JPH1194189A - 保温材押え構造 - Google Patents
保温材押え構造Info
- Publication number
- JPH1194189A JPH1194189A JP26001897A JP26001897A JPH1194189A JP H1194189 A JPH1194189 A JP H1194189A JP 26001897 A JP26001897 A JP 26001897A JP 26001897 A JP26001897 A JP 26001897A JP H1194189 A JPH1194189 A JP H1194189A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- panel
- panels
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/12—Arrangements for supporting insulation from the wall or body insulated, e.g. by means of spacers between pipe and heat-insulating material; Arrangements specially adapted for supporting insulated bodies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各保温材押えパネル相互の隅部が四重に重な
り合うことを回避して、保温材押えパネルの隅部が高温
ガスの風圧で引き剥がされないようにし、保温材押えパ
ネル自体や固定ナット、更には保温材等の破損を防止す
る。 【解決手段】 配管の内周面に内張りされた保温材を剥
離しないように押える保温材押え構造に関し、保温材押
えパネル4を、矩形状に形成された小型パネル4aと、
該小型パネル4aより大きく且つ四隅を斜めに切除した
略矩形状に形成された大型パネル4bとの二種類とし、
小型パネル4a及び大型パネル4bを互い違いに配置し
た際に小型パネル4aの各辺の正面側に大型パネル4b
の一辺が夫々重合され且つ前記小型パネル4aの四隅で
各大型パネル4b相互の隅部が互いに重なり合うことの
ない突き合せの状態となるよう構成する。
り合うことを回避して、保温材押えパネルの隅部が高温
ガスの風圧で引き剥がされないようにし、保温材押えパ
ネル自体や固定ナット、更には保温材等の破損を防止す
る。 【解決手段】 配管の内周面に内張りされた保温材を剥
離しないように押える保温材押え構造に関し、保温材押
えパネル4を、矩形状に形成された小型パネル4aと、
該小型パネル4aより大きく且つ四隅を斜めに切除した
略矩形状に形成された大型パネル4bとの二種類とし、
小型パネル4a及び大型パネル4bを互い違いに配置し
た際に小型パネル4aの各辺の正面側に大型パネル4b
の一辺が夫々重合され且つ前記小型パネル4aの四隅で
各大型パネル4b相互の隅部が互いに重なり合うことの
ない突き合せの状態となるよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の内周面に内
張りされた保温材を剥離しないように押える保温材押え
構造に関するものである。
張りされた保温材を剥離しないように押える保温材押え
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加圧流動層ボイラからの燃焼ガスをガス
タービンへと送給する配管のように、高温ガスを流通さ
せる配管においては、配管自体の材質を高温材料として
耐熱性を高めようとした場合に材料費の大幅な高騰を招
いてしまう為、配管の内周面に比較的安価な保温材を内
張りして配管自体に格別な耐熱性が要求されないように
し、これによって、配管の材質に比較的安価な常温材料
を使用して材料費を軽減することが行われている。
タービンへと送給する配管のように、高温ガスを流通さ
せる配管においては、配管自体の材質を高温材料として
耐熱性を高めようとした場合に材料費の大幅な高騰を招
いてしまう為、配管の内周面に比較的安価な保温材を内
張りして配管自体に格別な耐熱性が要求されないように
し、これによって、配管の材質に比較的安価な常温材料
を使用して材料費を軽減することが行われている。
【0003】ただし、単に保温材を配管の内周面に内張
りしただけでは、保温材が高温ガスの速い流れに直接晒
されて剥離してしまう虞れがある為、従来においては、
図3及び図4に示す如く、配管1の内周面に半径方向内
側へ向け複数本のスタッドボルト2を突設して保温材3
を貫通せしめると共に、矩形状に形成された耐熱性を有
する複数枚の保温材押えパネル4を保温材3の内周面を
被覆するよう配置して前記スタッドボルト2の先端部を
挿通させ、該スタッドボルト2の先端部に固定ナット5
をワッシャー6を介し螺着して前記保温材押えパネル4
を固定するようにしている。
りしただけでは、保温材が高温ガスの速い流れに直接晒
されて剥離してしまう虞れがある為、従来においては、
