JPH1191006A - 製袋機 - Google Patents

製袋機

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JPH1191006A
JPH1191006A JP9260726A JP26072697A JPH1191006A JP H1191006 A JPH1191006 A JP H1191006A JP 9260726 A JP9260726 A JP 9260726A JP 26072697 A JP26072697 A JP 26072697A JP H1191006 A JPH1191006 A JP H1191006A
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JP
Japan
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folding
bag
paper
drum
rotation
Prior art date
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JP9260726A
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Inventor
Yukio Takahashi
幸男 高橋
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TOKYO PACK SEIKI KK
DIC Corp
Original Assignee
TOKYO PACK SEIKI KK
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製袋機の動作を停止することなく底折棒の底
折ドラムに対する位置調整を可能とする。 【解決手段】 紙袋用の袋用紙を二つ折に折り畳んで貼
り合わせ、かつ、その両側部を内側に折り込んでM字状
の折込部を有する紙筒を形成し、この紙筒の袋底寄りに
位置する折返線から表側折込フラップを裏返しに折返し
て、表裏各折込フラップを底折込線から内側に折畳んで
紙袋の角底部分を形成する角底袋の製袋機において、紙
袋の底となる角底部分を形成する袋底形成装置では、底
折ドラムに展開された紙筒におけるフラップ立ち上げ装
置によって立ち上げられた表側折込フラップを底折込線
から折り返す底折棒が、駆動力の伝達を切断することな
く駆動側との同期調整可能な遊星ギア部を介して駆動さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ショッピ
ングバックなどの紙袋を連続的に成形する製袋機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の角底紙袋の製袋機では、予め所
定寸法に裁断された1枚の袋用紙Pを搬送装置で順次間
歇的に搬送する途中に、図47(a)ないし(b)に示
すように、両側部をM字状として折り込んで2つ折りに
折畳み、かつその外端縁を糊付けして前後を開口する紙
筒Tを形成し、その後、図47(c)ないし(e)に示
すように、紙筒Tに底折返線L4と底折込線L5とを平
行させて刻設し、紙筒Tの底部を底折加工する底折ドラ
ムに紙筒Tの裏側折込フラップT1を挟持しながら、前
記底折ドラムの回転に伴って紙筒Tを回転移送し、か
つ、表側折込フラップT2のみを底折込線L4から裏返
しに折返して表裏両フラップT1,T2を底折ドラムの
外周に沿って平面的に展開し、該表裏のフラップT1,
T2に糊付けして、表裏両折込フラップT1,T2を折
り返した後に内側に折り畳んで紙袋Bの底となる角底部
分B1を形成する。
【0003】紙袋Tの角底部分を成形する際、底折ドラ
ムの外周に沿って平面的に展開させた表裏の折込フラッ
プT1,T2を、フラップ立ち上げ装置により底折込線
L5部分から立ち上げた後、袋底折込装置により各折込
フラップを底折込線L5から内側におり畳んでいたが、
この袋底折込装置には、立ち上げられた表側折込フラッ
プに当接して該表側折込フラップを折り込むための底折
棒が配され、この底折棒が、底折ドラムの前方に配した
スプロケットに架け渡した左右一対のチェーンに固定さ
れて、該スプロケットの回転軸を回転駆動することによ
って、底折棒の回転駆動がなされている。前記スプロケ
ットは、その回転軸に対して外側に位置する圧着筒を介
して接続され、該圧着筒は締結手段によって回転軸に圧
着される。前記圧着筒は、その一端にスプロケットが一
体とされて、その他端に軸線方向に切れ込みが配されて
周囲を締め付けられることにより内側の前記回転軸に圧
着される圧着部を有するものとされ、前記締結手段が、
前記圧着筒の圧着部に対応した内側テーパ面を持ち前記
圧着筒に螺合されることで内側テーパ面によって圧着部
を締め付けるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記例におい
ては、表側フラップT2を内側に折り返す際、底折棒の
底折ドラムに対する同期位置を調整する必要があるが、
ここで、底折棒の底折ドラムに対する同期位置調整を行
うためには、締結手段によるスプロケットに一体とされ
た圧着筒の固定を解除して回転軸とスプロケットとの固
定を解除して、駆動力のスプロケットへの伝達を切断
し、スプロケットを回転軸に対して回転させて同期位置
調整を行った後、再度締結手段により圧着する必要があ
る。上記のような、スプロケットに対する固定を解除す
るためには、底折ドラムの回転を止める必要があり、そ
のためには製袋機全体の運転を止めなくてはならない。
しかし、底折棒の底折ドラムに対する同期位置は、表裏
各折込フラップT1,T2の寸法や折り込み位置等によ
って変化するため、製袋機を動作した状態において、底
折棒の同期位置調節を行いたいという要求があった。ま
た、ネジ等による圧着であると、回転軸と圧着筒がずれ
てしまう可能性があるという問題があった。さらに、製
袋機の作動中に調整等を行うために作業員が製袋機の内
部に接触することは、予期せぬ事故の可能性を含んでい
るという問題を内在していた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 製袋機の動作を停止することなく底折棒の底折ドラム
に対する位置調整を可能とすること。 表側フラップ折り返しの正確性を向上すること。 薄い紙等、多種類の紙質に対応して製袋を可能とする
こと。 作業性の向上を図ること。
【0006】
【課題を解決するための手段】紙袋用の袋用紙を二つ折
に折り畳んで貼り合わせ、かつ、その両側部を内側に折
り込んでM字状の折込部を有する紙筒を形成し、この紙
筒の袋底寄りに位置して紙筒の表裏に折込フラップの底
折込線と底折返線とを平行に形成し、前記表側折込フラ
ップを前記底折返線から裏返しに折返し、かつ、表側折
込フラップと裏側折込フラップとを重ね合わせるように
して底折込線からこれら表裏各折込フラップを各々内側
に折畳んで紙袋の角底部分を形成する角底袋の製袋機に
おいて、袋用紙を供給する給紙装置と、取っ手を形成し
該取っ手を袋用紙に貼り付ける取っ手装置と、該給紙装
置から供給された袋用紙の外縁部とほぼ中央部に、前記
折込部を形成するための折込線と折返線と折畳線とを刻
設する筋付装置と、該筋付装置から袋底形成装置まで袋
用紙を搬送し、かつ、該筋付装置により刻設された折込
線と折返線と折畳線とに沿って袋用紙を二つ折りに折り
畳みかつ貼り付けを行い紙筒を形成する紙筒形成装置
と、紙袋の底となる角底部分を形成する袋底形成装置と
を具備するものとされる。袋底形成装置が、成形された
紙筒を間隔をあけて連続的に供給する供給装置と、該供
給装置の終端側に配され紙袋の角底部分となる袋底寄り
に底折込線と底折返線とを付ける底折筋付け装置と、前
記紙筒の裏側折込フラップを挟持する捕捉爪を有しかつ
回転により前記紙筒を回転移送する底折ドラムと、該底
折ドラムの外周に近接して配されて該紙筒の袋底側を吸
着して袋底を開く底開き装置と、底折ドラムの外周に近
接して設けられ前記折筋付け装置によって形成された底
折返線から前記表側折込フラップを裏返しに折り返して
表裏各折込フラップを底折ドラムに沿わせて平面的に展
開させるフラップ折返装置と、展開された紙筒をプレス
するプレスローラと、前記表裏各折込フラップに糊付け
する糊付装置と、前記表裏各折込フラップを起立させる
フラップ立ち上げ装置と、その各折込フラップを貼着す
る袋底折込装置を具備するものとされる。袋底折込装置
は、フラップ立ち上げ装置の押し込みブレードで起こし
た表裏各折込フラップを内側に折り込むものとされ、底
折ドラム前方のスプロケットに架け渡した左右一対のチ
ェーンに固定する底折棒と、前記底折ドラムの周面と僅
かな隙間を隔てて設けた底折板とからなり、前記底折棒
によって前記表側折込フラップを、底折板によって前記
裏側折込フラップをそれぞれ内側に折り込むものとされ
る。底折棒は、スプロケットの回転軸に接続された同期
調節手段を介して押し込みブレードの回転軸に接続さ
れ、該回転軸から回転駆動力を伝達されて回転駆動され
るものとされる。同期調節手段には、底折棒の移動速度
を表側折込フラップに当たる際に大きくするための一対
の楕円ギアと、押し込みブレードの回転軸からの回転駆
動力をスプロケットの回転軸に伝達し、かつ、底折ドラ
ムの回転と同期状態とされた押し込みブレードの回転軸
の回転と、スプロケットの回転軸の回転との同期状態を
調整するための遊星ギア部とが配される。前記楕円ギア
はその外周が略楕円形とされ、回転中心が偏心位置に配
されたものとされる。遊星ギア部は、その太陽ギアが駆
動系に対して固定状態とされ、該太陽ギアの周囲に例え
ば4個とされる複数の遊星ギアが噛み合わされて、該遊
星ギアが太陽ギアに対して自転および公転可能として遊
星ギアケースに支持され、該遊星ギアケースが、押し込
みブレードの回転軸と接続される楕円ギアと一体とされ
て回転駆動されるものとされ、該遊星ギアがその外側に
位置する内歯歯車と噛み合わせ状態とされ、該内歯歯車
が、その外側でスプロケットの回転軸と一体とされる駆
動ギアに接続されて、前記太陽ギアが、該太陽ギアに対
して同軸状態とされるウォームホイールと一体とされ、
該ウォームホイールにウォームギアが噛み合い太陽ギア
の回転を規制している。同期調節手段は、押し込みブレ
ードの回転軸からの回転駆動力が、一対の楕円ギア,遊
星ギアケース,遊星ギア,内歯歯車,駆動ギアを介して
スプロケットの回転軸に伝達され、この際、前記ウォー
ムギアを回転させることにより、ウォームホイールを介
して太陽ギアが回転し、該太陽ギアの回転によって遊星
ギアおよび遊星ギアケースと内場歯車の回転状態が変化
して、袋底形成装置の回転作動中においても、押し込み
ブレードの回転軸の回転とスプロケットの回転軸の回転
との同期状態、すなわち、底折ドラムの回転と底折棒の
回転との同期状態を調整することができるものとされ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る製袋機の一実
施形態を、図面に基づいて説明する。図1ないし図46
において、符号Mは製袋機、Pは袋用紙、Tは紙筒、B
は紙袋、Hは取っ手、1は給紙装置、2は取っ手装置、
3は筋付装置、4,5は紙筒形成装置、6は袋底形成装
置、7はカウント装置である。
【0008】製袋機Mは、図1ないし図34に示すよう
に、袋用紙Pを供給する給紙装置1と、取っ手Hを形成
し該取っ手Hを袋用紙Pに貼り付ける取っ手装置2と、
該取っ手装置2から供給された袋用紙Pの一縁部とほぼ
中央部に、折込部P1を形成するための折込線L1と折
返線L2と折畳線L3とを刻設する筋付装置3と、該筋
付装置3から底形成装置6まで袋用紙Pを搬送し、か
つ、該筋付装置3により刻設された折込線L1と折返線
L2と折畳線L3とに沿って袋用紙Pを二つ折りに折り
畳みかつ貼り付けを行い紙筒Tを形成する紙筒形成装置
4,5と、紙袋Bの角底部分B1を形成する袋底形成装
置6と、角底部分の形成された紙袋Bをプレスして製品
台に送り出すとともに紙袋Bの製造数をカウントするカ
ウント装置7とを具備するものとされる。
【0009】給紙装置1は、図1に示すように、製袋機
Mの最上流に位置して、予め所定寸法に裁断された紙袋
用の袋用紙(枚葉紙)Pを間隔をあけて連続的に供給す
るものとされ、この袋用紙Pとして、例えば、搬送方向
(縦方向)の最大寸法が600mm程度、横方向(幅方
向)の最大寸法が1050mm程度のものを供給可能と
して設定される。
【0010】取っ手装置2は、図40(a),図40
(b)に示すように、例えば貼付部(貼り付け用紙)H
1と紐状の取っ手部分H2を一体として取っ手Hを形成
し、袋口となる袋用紙Pの搬送方向後ろ側に位置する端
部に、略J字状および略逆J字状の切込みJを入れて、
かつ該袋用紙Pの後ろ側に位置する端部を口折線L6か
ら折り返す口折部P4とし、該口折部P4の内側に取っ
手Hの貼付部H1を例えば2箇所とされる所定位置に貼
り付けて、口折部P4を口折線L6から折り返して貼り
合わせて紙袋Bの袋口となる部分を形成するものとされ
て、図2ないし図6に示すように、給紙装置1に接続さ
れて、袋用紙Pを回転移送するための貼付ドラム21
と、口折部P4の内側から取っ手部分H2を外側に位置
するための切込みJを口折部P4に刻設するためのカッ
タ部22と、取っ手Hと袋用紙Pとを糊付けするための
糊付け部23と、取っ手Hを供給する取っ手供給部24
と、口折部P4を口折線L6から折り返す口折手段25
と、折り返された口折部P4をプレスするためのプレス
手段26とを具備するものとされる。
【0011】貼付ドラム21は、図2ないし図6に示す
ように、例えば回転軸21Aに固着された取付用筒に適
宣間隔を置いて固定された複数の分割ドラム21Bの集
合体によって構成されており、例えばこの集合体が2組
