JPH1196477A - 情報処理システムのセキュリティ装置 - Google Patents

情報処理システムのセキュリティ装置

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JPH1196477A
JPH1196477A JP9258288A JP25828897A JPH1196477A JP H1196477 A JPH1196477 A JP H1196477A JP 9258288 A JP9258288 A JP 9258288A JP 25828897 A JP25828897 A JP 25828897A JP H1196477 A JPH1196477 A JP H1196477A
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JP
Japan
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user
photographing
information processing
processing system
security device
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JP9258288A
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English (en)
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Yoichi Kuge
洋一 久下
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理システムのにおいて、手間をかけず
に使用者の判定を適切に行うことのできるセキュリティ
装置を提供する。 【解決手段】 被写体である使用者をカラー画像で撮影
する撮影手段2と、撮影手段2の方向および位置を変化
させる撮影角度調整手段3と、撮影手段2で得られた複
数の各カラー画像について、各カラー画像を複数の領域
に分けて各々の領域の色成分情報の抽出および平均化を
行う演算手段6と、事前にアクセスできる人物の色成分
データが登録された記憶手段7と、演算手段6と記憶手
段7の情報を比較して使用者の一致、不一致を判定する
判定手段8と、この判定手段8の結果を保持する判定記
憶手段10とを備え、撮影位置を変化して得られた複数
のカラー画像に基づいて正規の使用許可者であるか否か
の判断を行い、使用許可者以外の人物の使用を制限す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者を撮影して
得られた人物画像の色成分より使用可能者の判別を行う
情報処理システムのセキュリティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理システムのセキュリティ
装置には、文字列を用いたパスワードを入力するように
構成されたものがある。
【0003】すなわち、この装置では、一般に、Aから
Zまでのアルファベッド記号や、0から9までの数字
や、あるいは1文字以上で構成された文字列、さらに
は、これらの組み合わたものを使用者が予め定めた順に
入力して、事前にパスワードとして登録しておく。
【0004】そして、システム使用時において、情報処
理システムは、パスワードとして文字列を使用者に入力
するように求め、入力された文字列と事前に登録されて
いるパスワードの文字および文字列の内容か合致してい
るか否かの判別を行い、全て合致していれば、システム
の使用許可を与え、合致しなければシステムの使用許可
を与えないようにしている。
【0005】以下、図19を参照して、従来のパスワー
ドを用いた情報処理システムのセキュリティ装置につい
て、ノート型コンピュータを例にとって説明する。
【0006】ノート型コンピュータには、キーボード等
で構成された入力装置202と、電源スイッチや電源ボ
タンなどの起動検出装置204と、CPU等で構成され
た演算処理装置207と、液晶ディスプレイ等で構成さ
れた表示装置203とが設けられている。
【0007】起動検出装置204によりシステムを起動
する要求を発生し、これが演算処理装置207に受け取
られると、同装置207は、システム内部の各回路の初
期化を行って、入力装置202からの文字列の入力待ち
状態となる。この時、表示装置203によって、パスワ
ードを入力するよう使用者に対してメッセージを与え
る。
【0008】使用者が入力装置202からパスワードを
入力すると、演算処理装置207は、システム記憶装置
208に登録されている使用許可者のパスワードと文字
列の文字数や構成内容の判定を行う。
【0009】判定結果が合致すると判別されれば、オペ
レーティングシステム等の起動を行い、システムを利用
することかできるようになる。
【0010】これに対して、演算処理装置207が入力
と合致しないと判別されれば、表示装置203にて再入
力を使用者に促す。
【0011】入力装置202において、再度入力された
文字列より、再度演算処理装置207にて判別を行う。
【0012】判別されない処理を数回繰り返しても登録
されているパスワードと合致しなければ、システムは起
動検出装置204により要求を受けなければ何もしない
状態となる。
【0013】これにより、情報処理システムは、システ
ム記憶装置203内に予め登録されたパスワードと一致
したものが入力装置202から入力されない限り、シス
テムを起動させない。
【0014】また、システム起動後に、システムの使用
が中断状態になり、再開させる時にも入力装置202か
らの文字列の入力待ち状態となる。
【0015】この時も、表示装置203により再度パス
ワードを入力するよう使用者にメッセージを与える。
【0016】使用者がパスワードとして文字列を入力装
置202により入力すると、演算処理装置207は、シ
ステム記憶装置208に登録されている使用許可者のパ
スワードと文字列の文字数および構成内容の判定を行
う。
【0017】判定が合致するもであれば、システムの動
作を再開し、使用者はシステムを利用することかできる
ようになる。
【0018】判定が合致しなければ、再入力を使用者に
対し表示装置203にて促し、再度判定を行う。
【0019】判別されない処理を数回繰り返しても登録
されているパスワードと合致しなければ、システムは中
断状態となる。
【0020】特開平5−297152号公報に開示され
ているものでは、得られた画像の色情報より温度情報に
合致する領域から認識物体の識別を行う物体認識装置が
提案されている。
【0021】また、特開平6−119433号公報に開
示されているものでは、一定の時間に複数の画像を取り
込み、その中の予め決められた条件を満たした画像デー
タを用いることにより、人物の識別を行う人物認証装置
が提案されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述した情報処理シス
テムのセキュリティ装置には、キーボードなどの入力装
置を用いて文字列を入力するので、文字列の入力に手間
かかかり、また、使用者がパスワードを忘れてしまう可
能性がある。さらに、登録されたパスワードを他の人物
