JPH1196394A - 画像生成装置および画像生成方法 - Google Patents

画像生成装置および画像生成方法

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JPH1196394A
JPH1196394A JP25737997A JP25737997A JPH1196394A JP H1196394 A JPH1196394 A JP H1196394A JP 25737997 A JP25737997 A JP 25737997A JP 25737997 A JP25737997 A JP 25737997A JP H1196394 A JPH1196394 A JP H1196394A
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polygon
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健 茂木
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幸則 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表現精度を劣化させないで短時間にポリゴン
を削減し画像を生成する装置を提供する。 【解決手段】 画像生成装置20は、ポリゴンの頂点座
標情報とポリゴンメッシュ情報を記憶するポリゴンメッ
シュメモリ24、ポリゴンを統合する統合頂点が統合基
準を満たすか否かを判定する統合判定装置30、統合頂
点が統合基準を満たす場合はメモリ装置22の内容を統
合頂点座標情報に書換えるポリゴン削減装置32を設け
て、画像を表示装置36に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータグ
ラフィックスなどにおいて用いられる、対象物体の立体
モデルを表すポリゴンを削除して画像を生成する装置並
びに三次元画像生成方法に関する。特に、三次元スキャ
ナなどにより対象となる物体の輪郭点の三次元座標値を
抽出し、該輪郭点を全て接続することにより求めたポリ
ゴンメッシュからなる原型立体モデルを算出し、該初期
立体モデルのポリゴン数を削減して得られた簡略化立体
モデルをディスプレイに表示する装置並びに方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のCADシステムなどにおいて設計
されるモデルは、モデルを元に製品が作られる性質上細
部に亘ってモデリングされる必要がある。一方、CGな
どで要求されるモデルは、高速描写可能なモデルである
ことが望ましく、細部に亘るモデリングは一般に最終的
なCG画像に描画されない冗長なポリゴンを含んでいる
ため、CGでの描画に適しているとはいえない。そのた
め、CADシステムでは描画されない冗長なポリゴンを
除去して、1フレームあたりの描画時間を短縮すること
が有効である。そこで、CGモデルの高速描画を行うた
めに冗長なポリゴンを除去し、複数のポリゴンを統合す
る装置が提案されていた。
【0003】例えば、"COMPUER GRAPHICS Proceedings,
Annual Conference Series, 1993"でHuges Hppe et.a
l.が発表した"Mesh Optimization"に示された従来のポ
リゴンメッシュ最適化手法について説明する。
【0004】図13は、ワイングラスの立体モデル6を
下から見た斜視図である。図において立体モデル6は、
ワイングラスを三次元レーザスキャナにより抽出したモ
デル表面のドットパターンを相互に結びつけることによ
り、ポリゴン7、8などからなる線図の三次元画像をデ
ィスプレイ9上に表示したものである。この多数のポリ
ゴンを該ポリゴンメッシュ最適化手法で統合した三次元
画像の斜視図を図14に示す。
【0005】図15は、該ポリゴンメッシュ最適化手法
の工程図である。図において、対象物体を表す立体モデ
ル1は、図13の立体モデル6のポリゴンメッシュの一
部である。該手法では、立体モデル1に対して、(i,
j)の辺を消去する辺消去2、(i,j)の辺を再分割
する辺分割3、(i,j)の辺の位置を入れ替える辺交
換4、のいずれかの処理を適用することによりポリゴン
を変形する。ここで、辺消去2の統合頂点hは、立体モ
デル1の(i,j)辺5の中点である。この中点は頂点
iと頂点jを統合する統合頂点として利用され、合計1
0個のポリゴンから2個のポリゴンを削除していた。
【0006】上記ポリゴンメッシュ最適化工程において
は、立体モデル1表面の全てのドットについて、ドット
からポリゴン面への最小距離を求め、それらを総和した
量、及び、ポリゴンの頂点の総数、及び、ポリゴンメッ
シュの滑らかさを表す量によって、ポリゴンメッシュの
最適化の程度を表すエネルギーの値を定義し、辺消去2
により頂点i,jを頂点hに統合することにより、該エ
ネルギーの値が減少するか否かを調べ、減少する場合に
は、統合頂点hを有効なものとしていた。
【0007】また、該辺消去2により、該エネルギーの
値が減少しない場合には、辺分割3によって、該エネル
ギーの値が減少するか否かを調べ、減少する場合には、
該辺分割3を有効なものとしていた。
【0008】さらに、該辺分割3により、該エネルギー
の値が減少しない場合には、辺交換4によって、該エネ
ルギーの値が減少するか否かを調べ、減少する場合に
は、該辺分割3を有効なものとしていた。
【0009】更に、該辺分割3により、該エネルギーの
値が減少しない場合には、変形を棄却していた。
