JPS5810505B2 - 不織布製造用の加熱成形装置 - Google Patents
不織布製造用の加熱成形装置Info
- Publication number
- JPS5810505B2 JPS5810505B2 JP54045919A JP4591979A JPS5810505B2 JP S5810505 B2 JPS5810505 B2 JP S5810505B2 JP 54045919 A JP54045919 A JP 54045919A JP 4591979 A JP4591979 A JP 4591979A JP S5810505 B2 JPS5810505 B2 JP S5810505B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber aggregate
- nonwoven fabric
- conveying
- hot air
- opposing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱融着性繊維を混綿した繊維集合体を加熱成形
して不織布となす加熱成形装置に関する。
して不織布となす加熱成形装置に関する。
従来、この加熱成形装置としては、特公昭４８−３１９
５４号公報に記載された装置がある。
５４号公報に記載された装置がある。
即ち、該装置は、通気性を有する回転ドラムに通気性を
有する搬送ベルトを巻掛けて、該回転ドラムとベルトで
繊維集合体を挟持搬送しつつ、該ベルトの非接触面へ供
給した熱風を負圧状態の回転ドラムへ吸引させることに
より、熱風を繊維集合体へ通過させて、繊維集合体を加
熱成形して不織布とするものである。
有する搬送ベルトを巻掛けて、該回転ドラムとベルトで
繊維集合体を挟持搬送しつつ、該ベルトの非接触面へ供
給した熱風を負圧状態の回転ドラムへ吸引させることに
より、熱風を繊維集合体へ通過させて、繊維集合体を加
熱成形して不織布とするものである。
しかし、上記従来の加熱成形装置には次の様な欠点かあ
った。
った。
■ 加熱成形時の繊維集合体の厚み調節は、ベルトのテ
ンション調節で行なう方法しかなく、搬送ベルトのテン
ション変動が不織布の厚み変動となり不織布の品質が安
定しない欠点がある。
ンション調節で行なう方法しかなく、搬送ベルトのテン
ション変動が不織布の厚み変動となり不織布の品質が安
定しない欠点がある。
■ 嵩高の不織布の場合には、ベルトを低テンションと
する必要があるが、ベルトを安定走行させなげればｈも
ない条件下ではベルトテンションを低テンションとする
ことができないため、嵩高の不織布を製造することは不
可能であった。
する必要があるが、ベルトを安定走行させなげればｈも
ない条件下ではベルトテンションを低テンションとする
ことができないため、嵩高の不織布を製造することは不
可能であった。
■ 回転ドラムはファン吸引口に連なる排出口を一側に
開口しであるため、回転ドラムの吸引力は該排出口近傍
に偏して強い不均一状態となる。
開口しであるため、回転ドラムの吸引力は該排出口近傍
に偏して強い不均一状態となる。
その結果、繊維集合体の幅方向に対する熱風通過速度が
均一とならず、加熱成形の不均一な低品質の不織布しか
得られない欠点があった。
均一とならず、加熱成形の不均一な低品質の不織布しか
得られない欠点があった。
本発明は、上記欠点を除くために、成形厚み制限を受け
ることなく正確な厚み調節ができると共に、繊維集合体
の全幅に対して均一な加熱成形かできる不織布製造用の
加熱成形装置を提供することを目的とする。
ることなく正確な厚み調節ができると共に、繊維集合体
の全幅に対して均一な加熱成形かできる不織布製造用の
加熱成形装置を提供することを目的とする。
本発明を、その実施例を示す図面に基づいて説明すると
以下のとおりである。
以下のとおりである。
第１図は本発明に係る不織布製造用の加熱成形装置（以
下、本発明装置という）の側面断面図で、繊維集合体１
用の搬送装置３は、保持ロール等に保持させたカンバス
、金網等の少なくとも主要面が通気性を有するベルトか
らなると共に、搬送面を平面とした上部コンベヤ４と下
部コンベヤ５と、更に要すれば冷却用搬送コンベヤ６と
からなり、入口渡りコンベヤ７から供給された繊維集合
体１を入口部３ａから熱風給排装置８内に搬入し、加熱
