JPH1199129A - 挿入子ナビゲーター - Google Patents

挿入子ナビゲーター

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Publication number
JPH1199129A
JPH1199129A JP27947297A JP27947297A JPH1199129A JP H1199129 A JPH1199129 A JP H1199129A JP 27947297 A JP27947297 A JP 27947297A JP 27947297 A JP27947297 A JP 27947297A JP H1199129 A JPH1199129 A JP H1199129A
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JP
Japan
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field
inserter
insertion piece
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controller
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Application number
JP27947297A
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English (en)
Inventor
Yuusuke Nonomura
友佑 野々村
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MARUYUU KK
Original Assignee
MARUYUU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体などの物体に挿入した挿入子の位置、性
状などを計測する方法。 【解決手段】 挿入子に高周波励起を施し、励起子また
は受信子により電場、磁場、電磁場の振幅、強度変化を
検出する事により位置、性状などを計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入子の位置、性
状などを検出することを特徴とする装置、方法。
【0002】
【従来の技術】根管長測定機等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の根官長測定機に
おける位置測定では、根管でしか計測ができず他の組
織、物体での計測は不可能であり、かつ根管での計測で
も根管の挿入位置が不明確で根尖口付近がやっと判明す
るだけで、挿入位置、性状などが不明確で、薬剤の誘
導、励起は不可能であるという不具合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、挿入子の位置、性状が計測可能
で、各種薬剤、材などの誘導、励起が可能な挿入子ナビ
ゲーターの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の挿入子ナビゲー
ターは、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕請求項1のナビゲーターは、挿入子
を、生体を初めとする物体に挿入する場合において、少
なくとも一つ以上のフィールド制御子を、場の制御子と
して用いて、フィールド制御信号をフィールド制御子へ
付与するフィールド制御手段より電場、磁場、電磁場ま
たは、そのいずれかの組み合わせにおける複合場を挿入
子に付与して、挿入子の位置または性状変化を計測する
事を採用する。
【0006】〔請求項2の手段〕請求項2のナビゲータ
ーは、請求項1のナビゲーターにおいて、少なくとも1
つ以上のフィールド受信子(制御子)を受信手段として
採用する。
【0007】〔請求項3の手段〕請求項3のナビゲータ
ーは、少なくとも1つ以上のフィールド制御子を場の制
御子として用いて、電場、磁場、電磁場または、そのい
ずれかの組み合わせにおける複合場により移動するイオ
ン、分極体、電荷体または磁性体などを始めとする誘導
性の物質を誘導するための誘導手段を、備える事を特徴