が流用すれば、システムを起動することができるという
課題がある。
【0023】また、使用者の判定を行う時には、システ
ム内部の判定に直接に係らない回路も全て動作してしま
うので、判定に必要でない回路で不要な電力消費が発生
するという課題がある。
【0024】さらに、上記の特開平5−297152号
公報に記載の内容では、撮影された一枚の画像に基づい
て肌色成分の抽出を行った後に、肌色成分の重心点の温
度測定を行っているので、認識する物体の色と背景の色
とが同じ肌色で似ている場合には、重心点の位置がずれ
て重心点には人物がいないことが起こり、温度を検出で
きない場合がある。
【0025】また、上記特開平6−119433号公報
に記載の内容では、条件を満たした画像のみを有効にす
るため、条件に合わない画像が連続する場合には、人物
の認証を判定することができない。しかも、予め決めら
れた大きさを満たす領域を抽出しているため、使用者の
位置によっては、画像中の人物の顔の大きさが異なる場
合があり、人物の顔を抽出するのに時間がかかる。
【0026】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、情報処理システムにおいて、手間をか
けずに使用者の判定を適切に行うことのできるセキュリ
ティ装置を提供することを課題とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のセキュリティ装
置は、上記の課題を解決するため、次の手段を採用して
いる。
【0028】請求項1に係る発明では、被写体である使
用者をカラー画像で撮影する撮影手段と、撮影手段の方
向および位置を変化させる撮影角度調整手段と、前記撮
影手段で得られた複数の各カラー画像について、各カラ
ー画像を複数の領域に分けて各々の領域の色成分情報の
抽出および平均化を行う演算手段と、事前にアクセスで
きる人物の色成分データが登録された記憶手段と、前記
演算手段と記憶手段の情報を比較して使用者の一致、不
一致を判定する判定手段と、この判定手段の結果を保持
する判定記憶手段とを備え、撮影位置を変化して得られ
た複数のカラー画像に基づいて正規の使用許可者である
か否かの判断を行い、使用許可者以外の人物の使用を制
限することにより、上記の課題を解決している。
【0029】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
セキュリティ装置の構成に加えて、被写体の温度を測定
する温度測定手段を設けるとともに、前記撮影角度調整
手段は、この温度側定手段から得られた情報より撮影手
段の方向および位置を変化させるように構成されてお
り、温度検出手段の検出出力に基づいて人物の有無を調
べた後、撮影位置を変更して正規の使用許可者であるか
否かの判断を行い、使用許可者以外の人物の使用を制限
することにより、上記の解決を解決している。
【0030】請求項3に係る発明では、請求項1または
請求項2記載の情報処理システムのセキュリティ装置に
おいて、情報処理システム内部の各回路の動作電源を制
御する電源制御手段を備え、使用者の判定を行う際に必
要でない情報処理システム内部の回路の電力消費の制御
を前記電源制御手段にて行うことで、上記の課題を解決
している。
【0031】請求項4に係る発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の情報処理システムのセキュ
リティ装置において、使用者の判定を時間をずらして撮
影された異なるカラー画像の色成分情報より判定を行っ
た結果を保持する判定記憶手段を備え、ノイズや外光の
反射光による画像の劣化による誤認識を防ぎ、安全性を
高めたことで、上記の課題を解決している。
【0032】請求項5に係る発明では、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の情報処理システムのセキュ
リティ装置において、使用者に照明をあてる照明手段を
設けるとともに、判定手段は、演算手段から得られた画
像成分に黒色の成分が多い場合に照度が不足する判断し
た場合には、前記照明手段を点灯させるように構成し、
使用者の色成分の抽出を容易に行えるようにすること
で、上記の課題を課題している。
【0033】請求項6に係る発明では、請求項5記載の
情報処理システムのセキュリティ装置において、時間を
カウントする時間管理手段を設けるとともに、判定手段
は、使用者の判定を行う際に前記時間管理手段から現在
の時刻を得て、照度が足りない時刻であれば照明手段に
点灯させるように構成し、判定に要する時間を短くする
ことで、上記の課題を解決している。
【0034】請求項7に係る発明では、請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の情報処理システムのセキュ
リティ装置において、情報処理システムの作業が中断し
てから再開するときに、使用者の画像情報の色成分の比
較を行い、前使用者の色成分と合致すると判断した場合
にはシステムを再開し、合致しない場合にはシステムの
再開を行わないようにすることで、上記の課題を解決し
ている。
【0035】請求項8に係る発明では、請求項1ないし
請求項7のいずれかに記載の情報処理システムのセキュ
リティ装置において、時および時間をカウントする時間
管理手段と、被写体である使用者の服装の色成分を記憶
する記憶手段とを設け、日付が同―の場合には服装の色
成分も含む判定を行い、使用者の判別を行うことによ
り、上記の課題を解決している。
【0036】このように、本発明によれば、情報処理装
置のセキュリティ装置は、撮影された使用者の色成分デ
ータと、以前に登録されている使用許可者の色成分デー
タとを比較判定しているので、個別の人物を判定するこ
とができ、使用権のない人物による使用を阻止すること
ができる。また、同じ日に使用する場合には、服装の色
からも判別するので、安全性をさらに高めることができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】実施形態1 図1は、本発明に係るセキュリティ装置1を含む情報処
理システム100の全体を示す構成図である。
【0038】図1において、100は情報処理システム
の全体を示し、1は本発明に係るセキュリティ装置、1
01は情報処理システム100の各部の入出力を制御す
る入出力制御装置、102はキーボードなどの入力装
置、103は液晶パネルなどの表示装置である。
【0039】図2は、本発明に係るセキュリティ装置1
の構成を示すブロック図である。
【0040】図2において、2は使用者を撮影する高精
細CCDイメージセンサなどの撮像素子を含んだ撮影手
段、3は撮影手段2の撮影方向を調整するためにステッ
ピングモータなどで構成された撮影角度調整手段であ
る。
【0041】また、6は撮影手段2によって得られたカ
ラー画像を複数の領域に分けて各々の領域の色成分情報
の抽出および平均化を行う演算手段、7は事前にアクセ
スできる人物の色成分データを登録する記憶手段、8は
演算手段6と記憶手段7の情報を比較し判定する判定手
段である。
【0042】図3はセキュリティ装置1における撮影手
段2の概観を示す斜視図である。