【0010】該ポリゴンメッシュ最適化工程において
は、図13の立体モデル6の全体に渡って、前記ポリゴ
ンメッシュ変形処理を実行し、該エネルギーが減少しな
くなった時点で、変形処理を終了する。
【0011】例えば、対象物体の三次元原画像の168
64ドットを4059頂点で結びつける8073平面の
三角形ポリゴンメッシュを初期値として、エネルギー最
小化に基づき隣接ポリゴンを統合し、262頂点と51
5平面の三角形ポリゴンメッシュで簡略化した場合、DE
C uniprocessor Alpha workstation を用いた実験で
は、44.5分の処理時間を要していた。また、ポリゴ
ンメッシュの最適化の程度を表すエネルギーのパラメー
タの設定によりポリゴンメッシュの削減率を決定してい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の三
次元画像の生成手法では、立体モデルの表面の全てのド
ットに対するドットの座標とポリゴン面との距離の総
和、及び、ポリゴンの頂点の総数、及び、ポリゴンメッ
シュの滑らかさを表す量によって、定義されるエネルギ
ーの値を算出しながら、辺消去、辺分割、辺交換の3つ
のポリゴンメッシュ変形処理のうち最適なものを決定
し、不要なポリゴンを削減するものとなっているため、
変形処理の試行回数が増加し、その結果、ドットの座標
とポリゴン面との距離の総和、及び、ポリゴン頂点の総
数、及び、ポリゴンメッシュの滑らかさを表す量によっ
て定義されるエネルギー値の演算回数が増大して、バッ
チ処理並びにリアルタイムの三次元画像の生成に膨大な
時間を費やすという欠点があった。一方、隣接するポリ
ゴンの両法線ベクトルすなわちポリゴン面に垂直な両ベ
クトルの角度差を算出して、この両法線ベクトルの角度
差が所定の閾値以下である場合には、両ポリゴンを統合
する従来の手法では、統合するポリゴン面座標と三次元
スキャナや立体の6面図などにより抽出したモデル表面
の座標とを直接対比していないために、三次元モデルの
各部に必要な表現精度を維持することができないという
問題があった。
【0013】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、三次元画像の作
成を容易に行うことが可能な画像生成装置を提供するこ
とにある。また、この発明の第2の目的は、ポリゴン数
を削除可能な画像生成装置および画像作成方法並びに画
像作成プログラム記憶媒体を提供することにある。さら
に、この発明の第3の目的は、ポリゴン数の削除をより
高速に処理する画像生成装置を提供することにある。さ
らにまた、この発明の第4の目的は、立体モデルの曲率
に応じた表現精度でポリゴン数を削除する画像生成装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像生成
装置においては、対象物体に係る輪郭座標情報を収容す
るメモリと、前記対象物体をポリゴンで構成する立体モ
デルのポリゴンをその数が低減するように統合するポリ
ゴン統合装置と、前記対象物体をポリゴンで構成する立
体モデルのポリゴンをその数が低減するように統合した
場合に作成されるポリゴン面が前記輪郭座標近傍内に位
置するか否かを判定する統合判定装置を含むものであ
る。
【0015】また、対象物体に係る輪郭座標情報と、該
対象物体をポリゴンにより構成する立体モデルの該ポリ
ゴンの頂点座標情報とを記憶するメモリ装置と、前記対
象物体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴンをそ
の数が低減するように統合するポリゴン統合装置と、対
象物体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴンをそ
の数が低減するように統合した場合に作成されるポリゴ
ンの代表点座標情報と前記輪郭座標情報とから該ポリゴ
ンの統合が統合基準を満たすか否かを判定する統合判定
装置を含むものである。
【0016】さらに、対象物体の原型立体モデルに対応
する輪郭座標情報を記憶する第1のメモリ領域と、立体
モデルを構成するポリゴンの頂点座標情報を記憶する第
2のメモリ領域と、立体モデルのポリゴンをその数が低
減するように統合した場合に作成されるポリゴンの代表
点座標の位置に対応する前記輪郭座標情報を前記第1の
メモリ領域から読出して、代表点座標が輪郭座標情報を
基準として統合基準を満たすか否かを判定する統合判定
装置と、統合頂点が統合基準を満たす場合は、統合頂点
からなるポリゴンを採用するポリゴン統合装置とを含む
ものである。
【0017】さらにまた、対象物体の原型立体モデルを
所定の倍率に(拡大または縮小)することにより得られ
る輪郭座標情報を記憶する第1のメモリ領域と、輪郭座
標情報に対応するポリゴンの頂点座標情報を記憶する第
2のメモリ領域と、立体モデルのポリゴンをその数が低
減するように統合した場合に作成されるポリゴンの代表
点座標の位置に対応する前記輪郭座標情報を前記第1の
メモリ領域から読出して、統合基準を満たすか否かを判
定する統合判定装置と、統合頂点が統合基準を満たす場
合は、前記統合したポリゴンを採用するポリゴン統合装
置とを含むものである。
【0018】また、統合判定装置は、ポリゴンの頂点お
よび統合頂点座標情報から算出したポリゴン平面に対応
する前記輪郭座標情報が統合基準を満たすか否かを判定
するものである。
【0019】さらに、統合判定装置は、立体モデルの表
面を、各部の輝度または色を形成する画素値に基づいて
複数の領域に分割し、該領域分割をもとに、相互に異な
る表面領域を覆う多角形ポリゴンの形成を禁止する追加