とする事を採用する。
【0008】〔請求項4の手段〕請求項4のナビゲータ
ーは、少なくとも1つ以上のフィールド制御子を場の制
御子として用いて、電場、磁場、電磁場または、そのい
ずれかの組み合わせにおける複合場により、生体または
生体以外の物質を励起するための励起手段を、備える事
を特徴とする事を採用する。
【0009】
【発明の作用および発明の効果】
〔請求項1の作用および効果〕請求項1のナビゲーター
は、挿入子を、生体を初めとする物体に挿入する場合に
おいて、少なくとも一つ以上のフィールド制御子を、場
の制御子として用いて、フィールド制御信号をフィール
ド制御子へ付与するフィールド制御手段より電場、磁
場、電磁場または、そのいずれかの組み合わせにおける
複合場を挿入子に付与して、挿入子の位置または性状変
化を計測する事を採用するので、組織、物体にあまり依
存せずに挿入子の位置、性状変化を計測できる。また根
管の場合、根尖口だけではなく、正確な位置の検出が可
能となる。
【0010】〔請求項2の作用および効果〕請求項2の
ナビゲーターは、請求項1のナビゲーターにおいて、少
なくとも1つ以上のフィールド受信子(制御子)を受信
手段として採用するので、請求項1の作用に加えて、よ
り精度よく位置計測、性状計測が可能となる場合があ
る。
【0011】〔請求項3の作用および効果〕請求項3の
ナビゲーターは、少なくとも1つ以上のフィールド制御
子を場の制御子として用いて、電場、磁場、電磁場また
は、そのいずれかの組み合わせにおける複合場により移
動するイオン、分極体、電荷体または磁性体などを始め
とする誘導性の物質を誘導するための誘導手段を、備え
る事を特徴とする事を採用するので、作用部位に薬剤、
造影剤などを的確に、かつ高速に作用させる事ができ
る。
【0012】〔請求項4の作用および効果〕請求項4の
ナビゲーターは、少なくとも1つ以上のフィールド制御
子を場の制御子として用いて、電場、磁場、電磁場また
は、そのいずれかの組み合わせにおける複合場により、
生体または生体以外の物質を励起するための励起手段
を、備える事を特徴とする事を採用するので、充填剤、
材や薬剤の作用を発現、増強する事ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の挿入子ナビゲータ
ーを、図1〜8に示す実施例または変形例に基づき説明
する。 〔実施例の構成〕図1は、挿入、誘導、励起におけるブ
ロック図をしめす。また図2は、その使用例を断面図と
して示す。ここで効果子は、挿入子、誘導子(剤、
材)、励起子(剤、材)などを示す。ここで制御子と
は、16、17、18、19、20、21、22、2
3、9、10、11、12、13、14、15などをは
じめとする電場、磁場、電磁場などを発生、または検出
を可能とする素子、または素子集合(アセンブリー)で
ある。ここで図3挿入子例での13〜15は、9〜12
などの挿入子の先端などの形状である。図4〜7は、代
表的な挿入子ナビゲーターの一例で、少なくとも一つの
制御子をもっていれば良い。また少なくとも一つの受信
子でも良い。ここでは、単一の本体2の例を示したが、
外部に連続、断続的な関係にある外部ユニットを配置し
て制御子を分散させても良い。これら制御子は、受信子
とする事も、またその逆も、また兼用する事もある。
【0014】〔第1実施例〕第1実施例は、根管治療器
としての使用を提示する。
【0015】〔1〕図2に示される挿入子ナビゲーター
本体1を、支持フレームを介して歯牙に仮着して、機具
挿入孔3より図2または図4〜図7に示された挿入子
(挿入)のごとく、挿入子1または9〜12などを挿入
する。そしてフィンガータッチなどの手法を用いて、生
理的根尖孔などの位置にファイルや、挿入子の先端を位
置させる。この時、支持フレームは無くても良いし、流
動体を付与して効果させ弾性体の支持フレームを作成し
ても良い。
【0016】この時点において図1などのフィールド制
御子が図4〜7の高周波コイル16を介して高周波励起
パルスを挿入子1に照射する。この時このパルスの振
幅、時間は、挿入子1の材質などの環境因子により適時
自動または手動にて調整する。もちろん連続波を使用し
ても良い。また図3の11型のような励起手段を使用し
16などを使用しい方法を使用しても良い。