【0043】撮影手段2には、被写体のフォーカスを自
動的に合焦させるオートフォーカス機能、被写体の画像
の明るさを調整するアイリス機能、被写体を撮影する際
の画像1フレームあたりの取り込み時間を制御するシャ
ッタースピード機能、およびズームレンズによるズーム
機能や画像の切出しおよび伸長によるズーム機能を備え
ている。
【0044】撮影手段2の撮影方向は、任意の方向に角
度を変化させることが可能であるが、通常の使用状態で
は、使用者を撮影できるように、撮影手段2の光軸が表
示装置103の表示面の中心を通る垂線に交わるように
若干の角度が付けられている。
【0045】被写体となる使用者は、情報処理システム
100を使用する時には、入力装置101を操作できる
ように、また、表示装置103に映し出される文字やグ
ラフィックなどの画像情報が容易に視認できるように、
表示装置103の正面方向の位置から操作を行う。
【0046】その際、撮影手段2のズーム機能は、使用
者が確実に撮影されるように、初期段階では、ズームで
最大の撮影範囲が得られる広角の最大端になるように設
定されている。
【0047】次に、上記の構成における各部の動作につ
いて説明する。
【0048】セキュリティ装置1に対して、被写体の確
認要求があると、撮影手段2により撮影された使用者を
含む画像が演算手段6に送られる。
【0049】演算手段6は、まず、1フレームの画像の
輝度をチェックし、輝度が足りないようであれば、撮影
手段2にシャッタースピ―ド機能の1フレームあたりの
撮影時間を長くするするように指示を出し、また、輝度
が飽和状態であれば、撮影手段2にシャッタースピード
機能の1フレームあたりの撮影時間を短くするように指
示を出す。この処理を予め設定している輝度の範囲にな
るように繰り返す。
【0050】続いて、演算手段6は、送られてきた1フ
レームの画像の肌色の成分のみを抽出する。肌色の成分
の集合体が1フレームあたりどの位置に多く存在し、ど
れだけの個数か存在するかを求め、各々集合体の中心座
標を算出して記憶する。この時のある集合体の位置が、
ここでは仮に図4のA1=(X1,Y1)になったとする。
【0051】なお、この場合に使用される座標は、2次
元の座標を用い、1フレームの左上隅の座標を原点O、
すなわち(X,Y)=(0,0)とし、右方向に進むにつれ
X軸が増加し、下方向に進むにつれてY軸が増加するよ
うにしている。
【0052】記憶を終えると、演算手段6は、撮影手段
2にズームアップの指示を出す。これにより、被写体に
対するズームアップがなされる。
【0053】ズームアップを行った後に、演算手段6
は、再度、1フレームの画像の肌色の成分のみを抽出を
行い、肌色の成分の集合体が1フレームあたりどの位置
に多く存在するかを求め、その集合体の中心座標を算出
する。このときの集合体の位置が、ここでは仮に図4に
おけるA2=(X2,Y2)になったとする。
【0054】次に、先に求めた位置A1と、今回求めた
位置A2とから、X軸方向に沿った位置の差(X2―X1)
が正であり、かつ、その差が予め設定された許容範囲外
にあれば、被写体は画像中心Oより右方向にあることに
なるので、演算手段6は、撮影角度調整手段3を右方向
に動かす指示を出す。
【0055】これに対して、X軸方向に沿った位置の差
(X2―X1)が負であり、かつ、その差が許容範囲外であ
れば、被写体は、画像中心Oより左方向にあることにな
るので、演算処理6は、撮影角度調整手段3を左方向に
動かす指示を出す。
【0056】上述の操作は、X軸方向に沿った位置の差
(X2―X1)が許容範囲内に収束するまで換り返し、撮影
手段2の撮影方向が肌色成分の集合体の中心に向くよう
に調整する。
【0057】こうして、X軸方向に沿った撮影手段2の
撮影角度が決定すると、次に、Y軸方向についても同様
に、Y軸方向に沿った位置の差(Y2―Y1)を求め、その
差(Y2―Y1)が正方向であり、かつ、許容範囲外である
ならば、使用者は、画像中心Oより下方向にいることに
なるので、演算処理6は、撮影角度調整手段3を下方向
に動かす指示を出し、また、負方向であると、使用者
は、画像中心Oより上方向にいるので、撮影角度調整手
段3を上方向に動かす指示を出す。
【0058】このようにして、Y軸方向についても、差
(Y2―Y1)が許容範囲内に収束するまで繰り返し、撮影
手段2の撮影方向が肌色成分の集合体の中心に向くよう
に調整する。
【0059】以上のようにして、撮影手段2のX軸およ
びY軸についての各撮影角度が決定すると、1フレーム
あたりに占める肌色成分の集合体の割合が40%程度に
なるように撮影手段2のズーム機能を調整する。
【0060】続いて、演算手段6は、図5に示すよう
に、一枚の画像を縦横にそれぞれ複数分割してブロック
化を行う。
【0061】このブロック化の際、縦横どれくらいのブ
ロック数に分割するかを示すブロック化係数は、記憶手
段7に予め登録されているブロック数を読み出し、縦、
横の分割数が同じになるように分割する。なお、ブロッ
ク化により1フレームの画像は複数のブロックに分けら
れるが、各ブロックには、抽象化のためにある程度複数
の画素が含まれているようにする。
【0062】ブロックの構成要素である画素は、色の三
属性である赤とか緑とか青とかで区別される色相や、白
で薄められる割合を示す飽和度や、その色の強さを示す
輝度を保有している。
【0063】演算手段6では、ある一つのブロック内に
含まれる全ての画素について、各色成分ごとに区別して
それぞれ加算し、各加算値を総画素数で除算することに
より平均値を求める。これにより、1ブロック内での色
相、飽和度、輝度の平均値が計算される。この作業を残
りのブロックについても同様に行い、全てのブロックの
色成分の平均値を計算する。
【0064】計算された各ブロックの色成分の平均デー
タは、判定手段8にブロック数と共に送られる。この場
合のブロック数は、1フレームあたりの全ブロック総
数、横方向のブロック数、縦方向のブロック数が含まれ
ており、また、色成分の平均値には、色相の平均値、飽
和度の平均値、輝度の平均値が共に含まれている。
【0065】演算手段6から判定手段8に対して上述の
データが送られると、これに応じて、判定手段8は、ま
ず、記憶手段7に予め使用が許可された者として登録さ
れている各々の人物(以下、登録者という)について、各
ブロック単位の色成分のデータを読み出す。
【0066】判定手段8は、両者が対応するブロックの
色相の値と飽和度の値を比較する。比較した差が予め設
定された許容範囲内であれば、そのブロックは同―であ
ると判断する。許容範囲外であれば、そのブロックは異
なると判断する。
【0067】この比較を全ブロックに対して行い、同―
と判断したブロックと異なると判断したブロックの数を
求める。
【0068】判定した1フレームのブロックの総数と、
同―と判定したブロックの総数との割合が、予め基準値
として設定された所定の割合よりも大きい場合には、撮
影した使用者と、登録者とが同―であると判断する。
【0069】逆に、予め設定された所定の割合よりも小
さい場合には、撮影した使用者と登録者とが同―でない
と判断する。
【0070】この判定結果は、判定記億手段10に書き
込まれて保持される。この使用者の判別は、撮影位置を
変更して、複数回にわたって行われる。このように、撮
