JPH119558A - 医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法 - Google Patents

医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法

Info

Publication number
JPH119558A
JPH119558A JP9167103A JP16710397A JPH119558A JP H119558 A JPH119558 A JP H119558A JP 9167103 A JP9167103 A JP 9167103A JP 16710397 A JP16710397 A JP 16710397A JP H119558 A JPH119558 A JP H119558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
communication device
medical
portable communication
warning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9167103A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kubo
浩二 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9167103A priority Critical patent/JPH119558A/ja
Publication of JPH119558A publication Critical patent/JPH119558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯通信機器の電界強度を検知して、携帯通
信機器の電波障害による医用電気機器の誤動作、誤不動
作、停止、精度低下等を確実に防止する。 【解決手段】 携帯通信機器よりの電界強度を測定する
電界強度測定手段と、前記電界強度測定手段により測定
した測定値と医用電気機器に電波障害を与える電界強度
のしき値である所定値とを比較し、前記比較に基づき前
記携帯通信機器が医用電気機器に障害を与えるかどうか
判断する電波障害判断手段と、前記電波障害判断手段に
基づき医用電気機器に障害を与える場合に警告する警告
手段と、を備えたことを特徴とする医用電気機器であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医用電気機器及び医
用電気機器への電波障害の防止方法に係わり、さらに詳
しくは、携帯電話等の携帯通信機器よりの電波障害を防
止した医用電気機器および医用電気機器への電波障害を
防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、医用電気機器は一般には電波
ノイズ対策がとられ、医療施設内での医用電気機器相互
間及び医用電気機器と施設内の電気設備での電波障害に
ついては原因の特定が容易で対策も可能であった。
【0003】一方、最近では不特定多数の人が使用する
携帯電話等の携帯通信機器が急速に普及している。携帯
電話としては例えば次のようなものがある。ショルダー
ホンとしてPDC方式、800MHz周波数、2Wピー
ク出力。また、デジタル携帯器としてPDC方式、80
0MHzと1.5GHz周波数、0.8Wピーク出力。
また、アナログ携帯器としてはNTT方式、800MH
z周波数、ピーク出力は0.6W。PHS携帯器として
はPHS方式、1900MHz周波数、80mWピーク
出力等がある。これらの携帯電話の使用禁止区域ではポ
スタ、貼り紙等による警告表示がなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話等の携帯通信機器の使用禁止区域にポスター、貼り紙
等で使用禁止が表示されていても、表示に気づかない場
合もある。また、医用電気機器が国際規格(IEC60
1−1−2)に適合していても、例えば、医用電気機器
の近くで携帯電話を使用すると、携帯電話からの電波の
影響を排除できない干渉領域が存在し、携帯電話で医用
電気機器が誤動作、誤不動作、停止、精度低下等のトラ
ブルを起こすことがある。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は携帯通信機器の電界強度を検知し
て、携帯通信機器の電波障害による誤動作、誤不動作、
停止、精度低下等を防止する医用電気機器を提供するこ
とにある。また、本発明の目的は携帯通信機器の電界強
度を検知して、携帯通信機器の電波障害による医用電気
機器の誤動作、誤不動作、停止、精度低下等を防止する
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、 (1) 携帯通信機器よりの電界強度を測定する電界強
