JPH1196115A - クライアントサーバ間の会話処理装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

クライアントサーバ間の会話処理装置及び方法並びに記録媒体

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JPH1196115A
JPH1196115A JP9275120A JP27512097A JPH1196115A JP H1196115 A JPH1196115 A JP H1196115A JP 9275120 A JP9275120 A JP 9275120A JP 27512097 A JP27512097 A JP 27512097A JP H1196115 A JPH1196115 A JP H1196115A
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JP9275120A
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Takayuki Ito
隆行 伊藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブブラウザとWWWサーバ側のアプリケ
ーションプロセス間で通信セッションを保持させ、アプ
リケーションプロセスに対し会話処理を行う。 【解決手段】 アプリケーションプロセスとプロセス間
通信が可能で、かつユーザ識別情報を特定のキー情報と
して用いてWWWサーバプロセスと間のプロセス間通信
を可能とし、WWWサーバプロセスとアプリケーション
プロセスとの間の通信を中継する通信制御プロセスと、
ウェブブラウザよりアプリケーション要求があったとき
に、当該要求に付加されたユーザ識別情報を取り出し、
当該ユーザ識別情報を特定のキー情報に用いて通信制御
プロセスと通信するWWWサーバプロセス内の会話処理
プロセスとを備え、ウェブブラウザとアプリケーション
プロセス間での通信セッションを保持し、会話処理を実
現可能とするクライアントサーバ間の会話処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクライアントサー
バ間の会話処理装置及び方法並びに記録媒体、更に詳し
くは、クライアント計算機上のWebブラウザとサーバ
計算機上のアプリケーションプロセス等との通信機構の
部分に特徴のあるクライアントサーバ間の会話処理装置
及び方法並びに記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機技術、通信技術の発達とと
もに、世界的にインターネット網が普及しつつある。こ
のインターネット技術においては、クライアント計算機
上のWebブラウザ(ウェブブラウザ)がサーバ計算機
上のWWWサーバプロセスに対して、例えばホームペー
ジといったデータ転送等,各種処理を要求し、WWWサ
ーバプロセスがさらに各種のアプリケーションプログラ
ムに実行させるといった仕組みが設けられている。
【0003】このインターネットの仕組みをそのままL
ANに導入し、インターネット技術を用いたサーバクラ
イアントシステムであるイントラネットという技術も開
発されている。イントラネットの場合にはアプリケーシ
ョンプログラムは単にホームページの転送のみならず、
基幹業務システムにおけるアプリケーションプロセス等
も用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインターネット/イントラネットでは、ウェブブラ
ウザ〜WWWサーバプロセス間の通信に、HTTPとい
うプロトコルが用いられるが、HTTPでは継続的な会
話通信を行うことができない。すなわち、ウェブブラウ
ザからWWWサーバへ要求が発行され、WWWサーバが
当該要求に対する処理を終了する度に通信セッションが
切断するため、クライアント/サーバ間における会話処
理の現実は困難である。
【0005】また、WWWサーバ側においても、WWW
サーバプロセスとアプリケーションプロセスとの会話処
理が困難であるという問題がある。これはWWWサーバ
プロセスの構成によるものである。
【0006】WWWサーバプロセスは、一般的にはウェ
ブブラウザからの通信を受け付ける一の管理プロセス
と、通信内容を処理する複数の処理プロセスからなる。
ここで、管理プロセスは、あるウェブブラウザからの通
信内容を不特定の処理プロセスに引き渡すようになって
いる。処理プロセスは、さらに通信内容をアプリケーシ
ョンプロセスに引き渡す。しかし、ウェブブラウザ〜W
WWサーバプロセス間の通信ではHTTPプロトコルが
用いられているため、通信毎にセッションが切断され
る。そのため、管理プロセスは、あるウェブブラウザか
らの通信を特定の処理プロセスに引き渡すという処理を
行うことができない。したがって、WWWサーバ内部に
おいても、特定のウェブブラウザに対応したアプリケー
ションプロセス〜WWWサーバプロセス間の継続的な会
話処理ができないこととなる。
【0007】このように従来のインターネット/イント
ラネット技術では、ウェブブラウザとWWWサーバ側の
アプリケーションプロセスとの会話処理が困難であっ
た。
【0008】このような会話処理ができないこととなる
と、例えば業務用イントラネットにおいて、使用者がウ
ェブブラウザからWWWサーバ側の業務アプリケーショ
ンに商品発注業務等の処理を実行させたいような場合
に、極めて不便である。
【0009】かかる業務アプリケーションをしようする
場合には、使用者の確認、在庫確認処理、発注処理等の
会話処理を必須とする複数の処理が必要であるためであ
る。
【0010】例えば、発注業務を例にあげて説明する。
通常、発注をする場合には、在庫を確認して、その後、
在庫に応じて、商品の発注を行う。
【0011】クライアント/サーバーシステムで発注業
務を行う場合、図10のように、クライアントから顧客
情報として名前、商品番号(又は商品名など)を入れる
と、当該2つの情報はWWWサーバープロセス内の管理
プロセスに入力される。管理プロセスでは受け取った当
該2つの情報は複数存在する通信処理プロセスのうちの
いずれかに渡される(この例では通信処理プロセスBに
渡される)。通信処理プロセスBでは、当該2つの情報
を業務アプリに渡す。業務アプリでは、受け取った当該
2つの情報と在庫DB、顧客DB等を用いて在庫の参照
処理を行う。参照の結果、名前が適当でない場合は不適
当な人からのアクセスであるとしてクライアントにエラ