成形された不織布２を出口部３ｂから出口渡りコンベヤ
９に搬出するように構成しである。
下、本発明装置という）の側面断面図で、繊維集合体１
用の搬送装置３は、保持ロール等に保持させたカンバス
、金網等の少なくとも主要面が通気性を有するベルトか
らなると共に、搬送面を平面とした上部コンベヤ４と下
部コンベヤ５と、更に要すれば冷却用搬送コンベヤ６と
からなり、入口渡りコンベヤ７から供給された繊維集合
体１を入口部３ａから熱風給排装置８内に搬入し、加熱
成形された不織布２を出口部３ｂから出口渡りコンベヤ
９に搬出するように構成しである。
該搬送装置３０入口部３ａから出口部３ｂまでの構造は
、第２図に示す如く、熱風給排装置８０両側壁８ａ、８
ａ及び該両側壁８ａ、８ａから前後方向に延設したフレ
ーム（図示せず）に取付けた上下動可能な上部保持ロー
ル１０と固定の下部保持ロール１１とにより、上下コン
ベヤ４，５０間隙を調整出来るようにしである。
、第２図に示す如く、熱風給排装置８０両側壁８ａ、８
ａ及び該両側壁８ａ、８ａから前後方向に延設したフレ
ーム（図示せず）に取付けた上下動可能な上部保持ロー
ル１０と固定の下部保持ロール１１とにより、上下コン
ベヤ４，５０間隙を調整出来るようにしである。
第１図に示す、たわみ防止装置１２は山形状に配設した
３本の上部保持ロール１３からなる。
３本の上部保持ロール１３からなる。
熱風給排装置８内は、上部コンベヤ４の上面及び下部コ
ンベヤ５の下面（即ち、繊維集合体１と非接触面側）に
加熱空気を吹出すノズル１４ａ、１４ａ……………を形
成した上下サプライチャンバー１４，１４と該非接触面
の近傍に適宜形状の通気孔１５ａ、１５ａ…−………を
備えた上下サクションチャンバー１５゜１５とを夫々上
下に配設し、繊維集合体１内を熱風が上下方向に通過す
るように構成しである。
ンベヤ５の下面（即ち、繊維集合体１と非接触面側）に
加熱空気を吹出すノズル１４ａ、１４ａ……………を形
成した上下サプライチャンバー１４，１４と該非接触面
の近傍に適宜形状の通気孔１５ａ、１５ａ…−………を
備えた上下サクションチャンバー１５゜１５とを夫々上
下に配設し、繊維集合体１内を熱風が上下方向に通過す
るように構成しである。
更に要すれば、サプライチャンバーとサクションチャン
バーとを備えた冷却装置１６を設けることもある。
バーとを備えた冷却装置１６を設けることもある。
なお、前記搬送装置３の上下コンベヤ４゜５を保持ロー
ル１０，１１に保持することなく、第３図に示す如く、
熱風給排装置８０両側壁８ａ。
ル１０，１１に保持することなく、第３図に示す如く、
熱風給排装置８０両側壁８ａ。
８ａ及び前後方向に延設したフレーム（図示せず）に取
付けた、上下動可能な上部レール１７，１７及び固定の
下部レール１８，１８上を、同調して移動する２本のエ
ンドレス状の上部チェーン１９゜１９と下部チェーン２
０，２０とを張架すると共に、該上下チェーンの夫々左
右のアタッチメント２３に取付げた上部ステーバー２１
と下部ステーバー２２とに前記上下コンベヤ４，５を適
宜手段で取付けて夫々の搬送面を所定間隙に対向させる
こともある。
付けた、上下動可能な上部レール１７，１７及び固定の
下部レール１８，１８上を、同調して移動する２本のエ
ンドレス状の上部チェーン１９゜１９と下部チェーン２
０，２０とを張架すると共に、該上下チェーンの夫々左
右のアタッチメント２３に取付げた上部ステーバー２１
と下部ステーバー２２とに前記上下コンベヤ４，５を適
宜手段で取付けて夫々の搬送面を所定間隙に対向させる
こともある。
また、繊維集合体１の搬送に伴い繊維集合体１内を通過
する加熱空気の方向か交互に異なる二組以上のサプライ
チャンバーとサクションチャンバーを配設することなく
、繊維集合体１内を通過する加熱空気の方向が総て同一
方向となるようなサプライチャンバーとサクションチャ
ンバーとからなる一組の熱風給排装置で構成することも
勿論可能である。
する加熱空気の方向か交互に異なる二組以上のサプライ
チャンバーとサクションチャンバーを配設することなく
、繊維集合体１内を通過する加熱空気の方向が総て同一
方向となるようなサプライチャンバーとサクションチャ
ンバーとからなる一組の熱風給排装置で構成することも
勿論可能である。
なお、前記上部コンベヤ４及び下部コンベヤ５の繊維集
