JPH1195U - 燃料噴射制御装置 - Google Patents
燃料噴射制御装置Info
- Publication number
- JPH1195U JPH1195U JP001074U JP107499U JPH1195U JP H1195 U JPH1195 U JP H1195U JP 001074 U JP001074 U JP 001074U JP 107499 U JP107499 U JP 107499U JP H1195 U JPH1195 U JP H1195U
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- fuel injection
- governor
- harness connection
- harness
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガバナ室内の空間を狭くしたり、ポンプハウ
ジングに取付孔を別途形成する必要がなく、しかも燃料
温度の検出感度のよい燃料噴射制御装置を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネスのコネクタ部の端面か
らは7本の電線22が露出している。このうちの5本の
電線22は、ガバナハウジングのハーネス接続口を通っ
てガバナ室に引き込まれ、電磁調量手段としてのエレク
トリックガバナの配線基板上に設けられた端子に半田付
けされている。残る2本の電線22は、ハーネス接続口
内においてコネクタ部の端面21a近傍に配置されたサ
ーミスタ30に直結されている。
ジングに取付孔を別途形成する必要がなく、しかも燃料
温度の検出感度のよい燃料噴射制御装置を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネスのコネクタ部の端面か
らは7本の電線22が露出している。このうちの5本の
電線22は、ガバナハウジングのハーネス接続口を通っ
てガバナ室に引き込まれ、電磁調量手段としてのエレク
トリックガバナの配線基板上に設けられた端子に半田付
けされている。残る2本の電線22は、ハーネス接続口
内においてコネクタ部の端面21a近傍に配置されたサ
ーミスタ30に直結されている。
Description
【0001】
この考案は、燃料噴射量や燃料噴射時期等を電気的に制御する燃料噴射制御装 置に関するものである。
【0002】
ディーゼルエンジン等に使用される燃料噴射制御装置には、特開平1−159 427号公報等に開示されているように、エンジン回転数、負荷、燃料温度等の 物理的変化量を各種センサにより電気的信号として検出し、このデータを基にマ イクロコンピュータのメモリーに蓄積された制御プログラムに従って燃料噴射ポ ンプを電気的に制御し、最適な燃料噴射条件(燃料噴射量や燃料噴射時期等)とな るようにするものがある。
【0003】 この種の燃料噴射制御装置によって制御される燃料噴射ポンプには、例えば燃 料噴射量を変えるためのコントロールスリーブを電磁アクチュエータによって制 御する、所謂エレクトリックガバナ(電磁調量手段)が用いられたものがある。 このような燃料噴射ポンプにおいては、コントロールスリーブの位置が同じ位置 に設定されていても、燃料の温度が高くなると燃料噴射量が減少するという特性 がある。これは、燃料温度の上昇とともに燃料の粘度が下がることに起因してメ カニカル的に生じるものである。
【0004】 そこで、前記燃料噴射制御装置においては、その時の燃料温度に応じてコント ロールスリーブの位置を補正し所望の最適燃料噴射量を得るように制御する必要 があり、燃料の温度は、通常、エレクトリックガバナを収容するガバナ室又は燃 料噴射ポンプのポンプ室に満たされた燃料から検出している。例えば、上記特開 平1−159427号公報に記載のものでは、ガバナハウジング内に温度センサ ユニットを設け、この温度センサユニットの感温素子によって燃料の温度を検出 している。また、特開平62−162752号公報に記載のものは、感温素子が 埋設された樹脂モールド部を有する温度センサユニットを用意する一方、ポンプ ハウジングの壁部にこれを貫通する取付孔を形成し、この取付孔に樹脂モールド 部を挿入することによってポンプ室内の燃料の温度を検出している。
【0005】
前者の公報に記載のものにおいては、狭いガバナ室内が温度センサユニットの 分だけさらに狭くなってしまう。このため、各種の構成部品をガバナ室内に設置 したり、あるいは配線を行う際に、それらの作業が困難になるという問題がある 。一方、後者の公報に記載のものにおいては、ハウジングの壁部に取付孔を形成 しなければならない分だけ加工の手間が増えてしまう。また、いずれの公報に記 載のものにおいても、感温素子が燃料に直接触れないため、検温感度の低下を余 儀なくされるという問題があった。
【0006】 この考案は、上記事情を考慮してなされたもので、ガバナ室内を狭くしたり、 ポンプハウジングに取付孔を別途形成する必要がなく、しかも検温感度を向上さ せることができる燃料噴射制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
