JPH1196517A - Mr複合薄膜磁気ヘッド - Google Patents

Mr複合薄膜磁気ヘッド

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JPH1196517A
JPH1196517A JP25720597A JP25720597A JPH1196517A JP H1196517 A JPH1196517 A JP H1196517A JP 25720597 A JP25720597 A JP 25720597A JP 25720597 A JP25720597 A JP 25720597A JP H1196517 A JPH1196517 A JP H1196517A
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JP25720597A
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English (en)
Inventor
Moichi Otomo
茂一 大友
Shuji Sudo
修二 須藤
Yuji Ueda
裕司 上田
Kuniaki Yoshimura
邦明 吉村
Hideji Takahashi
秀治 高橋
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線記録密度の増加に伴う記録媒体の保磁力
増大により、MR複合薄膜磁気ヘッドのオーバーライト
および非線形磁化遷移点シフトの特性が劣化する。 【解決手段】 MR複合薄膜磁気ヘッドにおいて、上
部磁極に飽和磁束が1.2T以上の高Bsメッキ膜を使
用し、中部磁極や下部磁極に高比抵抗スパッタ膜を使用
することで、オーバーライトおよび非線形磁化遷移点シ
フトの特性を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録、再生分離型薄
膜磁気ヘッドに係り、特に高密度高周波ディジタル記録
に用いたときに非線形磁化遷移点シフトが小さく、高密
度高周波記録が可能な磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録装置の記録密度の向上は
著しく、計算機用磁気ディスク装置の分野では、年率6
0%の早さで記録密度の増加が進んでいる。記録密度の
増加を実現するために、磁気記録媒体の改良に加えて、
記録再生特性に優れた磁気ヘッドの開発が進んでいる。
1平方インチ当たり1Gb以上の高記録密度を達成する
ために、再生ヘッドとして、従来のインダクティブ型よ
りも格段に再生出力の高いMR(磁気抵抗効果型)ヘッ
ドが開発され使用されている。一方、記録ヘッドには従
来の電磁誘導を利用したインダクティブ型の薄膜磁気ヘ
ッドが用いられている。現実には、再生ヘッドと記録ヘ
ッドを一体に形成した、インダクティブ記録・MR再生
の複合ヘッドが用いられている。以下、本ヘッドをMR
複合薄膜磁気ヘッドと称する。
【0003】図2は、現在用いられているMR複合薄膜
磁気ヘッドの構造を示している。図2(a)は本MR複
合薄膜磁気ヘッドの上面図を、図2(b)は、図2
(a)のA−A’断面の浮上面近傍を示している。ま
た、図2(c)は図2(a)の浮上面B−Bを示してい
る。本MR複合薄膜磁気ヘッドは、基板30の上に、下
部磁極31、絶縁層32、中部磁極33が形成され、下
部磁極と中部磁極の間に、MR素子からなる再生部34
が構成されている。中部磁極の上に、記録ギャップ材3
5が形成され、さらにコイル36が形成されている。コ
イルを絶縁するために、絶縁層37が形成され、さらに
上部磁極が38が形成され、最上層にこれらを保護する
ための保護層39が形成されている。本薄膜磁気ヘッド
は、コイル36に記録電流を印加して上部磁極38と中
部磁極33に記録磁束を誘起せしめ、記録ギャップ近傍
で上部磁極と中部磁極から漏洩する磁界により、浮上面
40の近傍に設置した記録媒体に信号磁化を記録する。
再生時には、記録媒体の信号磁化から発生する磁界をM
R再生素子で検出する。
【0004】本磁気ヘッドでは、図2(c)のように、