【0017】これらのフィールド制御信号は、制御回路
が制御し各制御子にジェネレータまたはアンプなどを介
して制御子を駆動する。そして図4などのコイル18の
少なくとも1要素または、制御子17〜22などを使用
し、これらにおけるLCインピーダンスまたは、起電力
を測定する。勿論両者を計測しても良い。ここでインピ
ーダンス測定法は、既知のブリッジ法、電流、電圧、抵
抗、逆起電力法など、どの手法を使用しても良い。そし
て、検出されたこの時の値をXとする。そして位置決定
手段が示す値を目安に、この独特な手段を繰り返し、術
者は、Xの値を示す場所まで、根尖の位置にリーマー、
ファィルなどの挿入子を設定し、根管拡大を行う。この
Xの値は、ピーク値または、平均値、検波値、実行値な
どの、どれを使用しても良い。
【0018】この時、Xの値は、ソフトまたはハードに
よるレベルメータで連続的に表示しても、数値表示によ
る段階的表示でも良い。またMRI画像などの画像デー
タを撮影、記憶しておいて、この値Xとともに撮像され
た表示画像中にて挿入子映像を、移動表示させるように
しても良い。またフィンガータッチの代わりにX−線、
CT、MRIを使用しても良い。
【0019】〔実施例の効果〕本実施例の挿入子ナビゲ
ーター装置、方法は、非常に高速に、電磁波被爆が格段
に少なく安全に、かつ正確にプロービングなどの位置計
測、決定ができる。LCインピーダンス計測のみの場合
には、受信手段が不要の場合もある。
【0020】〔2〕ここで受信子18(または20)な
どを使用するとして、図8のごとく各要素の出力を増幅
手段24を介して計測、制御を25にて行う。ここで片
側のみの要素を使用しても良いし、両側を使用しても良
い。そして、図4の11型である挿入子を使用して先端
23を制御子として使用する。その輻射高周波をコイル
18にて受信する。もちろん単に挿入子のみを16で励
起して使用するなど、様々な制御子使用手段が存在する
ので、どの組み合わせを使用しても良い。
【0021】ここで、各制御子の出力は、IxはKx/
R^nとしてnは2または、実測より挿入する。ここで
分母は、多項式、級数式などの式でも良い。xは、制御
子の番号。Iは、出力の強度または振幅。Rは、挿入子
基準位置から制御子の基準位置までのきょり。ここで
は、挿入子先端より制御子の有効制御面への積分値また
は近似基準への直線距離。
【0022】この値より解析的または帰納的に値を求め
る。勿論パターンマッチでも手動でもFEM的に求めて
も良い。
【0023】そして図3などに記載の挿入子を挿入す
る。挿入子の位置が表示手段などにより表示される。そ
の値を見ながら挿入しても良いし、その値を断層データ
とリンクして見ても良い。この時図3における9、10
などの挿入子位置規定または、位置検出手段を挿入子に
設置して挿入子の位置を計測しても良いし、本体に光点
などの位置指標をつけて、断層器などとリンクしても良
い。
【0024】ここで図3挿入子1または9〜12の先端
部付近拡大図である13のように先端以外をシールドし
て使用すると位置精度が良い。その他に電送線路型挿入
子14、4分割型挿入子15などを使用して位置精度を
あげても良い。電送線路型は、その輻射パターンを記憶
手段などに記憶しておき、そのパターンを図8の受信シ
ステムで解析し同定する。4分割型挿入子15は、境界
に圧力センサを配置し、その屈曲具合や、圧を検出する
などする。
【0025】〔実施例の効果〕〔1〕に比べて、精度が
高く、挿入位置が判明する。これにより、より安全で、
組織依存性の無い、自立的で、精度の高い挿入が簡単に
できる。
【0026】〔第2実施例〕第2実施例は、イオン導入
または磁性を帯びた物質導入などの誘導例への使用を示
す。
【0027】象牙細管などを封鎖するため亜鉛イオンな
どを露出象牙質に対し図2誘導子、材、剤7として塗布
する。(この図は、挿入、誘導、励起をすべて記載して
あるので抜髄状態とみえるが、イオン導入の場合は、歯
髄が存在するのは言うまでも無い。)この時亜鉛イオン
は、水溶液でもよいが、担体を付加して流動体様が不要
な場所に流れず便利である。ここでC要素19または、
電送線路要素19に電位をジェネレータ(ここでは、直
流発生器となる。)とDCゲインを有する高周波アンプ
などの電流供給手段により直流電流を付与する。ここで