この考案は、上述目的を達成するために、燃料噴射ポンプのポンプハウジング に設けられ、燃料噴射ポンプの燃料噴射量を変える電磁調量手段と、上記ポンプ ハウジングに形成されたハーネス接続口に臨んだ状態でポンプハウジングの外面 に連結されるコネクタ部、およびこのコネクタ部を貫通する複数の電線を有する ワイヤーハーネスと、上記ポンプハウジング内に導入された燃料の温度を検出し 、その検出信号を上記ポンプハウジングの外部に配置されたコントロールユニッ トに出力する感温素子とを有し、上記感温素子が上記ハーネス接続口内に上記コ ネクタ部と対向して配置され、上記ワイヤーハーネスの複数の電線の一端部が上 記コントロールユニットに接続され、上記複数の電線のうちの一部の電線の他端 部が、上記ハーネス接続口を通って上記電磁調量手段に接続され、他の一部の電 線の他端部が上記感温素子に接続され、上記感温素子は、上記ハーネス接続口内 の燃料に直接に接触するように配置されていることを特徴としている。 この場合、上記複数の電線のうちの上記電磁調量手段に接続された電線が、上 記ハーネス接続口に臨むコネクタ部の端面の一側部側に配置され、上記感温素子 およびこれに接続される電線が上記コネクタの端面の他側部側に配置されている ことが望ましい。
【0008】
以下、この考案の一実施例を図1から図4までの図面に基づいて説明する。 図3は燃料噴射制御装置の要部を示す図であって、内部にエレクトリックガバ ナが収容されたガバナハウジングを上方から見た図である。又、図1は図3のI −I断面図である。ただし、図1においては図示の都合上、エレクトリックガバ ナを省略している。
【0009】 エレクトリックガバナ(電磁調量手段)1は、燃料噴射ポンプにおけるコント ロールスリーブを作動させる電磁アクチュエータユニット(図示せず)と、コント ロールスリーブの位置を電気的に検出する位置センサユニット2とを具備してい る。このエレクトリックガバナ1は、電磁アクチュエータユニットを下側にし、 位置センサユニット2を上側にして、ガバナハウジング10の内部に形成された ガバナ室11に収容されている。このガバナハウジング10は、燃料噴射ポンプ におけるポンプハウジングの上部開口部(いずれも図示せず)を塞ぐように取り付 けられており、ポンプハウジングの一部をなしている。したがって、ガバナ室1 1はポンプ室の一部をなしている。ガバナハウジング10は、その下部突出部1 0aをポンプハウジング内に突出させている。尚、ガバナハウジング10の上側 には図示しない蓋体が取り付けられる。これによって、ガバナハウジングが密閉 され、ひいてはポンプハウジングが密閉されている。
【0010】 エレクトリックガバナ1の位置センサユニット2は配線基板3を備えている。 配線基板3には5つの配線板4,4…が取り付けられており、これら配線板4は それぞれ、電磁アクチュエータの駆動系やコントロールスリーブの位置検出系に 電気的に接続されている。そして、各配線板4の一端部は立ち上げられて端子4 aとされ、配線基板3の隅部(第3図中右下部)に集められて、各端子4a間の絶 縁性が十分に確保されるように所定間隔おきに横一列に並んで配置されている。
【0011】 一方、ガバナハウジング10にはその一側面にハーネス受部12が形成されて おり、このハーネス受部12の中央にはハーネス接続口13が貫通形成されてい る。ハーネス接続口13は、組み立てた状態において上記エレクトリックガバナ 1の配線基板3上に並ぶ端子4aに対応する位置に設けられている。図4はガバ ナハウジング10の正面図であり、この図に示すように、ハーネス接続口13は 横に長い長円状をなしており、その長手方向の寸法は、図3から明らかなように 、上記配線基板3に一列に並設された端子4a群の横幅よりも若干大きくされて いる。
【0012】 上記ハーネス受部12には、エレクトリックガバナ1とコントロールユニット (図示せず)とを電気的に接続するワイヤーハーネス20のコネクタ部21が固定 されている。図2は、図1において矢印A方向から見たコネクタ部21の正面図 であり、この図に示すように、コネクタ部21の端面21aにおけるハーネス接 続口12に臨む長円状の部分21bからは7本の電線22,22…が露出してい る。このうちの5本の電線22は、部分21bのうちの幅方向(長手方向と直交 する方向)の一側部側に略円弧状に上記端子4aのピッチと同一ピッチで等間隔 に並べられており、ハーネス接続口13を通してガバナハウジング10のガバナ 室11に引き込まれ、図1に示すように上方に屈曲されて、それぞれ対応する端 子4aに半田付けされている。
【0013】 又、上記7本の電線22のうち残る2本の電線22は上記5本の電線22と対 向する位置に、つまり部分21bの幅方向における他側部側に配置されている。 この2本の電線22は、ハーネス接続口13内において端面21aから僅かに離 れて配置された燃料温度検出用のサーミスタ(感温素子)30に直接に接続されて いる。