下部および中部磁極の幅に比較して上部磁極の幅を大幅
に狭く形成しており、この上部磁極の幅により記録トラ
ック幅Twを規定している。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】計算機用磁気ディス
ク装置では、線記録密度の増加に伴って、オーバーライ
ト(O/W)および非線形磁化遷移点シフト(Non
Linear Transition Shift;以
下省略してNLTSと称す)の特性不足が問題となり、
今後の記録密度の増加を実現するためにはO/Wおよび
NLTSの改善が課題になっている。NLTSとは、デ
ィジタル信号の記録において、記録された信号が、本来
記録すべき位置からずれてしまう現象である。また、O
/Wとは長波長の信号を記録した後に、短波長の信号を
重ね書きした場合に、先に記録した長波長信号が消去さ
れずに残ってしまう現象である。O/Wは特に高保磁力
の記録媒体に対して、記録磁界強度および記録磁界勾配
が不足している時に問題となる。またNLTSは、高周
波、高密度記録時に、磁極の高周波特性が不足し、記録
磁界の変化が遅れることに起因すると考えられる。
【0006】従来、薄膜磁気ヘッド用の記録磁極として
は、主に、83Ni−17Fe(wt%)合金のメッキ
膜が使用されていた。この材料は、軟磁気特性に優れて
おり、またメッキ法により作製できるため狭トラック幅
を有する薄膜ヘッドの磁極材料として好適であった。し
かし、記録の高密度化、高周波化が進むにつれ、以下の
ような問題が生ずるようになった。すなわち、記録密度
を増加するためには、記録媒体の保磁力を増加すること
により、記録磁化の反磁界による減磁をふせぎ、磁化遷
移領域を減少して、高記録密度での出力を増加する必要
がある。しかし、媒体の保磁力が高い場合には、これに
十分信号磁化を記録するためには、強い記録磁界強度が
必要となるが、上記の83Ni−Fe合金は飽和磁束密
度が約1Tであり、近年使用されるようになった、保磁
力が1.9×10E5A/m以上の媒体に対しては、磁
極飽和の問題を生じ、記録磁界強度が不足するという問
題を生じた。記録磁界強度の不足は、特にO/W特性の
劣化として現れ、必要となる−30dB以下のO/W特
性が−26dB以上となる問題があった。
【0007】一方、記録の高密度化と同時に高周波化も
進展しており、直径3.5インチのディスクを用いる磁
気ディスク装置では、最高使用周波数は80MHzを越
えるものが開発されるようになっている。このように使
用周波数が高くなった場合には、必要な記録信号の変化
速度に、磁極の磁束変化が追随できず、記録磁界の変化
に遅れを生じて、前述のNLTS特性が劣化してしまう
という問題を生ずるようになった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記のよう
な問題を解決し、高密度、高周波記録を実現するために
MR複合薄膜磁気ヘッドのO/WおよびNLTSを改善
することを目的としたものである。
【0009】本発明では、上記の目的を達成するために
以下のような手段を用いる。 (1) 上部磁極を浮上面近傍において2つ以上の平面
あるいは曲面により構成し、前記平面あるいは曲面の浮
上面側の接線がギャップ面となす角度が浮上面に最も近
い平面あるいは曲面において他の平面あるいは曲面より
小さくなるように構成し、上部磁極に飽和磁束密度が
1.2T以上、2.4T以下の高Bsメッキ膜を使用す
る。より好ましくは1.4T以上、2.4T以下の高B
sメッキ膜を使用する。
【0010】(2)また、上記(1)において、前記高
Bsメッキ膜としてNi濃度が40wt%以上50wt%
以下のNi−Fe合金メッキ膜を使用する。
【0011】(3)また、上記(1)ないし(2)にお
いて、下部磁極および中部磁極に比抵抗が80μΩcm
以上、1500μΩcm以下の高比抵抗スパッタ膜を使
用する。より好ましくは100μΩcm以上、1500
μΩcm以下の高比抵抗スパッタ膜を使用する。
【0012】(4)また、上記(3)において、前記高
比抵抗スパッタ膜としてCo系非晶質合金スパッタ膜を
