JPH1196728A - 記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

記録再生装置及び記録再生方法

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JPH1196728A
JPH1196728A JP25564297A JP25564297A JPH1196728A JP H1196728 A JPH1196728 A JP H1196728A JP 25564297 A JP25564297 A JP 25564297A JP 25564297 A JP25564297 A JP 25564297A JP H1196728 A JPH1196728 A JP H1196728A
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JP25564297A
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Inventor
Takao Takahashi
孝夫 高橋
Mitsuru Nagasaka
満 長坂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リライトラベルの寿命の延長を図る。 【解決手段】 光磁気ディスク2を収納するカートリッ
ジ本体とこのカートリッジ本体に配設されて印字情報を
表示するリライトラベル3とを有するディスクカートリ
ッジに対して光磁気ディスク2の情報信号を記録再生す
る記録再生部5と、リライトラベル3に印字情報を記録
する印字記録部6とを備える。記録再生部5は、光磁気
ディスク2のデータ領域の情報信号を管理するTOC領
域に、リライトラベル3に記録する印字情報の情報信号
を記録再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に対
して情報信号を記録再生する記録再生装置及び記録再生
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば文字、数字、記号、図形等の印字
情報を記録するとともに記録された印字情報を消去して
印字情報を繰り返し書き換えることが可能とされる印字
記録媒体(以下、リライトラベルと称する。)が知られ
ている。この種のリライトラベルについて説明する。
【0003】リライトラベルは、透明状態及び白濁状態
によって、記録された印字情報を表示する感熱記録層を
備えている。この感熱記録層は、熱により透明状態と白
濁状態とに可逆的に相変化して、これら各状態を常温で
保持することが可能な可逆性感熱記録材料によって形成
されている。この感熱記録層は、透明状態と白濁状態と
の箇所が部分的にそれぞれ生じることによって、印字情
報の文字や数字を構成する。
【0004】また、このリライトラベルは、感熱記録層
の一方側に積層されて配設された光反射層と、この光反
射層に積層されて配設された基材層と、感熱記録層の他
方側に積層されて配設され感熱記録層に印字する加熱手
段(以下、サーマルヘッドと称する。)が当接する保護
層とを備えている。
【0005】光反射層は、アルミニウム等の金属蒸着膜
によって形成されている。基材層は、ポリエチレンテレ
フタレート等の樹脂材料によって形成されている。保護
層は、感熱記録層を視認可能な光透過性と、サーマルヘ
ッドの熱により溶融や変形を生じることがない程度の耐
熱性とを有する樹脂材料によって形成されている。
【0006】このリライトラベルは、感熱記録層の透明
状態の箇所が、保護層を透過した光が光反射層により反
射されて、透明状態であることが視認される。また、感
熱記録層の白濁状態の箇所は、保護層を透過した光が、
光反射層により乱反射されて、白濁状態であることが視
認される。そして、感熱記録層は、サーマルヘッドによ
り、記録された印字情報が消去されるとともに、新たな
印字情報が書き換え記録される。
【0007】また、他のリライトラベルとしては、第1
の色及び第2の色の各着色状態によって記録を表示する
感熱記録層を備えるものがある。この感熱記録層は、熱
により第1の色及び第2の色の各着色状態に可逆的に相
変化して、これら各着色状態を常温で保持することが可
能な可逆性感熱記録材料によって形成されている。
【0008】そして、リライトラベルは、例えば光磁気
ディスク等の情報記録媒体を収納する記録媒体カートリ
ッジに配設することにより、情報記録媒体に記録された
情報信号の収録内容等を印字情報で表示するように構成
されたものが提案されている。この記録媒体カートリッ
ジは、情報記録媒体を収納するカートリッジ本体の外周
