JPH1198591A - コアキシャルスピーカ - Google Patents

コアキシャルスピーカ

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JPH1198591A
JPH1198591A JP27364197A JP27364197A JPH1198591A JP H1198591 A JPH1198591 A JP H1198591A JP 27364197 A JP27364197 A JP 27364197A JP 27364197 A JP27364197 A JP 27364197A JP H1198591 A JPH1198591 A JP H1198591A
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cone
wall
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woofer
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Yuji Kubota
裕司 久保田
Takeshi Iwayama
健 岩山
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Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーン形スピーカのウーハとホーン形スピー
カのツィータとから成るコアキシャルスピーカにおい
て、ウーハの出力を損なうことなく、ツィータを構成す
るホーン開口部の口径を大きく取る。 【解決手段】 ツィータ2を構成するホーン21の開口
部21aを、ウーハ1を構成するコーン16の開口部1
6a周縁まで広げることによって、上記ホーン21の開
口部21aの口径を大きくする。そして、上記ホーン2
1の壁部21cに、ウーハ1の出力音を外部に通過させ
るための貫通孔21d、21d、・・・を複数設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低域用のスピーカ
ユニットの中心部に高域用のスピーカユニットを設けた
コアキシャルスピーカ(coaxial speaker :同軸スピー
カ)に関し、特に高域用のスピーカユニットとしてホー
ン形スピーカを用いたコアキシャルスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコアキシャルスピーカは、
低域用のスピーカユニットと高域用のスピーカユニット
との中心が同一であるため、明確な定位感を得るのに有
利であることが知られている。特に、このようなコアキ
シャルスピーカでは、高域用スピーカとして、高効率な
ホーン形スピーカを用いることが多く、このようなコア
キシャルスピーカとして、従来、例えば図6に示すよう
なものが知られている。なお、同図(a)は、スピーカ
全体の正面図、(b)は、(a)におけるA−A’断面
図である。そして、同図において、1が、低域用のスピ
ーカユニット、即ちウーハ(woofer)で、2が、高域用
のスピーカユニット、即ちツィータ(tweeter )であ
る。
【0003】このうち、ウーハ1は、一般によく知られ
ているコーン形のスピーカで構成されている。即ち、同
図(b)において、10は、中空部10aを有する円環
状のベースで、このベース10の中央に、上記中空部1
0aと同じ内径で、かつこの中空部10aに連通する中
空部11aを有する円筒状のポールピース11が結合さ
れている。そして、上記ベース10の上記ポールピース
11が結合されている側の面上には、上記ポールピース
11の周囲をこのポールピース11の外周壁から少し間
隔を隔てて囲む状態に、比較的に厚みのある円環状のマ
グネット12が載置されている。更に、このマグネット
12上には、上記ポールピース11の周囲をこのポール
ピース11の外周壁に近接した状態で囲むように、円環
状のプレート13が結合されており、これによって、マ
グネット12→ベース10→ポールピース11→プレー
ト13→マグネット12の順(または、これと逆の順)
でループする磁界上の閉ループを形成している。
【0004】そして、上記ポールピース11の外周壁と
プレート13の内周壁との間の狭い空間、即ち上記磁界
の閉ループ内に、薄い円筒状の巻芯14の一端側に捲着
されたボイスコイル15が、宙吊り状態で配置されてい
る。更に、上記巻芯14の他端側には、例えばカーブド
・コーン形のコーン16の頂部が結合されており、この