使用する。
【0013】(5)また、上記(4)において、前記高
比抵抗スパッタ膜としてCoが82at%以上94at%
以下、Taが3at%以上、Zrが2at%以上の組成を
有する非晶質合金スパッタ膜を使用する。
【0014】(6)また、上記(1)〜(5)におい
て、上部磁極の前記浮上面に最も近い平面あるいは曲面
の浮上面側の接線がギャップ面となす角度が20度以上
40度以下となるように構成する。
【0015】(7)また、上記(1)ないし(6)にお
いて、上部磁極の前記浮上面に最も近い平面あるいは曲
面以外の平面あるいは曲面の浮上面側の接線がギャップ
面となす角度が50度以上80度以下となるように構成
する。
【0016】(8)さらに、上記(1)ないし(7)に
おいて、上部磁極中央における上部磁極の膜厚が2.5
μm以上3.5μm以下となるように構成する。
【0017】(9)また、上記(1)ないし(8)にお
いて、記録ギャップ長が0.25μm以上0.45μm
以下となるように構成する。
【0018】上記のように、上部磁極に従来の83Ni
−17Fe合金メッキ膜よりも飽和磁束密度Bsの高
い、Bs1.2T以上、2.4T以下の高Bsメッキ膜
を使用することにより、O/W特性を改善し、−30d
B以下のO/Wを得ることが出来る。より好ましくは
1.4T以上、2.4T以下の高Bsメッキ膜を使用す
ることにより、より顕著にO/W特性を向上することが
出来る。本発明において、上部磁極にメッキ膜を使用す
る理由は、以下の通りである。すなわち、本発明のMR
複合薄膜磁気ヘッドにおいては、図1(b)のように上
部磁極18によりトラック幅Twを規定するため、約2
μmあるいはそれ以下のトラック幅に上部磁極の浮上面
形状を精度良く形成する必要がある。メッキ法によれ
ば、レジストを露光、現像して、レジストにトラック幅
に相当する矩形状の凹部を形成し、この凹部にメッキ膜
を形成することにより、幅に対して膜厚が大きい矩形状
の上部磁極を精度良く形成することが出来る。一方、ス
パッタ膜を使用する場合には、一旦スパッタ膜を形成し
た後、レジスト等をマスクとしてイオンミリング、化学
エッチング等により所望のトラック幅を得る。しかし、
一般に膜の下部の幅が上部の幅より大きい台形状とな
り、メッキ膜のように矩形状の上部磁極形状が得られな
いという問題がある。
【0019】前記の高Bsメッキ膜として、たとえば、
Ni濃度が42wt%以上50wt%以下のNi−Fe合
金メッキ膜は1.5T以上、1.7Tまでの高い飽和磁
束密度を有し、保磁力Hcも120A/m以下であり記
録用磁性膜として好適である。また比抵抗も83Ni−
17Fe合金メッキ膜の約22μΩcmに対して約55
μΩcmと高いため、O/WおよびNLTS特性を向上
することが出来る。
【0020】また、本発明では下部磁極および中部磁極
に比抵抗が80μΩcm以上、1500μΩcm以下の
高比抵抗スパッタ膜を使用する。より好ましくは100
μΩcm以上、1500μΩcm以下の高比抵抗スパッ
タ膜を使用する。これにより高周波特性を向上し、NL
TS特性を改善することが出来る。前記のように、本発
明のMR複合薄膜磁気ヘッドでは上部磁極はトラック幅
を規定するために精度良く狭い幅に形成する必要がある
が、下部および中部磁極の幅は、上部磁極の少なくとも
5倍以上、実際には約50倍と大きく、幅については高
い精度を必要としない。従って、メッキ膜のみならずス
パッタ膜が使用できる。下部および中部磁極の飽和磁束
密度は高いほうが好ましいが、上部磁極に比較して幅が
広いため上部磁極よりも飽和磁束密度が低くてもよい。
一方、高周波でのNLTSを低減するためには、軟磁気
特性が優れるとともに比抵抗が高く、渦電流損失を防止
できる材料が好ましい。一般に、軟磁気特性を有するメ
ッキ膜で高比抵抗を得ることは困難である。一方、スパ
ッタ膜では軟磁気特性および高比抵抗を共に満足する材
料を得ることができる。軟磁気特性にすぐれ飽和磁束密
度が高く、比抵抗の高いスパッタ膜としては、たとえば
Co系の非晶質合金膜があげられる。また、これらの合
金は従来のNi−Fe系メッキ膜に比較して硬度が高