度測定手段と、前記電界強度測定手段により測定した測
定値と医用電気機器に電波障害を与える電界強度のしき
値である所定値とを比較し、前記比較に基づき前記携帯
通信機器が医用電気機器に障害を与えるかどうか判断す
る電波障害判断手段と、前記電波障害判断手段に基づき
前記医用電気機器に障害を与える場合に警告する警告手
段と、を備えたことを特徴とする医用電気機器。
【0007】(2) 携帯通信機器よりの電界強度の単
位時間当たりの電界強度変化を測定する電界強度測定手
段と、前記電界強度測定手段により測定した測定値と携
帯通信機器が医用電気機器に接近したことを検知する単
位時間当たりの電界強度変化のしき値である所定値と比
較し、前記比較に基づき前記携帯通信機器が医用電気機
器に障害を与えるかどうか判断する電波障害判断手段
と、前記電波障害判断手段に基づき携帯通信機器が医用
電気機器に接近し障害を与える場合に警告する警告手段
と、を備えたことを特徴とする医用電気機器。
【0008】(3) 医用電気機器の携帯通信機器より
の障害電波を防止する方法であって、前記医用電気機器
が設置された公共エリア内の所定位置に前記携帯通信機
器の電界強度を検知する測定器を設置し、前記測定器で
携帯通信機器よりの障害電波を検知したとき、前記携帯
通信機器の使用者に携帯通信機器の使用禁止を警告する
ことを特徴とする医用電気機器への電波障害の防止方
法。
【0009】(4) 医用電気機器の携帯通信機器より
の障害電波を防止する方法であって、前記医用電気機器
が設置された建造物の入口に前記携帯通信機器の電界強
度を測定する測定器のアンテナを設置し、前記アンテナ
で携帯通信機器よりの電界強度の受信により、携帯通信
機器を検知した場合、前記建造物の入口で建造物内での
携帯通信機器の使用禁止を警告することを特徴とする医
用電気機器への電波障害の防止方法。
【0010】または、(5)医用電気機器の携帯通信機
器よりの障害電波を防止する方法にあって、前記医用電
気機器が設置された建造物を磁気シールドにより遮断し
て前記携帯通信機器と通信する電波を遮蔽して建造物内
の前記携帯通信機器の使用を不能にし、且つ前記建造物
の入口及び/又は内部に前記携帯通信機器の使用不能で
あることを表示したことを特徴とする医用電気機器への
電波障害の防止方法。
【0011】ここでいう、医用電気機器とは医用の電気
機器全般を意味し、例えば、画像診断システム、画像診
断用X線関連装置及び用具、生体現像計測・監視システ
ム、医用検体検査機器、処理用機器、施設用機器、生体
機能補助・代行機器、治療用又は手術用機器、歯科用機
器等をいう。なお、生体現像計測・監視システムとして
は例えば集中患者監視装置等があり、また生体機能補助
・代行機器として例えば保育器等がある。また、ここで
いう、携帯通信機器とは携帯して通信ができる機器全般
を意味し、例えば、携帯電話、携帯で通信のできるパソ
コン等である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の医用電気機器及
び医用電気機器への電波障害の防止方法を図1を参照し
て説明する。
【0013】(実施の形態1)請求項1、7に係わる実
施形態の医用電気機器を説明する。図1は医用電気機器
の構成図で、図2は電波ノイズレベルの説明図である。
図で、医用電気機器10は電界強度測定手段、電波障害
判断手段及び警告手段等より構成されている。電界強度
測定手段は携帯通信機器である携帯電話50からの電波
51をアンテナ21で受信し、携帯電話50からの電界
強度を測定する。なお、アンテナ21は例えば後述する
図4(b)(c)のものが好ましく用いられる。電波障
害判断手段は測定した測定値と警告を出すためのしき値
である所定値とを比較し、前記比較に基づき携帯通信機
器50が医用電気機器10に障害を与えるかどうか判断
する。また、警告手段40は医用電気機器10に障害を
与える場合に音声による警告音、または警告光で警告す
るようになっている。また、制御部30は電界強度測定
手段、電波障害判断手段の電気制御部分である。制御部
30でレシーバ回路32はアンテナ21らの受信電波を
増幅する回路で、オフセット回路33は回路のノイズ及
び周囲の電波ノイズ等をオフセットするための回路で、
測定回路34はレシーバ回路32からの信号をオフセッ
トして携帯通信機器からの真の電界強度を測定する。ま
た、所定値回路36は警告を出すためのしき値を出す回
路である。さらに、比較判断回路37は測定回路34で
の測定値と所定値とを比較判断する回路で測定値がしき
値を越える場合に警告を出すようにする。さらに警告駆
動回路38は警告手段40を駆動する回路である。な
お、前記しき値は医用電気機器10の許容電界強度等に
より適時決めることが好ましい。また、電界強度測定手
段は使用する携帯電話の使用周波数が複数あるので、最
初に携帯電話の使用周波数を検知し、その後に例えば親
局からの電波をオフセットして補正して、携帯電話の電