配されるものとされ、回転軸2Aに固定された図示しな
い駆動源に接続される駆動ギア21aを有するものとさ
れる。これら各分割ドラム21Bには、図3,図6に示
すように、貼付ドラム21の外周に配されて袋用紙Pの
先端を挟持する捕捉爪21Cと、袋用紙Pの口折線L6
の前後位置を噛み込む挟持爪21D,21Eと、口折部
P4を口折線L6から折り返す顎板21Fとが配され
る。捕捉爪21Cは、図3,図6に示すように、その先
端部分が貼付ドラム21の外周外側に延設された状態と
して、回転軸21Aと平行状態とされる軸21Caによ
り回動可能として貼付ドラム21の略全幅に亘って取り
付けられ、後述する袋底形成装置6の捕捉爪641と同
様に、この捕捉爪21Cの先端部分と貼付ドラム21の
外周とにより袋用紙Pの搬送方向前側を挟持するものと
される。一方、挟持爪21D,21Eは、図3に示すよ
うに、分割ドラム21Bの端部に固定された固定爪21
Dとこの固定爪21Dと対向して貼付ドラム21内部に
軸21Eaにより回動可能に設けられた可動爪21Eと
から成り、後述する袋底形成装置6の前挟持爪642,
642Aと同様に、その可動爪21Eの開閉によって、
袋用紙Pの口折線L6の前後を挟持するものとされる。
顎板21Fとしては、図3,図5,図6に示すように、
複数の断面L字状の板体が、回転軸21Aと平行位置と
される回転軸21Faにより回動可能として貼付ドラム
21の略全幅に亘って間隔をあけて取り付けられたもの
とされ、該顎板21Fは、回転軸21Faの回転によ
り、先端部Fbが挟持爪21D,21Eの貼付ドラム2
1の半径方向外側位置として貼付ドラム21の外周外側
に位置する状態と、顎板21F全体が貼付ドラム21の
外周内側に位置する状態との間を回転移動可能として配
され、かつ、同期設定手段21Gにより、貼付ドラム2
1表面の周方向位置における捕捉爪21Cとの位置設置
可能に配される。同期設定手段21Gは、図5,図6に
示すように、回転軸21Faを貼付ドラム21の周方向
に位置設定可能とする可動長穴21Gaと、回転軸21
Faに接続されて駆動ギア21aと同期設定可能とされ
て回転軸21Aと同軸状に配される同期設定ギア21G
bとを有するものとされ、同期設定ギア21Gbを貼付
ドラム21の駆動ギア21aに対して、軸21Caと回
転軸21Faとの貼付ドラム21における位相位置すな
わち図6に角度αで示す中心角を設定して固定すること
で、紙袋Bの高さすなわち袋用紙Pの搬送方向における
寸法に対応可能なものとされる。捕捉爪21C,挟持爪
21D,21Eおよび顎板21Fは、後述する袋底形成
装置6の後押さえ爪644と後起こし爪645と同様に
して、図示しないカム,ブラケット,軸,カム当接部等
を介して開閉動作および回転動作するものとされる。
【0012】貼付ドラム21の周囲には、図2,図4に
示すように、袋用紙Pの搬送方向に向かって、アドバン
スローラ29A,第1糊付け部27,後述の取っ手搬送
部24B,第2糊付け部28,デリバリーローラ26A
が位置し、アドバンスローラ29Aが、捕捉爪21Cと
同様の図示しない捕捉爪を有するものとされる。
【0013】カッタ部22は、図2に示すように、図4
0(a)に(ロ)で示す略J字状および略逆J字状の切
込みJを袋用紙Pの口折部P4に入れるための略J字状
および略逆J字状の刃形状とされるカッタ22Aが例え
ば2組配される上部回転軸22Bと、そのカッタ22A
の刃受け部22Cを備えた下部回転軸22Dとからな
り、前記カッタ22Aが、上部回転軸22Bの軸方向に
例えば2組取付け位置調節可能として上部回転軸22B
にネジによって螺着されて、刃受け部22Cが、カッタ
22Aに対応する位置に取付位置調節可能として下部回
転軸22Dにネジによって螺着されるとともに、該下部
回転軸22Dの一側には、駆動源からの回転を分岐伝達
する駆動ギアと噛合する伝達ギアが固着されており、こ
れら各ギアを介して下部回転軸22Dを回転駆動し、そ
の回転を前記下部回転軸22Dと上部回転軸22Bとの
他側に固着された複数の中継ギアを介して上部回転軸2
2Bへと伝達させることによって、上部回転軸22Bを
下部回転軸22Dと逆方向に回転させて、供紙装置1か
ら供給される袋用紙Pの搬送方向後側の口折部P4に、
前記カッタ22Aと刃受け部22Cを当接させて口折り
の際の取っ手Hの取っ手部分H2を口折部P4の外側に
位置する略J字状および略逆J字状の切込みJを刻設す
るものとされる。上部回転軸22Bには、図40(a)
に示すように、口折部P4を貼り合わせて紙筒Tを形成
した後、二つ折り部分P2となる口折部P4の横方向端
部をカット部Kとして切断するカッタが配される。この
カッタ部22と給紙装置1との間およびカッタ部22と
貼付ドラム21側のアドバンスローラ29Aとの間に
は、図2に示すように、例えば上下一対のピンチロ−ラ
20A,20Bおよび送り板20Cが複数配され、この
ピンチロ−ラ22A,22Bを駆動手段によって相互に
逆方向に回転させて、袋用紙Pを狭み込むことによっ
て、給紙装置1から供給された袋用紙Pの両側を押圧さ
せて送り板20Cの上をカッタ部22側へ、また、カッ
タ部22からアドバンスローラ29A側へと移送するも
のとされる。
【0014】糊付け部23は、図2,図4に示すよう
に、前記口折部P4の前記切込みJ周辺を除く袋用紙P
の袋用紙糊付位置N,N3,N4に糊付けを行う第1糊
付け部27と、取っ手Hの貼付部H1に糊付けを行う第
2糊付け部28とを具備するものとされる。第1糊付け
部27は、図2,図4に示すように、貼付ドラム21の
外周にかつアドバンスローラ29Aの上方すなわち下流
に位置して、例えば澱粉糊または化学糊系接着剤等を収
容するタンク27Aと、外周面に合成ゴムなどからなる
糊付けパッド27Bを有する糊付けローラ27Cと、前
記タンク27Aの上側に臨ませてタンク27Aと糊付け
ローラ27Cとの間に設けた中継ローラ27D,27E
とを具備するものとされ、タンク27A内の接着剤を中
継ローラ27D,27Eを介して糊付け口ーラ27Cの
糊付パッド27Bに付着させ、糊付けローラ27Cの回
転により袋用紙Pに糊付けするものとされる。糊付けロ
ーラ27Cは、貼付ドラム21と同期状態として駆動さ
れ、糊付けローラ27Cへの糊付けパッド27Bの位置
設定によって袋用紙Pへの糊付け位置が設定可能とさ
れ、後述の袋底形成装置6の糊付装置660の糊付けロ
ーラ662と同様な構成とされる。第2糊付け部28
は、図2,図4に示すように、貼付ドラム21の外周に
かつ取っ手供給部24の下流側に位置されて、例えば澱
粉糊または化学糊系接着剤等を収容するタンク28A
と、外周面に合成ゴムなどからなる糊付けパッド28B
を有する糊付け回転部28Cと、前記タンク28Aの上
側に臨ませてタンク28Aと糊付け回転部28Cとの間
に設けた中継ローラ28D,28Eとを具備するものと
され、タンク28A内の接着剤を中継ローラ28D,2
8Eを介して糊付け回転部28Cの糊付パッド28Bに
付着させ、糊付け回転部28Cの回転により袋用紙Pに
糊付けするものとされる。糊付け回転部28Cは、図
2,図4に示すように、回転軸28Fにより回転可能と
されて該回転軸28Fを中心とする断面略円弧状とされ
て糊付けパッド28Bの位置される糊付け面を有するも
のとされ、貼付ローラ21と同期状態として駆動され
て、例えば円筒状とされる糊付け回転部28Cへの糊付
けパッド28Bの位置設定によって袋用紙Pへの糊付け
位置が設定可能とされ、回転軸28Fには、後述の口折
手段25としての押し込みブレード25Aが配される。
なお、糊付部23として、糊スプレー等の構成とするこ
とも可能である。
【0015】糊付け部23においては、糊付けパッド2
7B,28Bの位置設定により、図40に示すように、
第1糊付け部27によって、袋用紙Pの口折線L6より
袋底の形成される側に袋用紙Pの略全幅に亘って位置す
る袋用紙糊付位置Nに糊付けを行い、第2糊付け部28
によって、袋用紙糊付位置Nに貼り付けられた取っ手H
の貼付部H1表面に糊付けを行うよう設定される。また
は、糊付け部23が、糊付けパッド27B,28Bの位
置設定により、図41に示すように、第1糊付け部27
によって、取っ手Hの貼付部H1の貼付位置N1および
該貼付位置N1に対応する部分を除く口折部P4の貼付
位置N2とされる袋用紙糊付位置N3に糊付けを行い、
第2糊付け部により、袋用紙Pに貼り付けられた取っ手
Hの貼付部H1表面に糊付けを行うよう設定することも
可能である。または、糊付け部23が、糊付けパッド2
7B,28Bの位置設定により、図42に示すように、
第1糊付け部27によって、取っ手Hの貼付部H1の貼
付位置に対応する部分とされる袋用紙糊付位置N4に糊
付けを行い、第2糊付け部により、袋用紙Pに貼り付け
られた取っ手Hの貼付部H1表面および口折線L6より
袋底B3の形成される側に袋用紙Pの略全幅に亘って位
置する口折部糊付位置N5に糊付けを行うよう設定する
ことも可能である。
【0016】取っ手供給部24は、図2,図4に示すよ
うに、貼付ドラム21の外周上側にかつ第1糊付け部2
7と第2糊付け部28との間に位置して、図40
(a),図40(b)に示すように、例えば貼付部(貼
り付け用紙)H1と紐状の取っ手部分H2を一体として
取っ手Hを形成する取っ手形成部24Aと、該取っ手形
成部24Aから貼付ドラム21まで取っ手Hを搬送する
取っ手搬送部24Bとを有するものとされて、取っ手搬
送部24Bが、例えば巻回ローラ24Cと無端状ベルト
24Dとを有するベルトコンベアとされて、貼付ローラ
21の外周上に位置する袋用紙Pに取っ手Hを供給する
ものとされる。
【0017】口折手段25としては、図2,図3,図
5,図6に示すように、例えば前述の糊付け部23の第
2糊付け部28の回転軸28Fに1枚の押し込みブレー
ド25Aが配され、該回転軸28Fが貼付ローラ21と
同期状態として駆動されて、この回転軸28の回転によ
って、前記貼付ドラム21で搬送される袋用紙Pの口折
線L6に沿って前記押込ブレード25Aを押接させて、
その口折線L6付近を開状態に保持した挟持爪21D,
21Eの間に誘い込むものとされる。そして、挟持爪2
1Dを閉じて袋用紙Pの口折線L6の前後を噛み込むこ
とによって口折部P4を起こし、かつ、挟持爪21D,
21Eで噛み込んで起こした状態の袋用紙Pを、押し込
みブレード25Aの回転移動に従い顎板21Fが回転移
動することで先端部Fbにより口折部P4を押さえ込
み、口折部P4を折り込むものとされる。
【0018】プレス手段26としては、図2,図4ない
し図6に示すように、貼付ドラム21の外周にかつ第2
糊付け部28の下流に位置するデリバリーローラ26A
と、該デリバリーローラ26Aに対応するローラ26B
と、上側回転軸26Cと下側回転軸26Dとを一対とし
て例えば3組配されるプレスローラ26Eと、第2糊付
け部28とデリバリーローラ26Aとの間に位置するプ
レスローラ29Bとを具備するものとされる。デリバリ
ーローラ26Aは、該デリバリーローラ26Aの外周部
に配されて図示しない駆動手段により駆動ギア26Aa
を介して回転駆動されるものとされ、貼付ドラム21の
外周との間等で口折部P4をプレスする複数のプレスパ
ッド26aと、袋用紙Pの搬送方向前側を挟持する捕捉
爪26bと、プレスパッド26aをデリバリーローラ2
6Aの周方向位置において捕捉爪26bに対して位置設
定可能とする同期設定手段26Fとを具備するものとさ
れ、捕捉爪26bが、前述した捕捉爪21Cと同様にデ
リバリーローラ26Aの外周との間で袋用紙Pの搬送方
向前側を挟持するものとされる。プレスローラ26E
は、プレスパッド26cにより、口折部P4をプレスす
るものとされ、デリバリーローラ26Aの回転との同期
を図る同期設定手段26Gによりデリバリーローラ26
Aと接続される。
【0019】同期設定手段26Fは、図5,図6に示す
ように、デリバリーローラ21Aの回転軸線と平行に配
されてプレスパッド26aが固定される同期設定棹26
Faと、該同期設定棹26Faをデリバリーローラ26
aの周方向に位置設定可能とする長穴26Fbと、同期
設定棹26Faに接続されデリバリーローラ26Aと同
軸状に配される同期設定ギア21Fcとを有するものと
され、同期設定ギア26Fbが、駆動ギア26Aaと同
期設定可能とされて、同期設定手段21Gの同期設定ギ
ア21Faおよび同期設定手段26Gに接続され、該同
期設定手段26Gには、上側回転軸26Cにそれぞれ同
軸状態に配され同期状態として上側回転軸に26C回転
駆動力を伝達するための同期設定ギア26Gaと、該同
期設定ギア26Gaどうしおよび同期設定ギア26Ga
と同期設定ギア21Gbとを中継する中継ギア26Gb
とが配される。この同期設定手段26F,26Gによ
り、同期設定手段21Gにおいて設定される貼付ドラム
21に対する回転軸21Caと回転軸21Faとの位相
位置に対して、プレスパッド26aおよびプレスパッド
26cの袋用紙Pの搬送方向におけるプレス位置を設定
可能なものとされる。
【0020】筋付装置3は、図1または図7に示すよう
に、袋用紙Pを挟み込んで折込部P1を形成するための
折込線L1,折返線L2,折畳線L3等の筋Lを略平行
に刻設するための凸条31aを持つ筋付凸ローラ31と
該筋付凸ローラ31に対応した筋付溝32aの形成され
た筋付凹ローラ32と、これら筋付ローラ31,32を
所定位置に設定する図示しない位置設定手段とを複数有
するものとされる。筋付凸ローラ31と筋付凹ローラ3
2とが、図43に示す2組の折込線L1と折返線L2と
折畳線L3とに対応して例えば6組配されて、それぞれ
が位置設定手段により袋用紙Pの搬送方向に対する横方
向の間隔を調節可能に配される。
【0021】前記紙筒形成装置4,5は、図8ないし図
14に示すように、直列に接続されたローラコンベア4
1,51により折込線L1と折返線L2とから挟み込ん
で折り畳む第1折込工程部42と、折畳線L3に沿って