く、浮上面の加工による段差の発生を防ぎ平坦性を改良
する上で効果がある。
【0021】高抵抗スパッタ膜の具体的な組成としては
例えばCoが82at%以上94at%以下、Taが3a
t%以上、Zrが2at%以上の非晶質合金スパッタ膜が
挙げられる。これらのうちCo濃度が94at%と高い
膜は、比抵抗が80μΩcmと非晶質合金スパッタ膜の
中では低めの値であるが、飽和磁束密度が約1.5Tと
高く、優れたO/W特性を得る上で効果がある。また、
Co濃度が82at%と低い膜は、飽和磁束密度が約
0.8Tと低いが、比抵抗が約150μΩcmと極めて
高く、高周波でのNLTS低減に効果がある。
【0022】本発明において、上部磁極の形状を以下の
ようにする。すなわち、上部磁極を浮上面近傍において
2つ以上の平面あるいは曲面により構成し、前記平面あ
るいは曲面の浮上面側の接線がギャップ面となす角度が
浮上面に最も近い平面あるいは曲面において他の平面あ
るいは曲面より小さくなるように構成する。上記のよう
に浮上面近傍の上部磁極を構成する理由は以下の通りで
ある。すなわち、従来の83Ni−17Fe合金メッキ
膜を使用した上部磁極では、図2(b)のように浮上面
近傍の上部磁極38は一つの曲面が連続するように構成
されている。これにより、Bsが低い磁極材料でも磁束
が直接ギャップ部に供給されるために、O/W特性の低
下を少なくすることが出来る。しかし、本形状ではギャ
ップデプスdpの加工バラツキにより浮上面から見た上
部磁極の膜厚hpの変化が大きくなるために好ましくな
い。そこで、上記のように浮上面近傍の上部磁極を2つ
以上の曲面で構成し、浮上面に最も近い曲面の浮上面側
の接線とギャップ面との角度を他の曲面より小さくす
る。これにより、浮上面近傍でギャップデプスの加工バ
ラツキによる浮上面からみた上部磁極の膜厚の変化を小
さくでき、記録特性のバラツキを低減できる。もちろ
ん、上記曲面の代わりに平面で構成してもよい。一方、
上記のようにした場合、浮上面近傍に近い上部磁極の曲
面と下部磁極の間で磁束の漏洩を生じやすくなり、記録
特性が低下する恐れがある。しかし、飽和磁束密度を
1.2T以上とすることにより記録特性の低下は改善さ
れる。
【0023】上記のように、本発明では上部磁極の前記
浮上面に最も近い平面あるいは曲面の浮上面側の接線が
ギャップ面となす角度が20度以上40度以下となるよ
うに構成する。前記角度が20度以下の場合には磁束の
漏洩が大きくなり記録特性の劣化を生ずるようになる。
前記角度が40度以上の場合には前記のギャップデプス
の加工バラツキによる浮上面から見た上部磁極膜厚の変
動低減の効果が小さくなる。
【0024】また、本発明では上部磁極の前記浮上面に
最も近い平面あるいは曲面以外の平面あるいは曲面の浮
上面側の接線がギャップ面となす角度が50度以上80
度以下となるように構成する。前記角度を50度以下とし
た場合には浮上面に最も近いコイルの位置が浮上面から
遠くなり、記録効率が劣化するという問題がある。一
方、前記角度を80度以上とすると、浮上面に近い曲面
あるいは平面と当該曲面あるいは平面との境界において
上部磁極メッキ膜厚が減少するという問題を生ずる。
【0025】さらに、本発明では上部磁極中央における
上部磁極の膜厚が2.5μm以上3.5μm以下となる
ように構成する。従来の83Ni−17Fe合金メッキ
膜を使用した場合にはO/W特性の低下を少なくするた
めに膜厚を4.5μmと厚くする必要があった。しか
し、本発明では飽和磁束密度を1.2T以上とするため
に、上部磁極の膜厚を2.5μm以上3.5μm以下と
薄くしても記録特性の低下は問題とならない。しかし、
膜厚を2.5μm未満とした場合にはO/W特性が劣化
し、3.5μm以上とした場合にはNLTS特性が低下
するという問題を生ずる。
【0026】上記に加えて、本発明では記録ギャップ長
が0.25μm以上0.45μm以下となるよう構成す
る。記録ギャップ長を0.25μm未満とした場合には
O/W特性およびNLTS特性が低下し、記録ギャップ
長が0.45μmを越える場合にはNLTS特性が低下
