JPS58103773A - 電池室の換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 灯浮標や標識灯の灯火は電源として寿命が長く、大量の
容量がとりやすい空気電池を用いることが多い。

空気電池は減極剤として空気中の酸素を使用する。

空気の必要量は］Ａｈ当り２０°Ｃ１気圧で１．０５　
ｎであるが常に換気してやる必要がある。若し換気が悪
いと酸素が不足し、電池反応が低下し、遂には電池が窒
息して発電が停止することがある。

また、灯浮標は海上にあり、標識灯は防波堤上等にあり
、波浪や波しぶきがかかり、時には冠水することもあり
、換気装置から波浪やしぶきが浸入し、電池が冠水して
駄目になることがある。

また、換気装置は自然通風より強制的に確実に通風する
ことが望ましいが、動力源や故障の問題もあり不向きで
ある。

本発明は強制通風で確実に換気でき、動力も不要で可動
部分もない、しかも、波浪やしぶきの浸入する恐れのな
い灯浮標や標識灯の電池室の換気装置に関する。

以下本発明の電池室の換気装置を図面に示す実施例にも
とづいて詳しく説明する。

第１図は本発明にかかる電池室の換気装置を装着した浮
遊型灯浮標の１部を切断した外観正面図である。

ここにあげた灯浮標は浮力体（１）のデツキ上に頂上面
中央に設けられた尾筒（４）の下端の係留片（５）で係
留索（図示せず）により海底の沈唾（図示せず）に係留
される浮遊型の灯浮標で、浮力が大きく耐波性に富むの
で外洋などで多く用いられる灯浮標である′。

この種灯浮標は、浮力体（１）内に電池室（６）が設け
られ、この内部に空気電池（図示せず）が収容される。

浮力体（１）の電池室（６）から櫓（３）の上部に亘っ
て、一端を電池室（６）の上部に開口させ、他端の排気
側先端を櫓（３）の上部に装着された両端がラッパ状に
拡大した通風管（７）の中央部の小径管部（７′）に開
口させた排気管（８）と、一端を′電池室（６）の下部
に開口させ　他端の吸気側先端を櫓（３）の上部におい
て邪魔板室（９）に連通した吸気管（１０）とを併設す
る。

第２１図（ａ）に示すように、ラッパ状の通風管（７）
は両端に大口径開口部（７′）、中央部に小径管部（７
）がありその小径管部（７）に排気管（８）が連通し、
かつ、通風管（７）より上方に立ち」二がる立ち上がり
部（Ｅ）が設けられ、また、吸気管（１０）はその吸気
側の先端が邪魔板室（９）に連接されるにあたって、邪
魔板室（９）より上方に立ち］−がる立ち」二がり部（
１σ）が設けられる。

このような構成としたことによって、風向きが、ラッパ
状の通風管（７）の開口部（７つの１方の正面、または
、ある角度を持って吹いた場合、空気が通風管（７）内
を吹き抜け、中央部の小径管部（７）では気流が高速と
なり圧力が低下し、そこに開口した排気管（８）より電
池室（６）内の空気を吸引し排気する。

また、風向きが通風管（７）の向きと直角方向の場合も
、通風管（７）内の圧力は外気より低下し、電池室（６
）内の空気を吸引排気する。

従って、どの方向から風が吹いても、排気管口の気圧は
外気より低圧となり、電池室（６）内の空気は強制的に
排気させられることになる。

即ち、ラッパ状の通風管（７）を設けたこ七によって、
排気管（８）は自動強制排気管として作用する。

また、風があるときは、風向きに拘らず常に低圧となる
ので、しぶきが排気口より浸入するこ七はない。（第２
図（ａ）参照、図中矢印は空気の流通方向を示す。） 電池室（６）の底部には、一方の開口端が櫓（３）の上
部に設けられた吸気用の邪魔板室（９）に通ずる吸気管
（１０）の開口端が設けられているので、上記排気管（
８）によって電池室（６）内の空気が導出されるに伴い
、入れ替って、外部の新鮮な空気が吸気管（１０）を経
て電池室（６）内に導入され、電池室（６）内の空気は
自然に、しかも、強力に換気される。

