JPS5810341A - リレ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、負荷の開閉制御に用いられるリレーに関する
ものである。

従来、この種のリレーで、交流負荷をしゃ断する時、し
ゃ断時の電浦位相が一定していないため、位相によって
は接点間に発生するアークが半サイ、　タルもの間持続
することがあり、接点の消耗が多かった。

本発明はかかる欠点に鑑みてなされたもので、接点を流
れる負荷電流による吸引力の作用によって、負荷電流零
付近の位相で負荷をしゃ断し、負荷しゃ断時におけるア
ーク発生を防止し、接点消耗を少なくしたリレーを提供
することを目的とする。

以下、本発明をその実施例である添付図面にしたがって
説明する。

第１図、第２図は本発明にかかるリレーの第１実施例を
示し、ベース１上には電磁石部を構成するコ字形鉄心２
とスプール３とが固定され、このスプール３の外周に動
作コイル４が巻回されている。ベース１上面には、上記
鉄心２とで磁気回路を構成する可動鉄片５が揺動自在に
設けられておリ、この可動鉄片５は復帰バネ６で第１図
中布回り方向に復帰付勢され、かつ突片７によって復帰
位置が規制されている。上記可動鉄片５の先端部には可
動接触片８が取付けられ、この可動接触片８には２個の
可動接点９．１０が固着されている。

上記電磁石部と可動鉄片５との間には２本の固定接触片
１１．１３が配置されており、両固定接触片１１．１３
の間に絶縁板１５が挟着保持されている。上記固定接触
片１１．１３の先端には上記可動接点９．１０と接離し
てダブルブレーク接点を構成する固定接点］、　２　、
１４が固着されている。上記固定接触片１１．１３は鉄
心２と可動鉄片５とで構成された磁気回路中を（２）過
するように、交差させて配置されている。

ベース１の下面には４本の端子が突出しておりそのうち
の２本はコイル端子１６．１６であり、他の２本は負荷
接続用外部端子１７．１８である。

この外部端子１．７　、１８の上端部はベース１上面に
突出し、」−記固定接触片１１．１３の下端部１１ａ、
１３ａとハンダ付にて接続されている。

コイル４には電源１９およびスイッチ２０を介して入力
信号Ｉｓが入力されるようになっている。

また、外部端子１７．１８には交流電ｉ２１および負荷
２２が接続されている。そして、動作コイル４に通電さ
れて可動鉄片５が鉄心２に吸着される表、接点が閉成し
、固定接触片１１　、１．３には負荷電流ＩＬ　が流れ
る。上記固定接触片］−１，１３は鉄心２と可動鉄片５
とて構成される磁気回路中を通過するように配置されて
いるので、負荷電流ＩＬ　によって上記磁気回路には新
たに磁束が発生することになる。

つぎに、上記構成のリレーの動作を第４図にしたがって
説明する。

まず、【、時において動作コイル４に入力信号を加える
と、可動鉄片５は復帰バネ６に抗して鉄心２に吸引され
、微少時間後の１２時に可動鉄片５が鉄心２に吸着され
て接点が閉成する。これにより、接点を介して負荷電流
が流れ、鉄心２と可動鉄片５との間には上記動作コイル
４による吸引力のほかに負荷電流による吸引力が作用す
る。したがって、入力信号による吸引力と負荷電流によ
る吸引力との相和がリレーの吸引力となる。この吸引力
は交流電源の負荷電圧の変動に応じて変化する。

いま、１３時において、スイッチ２０を開にして動作コ
イル４への入力信号を切ると、可動鉄片５は復帰バネ６
によって復帰しようとするが、負荷電流の１３時におけ
る位相電流値が大きいため、負荷電流による磁束によっ
て可動鉄片５は鉄心２に吸着され続ける。

そして、負荷電流が時間とともに小さくなり、位相が零
付近になると、復帰バネ６による復帰力と負荷電流によ
る吸引力とが等しくなり、この点（ｔ４時）において可
動鉄片５は復帰し、接点は開離する。したがって、負荷
しゃ断時のアークはほとんど発生しない。実際に接点が
開離するのは、可動鉄片５の慣性モーメントのために【
４時より若干遅れ、負荷電流の位相が零点により近づく
。