するという問題を生ずる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により詳細
に説明する。図1(a)および(b)に、本発明の実施
例のMR複合薄膜磁気ヘッドの断面図を示す。図2
(a)は従来のMR複合薄膜磁気ヘッドの平面図であ
る。ここで、図1(a)は図2(a)のA−A’におけ
る断面に相当し、図1(b)は図2(a)のB−B’に
おける断面に相当する。従来の磁気ヘッドでは、中部磁
極33および上部磁極38に83Ni−17Fe(wt
%)の組成を中心とする合金メッキ膜が使用されていた
が、本実施例では中部磁極13に高比抵抗スパッタ膜、
上部磁極18に1.2T以上の高Bsメッキ膜を使用す
る。具体的には、高比抵抗スパッタ膜としてはCoTa
Zr系非晶質合金スパッタ膜、高Bsメッキ膜としては
45Ni−55Fe(wt%)の組成を中心とする合金
メッキ膜を使用する。また、下部磁極11としては中部
磁極と同様に高比抵抗スパッタ膜、具体的にはCoTa
Zr系非晶質合金スパッタ膜を使用した。
【0028】図1(a)のように、本発明の実施例では
浮上面20近傍において、上部磁極のギャップ面側を複
数の曲面で構成し、浮上面に最も近い曲面22の浮上面
側の接線とギャップ面とのなす角θ1を浮上面より遠い
曲面23および23’の浮上面側の接線とギャップ面と
のなす角θ2およびθ2’より小さくする。
【0029】本発明のMR複合薄膜磁気ヘッドの製造方
法の一例を以下に記載する。図1において、基板10と
してAl2O3-TiCを用い、この上に下部磁極となる
Co83Ta12.2Zr4.8(at%)の組成を有
する非晶質合金スパッタ膜をマグネトロンスパッタ装置
を用いて形成した。この膜のBsは0.9T、比抵抗は
145μΩcmだった。次に、下部磁極として残すべき
部分をレジストで保護し、化学エッチングにより不要部
を除去した。化学エッチングには硝酸、硫酸コバルトお
よびフッ酸の混合液を用いた。化学エッチングを行った
場合、下部磁極の磁性膜の端部は、図1(b)に示すよ
うに基板に対して傾斜するごとくエッチングされる。こ
の磁性膜端面と基板との傾斜角度は約45度から20度
となった。次に、再生ギャップとなる絶縁層12および
MR素子および電極、バイアス膜などからなる再生素子
14を形成した。次に、下部磁極と同様の方法でCoT
aZr非晶質合金スパッタ膜からなる中部磁極13を形
成した。組成はCo88Ta8Zr4(at%)とし
た。この膜のBsは1.3T、比抵抗は120μΩcm
だった。次に、記録ギャップとなる絶縁材15、コイル
16、およびコイルの絶縁材17を形成した。絶縁材1
7としてはレジストを用いた。前記のように、上部磁極
18の浮上面近傍が複数の曲面で形成されるように、本
実施例では、絶縁材となるレジスト17の形成を少なく
とも3回に分離した。すなわち、曲面22を形成するた
めに1層目のレジストを塗付したのち加熱硬化し、さら
に2層目、3層目のレジストを塗付、加熱硬化すること
により曲面23、23’を形成した。次に、上部磁極1
8として、45Ni−55Fe(wt%)合金膜をメッ
キ法により形成した。この膜のBsは1.65T、比抵
抗は55μΩcmだった。前記のメッキ工程の前に、あ
らかじめメッキ電流を流すため厚さ0.1μmの下地膜
をスパッタリング法により形成した。下地膜としては8
3Ni−17Fe(wt%)合金膜を用いた。この上に
上部磁極の形状の周囲を囲むが如くフレーム状のレジス
トを形成し、その後メッキ処理を施した。その結果フレ
ーム内部および外部にメッキ膜が形成され、不要な下地
膜およびメッキ膜をイオンミリングおよび化学エッチン
グにより除去することにより、所望の形状の上部磁極を
得た。さらに、Al2O3からなる保護材19をマグネト
ロンスパッタ法により形成し、所定の形状に加工するこ
とによりMR複合薄膜磁気ヘッドを作製した。
【0030】上記のように作製した本発明のMR複合薄
膜磁気ヘッドの記録特性を従来のMR複合薄膜磁気ヘッ
ドと比較した結果を表1に記載する。記録特性の測定に
は、3.5インチの磁気ディスクを用い、5400r.