の統合基準に基づいて、統合基準を満たすか否かを判定
するものである。
【0020】また、統合判定装置は、立体モデルの表面
形状の対象性を照合する追加の統合基準に基づいて、統
合基準を満たすか否かを判定するものである。
【0021】さらに、ポリゴン統合装置は、多角形ポリ
ゴンの2頂点または3頂点を統合する、若しくは、多角
形ポリゴンの再配置によって統合するものである。
【0022】また、倍率を対象物体の原型立体モデルの
各部の曲率に応じて変更するものである。
【0023】さらに、この発明に係る画像生成方法にお
いては、立体モデルを構成する複数のポリゴンの頂点座
標情報と対象物体の原型立体モデルの輪郭座標情報を記
憶し、前記立体モデルのポリゴンをその数が低減するよ
うに統合した場合に作成されるポリゴンの代表点座標の
位置に対応する輪郭座標情報を読出して、代表点座標が
輪郭座標情報を基準として統合基準を満たすか否かを判
定し、統合基準を満たすときは前記統合したポリゴンを
採用するようにしたものである。
【0024】また、ポリゴン統合装置は、多角形ポリゴ
ンの2頂点または3頂点を統合する、若しくは、多角形
ポリゴンの再配置によって統合するようにしたものであ
る。
【0025】さらに、対象物体をポリゴンで構成する立
体モデルのポリゴンの頂点座標情報と対象物体の原型立
体モデルの輪郭座標情報をメモリに記憶するステップ
と、立体モデルのポリゴンをその数が低減するように統
合した場合に作成されるポリゴンの代表点座標の位置に
対応する輪郭座標情報を該メモリから読出して代表点座
標が輪郭座標情報を基準として統合基準を満たすか否か
を判定するステップと、該代表点が統合基準を満たす場
合は前記統合したポリゴンを採用するステップと、該統
合したポリゴンにより立体モデルを作成するステップと
を含む画像生成プログラムを記憶媒体に記憶したもので
ある。
【0026】また、画像生成装置において、前記対象物
体に係る輪郭座標情報は、原型立体モデルの輪郭座標情
報、または前記対象物体をポリゴンにより構成する立体
モデルの輪郭座標情報である。
【0027】さらに、本発明において、輪郭座標情報は
ボクセル空間内の対応するボクセルに記憶し、前記統合
基準は前記代表点に対応するボクセルの情報により判定
するものである。
【0028】また、本発明において、代表点は、前記統
合した場合に作成されるポリゴン面内の点である。
【0029】さらに、本発明において、代表点は、前記
統合した場合に作成されるポリゴンの頂点または重心点
である。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明の画像生成装置について
図面を参照して説明する。特に制限はないが、この発明
は対象物体の立体モデルを生成する三次元モデリングシ
ステム用に構成されている。
【0031】図1はこの発明の実施の形態1である画像
生成装置20のブロック図である。図において、画像生
成装置20は、多数のポリゴンにより構成される対象物
体の原型立体モデルを、原型立体モデルの輪郭面近傍
に、ポリゴン面を保持するという制約条件の基に、ポリ
ゴンを削減し、原型立体モデルを近似する小数のポリゴ
ンで構成される簡略化立体モデルを得ることができる。
【0032】図において、画像生成装置20は、原型立
体モデルの輪郭面上のドットの座標に対応する輪郭座標
情報を記憶する輪郭情報メモリ装置22を有する。
【0033】ここで輪郭面上のドットとは、所定の単位
間隔でサンプルした、輪郭面上の点の集合のことであ
る。
【0034】立体モデルを構成する各ポリゴンの頂点座
標及びそれらの接続関係を表すポリゴンメッシュ情報を
記憶するポリゴンメッシュメモリ装置24を有する。
【0035】ポリゴンメッシュより、所定の方法で隣接
する2つの頂点を選択し、選択された2つの頂点を1つ
の頂点に統合する頂点統合試行装置26を有する。
【0036】頂点の統合により変形する変形ポリゴンを
抽出し、該変形ポリゴンの各ポリゴン面上のサンプル点
を代表点として算出する、代表点算出装置28を有す
る。
【0037】代表点情報、輪郭座標情報を用いて、頂点
の統合によるポリゴン削減処理が妥当か否かを判定する
統合判定装置30を有する。
【0038】頂点統合基準を満たす場合には、ポリゴン
メッシュより、前記、選択された2頂点と他の1頂点か
らなるポリゴンを全て消去し、さらに、選択された2頂
点を、前記統合頂点に置き換えるポリゴン削減装置32
を含む。
【0039】まず、三次元スキャナ装置34により、対
象物体の輪郭表面の各ドットの座標を取得し、これを輪
郭情報メモリ装置22に記憶する。さらに、各ドットを
頂点とする三角形ポリゴンメッシュからなる初期ポリゴ
ンメッシュを生成し、これを、ポリゴンメッシュメモリ
24に記憶する。なお、本実施の形態の対象物体には、
実物体やコンピュータ上の仮想物体を含むものである。
【0040】前記輪郭座標情報は、三次元空間を表す配
列であるボクセルメモリや、輪郭点の座標値のリストメ
モリとして記憶することができるが、ここでは、ボクセ
ルメモリで記憶するものとする。
【0041】ボクセルメモリは、例えば、立体モデルの
幅×高さ×奥行きのサイズの三次元配列メモリである。
該配列メモリ全体をボクセルメモリ、またはボクセル空
間、配列の各要素をボクセル、配列の各要素の値をボク
セル値と呼ぶ。横方向にx、奥行き方向にy、高さ方向
にzの位置のボクセルをボクセル(x,y,z)とする
と、ボクセル(x,y,z)と三次元空間中の点(x,
y,z)は1対1に対応する。
【0042】輪郭座標情報は、原型立体モデルの輪郭面
上のドットの集合を(Xi,Yi,Zi),i=1,・