界強度を測定するとより精度が高くなる。
【0014】図で、警告領域23は医用電気機器10を
中心とする携帯電話50に警告を出す領域である。ま
た、図2で電界強度許容値24は医用電気機器10自身
が外部雑音に耐える電界強度の値を例示したもので、電
界強度の所定値25は前記しき値で、電界強度の所定値
25は電界強度許容値24より小さい値になっている。
なお、警告方法として、携帯電話50が医用電気機器1
0に誤動作、誤不動作、誤作動を及ぼす図示の干渉領域
22にある場合には別なさらに厳しい警告を出すように
してもよい。
【0015】ここで、医用電気機器10への電波障害の
防止を説明すると、携帯電話は一般には電源がONされ
た状態になって電波を出しており測定が可能な状態にな
っている。携帯電話50からの電波51をアンテナ21
で受信し、次に制御部30で測定値を前記しき値と比較
し、測定値が前記しき値以上である場合に警告手段40
より携帯電話50の使用を禁止する警告を出すようにな
っている。以上により、携帯電話等の携帯通信機器によ
る医用電気機器への電波障害を確実に防止できるように
なる。
【0016】(実施の形態2)請求項2に係わる実施形
態の医用電気機器を説明する。図3は医用電気機器の構
成図である。電界強度測定手段は携帯電話50よりの電
波をアンテナ21で受信して制御部30で電界強度の単
位時間当たり電界強度変化を測定する。そして電界強度
判定手段は測定した測定値と、医用電気機器に電波障害
を与える電界強度の単位時間当たりの電界強度変化のし
き値である所定値と比較し、前記携帯電話50が医用電
気機器10に障害を与えるかどうか判断する。警告手段
40は電波障害判断手段に基づき障害を与える場合は警
告する。
【0017】ここで、携帯電話50が医用電気機器10
に近づき警告する場合について説明すると、携帯電話5
0の電界強度は医用電気機器10に近づくにつれて増加
するこのことを利用して携帯電話50の電波をアンテナ
21で受信し、制御部30によりT1時間に,位置L1
にある携帯電話50の電波E1を測定する。次に、ΔT
時間経過後のT2時間に,位置L2にある携帯電話50
の電波E2を測定する。ここで電界強度の差ΔE=E2
−E1を測定する。そして医用電気機器10に電波障害
を与える電界強度の単位時間当たりの電界強度変化のし
き値と前記ΔEを比較して、しき値以上であれば携帯電
話50が医用電気機器10に近づていると判定して警告
する。なお、前記しき値は医用電気機器10の許容電界
強度等により適時決めることが好ましい。以上により、
携帯電話50による医用電気機器10への電波障害が確
実に防止できる。
【0018】(実施の形態3)請求項3に係わる実施形
態の医用電気機器を説明する。図4は医用電気機器の構
成図(a)及びアンテナの検知特性図(b),(c)で
ある。図4(a)で、医用電気機器10には電界強度測
定手段、警告手段等がある。電界強度測定手段は携帯電
話50よりの電界強度を測定する。また、電界強度測定
手段は他の医用電気機器11、12よりの外部雑音をア
ンテナ21で受信し、外部雑音を差し引き補正して例え
ば前記実施の形態1、2と同様な方法により携帯電話を
検知する。電界強度測定手段は電波を受信する複数のア
ンテナ21があり、例えば対角線状にアンテナ21A,
21Bがある。対角線状に配置することにより精度良く
受信することができる。アンテナは形式により電波の検
知特性がことなり、例えば、図4(b)の商品名八木ア
ンテナでは数字の「8」状に電波検知特性なっており、
また、図4(c)のダイポールアンテナは円状に電波検
知特性となっており、医用電気機器に適したアンテナを
使用することが好ましい。なお、他の実施形態のアンテ
ナについても同様である。警告手段40は医用電気機器
に障害を与える場合は警告する。
【0019】ここで動作を説明をすると、外部雑音をア
ンテナ21で受信し、外部雑音を差し引いて補正して携
帯電話50の電波を実施形態1、2と同様にして測定
し、必要があれば警告する。以上により、携帯電話等の
携帯通信機器からの電界強度をより正確にとらえること
ができ、電波障害が防止できる。
【0020】(実施の形態4)請求項4、5に係わる実
施の形態の医用電気機器を説明する。図5は医用電気機
器の構成図である。図で、医用電気機器10は超音波に
よる画像診断システムである。医用電気機器10は本体
15とプローブ14で構成されている。本体15は医用
電気機器10の本体で、プローブ14は少なくとも測定
部を有し、さらに電界強度測定手段とアンテナ21を有
している。プローブ14から発生する電波ノイズをアン
テナ21により受信して制御部30で計測し、電波ノイ
ズ分を差し引いて補正し携帯電話50よりの電界強度を
計測する。また、医用電気機器10に障害を与える場合
は警告手段40で警告するようになっている。
【0021】ここで動作を説明すると、ベッド74の患
者75にプローブ14をあて画像診断する。この時、近