p.mの回転数での測定を行った。内周での記録密度は
185kFCI、外周での記録密度は160kFCIで
ある。磁気ディスクは保磁力1.7×10E5A/mで
あり、浮上量を約65nmとした。O/Wは、LFで記
録した時の再生出力に対する、LFで記録した後HFで
記録した時のLFの残留出力の比を測定した。NLTS
は5次高調波抽出法で測定した。内周のLFは7.5M
Hz、HFは45MHz、外周のLFは11.7MH
z、HFは70MHzである。記録電流は30mAop
とした。
【0031】比較のための比較例1として、中部磁極を
83Ni−17Fe(wt%)合金メッキ膜とし、上部
磁極も83Ni−17Fe(wt%)合金メッキ膜とし
たヘッドを用いた。このヘッドでは、浮上面近傍の上部
磁極形状を図2(b)のように1つの曲面で構成し、上
部磁極の膜厚を4.5μm、記録ギャップ長を0.4μ
mとした。また、下部磁極はCo83Ta12.2Zr
4.8(at%)非晶質合金膜とした。中部磁極の膜厚
は3μm、下部磁極の膜厚は2μmとした。図2(b)
における浮上面近傍の上部磁極曲面の接線とギャップ面
のなす角θ3を60度とした。
【0032】比較例2のヘッドとして、中部および上部
磁極を83Ni−17Fe(wt%)合金メッキ膜と
し、浮上面近傍の上部磁極形状を図1(a)のように複
数の曲面で構成したヘッドを用いた。図1(a)におけ
る浮上面近傍の上部磁極曲面の接線とギャップ面のなす
角θ1を30度、θ2およびθ2’を60度とした。そ
の他の構造は比較例1と同様とした。
【0033】実施例1のヘッドとして、中部磁極を83
Ni−17Fe(wt%)合金メッキ膜とし、上部磁極
は45Ni−55Fe(wt%)合金メッキ膜としたヘ
ッドを用いた。その他の構造は比較例2と同様とした。
【0034】実施例2のヘッドとして、上部磁極の膜厚
を3.5μmとし、その他の構造は実施例1と同様のヘ
ッドを用いた。
【0035】
【表1】
【0036】表1のように、上部および中部磁極とも8
3Ni−17Fe(wt%)合金メッキ膜を使用した比
較例1は、内周および外周ともO/Wが−30dB以上
で大きく、また、外周のNLTSも30%以上の大きな
値になっている。同一の材料および膜厚で浮上面近傍の
上部磁極を複数の曲面で構成した比較例2では、O/W
およびNLTSとも比較例1よりさらに大きくなった。
これは、83Ni−17Fe(wt%)合金メッキ膜の
Bsが約1Tと低く、記録磁界が十分でないためにLF
の消去残りが生じ、O/Wの値が大きくなってしまうた
めである。浮上面近傍の上部磁極を複数の曲面で構成し
た比較例2のヘッドでは、図1(a)の浮上面近傍の上
部磁極曲面18から中部磁極13への磁束のもれが大き
く、浮上面側に漏れる磁束が少なくなるために記録磁界
が低下し、さらにO/Wが劣化したものと考えらえる。
一方、実施例1のヘッドでは、上部磁極をBsの大きい
45Ni−55Fe(wt%)としたために、浮上面近
傍の上部磁極を複数の曲面で構成したにもかかわらず、
O/Wが−30dB以下と小さくすることができた。し
かし、NLTSは比較例1のヘッドに比較して大きくな
っている。上部磁極の膜厚を3.5μmに減少した実施
例2のヘッドでは、O/Wが若干増加するものの、NL
TSは実施例1のヘッドに比較して大幅に低下した。以
上のように、上部磁極を高Bsメッキ膜とし、浮上面近
傍の磁極形状を複数の曲面で構成し、かつ膜厚を低減す
ることによりNLTSを劣化することなしに、O/W特
性を大幅に向上することができた。
【0037】浮上面近傍の上部磁極を複数の曲面で構成
し、浮上面に最も近い曲面の浮上面側の接線とギャップ
面とのなす角θ1を浮上面より遠い曲面の角度θ2およ
びθ2’より小さくすることは以下のような利点があ
る。すなわち、図2(b)のように浮上面近傍の曲面を
単一にした場合、コイル36を浮上面近くに形成するた
めに上部磁極曲面接線の角度θ3は45度以上の大きい
角度にする必要がある。この場合、スロートハイトの加
工ばらつきによる浮上面からみた上部磁極の高さhpの
ばらつきはおおきな値になってしまう。この結果O/
W、NLTSなどの記録特性のばらつきが大きくなり、
歩留りの低下につながる。一方、図1(a)のように上
部磁極を複数の曲面で構成し、浮上面に最も近い曲面の
接線を小さくすることにより、スロートハイトdの加工
ばらつきによる浮上面からみた上部磁極の高さhのばら
つきを小さくすることができる。また浮上面より遠い曲
面の接線の角度θ2およびθ2’をおおきな角度とする
ことにより、コイル16全体が浮上面から遠くなるのを
防ぐことができる。なお、コイル16と浮上面の距離が
