JPS5810046B2 - 魚釣り用電動リ−ルにおける深度記憶装置 - Google Patents
魚釣り用電動リ−ルにおける深度記憶装置Info
- Publication number
- JPS5810046B2 JPS5810046B2 JP1826281A JP1826281A JPS5810046B2 JP S5810046 B2 JPS5810046 B2 JP S5810046B2 JP 1826281 A JP1826281 A JP 1826281A JP 1826281 A JP1826281 A JP 1826281A JP S5810046 B2 JPS5810046 B2 JP S5810046B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- ratchet pawl
- fishing reel
- electric fishing
- microcomputer
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は魚釣り用電動リールにおいて、一旦探知した
魚棚の深度をマイクロコンピュータ−に記憶させ、常に
その道糸を魚棚の深さに繰り出し得るようにした深度記
憶装置に関する。
魚棚の深度をマイクロコンピュータ−に記憶させ、常に
その道糸を魚棚の深さに繰り出し得るようにした深度記
憶装置に関する。
一般に船釣りや深海釣りでは、魚棚を探りながら釣りを
するのであるが、従来アガリやアタリによって一旦探知
した魚棚の位置に再度道糸を降すには、予め釣糸に付さ
れた測長印によるか、道糸の繰り出しと連動するカウン
ター等のデジタル表示によるものであったから、その道
糸やカウンターなどから目を離すことが出来ず非常な注
意力を要するばかりでなく、屡々誤認が生じて正確さに
欠けるという問題点が見られたものである。
するのであるが、従来アガリやアタリによって一旦探知
した魚棚の位置に再度道糸を降すには、予め釣糸に付さ
れた測長印によるか、道糸の繰り出しと連動するカウン
ター等のデジタル表示によるものであったから、その道
糸やカウンターなどから目を離すことが出来ず非常な注
意力を要するばかりでなく、屡々誤認が生じて正確さに
欠けるという問題点が見られたものである。
このような実情に鑑み本発明者は、探知した魚棚の深度
をスプールの回転を介してマイクロコンピュータ−に記
憶させ、改めて道糸を巻戻しても上記記憶深度に従って
常に一定の繰り出し長が得られるようにした新規な装置
の開発に成功したものである。
をスプールの回転を介してマイクロコンピュータ−に記
憶させ、改めて道糸を巻戻しても上記記憶深度に従って
常に一定の繰り出し長が得られるようにした新規な装置
の開発に成功したものである。
以下、その構成を一つの実施例に基づいて更に詳述する
と、図において1はスプールであって、通常の魚釣り用
電動リールのスプール構造と同様、その一側のクラッチ
リング2に連成されたクラッチレバ−2′の回転操作に
より、該スプール1を他側のメインギヤ3のクラッチ板
3′に随時、圧接可能としたものであり、又、上記スプ
ール1にはその一側面に固定されたラチェットギヤ4と
、これに係入可能に軸支されたラチェツト爪5とからな
る回転防1F機構を設けたものである。
と、図において1はスプールであって、通常の魚釣り用
電動リールのスプール構造と同様、その一側のクラッチ
リング2に連成されたクラッチレバ−2′の回転操作に
より、該スプール1を他側のメインギヤ3のクラッチ板
3′に随時、圧接可能としたものであり、又、上記スプ
ール1にはその一側面に固定されたラチェットギヤ4と
、これに係入可能に軸支されたラチェツト爪5とからな
る回転防1F機構を設けたものである。
更に6は、リール本体(図示せず)に内蔵されたマイク
ロコンピュータ−であって、そのホール素子センサー7
を上記スプール1の一縁に予め固定された磁石片などの
発信体8に臨ましめて記憶機構を構成するとともに、そ
の制御回路にはソレノイド9を接続し、該ソレノイド9
と上記ラチェツト爪5との間に下達する伝動機構を介在
せしめたものである。
ロコンピュータ−であって、そのホール素子センサー7
を上記スプール1の一縁に予め固定された磁石片などの
発信体8に臨ましめて記憶機構を構成するとともに、そ
の制御回路にはソレノイド9を接続し、該ソレノイド9
と上記ラチェツト爪5との間に下達する伝動機構を介在
せしめたものである。
而して上記伝動機構は、例えば第1〜3図に見られるよ
うに、上記ソレノイド9の作動軸9′に接続桿10を介
して連結され、一側を突片aとしたカムAと、上記突片
aと当接する突片す及び他側を翼片b′としたカムBと
から構成され、その翼片b′が上記ラチェツト爪5の軸
桿の一側に突成されたストッパー5′に係脱可能とした