面に、リライトラベルが保護層を外方に臨ませて配設さ
れている。
【0009】この記録媒体カートリッジは、情報記録媒
体に記録された情報信号が書き換えられた際に、リライ
トラベルに記録された印字情報も書き換えられるため、
情報記録媒体の収録内容等を把握することが可能とされ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな記録媒体カートリッジが備えるリライトラベルは、
記録された印字情報を消去して繰り返し記録することに
伴って、感熱記録層が劣化するため、表示される印字情
報が徐々に不鮮明となるという問題がある。すなわち、
このリライトラベルは、印字情報を鮮明に記録すること
が可能な限界が、およそ数百回とされているため、寿命
を有効利用することが望まれている。
【0011】そこで、本発明は、印字記録媒体に鮮明な
印字情報を記録することができる寿命を延長することが
できる記録再生装置及び記録再生方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る記録再生装置は、情報記録媒体を収
納するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に配
設されて繰り返し記録される印字情報を表示する印字記
録媒体とを有する記録媒体カートリッジから情報信号を
記録再生する。この記録再生装置は、記録媒体カートリ
ッジに対して情報記録媒体の情報信号を記録再生する記
録再生手段と、印字記録媒体に印字情報を記録する印字
記録手段とを備える。そして、記録再生手段は、情報記
録媒体の情報信号が記録されたデータ領域の情報信号を
管理する管理領域に、印字記録媒体に記録する印字情報
の情報信号を記録再生する。
【0013】また、本発明に係る記録再生方法は、情報
記録媒体に対する情報信号の記録再生動作の履歴を、記
録媒体カートリッジが装填されたときから記憶して、記
憶された記録再生動作の履歴に基づいて、印字情報を表
示する印字記録媒体に記録する印字情報、及び消去する
印字情報を制御する。
【0014】以上のように構成した記録再生装置は、記
録再生手段が、情報記録媒体の情報信号が記録されたデ
ータ領域の情報信号を管理する管理領域に、印字記録媒
体に記録する印字情報に関する情報信号を記録再生す
る。したがって、この記録再生装置は、情報記録媒体の
管理領域を読み取り再生することによって、印字記録媒
体に記録されている印字情報を検出する。
【0015】また、記録再生方法によれば、記録媒体カ
ートリッジが装填された時点から記憶された情報記録媒
体に対する情報信号の記録再生動作の履歴に基づいて、
印字記録媒体に対する印字情報の記録動作及び消去動作
が制御されることにより、印字回数及び消去回数が抑制
される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、情報記録媒体として例えば光磁気ディスクを
有するディスクカートリッジに対して情報信号の記録再
生を行う記録再生装置を図面を参照して説明する。
【0017】本発明に係る記録再生装置に装填されるデ
ィスクカートリッジは、光磁気ディスクと、この光磁気
ディスクを収納するカートリッジ本体とを備えている。
光磁気ディスクは、データ領域に記録された情報信号を
管理するTOC(Table Of Contents)領域を有してい
る。そして、カートリッジ本体には、光磁気ディスクに
記録された情報信号の収録内容等を文字、数字、記号、
図形等の印字情報により表示するとともに、記録された
印字情報を消去して繰り返し記録することが可能とされ
るリライトラベルが設けられている。
【0018】このリライトラベルは、図示しないが、例
えば透明状態及び白濁状態によって、記録された印字情
報を表示する感熱記録層を備えている。この感熱記録層
は、熱により透明状態と白濁状態とに可逆的に相変化し
て、これら各状態を常温で保持することが可能な可逆性
感熱記録材料によって形成されている。この感熱記録層
は、透明状態と白濁状態との箇所が部分的にそれぞれ生
じることによって、印字情報である文字や数字を構成す
る。また、このリライトラベルは、感熱記録層の一方側
に積層されて配設された光反射層と、この光反射層に積
層されて配設された基材層と、感熱記録層の他方側に積
層されて配設され感熱記録層に印字するサーマルヘッド
が当接する保護層とを備えている。
【0019】そして、本発明に係る記録再生装置は、図
1に示すように、光磁気ディスク2のデータ領域に対し
て情報信号の記録再生を行うとともにTOC領域に対し
てリライトラベル3の印字情報に関する情報信号の記録