遠い場合には、記録電流にたいする記録磁界の立ち上が
りが遅くなり、記録効率が低下するという問題を生ず
る。
【0038】また、上部磁極の膜厚を低減することは以
下のような効果がある。すなわち、膜厚が厚い場合には
浮上面からみた上部磁極の高さhpが高くなる。この場
合に保護膜となるAl2O3の欠陥を生じやすく、さらに
保護膜の応力等により上部磁極とギャップ間にクラック
を生じやすいという問題が発生する。上部磁極高さhを
低下することにより保護膜の欠陥および上部磁極とギャ
ップ間のクラックは大幅に低減された。
【0039】次ぎに、さらに高保磁力の媒体に対して高
記録密度の条件で本発明のヘッドの特性を比較した。表
2にその結果を示す。記録特性の測定には、3.5イン
チの磁気ディスクを用い、5400r.p.m.の回転
数での測定を行い中周および外周での記録特性を比較し
た。中周での記録密度は175kFCI、外周での記録
密度は160kFCIである。磁気ディスクは保磁力
1.9×10E5A/mであり、浮上量を約45nmと
した。中周のLFは13MHz、HFは65MHz、外
周のLFは16MHz、HFは80MHzである。記録
電流は30mAopとした。
【0040】
【表2】
【0041】表1に示した結果と同様に、表2の結果に
おいても比較例3のヘッドではO/Wの値が−30dB
以上と大きい。実施例3のヘッドでは上部磁極を高Bs
メッキ膜とすることによりO/W特性が向上し、−30
dB以下の値が得られた。しかし、NLTSは従来ヘッ
ドの30%以上の値がさらに劣化してしまった。NLT
Sを改善するために、実施例4のヘッドでは中部磁極に
Co88Ta8Zr4(at%)非晶質合金スパッタ膜
を用いた。この結果、表2のようにNLTSは大幅に改
善し、30%以下の小さな値となった。また、同時にO
/w特性も向上し、−40dB以下の小さな値となっ
た。このようにNLTSが大きく改善した原因は明らか
ではないが、特に周波数の高い外周でのNLTS改善の
効果が著しいことから、CoTaZr非晶質合金スパッ
タ膜の高い比抵抗により高周波の渦電流損失が低下し、
記録磁界の時間的立ち上がりが早くなったためと考えら
れる。また、O/Wが向上した理由は従来ヘッドの中部
磁極に用いた83Ni−17Fe(wt%)合金メッキ
膜のBsが1.0Tであるのに対して、実施例4のヘッ
ドの中部磁極に用いたCo88Ta8Zr4(at%)
非晶質合金スパッタ膜のBsが1.3Tと高いためであ
ると考えらえる。さらに、実施例5のヘッドでは、実施
例4のヘッドの記録ギャップ長を0.3μmに低減し
た。この結果O/W特性のわずかな劣化が見られるもの
の、NLTSがさらに低下し、好ましい結果が得られ
た。
【0042】記録ギャップ長に対するNLTSおよびO
/Wの変化を説明する。図3は実施例5のヘッドにおい
て、記録ギャップ長をさらに0.3μm以下に低減した
場合の結果を示している。記録ギャップ長を0.3μm
以下でさらに低減した場合には、O/W特性が劣化し、
NLTS特性も劣化する。特に0.25μm未満の場合
にはO/W特性の劣化が著しいので記録ギャップ長は
0.25μm以上とする必要がある。また、0.45μ
mを越える場合には記録磁界の立ち上がりが遅くなり、
NLTS特性が劣化するため、0.45μm以下とする
ことが必要である。
【0043】図4は実施例5のヘッドにおいて、記録ギ
ャップ長を0.3μmとし、上部磁極中央24の近傍に
おける上部磁極の厚さtを変化した時のO/WおよびN
LTSの変化を示す。図のようにO/Wは膜厚3μmま
で変化がなく、それ以下で大きく劣化する。また、NL
TS特性は内周および外周で膜厚低下とともに向上す
る。従って、上部磁極膜厚は2.5μm以上3.5μm
以下とするのが好ましい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明のヘッドにおい
て、上部磁極に高Bsのメッキ膜を使用し、中部磁極に
高比抵抗を有するスパッタ膜を使用し、かつ浮上面近傍
の上部磁極を複数の曲面で構成することにより、高記録
密度高周波においてO/WおよびNLTS特性に優れた
MR複合薄膜磁気ヘッドを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のMR複合薄膜磁気ヘッド
の断面図、図1(b)は本発明のMR複合薄膜磁気ヘッ
ドの浮上面側からみた断面図。
【図2】図2(a)は本発明および従来のMR複合薄膜
磁気ヘッドの平面図、図2(b)は従来のMR複合薄膜
磁気ヘッドの断面図、図2(c)は従来のMR複合薄膜
磁気ヘッドの浮上面側からみた断面図。
【図3】本発明のヘッドにおける記録ギャップ長に対す
るNLTSおよびO/Wの関係を説明する図。
