JPH1198110A - 同期捕捉回路 - Google Patents
同期捕捉回路Info
- Publication number
- JPH1198110A JPH1198110A JP9258279A JP25827997A JPH1198110A JP H1198110 A JPH1198110 A JP H1198110A JP 9258279 A JP9258279 A JP 9258279A JP 25827997 A JP25827997 A JP 25827997A JP H1198110 A JPH1198110 A JP H1198110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- synchronization position
- register
- shift register
- known data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路規模を増大させることなく拡散ゲインを
稼ぐことを可能にする。 【解決手段】 マッチドフィルタ12により予め定めた
拡散符号で逆拡散された相関値が得られ、タイミング生
成部13は、その相関値の大きいものを同期位置候補と
して選び出し、シフトレジスタ14はその同期位置候補
の位置タイミングに従ってマッチドフィルタの出力をレ
ジスタに書き込むとともに、レジスタ値を出力する。積
和部16はシフトレジスタ14のレジスタ値の内、同一
の同期位置候補のレジスタ値に対して既知データに対応
した係数を掛け合わせた後に加算して出力する。判定部
17は積和部16の出力から同期位置を判定する。
稼ぐことを可能にする。 【解決手段】 マッチドフィルタ12により予め定めた
拡散符号で逆拡散された相関値が得られ、タイミング生
成部13は、その相関値の大きいものを同期位置候補と
して選び出し、シフトレジスタ14はその同期位置候補
の位置タイミングに従ってマッチドフィルタの出力をレ
ジスタに書き込むとともに、レジスタ値を出力する。積
和部16はシフトレジスタ14のレジスタ値の内、同一
の同期位置候補のレジスタ値に対して既知データに対応
した係数を掛け合わせた後に加算して出力する。判定部
17は積和部16の出力から同期位置を判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散技
術を用いた通信システムの受信機における同期捕捉回路
に関するものである。
術を用いた通信システムの受信機における同期捕捉回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この技術としては、例えば次の文
献に記載されているように、マッチドフィルタの出力を
メモリに蓄えた後判定を行う方法がある。 (文献)樋口健一、佐和橋衛、安達文幸、“DS−CD
MA基地局間非同期セルラ方式におけるロングコードの
2段階高速初期同期法”、電子情報通信学会信学技報、
RCS96−12、p27−32、1996年5月
献に記載されているように、マッチドフィルタの出力を
メモリに蓄えた後判定を行う方法がある。 (文献)樋口健一、佐和橋衛、安達文幸、“DS−CD
MA基地局間非同期セルラ方式におけるロングコードの
2段階高速初期同期法”、電子情報通信学会信学技報、
RCS96−12、p27−32、1996年5月
【0003】以下に上記文献で提案されている同期捕捉
について説明する。送信側において、送信する情報デー
タの間に予め定められた既知データを挿入した送信デー
タを各基地局で異なるロングコードと基地局共通のショ
ートコードとで拡散して送信するシステムにおいて、予
め定められた既知データの部分だけロングコードで拡散
しない部分を設けておく。このような構成を取ることに
より、受信機側では、ショートコードをタップ係数とす
るマッチドフィルタで待ち受けて受信することができる
ようになり、その結果をメモリに蓄えた後にパワーの大
きい位置をロングコードの同期位置と判定している。
について説明する。送信側において、送信する情報デー
タの間に予め定められた既知データを挿入した送信デー
タを各基地局で異なるロングコードと基地局共通のショ
ートコードとで拡散して送信するシステムにおいて、予
め定められた既知データの部分だけロングコードで拡散
しない部分を設けておく。このような構成を取ることに
より、受信機側では、ショートコードをタップ係数とす
るマッチドフィルタで待ち受けて受信することができる
