JPH11945A - 押出成形機に対する原料供給量の制御方法 - Google Patents

押出成形機に対する原料供給量の制御方法

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JPH11945A
JPH11945A JP9156683A JP15668397A JPH11945A JP H11945 A JPH11945 A JP H11945A JP 9156683 A JP9156683 A JP 9156683A JP 15668397 A JP15668397 A JP 15668397A JP H11945 A JPH11945 A JP H11945A
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JP
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hopper
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screw feeder
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JP9156683A
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Inventor
Tsutomu Koyama
勉 小山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回避不能なホッパーの振動等に起因する検出誤
差(ノイズ)の影響を著しく低減させて、原料搬送機構
を制御する。 【解決手段】原料計量部10の2次ホッパー12内に収
容された原料であるPVC粉体を、ロードセル14によ
って連続的に計量して原料搬送機構であるスクリューフ
ィーダー20に切り出し、切り出されたPVC粉体をス
クリューフィーダー20によって押出成形機に搬送す
る。この場合、制御部15は、原料計量部10のロード
セル14によって連続的に計量される微小単位時間当た
りの切り出し量の1次遅れ要素を移動平均法により順次
算出し、順次算出される1次要素遅れ要素に基づいて、
スクリューフィーダー20の回転数を状態フィードバッ
ク制御するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂を押出成
形機によって押出成形する際に、原料である合成樹脂粉
体材料を押出成形機に供給する際の供給量の制御方法に
関し、さらに詳述すれば、ホッパーから切り出される原
料を、スクリューフィーダー等の原料搬送機構によって
押出成形機へ搬送する際に、ホッパーから切り出される
原料に基づいて押出成形機に対する原料供給量を制御す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂を押出成形機によって押出成形
する場合には、合成樹脂原料である粉体がホッパーから
切り出されて、原料供給機構であるスクリューフィーダ
ーによって押出機に供給されるようになっている。原料
である合成樹脂粉体が収容されるホッパーには、原料を
計量するためのホッパースケールが設けられており、ホ
ッパースケールによって、ホッパー内の合成樹脂粉体
が、所定量ずつ計量されて、スクリューフィーダーに切
り出される。そして、スクリューフィーダーによって、
原料である合成樹脂粉体が押出成形機に搬送される。
【0003】この場合、スクリューフィーダー等の原料
搬送機構の特性等によっては、押出成形機への原料の供
給量が変動するおそれがあり、また、ホッパーからの原
料の切り出し量が変動することによっても、押出成形機
に対する原料の供給量が変動するおそれがある。押出成
形機に対する原料の供給量が変動すると、押出成形機に
よって押出成形される成形品の厚さ等が変動し、その結
果、均一な品質の成形品を得ることができないおそれが
ある。
【0004】このために、ホッパーからの原料の切り出
し量の変動に基づいて、押出成形機に対する原料の供給
量を一定に制御する方法が開発されている。例えば、特
開昭64−24721号公報には、ホッパースケール内
の原料の上限値と下限値とを予め設定しておいて、ホッ
パースケール内において原料が上限値から下限値に達す
るまでの所要時間を計測し、その計測結果に基づいて単
位時間当たりのホッパーからの原料の切り出し量を算出