くに携帯電話50があると、アンテナ21で携帯電話5
0の電界強度を検知して、実施形態1、2と同様にして
判断し、警告手段40により音声または光等で警告す
る。以上により、携帯電話50等の携帯通信機器の使用
有無が精度良く検知でき、電波障害が確実に防止でき
る。
【0022】(実施の形態5)請求項6に係わる実施形
態の医用電気機器を説明する。図6は医用電気機器の構
成図である。図で、建造物70に設置された医用電気機
器10は電波雑音を受けると重大な支障をきたす画像診
断用X線関連装置および用具である。また医用電気機器
11、12は前記医用電気機器10に近接した他の施設
用機器である。電界強度測定手段は携帯電話50よりの
電界強度を測定する手段である。また、電界強度測定手
段は医用電気機器10に近接した医用電気機器11、1
2の外部電波ノイズをアンテナ21で受信し、制御部3
0で測定して医用電気機器11、12よりの電波ノイズ
を差し引き補正して携帯電話50の電界強度を実施の形
態1、2と同様な方法により測定している。医用電気機
器10に電波障害を与える場合は赤ランプ等で警告する
ようになっている。
【0023】ここで動作を説明すると、まず、周囲の医
用電気機器11、12よりの電波ノイズをアンテナ21
で受信して測定し、その値を差し引き補正してから、携
帯電話50からの電波ノイズをアンテナ21で測定す
る。以上により、携帯通信機器の使用有無が精度良く検
知でき、携帯通信機器による電波障害が確実に防止でき
る。
【0024】(実施の形態6)請求項8、9、12に係
わる実施形態の医用電気機器への電波障害が防止方法を
説明する。図7は医用電気機器への電波障害の防止方法
の説明図である。図で、公共エリア72は不特定多数の
人が出入りする公共の場所で、例えば病院、医療施設な
どである。公共エリア内には医用電気機器10、11、
12、13がそれぞれ設置されている。また、アンテナ
21は携帯電話50を持った人75を検知し易い例えば
入口のドア76の近くに設け、携帯電話50の電界強度
を受信して制御部30で検知する。ドア76は電動で開
閉するようになっており、ドアの閉じにより携帯電話の
使用者の公共エリア内への入場を制限する。警告手段4
0は音声による警告音、光による警告光等で警告する。
なお、公共エリア72の他の例として、重症患者用の集
中患者監視装置が置かれた病院の部屋、未熟児の保育器
が置かれた病院の部屋等がある。また、特殊な場合とし
て自動車用携帯電話での警告でもよい。
【0025】ここで防止の方法を説明すると、携帯電話
50を持っている人75が入口に近づくとアンテナ21
で、携帯電話50の電界強度を受信して制御部30に送
り、例えば実施形態1、2と同様な方法により携帯電話
50を検知する。そして携帯電話50を持った人75に
はドア76を開けないようにする。また、例えば携帯電
話50の電源スイッチを切ると、これを検知してドア7
6が開くようにする。以上により、医用電気機器が設け
られた公共エリア72内での携帯通信機器による電波障
害が確実に防止できる。
【0026】(実施の形態7)請求項10に係わる実施
形態の医用電気機器への電波障害の防止方法を説明す
る。図8は医用電気機器への電波障害の防止方法の説明
図である。図で、医用電気機器10は電波雑音を受ける
と重大な支障をきたす手術用機器である。建造物70は
医用電気機器が設置された例えば病院、医療施設等であ
る。建造物70の入口のドア76の上にはアンテナ21
が設置されている。アンテナ21は前記携帯電話50の
電界強度を受信し、制御部30におくり携帯電話50の
電界強度を測定し携帯電話の有無を検知する。また、警
告手段40は建造物70内での携帯電話50の使用禁止
を赤ランプで警告する。
【0027】ここで防止の方法を説明すると、携帯電話
50(電源はON状態)を持っている人がドア76より
建造物70内に入ろうとすると、アンテナ21により携
帯電話50の電界強度を検知し、携帯電話50の建造物
70内での使用禁止を赤ランプで警告する。以上によ
り、携帯電話50による医用電気機器10への電波障害
が確実に防止できる。
【0028】(実施の形態8)請求項11に係わる実施
形態の医用電気機器への電波障害の防止方法を説明す
る。図9は医用電気機器への電波障害の防止方法の説明
図である。図で、医用電気機器10は電波雑音を受ける
と重大な支障をきたす患者モニター機器でベッド74の
側に置かれている。建造物70は医用電気機器10が設
置された建造物で、例えば病院、医療施設等である。建
造物70の入口にはドア76があり、ドア76の近くに
は後述する警告手段40がある。また、建造物70は磁
気シールド材77で覆われ内部は携帯電話の親局のアン
テナ21からの電波51は遮断されるようになってい
る。磁気シールド材77としては銅板、各種金網が用い
られる。また、警告手段40は磁気シールドされた建造
物70内は図示しない携帯電話が使用出来ないことを表