ようになり、その結果をメモリに蓄えた後にパワーの大
きい位置をロングコードの同期位置と判定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の通信システムにおいては拡散ゲインを稼ぐために、上
記文献に記載されているように1フレーム区間に1シン
ボルの既知データではなく、複数シンボルの既知データ
を連続して挿入することが考えられる。そのような場合
には、マッチドフィルタの出力結果を蓄えておくメモリ
を1シンボル分用意しておき、既知データ区間加算した
後そのパワーを演算して同期位置を判定しなければなら
ず、回路規模が増大するという問題点が生じる。
の通信システムにおいては拡散ゲインを稼ぐために、上
記文献に記載されているように1フレーム区間に1シン
ボルの既知データではなく、複数シンボルの既知データ
を連続して挿入することが考えられる。そのような場合
には、マッチドフィルタの出力結果を蓄えておくメモリ
を1シンボル分用意しておき、既知データ区間加算した
後そのパワーを演算して同期位置を判定しなければなら
ず、回路規模が増大するという問題点が生じる。
【0005】このようなことから、回路規模を増大させ
ることなく拡散ゲインを稼ぐことを可能にした同期捕捉
回路の開発が望まれていた。
ることなく拡散ゲインを稼ぐことを可能にした同期捕捉
回路の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期捕捉回
路は、送信側で、送信する情報データの間に予め定めら
れた既知データを挿入し、既知データの区間を予め定め
られた拡散符号で拡散して送信するスペクトル拡散技術
を用いた通信システムの受信機において、予め定められ
た拡散符号をタップ係数として受信信号の相関値を求め
て出力するマッチドフィルタと:マッチドフィルタの出
力から同期位置候補を判定し、判定された同期位置のタ
イミングを出力するタイミング生成部と:タイミング生
成部の出力に従って、マッチドフィルタの出力を書き込
むとともに、レジスタ値を出力するシフトレジスタと:
シフトレジスタのレジスタ値の内、同一の同期位置候補
のレジスタ値に対して前記既知データに対応した係数を
掛け合わせた後に加算する積和部と:積和部の出力から
同期位置を判定し同期位置を示す信号を出力する判定部
とを備えたものである。
路は、送信側で、送信する情報データの間に予め定めら
れた既知データを挿入し、既知データの区間を予め定め
られた拡散符号で拡散して送信するスペクトル拡散技術
を用いた通信システムの受信機において、予め定められ
た拡散符号をタップ係数として受信信号の相関値を求め
て出力するマッチドフィルタと:マッチドフィルタの出
力から同期位置候補を判定し、判定された同期位置のタ
イミングを出力するタイミング生成部と:タイミング生
成部の出力に従って、マッチドフィルタの出力を書き込
むとともに、レジスタ値を出力するシフトレジスタと:
シフトレジスタのレジスタ値の内、同一の同期位置候補
のレジスタ値に対して前記既知データに対応した係数を
掛け合わせた後に加算する積和部と:積和部の出力から
同期位置を判定し同期位置を示す信号を出力する判定部
とを備えたものである。
【0007】本発明においては、マッチドフィルタにお
いて、予め定められた拡散符号で逆拡散された相関値が
得られ、タイミング生成部において、その相関値の大き
いもの(即ちパワーが大きいもの)が同期位置候補とし
て選び出される。シフトレジスタは、タイミング生成部
が選ぶ同期位置候補数をA、既知データの連続数をBと
するとき、長さがA(B−1)+1のレジスタを有し、
タイミング生成部で選ばれた同期位置候補のタイミング
に従ってマッチドフィルタの出力をレジスタに書き込
む。このため、レジスタにはタ同期位置候補の相関値が
時系列に書き込まれる。積和部では、同じ同期位置候補
のレジスタ値に対して既知データを重み付け値として重
み付けを行った後に加算することにより、拡散ゲインが
拡散率の連続数倍取れたデータ(同期位置候補に対応す
る相関値)が時系列に出力されることになる。判定部で
は、積和部の出力を演算して同期位置を判定する。
いて、予め定められた拡散符号で逆拡散された相関値が
得られ、タイミング生成部において、その相関値の大き
いもの(即ちパワーが大きいもの)が同期位置候補とし
て選び出される。シフトレジスタは、タイミング生成部
が選ぶ同期位置候補数をA、既知データの連続数をBと
するとき、長さがA(B−1)+1のレジスタを有し、