して、その算出結果からホッパーからの原料の切り出し
量の変化を求め、その変化に基づいて、押出成形機によ
る成形品の引き取り速度を制御する方法が開示されてい
る。この場合、予め設定される上限値と下限値との差が
大きく、原料が予め設定される上限値から下限値に達す
るまでに比較的長時間を要するようになっている。従っ
て、上限値から下限値に達するまでの間に切り出される
原料の量が多く、しかも、その切り出しに要する時間が
長くなるほど、検出誤差(ノイズ)の影響が小さくなる
ために、長時間にわたって多量の原料を切り出す場合に
は問題がない。しかしながら、ホッパーからの原料の切
り出し量が上限値から下限値に達するまでの間にも、実
際にはホッパーからの原料の切り出し量が微小変動して
おり、そのような切り出し量の微小変動を検出すること
ができず、従って、切り出し量の微小変動に対応して成
形品の引き取り量を制御することができないという問題
がある。
【0005】これに対して、特開平2−137911号
公報には、ホッパーからの原料の切り出し量を連続的に
測定して、測定結果を、1次遅れフィルター、移動平均
フィルター等のデジタルフィルターによって、短周期の
変動による影響をなくして、スクリューフィーダーを制
御する方法が開示されている。
【0006】このような方法では、ホッパーからの切り
出し量が連続的に算出されているために、スクリューフ
ィーダーの回転によるノイズ等による検出誤差は小さく
なるものの、1次遅れフィルター、移動平均フィルター
等によってノイズ等の検出誤差を小さくしているため
に、データーの個数が多くなるほどに検出誤差が小さく
なる。従って、検出誤差をさらに小さくするためには多
くのデーターが必要になり、そのデーター処理のため
に、スクリューフィーダーの制御時間が短くなって、確
実な制御ができないおそれあり、また、、ホッパーから
の切り出し量の微小変動に対して、即時に応答すること
ができないおそれがある。
【0007】特開平7−285164号公報には、ホッ
パーからの単位時間当たりの原料の切り出し量を連続的
に計測して、計測結果を一定時間毎にサンプリングし、
サンプリングされたデーター群の回帰直線を最小自乗法
によって求め、求められた回帰直線に基づいて切り出し
量を算出し、さらに、順次、算出される切り出し量を移
動平均法によって平均化する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この場合にも、サンプ
リングされるデーターの個数が多くなるほど、検出誤差
を小さくすることができるために、多くのデーターによ
って制御する場合には、切り出し量の微小変動に対する
制御の応答性等に問題がある。
【0009】また、実際には、ホッパーの振動、ホッパ
ー内での原料の流動等に起因して、ホッパーからの原料
の切り出し量は大きく変動している。ホッパーからの原
料の切り出し量は、原料である合成樹脂粉体の体積変化
に起因してその密度が変動することによる原料の見かけ
比重の変化によっても変動する。このようなホッパーの
振動、ホッパー内での原料の流動等に起因する検出誤差
(ノイズ)は、回避することはできないものであり、従
って、正確な切り出し量を検出することは容易でないと
いう問題もある。。
【0010】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、回避不能なホッパーの振動等に起
因する検出誤差(ノイズ)の影響を著しく低減させて、
原料搬送機構を制御することができる押出成形機に対す
る原料供給量の制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の押出成形機に対
する原料供給量の制御方法は、原料計量部のホッパー内
に収容された原料を、連続的に計量して原料搬送機構に
切り出し、切り出された原料を原料搬送機構によって押
出成形機に搬送する際に、原料計量部によって連続的に
計量される単位時間当たりの切り出し量の1次遅れ要素
を移動平均法により順次算出し、順次算出される1次要
素遅れに基づいて、原料搬送機構を状態フィードバック
制御することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の押出成
形機に対する原料供給量の制御方法の実施状態の一例を
示す原料供給装置の概略構成図である。この原料供給装
置は、例えば、押出成形の原料である塩化ビニル樹脂