影位置を変更することにより、背景の位置が変わるた
め、使用者のみを抽出し易くなるので、使用者の認識の
精度を上げることができる。
【0071】そして、最終的には、判定記憶手段10に
保持されている全ての判定結果に基づいて、使用者が登
録者と同―であると半数以上の割合で判断された場合に
は、その使用者に情報処理システム100を使用できる
ようにする。
【0072】使用者が登録者であると判断されない場合
は、表示装置103を用いたメッセージ等によって、使
用者に使用許可が与えられない旨の通知を行う。
【0073】上述した演算手段6の動作を、図6ないし
図8に示した各フローチャートを参照して再度説明す
る。
【0074】ステップ10からスタートし、ステップ1
1で撮影手段2より撮影された1フレームの画像の輝度
成分を取り出す。次に、ステップ12において、ステッ
プ11で取り出した輝度成分が一定の範囲内であるかを
判断する。
【0075】一定の範囲内でなければ、ステップ13で
輝度を上げるように撮影手段2にシャッタースピードを
速くするように指示を与えたり、あるいは、輝度を下げ
るように撮影手段2にシャッタースピードを遅くするよ
うに指示を与え、撮影された画像の輝度成分が一定の範
囲内に収まるようにする。
【0076】輝度成分が一定の範囲内であれば、ステッ
プ14でズーム倍率を初期化(最大の撮影範囲が得られ
る広角の最大端に設定)した後にステップ101に進
み、1フレームあたりの画像に含まれる肌色の成分の抽
出を行い、続いて、ステップ102では、ステップ10
1で抽出した肌色成分の集合体の中心座標(たとえば図
4のA1)を算出する。
【0077】次に、ステップ103では、撮影手段2に
ズーム倍率を上げるように指示を与える。ステップ10
4では、ズーム倍率を上げた画像において、ステップ1
01と同様に肌色成分の抽出を行う。ステップ105で
は、ズーム倍率を上げた画像において、ステップ102
と同様に抽出した肌色成分の集合体の中心座標(たとえ
ば図4のA2)を算出する。
【0078】ステップ106では、ステップ105で算
出したX軸の値からステップ102で算出したX軸の値
を減算し、ステップ107では、ステップ106で算出
した差が許容範囲内であるかを判別し、許容範囲内であ
ればステップ122ヘ進む。
【0079】一方、許容範囲内で無い場合は、ステップ
108に進み、ステップ106で算出した移動量の値が
正であるか否かを判断する。
【0080】正である場合は、使用者が画像中心より右
方向にいるので、ステップ109に進み、映像角度調整
装置3に対して撮影方向を右に動かす指示を与える。こ
れとは逆に負である場合には、使用者が画像中心より左
方向にいるので、ステップ110に進み、映像角度調整
装置3に対して撮影方向を左に動かす指示を与る。
【0081】その後、ステップ101に戻り、移動量が
許容範囲内に収まるようにする。
【0082】ステップ101からステップ110におい
て、撮影手段2をX軸方向に関して調整したのと同様
に、ズーム倍率を初期化した後(ステップ122)、ステ
ップ111からステップ120によって、撮影手段2を
Y軸方向に関して変化させて、これが被写体の肌色成分
の集合体の中心に向かうように調整する。
【0083】こうして、被写体の撮影中心Oが定まる
と、次に、ステップ136で肌色成分の集合体を読み込
む。そして、ステップ137およびステップ139おい
て、肌色成分の集合体の1フレームあたりに占める割合
が40%程度になるように、撮影手段2のズーム機能を
調整する。
【0084】その割合が42%より大きい場合には、ス
テップ138において、ズーム倍率を下げるように、ま
た、割合が38%より小さい場合には、ステップ140
において、ズーム倍率を上げるように、それぞれ撮影手
段2のズーム倍率の変更を指示した後、ステップ136
に戻り、肌色成分の集合体の1フレームあたりに占める
割合が40%程度になるまで続けられる。
【0085】続いて、ステップ141で記憶手段7に記
憶されているブロック数を読み出す。このブロック数
は、次のステップ142で色成分の平均化のために1フ
レームの画像を分割するために使用される。
【0086】ステップ143では、全てのブロックの平
均化を行ったか否かを判断し、すべてのブロックの平均
化が終了していない場合は、ステップ142に戻る。す
べてのブロック化が終わるとステップ144で演算手段
6の処理が終了する。
【0087】次に、判定手段8の動作を、図9に示した
フローチャートを参照して説明する。
【0088】ステップ20からスタートし、ステップ2
1で記憶手段7に予め登録されている使用者に関する各
ブロックごとの色成分データを読み出す。
【0089】以下、ステップ22ないしステップ25に
おいて、演算手段6でブロック化されたデータと、ステ
ップ21で読み出したデータとの比較を全てのブロック
について行う。
【0090】すなわち、ステップ22では、両データの
比較を行い、その差が許容範囲内であれば、ステップ2
3において両ブロックは色成分が同―と判断し、許容範
囲外であれば、ステップ24において両ブロックは色成
分が異なると判断する。
【0091】そして、ステップ25においてすべてのブ
ロックのチェックか終わったか否かを判断し、すべて終
っていれば、ステップ26に進み、終わっていない場合
には、ステップ22戻る。
【0092】そして、すべてのブロックについての判断
が終了すれば、ステップ26に進み、ここで、全ブロッ
クに対する許容範囲内と判断されたブロックの割合が予
め設定された基準値の割合と比較される。
【0093】許容範囲内と判断されたブロックの割合が
基準値の割合より大きい場合には、撮影した使用者と、
予め登録してある人物とが同一であると判断して、ステ
ップ27へ進み、使用者に使用許可を与える。
【0094】これに対して、ステップ26で割合が小さ
い場合には、ステップ28ヘ進み使用者には使用許可が
与えられない。
【0095】図6ないし図9に示したフローチャートの
説明では、最終的に撮影された人物が使用が許可された
者であるかの判断は、撮影手段2を初期調整した後は、
撮影位置を固定して行ったが、図10に示すように、撮
影手段2の位置を複数回にわたって変更し、その度に得
られた複数の画像に基づいて、使用許可か否かの判断を
繰り返えして行うことにより、誤判断をより一層低減す
るようにすることもできる。
【0096】以下、その動作を図10のフローチャート
を参照して説明する。
【0097】ステップ30からスタートし、ステップ3
1で撮影位置が変更される。ただし、1回目の認識の場
合には撮影位置として初期値が設定され、以降、取り込
む回数に応じて、撮影位置が順次変更される。
【0098】一つの撮影位置が確定すると、ステップ3
2で撮影調整処理S1が実行される。このステップ32
の撮影調整処理S1は、図6ないし図8に示した各ステ
ップと同じである。
【0099】引き続いて、ステップ33で人物照合処理
S2が実行され、各入力画像による使用者の認識がされ
る。このステップ33の人物照合処理S2は、図9に示
した各ステップと同じである。
【0100】次に、ステップ34で撮影位置の変更が規
定回数だけ行なわれたか否かをチェックし、規定回数未
満ならばステップ31に戻る。
