JPS58105934A - n−オクチルアルデヒドの製造方法 - Google Patents

n−オクチルアルデヒドの製造方法

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JPS58105934A
JPS58105934A JP20499781A JP20499781A JPS58105934A JP S58105934 A JPS58105934 A JP S58105934A JP 20499781 A JP20499781 A JP 20499781A JP 20499781 A JP20499781 A JP 20499781A JP S58105934 A JPS58105934 A JP S58105934A
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copper
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octen
hydrogen
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吉村 典昭
Masuhiko Tamura
田村 益彦
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はn−オクチルアルデヒドの新規な製造方法に関
し、さらに詳しくは2.7−オクタシエンー1−オール
を銅系触媒およびクロム系触媒よりなる鮮から選ばれる
触媒の存在下に異性化し、生成する7〜オクテン−1−
アールを水素化触媒および水素の存在下に水素化するこ
とからなるn−オクチルアルデヒドの製造法に関するも
のである。
fl−t’7%ルアルデヒドは香料成分として、あるい
はカプリル酸、n−オクチルアミン、n−オクタツール
、2−へキシルデカノール; 2−へキシルデカン酸な
どの出発原料として有用な化合物であるが、ξれまで工
業的に有利な製造法は確立されていない。現在、n−オ
クチルアルデヒドは天然グリセライド中に含まれるカプ
リル酸誘導体を水素化してn−オクタツールとなし、次
いでこれを脱水素するという極めて煩雑な方法により少
量生産されているに過ぎない。
先に本発明者らはブタジェンと水とをパラジウム鎖体触
媒の存在下に反応させることによって2゜7−オクタレ
ニン−1−オールを工業的に有利に製造しうろことを見
出した(特開昭56−138129号公報参照)。本発
明者らはかかる背景から2.7−オクタジエン−1−オ
ールを出発原料とする各種の有用な誘導体の合成法につ
いて鋭意検討を行なった。その結果、2.7−オクタレ
ニン−1−オールを銅系触媒およびクロム系触媒よりな
る群から選ばれる触媒の存在下に異性化し、生成する7
−オクテン−1−アールを水素化触媒および水素の存在
下に水素化するという極めて簡単な方法によってn−オ
クチルアルデヒドが生成することを見出し、本発明を完
成するに至った。
本発明の方法において触媒として使用する銅系触IXお
よびクロム系触媒としては、還元銅、ラネー銅、銅亜鉛
酸化物、銅クロム酸化物、#鉛りロム酸化物などを例示
することができる。前記の金属酸化物触媒は商業生産さ
れており容易に入手することができるほか、たとえば触
媒工学講座10元素別触媒便覧90−92頁および56
5−567 頁(昭和42年2月25日株式会社地人書
館発行)に記載されている方法にしたがって製造するこ
ともできる。前記文献にはたとえば銅クロム酸化物の製
造例として粉末又はペースト吠酸化銅に三酸化クロムを
加えたのちこれに適量の水を加え、数時間混合櫃潰した
のち乾燥するなどの方法が記載されている。これらの触
媒はタングステン、そりづ゛ グデン、レニウム、ジルコニウム、マンガン、チタン、
鉄、バリウムなどから選ばれる他の金属成分で部分的に
変性されていてもよい。また触媒はアルミナ、シリカ、
ケイソウ土などの担体に担持されているものを使用する
こともできる。これらの触媒はそれぞれ単独で用いても
よく、あるいは二種もしくはそれ以上組合せて用いても
よい。触媒はその使用に先立ち予め水素処理すると触媒
活性が向上する場合がある。反応を液相で実施する場合
、触媒は金属換算で反応混合液に対して0.1〜20重
量パーセントの割合で用いられる。反応系内に適量のイ
オウ化合物、アンチモン化合物。
ビスマス化合物、リン化合物、窒素化合物などを共存さ
せる乙とによって触媒を部分的に被毒させた状態で2.