袋用紙Pを二つ折りに折り畳む第2折畳工程部52とが
形成される。
【0022】前記第1折込工程部42においてローラコ
ンベア41には、図1,図8ないし図10に示すよう
に、図示しない駆動手段に接続されて駆動される多数の
コンベアローラ43,…が平行に配され、かつ、搬送す
る袋用紙Pを上下から挟み込んで折り畳む第1折加工部
44と、袋用紙Pの左右の折込線L1の中心部を搬送方
向に長さを持った状態として上下から挟んで第1折加工
部44に対して搬送中の袋用紙Pの姿勢を設定する姿勢
設定搬送手段45とが配される。
【0023】姿勢設定搬送手段45は、図8および図9
に示すように、前記ローラコンベア41の搬送面Fに位
置する袋用紙Pを上下から挟持して搬送する一対の送り
ベルト46を有するものとされ、この送りベルト46
が、ローラコンベア41の両端41a,41bに位置す
る巻回ローラ47a,47bに巻回されてローラコンベ
ア41の搬送面Fに沿って延在する無端状の下送りベル
ト46aと、該下送りベルト46aの上側に対して圧着
可能とされる無端状の上送りベルト46bからなるもの
とされる。
【0024】下送りベルト46aは、図8および図9に
示すように、蛇行防止凸部が配される断面T字形状とさ
れて、ローラコンベア41の全長に亘って配され、か
つ、コンベアローラ43の左右方向中心に位置されて、
該下送りベルト46aの上面46cをローラコンベア4
1の搬送面Fに位置するための下送りベルト支持手段4
7が、コンベアローラ43の上側中心位置に配され、か
つ、巻回ローラ47a,47bは、ローラコンベア41
の両端41a,41bに位置するコンベアローラ43,
43と一体とされて前記蛇行防止凸部に対応した溝部が
配され、下送りベルト46aには、ローラコンベア41
の駆動に同期して駆動する駆動手段46dと、下送りベ
ルト46aの張力を調整する下送りベルト張力調節手段
46eとが配される。
【0025】下送りベルト張力調節手段46eは、後述
する張力調節手段48eと同等の構造を持つものとさ
れ、下送りベルト支持手段47は、図8および図9に示
すように、下送りベルト46aおよび下送りベルト46
aにかかる荷重を支持するものとされて、例えばコンベ
アローラ43の中央に位置するフレーム43b等に配さ
れるベアリング等とされる。
【0026】上送りベルト46bが、図8および図9に
示すように、蛇行防止凸部が配される断面T字形状とさ
れて、下送りベルト46aの上側に位置する上送りベル
ト支持部48により支持され、該上送りベルト支持部4
8には、上送りベルト46bが巻回され前記蛇行防止凸
部に対応した溝部が配される上送りベルトローラ48
a,48b,48cが配されて、かつ、上送りベルト4
6bを下送りベルト46aに対して押圧する押圧手段4
8dと、上送りベルト46bの張力を調整するための張
力調節手段48eとが配され、かつ、上送りベルト支持
部48を上下動可能とする上下方向駆動手段48fが接
続される。上下方向駆動手段48fが、例えばエアシリ
ンダとされて、図示しないフレームに固定される。
【0027】押圧手段48dは、図8ないし図9に示す
ように、一端に配された軸48gより上送りベルト支持
部48に対して回転可能に支持される圧着アーム48h
と、該圧着アーム48hを下送りベルト46a側に付勢
するためのバネ等の付勢部材48jとを有するものとさ
れ、圧着アーム48hの他端には上送りベルトローラ4
8bが配され、該上送りベルトローラ48bが、複数の
下送りベルト支持手段47に対応する位置として下送り
ベルト46aに対応する上送りベルト46bの全長に亘
って複数配される。
【0028】張力調節手段48eは、図8ないし図9に
示すように、上送りベルト支持部48に立設される支持
棒48kと、該支持棒48kに締結手段48mにより固
定解除可能および位置調節可能に支持される可動軸48
nとを具備するものとされ、該可動軸48nには、上送
りベルトローラ46cが配されて、該上送りベルトロー
ラ46cが、可動軸48nを締結手段48mにより支持
棒48kに対する位置設定可能とすることにより、無端
状の上送りベルト46bを外側に押圧して、該上送りベ
ルト46bの張力を調整するものとされる。
【0029】上送りベルト46bは、図8ないし図9に
示すように、その搬送方向長さが袋用紙Pの搬送方向長
さより長く設定され、その上流側では、搬送される袋用
紙Pを該上送りベルト46bとコンベアローラ43との
間に導入するように前記搬送面Fから上方に位置して配
され、第1折込工程部42においては、下送りベルト4
6aと同様にローラコンベア41の搬送方向長さと略等
しく設定される。上送りベルト46bの幅寸法が、図4
に示すように、例えば、下送りベルト46aの幅寸法と
同等か、それよりも小さく設定される。
【0030】第1折込工程部42の取っ手装置2側に
は、図8に示すように、糊付け装置49が配され、該糊
付け装置49が、袋用紙Pに糊を吹き付ける糊スプレー
と、該糊スプレーに糊を供給する糊供給部と、糊スプレ
ーから糊を吹き付けるために糊スプレーに加圧空気等を
供給する図示しない加圧手段と、袋用紙Pの位置を検出
する検出手段と、該検出手段の検出結果により糊スプレ
ーと糊供給部と加圧手段とを制御する制御部とを有する
ものとされ、図43に示すように、袋用紙Pの折込線L
1と略平行に二つ折り部P2の端部に糊付けを行うもの
とされる。
【0031】第1折加工部44は、図43に示す搬送さ
れる袋用紙Pの折込線L1の位置に沿って、ローラコン
ベア41の搬送方向左右に1組ずつ設けられ、図10に
示すように、折込線L1の上方内側位置に対応して袋用
紙Pを折り込む第1成形板44Aと、該第1成形板44
Aの外側に位置して袋用紙Pを跳ね上げる跳ね上げ部4
4Bと、該跳ね上げ部44Bに接続され第1成形板44
Aの上側に位置し折返線L2の上方外側位置に対応して
折込部P1を外側から折り込むひだ押し板44Cと、該
ひだ押し板44Cの上方かつ内側に位置して折返線L2
に対応して折込部P1を折り返すひだ押さえ部44Dと
を有するものとされる。第1成形板44Aは、ローラコ
ンベア41の搬送方向の略全長に亘って配され、かつそ
の上流側が、搬送面Fから上側に傾斜して該第1成形板
とコンベアローラ43との間に袋用紙Pを導入する構成
とされる。跳ね上げ部44Bは、その上流側が、第1成
形板44A上流端部よりも下流に位置されて、かつ、袋
用紙Pを下側から跳ね上げるためにコンベアローラ43
に略当接状態位置とされて、該上流側から下流に向けて
上方に傾斜し、前記搬送面Fよりも上側位置に配され
る。ひだ押し板44Cは、跳ね上げ部44Bに接続され
て、跳ね上げられた袋用紙Pを折り込むように、下流方
向に向けて内側に傾斜した端部形状とされる。ひだ押さ
え部44Dは、ひだ押し板44Cの内側から袋用紙Pの
位置設定を行う縦板部44Daと、ひだ折し板44Cの
上側から袋用紙Pを折り返す横板部44Dbとからな
り、横板部44Dbが、下流方向に向けてひだ折し板4
4Cに接近するよう傾斜を持つものとされる。
【0032】ローラコンベア41の下流側には、図1ま
たは図8に示すように、折り込みまたは折り返した袋用
紙Pを上下方向から挟んで押圧することにより成形する
ための一対のプレスローラ41A,41Bが複数組配さ
れて、かつ、該プレスローラ41A,41Bを所定位置
に設定する位置設定手段が配され、該プレスローラ41
Aの少なくとも1つが、折込線L1または折返線L2部
分を部分的に押圧するためにローラ面にテーパを持つテ
ーパローラとされる。
【0033】第2折畳工程部52は、図1,図11ない
し図13に示すように、第1折込工程部42と略同等の
構成とされるローラコンベア51に、折畳線L3に対応
して袋用紙Pを二つ折りに折り返しかつ貼り付けを行う
第2折加工部54と、袋用紙Pの左右の折込線L1の中
心部を搬送方向に長さを持った状態として上下から挟み
第2折加工部54に対して搬送中の袋用紙Pの姿勢を設
定する姿勢設定搬送手段55とが配される。姿勢設定搬
送手段55は、図11に示すように、前記ローラコンベ
ア51の搬送面Fに位置する袋用紙Pを上下から挟持し
て搬送する一対の送りベルト56を有するものとされ、
この送りベルト56が、ローラコンベア51の両端51
a,51bに位置する巻回ローラ57a,57bに巻回
されてローラコンベア51の搬送面Fに沿って延在する
無端状の下送りベルト56aと、該下送りベルト56a
の上側に対して圧着可能とされる無端状の上送りベルト
56bからなるものとされる。
【0034】下送りベルト56aが、図11に示すよう
に、下送りベルト支持手段57を有して、下送りベルト
46aと略同等の構成を持つものとされ、上送りベルト
56bが、上送りベルト46bと同様に断面T字形状と
されて、図11に示すように、下送りベルト56aの上
側に位置する上送りベルト支持部58により支持され、
該上送りベルト支持部58には、上送りベルト56bが
巻回される上送りベルトローラ58a,58b,58c
が配されて、かつ、上送りベルト56bを下送りベルト
56aに対して押圧する押圧手段58dと、上送りベル
ト56bの張力を調整するための張力調節手段58eと
が配され、かつ、上送りベルト支持部58を上下動可能
とする上下方向駆動手段58fが接続される。上下方向
駆動手段58fが、例えばエアシリンダとされて、フレ
ームに固定されるものとされる。
【0035】押圧手段58dは、図11に示すように、
上送りベルトローラ58bに接続された軸58gと圧着
アーム58hと付勢部材58jとを有するものとされ、
押圧手段48dとほぼ同等の構成とされ、上送りベルト
ローラ58bが、複数の下送りベルト支持手段57に対
応する位置として下送りベルト56aに対応する上送り
ベルト56bの全長に亘って複数配される。張力調節手
段58eは、張力調節手段48eと略同等の構成とさ
れ、上送りベルト56bは、その搬送方向長さが袋用紙
Pの搬送方向長さより長く設定され、かつ、第2折込工
程部52においては、下送りベルト56aの上流側に位
置されてローラコンベア51の搬送方向長さの半分程度
以上の長さに設定される。例えば下送りベルト56aの
幅寸法が、上送りベルト56bの幅寸法よりも大きく設
定される。
【0036】第2折加工部54は、図12ないし図14
に示すように、折畳線L3の上側位置に対応する第2成
形板54Aと、該折畳線L3に対応して二つ折りに折り
返す折畳部59と、図43に示す跳ね上げた二つ折り部
分P2を糊代部P3まで導くためのガイド部54Bとを
有するものとされ、第2成形板54Aと折畳部59と
が、搬送される袋用紙Pの折畳線L3の位置に沿って、
ローラコンベア51の左右に1組ずつ設けられる。折畳
部59は、前記第2成形板54Aの外側位置から下流側
に向かって第2成形板54Aの上方位置に折り返し状態
に配されて二つ折り部分P2および糊代部P3を折り返
すための無端状の折返ベルト59Aを有するものとされ
る。
【0037】折返ベルト59Aは、図12(a),図1
2(b)および図13に示すように、メビウスの帯状に
無端状とされて、第2成形板54Aの上流側端部位置に
おいて、折畳線L3の下方外側位置にかつ第2成形板5
4Aの上面に平行状態とされて、ローラコンベア51上
流端部側に搬送面Fの下方に接して位置される上流巻回
ローラ59aに巻回され、該第2成形板54Aの上流側
端部位置から下流方向に向かって、該折返ベルト59A
の外側が上方にねじれて折畳線L3の鉛直上側方向に向
けて立ち上がって垂直方向の回転軸59bを持つ起きあ
がりローラ部59cに巻回され、第2折加工部54の中
間部分からさらに下流方向に向かって、該折返ベルト5
9Aの立ち上がった上側が内側にねじれる倒れ込み状態
とされて、第2成形板54Aの下流側端部位置におい
て、該第2成形板54Aの上面に平行状態に略当接位置
とするよう下流巻回ローラ59dに巻回され、第2成形
板54Aの下流側端部の下流位置において、立ち上がり
部59eにより上方に立ち上げられ、第2成形板54A
の外側位置からローラコンベア51の下側に引き回され
て駆動ローラ59fおよび張力調節手段59gの配され
た張力調節ローラ59hに巻回され、駆動ローラ59f
により前記ローラコンベア51の駆動との同期設定可能
に駆動可能とされる。折返ベルト59Aの下方には、図
13に示すように、起きあがりローラ部59cを支持
し、かつ、折返ベルト59Aとコンベアローラ53との
摩擦を防止する支持部59Cが配される。
【0038】立ち上がり部59eが、図12ないし図1
3に示すように、折返ベルト59Aを第2成形板54A
の上面に平行状態に接触させる下流巻回ローラ59dか
ら上方に立ち上がった折返ベルト59Aを第2成形板5
4Aの外側位置からローラコンベア51の下側に引き回
す複数の引き回しローラ59j,59kとを有するもの
とされ、該引き回しローラ59jが、下流巻回ローラ5
9dから上方に立ち上がった折返ベルト59Aを搬送方
向外側に導くものとされ、引き回しローラ59kが、第
2成形板54Aの外側位置から折返しベルト54Aを下
方に導きローラコンベア51の下側に引き回すものとさ
れる。引き回しローラ59j,59kが、図示しない位
置調節手段により高さ調節可能に配されて、該引き回し
ローラ59j,59kの位置を位置調節手段により設定
することで、メビウスの帯状に無端状とされた折り返し
ベルト59Aの巻回状態を調節可能なものとされ、下流
巻回ローラ59dおよび引き回しローラ59j,59k
が、位置調節手段により搬送方向の位置設定を可能とし
て配され、この位置設定が、糊代部P3の折り畳みを二
つ折り部分P2の折り畳みよりも搬送中の上流で行われ
るよう設定される。
【0039】起きあがりローラ部59cは、図12およ
び図13に示すように、搬送方向に2つ並んだベルト起
こしローラ59n,59nと、該ベルト起こしローラ5
9nの外側位置に配される外側ローラ59pとを有する
ものとされ、折り返しベルト59Aが、2つ並んだベル