ーが返されることになる。また、適当な人からのアクセ
スと確認できた場合は、参照結果は、業務アプリ→通信
処理プロセスB→管理プロセス→クライアントプラウザ
に渡され、クライアントにてまず、在庫の確認できるこ
とになる。この場合、クライアン卜から入力された名
前、商品番号は各通信処理プロセス番に対応したメモリ
に記億・保持される。
【0012】そして、今度は在庫の状況に応じて発注を
する場合、図11のように、クライアントから顕客情報
として支払方法、発注個数を入力すると、2つの情報は
WWW管理プロセスに入力される。管理ブロセスは、先
ほど在庫の参照を行う場合に使用した通信処理プロセス
Bに2つの情報が入力される。通信処理プロセスでは在
庫の参照時に保存しておいた名前、商品番号を2つの情
報に加えて、業務アプリに渡す。業務アプリでは、4つ
の情報を利用することにより発注処理を行う。ここで、
例えば、名前と商品番号がないとして、支払方法、発注
個数のみを業務アプリに渡すと、業務アプリでは発注人
が誰なのか分からず、またどの商品を発注するのかわか
らないため、発注処理を行うことができない。そのた
め、通信処理プロセスに在庫の参照時に用いた名前、商
品番号を保持しておくことが必要である。
【0013】しかしながら、図12に示すように、実際
に発注要求がクライアントから管理プロセスに渡される
と、受け取った管理プロセスがどの通信処理プロセスに
接続して、発注要求を渡すかは不確定である。そのた
め、在庫の参照時に通信処理プロセスBに名前、商品番
号が保存されていたとしても、発注処理時には管理プロ
セスがどの通信プロセスに発注要求を渡せばよいかわか
らないため、発注処理を行うことができない状況となっ
ていた。このように、会話処理を行うことが困難となっ
ていた。
【0014】したがって、会話処理ができないとなる
と、使用者は各処理において一々それまでの処理情報を
も付加してWWWサーバ側に送信しなければならない。
しかしながら、これでは通信量も多くなり、また、ウェ
ブブラウザや業務アプリケーションの処理負担も大きな
ものとなる。
【0015】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、インターネット/イントラネットにおいて
ウェブブラウザとWWWサーバ側のアプリケーションプ
ロセス間で通信セッションを保持させ、アプリケーショ
ンプロセスに対し会話処理を実現することを可能とした
クライアントサーバ間の会話処理装置及び方法並びに記
録媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、クライアントシステム
側のウェブブラウザとサーバシステム側のWWWサーバ
プロセスと間で通信が行われるとともに、サーバシステ
ム側にはアプリケーションプロセスが設けられ、かつ、
ウェブブラウザからアプリケーションプロセスへの要求
がWWWサーバプロセスを中継してなされる場合のサー
バシステム上にあって適用されるものである。
【0017】このサーバシステム上には、通信制御プロ
セスが設けられ、この通信制御プロセスでは、アプリケ
ーションプロセスとプロセス間通信が可能であり、か
つ、これと別途のプロセス間通信によりWWWサーバプ
ロセスと間の通信も可能である。これにより、通信制御
プロセスによるWWWサーバプロセスとアプリケーショ
ンプロセスとの間の通信の中継が行われる。
【0018】ここで、アプリケーションプロセスとのプ
ロセス間通信は、特定のキー情報を用いることでプロセ
ス間の通信を可能とする通信処理機能,例えばUNIX
のIPCメッセージ機能をオペレーティングシステムに
設定させることで実現される。また、特定のキー情報と
してWWWサーバプロセスがウェブブラウザに付与する
ユーザ識別情報,例えばCookie(クッキー)が用
いられる。したがって、手順としては、通信制御プロセ
スにおいてキー情報が決定され、このキー情報がその後
ユーザ識別情報として用いられることとなる。
【0019】また、サーバシステム上のWWWサーバプ
ロセス内には、ユーザ識別情報を特定のキー情報に用い
て通信制御プロセスと通信する会話処理プロセスが設け
られる。このときのユーザ識別情報は、通信制御プロセ
スにおいてキー情報として用いられたユーザ識別情報と
同一のものである。
【0020】会話処理プロセスによれば、ウェブブラウ
ザよりアプリケーションプロセスへの要求があったとき
に、当該アプリケーション要求に付加されたユーザ識別
情報が取り出され、上記の如くユーザ識別情報がキー情
報として用いられ通信制御プロセスとの通信が実現す
る。この通信制御プロセス間との通信では、ウェブブラ
ウザからのアプリケーション要求を送出するのみなら
ず、アプリケーションプロセスからの応答の受け取りも
行われる。
【0021】このように、ユーザ識別情報をキー情報と
して、通信制御プロセスを中継することで、WWWサー
バプロセスとウェブブラウザとからなるシステムにおい
ても、特定のウェブブラウザとアプリケーションプロセ
スと間での通信セッションを保持することが可能にな
り、会話処理が実現される。
【0022】次に、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、会話処理プロセスは、アプ
リケーション要求にユーザ識別情報が付加されていない
ときには、通信制御プロセスに新たな通信処理機能の設
定を要求するとともに、この通信制御プロセスがオペレ
ーティングシステムに通知した新たなキー情報をユーザ
識別情報としてアプリケーション要求発行元のウェブブ
ラウザに付与する。
【0023】したがって、未だにユーザ識別情報が与え
られていない新たなウェブブラウザからアプリケーショ
ンプロセスに通信があったときに、新たなユーザ識別情
報がウェブブラウザに与えられるとともに、この新たな
ユーザ識別情報をキー情報とした通信中継通路が確保さ
れる。これにより、以降の通信においては、請求項1の
発明の場合と同様な通信が実現される。
【0024】また、請求項3に対応する発明は、請求項
1又は2に対応する発明において、クライアントシステ
ム及びサーバシステムはイントラネット上に構成され
る。
【0025】これにより、請求項1又は2に対応する発
明がイントラネット上でも実現される。
【0026】さらに、請求項4に対応する発明は、請求
項1に対応する発明を方法発明のカテゴリーとしたもの
である。
【0027】さらにまた、請求項5に対応する発明は、
請求項1に対応する発明における通信制御プロセス及び
会話処理プロセスの処理を実現するプログラムを記録媒
体に格納したものである。