7−オクタレニン−1−オールの異性化反応を行なうと
7−オクテン−1−アールのとしてはイオウ、硫酸ナト
リウムなどを、アンチモン化合物としては酸化アンチモ
ンなどを、ビスマス化合物としては酸化ビスマスなどを
、リン化合物としてはリン酸、トリフェニルホスフィン
などを、窒素化合物としてはピリジン、アニリンなどを
それぞれ例示することができる。なお異性化および水添
触媒として一般に汎用なパラジウム触媒、ニッケル触媒
、コバルト触rslロジウム触瓢白金触媒などを用いて
2.7−オクタレニン−1−オールの異性化反応を実施
した場合には、7−オクテン−1−アールの生成は少な
く、7−オクテン−1−アールとの分離が実質的に不可
能な多数の副生成物が多量に生成するので、これら汎用
の触gは2.7−オクタレニン−1−オールの異性化に
よる7−オクテン−1−アールの生成反応には使用し得
ない。
本発明方法にしたがう2,7−オクタジエン−1−オー
ルの異性化反応は好ましくは窒素ガス。
炭酸ガX、ヘリウムガス、アルゴンガスなどの反応条件
下で不活性なガスの雰囲気下で行なわれるが、不活性ガ
スの一部または全部を水素ガスに置き換えてもよい。た
だし、水素ガスの共存下で反応を行なう場合には、水素
ガスの分圧を10気圧以下に留めた方がよい。水素ガス
の分圧が10気圧を越えると水添反応の割合が増大し、
7−オクテン−1−アールの選択率が低下するので好ま
しくない。反応温度は100〜250℃、とくに150
〜220℃の範囲から選ばれる。反応は攪拌型反応槽。
気泡塔型反応槽あるいは充填塔型反応槽中で液相または
気相において連続方式または/<ツチ方式で実施する仁
とができる。反応を液相で実施する場合、原料である2
、7−オクタレニン−1−オールまたは生成物でめる7
−オクテン−1−アールに溶媒としての機能を兼ねさせ
ることができる。
また反応は反応条件下において不活性な他の有機溶媒を
用いて行なうこともできる。使用可能な有機溶媒として
は、ヘキサン、オクタン、デカン。
流動パラフィンなどの飽和脂肪族炭化水素類、シクロヘ
キサン、メチルシクロヘキサンなどの飽和脂環式炭化水
素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ビフェニルなど
の芳香族炭化水素類、シ41プロピルエーテル、ジブチ
ルエーテル、ジオクチルエーテル、9フエニルエーテル
、テトラヒドロ7ラン、ジエチレングリコールジエチル
エーテル。
ポリエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテ
ル類、エタノール、ブタノール、オクタノ−ルウエチレ
ングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコールな
どのアルコール類、などを挙げることができる。
本発明の方法により生成する7−オクテン−1−アール
は反応原料の2.7−オクタレニン−1−オールより低
沸点であるので、7−オクテン−1−アールを反応系外
に留出させながら反応を行なうこと(反応蒸留方式)は
本発明方法の特に望ましい実施態様の1つであり、これ
により副生物の生成が一層抑制される。このほか成形さ
れた異性化触媒を充填した反応器に2,7−オクタシエ
ンー1−オールを短かい接触時間で連続的に流通させな
がら気相または液相において反応を実施することも7−
オクテン−1−アールの選択率を高めるうえで有効であ
る。
本発明方法において触媒分離後の7−オクテン−1−ア
ールを含む異性化反応混合液(気相反応の場合は凝集液
)、あるいは該反応混合液から通常の蒸留操作によって
単離された7−オクテン−1−アールを水素化触媒およ
び水素の存在下に水添処理することにより、7−オクテ
ン−1−アールは七のC=C二重結合が゛水素化されて
n−オクチルアルデヒドに変換される。反応に用いられ
る触媒はそれ自体公知の水素化触媒であり、その具体例
としてパラジウム黒、炭素、シリカまたはアルミナなど
に担持されたパラジウム触媒、ラネーニラゲル、変性ラ
ネーニッケル、ニッケルケイソウ土、白金黒、担持白金
触媒、担持ロジウム触媒などを挙げることができる。ま
た反応を10気圧以上の水素分圧下で行う場合には水素
化触媒として銅クロム酸化物を用いることもできる。こ
れらのうち、反応の選択性9反応条件の温和さなどの諸
条件を考慮すると炭素に担持されたパラジウム触媒が特
に好ましい。7−オクtンー1−アールの水素化反応は
一般に液相で行われる。この場合反応原料、副生成物お
よび目的物であるn−オクチルアルデヒド、またはこれ
らの任意の割合の混合物に溶媒としての機能を兼ねさせ
るのが工業的には有利であるが、必要に応じて炭化水素
類、アルコール類、エステル類、エーテル類などo*m
を併用してもよい。水素圧および反応温度については、
触媒の種類によってその最適範囲が異なる、のでこれを
一義的に定めることはできないが、C=C二重結合を有
する化合物を水素化する際に一般に採用される条件がそ
のまま本発明方法にしたがう7−オクテン−1−アール
の水素化反応にも適用される。水素化反応混合液から水
素化触媒を分離したのち、通常の分留操作を施すことに
よって高純度のn−オクチルアルデヒドを高収率で得る
ことができる。7−オクテン−1−アールの水素化反応
における副生成物は主としてn−オクタツールであるが
、n−オクタツールとn−オクチルアルデヒドとの分離
は極めて容易であるので0−オクタツールの副生はとく
に問題とはならない。
この観点からも7−オクテン−1−アールの水素化に際
して反応条件の設定は比較的容易に行いうる。
以下実施例によって本発明の方法を具体的に説明する。
実施例1 攪拌装置、液およびガスフィードロを備えかつ蒸留装置
を接続した内容10(++wjの三ツロフラスコに2.