電極である19と歯牙5は通電ペーストまたは、通電電
極を付与しておいても良い。この時、導入方向が図の左
から右であれば、左のC要素などにプラスを右にマイナ
ス電荷をC要素19により添加する。ここでは、この一
例を示したが、イオンの極性と導入方向と挿入子ナビゲ
ーターのフィールド制御子の各相対位置により、適時各
条件を決定すれば良いので、この極性、位置にとらわれ
る事は無い。これらの一連の機構が誘導手段となる。ま
た既知の分極を有する各種薬剤を、この手法を用いて導
入しても良い。
【0028】また、磁性体を指標または、造影材、剤と
するために、計測物体に磁性液体を図2の誘導材として
塗布しても良い。ここでコイル17、18、20などに
同方向の直流電流を、ジェネレーターが制御手段を駆動
して電流増幅手段により、通電して位置方向性磁場を作
成する。ここでは、これらの一連の機構が誘導手段とな
る。は、相反発する磁場を対の発生子より発生させる
が、第2実施例における磁性体導入の場合は、動方向へ
の磁場をかける。ここで、ある地点を対象にして磁性体
を発散または収束する場合は、と同等な磁場をかけても
良いなど、磁性体誘導パターンにより調整しても良い。
このある地点の位置は、複数の制御子の個数、位置、各
々の発生磁力、磁場パターンにより適時調整しても良
い。そして誘導された磁性体を造影剤または、位置指標
として使用しても良いし、磁性を帯びた薬剤を所定の部
位へ誘導するのに使用しても良い。ここでは、磁場発生
手段を通電式の磁石としてか、またはこれを付与しない
場合を開示したが、この磁場を使用して誘導を行っても
良いし、これと発生手段を併用して、誘導の位置精度向
上、時間短縮を行っても良い。
【0029】〔実施例の効果〕これらの機構により、目
的の部位へ薬剤、指標材、造影剤、剤を確実に、かつ容
易に到達する事ができるので、より精度の高い診断、治
療、修復、予防が可能となる。また図2や図4〜7など
を始めとするナビゲーターの制御子、受信子、または新
たに付加されたそれら等によりあらゆる電場、磁場、電
磁場を空間に生成できるので、どのような誘導ベクトル
をも可能とする。また後述の磁場制御物質、電場制御物
質、電磁場制御物質を使用すれば、さらに所望の空間
に、所望のフィールド、フィールドベクトルを生成でき
る。これは、すべての実施例、変形例に適用しても良
い。
【0030】〔第3実施例〕第3実施例は、作用部位へ
の励起と作用子の添加または、充填物への励起例を示
す。
【0031】作用部位への励起と作用子の添加例とし
て、励起物体に対して高周波励起手段より、高周波励起
手段などにて、連続波、パルス波、などの高周波が照射
される。ここで作用子として抗生剤、抗菌材、抗酸化剤
などを組織へその前後の期間に投与する。この高周波励
起により組織の感受性が上昇し、作用子の作用が出現ま
たは増強される。この時どの周波数、そしてどの程度の
振幅を使用するかは、操作者の診断により決定される。
【0032】充填物への励起例 図2励起材、剤、子8としてガッタパーチャなどの熱可
塑性樹脂などを根管に挿入して、機具挿入孔よりFeな
どの金属により作られた誘導性金属を図2挿入子として
挿入して、高周波励起を連続波またはパルス波などにて
金属物体への励起を行い、温度を局所的に上昇させて間
接的に励起材であるガッタパーチャを適度な軟性にして
圧入し根管充填を行う。この時、この波の振幅、作用時
間は、操作者が作用物の性状を誘導金属の作用物への圧
などにて判断して決定しても良いし、挿入子ナビゲータ
ーの制御子のインピーダンス変化を計測しても良いし、
誘導金属の温度を温度センサーで計測して、それらの情
報の少なくとも一つ取り出して励起制御手段により高周
波の振幅、作用時間を制御しても良い。。
【0033】〔実施例の効果〕慢性病巣などを励起し
て、作用子である薬剤などの作用を上げる。また充填物
を励起して所定の作用を発揮させる。
【0034】〔変形例〕分極した物、電荷を帯びた物な
どを誘導しても良い。
【0035】上記の実施例では、歯科治療、診断を例と
したが、これを工業利用、医療利用にするかは、操作者
の自由で特に限定されるものではない。
【0036】挿入子は、探触子または、バーの様な切削
子などでも良いし、また、その性状は、液体、固体、流
動体、粉体、膜状、粘性体、粘弾性体、弾性体などでも
良い。また、それらの組み合わせでも良い。固体の場合