図3及び図4に示す如く、配管1の内周面に半径方向内
側へ向け複数本のスタッドボルト2を突設して保温材3
を貫通せしめると共に、矩形状に形成された耐熱性を有
する複数枚の保温材押えパネル4を保温材3の内周面を
被覆するよう配置して前記スタッドボルト2の先端部を
挿通させ、該スタッドボルト2の先端部に固定ナット5
をワッシャー6を介し螺着して前記保温材押えパネル4
を固定するようにしている。
【0004】尚、図4においては、各保温材押えパネル
4の識別を判り易くする便宜上から四枚の保温材押えパ
ネル4についてのみ図示してある。
4の識別を判り易くする便宜上から四枚の保温材押えパ
ネル4についてのみ図示してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来構造においては、高温ガス7からの熱による熱膨張
を相互に許容し且つ保温材3の内周面の全域を確実に被
覆し得るようにする為に、隣接する保温材押えパネル4
の相互の端部を重合させて配置する必要があり、このよ
うにした場合に、図4にAで示す各保温材押えパネル4
相互の隅部が互いに重なり合って四重構造となってしま
い、このA部分が各保温材押えパネル4の板厚の累積に
より内側へ張り出して高温ガス7の風圧の作用を受け易
くなり、しかも、A部分を取り囲む周辺部分に各保温材
押えパネル4の板厚に相当する隙間が複数段形成されて
しまうので、保温材押えパネル4の隅部が高温ガス7の
風圧で引き剥がされて保温材押えパネル4自体や固定ナ
ット5、更には保温材3等が破損する虞れがあった。
従来構造においては、高温ガス7からの熱による熱膨張
を相互に許容し且つ保温材3の内周面の全域を確実に被
覆し得るようにする為に、隣接する保温材押えパネル4
の相互の端部を重合させて配置する必要があり、このよ
うにした場合に、図4にAで示す各保温材押えパネル4
相互の隅部が互いに重なり合って四重構造となってしま
い、このA部分が各保温材押えパネル4の板厚の累積に
より内側へ張り出して高温ガス7の風圧の作用を受け易
くなり、しかも、A部分を取り囲む周辺部分に各保温材
押えパネル4の板厚に相当する隙間が複数段形成されて
しまうので、保温材押えパネル4の隅部が高温ガス7の
風圧で引き剥がされて保温材押えパネル4自体や固定ナ
ット5、更には保温材3等が破損する虞れがあった。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、各保温材押えパネル相互の隅部が四重に重なり合う
ことを回避して、保温材押えパネルの隅部が高温ガスの
風圧で引き剥がされないようにし、保温材押えパネル自
体や固定ナット、更には保温材等の破損を防止すること
を目的としている。
で、各保温材押えパネル相互の隅部が四重に重なり合う
ことを回避して、保温材押えパネルの隅部が高温ガスの
風圧で引き剥がされないようにし、保温材押えパネル自
体や固定ナット、更には保温材等の破損を防止すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管の内周面
に内張りされた保温材を剥離しないように押える保温材
押え構造であって、前記配管の内周面に半径方向内側へ
向け突設されて前記保温材を貫通するスタッドボルト
と、前記保温材の内周面を被覆するよう配置され且つ前
記スタッドボルトの先端部を挿通される保温材押えパネ
ルと、該保温材押えパネルに挿通されたスタッドボルト
の先端部に螺着されて前記保温材押えパネルを固定する
固定ナットとを備え、前記保温材押えパネルが、矩形状
に形成された小型パネルと、該小型パネルより大きく且
つ四隅を斜めに切除した略矩形状に形成された大型パネ
ルとの二種類から成り、小型パネル及び大型パネルを互
い違いに配置した際に小型パネルの各辺に大型パネルの
一辺が夫々重合され且つ前記小型パネルの四隅で各大型
パネル相互の隅部が互いに重なり合うことのない突き合
せの状態となるよう構成されていることを特徴とするも
のである。
に内張りされた保温材を剥離しないように押える保温材
押え構造であって、前記配管の内周面に半径方向内側へ
向け突設されて前記保温材を貫通するスタッドボルト
と、前記保温材の内周面を被覆するよう配置され且つ前
記スタッドボルトの先端部を挿通される保温材押えパネ
ルと、該保温材押えパネルに挿通されたスタッドボルト
の先端部に螺着されて前記保温材押えパネルを固定する
固定ナットとを備え、前記保温材押えパネルが、矩形状
に形成された小型パネルと、該小型パネルより大きく且
つ四隅を斜めに切除した略矩形状に形成された大型パネ
ルとの二種類から成り、小型パネル及び大型パネルを互
い違いに配置した際に小型パネルの各辺に大型パネルの
一辺が夫々重合され且つ前記小型パネルの四隅で各大型
パネル相互の隅部が互いに重なり合うことのない突き合
せの状態となるよう構成されていることを特徴とするも
のである。
【0008】このようにすれば、各大型パネル相互の隅
部、並びに各小型パネル相互の隅部が重なり合うことが
なくなり、小型パネルと大型パネルとの隣接部分でのみ