【0028】一方、請求項6に対応する発明は、請求項
1に対応する発明における通信制御プロセスの処理を実
現するプログラムを記録媒体に格納したものである。
【0029】また、請求項7に対応する発明は、請求項
1に対応する発明を適用させたシステムにあって、ユー
ザ識別情報を保存するとともに、アプリケーション要求
発行時には、当該要求に保存されたユーザ識別情報を付
加するブラウザプロセスをクライアントシステム上のプ
ロセスとしてコンピュータに実現させるためのプログラ
ムを記録媒体に格納したものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0031】図1は本発明の実施の形態に係るクライア
ントサーバ間の会話処理装置を適用するイントラネット
の構成例を示すブロック図である。なお、本発明は、イ
ントラネットのみならずインターネットにも適用できる
が、本明細書ではイントラネットの場合を例にとって発
明を説明する。
【0032】また、本装置は、例えば磁気ディスク等の
記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプロ
グラムによって動作が制御される計算機によって実現さ
れるものである。
【0033】図1に示すように、データ伝送路1に複数
のクライアント計算機2及び少なくとも一つのサーバ計
算機3が接続されて、イントラネットによるLANが構
成されている。
【0034】各クライアント計算機には、それぞれウェ
ブブラウザ4が設けられており、HTTPによりサーバ
計算機3のWWWサーバプロセス5と通信できるように
なっている。
【0035】また、このウェブブラウザ4は、Cook
ies機構に対応したものであり、WWWサーバプロセ
ス5にて設定される文字データ列Cookie(クッキ
ー)を保存し、送信データに付加するようになってい
る。なお、CookiesというのはWebサイトのア
クセスに関する情報のことである。例えばウェブブラウ
ザがサーバ計算機上のWWWサーバから受け取った情報
(Cookie)をクライアント計算機に保存してお
く。そして、再度ウェブブラウザが同じWWWサーバへ
要求を発行した際に、ウェブブラウザからWWWサーバ
へ送信するデータに加えてCookieを送信する。そ
してWWWサーバはCookieを受け取ることにより
前回アクセスしたウェブブラウザと同一のウェブブラウ
ザであることを認識するのである。
【0036】一方、サーバ計算機3には、WWWサーバ
プロセス5と、アプリケーションプロセス6と、通信制
御プロセス7とが設けられている。また、図1にはUN
IXにカーネル機能の一つであるIPCメッセージ機能
8が示されている。
【0037】WWWサーバプロセス5は、管理プロセス
9と処理プロセスとしての複数の会話処理API10と
を備えるとともにCookies機構にも対応してい
る。
【0038】管理プロセス9は、ウェブブラウザ4から
の送信データを受け取り、会話処理API10に引き渡
すようになっている。
【0039】会話処理API10は、その詳細構成は後
述するが、HTML文書から要求を発行させるためのア
プリケーションプログラムインターフェースであって、
通信制御プロセス7を介してアプリケーションプロセス
6と会話し、そのアプリケーション応答をウェブブラウ
ザ4に返信する処理プロセスである。
【0040】アプリケーションプロセス6は、当該サー
バ計算機3が提供するサービスプログラムである。業務
用アプリケーションやカタログショッピング用のアプリ
ケーション等のあらゆるアプリケーションが含まれる。
なお、このアプリケーションプロセス6には、会話処理
部11が設けられ、特定のウェブブラウザ4と会話的な
処理を継続実行できるようになっている。
【0041】通信制御プロセス7は、その詳細構成は後
述するが、特定のウェブブラウザ4と、アプリケーショ
ンプロセス6との間で不特定な会話処理API10を介
して会話通信を実現するための常駐プロセスである。通
信制御プロセス7は、この特定の会話通信を会話毎の子
プロセスを生成することでその処理を実現する。
【0042】次に、会話処理API10と通信制御プロ
セス7の詳細な構成について説明する。
【0043】図2は本実施形態の会話処理APIの詳細
構成を示すブロック図である。
【0044】同図に示すように、会話処理API10
は、ウェブブラウザ4とHTTPにより通信するウェブ
通信部21、通信制御プロセス7と通信するサーバ内通
信部22、クッキー読取部23、IPC立上部24及び
クッキー設定部25から構成される。
【0045】すなわち会話処理API10は、管理プロ
セス9からあるウェブブラウザ4からの送信データ(ブ
ラウザ要求)を引き渡され、これに対するアプリケーシ
ョン応答を当該ウェブブラウザ4に返すまで、そのウェ
ブブラウザ4間との通信を担当する。
【0046】ウェブ通信部21は、このためのウェブブ
ラウザ間通信を行う処理部である。クッキー読取部23
は、受け取ったブラウザ要求にクッキーが付加されてい
るか否か判定し、クッキーが付加されているときにはこ
れを抽出して、当該ブラウザ要求とともにサーバ内通信
部22に引き渡す。
【0047】サーバ内通信部22は、IPC設定通信部
26と、IPC通信部27とからなり、ブラウザ要求に
クッキーが付加されているかによってその動作が異な
る。
【0048】ここで、IPCというのは、UNIXに用
意されているプロセス間通信の1つである。例として、
AとBという2つのプロセス間でIPC通信を行う場合
を図3を参照して説明する。
【0049】図3はIPCについて説明する図である。
【0050】IPC通信を行う場台、A,Bというプロ
セスは各々特定のIPCキーで立ち上げる。IPCキー
はA,B2つのプロセスのみが持つ識別情報である。ま
た、IPCキーが立ち上げられると当該IPCキーに対
応した(プロセスA、プロセスBがアクセスする)共有
領域(以下「IPCキュー」という)がOSカーネル領
域上に確保される。図3では、プロセスA,B各々はI
PCキーをkey3として立ち上がっており、IPCキ
ューの内、key3の部分が確保されている。ここで、
IPC通信の動作を説明する。各プロセスでkey3を
IPCキーとしてIPCを立ち上げる(IPCキー初期
化)。そして、各プロセスでは、IPCキューを定期的
に読み込みにいっている。ここで例えばプロセスAがI
PCキューに「a」を書き込んだとすると、プロセスB
は定期的にIPCキューを読み込みに行っているので、
「a」がプロセスBに読み込まれる。同様に、プロセス
BがIPCキューに「b」を書き込んだとすると、プロ