ト起こしローラ59n,59nの間から外側に向かって
引き出されて外側ローラ59pに巻回されるものとさ
れ、位置調節手段により搬送方向の位置設定を可能とし
て配され、この位置設定が、糊代部P3の折り畳みを二
つ折り部分P2の折り畳みよりも搬送中の上流で行われ
るよう設定される。張力調節手段59gは、前述の張力
調節手段48eと同等の構造を持つものとされ、張力調
節ローラ59hの位置設定により、折り返しベルト59
Aの張力を調節するものとされる。
【0040】駆動ローラ59fは、図14に示すよう
に、可変速Vプーリ59qに接続され、該可変速Vプー
リ59qが、無端状のVベルト59sを介して同期設定
プーリ59rに接続され、該同期設定プーリ59rが、
ローラコンベア51の駆動手段に接続され、これら可変
速Vプーリ59qと同期設定プーリ59rとが、図14
(a)に示す可変速Vプーリ59q回転数の高い状態
と、図14(b)に示す可変速Vプーリ59q回転数の
低い状態との間を変化させることにより、駆動ローラ5
9fがローラコンベア51の駆動手段に対して無段階に
加変速とされて同期設定可能とされる。
【0041】ローラコンベア51の下流側には、図11
に示すように、折り畳んだ紙筒Tを上下方向から挟んで
押圧することにより成形するための複数のプレスローラ
51A,51Bと、該プレスローラ51A,51Bを所
定位置に設定する図示しない位置設定手段とが配され、
該プレスローラ51Aの少なくとも1つが、折畳線L3
部分を部分的に押圧するためにローラ面にテーパを持つ
テーパローラとされる。
【0042】袋底形成装置6が、図1,図16ないし図
39に示すように、例えば形成された紙筒Tを間隔をあ
けて連続的に供給する供給装置60Aと、該供給装置6
0Aの終端側に配される口折筋付装置610と紙袋Bの
角底部分となる袋底寄りに底折返線L4と底折込線L5
との折目を付ける底折筋付け装置620と、回転により
前記紙筒Tを回転移送する底折ドラム640と、該底折
ドラム640の外周に近接して配されて該紙筒Tの袋底
側を吸着して袋底を開く底開き装置630と、底折ドラ
ム640の外周に近接して配されて前記底折筋付け装置
620によって形成された底折返線L4から前記表側折
込フラップT2を紙筒Tの裏返しに折り返して表裏各折
込フラップT1,T2を底折ドラム640に沿わせて平
面的に展開させるフラップ折返装置650と、前記表裏
各折込フラップT1,T2に糊付けする糊付装置660
と、前記表裏各折込フラップT1,T2を起立させるフ
ラップ立ち上げ装置670と、その表裏各折込フラップ
T1,T2を折り込んで貼着する袋底折込装置680と
を具備するものとされる。
【0043】前記供給装置60Aは、例えば駆動スプロ
ケットと従動スプロケットとの間に架け渡して設けられ
た左右一対の無端状コンベアチェーンから成り、そのコ
ンベアチェ−ンに取付けた送り爪によって袋底側を搬送
方向に向けて紙筒Tを次工程の筋付け底折り及び貼着工
程に搬送するものとされる。この紙筒供給装置60Aと
口折筋付け装置610との間には、例えば上下一対のプ
レスロ−ラおよび送り板が配され、このプレスロ−ラを
駆動装置によって相互に逆方向に回転させて、紙筒Tを
狭み込むことによって、紙筒Tの両側を押圧させて送り
板の上を次工程の口折筋付け装置610側へと移送する
ものとされる。
【0044】前記口折筋付け装置610は、図16に示
すように、例えば一枚の平板状の筋付けブレ−ド611
を有する上部回転軸612と、その筋付けブレ−ド61
1の受けローラ613を備えた下部回転軸614とから
なり、前記筋付けブレ−ド611は、上部回転軸612
に固定する一対の取付板にネジによって螺着されるとと
もに、下部回転軸614の一側には、駆動源からの回転
を分岐伝達する駆動ギアと噛合する伝達ギアが固着され
ており、これら各ギアを介して下部回転軸614を回転
駆動し、その回転を前記下部回転軸614と上部回転軸
612との他側に固着された複数の中継ギアを介して上
部回転軸612へと伝達させることによって、上部回転
軸612を下部回転軸614と逆方向に回転させて紙筒
供給装置60Aから送られる紙筒Tの袋底寄りに前記筋
付けブレ−ド611を押接させて口折りの際の折目を刻
設するものとされ、口折りを行わない場合、筋付けブレ
ード611を取り外し可能なものとされる。この折筋付
け装置610と底折筋付け装置620との間には、例え
ば上下一対のピンチロ−ラ615,616および送り板
601が配され、このピンチロ−ラ615,616を駆
動手段によって相互に逆方向に回転させて、紙筒Tを狭
み込むことによって、紙筒Tの両側を押圧させて送り板
601の上を次工程の底折筋付け装置620側へと移送
するものとされる。
【0045】底折筋付け装置620は、前記口折筋付け
装置610とほぼ同様な構成とされ、この底折筋付け装
置620においては、図16に示すように、例えば2枚
の平板状の筋付ブレ−ド621A,621Bを有する上
部回転軸622と、その筋付けブレ−ド621A,62
1Bの受けロ−ラ623を備えた下部回転軸624とを
具備するものとされる。そして、底折筋付け装置620
は、前述した口折筋付装置610と同様に上部回転軸6
22と下部回転軸624とに固着された駆動ギア,中継
ギアにより下部回転軸624を回転駆動し、その回転を
上部回転軸622に伝達することによって駆動される構
成とされ、この下部回転軸624および上部回転軸62
2の回転により、紙筒Tの搬送方向の前方側となる袋底
寄りに前記各筋付ブレ−ド621A,621Bを押接さ
せて底折りの際の底折返線L4と底折込線L5の2本の
平行な筋目を刻設するものとされる。この場合、各筋付
ブレ−ド621A,621Bの位置により、底折返線L
4と底折込線L5との位置を設定するものとされ、紙筒
Tの前端側から底折返線L4までの間隔が、表裏各折込
フラップT1,T2の長さとなることから、表裏各折込
フラップT1,T2が、これら表裏折込フラップT1,
T2を折り込む際に相互にラップするよう、底折返線L
4と底折込線L5との間隔が、紙筒Tの開口巾の半分よ
り長くなるように各筋付ブレ−ド621A,621Bの
位置が設定される。このように、各種の袋口のサイズに
対応するため、前記底折筋付け装置620の筋付けブレ
ード621A,621Bは、取付板の外周を切り欠いて
形成する凹部625に止着されるが、その一方の筋付ブ
レ−ド621Aは固定的に止着され、他方の筋寸ブレー
ド621Bは、前記凹部625内において、取付位置が
移動可能に取り付けられている。そして、このようにし
て、底折返線L4と底折込線L5の入った紙筒Tを、各
回転軸622,624の回転によって底開き装置630
側へと移送するものとされ、底開き装置630側には、
ピンチロ−ラ615,616および送り板601が配さ
れる。
【0046】底開き装置630は、図16ないし図17
に示すように、例えば上部回転軸631に固定された回
転円弧板632と、この回転円弧板632の両外側に位
置して上部回転軸631に固定された抑え板633と、
前記回転円弧板632の外周面に切欠形成する開口部6
34に臨ませて回転円弧板632に取付固定された吸着
パット635と、前記回転円弧板632の上部回転軸6
31と上下に対を成す下部回転軸636と、前記抑え板
633にそれぞれ配されて後述する底折ドラム640に
配される開閉爪643に対応する開閉爪637とを具備
し、該開閉爪637が、後述の後押さえ爪644および
後起こし爪645と略同等の構成により動作するものと
され、前記吸着パット635に連通接続するバキュ−ム
ポンプ等の負圧発生装置により、紙筒Tの表側折込フラ
ップT2を吸着し、回転円弧板632に取付けた吸着パ
ット635の回転軌跡に沿って紙筒Tの表側折込フラッ
プT2を止着するものとされる。そして、これとほぼ同
時に底開き装置630と近接して配置する前記底折ドラ
ム640に設けた捕捉爪641により、袋底の開いた紙
筒Tの裏側折込フラップT1の先端を捕捉し、かつ、図
17に示すように、それぞれの開閉爪637,643に
より紙筒Tの底折込線L5の後側位置を両脇の折込部T
3から捕捉し、上部回転軸631と底折ドラム640と
を相互に逆方向に回転させて紙筒Tの袋底を開くものと
される。
【0047】前記フラップ折返装置650は、図16な
いし図20に示すように、例えば前記底折ドラム640
の上側に配される左右一対の案内板651と、左右の案
内板651の間に配される左右一対の線状部材652と
を有するものとされる。該案内板651は、前記底開き
装置630によって開口した紙筒Tの両側部分に位置し
て前記底折ドラム640の上部に横設される取付棒65
3に取付アーム654を介してほぼ水平に固定され、線
状部材652は、左右の案内板651の間に前記紙筒T
の中央部分を底折ドラム640の外周面に押し付ける位
置として前記取付棒653に取付ア−ム654を介して
固定されている。この左右の案内板651は、例えば平
板部651aを有するものとされ、この平板部651a
の一端側(底開き装置630側)には、内縁側に向って
次第に高くなる傾斜部651bが形成され、平板部65
1aの他端側は、前記底折ドラム640の外周面に接す
るように取付ア−ム654に固定されている。線状部材
652は、底折ドラム640の外周面に当接状態とされ
る当接部652aと、該当接部652aの底開き装置6
30側から上方に向かって垂設する立上部652bとを
有するものとされる。そして、各案内板651は、底折
ドラム640によって回転搬送される紙筒Tを、各案内
板651と底折ドラム640との間に誘い込み、前記底
開き装置630によって吸引された表側折込フラップT
2を、各案内板651の傾斜部651bから平板部65
1aに押しつけ、かつ線状部材652に押し付けること
により、底折ドラム640の回転によって表側折込フラ
ップT2を前記底折返線L4から裏返しとして折返す、
すなわち、裏側フラップT1を残して表側折込フラップ
T2のみを裏返しに折り返すことで、表裏各折込フラッ
プT1,T2を底折ドラム640の外周に沿わせて平面
的に展開し、案内板651と底折ドラム640との僅か
な隙間を通して紙筒Tの浮き上りを抑えて安定的に搬送
するものとされる。
【0048】前記取付棒653は、図17,図19ない
し図20に示すように、取付位置設定手段655を介し
て底折ドラム640の外周面に沿って取り付け位置を設
定可能として製袋機Mの本体フレームM1等に取り付け
られ、かつ、取付棒653の一端に配される回転軸65
6を有する開放位置設定手段657により上方に回転可
能に取り付けられ、かつ、バネ等の付勢部材658によ
り上方側に付勢される。取付アーム654は、取付棒6
53に固定位置および固定方向調節可能に取り付けられ
る。取付位置設定手段655は、図19ないし図20に
示すように、底折ドラム640の外周面に沿った取付位
置設定面655Aと、該取付位置設定面655Aに沿っ
て移動可能な取付移動部655Bと、該取付移動部65
5Bの固定および解除を行うネジ等の固定部655C
と、開放位置設定手段657を支持する支持部655D
とを有するものとされ、紙筒Tの材質および形状等によ
り取付移動部655Bを図20に矢印Aで示すように取
付位置設定面655Aに沿って移動させることにより取
付棒653の取付位置を設定し、固定部65Cにより固
定するものとされる。取付位置設定面655Aが、底折
ドラム640の回転中心から等距離に位置する形状とさ
れ、取付棒653の移動軌跡、すなわち、案内板651
および線状部材652の移動軌跡が、紙筒Tの形状によ
り個別調整の必要なしに一体として対応可能なものとさ
れる。開放位置設定手段657は、図19(a),
(b),図20に示すように、回転軸656による取付
棒653の回転位置を設定するものとされ、回転軸65
6の周囲に配される設定面657Aと、該設定面657
Aに配される例えば3箇所とされる複数の設定穴657
Bと、取付棒653の一端に配されて設定穴657Bに
係合することにより取付棒653の回転位置を規制する
係合部材657Cと、該係合部材657Cに接続され取
付棒653の他端に位置して係合部材657Cの位置設
定を行うハンドル657Dと、例えば取付棒653の内
部に位置して係合部材657Cとハンドル657Dとを
接続する接続部材657Eと、係合部材657Cを設定
穴657B側に付勢するバネ等の付勢部材657Fとを
有するものとされ、ハンドル657Dの操作により付勢
部材657Fの付勢力に抗して係合部材657Cを設定
穴657Bから抜き取付棒653を回転軸656により
回転し、係合部材657Cを他の設定穴657Bに係合
することにより、図19(a)に破線で示すように、取
付棒653の回転位置を設定穴657Bの箇所に対応し
た位置に設定するものとされる。前記フラップ折返装置
650の前方位置には、図18に示すように、プレスロ
ーラ659が底折ドラム640の外周面に接して配され
る。
【0049】糊付装置660は、図16に示すように、
底折ドラム640の外周にかつプレスローラ659の前
方に配され、図21ないし図24に示すように、例えば
澱粉糊または化学糊系接着剤等を収容するタンク661
と、外周面に合成ゴムなどからなる糊付けパッド665
を有する糊付けローラ662と、前記タンク661の開
口部663に臨ませてタンク661と糊付けロ−ラ66
2との間に設けた中継ローラ664と、タンク661お
よび中継ローラ664の下側に配される受け皿とを具備
するものとされ、タンク661内の接着剤を中継ロ−ラ
664を介して糊付け口−ラ662の糊付パッド665
に付着させ、糊付けローラ662の回転により表裏各折
込フラップT1,T2に糊付けするものとされる。糊付
けローラ662は、糊付けパッド665によって表裏各
折込フラップT1,T2に糊付けする際の糊付け位置を
設定するためのパッド設定シート666と、該パッド設
定シート666を糊付けローラ662に取り付けるため