・,nとするとき、ボクセル(Xi,Yi,Zi),i
=1,・・・,nの値を「1」とし、それ以外のボクセ
ルの値を「0」にすることによって記憶する。ここでボ
クセル値「1」のボクセルを輪郭ボクセルと定義する。
【0043】この構成により、初期値のポリゴンメッシ
ュを簡略化する際に、原型立体モデルの輪郭面上の各ド
ットとポリゴン面との距離の計算を省略することができ
る。
【0044】頂点統合試行装置26は、ポリゴンメッシ
ュを構成するポリゴンから、所定の順序で、隣接する2
つの頂点を選択し、選択した2つの頂点を統合した1つ
の頂点、例えば、2つの頂点の平均点(中点)に統合す
る。
【0045】さらに、代表点算出装置28は、頂点の統
合によって変形する各ポリゴン面上の代表点の座標を算
出する。例えば、統合頂点座標、および各変形ポリゴン
の3頂点の重心座標、を算出する。
【0046】頂点の統合判定装置30は、前記代表点の
各座標に対応するボクセル値を輪郭情報メモリ装置22
から読み出し、読み出した各ボクセル値が「1」もしく
は「0」かを判定する。各ボクセル値の全てについて判
定結果が「1」の時は、代表点のすべてが、いずれかの
輪郭点に一致することになり、統合基準を満たすことに
なる。一方、各ボクセル値のうち、少なくとも1つの判
定結果が「0」の場合は、統合基準を満たさないことと
なる。
【0047】頂点統合基準を満たすと判定された場合に
は、ポリゴン削減装置32により、統合前のポリゴンメ
ッシュより、選択された2頂点と他の1つの頂点により
構成される全てのポリゴンを削除し、さらに、選択され
た2頂点を統合頂点に書き替えることで、ポリゴンメッ
シュを簡略化することができる。
【0048】一方、統合基準を満たさない場合は算出し
た統合頂点を破棄する。
【0049】この結果、原型立体モデルの表現精度が劣
化することを防止することができる。
【0050】ここで、原型立体モデルは、初期立体モデ
ルまたは前記対象物体をポリゴンにより構成する立体モ
デルの前段の立体モデルでもよい。
【0051】このようなポリゴンメッシュの簡略化処理
を上記の処理を、ポリゴンメッシュ上の全ての隣接する
2頂点について繰り返し、ポリゴンの数が減少しなくな
った時点でポリゴンの削減処理を終了させることができ
る。
【0052】この簡略化された、もしくは、簡略途上の
三次元画像を表示装置36に表示させることができる。
【0053】図2は上記ボクセル空間50の斜視図であ
る。図において、ボクセル空間50は、X,YおよびZ
座標で指定する立体モデル52をデジタル情報で収容す
る。本実施の形態では、ボクセル空間を立方形状のメモ
リ空間に構成したが、立方形状の他に立体モデル52を
収容できる手段であれば円柱形状や円錐形状のボクセル
空間を用いてもよいことは勿論である。
【0054】図3は立体モデル52をA−A面で切断し
た座標X−Zの断面図である。立体モデル52の輪郭5
8交差するとボクセル空間50のボクセル56にはボク
セル値「1」が記憶され、他の輪郭58と交差しないボ
クセル56にはボクセル値「0」が記憶されている。こ
の断面を拡大したものを図4に示す。
【0055】図4は、立体モデル52の輪郭58上に位
置する初期値ポリゴンの頂点a,b,c,d、該頂点か
らなる初期値ポリゴン面、頂点b,cを統合した統合頂
点e、頂点統合により変形させた新たなポリゴン面の拡
大図である、ポリゴンの削減は、統合頂点e、および、
頂点統合後のポリゴンの各重心f,gの全てが、斜線で
示したボクセル値「1」のボクセル内にあれば統合基準
を満たすものとして、もとのポリゴン面を新しいポリゴ
ン面に変形し、そうでない場合には、統合基準を満たさ
ないものとして、変形を行わないように構成されてい
る。このように構成された三次元画像生成装置は、立体
モデルの輪郭上の各ドットと、変形後の新しいポリゴン
面との距離を演算する必要もないので、極めて高速なポ
リゴン削減処理を実行することができる。例えば、初期
値が66,939個のポリゴン頂点で133,864個
の三角形ポリゴンを含むポリゴンメッシュを等倍の縮尺
でボクセル空間に記憶してから、1,330個のポリゴ
ンに削減した三次元の画像処理をコンピュータでシミュ
レーションした場合、40秒の処理時間で図5の三次元
の画像を生成することができる。
【0056】図6は本実施の形態によるポリゴンメッシ
ュを削減する画像生成の行程図である。図左側の立体モ
デル52は輪郭に沿って生成された複数の頂点60を有
する三角形のポリゴンメッシュで構成され、図左側に示
すポリゴンメッシュは、a頂点60とb頂点60を結ぶ
三角形の1辺の中点cを新たな統合頂点62として、統
合頂点62もポリゴン70から76の重心64もそれぞ
れ立体モデル52の輪郭58が位置するボクセル値1の
ボクセルに位置する。一方、図7左側の立体モデル52
は図6と同様に輪郭に沿って生成された複数の頂点60
を有する三角形ポリゴンメッシュで構成され、図7左側
に示すポリゴンメッシュは、a頂点60とb頂点60を
結ぶ三角形の1辺の中点cを新たな統合頂点62として
ポリゴンを統合しているが、立体モデルの曲率の大きい
部分の太線で示すポリゴン77は、その重心64が立体
モデル52の輪郭58から外れてボクセル値0のボクセ
ルに位置しているため、統合基準を満たさない。したが
って、ポリゴンの統合頂点62または重心64が位置す
るボクセル値を読出すだけで統合基準を満たすか否かを
判断できるため、従来の立体モデルの輪郭面上のドット
と統合した場合のポリゴン面との距離演算結果が閾値を
越えるか否かを判定する必要がなくポリゴン削除処理を
高速に処理することができる。また、曲率が小さな立体