コーン16の開口部周縁には、エッジ17が形成されて
いる。なお、同図における18は、底のない概略椀状、
若しくはこの底のない椀の壁面の一部を切り欠いた形状
のフレーム(筐体)で、このフレーム18の底部(上記
椀の底に対応する部分)は、上述したプレート10に固
定されている。そして、このフレーム18の開口部周縁
(上記椀の縁に対応する部分)に、上記ホーン16のエ
ッジ17が、例えばガスケット19により固定されてい
る。また、フレーム18の内側の上記底部近傍に、スパ
イダ20を介して、上記巻芯14が結合されており、こ
れによって、上記ボイスコイル15の宙吊り状態が保持
されている。
【0005】一方、ツィータ2は、上述したようにホー
ン形のスピーカで構成されている。このホーン形スピー
カを構成するホーン21は、その断面形状が、同図
(b)に示すように、エクスポーネンシャル形であり、
その開口部(マウス)21aの正面形状は、同図(a)
に示すように、8角形である。そして、このツィータ2
は、上記ホーン21の開口部21aを、上記コーン16
の開口部16aと同じ方向に向けた状態で、上記コーン
16の内側略中央に配置されている。そして、ホーン2
1のスロート部21bを、上述したコーン形スピーカ1
のポールピース11及びベース10にそれぞれ設けられ
た中空部11a及び10aに嵌合させた状態で保持され
ており、このスロート部21bに、このツィータ2用の
ドライバ22が結合されている。
【0006】このドライバ22は、一般によく知られて
いるホーン形スピーカ用のドライバユニットと同様のも
のである。即ち、同図(b)に示すように、このドライ
バ22は、上記スロート部21bの内径と略同じ径の中
空部23aを有する円環状のベース23を備えており、
このベース23の一面(同図(b)における上方の面)
に、上記スロート部21bが結合されている。そして、
このベース23の他面、即ちスロート部21bが結合さ
れた側とは反対側の面の中央には、このベース23の中
空部23aと同じ内径で、かつこの中空部23aに連通
する中空部24aを有する円筒状のポールピース24が
結合されている。更に、ベース23の上記ポールピース
24が結合されている側の面には、上記ポールピース2
4の周囲をこのポールピース24の外周壁から少し間隔
を隔てて囲む状態に、円環状のマグネット25が結合さ
れている。そして、このマグネット25の上記ベース2
3が位置する側とは反対側の面には、上記ポールピース
24の周囲をこのポールピース24の外周壁に近接した
状態で囲むように、円環状のプレート26が結合されて
おり、これによって、マグネット25→ベース23→ポ
ールピース24→プレート26→マグネット25の順
(または、これと逆の順)でループする磁界上の閉ルー
プを形成している。
【0007】そして、上記ポールピース24の外周壁と
プレート26の内周壁との間の狭い空間、即ち上記磁界
上の閉ループ内に、ボイスコイル27が、宙吊り状態で
配置されており、このボイスコイル27に、ドーム形の
振動板28が、その凸面を上記ホーン21とは反対の方
向に向けた状態で結合されている。なお、この振動板2
8の周縁端部は、弾性体28aを介して上記プレート2
6に固定されている。更に、この振動板28の凹面側で
あって、かつ上記スロート部21b内に連通するベース
23及びポールピース24の各中空部23a及び24a
内には、この振動板28の中央部から放射される音波の
位相と周辺部から放射される音波の位相とのずれを揃え
るためのイコライザ29が設けられている。そして、振
動板28は、これを外力から保護するために、保護カバ
ー30により覆われている。
【0008】なお、図6(a)において、このコアキシ
ャルスピーカの前面の周縁に設けられている4つの円孔
40、40、・・・は、このスピーカを例えば天井や
壁、或いはエンクロージャ等に取り付ける際の取付孔で
ある。
【0009】上記のように、このコアキシャルスピーカ
によれば、ウーハ1とツィータ2との中心を同一として
いるので、明確な定位感が得られ、かつツィータ2とし
てホーン形スピーカを用いているので、高域における高
効率化を実現できるという利点がある。しかし、その反
面、ウーハ1の内側にツィータ2を設け、かつツィータ
2としてホーン形スピーカを用いるという上記構造を採
用することによって、次のような問題を生じる。
【0010】即ち、ツィータ2を構成するホーン21の
開口部21aの口径を大きくすると、その分、ウーハ1
(コーン16)の表面が覆われて、このウーハ1の出力