の一例としては、リーマー、ファイル等である。
【0037】挿入子の性状変化は、固体の場合、例えば
リーマー、ファイル等の挿入にあたって周囲組織との接
触により、その高周波特性が変化する等の変化を励起手
段にて検出しても良い。液体や流動体の場合も同様な操
作により、性状の変化を励起手段にて検出しても良い
し、個体〜流動体〜液体などの相転換を、共鳴のQなど
を計測する事により検出しても良い。また組織を励起し
て温罨法を施しても良いし、組織を励起して作用子を作
用させても良い。それらの場合共鳴波長に同調し、作用
させても良いし、故意に共鳴波長からずらして励起して
も良い。また挿入子のかわりに計測組織の性状変化を共
鳴のQなどの検出によって検出しても良い。Qの計測
は、高周波素子における既知の回路、方法を用いても良
い。
【0038】挿入子は、リーマー、ファイルを始めとし
て、位置測定が可能なら、どのような形状、物質、性状
でも良い。また各種断層機用の造影剤、材とともに挿入
子を挿入させても良い。さらに先端のみから高周波が放
出されるように先端部以外をシールドした挿入子を挿入
しても良い。
【0039】加える高周波は、パルス、連続波または複
数周波数使用など同様の効果が得られれば、どのような
波形またはどのようなスペクトルを有しても良い。また
挿入子に直接コードを取り付け、そこに直流または、交
流などの信号を添加して、この電場、または/と、磁
場、または/と、電磁場または/と、を制御子または受
信子にて、検出しても良い。複数周波数使用の場合組織
性状の電気的影響を除く事ができる場合がある。
【0040】根管拡大に使用したが、歯周ポケット測
定、カテーテルまたは各種プロービングなどの用途に使
用しても良いなど、使用目的は操作者の自由である。
【0041】高周波励起コイル16または受信コイル1
7のインピーダンスを、逆起電力またはブリッジ回路な
どのインピーダンス測定手段により計測し、その値を位
置決めの値に設定しても良い。また高周波励起コイルよ
りの挿入子への励起波変化を受信コイルにより受信して
位置情報としても良い。
【0042】ここでL要素(17、18、20、21、
22などなど)を使用すれば、磁場または/と電磁場
が、C要素(19など)を使用すれば電場、電磁場が挿
入子位置決定手段として使用できる。またLCアレイ図
23などを使用しても良い。これらの、どの要素を使用
しても良いし、また、どの組み合わせを使用しても良い
し、より精度を上げるために撮像とには不必要なL,C
要素を付加しても良い。電場、磁場のみの場合は、素子
への電力パターンは、直流となる。交流の場合は、パル
ス、バースト、連続波など目的にあわせて適時、設定す
れば良い。
【0043】制御子(受信子)は、2要素を使用しても
良いし、それ以上の要素を使用しても良い。挿入子の条
件によっては2要素の使用でも絶対位置が計測できる
し、多要素を使用すれば、絶対位置がより精度よく計測
できる。一例として、コイル18における各片側4要素
の計8要素のアンテナが、形成される。この時各要素の
アンテナ素子からの起電力またはインピーダンス変化を
高周波増幅し、各要素毎の電圧または電流または電力を
比較演算手段にて比較演算する。この結果、挿入子の空
間的位置を検出しても良い。もちろんアンテナ、コイル
16、17、20などを併用して、さらに精度を上昇さ
せても良い。
【0044】誘導手段を別に製作して付加しても良い。
また新たに必要な制御子、受信子は、取り外し可能でも
良いし、固定でも良い。さらにまた、ここで、制御子が
受信子と兼用する場合もあり、制御子が受信子である等
様々な場合が存在するが、同様な効果が得られれば特
に、この用語に限定をしない。
【0045】図1〜図8を始めとする挿入子ナビゲータ
ーの制御子、受信子、または新たに付加されたそれら等
によりあらゆる電場、磁場、電磁場を空間に生成できる
ので、どのような静的または動的フィールドをも実現可
能とする。また磁場制御物質、電場制御物質、電磁場制
御物質を使用すれば、さらに所望の空間に、所望のフィ
ールド、フィールドベクトルを生成できる。これは、す
べての実施例、変形例に適用しても良い。
【0046】これらフィールド生成は、一般式、FF
T,Waveletなどの解析解析的にもとめても良い
し、FEMなどの手法を利用して、その値を制御手段に