【0101】規定回数だけ撮影位置が変更されると、ス
テップ35に進み、今までの複数回の認識結果におい
て、半数以上の使用許可が与えられたならば、ステップ
36で最終的な使用許可を与える。半数に満たない場合
には、ステップ37へ進み、最終的な使用許可は与えら
れない。
【0102】このように、撮影位置を順次変更して、最
終的に撮影された人物が使用許可された者であるかの判
断を繰り返して行えば、より確実性が高まる。
【0103】なお、図10に示した実施形態では、撮影
手段2の撮影位置を変更して復数の画像の取り込みを行
っているが、撮影手段2を複数設け、複数の画像を取り
込むようにしてもよい。
【0104】実施形態2 この実施形態2の特徴は、たとえば、実施形態1の構成
に加えて、顔の表面温度を測定する温度測定装置などの
温度測定手段4が設けられていることである。
【0105】温度測定手段4の測定方向は、撮影手段2
の撮影中心Oに合致した極狭い範囲を測定すべく予めそ
の方向が調整されている。
【0106】温度測定手段4は、測定する方向に体温に
近似したセ氏30度程度の温度を保有する物体があるか
否かを測定し、30度程度の物体がある場合には、情報
処理システム100の前に人物が座っている可能性が高
いので、引き続いて、撮影手段2より出力される画像が
肌色成分を有するか否かの比較を演算装置6で行う。
【0107】演算装置6によって、画像中心が肌色成分
を含むようであれば、撮影角度調整手段3を現在の角度
で保持し、被写体の位置の確定処理に入る。
【0108】温度測定手段4が測定する方向にセ氏30
度程度の物体が無いと判断した場合には、演算手段6
は、現在の撮影角度調整手段3の状態を読み取った後、
撮影手段2が肌色成分に向くように角度を変更する。
【0109】その角度の変更に伴い、撮影角度調整手段
3が可動範囲外に動くようであれば、人物が情報処理シ
ステム100の前に座っていないと判断し、セキュリテ
ィ装置1は、情報処理システム100に人物が存在しな
い旨の通知を行い、情報処理システム100は、一連の
処理をする前の状態に戻る。
【0110】そして、角度調整後の画像の肌色成分を抽
出し、中心に肌色成分があるかを測定する。
【0111】上述した演算手段6の処理動作を、図11
に示すフローチャートを参照して再度説明する。
【0112】この処理は、図6におけるステップ14の
処理の後に引き続いて行われる。
【0113】すなわち、ステップ14の後に、次のステ
ップ41で温度測定手段4によって画像中心の温度が測
定される。
【0114】そして、ステップ42では、温度測定手段
4で測定された温度がセ氏30度程度であるか否かが判
断される。
【0115】セ氏30度程度であるならば、人物である
可能性が高いので、図7におけるステップ101ヘ進
み、肌色成分の集合体の検出が行われる。一方、ステッ
プ42において、セ氏30度程度でないと判断された場
合には、撮影手段2の撮影角度を変えるべくステップ4
3以降に進む。
【0116】まず、ステップ43では、撮影角度調整手
段3の現在の角度が読み込まれる。そして、次のステッ
プ44では、撮影手段2で撮影された現在の画像に基づ
いて、肌色成分の集合体が画像のどの位置にあるかが検
出される。
【0117】ステップ45では、肌色成分の集合体に撮
影手段2の中心が向くように撮影角度調整手段3を可動
できるか否かが判断される。
【0118】撮影角度調整手段3による撮影角度調整が
可能な場合には、ステップ46でその方向に撮影手段2
の角度を変化させ、ステップ41の処理に戻る。なお、
撮影角度を変更するたびに、その変更した角度をたとえ
ば記憶手段7に別途記憶しておくようにする。
【0119】ステップ45で、撮影角度調整手段3では
所要の角度まで可動できないと判断された場合には、ス
テップ47に進み、撮影角度調整手段3が変更可能な全
ての領域に対して測定を行ったか否かが判断される。こ
の時に、撮影角度をどのように変更したかを記憶したデ
ータが用いられる。
【0120】全ての範囲について行っていない場合に
は、ステップ41に戻る一方、全ての範囲を行った場合
には、ステップ48において表示装置103でエラーメ
ッセージを表示した後、終了する(ステップ49)。
【0121】このように、この実施形態2では、顔の表
面温度を測定する温度測定手段4の検出出力に基づいて
人物の有無を調べた後、撮影位置を変更して使用者の顔
を判定するので、使用者の顔の切り出し領域を素早く検
出することができ、使用許可を受けた人物の判定に要す
る時間を短縮化することができる。
【0122】実施形態3 この実施形態3の特徴は、たとえば実施形態2の構成に
加えて、さらに、情報処理システム100を始動させる
場合に操作される電源ボタンなどの起動検出装置104
が設けられ、また、セキュリティ装置1内には、情報処
理システム100内の各種回路に供給する電源を制御す
る電源制御手段9が設けられていることである。
【0123】上記の電源制御手段9は、たとえば図12
のように構成されており、起動検出装置104が操作さ
れると、これに応じて電源回路105が起動され、電源
制御手段9を介してセキュリティ装置1を構成する使用
者の判別に係る各手段2,6,8,7等の回路に電源が
供給される。なお、電源回路105が起動された場合で
も、初期状態では電源制御手段9のスイッチ15はオフ
に保持されており、これによって、使用者の判断に直接
係らない回路(図示省略)に対しては電源は供給されない
状態になっている。
【0124】使用者の判別が実施形態2のように行われ
て、使用者が登録者と同―人物であると判定手段8によ
って判断された場合には、判定手段8から電源制御手段
9に対して他の回路の電源供給を有効にする旨の指示が
与えられ、これに応じて、電源制御手段9は、そのスイ
ッチ15をオンにするため、他の回路にも電源が供給さ
れるようになる。
【0125】一方、判定手段8が使用者は登録者と同―
人物でないと判断した場合には、電源制御手段9に対し
て他の回路の電源供給を無効にする指示が行われるた
め、スイッチ15はオフの状態に保持されたままとな
る。
【0126】これにより、判定時に必要でないシステム
内部の回路の不要な電力消費を削減することができる。
【0127】実施形態4 この実施形態4の特徴は、たとえば、実施形態3の構成
に加えて、さらに、セキュリティ装置1内に、判定手段
8で判定された結果を記憶する判定記憶手段10が設け
られていることである。このような判定記憶手段10を
設けたのは、時間をずらせて撮影した判定結果が一致す
るか否かを調べるためである。
【0128】ここで、判定手段8は、一度位置を変更し
た複数の画像からの使用者の判断を行った後に、再度、
複数の画像を撮影手段2から取り込み判別を行う。
【0129】すると、演算手段6は、撮影手段2からの
新たな画像のブロック化を行うので、撮影時刻が異なる
画像を再度ブロック化することになる。そして、ブロッ
ク化されたデータは、判定手段8に送られる。
【0130】判定手段8は、再度判別を行い、判定記憶
手段10に結果を書き込み、以上の処理を複数回行う。
【0131】判定手段8は、複数回の判断を行った後
に、判定記憶手段10に記憶していた全ての判断結果を
読み出す。そして、使用者と登録者が同―と判断した結