が損なわれる。従って、ホーン21の開口部21aをあ
まり広げることができない。このように、ホーン21の
開口部21aの寸法が制限されると、例えば、ドライバ
22側に掛かる放射インピーダンスの乱れを軽減すると
いうホーン形スピーカの特徴を十分発揮できず高い効率
が得られなかったり、或いはホーン21の開口部21a
の周縁(エッジ)において、このツィータ2の出力する
音波に乱れが生じる等の問題が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明が解決し
ようとする問題点は、上記従来のコアキシャルスピーカ
では、ツィータ2を構成するホーン21の開口部21a
を、十分な大きさに広げることができないという点であ
る。
【0012】そこで、本発明は、ウーハの出力を損なう
ことなく、ツィータを構成するホーンの開口部を十分な
大きさに広げることのできるコアキシャルスピーカを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、第1
の周波数帯域の音波を出力するコーン形スピーカと、こ
のコーン形スピーカのコーンの内側略中央にこのコーン
の表面と間隔を隔てて設けられ、このコーンの開口部と
略同じ方向に向かって開口するホーンを有し、上記第1
の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域の音波を出力
するホーン形スピーカと、を具備し、上記ホーンを形成
する壁面によって、上記コーンの開口部を覆うと共に、
上記ホーンを形成する壁面に、この壁面の一面から他面
に貫通する貫通孔を複数設けたことを特徴とするもので
ある。
【0014】本請求項1に記載の発明によれば、コーン
形スピーカは、第1の周波数帯域、例えば低域の音波を
出力するウーハとして機能する。一方、ホーン形スピー
カは、上記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯
域、例えば高域の音波を出力するツィータとして機能す
る。そして、ツィータは、ウーハの内側略中央に配置さ
れており、即ち、これらウーハとツィータとは、それぞ
れの中心が同一とされている。
【0015】ここで、ツィータを構成するホーン形スピ
ーカのホーンは、その壁面、即ち開口部が、上記ウーハ
を構成するコーン形スピーカの開口部を覆う程度に、十
分な大きさにまで広げられている。従って、例えば、ド
ライバ側に掛かる放射インピーダンスの乱れを軽減する
というこのホーン形スピーカの特徴を十分に発揮でき
る。また、ホーンの開口部周縁において、このホーン形
スピーカ(ツィータ)の出力する音波に乱れが生じるの
を防ぐこともできる。そして、このように、ホーンの壁
部によってウーハの開口部を覆っているものの、上記ホ
ーンの壁部には、その一面から他面に貫通する貫通孔を
複数設けているので、ウーハの出力する音波は、これら
複数の貫通孔を介して、外部に出力される。従って、ウ
ーハの出力が損なわれることはない。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明のコアキシャルスピーカにおいて、上記ホーンを
形成する壁面が、上記コーンの開口部と同じ方向に向か
って該ホーン内の空間を徐々に開口させる第1の壁部
と、この第1の壁部によって形成されたホーンの開口部
周縁の外方と、上記コーンの開口部周縁の内方と、の間
の空間を覆うと共に、上記各貫通孔が穿設された第2の
壁部と、によって構成されたものである。
【0017】なお、ここで言う第1の壁部が、ホーン形
スピーカのドライバの出力音を外部に伝搬させる音響管
に対応する。そして、第2の壁部は、この音響管の開口
部周縁の外方と、上記コーンの開口部周縁の内方と、の
間の空間を塞ぐと共に、上記各貫通孔が穿設されたもの
であって、例えば上記各貫通孔が穿設された板状体等に
よって構成できる。
【0018】即ち、本請求項2に記載の発明によれば、
第1の壁部によって構成されたホーンの開口部周辺に、
第2の壁部によって一種のバッフルが設けられたのと略
等価な状態となる。従って、ホーンの開口部周縁におい
て、このホーンから出力される音波に乱れが生じるのを
抑制できる。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明のコアキシャルスピーカにおいて、上記
コーンの表面と、このコーン表面側に面する上記ホーン
の壁面との間隔を、近接させたものである。
【0020】上記請求項1及び2に記載の発明のコアキ