(PVC)粉体を計量する原料計量部10と、この原料
計量部10によって計量された原料を、押出成形機に搬
送する原料搬送機構を構成するスクリューフィーダー2
0とを有している。
【0013】原料計量部10は、原料であるPVC粉体
が収容される1次ホッパー11と、1次ホッパー11か
ら排出されるPVC粉体を計量する2次ホッパー12と
を有している。1次ホッパー11内に収容されたPVC
粉体は、1次ホッパー11の下端部に設けられた電磁式
の開閉弁13が開放されることによって、自然落下し、
2次ホッパー12内に供給される。2次ホッパー12に
は、その内部に供給されたPVC粉体の重量を計量する
ロードセル14が設けられており、ロードセル14によ
ってPVC粉体の重量が連続的に計量される。そして、
2次ホッパー12内に供給されたPVC粉体が、スクリ
ューフィーダー20に供給される。
【0014】2次ホッパー12に設けられたロードセル
14の出力は、制御部15に与えられており、このロー
ドセル14の出力に基づいて、1次ホッパー11に設け
られた電磁式の開閉弁13が制御される。
【0015】原料搬送機構であるスクリューフィーダー
20には、原料計量部10の2次ホッパー12から供給
されるPVC粉体を、連続的に水平方向に搬送して押出
成形機に供給するスクリューシャフト21と、スクリュ
ーシャフト21を回転させる駆動モーター22と、駆動
モーター22を制御するモーター制御盤23とを有して
おり、モーター制御盤23が、原料計量部10に設けら
れた制御部15によって制御されるようになっている。
【0016】制御部15およびモーター制御盤23は、
マイクロコンピューターを主体として構成されている。
制御部15は、2次ホッパー12に設けられたロードセ
ル14の出力に基づいて、1次ホッパー11に設けられ
た開閉弁13の開閉を制御するとともに、駆動モーター
22の回転数を変化させるモーター制御盤23を制御す
るようになっている。そして、モーター制御盤23によ
って駆動モーター22が所定の回転数に制御される。
【0017】このような粉体供給装置の動作は次の通り
である。1次ホッパー11内のPVC粉体を押出成形機
に供給するに際して、制御部15は、まず、1次ホッパ
ー11に設けられた電磁式の開閉弁13を開放する。こ
れにより、1次ホッパー11内に収容された粉体が2次
ホッパー12内に自然流下によって供給される。2次ホ
ッパー12に供給されるPVC粉体は、2次ホッパー1
2の下端部に設けられた開口部を通って、連続的に、ス
クリューフィーダー20に供給される。スクリューフィ
ーダー20のスクリューシャフト21は、駆動モーター
22によって所定の回転数で回転されており、スクリュ
ーシャフト21の回転によって、スクリューフィーダー
20に供給されたPVC粉体が押出成形機に連続的に供
給される。このとき、制御部15は、2次ホッパー12
に設けられたロードセル14によって連続的に計測され
るPVC粉体の切り出し量に基づいて、スクリューフィ
ーダー20におけるスクリューシャフト21の回転数を
演算し、その演算結果に基づいて、駆動モーター22の
回転数を制御する。
【0018】図2は、制御部15によるスクリューフィ
ーダー20の駆動モーター22の制御内容を示すフロー
チャートである。制御部15は、まず、ロードセル14
の出力に基づいて、2次ホッパー12からスクリューフ
ィーダー20に供給されるPVC粉体の微小単位時間当
たりの切り出し量を演算する(図2のステップS1参
照、以下同様)。このとき、制御部15には、2次ホッ
パー12内に残留するPVC粉体量の上限値および下限
値が、予めそれぞれ設定されており、2次ホッパー12
内に残留するPVC粉体量が、設定された上限値以上に
なった場合には、1次ホッパー11に設けられた開閉弁
13が閉鎖されて、1次ホッパー11から2次ホッパー
12内へのPVC粉体の供給が停止されるとともに、P
VC粉体量が設定された下限値以下になった場合には、
開閉弁13が開放されて、1次ホッパー11内のPVC
粉体が2次ホッパー12内に供給される。従って、2次
ホッパー12内には、設定された上限値および下限値の
範囲内でPVC粉体が残留している。
【0019】制御部15は、2次ホッパー12に設けら
れたロードセル14から、例えば0.3秒程度の短い単
位時間毎に、PVC粉体の切り出し量を、順次、計測
し、適当な時間にわたって計測された複数(10程度)
の計測値に基づいて、2次ホッパー12からの切り出し
