化、能率化、および、施工費用の
節減を図ることができる。
しかも、外壁として要求の高い防音性能および断熱性能
を、前述の肉薄遮音シートと吸音断熱材とで十分に満足
のゆくものにできるから、モルタルの肉厚は最小必要限
の厚さで良く、その上、構造用合板の表面には凹凸層が
設けられているので、肉薄モルタルを剥落などの外面欠
陥のない又は非常に少ない状態で容易、確実に塗着する
ことができる。
を、前述の肉薄遮音シートと吸音断熱材とで十分に満足
のゆくものにできるから、モルタルの肉厚は最小必要限
の厚さで良く、その上、構造用合板の表面には凹凸層が
設けられているので、肉薄モルタルを剥落などの外面欠
陥のない又は非常に少ない状態で容易、確実に塗着する
ことができる。
以上によって、壁全体の肉薄化、軽量化ならびに構造用
合板使用による軸組強度の向上を図りつつ、しかも、外
壁として要求の高い防音性能、断熱性能に勝れた下地を
能率良く、かつ、経済的に構成できるに至った。
合板使用による軸組強度の向上を図りつつ、しかも、外
壁として要求の高い防音性能、断熱性能に勝れた下地を
能率良く、かつ、経済的に構成できるに至った。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すると、第2
図、第3図で明示されているように、その内面間に互っ
て石膏ボードなどの内装壁板Bが固着されている並設柱
体A、Aの外面間に亙ってアンカー釘C・・・・・・な
どの釘込みにより固着し、かつ、その外面にモルタル層
Mを塗着することによって建物外壁を構成するための下
地パネルを次のような構成する。
図、第3図で明示されているように、その内面間に互っ
て石膏ボードなどの内装壁板Bが固着されている並設柱
体A、Aの外面間に亙ってアンカー釘C・・・・・・な
どの釘込みにより固着し、かつ、その外面にモルタル層
Mを塗着することによって建物外壁を構成するための下
地パネルを次のような構成する。
即ち、その表面側に前記モルタル層Mとの付着を良好化
するための波型凹凸を施した例えば、1〜7mm厚の特
殊セメント層又はモルタル層2を、水の浸入を完全防止
するようにそれの全表面および木口を覆うように配した
防水被膜9を介して固着一体化してなる例えば、7〜1
5mm厚の構造用合板(例えば、野田合板株式会社製、
商品名ノダラスカット)1の裏面側に、鉛や鉄粉など樹
脂の中に金属粉を高密度に混入して成る遮音シート3(
例えば日本ゼオン株式会社製、商品名サンダムや関西ホ
ーン株式会社製、商品名ノイズシート)と高密度グラス
ウールなどの吸音断熱材4を酢ビ系接着剤を介しての接
着により重合固着し、かつ、前記吸音断熱材4の内面側
には、アルミ箔などの不透水性膜5を被覆張設して構成
したものである。
するための波型凹凸を施した例えば、1〜7mm厚の特
殊セメント層又はモルタル層2を、水の浸入を完全防止
するようにそれの全表面および木口を覆うように配した
防水被膜9を介して固着一体化してなる例えば、7〜1
5mm厚の構造用合板(例えば、野田合板株式会社製、
商品名ノダラスカット)1の裏面側に、鉛や鉄粉など樹
脂の中に金属粉を高密度に混入して成る遮音シート3(
例えば日本ゼオン株式会社製、商品名サンダムや関西ホ
ーン株式会社製、商品名ノイズシート)と高密度グラス
ウールなどの吸音断熱材4を酢ビ系接着剤を介しての接
着により重合固着し、かつ、前記吸音断熱材4の内面側
には、アルミ箔などの不透水性膜5を被覆張設して構成
したものである。
このような複合構造の下地パネルを並設柱体A、Aの外
面間に互って前述のアンカー釘C・・・・・・などによ
って固着したのち、セメント層又はモルタル凹凸層2の
凹凸表面にモルタル層Mを例えば、20 mm厚に塗着
することにより、断熱、遮音、防水効果の高い建物外壁
を構成するのである。
面間に互って前述のアンカー釘C・・・・・・などによ
って固着したのち、セメント層又はモルタル凹凸層2の
凹凸表面にモルタル層Mを例えば、20 mm厚に塗着
することにより、断熱、遮音、防水効果の高い建物外壁
を構成するのである。
尚、前記の吸音断熱材4としては、岩綿やスラグウール
を使用しても良いが、密度が48kg/m3以上、好ま
しくは、96〜140kg/m3で、厚さが5〜15m
mの高密度グラスウールを使用するのが下地の剛性面か
らも最も理想的である。
を使用しても良いが、密度が48kg/m3以上、好ま
しくは、96〜140kg/m3で、厚さが5〜15m
mの高密度グラスウールを使用するのが下地の剛性面か
らも最も理想的である。
図面は本考案に係る建物外壁用下地パネルの構造の実施
の態様を例示し、第1図は従来構造の縦断面図、第2図
は本案構造の縦断面図、第3図は本案構造の横断面図で
ある。 1・・・・・・構造用合板、2・・・・・・凹凸層、3
・・・・・・遮音シート、4・・・・・・吸音断熱材、
5・・・・・・不透水性膜、A・・・・・・柱体、M・
・・・・・モルタル層。
の態様を例示し、第1図は従来構造の縦断面図、第2図
は本案構造の縦断面図、第3図は本案構造の横断面図で
ある。 1・・・・・・構造用合板、2・・・・・・凹凸層、3
・・・・・・遮音シート、4・・・・・・吸音断熱材、
5・・・・・・不透水性膜、A・・・・・・柱体、M・
・・・・・モルタル層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 並設柱体A、A間に互って固着し、かつ、その外面
にモルタル層Mを塗着することにより建物外壁を構成す
る下地パネルの構造であって、構造用合板1の表面側に
、前記モルタル層Mとの付着を良好化するための凹凸層
2を設けるとともに、前記構造用合板1の裏面側には、
金属粉を高密度化した遮音シート3および吸音断熱材4
とを重合固着しであることを特徴とする建物外壁用下地
パネルの構造。 ■ 前記吸音断熱材4は、高密度硝子繊維である実用新
案登録請求の範囲第■項に記載の建物外壁用下地パネル
の構造。 ■ 前記吸音断熱材4の内面側には、不透水性膜5が被
覆されている実用新案登録請求の範囲第■項又は第■項
に記載の建物外壁用下地パネルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13054579U JPS5810842Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 建物外壁用下地パネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13054579U JPS5810842Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 建物外壁用下地パネルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5647125U JPS5647125U (ja) | 1981-04-27 |
JPS5810842Y2 true JPS5810842Y2 (ja) | 1983-02-28 |
Family
ID=29362246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13054579U Expired JPS5810842Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 建物外壁用下地パネルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810842Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP13054579U patent/JPS5810842Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5647125U (ja) | 1981-04-27 |
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