シャルスピーカのように、ツィータを構成するホーンに
貫通孔を設けても、このホーンの壁面と、ウーハを構成
するコーンの表面との間隔が大きい場合には、これら両
者間の空間に存在する空気が、エアクッションとして作
用することがある。この場合、ウーハによる空気の振
動、即ちウーハの出力音が、上記エアクッションに吸収
されてしまい、結果的に、ウーハの出力音が外部に出力
されなくなることがある。これに対して、本請求項3に
記載の発明によれば、ホーンの壁面と、ウーハを構成す
るコーン表面とが、互いに近接しているので、これら両
者間の空間が上記のようなエアクッションとして作用す
るのを抑制できる。
【0021】また、上記のように、ホーンの壁面とコー
ン表面との間隔を狭くすることによって、ウーハから出
力される音波が干渉し合う。このとき、上記間隔(距
離)に応じた波長の音波、即ち比較的に高周波数の音波
が、互いに打ち消し合って、この高周波数の音波は、外
部に出力されなくなる。即ち、ウーハとツィータとから
成るコアキシャルスピーカにおいては、不要とも言える
ウーハの高周波成分が、外部に出力されなくなる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明のコアキシャルスピーカにおいて、上記コーンの
振動方向における上記コーンの表面とこのコーン表面側
に面する上記ホーンの壁面との間隔を、上記コーン表面
と上記ホーンの壁面との各位置、即ちウーハの前面の各
位置において、略均一にしたものである。
【0023】本請求項4に記載の発明によれば、ホーン
の壁面とコーン表面との間隔、即ち微小ではあるが上記
エアクッションとして作用する部分及び一種の高周波除
去装置として機能する部分とが、ウーハ前面の各位置に
おいて均一である。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の発明のコアキシャルスピーカにおい
て、上記各貫通孔を、上記ホーンの略中央周辺から放射
状に細長く伸延するスリット状に形成したものである。
【0025】本請求項5に記載の発明によれば、上記各
貫通孔が、スリット状の孔であり、これら各スリット
は、ホーンの中央周辺から放射状に、即ちホーンの中央
を中心として点対称状に、形成(配置)されている。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5に記載の発明のコアキシャルスピーカに
おいて、上記ホーンを、プラスチック製としたものであ
る。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明のコアキシャルスピーカにおいて、上記コアキシ
ャルスピーカが、これを収容するフレームを備えたもの
であって、上記ホーンの開口部周縁に、該フレームと共
通の取付孔、例えば固定用ネジ孔を設けたものである。
【0028】即ち、本請求項7に記載の発明のコアキシ
ャルスピーカを、例えば天井や壁等に設置する際には、
上記取付孔を介して、例えばネジ止めすればよい。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に係るコアキシャルスピー
カの一実施の形態について、図1及び図2を参照して説
明する。
【0030】図1は、本実施の形態のスピーカの構成を
示す図で、(a)は、スピーカ全体の正面図、(b)
は、(a)におけるB−B’断面図である。同図に示す
ように、この本実施の形態のスピーカが、上述した図6
に示す従来のスピーカと異なるところは、ツィータ2を
構成するホーン21の壁部21cに厚みを付けると共
に、このホーン21の開口部21aの周縁、厳密にはこ
の開口部21aに面する上記壁部21cの周縁を、ウー
ハ1を構成するコーン16の開口部16a周縁まで広
げ、これによって、上記ホーン21の壁部21cにより
上記コーン16の開口部16aを覆う状態に構成したと
ころである。
【0031】そして、上記ホーン21の壁部21cに
は、ホーン21の中央周辺、詳しくはホーン21の開口
部21aの周辺から、放射状に細長く伸延するスリット
状の貫通孔21d、21d、・・・を、複数設けてい
る。従って、ウーハ1のコーン16表面は、上記ホーン
21の壁部21cによって覆われているものの、このコ
ーン16による出力音は、上記各貫通孔21d、21
d、・・・を介して、外部に出力される。なお、これ以
外の構成については、上記図6の従来技術と同様である