量の計算上の1次遅れ要素を、移動平均法によって演算
する(図2のステップS2)。
【0020】例えば、ロードセル14による2次ホッパ
ー12内のPVC粉体の計量値をqとすると、微小単位
時間当たりの切り出し量Δqは次式(1)で表される。 Δqi =qi −q(i-1) …(1) また、移動平均法による1次遅れ要素の計算に使用され
る計測値の個数をnとすると、n個の連続した切り出し
量の平均値ΔQは、次式(2)で表される。 ΔQi ={Δqi +Δq(i-1) +Δq(i-2) +…+Δq(i-n) }/n …(2) この(2)式に基づいて、2次ホッパー12に設けられ
たロードセル14から単位時間毎に連続して計測される
n個の切り出し量の平均値が、移動平均法によって、順
次、単位時間ずつずらせながら演算される。このように
して、移動平均法によって順次得られるn個の計測値の
平均値が、単位時間当たりの切り出し量の1次遅れ要素
として算出される。算出された単位時間当たりの切り出
し量の1次遅れ要素は、1次遅れノイズフィルタである
1次遅れローパスフィルタによって、高周波成分がカッ
ト(または小さく)されている。
【0021】このように、移動平均法によって、単位時
間ずつずらせて順次得られる切り出し量の1次遅れ要素
は、偏差を生じさせない特徴があるために、ハードウエ
アによって1次遅れ要素を得る場合のように、定常時に
生じる偏差を解消するための積分器等が不要であり、好
ましい。
【0022】このようにして、2次ホッパー12からの
PVC粉体の切り出し量の1次遅れ要素が、移動平均法
によって順次算出されると、順次算出される1次遅れ要
素に基づいて、スクリューフィーダー20の駆動モータ
ー22が、状態フィードバック制御される(図2のステ
ップS3)。状態フィードバッグ制御は、図3に示すよ
うに、フィードバックゲインKと伝達関数Gを有する制
御対象であるスクリューフィーダー20の駆動モーター
22のブロック線図として表せる。この場合、駆動モー
ター22が安定的に回転する条件内にて、即応性を重視
してフィードバックゲインKが決定される。すなわち、
図1に示す原料供給装置においては、駆動モーター22
安定条件外でフィードバックゲインKを決定すると、検
出誤差(ノイズ)の影響を受けて、駆動モーター22の
回転が不安定になり、押出成形機へのPVC供給量を制
御できなくなるおそれがある。安定条件については、例
えば、制御対象の伝達関数Gを調査して、ボード線図等
を利用して周波数領域にて解析すればよい。
【0023】具体的には、移動平均3秒として移動平均
によって順次得られる1次遅れ要素に基づいて駆動モー
ター22を制御する場合には、フィードバックゲインK
を約0.3 以下とする必要がある。
【0024】PVC粉体の切り出し量の1次遅れ要素に
基づいて、駆動モーター22を状態フィードバック制御
する場合、フィードバックゲインKと高周波入力に対す
る出力振幅は、次のような形で関係する。
【0025】例えば、振幅A、角周波数ω、時間tであ
る正弦波Acos(ωt)の入力に対して、応答出力Yは、フ
ィードバックゲインKと、制御対象である駆動モーター
22の時定数(計算の遅れを含む)Tとにより、次式
(3)で表される。
【0026】 Y(t) =C1 -(Tt/K) −C1 {cos(ωt)+(ωT/K)sin(ωt)}……(3) 但し、C1 =−A/{1+ (ωT/K)2 1/2 ……(4) 応答出力の関数Y(t) の第1項は、過渡的な自由応答で
あり、時間の経過とともに減衰する。従って、現実に生
じる極めて低周波である見かけ比重の変化等に基づく長
周期の変動量を考える場合には、第1項は無視すること
ができる。しかし、この場合も、応答出力の関数Y(t)
の第2項は、定常項として残ることになる。その結果、
式(3)は、次式(5)で表される。
【0027】 Y(t) =−A{cos(ωt)+φ}/{1+ (ωT/K)2 1/2 ……(5) 但し、φ=− tan-1 (ωT/K) ……(6) 結局、定常の応答出力Y(t) は、正弦波Acos(ωt)の入
力と同じ角周波数ωを有する正弦波であって、その振幅
は、1/{1+ (ωT/K)2 1/2 倍、位相はφ分だけ変
化したものになる。従って、フィードバックゲインKを
適切に設定することによって、目的とする周波数信号に
対する出力の振幅を、制御対象である駆動モーター22
の安定条件内で最小にすることができる。フィードバッ