モデルの場合は重心64の判定を省略しても統合頂点6
2がボクセル値「1」のボクセル空間に位置するか否か
を判定するだけで表現精度の高い三次元画像を生成する
ことができる。
【0057】上記実施の形態では、原型立体モデルを等
倍の縮尺でボクセル空間に記憶させたが、図8に示すボ
クセル空間のように、原型立体モデル52を所定の倍率
で拡大または縮小してから、ボクセルに記憶してもよ
い。
【0058】このとき該倍率をSとすれば、S<1のと
きは、輪郭点(Xi,Yi,Zi),i,=1,・・
・,nに対して、ボクセル(SxXi,SxYi,Sx
Zi),i=1,・・・,nの値を「1」とし、それ以
外のボクセルの値を「0」にすることによって記憶す
る。
【0059】S>1の場合は、元の単位間隔の1/S倍
の間隔で輪郭点をサンプルし直したものを改めて(X
i,Yi,Zi),i=1,・・・,nとした後、ボク
セル(SxXi,SxYi,SxZi),i=1,・・
・,nの値を「1」とし、それ以外のボクセルの値を
「0」にすることによって記憶する。
【0060】図8はこの発明の実施の形態3である画像
生成装置のボクセル空間の断面図である。図において、
画像生成装置は、三次元スキャナなどにより抽出した原
型立体モデルを等倍または所定の倍率で拡大または縮小
して求められた輪郭座標情報を記憶する第1のメモリ領
域82内のボクセル空間91を含み、ポリゴンの頂点座
標情報を第2のメモリ領域84から読みだして、このポ
リゴンの少なくとも1つの頂点を変位させた統合頂点座
標の位置に対応する輪郭座標情報を第1のメモリ領域8
2のボクセル91から読出して、統合基準を満たすか否
かを統合判定装置30で判定させ、統合頂点が統合基準
を満たす場合は、ポリゴン削減装置32で、統合頂点か
らなるポリゴンを採用し、ポリゴン数を削減することが
できる。前記統合判定装置においては、前記倍率をS、
代表点の集合を(Ui,Vi,Wi),i=1,・・
・,mとするとき、ボクセル(SxUi,SxVi,S
xWi),i=1,・・・,mの値がすべて「1」のと
き、統合基準を満たすものとする。例えば、幅100ド
ット×高さ100ドット×奥行き100ドットの立体モ
デルを2分の1に縮小した場合、輪郭座標を表すボクセ
ル空間は幅50ボクセル×高さ50ボクセル×奥行き5
0ボクセルとなる。このように縮小ボクセル空間を用い
た場合、頂点統合基準が緩和される結果、立体モデルを
より少ない数のポリゴンに簡略化することができる。
【0061】一方、拡大ボクセル空間を用いた場合に
は、より近似精度の高い簡略化ポリゴンを求めることが
できる。
【0062】ここで、縮小率を変えることにより、簡略
化されたポリゴンの数を変えることができる。図9は初
期値の三次元配列を2分の1の倍率で縮尺したポリゴン
メッシュの斜視図である。このポリゴンメッシュの初期
値は106,826個のポリゴン頂点を213,648
個の三角形ポリゴンで構成したポリゴンメッシュであ
り、このポリゴンメッシュを1/2の縮尺でボクセル空
間に記憶してから、1,680個のポリゴンに削減する
画像処理をコンピュータでシミュレーションした結果、
50秒の処理時間で画像を生成することができる。本実
施の形態によって、立体モデルの各部の曲率が小さいも
のであれば、表現精度を劣化させることなく、立体モデ
ルをより少ない数のポリゴンで近似する簡略化されたポ
リゴンメッシュを得ることができる。
【0063】上記実施の形態では、立体モデルの縮尺倍
率を一律に定めたが、この発明の実施の形態4である画
像生成装置では、精細な立体モデルの三次元画像を生成
する場合、例えば、図9に示す人形の鼻の形状部分を倍
率1の尺度で処理し、比較的平らな面の耳の内側や底面
を倍率1/2若しくは1/3の尺度で処理することによ
り高速で且つ表現精度の高い画像を生成することができ
る。
【0064】さらに、前記倍率は、x軸方向、y軸方
向、z軸方向に、それぞれ異なる値を用いてもよい。
【0065】また、この発明の実施の形態5である画像
生成装置では、図7右側の簡略化したポリゴンメッシュ
の太線のポリゴン77の統合頂点62と重心64が立体
モデル52の輪郭ボクセルに存在するか否かを判定し
て、画像生成を行ってもよいことは勿論である。
【0066】さらに、この発明の実施の形態6である画
像生成装置では、図2に示すボクセル空間50にデジタ
ル情報で収容した立体モデル52と、この立体モデル5
2に近似するポリゴンメッシュのポリゴン面100が、
輪郭ボクセル内に存在するか否かを判定することができ
る。図10は画像生成装置のブロック図である。図示す
るワークステーション86は、ボクセル空間50と接続
させ、このボクセル空間50内に収容された立体モデル
52の輪郭座標情報を記憶させることができ、ポリゴン
メッシュを構成する多角形ポリゴン面100が立体モデ
ル52の輪郭ボクセルに位置するか否かを判定しなが
ら、画像を生成することができる。
【0067】図11のフローチャートはこの発明の実施
の形態7である画像生成の工程を示すものである。
【0068】図において、画像生成は、まず、初期ポリ
ゴンメッシュ算出処理101では、入力された立体モデ
ルの輪郭面上の各ドットを全て結ぶことによって、三角
形ポリゴンメッシュの初期値を生成する。次に、輪郭座
標設定処理102では、原型立体モデルと簡略化立体モ
デルとの近似誤差パラメータにもとづいて倍率を定め、
該倍率に基づいて原型立体モデルを拡大または縮小し、
該拡大または縮小された原型立体モデルの輪郭を、例え
ば、輪郭面上の各ドットの座標に対応するボクセルのボ
クセル値を「1」、それ以外のボクセルのボクセル値を