セスAは定期的にIPCキューを読み込みに行っている
ので、「b」がプロセスAに読み込まれる。
【0051】このように、各プロセスは、特定のIPC
キーで1PCが立ち上げられ、当該IPCキーに対応し
たIPCキューをアクセスすることにより、プロセス間
通信を行うのである。また、IPC通信は一度立ち上げ
られると、1回の通信要求(上記の例では、プロセスB
が共有メモリに「a」を書き込み、プロセスAがIPC
キューにアクセスし、「a」を読み出す一連の処理。ま
た、プロセス間で見ると、プロセスBがプロセスAに
「a」という情報を渡した処理)が終了しても、プロセ
スA,Bがkey3で立ち上がり、key3に対応した
IPCキューが確保されている状態は維持される。つま
り、この機能を用いれば特定のプロセス間で一々要求の
都度、接続処埋を行う必要はなく、IPCキーさえわか
ればデータ送信が可能である。この点で、TCP/IP
やHTTPのように一度の要求毎に接続が切断されてし
まい、要求の都度、接続処理を行う通信とは異なるので
ある。
【0052】サーバ内通信部22は、ブラウザ要求にク
ッキーが付加されていれば、IPC通信部27によって
クッキーをキーとしてIPCによる通信を実行し、クッ
キーが付加されていなければ、IPC設定通信部26に
よって一連のIPC立ち上げ処理を実行する。
【0053】IPC設定通信部26は、TCP/IPに
より通信制御プロセス7からIPCキーを受け取りIP
C立上部24に引き渡す。ここで受け取るIPCキー
は、具体的には、通信制御プロセス7にて生成される子
プロセスのプロセスIDである。なお、このときIPC
設定通信部26はブラウザ要求をも通信制御プロセス7
に引き渡す。
【0054】IPC通信部23は、クッキー読取部23
で抽出されたクッキーをIPCキーとして会話処理AP
IにてIPCを立ち上げるようにIPC立上部24に依
頼する。そしてIPCが立ち上がると、このクッキーと
同一のプロセスIDである子プロセス32とIPCによ
る通信を実行する。すなわちクッキーが添付されている
場合は、過去に少なくとも1回、特定のウェブブラウザ
4〜アプリケーションプロセス6間で通信が行われた場
合であり、対応する子プロセスが既に生成されているか
らである。
【0055】つまり、IPC立上部24は、子プロセス
のプロセスIDにより会話処理APIにてIPCを立ち
上げた後、そのプロセスIDをクッキー設定部25に引
き渡す。
【0056】クッキー設定部25は、このプロセスID
をクッキーの文字列としてクッキーを設定する。なお、
クッキー設定の機能はWWWサーバプロセス5が有する
ものであり、クッキー設定部25はこれを利用する。
【0057】なお、IPCにより会話処理APIと通信
制御プロセス7と間でIPC通信が可能になると、アプ
リケーション応答もIPC通信により返信されてくる
が、この応答をウェブブラウザ4に返すときに、クッキ
ー設定部25の設定したクッキーの文字列でウェブブラ
ウザ4に対し、クッキーを設定する。
【0058】図4は本実施形態の通信制御プロセスの詳
細構成を示すブロック図である。
【0059】通信制御プロセス7は、親プロセス31と
子プロセス32とから構成される。システム起動当初は
親プロセス31のみが存在し、特定のウェブブラウザ4
〜アプリケーションプロセス6間で通信が行われると、
この会話通信毎に対応する子プロセス32が生成される
ようになっている。
【0060】親プロセス31は、IPC設定通信部33
と、子プロセス32を生成する子プロセス生成部34と
から構成される。IPC設定通信部33は、会話処理A
PI10のIPC設定通信部26からの最初のTCP/
IP通信を受け付ける部分であり、この通信により子プ
ロセス32の生成を子プロセス生成部34に依頼する。
IPC設定通信部33は、子プロセス32の生成後、親
プロセスと会話処理API10からの情報を当該子プロ
セス32に引き渡すとともに、会話処理API10との
通信を終了させる。
【0061】子プロセス32は、プロセスID取得部3
5と、IPC設定通信部36と、IPC立上部37と、
IPC通信部38と、アプリケーション通信部39とに
よって構成される。
【0062】プロセスID取得部35は、当該子プロセ
スが生成されるときに付けられるプロセスIDを取得す
る。
【0063】IPC設定通信部36は、親プロセス31
にコネクトしてきた会話処理API10のIPC設定通
信部26とTCP/IP通信を行い、取得された自己の
プロセスIDを通知する。
【0064】IPC立上部37は、自己のプロセスID
をIPCキーとしてIPCメッセージ機能を立ち上げ
る。
【0065】IPC通信部38は、自己のプロセスI
D、すなわちこれは以降クッキーと同一のデータとなる
が、をIPCキーとして、会話処理API10のIPC
通信部27とIPCメッセージ授受による通信を行う。
【0066】アプリケーション通信部39は、親プロセ
ス31から引き継いだブラウザ要求又はIPC通信部3
8から受け付けたブラウザ要求をTCP/IP通信によ
りアプリケーションプロセス6に引き渡し、またアプリ
ケーションプロセス6からの応答を会話処理API10
に送信すべくIPC通信部38に引き渡す。
【0067】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るクライアントサーバ間の会話処理装置の
動作について説明する。
【0068】特定のウェブブラウザとアプリケーション
プロセスとの間で会話処理を実行するための会話処理設
定を行う動作について説明する。
【0069】図5は会話処理設定を行う際の会話処理A
PIの動作を示す流れ図である。
【0070】まず、管理プロセス9からウェブブラウザ
4からの要求を渡されると(ST1)、これにクッキー
が付加されているか否かが判定される(ST2)。
【0071】クッキーが付加されていれば(ST2)、
クッキー読取部23においてクッキーが抽出され、これ
をIPCキーとして、その会話処理API10でIPC
の立ち上げ処理が行われるとともに、ブラウザ要求はI
PCメッセージ機能8により対応する子プロセス32に
渡される(ST10)。そして、アプリケーション応答
が当該子プロセス32からIPCメッセージ機能により
通知されてくると、これがウェブブラウザ4に送出され
る(ST11)。
【0072】一方、クッキーが付加されていなければ
(ST2)、以下のような会話処理設定が実行される
(ST3〜ST9)。
【0073】まず、通信制御プロセス7の親プロセス3
1にIPC設定通信が行われる(ST3)。このとき行