クゲインKの決定方法としては、例えば、限界感度法や
ステップ応答を利用することができる。
【0028】図1に示す原料供給装置では、原料計量部
10からの切り出し量が400 kg/hの場合、図4に黒線
で示すように、検出誤差(ノイズ)は130 %程度であっ
た。この検出誤差は、スクリューフィーダー20のスク
リューシャフト21の回転によるノイズと思われる0.5
Hzの周波数をはじめ、ほとんどが高周波であった。し
かし、制御部15において、ロードセル14によって計
測される単位時間0.3秒当たりの切り出し量を、移動平
均時間を3秒として10個の連続した計測値を利用した
移動平均法によって1次遅れ要素を算出したところ、1
次遅れ要素のローパスフィルター効果により、図4に白
線で示すように、検出誤差(ノイズ)の大きさは、10%
程度になった。このとき、制御対象である駆動モーター
22の時定数(計算上の1次遅れを含む)は、0.3 であ
った。さらに、フィードバックゲインを0.005 として駆
動モーター22を状態フィードバック制御したところ、
スクリューフィーダー20のスクリューシャフト21の
回転による検出誤差の影響は、ほぼ0%になった。問題
となる約 0.001Hz(周期 900秒程度)の低周波である
見かけ比重の変動は、切り出し量に対して3%程度の振
幅であったが、制御部15による駆動モーター22の制
御によって、スクリューフィーダー20によって押出機
へのPVC粉体の供給量の振動幅は、十分の数%に抑制
されていた。
【0029】なお、上記実施の形態では、原料計量部1
0から切り出された原料搬送機構として、スクリューフ
ィーダー20を使用する構成であったたが、原料搬送機
構として、ベルトフィーダー、振動フィーダー等を使用
してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の押出成形機に対する原料供給量
の制御方法は、このように、原料計量部によって連続的
に計量される単位時間当たりの切り出し量の1次遅れ要
素に基づいて、状態フィードバックされるようになって
いるために、回避不能なホッパーの振動等に起因する検
出誤差(ノイズ)の影響を著しく低減させて、原料搬送
機構を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出成形機に対する原料供給量の制御
方法の実施状態の一例を示す原料供給装置の概略構成図
である。
【図2】その原料供給装置に設けられた制御部による制
御内容を示すフローチャートである。
【図3】本発明の制御方法の制御ブロック線図である。
【図4】原料計量部による切り出し量と検出誤差との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 原料計量部 11 1次ホッパー 12 2次ホッパー 13 開閉弁 14 ロードセル 15 制御部 20 スクリューフィーダー 21 スクリューシャフト 22 駆動モーター 23 モーター制御盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料計量部のホッパー内に収容された原
    料を、連続的に計量して原料搬送機構に切り出し、切り
    出された原料を原料搬送機構によって押出成形機に搬送
    する際に、原料計量部によって連続的に計量される単位
    時間当たりの切り出し量の1次遅れ要素を移動平均法に
    より順次算出し、順次算出される1次要素遅れに基づい
    て、原料搬送機構を状態フィードバック制御することを
    特徴とする押出成形機に対する原料供給量の制御方法。
JP9156683A 1997-06-13 1997-06-13 押出成形機に対する原料供給量の制御方法 Pending JPH11945A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024376A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Heishin Engineering & Equipment Co Ltd 液搬送装置
CN112081008A (zh) * 2020-09-03 2020-12-15 绍兴市柯桥区兰亭盛欧塑料制品厂 一种pvc扶手

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