そのため、負荷しゃ断時のアークは更に少なくなる。

なお、上記実施例では、磁気回路中に２本の固定接触片
１１．１３を交差させて通過させたものを示したが、こ
れは負荷電流による磁束を大きくとるためであり、機能
上は一方の固定接触片のみを磁気回路中に通過させても
よく、あるいは複数回通過させてもよい。

第５ツ１は本発明の第２実施例を示し、上記第１実施例
と同一部品には同−付号を付して説明を省略する。この
実施例では、コ字形の鉄心２を横設し、この鉄心２の間
を垂直に立設した１本の固定接触片２３が通過するよう
に構成したものである。

また、可動接触片８は可動鉄片５の復帰バネを兼ねてい
る。この場合にも、上記第１実施例と同様に、接点の閉
成とともに負荷電流が固定接触片２３および可動接触片
８に流れ、この負荷電流によって鉄心２と可動鉄片５と
で構成される磁気回路中に磁束が発生し、負荷電流零付
近の位相で負荷をしゃ断し、アークの発生を防１トシた
ものである。

本発明にかかるリレーは、上述のような交流負荷制御用
ばかりでなく、直流負荷制御にも適用できる。この場合
には、入力信号による磁束と負荷電流による磁束との相
和によって大きな接点圧を得ることができ、低消費′重
力て小型のリレーを得ることができる。また、同時に自
己保持型リレーを得ることもできる。

本発明にかかるリレーとしては、上述のように口字形鉄
心を用いたもののほか、如何なる形状の鉄心を用いても
よく、例えば棒状鉄心とＬ型継鉄とで磁気回路の一部を
構成したものでもよい。また、固定接触片を磁気回路中
に通過させるもののほか、可動接触片を通過させてもよ
く、さらに固定接触片あるいは可動接触片と外部甥子と
を接続するためのリード線を鉄心あるいは可動鉄片など
に１回あるいは数回巻回してもよい。さらに、可動鉄片
はヒンジ型のものに限らずプランジャ型でもよい。また
、上記実施例では可動接触片を可動鉄片に直接取付けた
ものを示したが、可動接触片をベースに取付け、この可
動接触片をカードを介して動作させるようにしてもよい
。

、　以上の説明で明らかなように、本発明によれば、負
荷電流による磁束と動作コイルによる磁束とが同−磁気
回路中を流れるようにしたので、交Ｙｆ負荷をしゃ断す
る場合に、常に負荷電流零付近の位相で負荷をしゃ断す
ることができる。したがって、アークの発生を微小時間
におさえることができ、接点の消耗を少なくすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるリレーの第１実施例の正面図、
第２１ツ１はその分解斜視図、第３図はその磁気回路図
、第４図はその動作説明図、第５図、第６図は第２実施
例の正面図および平面図である。 ２・・・鉄心、４・・・動作コイル、５・・・可）ｊＪ
＋鉄片、８・・・可動接触片、９．１０・・・可動接点
、１　］、　、　１３・・・固定接触片、１２　、１．
４・・・固定接点、２２・・負荷、２３・・・固定接触
片。 特　許　出　願　人　　立石電機株式会社代　理　入　
弁理士　　青白　葆ほか２名第１図 ｆｌ 第３図 第２図 １（

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）動作コイルによる磁束と負荷電流による磁束とが
   同一磁気回路内を流れるように構成したリレー〇
2. （２）可動鉄片とコ字形鉄心とで磁気回路を構成し、鉄
   心には動作コイルを巻回するとともに、可動鉄片には可
   動接触片を取付け、この可動接触片とで負荷を開閉する
   固定接触片が、上記磁気回路の中を通過するように配置
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のリレ
   ー。
3. （３）−木の可動接触片と２本の固定接触片とでダブル
   ブレーク接点を構成するとともに、上記固定接触片を互
   いに交差させて磁気回路中を通過させたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載のリレー。