必要最小限の二重の重合が形成されるだけで済むので、
小型パネルと大型パネルとの二種類から成る各保温材押
えパネル相互の隅部が四重に重なり合うことが回避さ
れ、しかも、従来構造と同様に、高温ガスからの熱によ
る熱膨張を相互に許容し且つ保温材の内周面の全域を確
実に被覆することも可能となる。
部、並びに各小型パネル相互の隅部が重なり合うことが
なくなり、小型パネルと大型パネルとの隣接部分でのみ
必要最小限の二重の重合が形成されるだけで済むので、
小型パネルと大型パネルとの二種類から成る各保温材押
えパネル相互の隅部が四重に重なり合うことが回避さ
れ、しかも、従来構造と同様に、高温ガスからの熱によ
る熱膨張を相互に許容し且つ保温材の内周面の全域を確
実に被覆することも可能となる。
【0009】また、本発明においては、小型パネル及び
大型パネルの何れか一方の周縁部に、該周縁部の正面側
に重合される他方の板厚相当分だけ背面側へ後退した段
差部が形成されていることが好ましい。
大型パネルの何れか一方の周縁部に、該周縁部の正面側
に重合される他方の板厚相当分だけ背面側へ後退した段
差部が形成されていることが好ましい。
【0010】このようにすれば、小型パネルと大型パネ
ルとの隣接部分でのみ形成される必要最小限の二重の重
合部分についても、配管の内側への張り出しが回避され
ることになり、小型パネルと大型パネルとから成る各保
温材押えパネルの内周面を段差のない平滑な連続面とし
て形成することが可能となる。
ルとの隣接部分でのみ形成される必要最小限の二重の重
合部分についても、配管の内側への張り出しが回避され
ることになり、小型パネルと大型パネルとから成る各保
温材押えパネルの内周面を段差のない平滑な連続面とし
て形成することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
【0012】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例を示すもので、図3及び図4と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
例を示すもので、図3及び図4と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
【0013】本形態例の保温材押え構造における基本的
な構成は、先に説明した図3及び図4の従来例と同様で
あるが、その特徴とするところは、保温材押えパネル4
が、矩形状に形成された小型パネル4aと、該小型パネ
ル4aより大きく且つ四隅を斜めに切除した略矩形状に
形成された大型パネル4bとの二種類から成り、小型パ
ネル4a及び大型パネル4bを互い違いに配置した際に
小型パネル4aの各辺の正面側に大型パネル4bの一辺
が夫々重合され且つ前記小型パネル4aの四隅で各大型
パネル4b相互の隅部が互いに重なり合うことのない突
き合せの状態となるよう構成されている点にあり、特に
本形態例においては、小型パネル4aの周縁部に、該周
縁部の正面側に重合される大型パネル4bの板厚相当分
だけ背面側へ後退した段差部8を形成してある。
な構成は、先に説明した図3及び図4の従来例と同様で
あるが、その特徴とするところは、保温材押えパネル4
が、矩形状に形成された小型パネル4aと、該小型パネ
ル4aより大きく且つ四隅を斜めに切除した略矩形状に
形成された大型パネル4bとの二種類から成り、小型パ
ネル4a及び大型パネル4bを互い違いに配置した際に
小型パネル4aの各辺の正面側に大型パネル4bの一辺
が夫々重合され且つ前記小型パネル4aの四隅で各大型
パネル4b相互の隅部が互いに重なり合うことのない突
き合せの状態となるよう構成されている点にあり、特に
本形態例においては、小型パネル4aの周縁部に、該周
縁部の正面側に重合される大型パネル4bの板厚相当分
だけ背面側へ後退した段差部8を形成してある。
【0014】而して、このような保温材押え構造にすれ
ば、各大型パネル4b相互の隅部、並びに各小型パネル
4a相互の隅部が重なり合うことがなくなり、小型パネ
ル4aと大型パネル4bとの隣接部分でのみ必要最小限
の二重の重合が形成されるだけで済むので、小型パネル
4aと大型パネル4bとの二種類から成る各保温材押え
パネル4相互の隅部が四重に重なり合うことが回避さ
れ、しかも、従来構造と同様に、高温ガス7からの熱に
よる熱膨張を相互に許容し且つ保温材3の内周面の全域
を確実に被覆することも可能となる。
ば、各大型パネル4b相互の隅部、並びに各小型パネル
4a相互の隅部が重なり合うことがなくなり、小型パネ
ル4aと大型パネル4bとの隣接部分でのみ必要最小限
の二重の重合が形成されるだけで済むので、小型パネル
4aと大型パネル4bとの二種類から成る各保温材押え
パネル4相互の隅部が四重に重なり合うことが回避さ
れ、しかも、従来構造と同様に、高温ガス7からの熱に
よる熱膨張を相互に許容し且つ保温材3の内周面の全域
を確実に被覆することも可能となる。
【0015】また、特に本形態例においては、小型パネ
ル4aの周縁部に、該周縁部の正面側に重合される大型