タイミング生成部で選ばれた同期位置候補のタイミング
に従ってマッチドフィルタの出力をレジスタに書き込
む。このため、レジスタにはタ同期位置候補の相関値が
時系列に書き込まれる。積和部では、同じ同期位置候補
のレジスタ値に対して既知データを重み付け値として重
み付けを行った後に加算することにより、拡散ゲインが
拡散率の連続数倍取れたデータ(同期位置候補に対応す
る相関値)が時系列に出力されることになる。判定部で
は、積和部の出力を演算して同期位置を判定する。
【0008】
実施形態1.図1は本発明の一実施形態に係る同期捕捉
回路の構成を示すブロック図であり、ここでは、同期位
置候補数を「2」、既知データの連続数を「3」とした
場合について説明する。本実施形態に係る同期捕捉回路
は、受信信号入力端子11、マッチドフィルタ12、タ
イミング生成部13、シフトレジスタ14、セレクタ部
15、積和部16、判定部17及び同期位置出力端子1
8を備えている。
回路の構成を示すブロック図であり、ここでは、同期位
置候補数を「2」、既知データの連続数を「3」とした
場合について説明する。本実施形態に係る同期捕捉回路
は、受信信号入力端子11、マッチドフィルタ12、タ
イミング生成部13、シフトレジスタ14、セレクタ部
15、積和部16、判定部17及び同期位置出力端子1
8を備えている。
【0009】ここで、受信信号入力端子11には、送信
側で送信する情報データの間に予め定めた既知データを
3シンボル連続して挿入し、前記の既知データの区間を
予め定められた拡散符号で拡散した後に送信された信号
の受信信号を準同期検波した後、AD変換器によりディ
ジタル変換されたデータが入力される。
側で送信する情報データの間に予め定めた既知データを
3シンボル連続して挿入し、前記の既知データの区間を
予め定められた拡散符号で拡散した後に送信された信号
の受信信号を準同期検波した後、AD変換器によりディ
ジタル変換されたデータが入力される。
【0010】マッチドフィルタ12には、受信信号入力
端子11から上記のた受信信号が入力され、相関値を求
めて出力する。タイミング生成部13には、マッチドフ
ィルタ12の出力(相関値)が入力され、その相関値か
ら同期位置候補を求めて、その候補の位置タイミングを
2候補分出力する。シフトレジスタ14には、マッチド
フィルタ12の出力(相関値)が入力され、タイミング
生成部13のタイミングに合わせてレジスタに相関値が
を書き込まれる。また、全てのレジスタには、レジスタ
値を出力できる端子が備わっている。スイッチ部15
は、同期位置候補数と既知データの連続数に従って、シ
フトレジスタ14のレジスタ出力の取り出し位置を決定
し、その値を出力する。積和部16には、スイッチ部1
5を介してレジスタの値が入力され、既知データを重み
付け値として重み付けした後に、その重み付けされた値
を加算して出力する。判定部17には、積和部16の出
力が入力され、同期位置を示す信号を出力する。そし
て、同期位置出力端子18からは、判定部17の出力が
出力される。
端子11から上記のた受信信号が入力され、相関値を求
めて出力する。タイミング生成部13には、マッチドフ
ィルタ12の出力(相関値)が入力され、その相関値か
ら同期位置候補を求めて、その候補の位置タイミングを
2候補分出力する。シフトレジスタ14には、マッチド
フィルタ12の出力(相関値)が入力され、タイミング
生成部13のタイミングに合わせてレジスタに相関値が
を書き込まれる。また、全てのレジスタには、レジスタ
値を出力できる端子が備わっている。スイッチ部15
は、同期位置候補数と既知データの連続数に従って、シ
フトレジスタ14のレジスタ出力の取り出し位置を決定
し、その値を出力する。積和部16には、スイッチ部1
5を介してレジスタの値が入力され、既知データを重み
付け値として重み付けした後に、その重み付けされた値
を加算して出力する。判定部17には、積和部16の出
力が入力され、同期位置を示す信号を出力する。そし
て、同期位置出力端子18からは、判定部17の出力が
出力される。
【0011】次に、上記の同期捕捉回路の動作を説明す
る。受信信号を準同期検波した後、AD変換器によりデ
ィジタル変換されたデータが入力端子11に入力し、そ
のデータが入力端子11を介してマッチドフィルタ12
に入力されると、マッチドフィルタ12のタップ係数が
予め定められた拡散符号となっているため、マッチドフ
ィルタ12の中身が予め定められた拡散符号で拡散され
た既知データと一致したタイミングに大きな値の相関値