示している。なお、表示は建造物70の内部にも表示し
てもよい。
【0029】ここで防止の方法を説明すると、携帯電話
50を持った人が入口より建造物70に入ろうとする
と、警告手段40で使用出来ないことを知ることができ
る。さらに建造物70内の警告としては、親局からの電
波が届かず携帯電話50が使用できないので、携帯電話
50の電源を切るような警告を出す。さらに、建造物7
0に入っても建造物70内では、携帯電話50の親局の
電波が遮蔽されており携帯電話が使用出来なくなってい
る。以上により、携帯電話等の携帯通信機器による医用
電気機器への電波障害が確実に防止できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように構成したので、請求項1に
よれば、携帯通信機器の電界強度を検知して、携帯通信
機器の電波障害による医用電気機器の誤動作、誤不動
作、停止、精度低下等を確実に防止できる。
【0031】請求項2によれば、携帯通信機器の医用電
気機器への接近を検知して、携帯通信機器の電波障害に
よる誤動作、誤不動作、停止、精度低下等を確実に防止
できる。
【0032】請求項3によれば、少なくとも複数のアン
テナを設け携帯通信機器よりの電界強度を確実にとらえ
ることができ、携帯通信機器の電波障害による誤動作、
誤不動作、停止、精度低下等を確実に防止できる。
【0033】請求項4によれば、外部雑音をアンテナで
受信し、外部雑音を差し引き補正して携帯電話の電波を
測定し、必要があれば警告するので、携帯電話等の携帯
通信機器からの電界強度をより正確にとらえることがで
き医用電気機器への電波障害を防止できる。
【0034】請求項5によれば、医用電気機器のプロー
ブよりの電波ノイズを補正し、携帯通信機器よりの電界
強度を確実にとらえ医用電気機器への電波障害の防止が
確実にできる。
【0035】請求項6によれば、周囲の電波ノイズを補
正し、携帯通信機器よりの電界強度を確実にとらえるこ
とができ、医用電気機器への電波障害の防止が確実にで
きる。
【0036】請求項7によれば、警告音、警告光等によ
る警告により、医用電気機器への電波障害の防止が確実
になる。
【0037】請求項8によれば、医用電気機器が設置さ
れた公共エリア内の携帯通信機器よりの電界強度を確実
にとらえることができ、医用電気機器への電波障害の防
止が確実にできる。
【0038】請求項9によれば、公共エリア内への入場
阻止で電波障害の防止がより確実にできる。
【0039】請求項10によれば、医用電気機器が設置
された建造物内での携帯電話等の携帯通信機器の使用禁
止の警告を出し、携帯通信機器による医用電気機器への
電波障害が防止できる。
【0040】請求項11によれば、磁気シールドされた
建造物内では、入口等に使用不能の警告表示があり、さ
らに建造物内では携帯電話の親局の電波が届かず携帯電
話通信が使用出来なくなり、携帯電話等の携帯通信機器
による医用電気機器への電波障害が防止できる。
【0041】請求項12によれば、警告音、警告光等に
よる警告により、医用電気機器への電波障害の防止が確
実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】医用電気機器の構成図である。
【図2】電波ノイズレベルの説明図である。
【図3】医用電気機器の構成図である。
【図4】医用電気機器の構成図(a)及びアンテナの検
知特性(b),(c)である。
【図5】医用電気機器の構成図である。
【図6】医用電気機器の構成図である。
【図7】医用電気機器への電波障害の防止方法の説明図
である。
【図8】医用電気機器への電波障害の防止方法の説明図
である。
【図9】医用電気機器への電波障害の防止方法の説明図
である。
【符号の説明】
10,11,12,13 医用電気機器 14 プローブ 15 本体 21 アンテナ 24 電界強度許容値 25 電界強度の所定値 30 制御部 33 オフセット回路 40 警告手段 50 携帯電話(携帯通信機器) 51 電波 70 建造物 72 公共エリア 76 ドア(入口) 77 磁気シールド材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 17/00 H04B 17/00 G 7/26 K

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯通信機器よりの電界強度を測定する
    電界強度測定手段と、前記電界強度測定手段により測定
    した測定値と医用電気機器に電波障害を与える電界強度
    のしき値である所定値とを比較し、前記比較に基づき前
    記携帯通信機器が医用電気機器に障害を与えるかどうか
    判断する電波障害判断手段と、前記電波障害判断手段に
    基づき前記医用電気機器に障害を与える場合に警告する
    警告手段と、を備えたことを特徴とする医用電気機器。
  2. 【請求項2】 携帯通信機器よりの電界強度の単位時間