ものである。
うに、上記ソレノイド9の作動軸9′に接続桿10を介
して連結され、一側を突片aとしたカムAと、上記突片
aと当接する突片す及び他側を翼片b′としたカムBと
から構成され、その翼片b′が上記ラチェツト爪5の軸
桿の一側に突成されたストッパー5′に係脱可能とした
ものである。
他方、上記回転機構に対する解除機構は、上記クラッチ
リング2の外周面に歯溝2“を切設する一方、該歯溝2
“に噛合自在に軸承されたクラッチギヤ11の軸上に固
定されたカムCが、上記クラッチリング2の回動に伴っ
てラチェツト爪5の翼片5“を下方に押動可能としたも
のである。
リング2の外周面に歯溝2“を切設する一方、該歯溝2
“に噛合自在に軸承されたクラッチギヤ11の軸上に固
定されたカムCが、上記クラッチリング2の回動に伴っ
てラチェツト爪5の翼片5“を下方に押動可能としたも
のである。
尚、図中12,13はそれぞれ上記ラチェツト爪5及び
カムBを互いに内方へ牽引させるスプリング、又14は
ラチェツト爪5のストッパー5′の下方に配置され、該
ラチェツト爪5の下回を規制する止桿、更に15はスイ
ッチボタン15′を備えたマイクロコンピュータ−6の
コントロールパネルを示す。
カムBを互いに内方へ牽引させるスプリング、又14は
ラチェツト爪5のストッパー5′の下方に配置され、該
ラチェツト爪5の下回を規制する止桿、更に15はスイ
ッチボタン15′を備えたマイクロコンピュータ−6の
コントロールパネルを示す。
斜上の構成に係わる本発明装置は第2図に見られるよう
に、通常カムBの翼片b′がラチェツト爪5のストッパ
ー5′に係合して、該ラチェツト爪5がラチェットギヤ
4に係入するのを防止しているから、スプール1は常に
フリーな状態が維持され、クラッチレバ−2′の通常の
操作により、道糸の巻上げ及び巻降ろしが自由に行える
ものである。
に、通常カムBの翼片b′がラチェツト爪5のストッパ
ー5′に係合して、該ラチェツト爪5がラチェットギヤ
4に係入するのを防止しているから、スプール1は常に
フリーな状態が維持され、クラッチレバ−2′の通常の
操作により、道糸の巻上げ及び巻降ろしが自由に行える
ものである。
而して道糸を降下させて魚棚に達し、次に道糸を巻上げ
る際には、コントロールパネル15のスイッチボタン1
5′を押してマイクロコンピュータ−60制御回路を入
力させることによって、巻上げ時の該スプール1の回転
数を、その発信体8、センサー7を介してデジタル信号
としてマイクロコンピュータ−6に記憶させておくもの
である。
る際には、コントロールパネル15のスイッチボタン1
5′を押してマイクロコンピュータ−60制御回路を入
力させることによって、巻上げ時の該スプール1の回転
数を、その発信体8、センサー7を介してデジタル信号
としてマイクロコンピュータ−6に記憶させておくもの
である。
更に新たに道糸を繰り出す場合には、スプール1の回転
に伴うデジタル信号がマイクロコンピュータ−6の制御
回路に送られ、先に記憶された信号量に達した時点でソ
レノイド9を図中、矢印方向に作動させるのである。
に伴うデジタル信号がマイクロコンピュータ−6の制御
回路に送られ、先に記憶された信号量に達した時点でソ
レノイド9を図中、矢印方向に作動させるのである。
これに伴って上記ソレノイド9に接続されたカムAが回
動して、その突片aはカムBの突片すをスプリング13
0弾力に抗して押動するから、上記カムBの翼片b′と
ラチェツト爪5のストッパー5′との係合が解除されて
、常にスプリング12によって矢印方向に牽引される上
記ラチェツト爪5をラチェットギヤ4に噛合させると同
時に、そのストッパー5′が止桿14に当接してスプー
ル1の回転を停止させ、当初探知されたのと同じ深度に
道糸な確実に降下させることが出来るものである。
動して、その突片aはカムBの突片すをスプリング13
0弾力に抗して押動するから、上記カムBの翼片b′と
ラチェツト爪5のストッパー5′との係合が解除されて
、常にスプリング12によって矢印方向に牽引される上
記ラチェツト爪5をラチェットギヤ4に噛合させると同
時に、そのストッパー5′が止桿14に当接してスプー
ル1の回転を停止させ、当初探知されたのと同じ深度に
道糸な確実に降下させることが出来るものである。
而る後、この状態でアガリやアタリが得られて再び道糸
を巻上げる場合には、クラッチレバ−2′を図中矢印方
向に回動させることにより、上記解除機構の作用、すな
はちクラッチと噛合するクラッチギヤ11を介して同軸
上のカムCが回動し、ラチェツト爪5の翼片5″を押し
下げるから、該ラチェツト爪5とラチェットギヤ4との
保合が自動的に解除され、当初のようにスプール1はフ
リーな状態となって道糸の巻上げが可能となるのである
。
を巻上げる場合には、クラッチレバ−2′を図中矢印方