が現れる。タイミング生成部13は、常にマッチドフィ
ルタ12の出力を監視しており、マッチドフィルタ12
の出力のパワー値が大きくなったタイミングを同期位置
候補としてその位置タイミングを出力する。同期位置候
補の選び方は、例えば予めしきい値を決めておいて、そ
のしきい値以上になったもので、且つ、上位同期位置候
補数分(本実施形態では2)を同期位置とする方法が考
えられる。
る。受信信号を準同期検波した後、AD変換器によりデ
ィジタル変換されたデータが入力端子11に入力し、そ
のデータが入力端子11を介してマッチドフィルタ12
に入力されると、マッチドフィルタ12のタップ係数が
予め定められた拡散符号となっているため、マッチドフ
ィルタ12の中身が予め定められた拡散符号で拡散され
た既知データと一致したタイミングに大きな値の相関値
が現れる。タイミング生成部13は、常にマッチドフィ
ルタ12の出力を監視しており、マッチドフィルタ12
の出力のパワー値が大きくなったタイミングを同期位置
候補としてその位置タイミングを出力する。同期位置候
補の選び方は、例えば予めしきい値を決めておいて、そ
のしきい値以上になったもので、且つ、上位同期位置候
補数分(本実施形態では2)を同期位置とする方法が考
えられる。
【0012】シフトレジスタ14は、タイミング生成部
13が出力する位置タイミングに従って、マッチドフィ
ルタ12の出力をレジスタに書き込む。ここでは、例え
ば最初の候補の相関値がシフトレジスタ14のレジスタ
に書き込まれ、次の候補の相関値がシフトレジスタ14
のレジスタに書き込まれ、その処理が既知データの個数
分(3個)だけ繰り返される。その結果、シフトレジス
タ14の0,2,4番目のレジスタには最初の同期位置
候補の相関値が書き込まれ(このとき、1,3番目のレ
ジスタには次の同期位置候補の相関値が書き込まれてい
る。)、そして、その次のタイミングにおいて、シフト
レジスタ14の0,2,4番目のレジスタには次の同期
位置候補の相関値が書き込まれることになる。また、ス
イッチ部15は、本実施形態においては、シフトレジス
タ14の0,2,4番目のレジスタの値を取り出せるよ
うにスイッチを予め切りかえてある。こうすることによ
り、同じ候補の相関値を取り出すことが可能となる。積
和部16は、スイッチ部15を介して入力されるレジス
タ値に対して既知データを重み付け値として重み付けを
行った後に加算して出力する。判定部17は、積和部1
6の出力のパワー値を監視して最も大きな値を同期位置
と判定し、同期位置を示す信号を同期位置出力端子18
から出力する。例えば同期位置を示す信号を同期位置の
候補の番号とすることにより、同期位置のその番号とタ
イミング生成部13のタイミングとから同期位置に同期
したクロックを得ることができる。
13が出力する位置タイミングに従って、マッチドフィ
ルタ12の出力をレジスタに書き込む。ここでは、例え
ば最初の候補の相関値がシフトレジスタ14のレジスタ
に書き込まれ、次の候補の相関値がシフトレジスタ14
のレジスタに書き込まれ、その処理が既知データの個数
分(3個)だけ繰り返される。その結果、シフトレジス
タ14の0,2,4番目のレジスタには最初の同期位置
候補の相関値が書き込まれ(このとき、1,3番目のレ
ジスタには次の同期位置候補の相関値が書き込まれてい
る。)、そして、その次のタイミングにおいて、シフト
レジスタ14の0,2,4番目のレジスタには次の同期
位置候補の相関値が書き込まれることになる。また、ス
イッチ部15は、本実施形態においては、シフトレジス
タ14の0,2,4番目のレジスタの値を取り出せるよ
うにスイッチを予め切りかえてある。こうすることによ
り、同じ候補の相関値を取り出すことが可能となる。積
和部16は、スイッチ部15を介して入力されるレジス
タ値に対して既知データを重み付け値として重み付けを
行った後に加算して出力する。判定部17は、積和部1
6の出力のパワー値を監視して最も大きな値を同期位置
と判定し、同期位置を示す信号を同期位置出力端子18
から出力する。例えば同期位置を示す信号を同期位置の
候補の番号とすることにより、同期位置のその番号とタ
イミング生成部13のタイミングとから同期位置に同期
したクロックを得ることができる。
【0013】以上詳述した実施形態においては、拡散ゲ
インを稼ぐために既知データを連続して情報データの中
に挿入したとしても、タイミング生成部13において同
期位置候補を判定し、その同期位置候補の位置タイミン