われるのはTCP/IP通信である。
【0074】通信制御プロセス7ではこの会話処理のた
めの子プロセス32の生成等が行われ、その子プロセス
32から当該会話処理API10にTCP/IP通信を
行ってくる。
【0075】この子プロセス32からのIPC設定通信
によって(ST4)、当該子プロセスのプロセスIDが
取得され(ST5)、取得されたプロセスIDをキーと
してIPCが立ち上げられる(ST6)。続いてこのプ
ロセスIDは、クッキー設定部25に引き渡される。
【0076】この間制御プロセス7(子プロセス)とア
プリケーションプロセス6間では会話通信が行われ、そ
の応答が対応した子プロセス経由でIPC通信により戻
ってくる(ST7)。
【0077】そこで、クッキー設定部25により、上記
子プロセスのプロセスIDをクッキーのデータ内容とし
て、クッキー設定が行われ(ST8)、当初のブラウザ
要求に対する応答がブラウザに対して送出される(ST
9)。ウェブブラウザ4では、アプリケーション応答を
受け取るとともに、クッキーを自己計算機の記憶装置に
保存し、以降、WWWサーバプロセス5にHTTP通信
する際には、自己の要求にこのクッキーを付けることに
なる。
【0078】次に通信制御プロセス7における動作につ
いて説明する。
【0079】図6は会話処理設定を行う際の通信制御プ
ロセスの動作を示す流れ図である。
【0080】まず、会話API10からのIPC設定通
信があれば、親プロセス31がこれを受け取る(ST2
1)。
【0081】このIPC設定通信に対応して親プロセス
31によって、子プロセス32が生成され、親プロセス
31が受け取った会話API10のブラウザ要求等がそ
の子プロセス32に引き渡される(ST22)。なお、
この子プロセスは、以降、今回要求があったウェブブラ
ウザ4とアプリケーションプロセス6と間の会話通信の
ための中継を担当するものである。
【0082】子プロセス32が生成されると、親プロセ
ス31〜会話API10間の通信は終了する。そして、
当該子プロセス32から会話処理APIに(TCP/I
P)によるプロセス間通信が実行される(ST23)。
【0083】次に、子プロセス32からそのプロセスI
Dが会話API10に通知される(ST24)。
【0084】次に、子プロセス32では自己のプロセス
IDをキーとしてIPCが立ち上げられる(ST2
5)。またステップST23〜ST24と並行してある
いは前後して、ブラウザ要求がアプリケーションプロセ
スにTCP/IP通信により送出される(ST26)。
【0085】そして、アプリケーションプロセス6から
応答を受け取ると(ST27)、その内容がIPCメッ
セージ機能8により会話API10に伝送される(ST
28)。
【0086】このようにして特定のウェブブラウザとア
プリケーションプロセスとの間で会話処理設定が終了す
るが、この設定処理で生成した子プロセス32はこのウ
ェブブラウザが終了してネットワークから抜ける等して
そのクッキーを消去するまで存在し続ける。
【0087】すなわち子プロセス32は、IPC通信で
は特定のIPCキーが用いられることで、自己が会話す
べき会話API10、ひいてはウェブブラウザを特定す
るのである。そしてこのIPCキーはクッキーの形で会
話相手のウェブブラウザ4に保存され、通信時に使用さ
れる。
【0088】なお、本実施形態では、IPCキーとして
子プロセスのプロセスIDを用いているが、子プロセス
側でIPCキーとして使用し得て、かつ子プロセス毎に
識別できる情報であれば、IPCキー(ひいてはクッキ
ー)として用いる情報は子プロセスのプロセスIDに限
られないことになる。
【0089】次に、会話処理設定が終了した後の会話処
理の動作について説明する。
【0090】図7は会話処理設定後のクライアントサー
バ間の会話通信について説明する流れ図である。
【0091】まず、ウェブブラウザ4からWWWサーバ
プロセス5に対して何らかの要求がHTTPにより送出
される(ST31)。このとき、会話処理設定後なの
で、このブラウザ要求にはクッキーが付加されている。
【0092】次に、WWWサーバプロセス5の管理プロ
セス9は、会話処理API10にこのブラウザ要求を引
き渡すが、会話処理API10においては、ブラウザ要
求からクッキーが抽出され、これをIPCのキーとして
IPCが立ち上がる。こうして、当該IPCキーでIP
C立ち上げされた他のプロセスと通信可能になり、会話
処理API10からはこのIPCメッセージによりブラ
ウザ要求が出力される(ST32)。
【0093】UNIX/OSのカーネル機能によりIP
Cメッセージがこの会話担当の子プロセス32に届く
(ST33)。
【0094】当該子プロセス32により、ブラウザ要求
がTCP/IPによりアプリケーションプロセス6に転
送される(ST34)。
【0095】アプリケーションプロセス6の会話処理部
11により、この特定ブラウザ4との会話処理が実現さ
れるとともに、アプリケーションプロセス6の本来のサ
ービス処理が実行され(ST35)、その応答(処理結
果)がTCP/IP通信で子プロセスに返される(ST
36)。
【0096】子プロセス32において受け取られたアプ
リケーション応答が、IPCメッセージとして会話処理
API10に送出される(ST37)。
【0097】このIPCメッセージは、この子プロセス
のプロセスIDをブラウザ4からクッキーとして受け取
った,ステップST32の会話処理API10に届く
(ST38)。
【0098】会話処理APIによりアプリケーション応
答が当初のウェブブラウザ4に送出され、1回の会話通
信が終了する(ST39)。
【0099】上述したように、本発明の実施の形態に係
るクライアントサーバ間の会話処理装置は、通信制御プ
ロセス7を設けてWWWサーバプロセス5〜アプリケー
ションプロセス6間の通信を中継する。そして、WWW
サーバプロセス5内に会話処理API10を設けてクッ
キーからIPCキーを抽出して特定されたプロセス間通
信を実現するようにしたので、インターネット/イント
ラネットにおいてウェブブラウザとWWWサーバ側のア
プリケーションプロセス間で通信セッションを保持さ
せ、アプリケーションプロセスに対し会話処理を実現す
ることができる。また、ウェブブラウザ4に未だクッキ
ーが設定されていない場合には、会話処理用のアプリケ
ーションプログラムインターフェースである会話処理A
PI10によって、その会話用の子プロセス32のプロ
セスIDをIPCキーとし、かつクッキーとしてウェブ
ブラウザ4に送出する。そのため一度通信制御プロセス