再生を行う記録再生部5と、リライトラベル3に対して
印字情報の記録及び消去を行う印字記録部6とを備えて
いる。
【0020】記録再生部5は、図1に示すように、ユー
ザーインターフェース11の操作内容に基づいた指示信
号がシステム制御部12に入力される。TOC生成系1
3は、システム制御部12から入力されるデータに基づ
いて、TOC領域のデータ形式に変換して、一時記憶す
るとともに、指示信号に応じて記録データ処理系15に
データを転送する。
【0021】記憶回路14は、記録再生装置の装填部に
ディスクカートリッジが装填されたときから、光磁気デ
ィスク2に情報信号を記録する記録モードの動作履歴を
記憶する。すなわち、この記録回路14は、システム制
御部12から入力される記録モードの動作履歴を記憶す
るとともに、制御信号に応じて記録した動作履歴をシス
テム制御部12に出力する。
【0022】映像信号/音声信号記録処理系16は、入
力される映像信号及び音声信号の選択等を行った後、量
子化して、必要に応じて帯域圧縮を行って、記録データ
処理系15に出力する。記録データ処理系15は、例え
ば映像信号及び音声信号とTOC領域のデータとを混合
して、光磁気ディスク2のフォーマットに変換して光磁
気ディスク2に書き込み記録する。
【0023】また、再生データ処理系17は、光磁気デ
ィスク2から読み取り再生した情報信号から、映像信号
及び音声信号と、TOC領域のデータとを分離する。そ
して、再生データ処理系17は、映像信号及び音声信号
を映像信号/音声信号再生処理系18に出力するととも
に、TOC領域のデータをTOC検出系19に出力す
る。
【0024】映像信号/音声信号再生処理系18は、必
要に応じて出力する映像信号及び音声信号の帯域伸長を
行って、映像信号及び音声信号を出力する。TOC検出
系19は、光磁気ディスク2から再生したTOC領域の
データを、指示信号に応じてシステム制御部12に出力
する。
【0025】また、この記録再生装置が備える印字記録
部6は、図1に示すように、リライトラベル3に印字情
報を記録する際、ユーザーの操作内容に応じたユーザー
指示信号がシステム制御部12に入力される。システム
制御部12は、リライトラベル3に対して所望の印字情
報を記録する印字、消去パターン発生回路21に制御信
号を出力するとともに、機構制御回路22に制御信号を
出力する。
【0026】機構制御回路22は、モータ駆動回路23
に制御信号を出力して、モータ24を駆動することによ
って、ディスクカートリッジに設けられたリライトラベ
ル3を移動する。位置センサ25は、検出光を出射する
発光部と、この発光部が出射した検出光を受光する受光
部とを有しており、ディスクカートリッジの有無を検出
する。
【0027】また、この位置センサ25は、リライトラ
ベル3に対して印字情報の記録及び消去を開始する位置
を検出するとともに記録及び消去を終了する位置を検出
する。そして、この位置センサ25は、モータ駆動回路
23を介して移動されたリライトラベル3の位置を検出
して、検出信号を機構制御回路22に出力する。
【0028】機構制御回路22は、位置センサ25によ
る検出信号に基づいて、モータ24を駆動することによ
り、サーマルヘッド27に対するリライトラベル3の相
対位置を移動する。また、印字、消去パターン発生回路
21は、ヘッド駆動回路26に制御信号を出力してサー
マルヘッド27を駆動することにより、サーマルヘッド
27がリライトラベル3の保護層に当接して、リライト
ラベル3の感熱記録層に所望の印字情報を記録する。
【0029】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、リライトラベル3に記録する動作を図面を参照し
て説明する。まず、記録再生装置は、図2中のステップ
ST1に示すように、装填されたディスクカートリッジ
を吐き出すイジェクト動作の指示が行われると、ステッ
プST2に示すように、光磁気ディスク2に情報信号を
記録する記録モードが動作した否かを判断する。
【0030】すなわち、記録再生装置は、ステップST
2において、ディスクカートリッジが装填された時点か
ら現時点までに、記録モードが動作することによって、
光磁気ディスク2に新たな情報信号が記録されて光磁気
ディスク2に記録された情報信号の収録内容が変更され
たか否かを判断する。
【0031】記録再生装置は、記録モードが動作してい
た場合、光磁気ディスク2に記録された情報信号の収録
内容が変更されていると判断して、ステップST3に移
行する。また、記録再生装置は、記録モードが動作して
いない場合、光磁気ディスク2に記録された情報信号の