グに従って、候補数(2)×(既知データの連続数
(3)−1)+1=5の長さのシフトレジスタ14に相
関値を書き込んで、スイッチ部15及び積和部16によ
り同じ候補の相関値に対して既知データを重み付け値と
する重み付けをした後に加算しており、従来のようにマ
ッチドフィルタ12の出力を1シンボル分蓄えずとも、
拡散ゲインを稼ぐことができ、回路規模の増大を抑える
ことが可能となる。
インを稼ぐために既知データを連続して情報データの中
に挿入したとしても、タイミング生成部13において同
期位置候補を判定し、その同期位置候補の位置タイミン
グに従って、候補数(2)×(既知データの連続数
(3)−1)+1=5の長さのシフトレジスタ14に相
関値を書き込んで、スイッチ部15及び積和部16によ
り同じ候補の相関値に対して既知データを重み付け値と
する重み付けをした後に加算しており、従来のようにマ
ッチドフィルタ12の出力を1シンボル分蓄えずとも、
拡散ゲインを稼ぐことができ、回路規模の増大を抑える
ことが可能となる。
【0014】実施形態2.なお、上述の実施形態におい
ては、同期位置候補数を「2」、既知データの連続数を
「3」とした場合について説明したが、例えば同期位置
候補数及び既知データの連続数は適宜変更することがで
きる。図2は同期位置候補数を適宜変更することができ
るようにし場合のシフトレジスタ14A及びスイッチ部
15Bの関係を示した図である。シフトレジスタ14A
の長さは「7」となっており、同期位置候補数が
「3」、既知データの連続数が「3」の場合に対応して
構成されている。そして、これを同期位置候補数が
「2」、既知データの連続数が「3」の場合に対応させ
る場合には、スイッチ15Bの切換位置を波線に示され
る位置に変更することにより、図1と同様な状態が得ら
れる。このように、シフトレジスタ14Aと積和部16
との間にスイッチ部15Bを介在させて、同期位置候補
数及び既知データの連続数に応じて、シフトレジスタ1
4Aのレジスタ出力の取り出し位置を任意に決めること
ができるので、同期位置候補数及び既知データの連続数
の変更に対しても容易に対応することができる。
ては、同期位置候補数を「2」、既知データの連続数を
「3」とした場合について説明したが、例えば同期位置
候補数及び既知データの連続数は適宜変更することがで
きる。図2は同期位置候補数を適宜変更することができ
るようにし場合のシフトレジスタ14A及びスイッチ部
15Bの関係を示した図である。シフトレジスタ14A
の長さは「7」となっており、同期位置候補数が
「3」、既知データの連続数が「3」の場合に対応して
構成されている。そして、これを同期位置候補数が
「2」、既知データの連続数が「3」の場合に対応させ
る場合には、スイッチ15Bの切換位置を波線に示され
る位置に変更することにより、図1と同様な状態が得ら
れる。このように、シフトレジスタ14Aと積和部16
との間にスイッチ部15Bを介在させて、同期位置候補
数及び既知データの連続数に応じて、シフトレジスタ1
4Aのレジスタ出力の取り出し位置を任意に決めること
ができるので、同期位置候補数及び既知データの連続数
の変更に対しても容易に対応することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マッチド
フィルタにより得られた相関値からそのパワーが大きな
ものを同期位置候補として選び出し、その同期位置候補
の位置タイミングに従って、その同期位置候補の相関値
をシフトレジスタに書き込み、そして、シフトレジスタ
のレジスタ出力の内、同一候補のレジスタ出力(相関
値)に対して既知データを重み付け値として重み付けを
行った後に加算して、その加算結果に基づいて同期位置
を求めるようにしたことから、拡散ゲインを稼ぐため
に、複複数シンボル区間既知データを連続して挿入して
も、同期位置候補数をA、既知データの連続数をBとす
るとき、長さがA(B−1)+1のシフトレジスタが必
要となるだけであり、従来のように1シンボル分全ての
相関値を蓄えておくメモリが必要なくなっており、回路
規模の増大を抑えることが可能になっている。
フィルタにより得られた相関値からそのパワーが大きな
ものを同期位置候補として選び出し、その同期位置候補
の位置タイミングに従って、その同期位置候補の相関値
をシフトレジスタに書き込み、そして、シフトレジスタ
のレジスタ出力の内、同一候補のレジスタ出力(相関
値)に対して既知データを重み付け値として重み付けを
行った後に加算して、その加算結果に基づいて同期位置