入力して使用しても良い。もちろん手動やカンで行って
も良い。
【0047】励起材、剤をFeなどの良導伝性金属イオ
ン、粉末または、良動性分子性物質などの添加により直
接励起しても良い
【0048】制御子は、受信子とそれぞれ兼用してもよ
いし、また独立していてもよい。またその形状は対が望
ましいが、対でもよいし対でなくてもよいし、クォドラ
チャー用の方向でもよい。そしてコイル、アンテナなど
の制御子の形状もループ、ロッド、ダイポール、コイ
ル、ヘルムホルツ、鞍形、ソレノイド、バードケージ、
スロットレゾネータ、LC共振回路のC中L中を利用す
るなど、どのような形を採用してもよい。
【0049】また励起、受信におけるアンテナを同一種
類または他種のタイプのコイルを複数組み合わせて用い
て複数の周波数を励起しても良いし、感度、計測速度を
上げても良い。コイル、アンテナ素子はその巻き数、個
数に制限はないし、空間的に独立または結合していても
よいし電気的に独立または結合していてもよい。また各
コイル、アンテナの相対的または絶対的な設置位置も実
施例や変形例の効果が得られればどのようなものでも良
い。また、励起用コイルまたはアンテナの出力には電
場、磁場、電磁場レンズを使用するなどしてさらに被計
測物体の計測部位にのみに対し励起を行ってもよい。
【0050】各々の制御子(受信子)の位置を適時調整
できるように、フレームの長さ、位置などを可変できる
スライド機構あるいは回転機構を備えていてもよいし、
固定型でもい。その時可変機構または固定機構に位置検
出機構を設けても良い。また制御子の位置は、局所でも
良いし、外部でもよいし、また、その組み合わせでも良
い。
【0051】本体と挿入子の位置は、多関節アーム、光
点、電場、磁場、電磁場などの追尾型相対位置検出機構
を取り付けその位置を計測し磁場パターンを解析しても
良いし、最適位置に収束させるように手動または自動で
行っても良い。自動の場合は、既知の位置決め用ロボッ
ト、テーブルなどの機構部品を使用しても良い。また生
体との空間位置を規定するために生体にも追尾型相対位
置検出機構を付与しても良い。これらの情報を使用し挿
入子の位置を求めても良い。また位置指標のためのコイ
ル、アンテナなどのLC要素に、外部より電場、磁場、
電磁場をパルス状に添加して、その再輻射波やエコーな
どを検出しても良い。
【0052】本体に光点、多間接アーム、共鳴指標など
の位置検出用の指標を設置しても良い。
【0053】支持体を作成して歯牙などの計測物に仮着
しても良い。支持体または本体などを簡易防湿、リーマ
ー、ファイル脱落、誤飲防止、切削子飛散防止として使
用してもよい。またインプラント、ドリリング、歯牙移
植、分割抜歯時のモニター、プロービング、根管長測
定、髄空開口、修復、骨密度計測、模型計測など被測定
物や使用法は、術者の自由である。また薬剤を電場、磁
場、電磁場により誘導しても良い。
【0054】外部にフレームを設置して、そこに制御子
(受信子)を設けても良い。また外部フレームにも本体
または挿入子との位置関係を規定、検出する機構を装備
しても良い。
【0055】固体、液体、流動体、粉体、薄膜体などの
シールド材を添加して周囲ノイズの除去または制御子な
どの部品から発生するノイズを除去しても良い。また支
持体と兼用しても良い。
【0056】予め計測されている歯牙形状、断層データ
などを使用しても良い。この場合ナビゲーションがリア
ルに行える。
【0057】制御子をコイルで作成する時は、その巻き
数、形状は、同様の効果が得られれば、どのような物で
も良い。
【0058】磁場解析を併用しても良い。
【0059】支持体は液体状または半固形様な流動体に
て磁場発生手段と被計測物の間だに供給しその後硬化さ
せ設置してもよいなど、支持体を先に製作しておいてそ
の後に磁場解析しても良い。この場合生体との相対位置
を三次元計測またはポイントマッチングにより整合して
おくのが望ましい。また既成の支持体をいくつか用意し
ても良いし、支持体には捕らわれずフリーハンドで行っ
てもよい。
【0060】送信または受信用のLC要素またはホール
素子などの単体またはアレイなどの集合体により電場ま
たは磁場または電磁場による各ユニットの空間的位置を
検出し磁場解析または各ユニットの位置調整を行いって