ので、これら同等部分には、上記図6と同一符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0032】即ち、本実施の形態によれば、上記のよう
に、ツィータ2を構成するホーン形スピーカのホーン2
1の開口部21aを、ウーハ1を構成するコーン形スピ
ーカのコーン16の開口部16aを覆う程度にまで広げ
ている。そして、ウーハ1の出力が損なわれることのな
いように、上記ホーン21の壁部21cに、ウーハ1の
出力音を外部に通過させるための複数の貫通孔21d、
21d、・・・を設けている。従って、ウーハ1の出力
を損なうことなく、ツィータ2を構成するホーン21の
開口部21aを十分な大きさに広げることができる。
【0033】よって、例えばツィータ2のドライバ22
側に掛かる放射インピーダンスの乱れを軽減するという
このツィータ2を構成するホーン形スピーカの特徴を十
分に発揮できる。また、ホーン21の開口部21a周縁
において、このツィータ2の出力音に乱れが生じるのを
防ぐこともでき、即ち、上述した従来技術における問題
点を解消できる。
【0034】ところで、上記ホーン21の壁部21c
は、本実施の形態においては、これを例えば発泡ポリス
チレン製としている。これにより、量産化に対応でき、
また、スピーカ全体の軽量化を実現できる。勿論、この
発泡ポリスチレン以外の材質、例えばアクリル等のプラ
スチックや、各種金属等を用いてもよいが、この場合、
上記のように、量産化及び軽量化の両方を共に実現でき
ないことがあることは言うまでもない。
【0035】そして、本実施の形態においては、上記ホ
ーン21の壁部21cに厚みを付けることによって、こ
の壁部21cの上記コーン16に面する側の壁面と、こ
のコーン16の表面との間隔(クリアランス)を、狭く
している。ここで、もし、例えば上記ホーン21の壁部
21cに厚みを付けない等により、この壁部21c表面
とコーン16表面との間隔αを広くした場合には、これ
ら両者間の空間に存在する空気が、エアクッションとし
て作用することがある。この場合、ウーハ1(コーン1
6)による空気の振動、即ちウーハ1の出力音が、上記
エアクッションに吸収されてしまい、結果的に、ウーハ
1の出力音が外部に出力されなくなることがある。これ
に対して、本実施の形態においては、上記のようにホー
ン21の壁部21c表面とコーン16表面との間隔を狭
くしているので、これら両者間の空間が上記のようなエ
アクッションとして作用するのを抑制できる。
【0036】また、上記のように、ホーン16の壁部1
6c表面とコーン16表面との間隔を狭くすることによ
って、ウーハ1(コーン16)から出力される音波が干
渉し合う。このとき、上記狭い間隔(距離)に応じた波
長の音波、即ち比較的に高周波数の音波が、互いに打ち
消し合うので、この高周波数の音波は、外部に出力され
なくなる。即ち、ウーハ1とツィータ2とから成るコア
キシャルスピーカにおいては、不要とも言えるウーハ1
の高周波成分が、外部に出力されなくなるので、より理
想的な出力音を期待できる。
【0037】なお、上記ホーン21の壁部21c表面と
コーン16表面との間隔は、図2に示すように、コーン
16の振動方向において、ホーン21の壁部21c表面
とコーン16表面との各位置、即ちウーハ1の前面で、
均一(即ち同図においてα=α’)とされている。従っ
て、コーン16の表面から垂直な方向に対する上記ホー
ン21の壁部21c表面との間隔β及びβ’は、ウーハ
1前面の場所によっては異なる(即ちβ≠β’となる)
ことになる。なお、ここでは、ウーハ1(コーン16)
の直径が、例えば25cmであるとき、上記コーン16
の振動方向における間隔α(またはα’)を、例えばα
=6mmとしている。
【0038】このように、コーン16の振動方向におけ
る上記ホーン21の壁部21c表面とコーン16の表面
との間隔α(またはα’)を、ウーハ1の前面の各位置
において均一とすることによって、微小ではあるが上記
エアクッションとして作用する部分及び一種の高周波除
去装置として機能する部分の均一性を図ることができ
る。従って、ウーハ1の出力音として、均一性の取れた
高音質の音を得ることができる。
【0039】更に、本実施の形態においては、上記のよ
うに、ウーハ1の出力音を通過させる各貫通孔21d、
21d、・・・を、ホーン21の中央(詳しくは開口部
21a周辺)から放射状に、即ちホーン21の中央を中
心として点対称に、設けている。従って、例えば上記各
貫通孔21d、21d、・・・を単なる丸孔とし、これ
らを不規則(ランダム)に設けた場合に比べて、上記ウ
ーハ1の出力音を、均一にかつ効率よく、外部に出力さ