を求めるようにしたことから、拡散ゲインを稼ぐため
に、複複数シンボル区間既知データを連続して挿入して
も、同期位置候補数をA、既知データの連続数をBとす
るとき、長さがA(B−1)+1のシフトレジスタが必
要となるだけであり、従来のように1シンボル分全ての
相関値を蓄えておくメモリが必要なくなっており、回路
規模の増大を抑えることが可能になっている。
【図1】本発明の一実施形態に係る同期捕捉回路の構成
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態におけるシフトレジスタ
及びスイッチ部の関係を示した図である。
及びスイッチ部の関係を示した図である。
11 受信信号入力端子 12 マッチドフィルタ 13 タイミング生成部 14 シフトレジスタ 15 スイッチ部 16 積和部 17 判定部 18 同期位置出力端子
Claims (2)
- 【請求項1】 送信側で、送信する情報データの間に予
め定められた既知データを挿入し、前記既知データの区
間を予め定められた拡散符号で拡散して送信するスペク
トル拡散技術を用いた通信システムの受信機において、 前記予め定められた拡散符号をタップ係数として受信信
号の相関値を求めて出力するマッチドフィルタと、 前記マッチドフィルタの出力から同期位置候補を判定
し、判定された同期位置のタイミングを出力するタイミ
ング生成部と、 前記タイミング生成部の出力に従って、前記マッチドフ
ィルタの出力を書き込むとともに、レジスタ値を出力す
るシフトレジスタと、 前記シフトレジスタのレジスタ値の内、同一の同期位置
候補のレジスタ値に対して前記既知データに対応した係
数を掛け合わせた後に加算する積和部と、 前記積和部の出力から同期位置を判定し同期位置を示す
信号を出力する判定部とを備えたことを特徴とする同期
捕捉回路。 - 【請求項2】 前記シフトレジスタと前記積和部との間
に設けられ、前記同期位置候補数及び既知データの連続
数に従って、前記シフトレジスタのレジスタ出力の取り
出し位置を選択し、同一の同期位置候補のレジスタ値を
前記積和部に出力するスイッチ部を、更に有することを
特徴とする請求項1記載の同期捕捉回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9258279A JPH1198110A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 同期捕捉回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9258279A JPH1198110A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 同期捕捉回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1198110A true JPH1198110A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17318048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9258279A Pending JPH1198110A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 同期捕捉回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1198110A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100537906B1 (ko) * | 1999-07-09 | 2005-12-20 | 브이케이 주식회사 | 코드분할다중접속통신시스템의 동기획득장치 및 방법 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP9258279A patent/JPH1198110A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100537906B1 (ko) * | 1999-07-09 | 2005-12-20 | 브이케이 주식회사 | 코드분할다중접속통신시스템의 동기획득장치 및 방법 |
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