合体１と接触する面は、ポリプロピレン、ポリエステル
、綿等の低熱伝導率の物質から成るメツシュ状ネットの
積層構造又はポリプロピレン、ポリエステル等の低熱伝
導率の樹脂をコンベヤに設けた通気孔を閉塞しないよう
に塗布した被覆構造、更には該積層構造、被覆構造の表
面にシリコン樹脂等からなる離型剤層を通気性を有する
ように形成した構造にする場合もある。
合体１と接触する面は、ポリプロピレン、ポリエステル
、綿等の低熱伝導率の物質から成るメツシュ状ネットの
積層構造又はポリプロピレン、ポリエステル等の低熱伝
導率の樹脂をコンベヤに設けた通気孔を閉塞しないよう
に塗布した被覆構造、更には該積層構造、被覆構造の表
面にシリコン樹脂等からなる離型剤層を通気性を有する
ように形成した構造にする場合もある。
上記の如く構成された本発明装置は次の如く使用される
。
。
適宜量の熱融着性繊維を混綿後、カード成形の適宜手段
（図示せず）でウェッブ成形した繊維集合体１は、入口
渡りコンベヤ７を通過して搬送装置３により熱風給排装
置８内を挟持搬送される間、上下のサプライチャンバー
１４，１４から供給されて上下のサクションチャンバー
１５゜１５へ吸引される１２０乃至１５０℃の加熱空気
が該繊維集合体１内を通過することにより加熱成形され
、更に要すれば加熱成形の後冷却され、成形された不織
布２は搬送装置２から出口渡りコンベヤ９に搬送される
。
（図示せず）でウェッブ成形した繊維集合体１は、入口
渡りコンベヤ７を通過して搬送装置３により熱風給排装
置８内を挟持搬送される間、上下のサプライチャンバー
１４，１４から供給されて上下のサクションチャンバー
１５゜１５へ吸引される１２０乃至１５０℃の加熱空気
が該繊維集合体１内を通過することにより加熱成形され
、更に要すれば加熱成形の後冷却され、成形された不織
布２は搬送装置２から出口渡りコンベヤ９に搬送される
。
不織布２の厚み調整は、第２．３図に示す上部コンベヤ
４の高さ調整による上下コンベヤ４，５０間隙調整する
ことにより行う。
４の高さ調整による上下コンベヤ４，５０間隙調整する
ことにより行う。
上記の様に構成された本発明装置は次の如き幾多の優れ
た作用効果を有する。
た作用効果を有する。
■ 搬送装置は、両搬送面の対向距離を簡単に可変でき
る対向距離可変構造となっており、且つコンベヤのテン
ヨン影響を直接受けることな（両搬送面の対向距離を所
望の対向距離へ正確に可変できると共に、該対向距離を
高精度に維持することができるため、不織布の厚みにつ
いて高精度の寸法管理が可能となる。
る対向距離可変構造となっており、且つコンベヤのテン
ヨン影響を直接受けることな（両搬送面の対向距離を所
望の対向距離へ正確に可変できると共に、該対向距離を
高精度に維持することができるため、不織布の厚みにつ
いて高精度の寸法管理が可能となる。
＠ 繊維集合体を挾持して搬送すべく対向配設された両
搬送コンベヤには、相対向する如くサプライチャンバー
とサクションチャンバーとカ配設され、両チャンバーの
整流効果により、繊維集合体に供給される加熱空気がそ
の全幅領域に亘って均一に通過する結果、繊維集合体を
全幅に亘って均一に加熱成形することが可能となり、加
熱成形時の繊維収縮率が繊維集合体の全幅に亘って同一
となる。
搬送コンベヤには、相対向する如くサプライチャンバー
とサクションチャンバーとカ配設され、両チャンバーの
整流効果により、繊維集合体に供給される加熱空気がそ
の全幅領域に亘って均一に通過する結果、繊維集合体を
全幅に亘って均一に加熱成形することが可能となり、加
熱成形時の繊維収縮率が繊維集合体の全幅に亘って同一
となる。
○ 前記■と＠の相乗効果により、全幅に亘つて均−に
熱融着された厚み寸法精度の高い不織布を得ることがで
きる。
熱融着された厚み寸法精度の高い不織布を得ることがで
きる。
■ 前記■と○の相乗効果により、嵩高の不織布を成形
する場合でも、全幅に亘って均一な厚みをもち、且つ寸
法精度の高い不織布を得ることかできる。
する場合でも、全幅に亘って均一な厚みをもち、且つ寸
法精度の高い不織布を得ることかできる。
第１図は本発明に係る不織布製造装置の加熱成形装置の
実施例を示す側面断面図、第２図は同上の■−■線切断
の一部拡大正面図、第３図は本発明に係る不織布製造用