せることができる。
【0040】そして、上記図1(a)において、ホーン
21の開口部21aに面する壁部21c周縁に設けられ
ている切り欠き付きの4つの円孔50、50、・・・
は、このコアキシャルスピーカを例えば天井や壁、或い
はエンクロージャ等に取り付ける際の取付孔で、上述し
たフレーム18と共通の取付孔とされている。従って、
このコアキシャルスピーカを、上記天井や壁、エンクロ
ージャ等に取り付ける際には、上記各取付孔50、5
0、・・・を介して例えばネジ止めすればよい。特に、
このスピーカを天井や壁面に取り付ける場合、即ちこの
スピーカを天井スピーカや壁埋込形スピーカとして使用
する場合には、上記ホーン21(壁部21c)表面が、
パンチング・ネット(取付ネット)として機能するの
で、このパンチングネットを別に設ける必要もない。
【0041】なお、図1に示すコアキシャルスピーカに
おいては、コーン16の形状を、カーブド・コーン形と
しているが、これに限らず、例えばフラット・コーン形
やパラボリック・コーン形等の他の形状としてもよい。
また、ホーン21についても、その形状を、エクスポー
ネンシャル形としたが、これ以外のパラボリック形やコ
ニカル形、或いはハイ・パボリック形としてもよい。
【0042】そして、ウーハ1及びツィータ2用の各ド
ライバ部分は、図1(b)に示すような構造に限定され
るものではない。即ち、上記図1による各ドライバ部分
は、ダイナミック(動電)形のものであるが、これ以外
の、例えばマグネチック(電磁)形やコンデンサ(静
電)形等、他の構造としてもよい。
【0043】また、図1(b)に示すように、ツィータ
2のドライバ22を、ウーハ1の後部(同図(b)にお
ける下方)、即ちウーハ1の外方に設けたが、このドラ
イバ22を含むツィータ2全体を、ウーハ1内に、即ち
ウーハ1を構成するコーン16の内側の空間内に配置し
てもよい。
【0044】更に、上記図1から判るように、ホーン2
1の壁部21cについては、これを一体に形成するので
はなく、例えばこのホーン21の内部、即ちドライバ2
2から出力された音波を外部へ導く音響管として機能す
る部分21eと、この部分21eが形成する開口部21
a周縁とコーン16の開口部16a周縁とに面する部分
21fとを、それぞれ別個の部品で構成してもよい。こ
の場合、上述した図6に示す従来のコアキシャルスピー
カに対して、上記ホーン21の開口部21a周縁の外方
とコーン16の開口部16a周縁の内方との間の空間を
塞ぐように、例えば各貫通孔21d、21d、・・・が
穿設された板状体、若しくはこの板状体に厚みを設けた
ものを追加すればよい。
【0045】これによって、上記ホーン21の開口部2
1a周縁に所謂バッフルを設けたのと略等価な状態とな
り、よって、このホーン21の開口部21a周縁におい
て、ホーン21からの出力音に乱れが生じるのを抑制で
き、即ち上記と同様な効果を奏する。なお、この場合、
上記音響管として機能する部分21eが、特許請求の範
囲に記載の第1の壁部に対応し、上記各開口部16a及
び21aに面する部分21fが、第2の壁部に対応す
る。
【0046】
【実施例】上述した実施の形態のコアキシャルスピーカ
の実施例として、その性能検査を行なった結果を、図3
から図5に示す。
【0047】図3は、ウーハ1の出力をOFFして(ウ
ーハ1の入力を零として)、ツィータ2のみの出力を正
面(0度)で測定した周波数特性図で、同図における実
線のグラフが、本発明に係る実施の形態の測定結果、点
線のグラフが、上記従来技術の測定結果である。
【0048】この図3から、従来技術によれば、約5k
Hz以上という比較的に高い周波数領域において、その
特性が乱れている(上下にばらついている)ことが判
る。これに対して、本発明に係る実施の形態によれば、
上記従来技術程の大きい乱れは生じておらず、比較的に
安定した特性が得られていることが判る。
【0049】図4は、ウーハ1の出力をOFFして(ウ
ーハ1の入力を零として)、ツィータ2のみの出力を測
定したもので、(a)は、ツィータ2の正面(0度)に
おける音圧レベルを基準として、左右15度における音
圧レベルを相対的に表わした周波数特性図、(b)は、
ツィータ2の正面(0度)における音圧レベルを基準と
して、左右30度における音圧レベルを相対的に表わし
た周波数特性図である。そして、各図における実線のグ
ラフが、本発明に係る実施の形態の測定結果、点線のグ
ラフが、上述した従来技術の測定結果である。なお、こ
のツィータ2については、周波数が200Hzから20