「0」とすることによって、ボクセルメモリに記憶す
る。
【0069】頂点選択処理103では、ポリゴンメッシ
ュの各頂点より、所定の方法で、同一ポリゴン内の隣接
する2つの頂点を選び、頂点統合試行処理104におい
て、該2頂点を統合する1つの頂点、例えば、2頂点の
中心点に統合する。
【0070】さらに、代表点算出処理105では、統合
前のポリゴンのうち、頂点統合により変形する変形ポリ
ゴンを抽出し、該変形ポリゴン面上のサンプル点を代表
点として算出する。例えば、統合頂点座標、および各変
形ポリゴンの重心点座標を算出する。
【0071】頂点統合判定処理106では、前記代表点
のそれぞれについて、それぞれの座標に対応するボクセ
ル値を、輪郭座標情報を記憶したボクセルメモリより読
み出し、ボクセル値が「1」か否かを調べ、前記、代表
点の全てに対するボクセル値が「1」の場合には頂点統
合基準を満たすものとし、少なくとも1つのボクセル値
が「0」の場合には統合基準を満たさないものとする。
【0072】頂点統合基準を満たす場合には、ポリゴン
削減処理107において、ポリゴンメッシュより、前記
選択された2頂点と他の1頂点からなるポリゴンを全て
消去し、さらに、選択された2頂点を、前記統合頂点に
置き換え、ポリゴンメッシュを書き換える。
【0073】一方、頂点統合基準を満たさない場合に
は、統合頂点を破棄し、ポリゴンメッシュ情報を書き替
えない。
【0074】終了判定処理108では、ある段階のポリ
ゴンメッシュに対して、該ポリゴンメッシュ上の隣接す
る2頂点の全ての組合せについて、頂点統合基準が満た
されない場合には、それ以上、ポリゴンを削減できない
ものと判断し、処理を終了する。あるいは、ポリゴン数
があるしきい値以下になった時点で、処理を終了しても
よい。さらに、この発明の実施の形態8である上記画像
生成方法を実行するプログラムを磁気ディスク装置、光
ディスク装置、フロッピィディスクなどのデジタル情報
が記憶できる媒体に記憶し、CADシステムやゲーム装
置用カセットに供給することができる。つまり、複数の
ポリゴンの頂点60のボクセル情報と立体モデルの輪郭
ボクセル情報をメモリ装置22に記憶するステップと、
該ポリゴンを統合する統合頂点ボクセル情報62に対応
する輪郭58のボクセル情報をメモリ装置22から読出
してボクセル値「1」または「0」の統合基準を満たす
か否かを判定するステップと、統合頂点62が統合基準
を満たす場合はメモリ装置22の内容を統合頂点62の
ボクセル情報に書換えるステップと、書換えられたボク
セル情報「1」に基づきポリゴンからなる線図をディス
プレイ42に表示させるステップとを含む画像生成プロ
グラムを記憶させることができる。
【0075】図12はこの発明の他の実施の形態である
6角形のポリゴンで構成するポリゴンメッシュの斜視図
である。ポリゴンメッシュの複数の統合頂点62とポリ
ゴン面100を立体モデル52の輪郭58に対応させ
て、統合基準を満たすか否かを判断して生成されたもの
である。したがって、この発明のポリゴンは、上述した
三角形ポリゴンの他に三次元の画像を表現できるポリゴ
ンメッシュを構成できる手段であれば、4角形、6角
形、8角形などの多角形で構成できることは勿論であ
る。
【0076】上記実施の形態では、隣接する2つのポリ
ゴン頂点をポリゴンメッシュメモリ24から読み出して
1つの統合頂点を形成したが、多角形ポリゴンメッシュ
を簡略化できる手段であれば統合する2つの頂点の他
に、3つの頂点でも4つの頂点でも頂点の平均点に統合
頂点を形成でき、また、図15の辺分割3や同図の辺変
換4のように多角形ポリゴンを再配置することもでき
る。この様な構成によっても上記と同様の効果を奏す
る。さらに、立体モデルの表面各部の輝度または色を形
成する画素値に対応する領域、例えば、対象物体のモデ
ルが人形の場合に黒色の目や肌色の頬にそれぞれ対応す
る輝度またはパレット色に分割された相互に異なる表面
領域が統合されないように、目と頬の部分を覆うような
多角形ポリゴンの形成を禁止する追加の統合基準を定め
ることができる。したがって、統合判定装置はこの追加
の統合基準に基づいて、統合基準を満たすか否かを判定
することができる。この様な構成によりポリゴンに動き
を与える動画処理を自然な表現で実行させることができ
る。
【0077】また、上記実施の形態では、ポリゴンメッ
シュの全体に対して統合頂点を定めて不要なポリゴンを
削除したが、ポリゴンが削除できる手段であればポリゴ
ンメッシュの簡略化は、立体モデル形状の対称性を考慮
してポリゴンを統合することができる。すなわち、対象
物体が人形のような左右対称の立体モデルの場合は、顔
面の左右を対称にするために、例えば、右側面の顔と左
側面の顔を同等のポリゴンメッシュで構成することがで
きる。この対象性を利用して右側のポリゴンメッシュを
簡略化してから、左側に写像する座標計算を施して左側
のポリゴンメッシュに転写することができる。この様な
構成により、顔面部分の簡略化処理を約半分の処理時間
で完了させることができる。
【0078】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下の効果を奏する。
【0079】立体モデルの輪郭ボクセルとポリゴンの代
表点座標を比較して統合基準を満たすか否かを判定する
ので、演算変数が激減し画像の表現精度を劣化させずに
画像生成を高速処理することができる。
【0080】立体モデルの輪郭もポリゴンの頂点もボク
セル情報に変換して記憶し、両者が一致するか否かを判
定するので、頂点、輪郭の座標演算やベクトルの生成も
不要となるので、画像生成の処理が短時間で完了させる