収録内容が変更されていないと判断して、後述するステ
ップST10に移行する。
【0032】ステップST3に示すように、記録再生装
置は、光磁気ディスク2のTOC領域に記録されたリラ
イトラベル3に関する情報信号を読み取り再生すること
により、リライトラベル3に記録されている印字情報が
構成する印字パターンを検出する。そして、印字、消去
パターン発生回路21は、ステップST4に示すよう
に、記憶回路14を介してシステム制御部12が出力す
る記録モードの動作履歴に基づいて、リライトラベル3
に新たに記録する所望の印字情報を構成する印字パター
ンを生成する。
【0033】記録再生装置は、ステップST5に示すよ
うに、リライトラベル3に予め記録されている印字情報
と新たに記録する印字情報とを比較することにより、リ
ライトラベル3に記録する印字情報を変更する箇所を算
出する。また、印字、消去パターン発生回路21は、ス
テップST6に示すように、リライトラベル3に予め記
録されている印字情報を消去するための消去パターンを
算出する。
【0034】また、TOC検出系19は、ステップST
7に示すように、光磁気ディスク2のTOC領域に記録
されたリライトラベル3についての情報信号を読み取り
再生することにより、リライトラベル3の印字回数及び
消去回数を検出する。記録再生装置は、ステップST8
に示すように、リライトラベル3に記録する印字情報
や、印字回数及び消去回数や印字位置を、TOC生成系
13を介して光磁気ディスク2のTOC領域に記録す
る。
【0035】記録再生装置は、ステップST9に示すよ
うに、リライトラベル3に記録されていた不要な印字情
報を消去するとともに、リライトラベル3に新たな印字
情報を記録する。そして、記録再生装置は、ステップS
T10に示すように、装填されたディスクカートリッジ
をイジェクト動作して、装填部内から吐き出す。
【0036】また、記録再生装置は、上述したステップ
ST2において記録モードが動作していない場合も光磁
気ディスク2に記録された情報信号の収録が変更されて
いないと判断し、同様にイジェクト動作して装填部内か
らディスクカートリッジを吐き出す。
【0037】すなわち、記録再生装置は、ディスクカー
トリッジが装填された時点からイジェクト動作を行うま
でに、記録モードが動作していない場合は、TOC領域
からリライトラベル3の印字情報に関する情報信号を読
み取る必要がなく、印字情報の消去及び記録を行うこと
が不要であると判断することができる。
【0038】なお、上述したステップST3とステップ
ST4は、処理の順序を変更してもよい。また、上述し
たステップST5とステップST7、或いはステップS
T6とステップST7は、処理の順序をそれぞれ適宜変
更してもよい。また、ステップST8とステップST9
は、処理の順序を変更してもよい。
【0039】また、上述したステップST5において、
既に記録されている印字情報を新たに記録する印字情報
に変更する箇所を算出する動作について図3を参照して
説明する。なお、リライトラベル3には、光磁気ディス
ク2に対する記録動作が行われるごとに1行ずつ印字情
報が記録されており、リライトラベル3に既に記録され
ている印字情報の行数をa、新たに記録する印字情報の
行数をbとする。
【0040】まず、ステップST11に示すように、印
字情報が変化する第n行目を判断するため、n=1とし
て第1行目から判断を開始する。ステップST12に示
すように、第1行目が一致しているか否かを判断する。
第1行目が一致していた場合は、ステップST13に移
行する。
【0041】ステップST13に示すように、第1行目
が一致していた場合、判断を行った第1行目に1を加算
して、次の第2行目を判断するために、ステップST1
2に戻り、判断を繰り返す。
【0042】そして、ステップST12に示すように、
第n行目が一致していない場合は、この第n行目が新た
に印字を開始する行であり、ステップST14に移行す
る。ステップST14に示すように、印字情報が変化す
る第n行目から、新たな印字情報の最終行である第b行
目まで印字する。
【0043】また、上述したステップST6において、
既に記録されていた印字情報の消去を開始する行を算出
する動作について図4を参照して説明する。
【0044】ステップST16に示すように、印字情報
の消去を開始する第n行目を判断するため、n=1とし
て第1行目から判断を開始する。ステップST17に示
すように、第1行目が一致しているか否かを判断する。
第1行目が一致していた場合は、ステップST18に移
行する。
【0045】ステップST18に示すように、第1行目
が一致していた場合、判断を行った第1行目に1を加算