果が半数以上を占めれば、登録者と使用者とが同―人物
であると判断して使用を許可する。
【0132】一方、判断結果が半数より下回る場合に
は、使用者と登録者の判別を行う前の動作に情報処理シ
ステム100の状態を戻す。
【0133】判定記憶手段10を設けた場合の判定手段
8の動作を、図13のフローチャートを参照して再度説
明する。
【0134】ステップ50からスタートし、ステップ5
1でブロック処理S1ならびに照合処理S2が行われ、
使用者の画像取り込みおよびブロック化が行われた後、
判別が行われる。この場合のブロック処理S1は、図8
に示した各ステップと同じであり、また、照合処理S2
は、図9に示した各ステップと同じである。
【0135】ステップ52において、判別の可否の結果
が判定記憶手段10にその都度書き込まれる。
【0136】ステップ53では、上記の判別が予め設定
された複数の回数分だけ行われたか否かが判断され、所
定回数分だけ行われていなければ、ステップ51および
ステップ52を繰り返した後、使用者の判別が複数回行
われたならば、ステップ54に進み、判定記憶手段10
に書き込まれたすべての可否結果が読み出される。
【0137】そして、ステップ55で、判断結果が同―
と判断された回数がチェックされ、半数以上の場合に
は、ステップ56で使用者に使用許可が与えられる一
方、半数より下回るときは、ステップ57で使用者には
使用許可が与えられない。
【0138】このように、この実施形態4では、判定手
段8で判定された結果を記憶する判定記憶手段10を設
けたことにより、ノイズや外光の反射光による画像の劣
化による誤認識を防止することができる。
【0139】実施形態5 この実施形態5の特徴は、たとえば実施形態3の構成に
加えて、照明手段5が設けられていることである。この
照明手段5を設けたのは、撮影手段2によるシャッタス
ピードの調整だけでは対応しきれない場合に備えるため
である。
【0140】まず、撮影手段2によって撮影された画像
の輝度成分が不足する場合、図16に示すように、演算
手段6から電源制御手段9に対して、照明手段5を点灯
するように指示を出す。
【0141】指示を受けた電源制御手段9は、スイッチ
16をオンにして照明手段5に電源を供給する。
【0142】電源制御手段9内に設けられた図示しない
電流検出手段によって照明手段5が動作していることが
確認されたならば、電源制御手段9から演算手段6に対
して照明手段5が動作している旨の通知を行う。
【0143】これに応じて、演算手段6は、撮影手段2
の調整およびブロック化を行う(図7,図8参照)。ブロ
ック化に成功すると、演算手段6から電源制御手段9に
対して照明手段5を無効にするように指示を出す。これ
に応じて、電源制御手段9はスイッチ16をオフにする
ため、照明手段5の電源供給が停止される。
【0144】演算手段6の動作を、図14のフローチャ
ートを参照して再度説明する。
【0145】ステップ60からスタートして、ステップ
61で撮影手段2で得た画像の輝度成分を取り出す。
【0146】次に、ステップ62で輝度成分をチェック
し、輝度成分が不足する場合には、ステップ63にて電
源制御手段9に照明手段5を点灯するように指示を出
す。
【0147】そして、ステップ64で撮影調整処理S1
(図6〜図8参照)、次いで、ステップ65で人物照合処
理S2(図9参照)が行われ、その後は、ステップ66に
て電源制御手段9に照明手段5を消灯するように指示を
出す。
【0148】このように、この実施形態5では、照明手
段5を設けているので、外環境の変化に依存することな
く確実な判定を行うことができる。
【0149】実施形態6 この実施形態6の特徴は、たとえば、実施形態5の構成
に加えて、さらに、セキュリティ装置1内に、現在の時
刻をカウントするリアルタイムクロックや標準時間受信
装置などの時間管理手段11が設けられていることであ
る。
【0150】すなわち、演算手段6は、撮影手段2の撮
影調整を行う前に、時間管理手段11を用いて現在の時
刻を読み込み、その時刻が太陽光があたらない時刻であ
ば、図16に示すように、電源制御手段9に対して照明
手段5を点灯するように指示を出す。
【0151】電源制御手段9は、これに応じてスイッチ
16をオンし、照明手段5に電源を供給する。このと
き、電源制御手段9内に設けられた図示しない電流検出
手段より照明手段5が動作していることか確認される
と、電源制御手段9から演算手段6に対して照明手段5
が動作している旨の通知を行う。
【0152】これに応じて、演算手段6は、撮影手段2
の調整および人物照合を行う(図6〜図9参照)。その後
は、演算手段6から電源制御手段9に対して照明手段5
を消灯するように指示を出す。これに応じて、電源制御
手段9はスイッチ16をオフにするため、照明手段5の
電源供給が停止される。
【0153】演算手段6の動作を、図15のフローチャ
ートを参照して再度説明する。
【0154】ステップ70からスタートしてステップ7
1で時間管理手段11の時刻を読み込む。
【0155】そして、ステップ72で現在の時刻が太陽
光が不足すると想定された時刻であるか否かを判断す
る。
【0156】太陽光が不足すると想定された時刻に該当
する場合には、ステップ73にて電源制御手段9に照明
手段5を点灯するように指示を出す。
【0157】そして、ステップ74で撮影調整処理S1
(図6〜図8参照)、次いで、ステップ75で人物照合処
理S2(図9参照)が行われ、その後は、ステップ76に
て電源制御手段9に照明手段5を消灯するように指示を
出す。
【0158】このように、この実施形態6では、現在の
時刻をカウントする時間管理手段11を設けて照明手段
5の点灯の必要性の有無を判断しているので、照度不足
を解消して確実な判定を行うことができる。
【0159】実施形態7 この実施形態7の特徴は、図1に示した情報処理システ
ム100において、入出力制御理装置101の動作状態
を監視するCPU管理手段106を備えていることであ
る。
【0160】入出力制御装置101が使用されていない
ときには、CPU管理手段106によって、その未使用
の時間が計測される。そして、未使用時間の計測値が、
予め設定された基準値を超えたような場合には、システ
ムは中断状態になる。なお、この計測値は、入出力制御
装置101が使用された場合には、リセットされる。
【0161】ここで、上記のように情報処理システム1
00が中断状態になった後に、これを再開する時、CP
U管理手段106は、セキュリティ装置1に対して、現
在の使用者と前に判別を行った使用者とが一致するか否
かの判別を行うように要求する。
【0162】セキュリティ装置1での判別の結果、使用
者の変更がないと判断された場合には、セキユリティ装
置1からCPU管理手段106に対して、使用者か同―
である旨の通知を行い、これに応じて、CPU管理手段
106は、計測値をゼロに戻した後、て引き続き作業を
行える状態に復帰させる。
【0163】一方、使用者の変更があると判断された場
合には、入出力制御手段101は、表示手段103に対
して、使用者が異なる旨の通知を表示し、再度、中断状
態に戻る。
【0164】実施形態8 この実施形態8の特徴は、たとえば実施形態6の構成に
おいて、実施形態7と同様に、システム100にCPU