の取付部667,668とを有するものとされる。パッ
ド設定シート666は、図23(a)に示すように、透
過性を有するものとされて全面に位置設定用の例えば方
眼666Aを有するものとされ、図23(b)に示すよ
うに、紙筒Tの寸法に従って糊付けパッド665の位置
設定を行うために、表裏各折込フラップT1,T2を開
いた紙筒Tに直接押し当てて、該紙筒Tの糊付け位置と
なるパッド設定シート666の表面に例えば両面粘着テ
ープ等により糊付けパッド665を貼り付けて、図23
(c)に示すように、糊付けローラ662に巻回して該
糊付けローラ662の取付部667,668に対して取
付穴666a,666bにより取り付けるものとされ
る。取付部667は、図24に示すように、糊付けロー
ラ662に設けられた溝部662a内部にバネ等の付勢
部材667aにより取り付けたパッド設定シート666
を引張する方向に付勢される取付ピン667bを有する
ものとされる。なお、糊付けロ−ラ662はエアシリン
ダ669を介して取り付けられており、紙筒Tが紙詰ま
りなどによって底折ドラム640に無いときには、エア
シリンダ669を駆動して糊付けローラ662を上方に
移動させることにより、底折ドラム640への糊の付着
を防止するものとされる。また、図46に示すように、
糊付けローラ662に、糊付けパッド665を直接貼り
付ける構成とすることも可能である。
【0050】前記底折りドラム640は、図16ないし
図18,図21,図25ないし図30に示すように、例
えば回転軸640Aに固着された取付用筒に適宣間隔を
置いて固定された複数の分割ドラム640Bの集合体に
よって構成されており、例えばこの集合体が3組配され
るものとされる。これら各分割ドラム640Bには、底
折ドラム640の外周に配されて紙筒Tの裏側折込フラ
ップT1先端を挟持する捕捉爪641と、裏側折込フラ
ップT1の底折込線L4の前後位置を噛み込む前挟持爪
642,642Aと、底開き装置630の開閉爪637
に対応して紙筒Tを折込部T3から挟持する開閉爪64
3と、表側折込フラップT2の底折返線L4付近に位置
される後押さえ爪644と後起こし爪645と、裏側折
込フラップT1を吸着するための複数の吸着口646と
が配される。前記捕捉爪641は、図17,図18,図
21,図25,図26,図29に示すように、底折ドラ
ム640の軸線方向の中央部分に位置してその先端部分
641aが溝部から分割ドラム640Bの外周外側に延
設され、この捕捉爪641の先端部分641aと分割ド
ラム640Bとにより前記裏側折込フラップT1を挟持
するものとされる。一方、前挟持爪642,642A
は、分割ドラム640Bの端部に固定された固定爪64
2Aとこの固定爪642Aと対向して底折ドラム640
内部に設けられた可動爪642とから成り、その可動爪
642の開閉によって、裏側折込フラップT1の底折込
線L5の前後を挟持するものとされる。また、前記回転
軸640Aの取付用筒には、前記補捉爪641および前
挟持爪642の取付ブラケットが取付ボルトによって一
体的に取付固定され、この各取付ブラケットに回転可能
に軸支された軸に前記捕捉爪および前挟持爪が一体的に
固定されている。そして、捕捉爪641および前挟持爪
642の軸の一端部には、例えば取付ア−ムを介して回
転ローラが設けられるカム当接部が配され、このカム当
接部が、前記底折ドラム640の側部に位置して本体フ
レ−ムM1に固定されたカム面に沿って移動することに
より、捕捉爪641および前挟持爪642が開閉動作す
るものとされる。前記軸には、クランプが一体的に固定
されており、このクランプと対向状態として前記取付ブ
ラケットにL字状の固定金具が止着され、この固定金具
とクランプとの間に、前記カム当接部をカム面に押し付
けるように付勢するバネを外装したロッドが設けられて
いる。そして、カム面に形成する突状部に捕捉爪641
および前挟持爪642の各カム当接部が乗上げる際に、
回転ローラ、クランプ、および軸を介して捕捉爪641
および前挟持爪642が開閉動作するものとされる。
【0051】また、前記底折ドラム640の両側には、
図17,図18,図21に示すように、例えば前記表側
折込フラップT2の底折込線L5の前側位置を表側折込
フラップT2の上側から押さえ込む後押さえ爪644
と、表側折込フラップT2の底折込線L5の後側位置で
表側折込フラップT2と紙筒Tの表面紙との間に位置す
る後起こし爪645が組み付けられている。後押さえ爪
644と後起こし爪645とは、図25ないし図27に
示すように、分割ドラム640Bの幅方向に一対ずつ配
され、該後押さえ爪644と後起こし爪645とにそれ
ぞれ一体とされた取付ブラケット644A,645Aに
取付られて、該取付ブラケット644A,645Aに
は、前記取付用筒に固定して底折ドラム640と一体と
して回転する支持用ブラケット647にそれぞれスライ
ド自在に案内されかつ取付ブラケット644A,645
Aを回転可能に支持する可動軸644B,645Bと、
後押さえ爪644を底折ドラム640側へと回転させる
ための押し上げレバー644C、または、後起こし爪6
45を底折ドラム640側へと回転させるための押下レ
バ−645Cとが配される。各可動軸644B,645
Bは、その外側先端がカム当接部644D,645Dと
され、このカム当接部644D,645Dが、前記底折
ドラム640の側部に位置して本体フレ−ムM1に固定
された各カム面に沿って移動することにより、後押さえ
爪644と後起こし爪645とが底折ドラム640の回
転軸線方向の往復動作を行うものとされる。なお、押し
上げレバー644Cまたは押し下げレバー645Cの先
端には突出したカム当接部644E,645Eが配さ
れ、このカム当接部644E,645Eおよびカム当接
部644D,645Dの先端に、回転ローラ等を配し各
カム面との摩擦を低減することも可能である。さらに、
図28に示すように、それぞれの可動軸644B,64
5Bに対応して前記本体フレームM1には各可動軸64
4B,645Bのカム当接部644D,645Dと接す
る第1の左右カム645Gおよび第2の左右カム644
Gが、前記底折ドラム640の両側外側に位置して本体
フレームM1に固定され、この第1および第2の左右カ
ム644G,645Gの底折ドラム640の軸線からの
半径方向外側および内側には、それぞれ前記押し上げレ
バー644Cまたは押下げレバー645Cの先端のカム
当接部644E,645Eと接する第2の上下カム64
4Hおよび第1の上下カム645Hが、例えば第1およ
び第2の左右カム644G,645Gと一体として固定
されている。また、これら第1および第2の左右カム6
44G,645Gの間には、捕捉爪641等を動作する
ための第3のカムが固定されている。そして、前記可動
軸644B,645Bは、図27(a),(b)に示す
ように、支持用ブラケット647に形成する凹部647
a内に配置されたバネ644F,645Fによって第1
および第2の左右カム644G,645Gに押し付けら
れ、かつ、各取付ブラケット644A,645Aと前記
支持用ブラケット647の間に架け渡したバネによって
前記押上げレバー644C押下げレバー645Cおよび
を第1および第2の上下カム644H,645Hに押し
付けるように構成されている。
【0052】フラップ立ち上げ装置670としては、図
16,図29ないし図31に示すように、例えば底折ド
ラム640の前方側に2枚の平板状の押込ブレ−ド67
1,671を備えた回転軸672が横設され、該回転軸
672が、底折ドラム640の駆動と同期状態に接続さ
れる駆動ギア672Aに駆動され、この回転軸672の
回転によって、前記底折ドラム640で搬送される紙筒
Tの表裏各折込フラップT1,T2の底折込線L5に沿
って前記押込ブレード671を押接させて、その底折込
線L5付近を開状態に保持した前挟持爪642,642
Aの間および後押さえ爪644と後起こし爪645との
間に誘い込むものとされる。そして、裏側折込フラップ
T1を掴んでいた捕捉爪641を開いた後、前挟持爪6
42を閉じて裏側折込フラップT1の底折込線L5の前
後を噛み込むことによって裏側折込フラップT1を起こ
し、かつ、後押さえ爪644で押さえた状態の表側折込
フラップT2を後起こし爪645が上方に移動すること
により起こして、前記表裏各折込フラップT1,T2を
立ち上げて袋底折込装置680により折り込み可能な状
態とするものとされる。
【0053】袋底折込装置680は、図16,図31な
いし図38に示すように、この各押込ブレード671等
で起こした表裏各折込フラップT1,T2を内側に折り
込むものとされ、底折ドラム640前方のスプロケット
681に架け渡した左右一対のチェ−ン682に固定す
る底折棒683と前記底折ドラム640の周面と僅かな
隙間を隔てて設けた底折板684とからなり、前記底折
棒683によって前記表側折込フラップT2を、底折板
684によって前記裏側折込フラップT1をそれぞれ内
側に折り込むものとされる。底折棒683は、スプロケ
ット681の回転軸681Aに接続された同期調節手段
685を介して押し込みブレード671の回転軸672
に接続され、該回転軸672から回転駆動力を伝達され
て回転駆動されるものとされる。同期調節手段685に
は、図31ないし図33に示すように、底折棒683の
移動速度を表側折込フラップT2に当たる際に大きくす
るための一対の楕円ギア685A,685Bと、押し込
みブレード671の回転軸672からの回転駆動力をス
プロケット681の回転軸681Aに伝達し、かつ、底
折ドラム640の回転と同期状態とされた押し込みブレ
ード671の回転軸672の回転と、スプロケット68
1の回転軸681Aの回転との同期状態を調整するため
の遊星ギア部686とが配される。前記楕円ギア685
A,685Bはその外周が略楕円形とされ、回転中心が
偏心位置に配されたものとされる。遊星ギア部686
は、その太陽ギア686Aが駆動系に対して固定状態と
され、該太陽ギア686Aの周囲に例えば4個とされる
複数の遊星ギア686Bが噛み合わされて、該遊星ギア
686Bが太陽ギア686Aに対して自転および公転可
能として遊星ギアケース686Cに支持され、該遊星ギ
アケース686Cが、押し込みブレード671の回転軸
672と接続される楕円ギア685Bと一体とされて回
転駆動されるものとされ、該遊星ギア686Bがその外
側に位置する内歯歯車686Dと噛み合わせ状態とさ
れ、該内歯歯車686Dが、その外側でスプロケット6
81の回転軸681Aと一体とされる駆動ギア686E
に接続されて、前記太陽ギア686Aが、該太陽ギア6
86Aに対して同軸状態とされるウォームホイール68
6Fと一体とされ、該ウォームホイール686Fにウォ
ームギア686Gが噛み合い太陽ギア686Aの回転を
規制している。同期調節手段685は、押し込みブレー
ド671の回転軸672からの回転駆動力が、楕円ギア
685A,685B,遊星ギアケース686C,遊星ギ
ア686B,内歯歯車686D,駆動ギア686Eを介
してスプロケット681の回転軸681Aに伝達され、
この際、前記ウォームギア686Gを回転させることに
より、ウォームホイール686Fを介して太陽ギア68
6Aが回転し、該太陽ギア686Aの回転によって遊星
ギア686Bおよび遊星ギアケース686Cと内場歯車
686Dの回転状態が変化して、袋底形成装置6の回転
作動中においても、押し込みブレード671の回転軸6
72の回転とスプロケット681の回転軸681Aの回
転との同期状態、すなわち、底折ドラム640の回転と
底折棒683の回転との同期状態を調整することができ
るものとされる。
【0054】底折板684は、図34ないし図38に示
すように、底折ドラム640の外周に近接して設けられ
て紙筒Tの寸法等により位置設定を可能とする位置設定
部687により支持されている。位置設定部687は、
底折ドラム640の下方位置に略左右対称な形状として
配され、例えば本体フレームM1の左右に配される長穴
687Aに該長穴687A内部を移動可能に横設される
支持棒687Bと、該支持棒687Bに螺合される位置
調節ネジ687Cと、該位置調節ネジ687Cに接続さ
れて回転量を設定する回転量設定手段としてのウォーム
ホイール687Dと該ウォームホイール687Dに接続
されるウォームギア687Eと、支持棒687Bを長穴
687Aに対して固定する固定手段687Gとを有する
ものとされ、左右のウォームホイール687Dが接続棒
687Fにより接続状態とされ、支持棒687Bが、支
持部684aを介して底折板684を支持している。位
置設定部687は、固定手段687Gを解除状態とし
て、ウォームギア687Eを回転することにより、ウォ
ームホイール687Dを介して位置調整ネジ687Cが
回転し、この回転により長穴687Aの内部を支持棒6
87Bが、図37に矢印Sで示す方向に移動することに
より、底折板684の底折ドラム640に対する位置設
定を可能なものとされる。底折棒683と底折板684
は、図34ないし図38に示すように、底折ドラム64
0の回転によって搬送される紙筒Tを、まず、前記チェ
ーン682の回転により、底折ドラム640の回転より
も大きな速度で回転する底折棒683によって、表側折
込フラップT2を叩いて内側に折り込んだ後、底折ドラ
ム640の回転により、起立状態の裏側折込フラップT
1を底折板684と底折ドラム640との隙間を通すこ
とによって内側に折り込んで前記表側折込フラップT2
に折り重ねるように内側に折り込むものとされる。
【0055】表裏各折込フラップT1,T2を折り込ん
だ紙筒Tは、搬送路によりカウント装置7まで搬送さ
れ、該搬送路は、回転搬送ドラム690を有するものと
され、該回転搬送ドラム690は、図16,図39に示
すように、前記底折ドラム640の下部に設けられ、該
回転搬送ドラム690および複数の案内ロ−ラ691に