パネル4bの板厚相当分だけ背面側へ後退した段差部8
が形成されているので、小型パネル4aと大型パネル4
bとの隣接部分でのみ形成される必要最小限の二重の重
合部分についても、配管1の内側への張り出しが回避さ
れることになり、小型パネル4aと大型パネル4bとか
ら成る各保温材押えパネル4の内周面を段差のない平滑
な連続面として形成することが可能となる。
ル4aの周縁部に、該周縁部の正面側に重合される大型
パネル4bの板厚相当分だけ背面側へ後退した段差部8
が形成されているので、小型パネル4aと大型パネル4
bとの隣接部分でのみ形成される必要最小限の二重の重
合部分についても、配管1の内側への張り出しが回避さ
れることになり、小型パネル4aと大型パネル4bとか
ら成る各保温材押えパネル4の内周面を段差のない平滑
な連続面として形成することが可能となる。
【0016】従って上記形態例によれば、各保温材押え
パネル4相互の隅部が四重に重なり合うことを回避し
て、保温材押えパネル4の隅部が高温ガス7の風圧で引
き剥がされないようにすることができ、保温材押えパネ
ル4自体や固定ナット5、更には保温材3等の破損を防
止することができる。
パネル4相互の隅部が四重に重なり合うことを回避し
て、保温材押えパネル4の隅部が高温ガス7の風圧で引
き剥がされないようにすることができ、保温材押えパネ
ル4自体や固定ナット5、更には保温材3等の破損を防
止することができる。
【0017】また、本形態例においては、小型パネル4
aと大型パネル4bとの隣接部分でのみ形成される必要
最小限の二重の重合部分についても、配管1の内側への
張り出しを回避することができ、小型パネル4aと大型
パネル4bとから成る各保温材押えパネル4の内周面を
段差のない平滑な連続面として形成することができるの
で、隅部以外からの保温材押えパネル4の剥離をも防止
することができ、保温材押えパネル4自体や固定ナット
5、更には保温材3等の破損を一層確実に防止すること
ができる。
aと大型パネル4bとの隣接部分でのみ形成される必要
最小限の二重の重合部分についても、配管1の内側への
張り出しを回避することができ、小型パネル4aと大型
パネル4bとから成る各保温材押えパネル4の内周面を
段差のない平滑な連続面として形成することができるの
で、隅部以外からの保温材押えパネル4の剥離をも防止
することができ、保温材押えパネル4自体や固定ナット
5、更には保温材3等の破損を一層確実に防止すること
ができる。
【0018】尚、本発明の保温材押え構造は、上述の形
態例にのみ限定されるものではなく、先に述べた形態例
においては、小型パネルの各辺の正面側に大型パネルの
一辺を重合するようにした例で説明してあるが、これを
逆にして大型パネルの各辺の正面側に小型パネルの一辺
を重合することも可能であり、このようにした場合に
は、大型パネルの周縁部に対し小型パネルの板厚相当分
だけ背面側へ後退した段差部を形成すれば良いこと、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
態例にのみ限定されるものではなく、先に述べた形態例
においては、小型パネルの各辺の正面側に大型パネルの
一辺を重合するようにした例で説明してあるが、これを
逆にして大型パネルの各辺の正面側に小型パネルの一辺
を重合することも可能であり、このようにした場合に
は、大型パネルの周縁部に対し小型パネルの板厚相当分
だけ背面側へ後退した段差部を形成すれば良いこと、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】上記した本発明の保温材押え構造によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0020】(I)本発明の請求項1に記載の発明によ
れば、各保温材押えパネル相互の隅部が四重に重なり合
うことを回避して、保温材押えパネルの隅部が高温ガス
の風圧で引き剥がされないようにすることができ、保温
材押えパネル自体や固定ナット、更には保温材等の破損
を防止することができる。
れば、各保温材押えパネル相互の隅部が四重に重なり合
うことを回避して、保温材押えパネルの隅部が高温ガス
の風圧で引き剥がされないようにすることができ、保温
材押えパネル自体や固定ナット、更には保温材等の破損
を防止することができる。
【0021】(II)本発明の請求項2に記載の発明に
よれば、小型パネルと大型パネルとの隣接部分でのみ形
成される必要最小限の二重の重合部分についても、配管
の内側への張り出しを回避することができ、小型パネル
と大型パネルとから成る各保温材押えパネルの内周面を
段差のない平滑な連続面として形成することができるの
で、隅部以外からの保温材押えパネルの剥離をも防止す
ることができ、保温材押えパネル自体や固定ナット、更
には保温材等の破損を一層確実に防止することができ
る。
よれば、小型パネルと大型パネルとの隣接部分でのみ形
成される必要最小限の二重の重合部分についても、配管
の内側への張り出しを回避することができ、小型パネル