kHzまでの間を、測定対象としている。
【0050】上記図4から、約2kHz以上の周波数、
即ちこのツィータ2が受け持つ周波数領域において、従
来技術によれば、その特性が乱れている(上下にばらつ
いている)ことが判る。これに対して、本発明に係る実
施の形態によれば、上記従来技術のような乱れは生じて
おらず、比較的に安定した特性が得られていることが判
る。
【0051】また、図5に、ウーハ1の出力特性を示
す。同図は、ツィータ2の出力をOFFして(ツィータ
2の入力を零として)、ウーハ1のみの出力をウーハ1
の正面(0度)で測定した周波数特性図で、同図におけ
る実線のグラフが、本発明に係る実施の形態の測定結
果、点線のグラフが、上記従来技術の測定結果である。
【0052】この図5から、従来技術によれば、上記ツ
ィータ2が受け持つ2kHz以上の周波数領域において
も、比較的に大きい音圧レベルとなっている。これに対
して、本発明に係る実施の形態によれば、上記ツィータ
2とのクロスオーバ周波数となる2kHz付近で、音圧
レベルが持ち上がり、この2kHz以上の周波数領域に
おいては、上記従来技術に比べて、急激にレベルが降下
することが判る。即ち、本発明に係る実施の形態によれ
ば、本来ツィータ2が受け持つ周波数領域において、ウ
ーハ1の出力を抑制できることが判る。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明の
コアキシャルスピーカによれば、ツィータを構成するホ
ーン形スピーカのホーンの開口部を、ウーハを構成する
コーン形スピーカの開口部を覆う程度にまで広げてい
る。そして、ウーハの出力が損なわれることのないよう
に、上記ホーンの壁面に、ウーハの出力音を外部に通過
させるための複数の貫通孔を設けている。従って、ウー
ハの出力を損なうことなく、ツィータを構成するホーン
の開口部を十分な大きさに広げることができる。これに
よって、例えばドライバ側に掛かる放射インピーダンス
の乱れを軽減するというツィータを構成するホーン形ス
ピーカの特徴を十分に発揮でき、また、ホーンの開口部
周縁において、このホーン形スピーカの出力する音波に
乱れが生じるのを防ぐこともできる。即ち、上述した従
来技術における問題点を解消できるという効果がある。
【0054】請求項2に記載の発明のコアキシャルスピ
ーカによれば、音響管として機能する第1の壁部によっ
て構成されたホーンの開口部周辺に、第2の壁部によっ
て一種のバッフルが設けられたのと略等価な状態が形成
される。従って、ホーンの開口部周縁において、このホ
ーンから出力される音波に乱れが生じるのを抑制でき、
即ち上記請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
また、上記音響管として機能する第1の壁部は、上述し
た図6に示す従来のコアキシャルスピーカにおけるホー
ン21に対応するので、このホーン21に対して、上記
バッフルとして機能する第2の壁部を設けるだけで、上
記請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0055】請求項3に記載の発明のコアキシャルスピ
ーカによれば、ツィータを構成するホーンの壁面と、ウ
ーハを構成するコーンの表面との間隔を狭くしている。
従って、これら両者間の空間に存在する空気が、ウーハ
の出力音を吸収するというエアクッションとして作用す
るのを抑制でき、ウーハの出力効率を向上させることが
できるという効果がある。また、このように、ホーンの
壁面とコーン表面との間隔を狭くすることによって、こ
の狭い間隔に応じた波長の短い音波、即ちウーハとツィ
ータとから成るコアキシャルスピーカにおいては不要と
も言えるウーハの高周波成分を、打ち消すことができる
という効果もある。
【0056】請求項4に記載の発明のコアキシャルスピ
ーカによれば、ホーンの壁面とコーン表面との間隔、即
ち微小ではあるが上記エアクッションとして作用する部
分及び一種の高周波除去装置として機能する部分とが、
ウーハ前面の各位置において均一である。従って、ウー
ハの出力音として、均一性の取れた質のよい音を得るこ
とができるという効果がある。
【0057】請求項5に記載の発明のコアキシャルスピ
ーカによれば、各貫通孔が、スリット状の孔であり、こ
れら各スリットは、ホーンの中央周辺から放射状に、即
ちホーンの中央を中心として点対称状に、形成(配置)
されている。従って、例えば上記各貫通孔を単なる丸孔
とし、これらを不規則に形成(配置)した場合に比べ