管理手段106が付加され、さらに、セキュリティ装置
1内には、被写体である使用者の服装の色成分を記憶す
る第2記憶手段12が設けられている。そして、時間管
理手段11は、実施形態6の場合と異なり、現在の時刻
ばかりでなく日時もカウントするように構成されてい
る。
【0165】ここで、情報処理システム100が中断し
た状態から再開される時、CPU管理手段106は、現
在の使用者と前に判別を行った使用者とが一致するか否
かを判断するようにセキュリティ装置1に要求し、さら
に、肌色成分を検出した位置よりも下方の位置にある色
成分に基づいて、現在の使用者と前に判別を行った使用
者との服装の色成分について、両者が一致するか否かの
判断を要求する。
【0166】服装の色成分の抽出は、使用者のブロック
化による判別が終った後に、撮影手段2のズーム倍率を
最大広角に戻した後、肌色成分を抽出した位置よりも所
定距離だけ下方に離れた位置にある色成分の集合体を調
べることにより行われる。
【0167】その服装の色成分のデータは、第2記憶手
段12に書き込まれ、また、時間管理手段11で計測さ
れる日時のデータは、記憶手段7に書き込まれる。
【0168】判定手段8は、この第2記憶手段12に記
憶されている前回の色成分のデータを読み出し、現在の
撮影手段2を最大広角にした時の服装の色成分の集合体
との比較を行う。また、判定手段8は、記憶手段7に記
憶されている前回の日時のデータを読み出し、時間管理
手段11で計測されいてる現在の日時との比較を行う。
【0169】この時、前回の判定日時と今回の判定日時
が同―で、かつ、前後の服装の色成分の差が許容範囲内
にあれば、使用者に変更がないものと判断して、計測を
ゼロに戻し、引き続き作業を行えるように許可を与え
る。一方、日時が同―であっても、服装の色成分の差が
許容範囲外であれば、使用者の変更があると判断し、使
用許可を与えない。
【0170】なお、前回の判定日時と今回の判定日時が
同―でない場合には、服装の色成分のデータを第2記憶
手段12に書き込み、そのまま継続して使用を許可す
る。
【0171】判定手段8の動作を、図17および図18
のフローチャートを参照して再度説明する。
【0172】まず、情報処理システム100を起動した
際に服装の色成分を記憶する処理を、図17のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0173】ステップ80よりスタートし、ステップ8
1で撮影調整処理S1(図6〜図8参照)、次いで、ステ
ップ82で人物照合処理S2(図9参照)が行われる。
【0174】ステップ83においては、先の人物照合処
理S2においてズーム倍率を使用者の位置検出のために
変更していて服装の色成分の検出には不向きであるた
め、撮影手段2に対してズーム倍率を初期化にする指示
が与えらる。
【0175】そして、ステップ84では、肌色成分より
も所定距離だけ下方に離れた位置での色の集合体が算出
され、続いて、ステップ85でその集合体の色成分のデ
ータが第2記憶手段12に記憶される。
【0176】次に、情報処理システム100が中断した
状態から再開する場合の処理を、図18のフローチャー
トを参照して説明する。
【0177】ステップ90からスタートし、ステップ9
1で撮影調整処理S1(図6〜図8参照)、次いで、ステ
ップ82で人物照合処理S2(図9参照)が行われる。
【0178】ステップ93では、先の照合処理S2でズ
ーム倍率が変更されているため、ズーム倍率の初期化を
実行する。
【0179】続いて、ステップ94では、肌色成分の集
合体の下方にある服装の色成分を抽出する。
【0180】ステップ95では、前回の判定した日が今
回と同じであるか否かを判断し、異なるようであれば、
今回のデータを記憶手段12に記憶し、そのまま情報処
理システム100の使用を許す。
【0181】一方、ステップ95で日付が同―の場合
は、ステップ97ヘ進み、先のステップ85において第
2記憶手段12に記憶しておいた顔の色成分を読み出
し、この色成分を今回の服装の色成分と比較する。
【0182】色成分が同じであれば、ステップ99に進
み、記憶手段7に記憶しておいた使用者の照合結果を参
照した上で、使用者に使用を許可する一方、色成分が異
なれば、ステップ98に進んで使用者に使用は許可しな
い。
【0183】このように、この実施形態8では、日付が
同一の場合には、顔の領域の色成分のみならず、服装の
色成分を含む判定を行うので、判定の精度が一層高くな
る。
【0184】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0185】(1) 請求項1の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、撮影位置を変えて得られた
使用者に関する複数の画像の色成分に基づいて、登録さ
れている使用許可者のデータと比べて情報処理システム
の使用を許可するか否かの判断を行うので、手間をかけ
ずに確実に使用許可者の判別を行うことかできる。
【0186】(2) 請求項2の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、温度検出手段の検出出力に
基づいて人物の有無を調べた後、撮影位置を変更して使
用者の顔を判定するので、判定領域か容易に検索できる
ことになり、使用許可者の判定にかかる時間を短くする
ことができる。
【0187】(3) 請求項3の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、システム内部の電源を制御
する電源制御手段に対して、判定時に必要な装置のみに
電源を供給し、判定に際し必要でない装置の電源供給を
止められるので、判定時に必要でないシステム内部の装
置の電力消費を削減することができる。
【0188】(4) 請求項4の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、判定時に使用人物の画像を
数回にわたり撮影して判定回数を増やすことにより、ノ
イズとか、反射光の影響を受けずに使用許可者の判別を
行うことができる。
【0189】(5) 請求項5の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、十分な明るさが得られない
環境下でも、照明手段によって使用者の判別を行うこと
ができるので、外環境の変化に依存しない判別を行うこ
とができる。
【0190】(6) 請求項6の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、照度か足りない時刻を予測
できるので、外環境の変化に依存せずに短い時間で判別
を行うことかできる。
【0191】(7) 請求項7の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、システムの作業か中断して
再開する時に使用者のチェックを行うので、使用が許可
されていない人物に使用を許さないようにすることがで
きる。
【0192】(8) 請求項8の発明に係る情報処理シス
テムのセキュリティ装置は、使用者の服装が同じ日で容
易に変わらない特徴を利用して判定を行うので、使用が