【0014】 上記構成の燃料噴射制御装置においては、サーミスタ30をハーネス接続口1 3に配置しているので、ガバナ室11内が温度センサユニットによって狭めされ ることがない。しかも、サーミスタ30は、コネクタ部21をハーネス接続口1 3に接続する前にコネクタ21の電線に予め接続しておくことができるので、サ ーミスタ30をガバナ室11内に配置する場合に比して、サーミスタ30の接続 作業も容易に行うことができる。また、サーミスタ30を有する温度センサユニ ット等を挿入するための取付孔を別途形成する必要が全くない。 また、この制御装置では、ハーネス接続口13にサーミスタ30を配置してい るにも拘わらず、ハーネス接続口13を大きくする必要がない。すなわち、仮に ガバナ室11内にサーミスタ30を配置したものとすると、ハーネス接続口13 にはサーミスタ30に接続すべき電線が挿通される。しかし、この考案の制御装 置では、サーミスタ30をハーネス接続口13に配置しているので、サーミスタ 30用の電線をハーネス接続口13に挿通する必要がなく、その分だけハーネス 接続口13の空間に余裕が生じる。特に、この実施の形態の場合には、5本の電 線22をハーネス接続口13の幅方向における一側部側に配置し、サーミスタ3 0用の電線をハーネス接続口13の幅方向における他側部側に配置しているので 、ハーネス接続口13の他側部側に空間的な余裕が生じる。その余裕の空間にサ ーミスタ30を配置することができる。したがって、ハーネス接続口13を大き くする必要がない。よって、ハーネス接続口を有する従来のガバナハウジングを そのままこの考案のガバナハウジングとして使用することができる。 さらに、サーミスタ30が露出していて、ガバナ室11内の燃料に直接触れる ので、燃料温度の検出感度が非常によい。
【0015】 この考案は上述実施例に制約されず種々の態様が採用可能である。例えば、感 温素子はサーミスタに限るものではなく、各種感温半導体や感温リアクタンス素 子等であってもよい。
【0016】
【考案の効果】 以上説明したように、この考案によれば、感温素子をハーネス接続口内に配置 しているので、ガバナ室内が狭めらることがなく、またポンプハウジングに取付 孔を別途形成する必要がない。しかも、感温素子が燃料に直接触れるので燃料温 度の検出感度を向上させることができる。又、ハーネス接続口を有する従来のポ ンプハウジングをそのまま使用することができる等の効果が得られる。
【図1】ワイヤーハーネスを装着した状態を示す、この
考案に係るガバナハウジングの断面図であり、図3のI
−I断面図である。
考案に係るガバナハウジングの断面図であり、図3のI
−I断面図である。
【図2】図1の矢印A方向から見たワイヤーハーネスの
コネクタ部の端面図である。
コネクタ部の端面図である。
【図3】ガバナ室にエレクトリックガバナを収容した状
態におけるガバナハウジングの平面図である。
態におけるガバナハウジングの平面図である。
【図4】ガバナハウジングの正面図である。
1 エレクトリックガバナ(電磁調量手段) 10 ガバナハウジング(ポンプハウジング) 11 ガバナ室 13 ハーネス接続口 20 ワイヤーハーネス 21 コネクタ部 21a 端面 22 電線 30 サーミスタ(感温素子)
フロントページの続き (72)考案者 黛 欣司 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内 (72)考案者 横田 徹 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料噴射ポンプのポンプハウジングに設
けられ、燃料噴射ポンプの燃料噴射量を調節する電磁調
量手段と、上記ポンプハウジングに形成されたハーネス
接続口に臨んだ状態でポンプハウジングの外面に連結さ
れるコネクタ部、およびこのコネクタ部を貫通する複数
の電線を有するワイヤーハーネスと、上記ポンプハウジ
ング内に導入された燃料の温度を検出し、その検出信号
を上記ポンプハウジングの外部に配置されたコントロー
ルユニットに出力する感温素子とを有し、 上記感温素子が上記ハーネス接続口内に上記コネクタ部
と対向して配置され、上記ワイヤーハーネスの複数の電
線の一端部が上記コントロールユニットに接続され、上
記複数の電線のうちの一部の電線の他端部が、上記ハー
ネス接続口を通って上記電磁調量手段に接続され、他の
一部の電線の他端部が上記感温素子に接続され、上記感
温素子は、上記ハーネス接続口内の燃料に直接に接触す
るように配置されていることを特徴とする燃料噴射制御
装置。 - 【請求項2】 上記複数の電線のうちの上記電磁調量手
段に接続された電線が、上記ハーネス接続口に臨むコネ
クタ部の端面の一側部側に配置され、上記感温素子およ
びこれに接続される電線が上記コネクタの端面の他側部
側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP001074U JPH1195U (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP001074U JPH1195U (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 燃料噴射制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195U true JPH1195U (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=14460769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP001074U Pending JPH1195U (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195U (ja) |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP001074U patent/JPH1195U/ja active Pending
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