も良い。即ち各ユニットまたはそれらの構成部品から
は、自励的(映像パルスシーケンスまたはそれに無関係
な発振または励起など)または他励的(空間的に隔たっ
た場所に設置したコイルまたはアンテナまたは半導体な
どによる)により空間的または時間的またはそれらの両
者の混合パターンにて空間に電場または磁場または電磁
場が放出される。この場(フィールド)は空間的に違方
性を持っているのでこれらの場のパターンを検出するこ
とにより各ユニットや構成部品の位置が判明しこの位置
情報を基に磁場解析または各ユニットの位置調整が可能
となる。またこの時歯牙などの被測定物に自励的または
他励的な発振装置を設置すれば被計測物の動きも検出で
きる。
【0061】もし冷却が必要なら冷却手段を設置しても
良い。その場合冷却媒体はどのタイプのどの場所に取り
付けても良いし、水などの場合、口腔内に注水してもよ
いし、循環させても良い。
【0062】局所に挿入されたナビゲーターに対して電
磁気的な結合手段を備えてシールド効果をあげても良
い。遮蔽物質は、電場、磁場、電磁場のいずれか一つ
か、その組み合わせの磁性体などの吸収体、異種透磁率
または異種誘電率によるハイブリッド体などの反射体、
超伝導体などの不透過体などのいずれでも良い。
【0063】シールド材または造影材にMnなどの磁性
体などを添加しても良いし、しなくとも良い。添加する
場合は、Fe、Gdなども効果的である。Co,Ni,
Cu,Cr,Sr,Sm,Nd、なども添加しても良
い。また伝導性の金属(Alなど)、金属イオンなどを
添加しても良い。またシールド材や造影材の付与時は、
固体、液体、流動体、粘性体、弾性体、粘弾性体、薄膜
体、粉体など遮蔽や造影ができれば、どのような状態で
も良い。
【0064】Alなどでも良いし、それを薄膜にしたア
ルミ箔等でもよいなど、伝導性、電磁波吸収性などの遮
蔽効果を有する材質ならなんでも良い。また、その形状
もどのような物でもよいし、付与時の性状が変化しても
良い。一例として流動体で付与し、その後硬化して仮固
定されても良いなどである。この場合前述の支持子とし
て使用しても良い。
【0065】固体の場合はCAM技術や、印象による模
型上でのシールド体や、造影材などの形態形成を基本と
するなどの形成技術によって作成され挿入子ナビゲータ
ー装置に付与しても良い。これらを口腔内などの被計測
物体に適合させて使用する。
【0066】シールド材としてサラダオイル、シリコン
オイルなどのオイル(液体、粘性体として)を使用して
も良い。この場合は不要輻射が無いので良い。
【0067】水飴、アボガドオイル、コンデンスミルク
などを、粘性体のシールド材に使用しても良い。また冷
却水を口腔内に注水する場合には、この水を液体のシー
ルド材としても良いなど、周囲のH2Oを利用しても良
い。
【0068】ここで担体は、寒天、アルジネート、グリ
セリン、コラーゲン、石膏などの担体を使用しても良い
し、にかわ、片栗粉、葛、などの担体を使用しても良
い。(粘性体、粘弾性体、弾性体などの性状をもつ)こ
れらにH2Oを添加し挿入子ナビゲーターに供給、保
持、具備させてやれば、遮蔽手段、または/と、造影手
段を使用できる。また担体自身がシールド効果を持って
いても良い。また硬化させて付与しても良い。
【0069】ここで造影剤を高分子薄膜でおおい主磁石
の計測側に取り付けて撮影してもよい。
【0070】これらのシールド材、造影剤を単独で使用
しても良いし、また組み合わせて使用しても良い。また
繊維状に織り込む、繊維を担体として浸透させるなど様
々な形態、形状に加工して使用しても良い。さらにま
た、組織への仮固定材としても良いし、止血剤などとし
ても良い。もちろん計測外の組織侵襲防止材である事は
間違いない。
【0071】高周波励起した共鳴子を有する分子に振動
を与えて組織の性質を計測しても良い。またペルチェ素
子や、氷、冷水、ヒートパイプを使用して造影材や計測
組織を吸熱し感度を上げても良い。この場合吸熱の作用
部位または伝導路を、フレームに内蔵するか、独立させ
るかは自由である。
【0072】挿入子などにおける位置決定のための位置
決定手段は、ソフトで実現しても良いし、ハードで実現
しても良いなど、その達成方法は製作者の自由である。
また上記実施例または変形例は単独で実施しても良い