7に接続したウェブブラウザ4は、それ以降のアプリケ
ーションプロセス6への要求の度に、先に受信したクッ
キーが自動的に要求メッセージに添付され、会話処理A
PI10でクッキーを受信し、IPCキー情報を採取す
ることにより、再度以前に接続した通信制御プロセス
(子プロセス)を介して同一のアプリケーションプロセ
スとの通信が可能である。このような構成としたため、
特別に通信セッション保持のための機構をクライアント
側に作成する必要なく、上記効果を得ることができる。
【0100】以上本実施形態では、ドライバ(会話処理
API)が1個の場合について述べたが、会話処理AP
I10は複数としてもよい。
【0101】図8は会話処理APIが複数設けられた場
合を示す図である。
【0102】同図に示すように、管理プロセス内でのス
ループットを向上させるためにドライバー(この中に、
会話処理API10が組み込まれている)が複数設けら
れている。管理プロセスは、ブラウザ要求を受けると、
空いているドライバに当該要求を渡す。ここで例えば前
回ドライバCの会話処理APIと通信プロセスBとの間
でIPCキーをxとしてIPC通信されたとする
((1)の接続)。そして、今回、通信プロセスBとI
CP通信するドライバーがドライバーCでなくドライバ
ーaであっても、ドライバーaでIPCキーとxとして
IPCを立ち上げれば前回とは異なるドライバーであっ
てもIPC通信を行うことができる((2)の接続)。
【0103】さらに、上記発明以外にも以下のように発
注業務を処理する方法が考えられる。通信制御プロセス
に対応したメモリに図11を用いて説明すると、発注業
務要求を出す場合に名前、商品番号、支払方法、発注個
数の4つの情報をクライアントブラウザから管理プロセ
スに入力し、管理プロセス→通信制御プロセス→業務プ
ロセスと渡されることによっても、業務プロセスにて発
注業務が処理されるのである。
【0104】しかしながら、発注業務を行う場合にも顧
客情報を添付するなど、要求を出すたびに顧客情報等の
秘密情報を送信することは危険である(クライアントブ
ラウザと管理プロセスとの間では、盗聴等される可能性
がある)。それに比べると、本発明は名前等の秘密情報
は最初の顧客/在庫検索のときのみ送信され、通信制御
プロセスに対応したメモリに記億される。その後、業務
アプリで使用されるときは、記憶された情報を使用す
る。そのため、本発明は秘密情報を何度も送信する危険
を回避する効果を有するのである。
【0105】
【実施例】実施形態で説明した発明について、商品発注
管理を行う業務プロセスシステムをイントラネットで構
成した場合を例にとって説明する。なお、この業務プロ
セスシステムは、例えばカタログショッピングシステム
等に当てはめインターネット上に構築しても同様な処理
を実現できる。
【0106】図9は本実施例における,クライアントか
らWWWサーバを介し業務プロセスと会話処理を行う場
合のソフトウェア構成を示す図であり、図1〜図4と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0107】本実施例では、オペレータが顧客から要求
のあった商品に対し、在庫確認をした後、発注をかける
処理を想定している。
【0108】同図において、まず、クライアントブラウ
ザ4bは、オペレータが操作する図1のウェブブラウザ
4である。
【0109】一方、業務プロセス6bは、顧客照合、在
庫参照業務及び発注(在庫更新)を行う業務用の図1に
示すアプリケーションプロセス6である。顧客参照・在
庫参照業務部61は、顧客情報の参照、在庫参照を行う
業務処理を実行する部分である。発注業務部62は、在
庫データベースの在庫数を更新し、発注業務処理を実行
する部分である。
【0110】また、顧客データベース63は顧客情報を
格納するデータベースであり、在庫データベース64は
商品の在庫情報を格納するデータベースである。
【0111】以上のように構成された業務プロセスシス
テムの動作について、図7に付された(1)〜(13)
に従って説明する。
【0112】(1)クライアントブラウザ4bから、業
務プロセス6bに対しHTML文書からGET命令にて
会話処理が開始され、ブラウザ要求が発行される。この
際、サーバ側では会話処理API10が使用され顧客照
合、在庫検索処理が要求される。このためオペレータは
顧客の名前や、購入したい商品の管理番号(以降商品番
号と示す)などを含む顧客情報を入力する。
【0113】(2)会話処理API10は、通信制御プ
ロセス7ヘUNIXのソケットを使い、顧客情報や商品
番号を含むデータを送信するとともに、この会話に対応
する子プロセスを生成し会話処理設定を行う。
【0114】(3)通信制御プロセス7は受信した情報
を、業務プロセス6bに送信する。 (4)業務プロセス6bでは、受信した顧客情報が正し
いか顧客情報データベース63を参照する。さらに商品
番号に対する在庫数を、在庫データベース64から参照
する。
【0115】(5)業務プロセス6bは、顧客情報の参
照結果と、顧客名及び商品番号、在庫数を応答として通
信制御プロセス7に送信する。このとき通信制御プロセ
スにおいて顧客名及び商品番号を、この会話相手のブラ
ウザ4に対応させ、内部に保存する。
【0116】(6)通信制御プロセス7では受信したデ
ータを、会話処理API10へIPCにより送信する。
【0117】(7)会話処理API10では、受信した
データに加え、通信制御プロセス7の対応子プロセスの
IPCキー等をクッキーに設定し、クライアントブラウ
ザ4bヘ応答を返す。
【0118】(8)オペレータは、顧客情報及び在庫数
の確認を終えると、商品の発注個数を指定して再度業務
プロセス6bに発注業務処理を要求する。このとき
(7)で受信したっクッキーは、自動的に会話処理AP
I10ヘ送信される。
【0119】(9)会話処理API10は、受信したク
ッキー情報からIPCキーを参照し、先に接続した通信
制御プロセス(子プロセス)にIPCにより接続する。
【0120】(10)通信制御プロセス7は、業務プロ
セス6bに発注要求を発行する。このとき(5)で保存
した顧客名及び商品番号を併せて送信する。
【0121】(11)業務プロセス6bは先に受信した
顧客情報と商品番号を参照し、在庫データベース64か
ら該当する商品番号の在庫数を要求数分だけ減算する。
【0122】(12)業務処理において発注業務処理が
完了すると、その応答を通信制御プロセス7、会話処理
API10を経由してクライアントブラウザ4bヘ返
す。
【0123】このようにして、会話処理による一連の業
務処理が実行されることとなる。