ことができる。
【0081】立体モデルを所定の倍率で圧縮記憶したの
で、ボクセル数を低減することができ、これにより演算
変数が激減するので画像生成の処理が短時間で完了させ
ることができる。
【0082】立体モデルの各部の曲率に応じて倍率を変
化させるため、画像生成が短時間で且つ表現精度の高い
画像を生成することができる。
【0083】ポリゴン面の所定の点が立体モデルの輪郭
ボクセルに位置するか否かを判定するので、より表現精
度の高いポリゴンメッシュを変形処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す画像生成装置の
ブロック図である。
【図2】 この発明のボクセル空間の斜視図である。
【図3】 この発明のボクセル空間の断面図である。
【図4】 この発明の断面ボクセル空間の拡大図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態の画像生成装置で生成
した画像の斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態を示す画像生成の工程
図である。
【図7】 この発明の実施の形態を示す画像生成の工程
図である。
【図8】 この発明の実施の形態を示す画像生成の工程
図である。
【図9】 この発明の実施の形態の画像生成装置で生成
した画像の斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態を示す画像生成装置
のブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態を示す画像生成方法
のフローチャート図である。
【図12】 この発明の他の実施の形態の画像生成装置
で生成した画像の斜視図である。
【図13】 従来の初期値のポリゴンメッシュの斜視図
である。
【図14】 従来の簡略化ポリゴンメッシュの斜視図で
ある。
【図15】 従来のポリゴンメッシュの変形方法を示す
工程図である。従来の初期値のポリゴンメッシュの斜視
図である。
【符号の説明】
20 画像生成装置、22 輪郭情報メモリ装置、24
ポリゴンメッシュメモリ、26 頂点統合試行装置、
28 代表点算出装置、30 統合判定装置、32 ポ
リゴン削減装置、34 三次元スキャナ装置、36 表
示装置、50ボクセル空間、52 立体モデル、56
ボクセル、58 輪郭、60 頂点、62 統合頂点、
64 重心、77 ポリゴン、82 第1のメモリ領
域、84第2のメモリ領域、100 ポリゴン面。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物体に係る輪郭座標情報を収容する
    メモリと、前記対象物体をポリゴンで構成する立体モデ
    ルのポリゴンをその数が低減するように統合するポリゴ
    ン統合装置と、前記対象物体をポリゴンで構成する立体
    モデルのポリゴンをその数が低減するように統合した場
    合に作成されるポリゴン面が前記輪郭座標近傍内に位置
    するか否かを判定する統合判定装置と、を含む画像生成
    装置。
  2. 【請求項2】 対象物体に係る輪郭座標情報と、該対象
    物体をポリゴンにより構成する立体モデルの該ポリゴン
    の頂点座標情報とを記憶するメモリ装置と、前記対象物
    体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴンをその数
    が低減するように統合するポリゴン統合装置と、前記対
    象物体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴンをそ
    の数が低減するように統合した場合に作成されるポリゴ
    ンの代表点座標情報と前記輪郭座標情報とから該ポリゴ
    ンの統合が統合基準を満たすか否かを判定する統合判定
    装置と、を含む画像生成装置。
  3. 【請求項3】 対象物体の原型立体モデルを所定の倍率
    に拡大または縮小することにより得られる輪郭座標情報
    及び前記対象物体をポリゴンで構成する立体モデルの頂
    点座標情報とを記憶するメモリ装置と、前記対象物体を
    ポリゴンで構成する立体モデルのポリゴンをその数が低
    減するように統合するポリゴン統合装置と、前記対象物
    体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴンをその数
    が低減するように統合した場合に作成されるポリゴンの
    代表点座標情報を前記立体モデルが前記倍率後の原型立
    体モデルと同スケールになるように変換してなる情報と
    前記輪郭座標情報とから該ポリゴンの統合が統合基準を
    満たすか否かを判定する統合判定装置と、を含む画像生
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記統合判定装置は、さらに立体モデル
    の表面を各部の輝度または色を形成する画素値に基づい
    て、複数の領域に分割し、該領域分割をもとに相互に異
    なる表面領域を覆うポリゴンの形成を禁止する追加の統
    合基準に基づいて、統合基準を満たすか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から4に記載の画像生成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記倍率を対象物体の原型立体モデルの
    各部の曲率に応じ変更することを特徴とする請求項3に