て、上記ウーハの出力音を、均一にかつ効率よく、外部
に出力させることができるという効果がある。
【0058】請求項6に記載の発明のコアキシャルスピ
ーカにおいては、ホーンをプラスチック製としているの
で、スピーカの量産化に有利であるという効果がある。
また、このプラスチックを、例えば発泡ポリスチレン等
とすることにより、軽量化も実現できる。
【0059】請求項7に記載の発明のコアキシャルスピ
ーカによれば、上記プラスチック製のホーンの開口部周
縁に、スピーカフレームと共通の取付孔を設けているの
で、このスピーカを、例えば天井や壁、或いはエンクロ
ージャ等に取り付けるのに都合がよいという効果があ
る。特に、このスピーカを天井や壁に取り付ける場合、
即ちこのスピーカを天井スピーカや壁埋込形スピーカと
して使用する場合には、上記ホーンが、パンチング・ネ
ット(取付ネット)として機能するので、このパンチン
グネットを別に設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコアキシャルスピーカの一実施の
形態を示す図で、(a)は、正面図、(b)は、(a)
におけるB−B’断面図である。
【図2】図1(b)の部分拡大図である。
【図3】同実施の形態の実施例としてツィータの周波数
特性を表わしたグラフである。
【図4】同実施の形態の実施例としてツィータの周波数
特性を表わしたグラフで、(a)は、ツィータの正面
(0度)の音圧レベルを基準としたときの左右15にお
ける音圧レベルを相対的に表わしたグラフ、(b)は、
上記正面の音圧レベルを基準としたときの左右30にお
ける音圧レベルを相対的に表わしたグラフである。
【図5】同実施の形態の実施例としてウーハの周波数特
性を表わしたグラフである。
【図6】従来のコアキシャルスピーカの一例で、(a)
は、正面図、(b)は、(a)におけるA−A’断面図
である。
【符号の説明】
1 ウーハ 2 ツィータ 16 コーン 16a 開口部 21 ホーン 21a 開口部 21c 壁部 21d 貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数帯域の音波を出力するコー
    ン形スピーカと、 このコーン形スピーカのコーンの内側略中央にこのコー
    ンの表面と間隔を隔てて設けられ、このコーンの開口部
    と略同じ方向に向かって開口するホーンを有し、上記第
    1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域の音波を出
    力するホーン形スピーカと、を具備し、 上記ホーンを形成する壁面によって、上記コーンの開口
    部を覆うと共に、上記ホーンを形成する壁面に、この壁
    面の一面から他面に貫通する貫通孔を複数設けたことを
    特徴とするコアキシャルスピーカ。
  2. 【請求項2】 上記ホーンを形成する壁面が、 上記コーンの開口部と同じ方向に向かって該ホーン内の
    空間を徐々に開口させる第1の壁部と、 この第1の壁部によって形成されたホーンの開口部周縁
    の外方と、上記コーンの開口部周縁の内方と、の間の空
    間を覆うと共に、上記各貫通孔が穿設された第2の壁部
    と、によって構成された請求項1に記載のコアキシャル
    スピーカ。
  3. 【請求項3】 上記コーンの表面と、このコーン表面側
    に面する上記ホーンの壁面との間隔を、近接させた請求
    項1または2に記載のコアキシャルスピーカ。
  4. 【請求項4】 上記コーンの振動方向における上記コー
    ンの表面とこのコーン表面側に面する上記ホーンの壁面
    との間隔を、上記コーン表面と上記ホーンの壁面との各
    位置において略均一にした請求項3に記載のコアキシャ
    ルスピーカ。
  5. 【請求項5】 上記各貫通孔を、上記ホーンの略中央周
    辺から放射状に細長く伸延するスリット状に形成した請
    求項1、2、3または4に記載のコアキシャルスピー
    カ。
  6. 【請求項6】 上記ホーンを、プラスチック製とした請
    求項1、2、3、4または5に記載のコアキシャルスピ
    ーカ。
  7. 【請求項7】 上記コアキシャルスピーカが、これを収
    容するフレームを備えたものであって、上記ホーンの開
    口部周縁に、該フレームと共通の取付孔を設けた請求項
    6に記載のコアキシャルスピーカ。
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