    当たりの電界強度変化を測定する電界強度測定手段と、
    前記電界強度測定手段により測定した測定値と携帯通信
    機器が医用電気機器に接近したことを検知する単位時間
    当たりの電界強度変化のしき値である所定値と比較し、
    前記比較に基づき前記携帯通信機器が医用電気機器に障
    害を与えるかどうか判断する電波障害判断手段と、前記
    電波障害判断手段に基づき携帯通信機器が医用電気機器
    に接近し障害を与える場合に警告する警告手段と、を備
    えたことを特徴とする医用電気機器。
  3. 【請求項3】 携帯通信機器よりの電界強度及び/又は
    周囲の電波ノイズを少なくとも複数のアンテナで受信す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の医用電気
    機器。
  4. 【請求項4】 前記医用電気機器は少なくとも測定部を
    有するプローブを有し、前記電界強度測定手段が前記プ
    ローブ側に設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の医用電気機器。
  5. 【請求項5】 電界強度測定手段が前記プローブより発
    生する電波ノイズを補正して携帯通信機器よりの電界強
    度を測定することを特徴とする請求項4に記載の医用電
    気機器。
  6. 【請求項6】 前記電界強度測定手段が前記医用電気機
    器の周囲の電波ノイズを補正して測定することを特徴と
    する請求項1または2に記載の医用電気機器。
  7. 【請求項7】 前記警告手段が少なくとも音声による警
    告音、光による警告光の1つであることを特徴とする請
    求項1から6のいずれか1項に記載の医用電気機器。
  8. 【請求項8】 医用電気機器の携帯通信機器よりの障害
    電波を防止する方法であって、前記医用電気機器が設置
    された公共エリア内の所定位置に前記携帯通信機器の電
    界強度を検知する測定器を設置し、前記測定器で携帯通
    信機器よりの障害電波を検知したとき、前記携帯通信機
    器の使用者に携帯通信機器の使用禁止を警告することを
    特徴とする医用電気機器への電波障害の防止方法。
  9. 【請求項9】 前記所定位置が公共エリアの入口であ
    り、前記入口より前記携帯通信機器の電界強度を検知し
    た場合は、入口を遮断して使用者の入場を禁止すること
    を特徴とする請求項8に記載の医用電気機器への電波障
    害の防止方法。
  10. 【請求項10】 医用電気機器の携帯通信機器よりの障
    害電波を防止する方法であって、前記医用電気機器が設
    置された建造物の入口に前記携帯通信機器の電界強度を
    測定する測定器のアンテナを設置し、前記アンテナで携
    帯通信機器よりの電界強度の受信により、携帯通信機器
    を検知した場合、前記建造物の入口で建造物内での携帯
    通信機器の使用禁止を警告することを特徴とする医用電
    気機器への電波障害の防止方法。
  11. 【請求項11】 医用電気機器の携帯通信機器よりの障
    害電波を防止する方法にあって、前記医用電気機器が設
    置された建造物を磁気シールドにより遮断して前記携帯
    通信機器と通信する電波を遮蔽して建造物内の前記携帯
    通信機器の使用を不能にし、且つ前記建造物の入口及び
    /又は内部に前記携帯通信機器の使用不能であることを
    表示したことを特徴とする医用電気機器への電波障害の
    防止方法。
  12. 【請求項12】 前記警告が少なくとも音声による警告
    音、光による警告光の1つであることを特徴とする請求
    項8から11のいずれか1項に記載の医用電気機器への
    電波障害の防止方法。
JP9167103A 1997-06-24 1997-06-24 医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法 Pending JPH119558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9167103A JPH119558A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9167103A JPH119558A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH119558A true JPH119558A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15843490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9167103A Pending JPH119558A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH119558A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003034626A1 (fr) * 2001-10-17 2003-04-24 Hiroshi Ito Dispositif de detection automatique d'ondes electromagnetiques nocives