と大型パネルとから成る各保温材押えパネルの内周面を
段差のない平滑な連続面として形成することができるの
で、隅部以外からの保温材押えパネルの剥離をも防止す
ることができ、保温材押えパネル自体や固定ナット、更
には保温材等の破損を一層確実に防止することができ
る。
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】従来例を示す正面図である。
【図4】図3のIV−IV方向の矢視図である。
1 配管 2 スタッドボルト 3 保温材 4 保温材押えパネル 4a 小型パネル 4b 大型パネル 5 固定ナット 8 段差部
Claims (2)
- 【請求項1】 配管の内周面に内張りされた保温材を剥
離しないように押える保温材押え構造であって、前記配
管の内周面に半径方向内側へ向け突設されて前記保温材
を貫通するスタッドボルトと、前記保温材の内周面を被
覆するよう配置され且つ前記スタッドボルトの先端部を
挿通される保温材押えパネルと、該保温材押えパネルに
挿通されたスタッドボルトの先端部に螺着されて前記保
温材押えパネルを固定する固定ナットとを備え、前記保
温材押えパネルが、矩形状に形成された小型パネルと、
該小型パネルより大きく且つ四隅を斜めに切除した略矩
形状に形成された大型パネルとの二種類から成り、小型
パネル及び大型パネルを互い違いに配置した際に小型パ
ネルの各辺に大型パネルの一辺が夫々重合され且つ前記
小型パネルの四隅で各大型パネル相互の隅部が互いに重
なり合うことのない突き合せの状態となるよう構成され
ていることを特徴とする保温材押え構造。 - 【請求項2】 小型パネル及び大型パネルの何れか一方
の周縁部に、該周縁部の正面側に重合される他方の板厚
相当分だけ背面側へ後退した段差部が形成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の保温材押え構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26001897A JPH1194189A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 保温材押え構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26001897A JPH1194189A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 保温材押え構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1194189A true JPH1194189A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17342173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26001897A Pending JPH1194189A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 保温材押え構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1194189A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173611A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排気ダクト |
JP2017203541A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | 黒崎播磨株式会社 | 断熱材及びその施工方法 |
US9890740B2 (en) | 2013-03-06 | 2018-02-13 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Exhaust duct |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP26001897A patent/JPH1194189A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173611A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排気ダクト |
US9890740B2 (en) | 2013-03-06 | 2018-02-13 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Exhaust duct |
JP2017203541A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | 黒崎播磨株式会社 | 断熱材及びその施工方法 |
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