【0124】なお、本発明は、上記実施形態又は実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々に変形することが可能である。
【0125】また、実施形態又は実施例に記載した手法
は、計算機に実行させることができるプログラム(ソフ
トウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピ
ーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−
ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納
し、また通信媒体により伝送して頒布することもでき
る。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機
に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみな
らずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成さ
せる設定プログラムをも含むものである。本装置を実現
する計算機は、記憶媒体に記録されたプログラムを読み
込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエ
ア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が
制御されることにより上述した処理を実行する。
【0126】また、実施形態及び実施例においては、子
プロセス〜会話処理API間以外の、例えば子プロセス
〜アプリケーションプロセス間等の種々のプロセス間通
信でソケットを用いたが、本発明はこれに限られるもの
でなく、IPCを含む他のプロセス間通信方式を利用し
てもよい。
【0127】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、イ
ンターネット/イントラネットにおいてウェブブラウザ
とWWWサーバ側のアプリケーションプロセス間で通信
セッションを保持させ、アプリケーションプロセスに対
し会話処理を実現することができるクライアントサーバ
間の会話処理装置及び方法並びに記録媒体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクライアントサーバ
間の会話処理装置を適用するイントラネットの構成例を
示すブロック図。
【図2】同実施形態の会話処理APIの詳細構成を示す
ブロック図。
【図3】IPCについて説明する図。
【図4】同実施形態の通信制御プロセスの詳細構成を示
すブロック図。
【図5】会話処理設定を行う際の会話処理APIの動作
を示す流れ図。
【図6】会話処理設定を行う際の通信制御プロセスの動
作を示す流れ図。
【図7】会話処理設定後のクライアントサーバ間の会話
通信について説明する流れ図。
【図8】会話処理APIが複数設けられた場合を示す図
【図9】本発明の実施例におけるクライアントからWW
Wサーバを介し業務プロセスと会話処理を行う場合のソ
フトウェア構成を示す図。
【図10】クライアントサーバシステムで発注業務を行
う場合を示す図。
【図11】クライアントサーバシステムで発注業務を行
う場合を示す図。
【図12】クライアントサーバシステムで発注業務を行
う場合を示す図。
【符号の説明】
1…データ伝送路 2…クライアント計算機 3…サーバ計算機 4…ウェブブラウザ 5…WWWサーバプロセス 6…アプリケーションプロセス 7…通信制御プロセス 8…IPCメッセージ機能 9…管理プロセス 10…会話処理API 11…会話処理部 21…ウェブ通信部 22…サーバ内通信部 23…クッキー読取部 24…IPC立上部 25…クッキー設定部 31…親プロセス 32…子プロセス 33…IPC設定通信部 34…子プロセス生成部 35…プロセスID取得部 36…IPC設定通信部 37…IPC立上部 38…IPC通信部 39…アプリケーション通信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントシステム側のウェブブラウ
    ザとサーバシステム側のWWWサーバプロセスと間で通
    信が行われるとともに、前記サーバシステム側にはアプ
    リケーションプロセスが設けられ、かつ、前記ウェブブ
    ラウザからの前記アプリケーションプロセスへの要求が
    前記WWWサーバプロセスを中継してなされる場合の前
    記サーバシステム上にあって、 前記アプリケーションプロセスと前記WWWサーバプロ
    セスとのプロセス間通信として、特定のキー情報を用い
    ることでプロセス間の通信を可能とする通信処理機能を
    オペレーティングシステムに設定させるとともに、前記
    特定のキー情報として前記WWWサーバプロセスが前記
    ウェブブラウザに付与するユーザ識別情報を用い、これ
    らのプロセス間通信により前記WWWサーバプロセスと
    アプリケーションプロセスとの間の通信を中継する通信
    制御プロセスと、 前記ウェブブラウザより前記アプリケーションプロセス
    への要求があったときに、当該アプリケーション要求に
    付加された前記ユーザ識別情報を取り出し、当該ユーザ
    識別情報を前記特定のキー情報に用いて前記通信制御プ
    ロセスと通信する前記WWWサーバプロセス内の会話処
    理プロセスとを備え、前記ウェブブラウザと前記アプリ
    ケーションプロセス間での通信セッションを保持し、会
    話処理を実現可能とすることを特徴とするクライアント
    サーバ間の会話処理装置。
  2. 【請求項2】 前記会話処理プロセスは、前記アプリケ
    ーション要求に前記ユーザ識別情報が付加されていない
    ときには、前記通信制御プロセスに新たな前記通信処理
    機能の設定を要求するとともに、この通信制御プロセス
    がオペレーティングシステムに通知した新たなキー情報
    を前記ユーザ識別情報として前記アプリケーション要求
    発行元のウェブブラウザに付与することを特徴とする請
    求項1記載のクライアントサーバ間の会話処理装置。
  3. 【請求項3】 前記クライアントシステム及び前記サー
    バシステムはイントラネット上に構成されることを特徴
    とした請求項1又は2記載のクライアントサーバ間の会
    話処理装置。
  4. 【請求項4】 クライアントシステム側のウェブブラウ