7−オクタレニン−1−オール(IIII&!99.9
%以上)3G+wJおよび粉末状銅クロム酸化物触媒2
.Of(8揮化学社製、N−205)を仕込み、フラス
コを205℃に保持された油浴に浸した。激しく攪拌し
ながら、窒素ガスを50717byの速度で流通させつ
つ、2.7−オクタジエン−1−オー用することによっ
て連続的に供給した。このような要領で合計8時間にわ
たってシ、7−オクタジニンー1−オールの異性化(蒸
留)反応を行なった。毎時約170−の留出液が得られ
、反応を通じてフラスコ内の液量は約50m1に保たれ
ていた。
8時間の反応により合計1550m(D留出液が取得さ
れた。ガスクロマトグラフィーによる分析から留出液中
には未反応の2゜7−著りタジエンー1−オールが16
.9モル96*  n−オクチルアルデヒドが2.7モ
ル%、n−オクタツールとオクテン−1=オール類が合
計で8.9モル%、7−才クテン一1−アールが70.
7モル%含まれていることがわかった。次に、電磁攪拌
装置ガス吹込み口およびガス排出口を備えた内容1gの
ステンレス製オートクレーブにエチルアルコールa s
 O$lI 上記の留出液150m1(129,6t)
および活性炭に担持されたパラジウム触媒(用研ファイ
ンケミカル社製、A型、パラジウム担持量596)6.
6fを仕込み、70℃、水素圧5気圧の条件下で激しく
攪拌しながら水素ガスを207/hrの速度で流通させ
ながら2時間水素化反応を行なった。反応混合液から触
媒をr別したのち、ガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、n−オクチルアルデヒドおよびn−オクタツー
ルのほかにピークは全く検出されなかった。n−オクチ
ルアルデヒド/n−オクタノ& (1) モル比ハフ 
4 / 26 テあった。エチルアルコールを留去した
のち減圧下に分留を行ない、55u/10.Htの留分
としてn−オクチルアルデヒド94fおよび87℃/1
0簡Hfの留分としでn−オクタツールSStが得られ
、蒸留残渣は見かけ上存在しなかった。
別に、水添触媒を変えて次のような実験を行なった。攪
拌装置、ビユレットを備えた水素ガスだめに直結した水
素吹き込み口を備えた内容100崎の三つロフラスコに
7−オクテン−1−アールを含む上記留出液20mJ 
(17,5? ) 、 11−ヘキサン20−およびラ
ネーニッケル触媒(用研ファインρ ケミカル社製%N@T −65、ニッケル担持量45%
)0.52を仕込み、室温、常圧で攪拌しながら反応さ
せた。反応の進行と共に水素の吸収が始まり、3時間半
で3.851の水素を吸収したところで反応を止めた。
反応混合液をガスクロマトグラフィー−オクタツールの
モル比はM/―であった。これ以外の生成物のピークは
検出されなかった。
実施例2〜4および比較例1〜2 実施例1において触媒の種類ならびに反応系内の雰囲気
を種々変化させた以外は実施例1と同様にして2.7−
オクタジエン−1−オールの異性化反応を行なった。留
出液中に含まれる7−オクテン−1−アールの選択率を
表1に示す。なお選択率は変化した2、7−オクタジエ
ン−1−オールに対する7−オクテン−1−アールのモ
ノレノで一セントで示した。異性化反応で得られた未反
応原料を含む留出液に対してそれぞれ実施例1と同様に
活性炭に担持されたパラジウム触媒を使用して水添処理
を行なったと仁ろ、表1に示す結果が得られた。
表    1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2.7−オクタレニン−1−オールを銅系触媒およびク
    ロム系触媒よりなる群から選ばれる触媒の存在下に異性
    化し、生成する7−オクテン−1−アールを水素化触媒
    および水素の存在下に水素化することを特徴とするn−
    オクチルアルデヒドの製造方法。
JP20499781A 1981-07-02 1981-12-17 n−オクチルアルデヒドの製造方法 Granted JPS58105934A (ja)

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