    記載の三次元画像生成装置。
  6. 【請求項6】 前記統合判定装置は、さらに立体モデル
    の表面形状の対称性を照合する追加の統合基準に基づい
    て、統合基準を満たすか否かを判定することを特徴とす
    る請求項1から5に記載の画像生成装置。
  7. 【請求項7】 前記ポリゴン統合装置は、ポリゴンの2
    頂点または3頂点を統合する、若しくは、ポリゴンの再
    配置によって統合することを特徴とする請求項1から6
    に記載の画像生成装置。
  8. 【請求項8】 前記対象物体に係る輪郭座標情報は、原
    型立体モデルの輪郭座標情報、または前記対象物体をポ
    リゴンにより構成する立体モデルの輪郭座標情報である
    ことを特徴とする請求項1から7に記載の画像生成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記輪郭座標情報はボクセル空間内の対
    応するボクセルに記憶し、前記統合基準は前記代表点に
    対応するボクセルの情報により判定することを特徴とす
    る請求項1から8に記載の画像生成装置。
  10. 【請求項10】 前記代表点は、前記統合した場合に作
    成されるポリゴン面内の点であることを特徴とする請求
    項1から9に記載の画像生成装置。
  11. 【請求項11】 前記代表点は、前記統合した場合に作
    成されるポリゴンの頂点または重心点であることを特徴
    とする請求項1から10に記載の画像生成装置。
  12. 【請求項12】 対象物体をポリゴンで構成してなる立
    体モデルのポリゴンを統合により削減する画像生成方法
    であって、前記対象物体に係る輪郭座標情報を準備し、
    前記対象物体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴ
    ンをその数が低減するように統合した場合に作成される
    ポリゴン面が、前記対象物体に係る輪郭座標近傍内に位
    置するか否かを判定し、前記ポリゴン面が前記輪郭座標
    近傍内に位置すると判定した場合に、前記統合したポリ
    ゴンを採用する画像生成方法。
  13. 【請求項13】 対象物体をポリゴンで構成してなる立
    体モデルのポリゴンを統合により削減する画像生成方法
    であって、前記対象物体に係る輪郭座標情報を準備し、
    前記対象物体をポリゴンで構成する立体モデルのポリゴ
    ンをその数が低減するように統合した場合に作成される
    ポリゴンの代表点座標情報と前記対象物体に係る輪郭座
    標情報とから該ポリゴンの統合が統合基準を満たすか否
    かを判定し、前記統合基準を満たす場合に前記統合した
    ポリゴンを採用する画像生成方法。
  14. 【請求項14】 対象物体をポリゴンで構成してなる立
    体モデルのポリゴンを統合により削減する画像生成方法
    であって、対象物体の原型立体モデルを所定の倍率に拡
    大または縮小することにより得られる輪郭座標情報を準
    備し、前記対象物体をポリゴンで構成する立体モデルの
    ポリゴンをその数が低減するように統合した場合に作成
    されるポリゴンの代表点座標情報と前記輪郭座標情報と
    から該ポリゴンの統合が統合基準を満たすか否かを判定
    し、前記統合基準を満たす場合に前記統合したポリゴン
    を採用する画像生成方法。
  15. 【請求項15】 前記ポリゴンの統合は、ポリゴンの2
    頂点または3頂点を統合する、若しくは、ポリゴンの再
    配置によって統合することを特徴とする請求項12から
    14に記載の画像生成方法。
  16. 【請求項16】 対象物体に係る輪郭座標情報を準備す
    るステップと、前記対象物体をポリゴンで構成する立体
    モデルのポリゴンをその数が低減するように統合した場
    合に作成されるポリゴン面が、前記対象物体に係る輪郭
    座標近傍内に位置するか否かを判定するステップと、前
    記ポリゴン面が前記輪郭座標近傍内に位置すると判定し
    た場合に、前記統合したポリゴンを採用するステップと
    を含む画像生成プログラムを記憶した記憶媒体。
  17. 【請求項17】 対象物体に係る輪郭座標情報を準備す
    るステップと、前記対象物体をポリゴンで構成する立体
    モデルのポリゴンをその数が低減するように統合した場
    合に作成されるポリゴンの代表点座標情報と前記対象物
    体に係る輪郭座標情報とから該ポリゴンの統合が統合基
    準を満たすか否かを判定するステップと、前記統合基準
    を満たす場合に前記統合したポリゴンを採用するステッ
    プとを含む画像生成プログラムを記憶した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 対象物体の原型立体モデルを所定の倍
    率に拡大または縮小することにより得られる輪郭座標情
    報を準備するステップと、前記対象物体をポリゴンで構
    成する立体モデルのポリゴンをその数が低減するように
    統合した場合に作成されるポリゴンの代表点座標情報と
    前記輪郭座標情報とから該ポリゴンの統合が統合基準を
    満たすか否かを判定するステップと、前記統合基準を満
    たす場合に前記統合したポリゴンを採用するステップと
    を含む画像生成プログラムを記憶した記憶媒体。
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