【図4】本発明のヘッドにおける上部磁極の厚さに対す
るNLTSおよびO/Wの関係を説明する図。
【符号の説明】
10 基板、11 下部磁極、12 絶縁層、13 中
部磁極、14 再生素子、15 絶縁材、16 コイ
ル、17 コイルの絶縁材、18 上部磁極、19 保
護材、20 浮上面、22 浮上面に最も近い曲面、2
3 23’ 浮上面より遠い曲面、24 上部磁極中央
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 邦明 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株式 会社電子部品工場内 (72)発明者 高橋 秀治 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株式 会社電子部品工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生にMR素子を用い、記録にインダクテ
    ィブ薄膜磁気素子を用い、下部磁極と中部磁極の間にM
    R素子を有し、中部磁極と上部磁極の間に記録用コイル
    を配し、下部および中部磁極のトラック幅方向への幅が
    トラック幅の5倍以上であり、上部磁極の幅が記録トラ
    ック幅にほぼ等しく、さらに、上部磁極が浮上面近傍に
    おいて2つ以上の平面あるいは曲面から構成され、前記
    平面あるいは曲面の浮上面側の接線がギャップ面となす
    角度が浮上面に最も近い平面あるいは曲面において他の
    平面あるいは曲面より小さく、かつ上部磁極に飽和磁束
    密度が1.2T以上2.4T以下の高Bsメッキ膜を使
    用することを特徴とするMR複合薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1のMR複合薄膜磁気ヘッドにおい
    て、前記高Bsメッキ膜としてNi濃度が40wt%以
    上50wt%以下のNi−Fe合金メッキ膜を使用する
    ことを特徴としたMR複合薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1ないし2のMR複合薄膜磁気ヘッ
    ドにおいて、下部磁極および中部磁極に比抵抗が80μ
    Ωcm以上1500μΩcm以下の高比抵抗スパッタ膜
    を使用することを特徴とするMR複合薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】請求項3のMR複合薄膜磁気ヘッドにおい
    て、前記高比抵抗スパッタ膜としてCo系非晶質合金ス
    パッタ膜を使用することを特徴としたMR複合薄膜磁気
    ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項4のMR複合薄膜磁気ヘッドにおい
    て、前記高比抵抗スパッタ膜として、Coが82at%
    以上94at%以下、Taが3at%以上、Zrが2at
    %以上の組成を有する非晶質合金スパッタ膜を使用する
    ことを特徴としたMR複合薄膜磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のMR複合薄膜磁気ヘッ
    ドにおいて、上部磁極の前記浮上面に最も近い平面ある
    いは曲面の浮上面側の接線がギャップ面となす角度が2
    0度以上40度以下であることを特徴とするMR複合薄
    膜磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のMR複合薄膜磁気ヘッ
    ドにおいて、上部磁極の前記浮上面に最も近い平面ある
    いは曲面以外の平面あるいは曲面の浮上面側の接線がギ
    ャップ面となす角度が50度以上80度以下であること
    を特徴とするMR複合薄膜磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のMR複合薄膜磁気ヘッ
    ドにおいて、上部磁極中央における上部磁極の膜厚が
    2.5μm以上3.5μm以下であることを特徴とする
    MR複合薄膜磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のMR複合薄膜磁気ヘッ
    ドにおいて、記録ギャップ長が0.25μm以上0.4
    5μm以下であることを特徴とするMR複合薄膜磁気ヘ
    ッド。
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