架け渡した2本の無端状ベルト692,693を具備す
るものとされ、底折棒683および底折板684で内側
に折り畳んだ表裏各折込フラップT1,T2を、前記底
折ドラム640の下部に設けた回転搬送ドラム690と
複数の案内ロ−ラ691に架け渡した2本の無端状ベル
ト692,693によって移送するとともに、前工程で
糊付けされた表裏各折込フラップT1,T2を貼着する
ものとされる。なお、前記一方の無端状ベルト692の
一部が前記底折ドラム640の外周面に押接されてい
る。無端状ベルト692,693は、該無端状ベルト6
92と底折ドラム640との間に、表裏各折込フラップ
T1,T2を折り重ねた状態の紙筒Tを挟み付けて、表
裏各折込フラップT1,T2を糊着するものとされ、さ
らに、表裏各折込フラップT1,T2が折込まれた紙筒
Tを、底折ドラム640と無端状ベルト692,693
とによって、回転搬送ドラム690に搬送するものとさ
れ、該回転搬送ドラム690とこの回転搬送ドラム69
0に架け渡した他方の無端状ベルト693が、この紙筒
Tを次工程のカウント装置7の供給位置へと搬送するも
のとされる。無端状ベルト693には、図39に示すよ
うに、そのカウント装置7側に途中排袋手段694が配
され、該途中排袋手段694は、無端状ベルト693が
巻回されて可動とされる可動ローラ694Aと該可動ロ
ーラ694Aの移動に従って該可動ローラ694Aの移
動方向に向かって紙筒Tを排出する排出板694Bと、
該排出板694Bを移動方向に駆動するエアシリンダ等
の駆動手段694Cとを具備するものとされる。可動ロ
ーラ694Aは軸694Dにより回転可能とされる可動
腕694Eに支持されて、該可動腕684Eの駆動と排
出板684Bの駆動とが同期状態とされて、無端状ベル
ト692,693により搬送されてきた紙筒Tのうち不
良品または検査品を途中排袋可能なものとされる。
【0056】カウント装置7は、図1に示すように、袋
底折込装置680によって表裏各折込フラップT1,T
2が折込まれた紙筒Tを搬送するドラム71と、折り込
まれた表裏各折込フラップT1,T2をプレスして紙袋
Bの角底部B1を成形するプレスローラ72と、成形し
た紙袋Bのカウントを行うカウント部と、該紙袋Bを並
べる製品台73とを具備するものとされる。
【0057】以下、このように構成される製袋機Mにお
ける紙袋の製造について説明する。
【0058】まず、予め所定寸法に裁断された袋用紙P
を給紙装置1により間隔をあけて連続的に供給して取っ
手装置2に送り込み、ピンチロ−ラ20A,20Bを駆
動手段によって相互に逆方向に回転させて袋用紙Pを狭
み込み、袋用紙Pの両側を押圧させて送り板20Cの上
をカッタ部22へと送り込み、カッタ部22において、
駆動源からの回転を駆動ギアと噛合する伝達ギアにより
伝達して下部回転軸22Dを回転駆動し、その回転を前
記下部回転軸22Dと上部回転軸22Bとの他側に固着
された複数の中継ギアを介して上部回転軸22Bへと伝
達させて、上部回転軸22Bを下部回転軸22Dと逆方
向に回転させて、袋用紙Pの搬送方向後側の口折部P4
に、前記カッタ22Aと刃受け部22Cを当接させて、
図40(a)に(ロ)で示すように、口折りの際の取っ
手Hの取っ手部分H2を口折部P4の外側に位置する略
J字状および略逆J字状の切込みJを刻設し、上部回転
軸22Bのカッタにより、紙筒Tを形成した際に表側と
なる口折部P4の端部とカット部Kとして切断する。次
いで、ピンチロ−ラ20A,20Bおよびアドバンスロ
ーラ29Aによって、切込みJの刻設された袋用紙Pを
貼付ドラム21へと移送し、貼付ドラム21において
は、捕捉爪21Cが軸21Caにより回転移動して、図
3(a)に示すように、該捕捉爪21Cの先端部分と貼
付ドラム21の外周とにより袋用紙Pを挟持して貼付ド
ラム21Aの外周に沿って回転移送する。この状態で、
第1糊付け部27によって袋用紙Pに糊付けを行い、該
糊付けされた貼付位置に、取っ手供給部24の取っ手形
成部24Aにより形成された取っ手Hを、取っ手搬送部
24Bの巻回ローラ24Cを駆動して無端状ベルト24
D上を移送することにより、取っ手Hを貼付ドラム21
の外周上に位置する袋用紙Pに供給して、図40(b)
に(ハ)で示すように取っ手Hを貼り付けた後、第2糊
付け部28により取っ手Hの貼付用紙H1に糊付けを行
う。
【0059】この際、糊付け部23においては、糊付け
パッド27B,28Bの位置設定により、図40(a)
に(イ)で示すように、第1糊付け部27によって、袋
用紙Pの口折線L6より袋底の形成される側に袋用紙P
の略全幅に亘って位置する袋用紙糊付位置Nに糊付けを
行い、図40(b)に(ホ)で示すように、第2糊付け
部28によって、袋用紙糊付位置Nに貼り付けられた取
っ手Hの貼付部H1表面に糊付けを行うよう設定され
る。または、糊付け部23が、糊付けパッド27B,2
8Bの位置設定により、図41(a)に(イ)で示すよ
うに、第1糊付け部27によって、取っ手Hの貼付部H
1の貼付位置N1および該貼付位置N1に対応する部分
を除く口折部P4の貼付位置N2とされる袋用紙糊付位
置N3に糊付けを行い、図41(b)に(ホ)で示すよ
うに、第2糊付け部28により、袋用紙Pに貼り付けら
れた取っ手Hの貼付部H1表面に糊付けを行うよう設定
することも可能である。または、糊付け部23が、糊付
けパッド27B,28Bの位置設定により、図42
(a)に(イ)で示すように、第1糊付け部27によっ
て、取っ手Hの貼付部H1の貼付位置に対応する部分と
される袋用紙糊付位置N4に糊付けを行い、図42
(b)に(ホ)で示すように、第2糊付け部28によ
り、袋用紙Pに貼り付けられた取っ手Hの貼付部H1表
面および口折線L6より袋底の形成される側に袋用紙P
の略全幅に亘って位置する口折部糊付位置N5に糊付け
を行うよう設定することも可能である。
【0060】第2糊付け部28による糊付けと略同時
に、図3(b)に示すように、第2糊付け部28の回転
軸28Fに配される口折手段25の押し込みブレード2
5Aが貼付ドラム21で搬送される袋用紙Pの口折線L
6に沿って押接するとともに、袋用紙Pの口折線L6付
近を開状態に保持した挟持爪21D,21Eの間に誘い
込み、口折部P4を立ち上げる。そして、図3(c)に
示すように、挟持爪21Eを閉じて袋用紙Pの口折線L
6の前後を噛み込むことによって口折部P4を起こし、
かつ、挟持爪21D,21Eで噛み込んで起こした状態
の袋用紙Pを、押し込みブレード25Aの回転移動に従
い顎板21Fが回転移動することにより先端部Fbによ
り口折部P4を貼付ローラ21の外周に押さえ込み、図
42(b)に(ニ)で示すように、口折部P4を口折線
L6から折り込む。
【0061】次いで、プレスローラ29Bにより口折部
P4の折り込まれた袋用紙Pを貼付ドラム21に押し付
けた後、袋用紙Pの搬送方向先端側は、貼付ドラム21
の捕捉爪21Cが解除されるとともに、デリバリーロー
ラ26Aの外周に配される捕捉爪26bに挟持されて該
デリバリーローラ26Aの外周に沿って回転移送される
とともに、該デリバリーローラ26Aのプレスパッド2
6aが口折部P4をプレスすることにより該口折部P4
が貼り合わされる。さらに、プレスローラ26Eは、プ
レスパッド26cにより、口折部P4のみをプレスする
ことより、例えば取っ手Hの取っ手部分H2はプレスせ
ずに、紙袋Bの袋口となる部分を形成し、次工程の筋付
装置3へと移送する。この際、同期設定手段21G,2
6F,26Gにより、袋用紙Pおよび紙筒Tの寸法に対
応して、口折りを行うことが可能である。
【0062】次いで、筋付装置3の筋付凸ローラ31と
筋付凹ローラ32とにより、図43(c)および図43
(d)に示すように、袋用紙Pに2組の折込線L1と折
返線L2と折畳線L3とを刻設する。
【0063】次に、紙筒形成装置4,5の第1折込工程
部42により、袋用紙Pを折込線L1と折返線L2とか
ら挟み込んで折り畳み、第2折畳工程部52により折畳
線L3に沿って袋用紙Pを二つ折りに折り畳み紙筒Tを
形成する。
【0064】ここで、ローラコンベア41により袋用紙
Pを搬送するとともに、第1折込工程部42の給紙装置
1側において、糊付け装置49により、検出手段によっ
て袋用紙Pの位置を検出し、該検出結果を入力された制
御部により、糊スプレーと糊供給部と加圧手段とを制御
して、図43(c)に(ヘ)で示すように、袋用紙Pの
折込線L1と略平行に二つ折り部P2の端部に糊を吹き
付ける。
【0065】さらに、ローラコンベア41により袋用紙
Pを搬送する際には、姿勢設定搬送手段45の下送りベ
ルト46aをローラコンベア41と同期して駆動し、上
送りベルト46bの張力を張力調節装置48eにより調
整し、かつ、上下方向駆動手段48fにより上送りベル
ト支持部48を駆動して、上送りベルト46bを下送り
ベルト46aと略接触状態として、かつ、押圧手段48
dにより上送りベルト46bを下送りベルト46aに押
圧状態として、下送りベルト支持手段47によって支持
された下送りベルト46aとの摩擦によって上送りベル
ト46bを駆動する。これらの上送りベルト46bと下
送りベルト46aとにより袋用紙Pを上下から挟持して
搬送するとともに、第1折加工部44に対して搬送中の
袋用紙Pの姿勢を設定する。この際、上送りベルト46
bは、その搬送方向長さが袋用紙Pの搬送方向長さより
長く設定され、かつ、下送りベルト46aの幅寸法が、
上送りベルト46bの幅寸法よりも大きく設定されてい
るため、袋用紙Pを介さずに上送りベルト46bと下送
りベルト46aとが接触状態とされる部分が存在し、送
りベルト46を駆動して袋用紙Pの搬送を行うことがで
きる。
【0066】ローラコンベア41と上送りベルト46b
と下送りベルト46aとにより袋用紙Pを搬送すること
により、第1折加工部44によって折込部P1を挟み込
んで、図43(c)に(ト)で示すように折込線L1か
ら折り込み、かつ図43(c)に(チ)で示すように折
返線L2から折り返して折り畳む。この際、袋用紙P
は、図15に示すように、矢印A方向に搬送されて、折
込線L1の上方内側位置に対応して袋用紙Pを折り込む
第1成形板44Aとコンベアローラ43との間に位置さ
れることにより、折込線L1から上側への折込部P1の
折り込み位置が設定され、第1成形板44Aの外側に位
置する跳ね上げ部44Bにより、図15に矢印Xで示す
ように、折込線L1から折込部P1が跳ね上げられ、跳
ね上げ部44Bに接続されたひだ押し板44Cにより、
図15に矢印Yで示すように、折込線L1から折込部P
1が第1成形板44Aの上側に折り返されるとともに、
第1成形板44Aとひだ押し板44Cとの間に位置され
ることにより、折返線L2から上側への折込部P1の折
り込み位置が設定され、図15に矢印Z1で示すよう
に、ひだ押し板44Cの上方および内側に位置するひだ
押さえ部44Dの縦板部44Daにより、折込部P1が
折返線L2から上側に折り返され、かつ、図15に矢印
Z2で示すように、横板部44Dbにより、折込部P1
が折返線L2から外側に折り返され、該横板部44Db
が下流方向に向けてひだ折り板44Cに接近するよう傾
斜を持つことにより、折込部P1が、図15に矢印Wで
示すように、横板部44Dbとひだ押し板44Cとの間
に位置されることにより、折込部P1の折返線L2から
上側への折返位置が設定されて袋用紙Pが折り返され
る。
【0067】第1折加工部44によって折り畳まれた袋
用紙Pは、ローラコンベア41の下流側に配されたプレ
スローラ41A,41Bにより、折り込みまたは折り返
した袋用紙Pの部分を上下方向から挟んで押圧するとと
もに、第2折畳工程部52へと送られる。この際、プレ
スローラ41Aの少なくとも1つが、ローラ面にテーパ
を持つテーパローラとされるため、折込線L1または折
返線L2部分を部分的に押圧することができる。
【0068】折込線L1と折返線L2とから折り畳まれ
た袋用紙Pは、第2折畳工程部52において、第1折込
工程部42と同様にローラコンベア51と上送りベルト
56bと下送りベルト56aとにより搬送されるととも
に、折返ベルト59Aによっても搬送され、図43
(d)に示すように、第2折加工部54により折畳線L
3に対応して二つ折り部P2を二つ折りに折り返すとと
もに糊代部P3の折り畳みおよびこれら二つ折り部分P
2と糊代部P3との貼り付けを行う。第2折加工部54
においては、袋用紙Pが搬送されるに従って、該袋用紙
Pを、折畳線L3の上方内側位置に対応して袋用紙Pを
折り込む第2成形板54Aとコンベアローラ53との間
に位置することにより、折畳線L3から上側への二つ折
り部分P2および糊代部P3の折り込み位置を設定し、
かつ、折返ベルト59Aが、折畳線L3の下方外側位置
にかつ第2成形板54Aの下面に平行状態とされて、第
2成形板54Aの上流側端部位置で巻回される上流巻回
ローラ59aから下流方向の起きあがりローラ部59c
に向かって、上方にねじれて折畳線L3の上側鉛直方向
に向けて立ち上がることにより、袋用紙Pの二つ折り部
分P2および糊代部P3を折畳線L3から立ち上げて、
かつ、折返ベルト59Aが、起きあがりローラ部59c
から下流方向の下流巻回ローラ59dに向かって、立ち
上がった状態から内側にねじれる倒れ込み状態とされて
第2成形板54Aの上面に平行状態に当接位置とするこ
とにより、第2成形板54Aの上面に二つ折り部分P2
および糊代部P3が折り返されて、該二つ折り部P2お
よび糊代部P3を第2成形板54Aと折返ベルト59A
との間に挟み込むことにより、袋用紙Pを二つ折りに折
り返すとともに糊代部P3の貼り付けを行う。
【0069】この際、駆動ローラ59fを、可変速Vプ
ーリ59qと同期設定プーリ59rとを、例えば図14
(b)に示す状態から図14(a)に示す状態に変化し
て設定することにより、ローラコンベア51および上送
りベルト56bと下送りベルト56aとの駆動速度に対
して、折返ベルト59Aの移動速度が、略早めに設定す
