JPH119922A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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Publication number
JPH119922A
JPH119922A JP16925997A JP16925997A JPH119922A JP H119922 A JPH119922 A JP H119922A JP 16925997 A JP16925997 A JP 16925997A JP 16925997 A JP16925997 A JP 16925997A JP H119922 A JPH119922 A JP H119922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
filter
air cleaner
particle size
less
Prior art date
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Pending
Application number
JP16925997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Kawamura
忠勇 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH119922A publication Critical patent/JPH119922A/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダニや杉花粉等の生物由来の粉塵物質につい
ての除去性能が高く、しかも静音運転が可能とする。 【解決手段】 粒径が3μm未満の粉塵を捕集対象とせ
ず、粒径が3μm以上の粉塵を捕集対象としているフィ
ルターを除塵用として備える。煙粒子をも対象としてい
るフィルターを用いたものに比して、風量を大きくとる
ことができて粉塵の除去効率を高くすることができる上
に騒音も低くすることができる。生物由来の粉塵物質は
その粒径が3μm以上であるために除去することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内空気中に浮遊し
ている粉塵を除去するための空気清浄器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】煙草の煙害を中心とした健康志向の高ま
りに伴って一般家庭用の空気清浄器が多く提供されてい
るが、煙草の煙粒子は、その粒径が0.1μm程度であ
るために、接触捕捉する「さえぎり」で除塵を行うにあ
たり、除塵用のフィルターも0.1μm以上の粉塵を捕
集することができるもの、たとえば繊維径が2μm以下
程度の超極細ポリプロピレン繊維からなるとともに繊維
自体に荷電させたものを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は喫煙
率の低下が見られる一方で、アトピー性皮膚炎や花粉
症、喘息発作等が問題になっているとともに、これらの
疾患の原因の一つに空気中に浮遊している汚染物質(ガ
ス、粉塵系)が上げられている。このために、空気清浄
器も上記疾患の原因となっている汚染物質の除去が求め
られるものとなっているのであるが、上記のようなフィ
ルターを用いている関係で、十分な風量での運転は騒音
の点で問題が大きく、たとえば寝室や病院等の環境では
使用できないものであった。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはダニや杉花粉等の生物
由来の粉塵物質についての除去性能が高く、しかも静音
運転が可能な空気清浄器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、粒径
が3μm未満の粉塵を捕集対象とせず、粒径が3μm以
上の粉塵を捕集対象としているフィルターを除塵用とし
て備えていることに特徴を有している。すなわち、ダニ
や杉花粉等の生物由来粉塵物質が人体に取り込まれるこ
とで発作が生じるとの医学的報告に基づき、ダニや杉花
粉等の生物由来の粉塵物質が存在していると考えられる
粒径(Dp)が3μm以上のハウスダクト(HD)の量
と喘息発症率との関係を調べたところ、図1に示すよう
に、高い相関性を認めることができたものであり、この
ためにフィルターとして粒径が3μm以上の粉塵を捕集
対象としているものを用いることで、上記生物由来の粉
塵物質の除去が可能となるとともに、このようなフィル
ターは、煙草の煙粒子をも対象としていたフィルターと
比較すれば、その圧力損失が低く、これに伴って充分な
風量での運転を騒音問題を招くことなく行うことができ
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、アラミド繊維を用いてJISZ4812
B9927に規定される評価で3μm以上を対象粒径
とするフィルターBを作製した。また、上記規定の評価
で0.1μm以上を対象粒径とするフィルターAを超極
細ポリプロピレン繊維を用いて作製した。いずれもユニ
ット形状としては320mm×280mm×20mm
(厚み)、実寸寸法としては2250mm×280mm
×20m(厚み)のものとし、処理風量を2.4m3
minとして、室内粉塵濃度C0(個/m3 )とフィル
ター通過後の浄化空気吹き出し口での粉塵濃度C1(個
/m3 )とを、0.3μm以上0.5μm未満、0.5
μm以上1.0μm未満、1.0μm以上3.0μm未
満、3.0μm以上5.0μm未満、5.0未満以上の
5種の粒径に分けて測定し、各粒径毎の浄化効率((C
0−C1)/C0×100)を求めたたところ、次のよ
うな結果となった。
【0007】
【表1】
【0008】対象粒径を3.0μm以上として作製した
フィルターBでは、粒径が3.0μm未満の粉塵の浄化
効率が0.1μm以上を対象粒径としているフィルター
Aに劣るが、3.0μm以上の粉塵の浄化効率は100
%であり、フィルターAに劣ることはない。また、3.
0μm以上の粒径の粉塵の除去は、粒子の機械的運動
(慣性力)が支配的になるために、微細加工や荷電加工
を行わずとも、対象粒径の粉塵の除去を確実に行うこと
ができる。
【0009】そして、上記両フィルターA,Bについて
圧力損失を求めると、図2に示すように、フィルターB
の方がかなり小さく、1.5m3 /minの風量の時の
騒音は、フィルターAの場合は50dBであったのに対
して、38dBであった。このために、煙草の煙粒子を
も捕集対象としている対象粒径が0.1μm以上のフィ
ルターAを用いたものよりも、対象粒径が3.0μm以
上のフィルターBを用いたものの方が、風量を大きくと
ることができて粉塵の除去効率を高くすることができる
とともに騒音も低くなり、従って大風量運転を低騒音で
行うことができるものであり、しかもダニや花粉といっ
た生物由来の粉塵(これらは粒径が3.0μm以上であ
る)を確実に除去することができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明においては、粒径が
3μm未満の粉塵を捕集対象とせず、粒径が3μm以上
の粉塵を捕集対象としているフィルターを除塵用として
備えていることから、煙粒子をも対象としているフィル
ターを用いたものに比して、風量を大きくとることがで
きて粉塵の除去効率を高くすることができる上に騒音も
低くすることができるものであり、また、ダニや花粉と
いった生物由来の粉塵の除去という点に関しては大風量
運転が可能であることや低騒音であるために24時間運
転も可能であるといったことと併せて、きわめて高い効
率を発揮するものであり、更には送風部における負荷の
低減もあってコストの低減及びランニングコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は粉塵量と喘息発疾率との相関を示す説
明図である。
【図2】通過風量と圧力損失との相関を示す説明図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径が3μm未満の粉塵を捕集対象とせ
    ず、粒径が3μm以上の粉塵を捕集対象としているフィ
    ルターを除塵用として備えていることを特徴とする空気
    清浄器。
JP16925997A 1997-06-25 1997-06-25 空気清浄器 Pending JPH119922A (ja)

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JP16925997A JPH119922A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 空気清浄器

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JP16925997A JPH119922A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 空気清浄器

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JPH119922A true JPH119922A (ja) 1999-01-19

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ID=15883198

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JP16925997A Pending JPH119922A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 空気清浄器

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