また、排気管（８）も吸気管（１０）もともに夫々に立
ち上がり部は）と（１α）を有しているため、波浪や波
しぶきを受けても水やしぶきは立ち上がり部で抑制され
て電池室（６）内に浸入することはない。

また、管口に邪魔板室（９）を設ければ、更に安全であ
る。（第２図（ａＸｂ）参照） 第３図は、防波堤や岸壁等に設置される標識灯に本発明
の電池室の換気装置を装着した例を示すもので、本例の
場合は、電池室（ケ）の上部に電池室（ｅ′）に連通ず
る筒状支柱（１１）を有し、その筒状支柱（１１）の頂
部に灯具（２）と保護環（１２）とを備えた構造となっ
ているので、ラッパ状の通風管（７）に連通される排気
管（８）の自由開口端は図示するように筒状支柱（１１
）内の上部に向は配すればよい。

吸気側は、本例では、標識灯の保護環（１２）を吸気管
の１部として利用した例を示し、保護環（１２）の円環
部に邪魔板室（９）を先端に装着した吸気管（１３）を
取付け、かつ、支持杆（１４）の１端を保護環（１２）
に連通し、他端は筒状支柱（１１）に導き、更に電池室
（ｅ′）まで延長して電池室（ｅ’）内に開口させたも
のである。

また、換気をより強くしたい場合は、第４図の鎖線に示
すように、排気管とこれに連接されたラッパ状の通風管
とを更に１組加えて直交状に設ければより強力な換気が
行なえる。

第５図（ａ）は、引込み係留式の灯浮標に、本発明装置
を適用したものの例を示す。

この灯浮標の場合は標柱体（１５）の上端に電池室（α
′）が設けられ、この内部に空気電池（図示せず）が収
容される。また、電池室（α′）上に上端に灯具（２”
）を備えド端を電池室（６″）に連通した筒状支柱を設
ければよい。

この換気装置の作用と効果も第１図例、第３図例と全く
同様である。

以上のように、本発明は極めて部用な構成で電池室内の
空気を自然に、しかも、極めて強力に強制換気すること
ができ、また、波浪や波しぶきの激しい、時には冠水す
るような環境下にあっても、電池室内に浸水させること
がないので、空気電池の性能を損なうことがない。

また、動力や可動部を全く用いないので故障の恐れがな
く、構成も簡単なので生産性が良く、経済性、保守性に
優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる電池室の換気装置を装着した浮
遊型灯浮標の１部切断外観正面図、第２図（ａ）は浮遊
型灯浮標に用いる本発明の換気装置の構成を示す説明図
、第２図（ｂ）はラッパ状の通風管図、第３図は本発明
にかかる電池室の換気装置を装着した標識灯の外観正面
図、第４図は筒状支柱（１１）内に排気管（８）とラッ
パ状の通風管（７）を装着した部分説明図、第５図（ａ
）は本発明にかかる電池室の換気装置を装着した引込み
係留式灯浮標の外観正面図、第５図（ｂ）は第５１図（
ａ）のイ部の詳細図、第５図（Ｃ）および（ｄ）は保護
管（１２）を吸気管の１部として利用し、その保護環の
環状部に吸気管（１３）を取り付けたもの、および、そ
の吸気管（１３）の先端に（８）　、　、　、排気管、
（Ｅｒ）　、　、　、立ち上がり部、（９）　、　、　
、邪魔板室、（１０）。。、吸気管、（１α）１０．立
ち上がり部、（１１）（１１′）。０．筒状支柱、（１
２）、、、保護環、（１３）　、、、吸気管、（１４）
　、、、支持杆。 特許出願人　　　株式会社ゼニライトブイ代表者竹安　
猪三部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、標識灯または灯浮標の電池室の換気装置において、
   排気管の排気側先端を、両端をラッパ状に拡大した通風
   管の中央部に開口した事を特徴とする電池室の換気装置
   。 ２、前記通風管に開口した排気管を開口部より上方（こ
   立上り部を設けた特許請求の範囲第１項記載の電池室の
   換気装置。 ３　排気管のラッパ状通風管に開口する前部に邪魔板室
   を設けた特許請求の範囲第１項記載の電池室の換気装置
   。