    ザとサーバシステム側のWWWサーバプロセスと間で通
    信が行われるとともに、前記サーバシステム側にはアプ
    リケーションプロセスが設けられ、かつ、前記ウェブブ
    ラウザからの前記アプリケーションプロセスへの要求が
    前記WWWサーバプロセスによって中継される場合の前
    記サーバシステム上にあって、 前記アプリケーションプロセスと前記WWWサーバプロ
    セスとのプロセス間通信として、特定のキー情報を用い
    ることでプロセス間の通信を可能とする通信処理機能を
    オペレーティングシステムに設定させるとともに、前記
    特定のキー情報として前記WWWサーバプロセスが前記
    ウェブブラウザに付与するユーザ識別情報を用い、これ
    らのプロセス間通信により前記WWWサーバプロセスと
    アプリケーションプロセスとの間の通信を中継する通信
    制御プロセスを実現する手順と、 前記ウェブブラウザより前記アプリケーションプロセス
    への要求があったときに、当該アプリケーション要求に
    付加された前記ユーザ識別情報を取り出し、当該ユーザ
    識別情報を前記特定のキー情報に用いて前記通信制御プ
    ロセスと通信する前記WWWサーバプロセス内の会話処
    理プロセスを実現する手順とを実行し、前記ウェブブラ
    ウザと前記アプリケーションプロセス間での通信セッシ
    ョンを保持し、会話処理を実現可能とすることを特徴と
    するクライアントサーバ間の会話処理方法。
  5. 【請求項5】 クライアントシステム側のウェブブラウ
    ザとサーバシステム側のWWWサーバプロセスと間で通
    信が行われるとともに、前記サーバシステム側にはアプ
    リケーションプロセスが設けられ、かつ、前記ウェブブ
    ラウザからの前記アプリケーションプロセスへの要求が
    前記WWWサーバプロセスによって中継されるシステム
    にあって、 前記アプリケーションプロセスと前記WWWサーバプロ
    セスとのプロセス間通信として、特定のキー情報を用い
    ることでプロセス間の通信を可能とする通信処理機能を
    オペレーティングシステムに設定させるとともに、前記
    特定のキー情報として前記WWWサーバプロセスが前記
    ウェブブラウザに付与するユーザ識別情報を用い、これ
    らのプロセス間通信により前記WWWサーバプロセスと
    アプリケーションプロセスとの間の通信を中継する通信
    制御プロセスと、 前記ウェブブラウザより前記アプリケーションプロセス
    への要求があったときに、当該アプリケーション要求に
    付加された前記ユーザ識別情報を取り出し、当該ユーザ
    識別情報を前記特定のキー情報に用いて前記通信制御プ
    ロセスと通信する前記WWWサーバプロセス内の会話処
    理プロセスとを前記サーバシステム上のプロセスとして
    コンピュータに実現させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 クライアントシステム側のウェブブラウ
    ザとサーバシステム側のWWWサーバプロセスと間で通
    信が行われるとともに、前記サーバシステム側にはアプ
    リケーションプロセスが設けられ、かつ、前記ウェブブ
    ラウザからの前記アプリケーションプロセスへの要求が
    前記WWWサーバプロセスによって中継されるシステム
    にあって、 前記アプリケーションプロセスとの前記WWWサーバプ
    ロセスとのプロセス間通信として、特定のキー情報を用
    いることでプロセス間の通信を可能とする通信処理機能
    をオペレーティングシステムに設定させるとともに、前
    記特定のキー情報として前記WWWサーバプロセスが前
    記ウェブブラウザに付与するユーザ識別情報を用い、こ
    れらのプロセス間通信により前記WWWサーバプロセス
    とアプリケーションプロセスとの間の通信を中継する通
    信制御プロセスを前記サーバシステム上のプロセスとし
    てコンピュータに実現させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 クライアントシステム側のウェブブラウ
    ザとサーバシステム側のWWWサーバプロセスと間で通
    信が行われるとともに、前記サーバシステム側にはアプ
    リケーションプロセスが設けられ、かつ、前記ウェブブ
    ラウザからの前記アプリケーションプロセスへの要求が
    前記WWWサーバプロセスによって中継される場合に、
    前記アプリケーションプロセスと前記WWWサーバプロ
    セスとのプロセス間通信として、特定のキー情報を用い
    ることでプロセス間の通信を可能とする通信処理機能を
    オペレーティングシステムに設定させるとともに、前記
    特定のキー情報として前記WWWサーバプロセスが前記
    ウェブブラウザに付与するユーザ識別情報を用い、これ
    らのプロセス間通信により前記WWWサーバプロセスと
    アプリケーションプロセスとの間の通信を中継する通信
    制御プロセスと、前記ウェブブラウザより前記アプリケ
    ーションプロセスへの要求があったときに、当該アプリ
    ケーション要求に付加された前記ユーザ識別情報を取り
    出し、当該ユーザ識別情報を前記特定のキー情報に用い
    て前記通信制御プロセスと通信する前記WWWサーバプ
    ロセス内の会話処理プロセスとを備え、前記ウェブブラ
    ウザと前記アプリケーションプロセス間での通信セッシ
    ョンを保持し、会話処理を実現可能とするシステムにあ
    って、 前記ユーザ識別情報を保存するとともに、前記アプリケ
    ーション要求発行時には、当該要求に保存されたユーザ
    識別情報を付加するブラウザプロセスを前記クライアン
    トシステム上のプロセスとしてコンピュータに実現させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP9275120A 1997-09-22 1997-09-22 クライアントサーバ間の会話処理装置及び方法並びに記録媒体 Pending JPH1196115A (ja)

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Cited By (3)

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