して、次の第2行目を判断するために、ステップST1
7に戻り、判断を繰り返す。
【0046】そして、ステップST17に示すように、
第n行目が一致していない場合は、この第n行目が消去
を開始する行であり、ステップST19に移行する。そ
して、記録再生装置は、ステップST19に示すよう
に、印字情報の消去を開始する第n行目から、既に記録
されていた印字情報の最終行である第a行目まで消去す
る。
【0047】また、上述したステップST7において、
リライトラベル3の印字回数及び消去回数を確認する動
作について図5を参照して説明する。
【0048】ステップST21に示すように、光磁気デ
ィスクのTOC領域に記録されているリライトラベル3
の印字回数と消去回数の合計である印字消去回数tを読
み取り再生する。ステップST22に示すように、印字
する位置を移動すべき印字回数をc、寿命となる印字寿
命回数をdとして、印字消去回数tが印字回数cより大
きく印字回数d未満であるか否かを判断する。
【0049】ステップST22に示すように、印字消去
回数tが印字回数cより大きく印字回数d未満である場
合は、ステップST23に移行する。ステップST23
に示すように、印字情報を記録するリライトラベル3に
対する印字位置を移動する。
【0050】また、ステップST22において、印字消
去回数tが印字回数cより大きく印字回数d未満でない
場合は、ステップST24に移行する。ステップST2
4に示すように、印字消去回数tが印字寿命回数dより
大きいか否かを判断する。ステップST24において、
印字消去回数tが印字寿命回数dより大きい場合は、ス
テップST25に移行する。
【0051】そして、ステップST25に示すように、
記録再生装置は、リライトラベル3に印字情報を鮮明に
記録することが不能であるとして、例えば警告音を発し
たり、記録再生装置が備える表示パネル等に警告を表示
したり、警告メッセージを印字する等により、ユーザー
に警告する。
【0052】また、ステップST24において、印字消
去回数tが印字寿命回数dより大きくない場合は、印字
位置を移動することなく鮮明な印字情報を記録すること
が可能であるとして、印字回数tを1回加算して、印字
情報を記録する。
【0053】つぎに、リライトラベル3に既に記録され
ている印字情報を、新たに記録する印字情報に書き換え
る処理について、図6を参照して説明する。
【0054】図6(a)に示すように、リライトラベル
3には、3行の印字情報が記録されている。そして、図
6(b)に示すように、記録再生装置は、リライトラベ
ル3に4行の印字情報を新たに記録する場合、図6
(c)に示すように、サーマルヘッド27に対して第4
行目のみの印字情報が送られて、第4行目のみを印字す
るように制御する。
【0055】すなわち、リライトラベル3は、既に記録
されていた印字情報と新たに記録する印字情報の第1行
目、第2行目及び第3行目の各印字情報がそれぞれ一致
するため、新たな印字情報の第4行目のみが記録され
る。
【0056】このため、リライトラベル3は、既に記録
されていた印字情報を全て消去した後に新たに記録する
印字情報を記録することによって、既に記録されていた
印字情報と新たに記録する印字情報が一致する同一箇所
である第1行目、第2行目及び第3行目が、一旦消去さ
れた後に再度記録されることがない。したがって、この
記録再生装置によれば、リライトラベル3の印字回数及
び消去回数が大幅に削減される。
【0057】また、リライトラベル3に記録された印字
情報を書き換える処理の他の例について図7を参照して
説明する。まず、図7(a)に示すように、リライトラ
ベル3には、例えばテレビ放送の番組名等を表示する4
行の印字情報が既に記録されている。
【0058】そして、記録再生装置は、図7(b)に示
すように、リライトラベル3に、6行の印字情報が新た
に記録される場合、図7(a)及び図7(b)に示すよ
うに、第1行目、第2行目及び第3行目が一致するた
め、これら第1行目、第2行目及び第3行目の書き換え
を行わない。
【0059】また、記録再生装置は、既に記録されてい
た印字情報と新たに記録する印字情報の第4行目が一致
しないため、第4行目に既に記録されていた印字情報を
消去するとともに、新たに第4行目から第6行目までを
記録する。
【0060】すなわち、リライトラベル3には、第1行
目、第2行目及び第3行目が書き換えられることなく、
第4行目のみが消去されて、新たに第4行目から第6行
目までが記録される。したがって、この記録再生装置に
よれば、リライトラベル3に対する印字情報の記録及び
消去が必要最小限に行われるため、リライトラベル3の