JP2010041223A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 無線通信機器および無線通信方法
JP2017175355A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社Nttドコモ 報知信号送信装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003034626A1 (fr) * 2001-10-17 2003-04-24 Hiroshi Ito Dispositif de detection automatique d'ondes electromagnetiques nocives
JP2010041223A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 無線通信機器および無線通信方法
JP2017175355A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社Nttドコモ 報知信号送信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9626855B2 (en) Systems and methods for beacon tethering in a monitoring system
AU2010214710B2 (en) Proximity sensors
US7538671B2 (en) Medical system having a magnetic field with a high magnetic field intensity
US20080316022A1 (en) Beacon Based Tracking Devices and Methods for Using Such
JP2006505781A (ja) 強磁性体検出器
EP1351062A3 (en) Hand-held voltage detection probe
JPH10336101A (ja) 携帯電話の使用管理システム
US9746543B2 (en) Localisation system
US20210306803A1 (en) Room-level event sensor-initiated real-time location system (rtls)
Hietanen et al. Safe use of mobile phones in hospitals
JPH119558A (ja) 医用電気機器及び医用電気機器への電波障害の防止方法
EP0840569A1 (en) Electromagnetic object detector with test electrode for a medical diagnostic apparatus
KR20010084956A (ko) 전력기기의 부분방전 검출장치
GB2194865A (en) Radio frequency detector
WO2016140471A1 (ko) 휴대용 용변 감지단말기
US7755477B2 (en) Portable apparatus for preventing damages from electro-magnetic field for implantable device in human bodies
CN212947824U (zh) 应用于机器人的温度监测装置和防疫服务机器人
JP2003123165A (ja) 有害電磁波自動検出装置
JP2005192857A (ja) 核磁気共鳴装置
KR200409284Y1 (ko) 차량용 도청경보장치
US20130278278A1 (en) Systems and methods for voltage detection
EP3349195A1 (en) Device for reporting alarm produced by a portable gas detector
WO2018194191A1 (ko) 졸음감지 방법과 장치 및 졸음감지 장치를 포함하는 운전자 의자
JP3377723B2 (ja) 携帯無線機器検知装置
JPH10200467A (ja) 警報装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060613