の加熱成形装置の別態様の実施例の要部を示す一部拡大
正面図である。 １……繊維繊維体、２……不織布、１４……サプライチ
ヤンバー、１５……サクションチャンバＯ
実施例を示す側面断面図、第２図は同上の■−■線切断
の一部拡大正面図、第３図は本発明に係る不織布製造用
の加熱成形装置の別態様の実施例の要部を示す一部拡大
正面図である。 １……繊維繊維体、２……不織布、１４……サプライチ
ヤンバー、１５……サクションチャンバＯ
Claims (1)
- １ 熱融着性繊維を混綿した繊維集合体を対向配設した
通気性を有する搬送面で挾持搬送しつつ、一方の搬送面
から他方の搬送面へ熱風を通過させて、該繊維集合体を
加熱成形して不織布となす加熱成形装置において、前記
対向する両搬送面を略略平面に形成すると共に、両搬送
面の対向距離を可変できる構造とし、前記対向する両搬
送面の非接触面側に、一方の搬送面を通じて繊維集合体
へ加熱空気を供給する熱風吹出しノズルを備えたサプラ
イチャンバーと該熱風吹出しノズルから繊維集合体へ供
給された加熱空気を他方の搬送面を通じて吸引する通気
孔を備えたサクションチャンバーとを対向配設したこと
を特徴とする不織布製造用の加熱成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54045919A JPS5810505B2 (ja) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | 不織布製造用の加熱成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54045919A JPS5810505B2 (ja) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | 不織布製造用の加熱成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55137250A JPS55137250A (en) | 1980-10-25 |
| JPS5810505B2 true JPS5810505B2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=12732647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54045919A Expired JPS5810505B2 (ja) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | 不織布製造用の加熱成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5810505B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0635697B2 (ja) * | 1984-10-05 | 1994-05-11 | 井上金属工業株式会社 | 不織布製造方法及び不織布製造装置 |
| JP2593398B2 (ja) * | 1993-04-30 | 1997-03-26 | 株式会社ヒラノテクシード | 熱風処理装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4831954A (ja) * | 1971-08-20 | 1973-04-26 | ||
| JPS4867555A (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-14 |
-
1979
- 1979-04-13 JP JP54045919A patent/JPS5810505B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4831954A (ja) * | 1971-08-20 | 1973-04-26 | ||
| JPS4867555A (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55137250A (en) | 1980-10-25 |
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