ることにより、二つ折り部P2の折り返し時の速度が、
例えば袋用紙Pの移動速度に対して遅れないよう設定さ
れる。
【0070】第2折加工部54により、二つ折りに折り
返されて貼り付られた袋用紙Pを、ローラコンベア51
の下流側において、例えばプレスローラ51A,51B
により上下方向から挟んで特に折畳線L3部分を部分的
に押圧することにより紙筒Tを成形する。
【0071】次に、紙筒Tを袋底形成装置6のコンベア
チェ−ンに取付けた送り爪によって上下一対のプレスロ
−ラに搬送し、このプレスローラによって紙筒Tの両側
を押圧させ、紙筒Tを扁平状に畳んだ状態で口折筋付け
装置610へと搬送する。プレスローラから搬送された
紙筒Tには、上部回転軸612の回転によって、上部回
転軸612に設けた筋付けブレ−ド611を紙筒Tの後
方袋口寄りに押接することにより口折りの際の折目を刻
設する。なお、その袋口寄りの折目は刻設しなくてもよ
く、この場合、筋付ブレード611を取り外しておけば
よい。そして、各回転軸612,614を回転させて紙
筒Tを次工程の底折筋付け装置620へと移送する。こ
こでは口折筋付け装置610と同様に、各回転軸62
2,624を回転駆動し、紙筒Tの搬送方向前方側とな
る袋底寄りに前記各筋付けブレード621A,621B
を押接させて底折りの際の底折返線L4と底折込線L5
の二本の平行な筋目を刻設する。
【0072】この後、底折返線L4と底折線L5の入っ
た紙筒Tを、各回転軸622,624の回転によって底
開き装置630へと移送し、吸着パット635により紙
筒Tの表面紙前端側を吸着し、かつ吸着口646により
紙筒Tの裏面紙側先端を吸着して、図17に示すよう
に、吸着パット635の回転軌跡に沿って紙筒Tの袋底
を開くとともに、これと同時に、底開き装置630の開
閉爪637および底折ドラム640の開閉爪643によ
り紙筒Tの折込部T3を挟持し、かつ底開き装置630
に近接して配置する底折ドラム640に設けた捕捉爪6
41により袋底の開いた紙筒Tの裏面紙側先端、すなわ
ち、裏側折込フラップT1を挟持する。一方、後押さえ
爪644と後起こし爪645とは、捕捉爪641で紙筒
Tを挟持するまで、後押さえ爪644と後起こし爪64
5との取付ブラケット644A,645Aに固着された
可動軸644B,645Bがバネ644F,645Fに
よって第1および第2の左右カム644G,645Gと
接触しない状態で前記底折ドラム640の両側外側に位
置し、その後、押さえ爪644と後起こし爪645と
は、後押さえ爪644と後起こし爪645との取付ブラ
ケット644A,645Aに設けた押上げレバー644
Cおよび押下げレバー645Cのカム当接部644E,
645Eが、第1および第2の上下カム644H,64
5Hに接触しない状態として、各取付ブラケット644
A,645Aと支持用ブラケット647との間のバネの
付勢力により、後押さえ爪644と後起こし爪645と
が底折ドラム640に接触して捕捉爪641で抑えられ
た紙筒Tの外側に位置する状態に保持されている。そし
て、捕捉爪641で紙筒Tを挟持するとほぼ同時に第1
の左右カム645Gの突状部分に接触することによって
可動軸645Bが内側に押されて、前記バネ645Fの
付勢力に抗して後起こし爪645が内側、すなわち、捕
捉爪641で抑えられた紙筒Tの上方に張り出す。一
方、可動軸645Bに固着された押下げレバー645C
はバネによって第1の上下カム645Hに接触しない状
態にあるが、後起こし爪645の捕捉爪641で抑えら
れた紙筒Tの上方への張り出しと前後して、第1の上下
カム645Hに押下げレバ−645Cが接触して可動軸
645Bが往復回転動作し、この可動軸645Bの回転
動作に伴って後起こし爪645が上方に向かって回転し
た後に下方に向かって回転し、前記紙筒Tの表面紙と接
触する。この時、図18に示すように、後起こし爪64
5は、表側折込フラップT2の底折込線L5の後方に位
置し、かつ、紙筒Tの表面紙の上側に位置する。このと
き、後押さえ爪644は、底折ドラム640に接触して
捕捉爪641で抑えられた紙筒Tの外側に位置する状態
に待機している。
【0073】この状態において、上部回転軸631と底
折ドラム640を相互に逆方向に回転させることによっ
て、紙筒Tの袋底を開く。このようにして袋底の開口し
た紙筒Tは、前記底折ドラム640の回転によってその
袋底部分がフラップ折返装置650を構成する各案内板
651と底折ドラム640との間に誘い込まれて、表側
折込フラップT2のみが紙筒Tの表面紙側に折り返さ
れ、後起こし爪645が紙筒Tの表面紙と表側折込フラ
ップT2の間に位置されるとともに、開閉爪637によ
る折込部T3の挟持が解除され、かつ、紙筒Tの表裏各
折込フラップT1,T2が底折ドラム640の外周に沿
って平面的に展開された状態として、底折ドラム640
の回転によって紙筒Tが搬送され、この搬送途中で表裏
各折込フラップT1,T2をプレスローラ659により
プレスすることにより整形する。この際、図43(g)
の紙袋Bの底部側線B3となる表側フラップT2の下側
位置に後押さえ爪644がないため、底部側線B3の形
成を確実に行うことができる。このプレスローラ659
で紙筒Tをプレスすると同時に、図21に示すように、
底折ドラム640に接触して捕捉爪641で抑えられた
紙筒Tの外側に位置する状態に待機している後押さえ爪
644は、第2の左右カム644Gの突状部分によって
可動軸644Bが内側に押されて、前記バネ644Fの
付勢力に抗して後押さえ爪644が内側、すなわち、捕
捉爪641で抑えられた紙筒Tの上方に張り出す。一
方、後押さえ爪644の可動軸644Bに固着された押
上げレバー644Cはバネによって第2の上下カム64
4Hに接触しない状態にあるが、後押さえ爪644が捕
捉爪641で抑えられた紙筒Tの上方に張り出すと同時
に、第2の上下カム644Hに押上げレバ−644Cが
接触して可動軸644Bが往復回転動作し、この可動軸
644Bの回転動作に伴って後押さえ爪644が上方に
向かって回転した後下方に向かって回転し、前記紙筒T
の表側折込フラップT2と接触する。
【0074】この後、底折ドラム640の回転によって
紙筒Tが搬送され、図21,図22に示すように、糊付
けロ−ラ662が回転することによって、図43に
(カ)で示す糊付け位置に、糊付けパッド665により
表裏各折込フラップT1,T2の糊付けが行われる。こ
の糊付工程終了後、フラップ立ち上げ装置670の各押
込ブレ−ド671の回転軸672が回転することによっ
て、紙筒Tの表裏各折込フラップT1,T2の底折込線
L5に沿って前記各押込ブレード671が喰い込み、図
29に示すように、裏側折込フラップT1の底折込線L
5部分を開状態に保持した前挟持爪642,642Aの
間に誘い込み、その後、図30に示すように、回転軸6
72により回転する押込ブレ−ド671によって、表側
折込フラップT2の底折込線L5部分を後起こし爪64
5と後押さえ爪644との間で後起こし爪645側に誘
い込む。そして、捕捉爪641は、その回転ローラがカ
ム面に形成する突状部分に沿って上方に移動し、それま
で掴んでいた裏側折込フラップT1から離れるととも
に、前挟持爪642の回転ローラがカム面の陥没部分に
落ち込むことで、前挟持爪がバネの付勢力によって閉
じ、これにより裏側折込フラップT1の底折込線L4の
前後を噛み込むとともに、開閉爪643が折込部T3か
ら離れて、一方、後起こし爪645の可動軸645Bに
固着された押下げレバー645Cが第2の上下カム64
5Hに接触して可動軸645Bが往復回転動作し、この
可動軸645Bの回転動作に伴って後起こし爪645が
上方に向かって回転することで、これにより表側折込フ
ラップT2における底折込線L5の前側を後押さえ爪6
44で押さえて、かつ底折込線L5の後側を後起こし爪
645で立ち上げる。これにより表裏各折込フラップT
1,T2を底折込線L5からそれぞれ内側に折り込む。
【0075】そして、表裏各折込フラップT1,T2が
折り込まれた紙筒Tは、図34に示すように、まずチェ
ーン682の回転によって底折棒683を表側折込フラ
ップT2に当接することにより、該表側折込フラップT
2を内側に折り込み、次に、図35に示すように、底折
板684によって裏側折込フラップT1を内側に折り込
み、図36に示すように、底折ドラム640の搬送によ
って、裏側折込フラップT1を底折ドラム640と底折
板684との間を通して、裏側折込フラップT1を表側
折込フラップT2の上に折り重ねる。この後、複数の案
内ローラ691に架け渡した2本の無端状ベルト69
2,693どうしの間に紙筒Tを狭み付けることによっ
て表裏各側折込フラップT1,T2を重ね合わせ、その
紙筒Tを回転搬送ドラム690と無端状ベルト692,
693によって次工程のプレス装置7の供給位置へと搬
送し、カウント装置7において、袋底折込装置680に
よって表裏各折込フラップT1,T2が折込まれた紙筒
Tをドラム71により搬送し、この搬送途中において、
プレスローラ72により折り込まれた表裏各折込フラッ
プT1,T2をプレスして紙袋Bの角底部B1を成形
し、最終的にカウント部により成形した紙袋Bのカウン
トを行うとともに、製品台73に紙袋Bを並べる。
【0076】なお、折畳部59が、図45に示すよう
に、前記第2成形板の外側位置から下流側に向かって、
上方位置に重なるように折り返し状態に配されて二つ折
り部分P2および糊代部P3を折り返すために固定され
た折加工部C1とされる構成としてもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明の製袋機および製袋方法によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)駆動源からの回転駆動力が、遊星ギアケース,遊
星ギア,内歯歯車,駆動ギアを介してスプロケットの回
転軸に伝達され、かつ太陽ギアの回転によって、底折ド
ラムの回転と底折棒の回転との同期状態が調整されるた
め、スプロケットへの駆動力の伝達を切断することなし
に同期位置調整が可能となり、製袋機の動作を停止する
ことなく底折棒の底折ドラムに対する位置調整を可能と
することができる。 (2)底折ドラムの回転を停止することなく表側フラッ
プの折返を行う底折棒の同期調節が可能なため、表側フ
ラップ折り返しの正確性を向上することができる。 (3)上記により、薄い紙等、多種類の紙質に対応して
製袋を可能とすること。 (4)ウォームギアを回転させることにより、ウォーム
ホイールを介して太陽ギアが回転し、該太陽ギアの回転
によって遊星ギアおよび遊星ギアケースと内場歯車の回
転状態が変化して、押し込みブレードの回転軸の回転と
スプロケットの回転軸の回転との同期状態、すなわち、
底折ドラムの回転と底折棒の回転との同期状態を、製袋
機の動作を停止することなく調節することが可能であ
り、製袋機の調整等にかかる時間を短縮することによ
り、作業性の向上を図ることができる。 (5)上述のように、ウォームギアを回転させることに
より、底折ドラムの回転と底折棒の回転との同期状態を
調整することができるため、製袋機停止中においても時
間短縮等、作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る製袋機の一実施形態を示す概略
説明図である。
【図2】 図1の製袋機における取っ手装置を示す正面
図である。
【図3】 図2の取っ手装置における貼付ドラムの口折
り工程を示す正面図である。
【図4】 図2の取っ手装置における貼付ドラムおよび
糊付け部を示す斜視図である。
【図5】 図2の取っ手装置における貼付ドラムおよび
プレス手段を示す一部の記載を省略した斜視図である。
【図6】 図2の取っ手装置の貼付ドラムおよびプレス
手段における同期設定手段を示す斜視図である。
【図7】 図1の製袋機における筋付装置を示す斜視図
である。
【図8】 図1の製袋機における紙筒形成装置の第1折
込工程部を示す正面図である。
【図9】 図8の第1折込工程部における姿勢設定搬送
手段を示す一部断面視した側面図である。
【図10】 図8の第1折込工程部における第1折加工
部を示す斜視図である。
【図11】 図1の製袋機における紙筒形成装置の第2
折畳工程部を示す正面図である。
【図12】 図11の第2折畳工程部における折畳部を
示す正面図(b)と折り返しベルトを示す平面図(a)
である。
【図13】 図11の第2折畳工程部における第2折加
工部の折り返しベルトを示す斜視図である。
【図14】 図11の第2折畳工程部における折り返し
ベルトを駆動するVベルトプーリの駆動状態の変化を示
す斜視図である。
【図15】 図8の第1折加工部における袋用紙の折り
畳み工程を示す斜視図である。
【図16】 図1の製袋機における袋底形成装置を示す
正面図である。
【図17】 図16の袋底形成装置における底開き装置
とフラップ折返装置とによる紙筒の袋口開き状態を示す
斜視図である。
【図18】 図16の袋底形成装置におけるフラップ折
返装置による紙筒の表裏両折返フラップの展開状態およ
びプレスローラによるプレス状態を示し、かつ後押さえ
爪と後起こし爪の位置を示す斜視図である。
【図19】 図16の袋底形成装置におけるフラップ折
返装置の取付棒および取付位置設定手段を示す一部断面
視した側面図である。
【図20】 図19の取付位置設定手段および開放位置
設定手段を示す斜視図である。
【図21】 図16の袋底形成装置における糊付け装置
を示し、かつ後押さえ爪と後起こし爪の位置を示す斜視
図である。
【図22】 図16の袋底形成装置における糊付け装置
を示す正面図である。
【図23】 図22の糊付け装置における糊付けローラ
およびパッド設定シートへの糊付けパッドの貼り付けを
示す斜視図である。
【図24】 図22の糊付けローラにおける糊付けパッ
ドの取付部を示す正断面図である。