し、また組み合わせて実施しても良い。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】挿入子ナビゲーターのブロック図である。
【図2】挿入、誘導、励起の実施図である。
【図3】挿入子の一例である。
【図4】ナビゲーター本体の一例(すべての制御子が必
要では無い。)
【図5】ナビゲーター本体の一例(すべての制御子が必
要では無い。)
【図6】ナビゲーター本体の一例(すべての制御子が必
要では無い。)
【図7】ナビゲーター本体の一例(すべての制御子が必
要では無い。)
【図8】受信子と受信手段の一例で、受信子は様々な組
み合わせがある。
【符号の説明】
1 挿入子 2 本体 3 挿入口 4 翼部 5 歯牙 6 歯周組織 7 誘導子、材、剤 8 励起子、材、剤 9 光点(反射または自己発光型)付き挿入子の一例 10 共鳴指標付き挿入子の一例 11 電力供給線付き挿入子の一例 12 弾性的な挿入子の一例 13 挿入子の先端の一例 先端以外がシールドされて
いる例 14 挿入子の先端の一例 電送線路型挿入子 15 挿入子の先端の一例 4分割型挿入子 16 制御子の一例、励起子、受信子としても使用でき
る。 17 制御子の一例、受信子、励起子としても使用でき
る。 18 制御子の一例、受信子、励起子としても使用でき
る。 19 制御子の一例、受信子、励起子としても使用でき
る。 20 制御子の一例、受信子、励起子としても使用でき
る。 21 制御子の一例、受信子、励起子としても使用でき
る。 22 制御子の一例、受信子、励起子としても使用でき
る。 23 挿入子の先端、制御子などにも使用できる。 24 増幅手段 25 計測、制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入子を、生体を初めとする物体に挿入す
    る場合において、少なくとも一つ以上のフィールド制御
    子を、場の制御子として用いて、フィールド制御信号を
    フィールド制御子へ付与するフィールド制御手段より電
    場、磁場、電磁場または、そのいずれかの組み合わせに
    おける複合場を挿入子に付与して、挿入子の位置または
    性状変化を計測する挿入子ナビゲーター。
  2. 【請求項2】請求項1のナビゲーターにおいて、少なく
    とも1つ以上のフィールド受信子(制御子)を受信手段
    として使用する挿入子ナビゲーター。
  3. 【請求項3】少なくとも1つ以上のフィールド制御子を
    場の制御子として用いて、電場、磁場、電磁場または、
    そのいずれかの組み合わせにおける複合場により移動す
    るイオン、分極体、電荷体または磁性体などを始めとす
    る誘導性の物質を誘導するための誘導手段を、備える事
    を特徴とする挿入子ナビゲーター。
  4. 【請求項4】少なくとも1つ以上のフィールド制御子を
    場の制御子として用いて、電場、磁場、電磁場または、
    そのいずれかの組み合わせにおける複合場により、生体
    または生体以外の物質を励起するための励起手段を、備
    える事を特徴とする挿入子ナビゲーター。
JP27947297A 1997-09-25 1997-09-25 挿入子ナビゲーター Withdrawn JPH1199129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007065454A1 (fr) * 2005-12-05 2007-06-14 Bien-Air Holding Sa Accessoire pour appareil localisateur d’apex

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007065454A1 (fr) * 2005-12-05 2007-06-14 Bien-Air Holding Sa Accessoire pour appareil localisateur d’apex
US8152743B2 (en) 2005-12-05 2012-04-10 Bien-Air Holding Sa Accessory for apex locating apparatus

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