印字回数及び消去回数が大幅に削減される。
【0061】つぎに、印字位置を移動する処理ついて、
図8を参照して説明する。図8(a)に示すように、リ
ライトラベル3には、印字情報を構成する文字群が既に
記録されており、各行の文字群が中心線p1 、p2 、p
3 上にそれぞれ位置している。
【0062】そして、記録再生装置は、リライトラベル
3に記録する文字群の印字位置を移動すべき印字回数で
あると判断した場合、印字位置を所定の移動量だけ所定
方向にそれぞれ移動することにより、図8(a)及び図
8(b)に示すように、各行の文字群の中心線p1 、p
2 、p3 を、中心線p4 、p5 、p6 上にそれぞれ位置
させる。
【0063】したがって、リライトラベル3は、印字位
置が移動されることによって、感熱記録層の印字領域が
有効利用されるため、鮮明な記録が可能な印字回数が増
加されて、印字情報を鮮明に記録することができる寿命
が延長される。
【0064】なお、上述した記録再生装置に用いられる
光磁気ディスク2のTOC領域は、例えば表1に示すよ
うに、同期パターン、パリティ、ユーザデータ、ラベル
データ、エラーコレクションコード(ECC)とを有す
る構造とされている。
【0065】
【表1】
【0066】また、TOC領域に記録されるリライトラ
ベル3のデータ形式は、例えば表2に示すように、印字
回数、消去回数と、印字情報を構成する印字パターンの
各行ごとに第n行のデータ数、パターン開始位置、デー
タ属性、データとを有している。
【0067】
【表2】
【0068】上述したように、記録再生装置は、記録再
生部5が、光磁気ディスク2のTOC領域に、リライト
ラベル3に記録される印字情報に関する情報信号を記録
することによって、リライトラベル3に記録された印字
情報を確実に管理することができる。
【0069】また、記録再生装置は、光磁気ディスク2
のTOC領域に記録されたリライトラベル3の印字情報
に関する情報信号に基づいて、リライトラベル3に記録
された印字情報を消去することによって、リライトラベ
ル3に記録された印字情報の消去する部分を選択的に消
去することができる。このため、この記録再生装置は、
リライトラベル3の印字情報の消去回数を削減すること
が可能とされ、リライトラベル3の寿命を延長すること
ができる。
【0070】また、記録再生装置は、記録再生部5が、
リライトラベル3に記録した印字回数及び記録された印
字情報を消去した消去回数を、光磁気ディスク2のTO
C領域に記録することによって、リライトラベル3に鮮
明な印字情報を確実に記録することができる。
【0071】また、記録再生装置は、光磁気ディスク2
のTOC領域に記録されたリライトラベル3の印字回数
及び消去回数に基づいて、リライトラベル3に記録する
印字情報の印字位置を移動することによって、リライト
ラベル3の印字領域が有効利用されるため、リライトラ
ベル3の寿命を延長することができる。
【0072】また、記録再生装置は、リライトラベル3
に既に記録されている印字情報を消去するとともに同一
の印字情報を新たに記録することがなくなるため、リラ
イトラベル3の印字回数及び消去回数を削減されて、リ
ライトラベル3の寿命を延長することができる。
【0073】また、本発明に係る記録再生方法によれ
ば、印字情報の印字回数及び消去回数を必要最低限に抑
えることにより、リライトラベル3に対する印字情報の
記録及び消去を効率良く行うことができる。したがっ
て、この記録再生方法によれば、リライトラベル3の寿
命を延長することができる。
【0074】なお、本発明に係る記録再生装置は、情報
記録媒体として光磁気ディスクが採用されたが、例えば
磁気ディスクや半導体メモリーカード等が採用されても
よいことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】上述したように本発明に係る記録再生装
置によれば、記録再生手段が、情報記録媒体の管理領域
に記録された印字記録媒体の印字情報に関する情報信号
を読み取り再生することによって、印字記録媒体の印字
情報を確実に管理することができる。したがって、この
記録再生装置によれば、印字記録媒体の印字回数及び消
去回数を管理することが可能とされ、印字記録媒体の寿
命を延長することができる。
【0076】また、本発明に係る記録再生方法によれ
ば、印字記録媒体に対する印字情報の記録及び消去を効
率良く行うことが可能とされるため、印字記録媒体の寿
命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置の要部を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記記録再生装置におけるイジェクト動作時の