向に回動させることにより、上記解除機構の作用、すな
はちクラッチと噛合するクラッチギヤ11を介して同軸
上のカムCが回動し、ラチェツト爪5の翼片5″を押し
下げるから、該ラチェツト爪5とラチェットギヤ4との
保合が自動的に解除され、当初のようにスプール1はフ
リーな状態となって道糸の巻上げが可能となるのである
。
以上述べたように本発明の装置によれば、一旦魚棚の深
度を確認するだけで、その後改めて巻戻しを繰り返して
も、常に同じ深度に道糸を降下させることが出来、しか
もスプールの回転停止並びに解除機構はそれぞれクラッ
チレバ−の操作と連繋して自動的に作動するから、特に
道糸の巻降ろしの際に、測長印やデジタル表示による従
来方式に見られた煩しさや誤認などが全くなくなるなど
、船釣りや深海釣りを楽しむうえで極めて顕著な利点を
有するものである。
度を確認するだけで、その後改めて巻戻しを繰り返して
も、常に同じ深度に道糸を降下させることが出来、しか
もスプールの回転停止並びに解除機構はそれぞれクラッ
チレバ−の操作と連繋して自動的に作動するから、特に
道糸の巻降ろしの際に、測長印やデジタル表示による従
来方式に見られた煩しさや誤認などが全くなくなるなど
、船釣りや深海釣りを楽しむうえで極めて顕著な利点を
有するものである。
第1図は本発明装置のスプールの停止状態における要部
を一部切欠して示す斜視図、第2図は第1図におけるラ
チェット部分の端面図であり、又第3図はその解除状態
を示す端面図である。 尚、図中1・・・・・・スプール、2・・・・・・クラ
ッチリング、3・・・・・・メインギヤ、4・・・・・
・ラチェットギヤ、5・・・・・ラチェツト爪、6・・
・・・・マイクロコンピュータ−17・・・・・・セン
サー、8・・・・発信体、9・・・・・・ソレノイド
を一部切欠して示す斜視図、第2図は第1図におけるラ
チェット部分の端面図であり、又第3図はその解除状態
を示す端面図である。 尚、図中1・・・・・・スプール、2・・・・・・クラ
ッチリング、3・・・・・・メインギヤ、4・・・・・
・ラチェットギヤ、5・・・・・ラチェツト爪、6・・
・・・・マイクロコンピュータ−17・・・・・・セン
サー、8・・・・発信体、9・・・・・・ソレノイド
Claims (1)
- 1 クラッチレバ−の操作でスプールをメインギヤのク
ラッチ板に圧接することにより道糸を巻上げ、巻戻し可
能とした魚釣り用電動リールにおいて、発信体とセンサ
ーとによりスプールの回転数をマイクロコンピュータ−
に記憶させる記憶機構と、上記マイクロコンピュータ−
の発信によって作動するソレノイドと、スプールの一側
に固定されたラチェットギヤに噛合可能なラチェツト爪
を有する回転停止機構とからなり、上記ソレノイドとラ
チェツト爪との間に、該ソレノイドの作動を受けてラチ
ェツト爪を一定量回動可能とした伝動機構を介在せしめ
るとともに、クラッチリングに連動して上記ラチェツト
爪を押動せしめる解除機構を設けたことを特徴とする魚
釣り用電動リールにおける深度記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1826281A JPS5810046B2 (ja) | 1981-02-10 | 1981-02-10 | 魚釣り用電動リ−ルにおける深度記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1826281A JPS5810046B2 (ja) | 1981-02-10 | 1981-02-10 | 魚釣り用電動リ−ルにおける深度記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57132827A JPS57132827A (en) | 1982-08-17 |
JPS5810046B2 true JPS5810046B2 (ja) | 1983-02-24 |
Family
ID=11966756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1826281A Expired JPS5810046B2 (ja) | 1981-02-10 | 1981-02-10 | 魚釣り用電動リ−ルにおける深度記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810046B2 (ja) |
-
1981
- 1981-02-10 JP JP1826281A patent/JPS5810046B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57132827A (en) | 1982-08-17 |
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