許可されている人物の判定に係る時間を一層短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセキュリティ装置を含む情報処理
システムの全体を示す構成図
【図2】本発明の実施形態1に係るセキュリティ装置の
ブロック図
【図3】本発明の実施形態1の撮影手段の構成を示す斜
視図
【図4】本発明の実施形態1において撮影手段をズーム
した時のイメージ図
【図5】本発明の実施形態1のブロック分割の一例を示
す説明図
【図6】本発明の実施形態1の撮影手段による初期化の
ための制御動作の説明に供するフローチャート
【図7】本発明の実施形態1の撮影角度調整手段による
撮影角度調整の制御動作の説明に供するフローチャート
【図8】本発明の実施形態1の撮影手段の倍率決定およ
び画像のブロック化のための制御動作の説明に供するフ
ローチャート
【図9】本発明の実施形態1の判定手段による判定動作
の説明に供するフローチャート
【図10】本発明の実施形態1の判定手段による他の制
御動作の説明に供するフローチャート
【図11】本発明の実施形態2の演算手段による制御動
作の説明に供するフローチャート
【図12】本発明の実施形態3に係る電源制御手段の構
成を示すブロック図
【図13】本発明の実施形態4の演算手段による制御動
作の説明に供するフローチャート
【図14】本発明の実施形態5の演算手段による制御動
作の説明に供するフローチャート
【図15】本発明の実施形態6の演算手段による制御動
作の説明に供するフローチャート
【図16】本発明の実施形態5、6に係る電源制御手段
の構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施形態8の演算手段によるシステ
ム起動時における制御動作の説明に供するフローチャー
【図18】本発明の実施形態8の演算手段によるシステ
ム再起動時における制御動作の説明に供するフローチャ
ート
【図19】従来の技術に係るセキュリティ装置の構成を
示すブロック図
【符号の説明】 1…セキュリティ装置、2…撮影手段、3…撮影角度調
整手段、4…温度測定手段、5…照明手段、6…演算手
段、7…記憶手段、8…判定手段、9…電源制御手段、
10…判定記憶手段、11…時間管理手段、12…記憶
手段、100…情報処理システム、101…入出力制御
装置、102…入力装置、103…表示装置、104…
起動検出装置、105…電源装置、106…CPU管理
手段、107…演算処理装置、108…システム記憶装
置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体である使用者をカラー画像で撮影
    する撮影手段と、 撮影手段の方向および位置を変化させる撮影角度調整手
    段と、 前記撮影手段で得られた複数の各カラー画像について、
    各カラー画像を複数の領域に分けて各々の領域の色成分
    情報の抽出および平均化を行う演算手段と、 事前にアクセスできる人物の色成分データが登録された
    記憶手段と、 前記演算手段と記憶手段の情報を比較して使用者の一
    致、不一致を判定する判定手段と、 この判定手段の結果を保持する判定記憶手段とを備え、 撮影位置を変化して得られた複数のカラー画像に基づい
    て正規の使用許可者であるか否かの判断を行い、使用許
    可者以外の人物の使用を制限することを特徴とする情報
    処理システムのセキュリティ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセキュリティ装置の構成
    に加えて、被写体の温度を測定する温度測定手段を設け
    るとともに、前記撮影角度調整手段は、この温度側定手
    段から得られた情報より撮影手段の方向および位置を変
    化させるように構成されており、 温度検出手段の検出出力に基づいて人物の有無を調べた
    後、撮影位置を変更して正規の使用許可者であるか否か
    の判断を行い、使用許可者以外の人物の使用を制限する
    ことを特徴とする情報処理システムのセキュリティ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の情報処理
    システムのセキュリティ装置において、 情報処理システム内部の各回路の動作電源を制御する電
    源制御手段を備え、 使用者の判定を行う際に必要でない情報処理システム内
    部の回路の電力消費の制御を前記電源制御手段にて行う
    ことを特徴とする情報処理システムのセキュリティ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の情報処理システムのセキュリティ装置において、 使用者の判定を時間をずらして撮影された異なるカラー
    画像の色成分情報より判定を行った結果を保持する判定
    記憶手段を備え、 ノイズや外光の反射光による画像の劣化による誤認識を
    防ぎ、安全性を高めたことを特徴とする情報処理システ
    ムのセキュリティ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の情報処理システムのセキュリティ装置において、 使用者に照明をあてる照明手段を設けるとともに、判定
    手段は、演算手段から得られた画像成分に黒色の成分が
    多い場合に照度が不足する判断した場合には、前記照明
    手段を点灯させるように構成し、 使用者の色成分の抽出を容易に行えるようにしたことを
    特徴とする情報処理システムのセキュリティ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の情報処理システムのセキ
    ュリティ装置において、 時間をカウントする時間管理手段を設けるとともに、判
    定手段は、使用者の判定を行う際に前記時間管理手段か
    ら現在の時刻を得て、照度が足りない時刻であれば照明
    手段に点灯させるように構成し、 判定に要する時間を短くしたことを特徴とする情報処理
    システムのセキュリティ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の情報処理システムのセキュリティ装置において、 情報処理システムの作業が中断してから再開するとき
    に、使用者の画像情報の色成分の比較を行い、前使用者
    の色成分と合致すると判断した場合にはシステムを再開
    し、合致しない場合にはシステムの再開を行わないこと
    を特徴とする情報処理システムのセキュリティ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の情報処理システムのセキュリティ装置において、 時および時間をカウントする時間管理手段と、被写体で
    ある使用者の服装の色成分を記憶ずる記憶手段とを設
    け、 日付が同―の場合には服装の色成分も含む判定を行い、
    使用者の判別を行うことを特徴とする情報処理システム
    のセキュリティ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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