処理を示すフローチャートである。
【図3】上記記録再生装置において、リライトラベルに
記録された印字情報を変更する箇所を算出する処理を示
すフローチャートである。
【図4】上記記録再生装置において、リライトラベルに
記録された印字情報を消去する箇所を算出する処理を示
すフローチャートである。
【図5】上記リライトラベルに印字情報が印字及び消去
された印字消去回数を確認する処理を示すフローチャー
トである。
【図6】上記リライトラベルに記録された印字情報を書
き換える処理を説明するために示す図である。
【図7】上記リライトラベルに記録された印字情報を書
き換える処理を説明するために示す図である。
【図8】上記リライトラベルに記録する印字情報の書き
込み位置を移動する処理を説明するために示す図であ
る。
【符号の説明】
2 光磁気ディスク、3 リライトラベル、5 記録再
生部、6 印字記録部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体を収納するカートリッジ本
    体と、このカートリッジ本体に配設されて印字情報を表
    示する印字記録媒体とを有する記録媒体カートリッジに
    対して情報記録媒体の情報信号を記録再生する記録再生
    手段と、 印字記録媒体に印字情報を記録する印字記録手段とを備
    え、 上記記録再生手段は、情報記録媒体の情報信号が記録さ
    れたデータ領域の情報信号を管理する管理領域に、印字
    記録媒体に記録する印字情報の情報信号を記録再生する
    ことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体に記録された印字記録媒体
    の印字情報の情報信号に基づいて、印字記録媒体に記録
    された印字情報を消去する消去パターンを生成するパタ
    ーン生成手段を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記記録再生手段は、印字記録媒体に印
    字した印字回数、及び印字した印字情報を消去した消去
    回数を、情報記録媒体の管理領域に記録することを特徴
    とする請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記印字記録手段は、情報記録媒体の管
    理領域に記録された印字回数及び消去回数に基づいて、
    印字記録媒体に記録する印字情報の印字位置を移動させ
    て記録することを特徴とする請求項3に記載の記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 情報記録媒体に対する情報信号の記録再
    生動作の履歴を、記録媒体カートリッジが装填されたと
    きから記憶する記憶手段を備え、 上記記憶手段に記憶された記録再生動作の履歴に基づい
    て、上記印字記録手段が印字記録媒体に記録する印字情
    報、及び消去する印字情報を制御する制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体に対する情報信号の記録再
    生動作の履歴を、記録媒体カートリッジが装填されたと
    きから記憶して、記憶された記録再生動作の履歴に基づ
    いて、印字情報を表示する印字記録媒体に記録する印字
    情報、及び消去する印字情報を制御することを特徴とす
    る記載の記録再生方法。
JP25564297A 1997-09-19 1997-09-19 記録再生装置及び記録再生方法 Withdrawn JPH1196728A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8139248B2 (en) 2006-06-08 2012-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Information distribution system, its distribution center apparatus and user terminal apparatus, and information storage medium usable for the system
US8899505B2 (en) 2010-09-16 2014-12-02 Cocus, Inc. Brush brake device for a fishing reel

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