【図25】 図16の袋底形成装置における底折ドラム
と捕捉爪と前挟持爪と後押さえ爪と後起こし爪とを示す
正面図である。
【図26】 図16の袋底形成装置における底折ドラム
と捕捉爪と前挟持爪と後押さえ爪と後起こし爪とを示す
展開平面図である。
【図27】 図16の袋底形成装置における後押さえ爪
と後起こし爪とを示す一部を断面視した側面図である。
【図28】 図16の袋底形成装置における第1,第2
の左右カムおよび上下カムを示す正面図である。
【図29】 図16の袋底形成装置におけるフラップ立
ち上げ装置および底折ドラムと捕捉爪と前挟持爪と後押
さえ爪と後起こし爪との裏側折込フラップの立ち上げ状
態を示す正面図である。
【図30】 図16の袋底形成装置におけるフラップ立
ち上げ装置および底折ドラムと捕捉爪と前挟持爪と後押
さえ爪と後起こし爪との表側折込フラップの立ち上げ状
態を示す正面図である。
【図31】 図16の袋底形成装置におけるフラップ立
ち上げ装置および袋底折込装置を示す側面図である。
【図32】 図16の袋底折込装置における同期調節手
段を示す拡大側面図である。
【図33】 図32の同期調節手段における楕円ギアお
よび遊星ギア部を示す分解斜視図である。
【図34】 図16の袋底形成装置における袋底折込装
置および底折ドラムと前挟持爪と後押さえ爪と後起こし
爪との表側フラップの折り込み状態を示す正面図であ
る。
【図35】 図16の袋底形成装置における袋底折込装
置および底折ドラムと前挟持爪と後押さえ爪と後起こし
爪との裏側折込フラップの折り込み状態を示す正面図で
ある。
【図36】 図16の袋底形成装置における袋底折込装
置および底折ドラムと前挟持爪と後押さえ爪と後起こし
爪との表裏両折込フラップの折り込み状態を示す正面図
である。
【図37】 図16の袋底形成装置における袋底折込装
置における底折板および位置調節部を示す正面図であ
る。
【図38】 図16の袋底形成装置における袋底折込装
置における底折板および位置調節部を示す側面図であ
る。
【図39】 図16の袋底形成装置における回転搬送ド
ラムにおける無端状ベルトおよび途中排袋手段を示す拡
大正面図である。
【図40】 本発明に係る製袋機の一実施形態における
袋用紙への取っ手用の切れ込みおよび糊付け(a)と、
取っ手の貼り付けおよび折り返し(b)を示す斜視図で
ある。
【図41】 本発明に係る製袋機の他の実施形態におけ
る袋用紙への取っ手用の切込みおよび糊付け(a)と、
取っ手の貼り付けおよび折り返し(b)を示す斜視図で
ある。
【図42】 本発明に係る製袋機の他の実施形態におけ
る袋用紙への取っ手用の切れ込みおよび糊付け(a)
と、取っ手の貼り付けおよび折り返し(b)を示す斜視
図である。
【図43】 本発明に係る製袋機の一実施形態における
袋用紙から紙筒の成形方法(c)(d)および紙筒から
の紙袋の形成方法(e)(f)(g)を示す斜視図であ
る。
【図44】 本発明に係る製袋機の一実施形態により製
造される角底紙袋を示す斜視図である。
【図45】 紙筒形成装置の他の実施形態を示す斜視図
である。
【図46】 糊付け装置の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図47】 従来の紙袋の形成を示す斜視図である。
【符号の説明】
M…製袋機 M1…本体フレーム P…袋用紙 P1…折込部 P2…二つ折り部分 P3…糊代部 P4…口折部 T…紙筒 T1…裏側折込フラップ T2…表側折込フラップ T3…折込部 B…紙袋 B1…角底部分 B3…底部側線 H…取っ手 H1…貼付部(貼り付け用紙) H2…取っ手部分 J…切込み K…カット部 N,N3,N4…袋用紙糊付位置 L…筋 L1…折込線 L2…折返線 L3…折畳線 L4…底折返線 L5…底折込線、 1…給紙装置 2…取っ手装置 20A,20B…ピンチローラ 20C…送り板 21…貼付ドラム 21a…駆動ギア 21A…回転軸 21B…分割ドラム 21C…捕捉爪 21Ca…軸 21D…固定爪(挟持爪) 21E…可動爪(挟持爪) 21F…顎板 21Fa…回転軸 21Fb…先端部 21G…同期設定手段 21Ga…可動長穴 21Gb…同期設定ギア 22…カッタ部 22A…カッタ 22B…上部回転軸 22C…刃受け部 22D…下部回転軸 23…糊付け部 24…取っ手供給部 24A…取っ手形成部 24B…取っ手搬送部 24C…巻回ローラ 24D…無端状ベルト 25…口折手段 25A…押し込みブレード 26…プレス手段 26A…デリバリーローラ 26Aa…駆動ギア 26B…ローラ 26C…上側回転軸 26D…下側回転軸 26E…プレスローラ 26F…同期設定手段 26Fa…同期設定棹 26Fb…長穴 26Fc…同期設定ギア 26G…同期設定手段 26Ga…同期設定ギア 26GAb…中継ギア 26a…プレスパッド 26b…捕捉爪 26c…プレスパッド 27…第1糊付け部 27A…タンク 27B…糊付けパッド 27C…糊付けローラ 27D,27E…中継ローラ 28…第2糊付け部 28A…タンク 28B…糊付けパッド 28C…糊付け回転部 28D,28E…中継ローラ 28F…回転軸 29A…アドバンスローラ 29B…プレスローラ 3…筋付装置 31…筋付凸ローラ 31a…凸条 32a…筋付溝 32…筋付凹ローラ 4…紙筒形成装置 F…搬送面 41A,41B…プレスローラ 41a,41b…両端 41…ローラコンベア 42…第1折込工程部 43…コンベアローラ 43b…フレーム 44…第1折加工部 44A…第1成形板 44B…跳ね上げ部 44C…ひだ押し板 44D…ひだ押さえ部 44Da…縦板部 44Db…横板部 45…姿勢設定搬送手段 46…送りベルト 46a…下送りベルト 46b…上送りベルト 46c…上面 46d…駆動手段 46e…下送りベルト張力調節手段 47…下送りベルト支持手段 47a,47b…巻回ローラ 48…上送りベルト支持部 48a,48b,48c…上送りベルトローラ 48d…押圧手段 48e…張力調節手段 48f…上下方向駆動手段 48g…軸 48h…圧着アーム 48j…付勢部材 48k…支持棒 48m…締結手段 48n…可動軸 49…糊付け装置 5…紙筒形成装置 51…ローラコンベア 51A,51B…プレスローラ 51a,51b…両端 52…第2折畳工程部 53…コンベアローラ 54…第2折加工部 54A…第2成形板 54B…ガイド部 55…姿勢設定搬送手段 56…送りベルト 56a…下送りベルト 56b…上送りベルト 57…下送りベルト支持手段 57a,57b…巻回ローラ 58…上送りベルト支持部 58a,58b,58c…上送りベルトローラ 58d…押圧手段 58e…張力調節手段 58f…上下方向駆動手段 58g…軸 58h…圧着アーム 58j…付勢部材 59…折畳部 59A…折返ベルト 59C…支持部 59a…上流巻回ローラ 59b…回転軸 59c…起きあがりローラ部 59d…下流巻回ローラ 59e…立ち上がり部 59f…駆動ローラ 59g…張力調節手段 59h…張力調節ローラ 59j,59k…引き回しローラ 59n…ベルト起こしローラ 59p…外側ローラ 59q…可変速Vプーリ 59r…同期設定プーリ 59s…Vベルト 6…袋底形成装置 60A…供給装置 601…送り板 610…口折筋付装置 611…筋付けブレ−ド 612…上部回転軸 613…受けローラ 614…下部回転軸 615,616…ピンチローラ 620…底折筋付け装置 621A,621B…筋付ブレード 622…上部回転軸 623…受けローラ 624…下部回転軸 625…凹部 630…底開き装置 631…上部回転軸 632…回転円弧板 633…抑え板 634…開口部 635…吸着パット 636…下部回転軸 637…開閉爪 640…底折ドラム 640A…回転軸 640B…分割ドラム 641…捕捉爪 641a…先端部分 642…固定爪(前挟持爪) 642A…可動爪(前挟持爪) 643…開閉爪 644…後押さえ爪 644A…取付ブラケット 644B…可動軸 644C…押上げレバー 644D…カム当接部 644E…カム当接部 644F…バネ 644G…第2の左右カム 644H…第2の上下カム 645…後起こし爪 645A…取付ブラケット 645B…可動軸 645C…押下げレバー 645D…カム当接部 645E…カム当接部 645F…バネ 645G…第1の左右カム 645H…第1の上下カム 646…吸着口 647…支持用ブラケット 647a…凹部 650…フラップ祈返装置 651…案内板 651a…平板部 651b…傾斜部 652…線状部材 652a…当接部 652b…立上部 653…取付棒 654…取付アーム 655…取付位置設定手段 655A…取付位置設定面 655B…取付移動部 655C…固定部 655D…支持部 656…回転軸 657…開放位置設定手段 657A…設定面 657B…設定穴 657C…係合部材 657D…ハンドル 657E…接続部材 657F…付勢部材 658…付勢部材 659…プレスローラ 660…糊付装置 661…タンク 662…糊付けローラ 662a…溝部 663開口部 664…中継ローラ 665…糊付けパッド 666…パッド設定シート 666A…方眼 666a,666b…取付穴 667,668…取付部 667a…付勢部材 667b…取付ピン 669…エアシリンダ 670…フラップ立ち上げ装置 671…押込ブレード 672…回転軸 672A…駆動ギア 680…袋底折込装置 681…スプロケット 681A…回転軸 682…チェ−ン 683…底折棒 684…底折板 684a…支持部 685…同期調節手段 685A,685B…楕円ギア 686…遊星ギア部 686A…太陽ギア 686B…遊星ギア 686C…遊星ギアケース 686D…内歯歯車 686E…駆動ギア 686F…ウォームホイール 686G…ウォームギア 687…位置調節部 687A…長穴 687B…支持棒 687C…位置調節ネジ 687D…ウォームホイール 687E…ウォームギア 687F…接続棒 687G…固定手段 690…回転搬送ドラム 691…案内ロ−ラ 692,693…無端状ベルト 694…途中排袋手段 694A…可動ローラ 694B…排出板 694C…駆動手段 694D…軸 694E…可動腕 7…カウント装置 71…ドラム 72…プレスローラ 73…製品台

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙袋用の袋用紙を二つ折に折り畳んで貼
    り合わせ、かつ、その両側部を内側に折り込んでM字状
    の折込部を有する紙筒を形成し、この紙筒の袋底寄りに
    位置して紙筒の表裏に折込フラップの底折込線と底折返
    線とを平行に形成し、前記表側折込フラップを前記底折
    返線から裏返しに折返し、かつ、表側折込フラップと裏
    側折込フラップとを重ね合わせるようにしてこれら表裏
    各折込フラップを底折込線から立ち上げてから各々内側
    に折畳んで紙袋の角底部分を形成する角底袋の製袋機に
    おいて、紙袋の底となる角底部分を形成する袋底形成装
    置が、前記紙筒の裏側折込フラップを捕捉する捕捉爪を
    有しかつ回転により前記紙筒を回転移送する底折ドラム
    と、前記底折ドラムの外周に近接して配されて該紙筒の
    袋底を開く底開き装置と、前記底折ドラムの外周に近接
    して配されて前記底折返線から前記表側折込フラップを
    裏返しに折り返して表裏各折込フラップを前記底折ドラ
    ムに沿わせて平面的に展開させるフラップ折返装置と、
    前記表裏各折込フラップに糊付けする糊付装置と、裏側
    折込フラップを起立させるフラップ立ち上げ装置と、そ
    の各折込フラップに当接することで該各折込フラップを
    折り込む底折棒を有する袋底折込装置とを具備し、該底
    折棒が前記底折ドラムの回転と同期状態に駆動され、か
    つ該同期状態を駆動状態で調節するための同期調節手段
    を介して駆動されることを特徴とする製袋機。
  2. 【請求項2】 底折棒が底折ドラム前方のスプロケット
    に架け渡した左右一対のチェーンに固定され、該スプロ
    ケットの回転軸に前記同期調節手段が接続されることを
    特徴とする請求項1記載の製袋機。
  3. 【請求項3】 同期調節手段には、駆動側の回転軸から
    の回転駆動力をスプロケットに伝達し、かつ、底折ドラ
    ムの回転と同期状態とされた駆動側の回転軸の回転と、
    スプロケットの回転との同期状態を調整するための遊星
    ギア部とが配されることを特徴とする請求項1または2
    記載の製袋機。
  4. 【請求項4】 同期調節手段には、底折棒の移動速度を
    表側折込フラップに当たる際に大きくするための一対の
    楕円ギアが配されることを特徴とする請求項1から3の
    いずれか記載の製袋機。
  5. 【請求項5】 駆動側の回転軸が、フラップ立ち上げ装
    置の押し込みブレードの回転軸とされることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれか記載の製袋機。
  6. 【請求項6】 遊星ギア部は、その太陽ギアが駆動系に
    対して固定状態とされ、該太陽ギアの周囲に複数の遊星
    ギアが噛み合わされて、該遊星ギアが太陽ギアに対して
    自転および公転可能として遊星ギアケースに支持され、
    該遊星ギアケースが、駆動側の回転軸に接続されて回転
    駆動されるものとされ、該遊星ギアがその外側に位置す
    る内歯歯車と噛み合わせ状態とされ、該内歯歯車が、そ
    の外側でスプロケットの回転軸と一体とされる駆動ギア
    に接続されることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か記載の製袋機。
  7. 【請求項7】 前記太陽ギアが、該太陽ギアに対して同
    軸状態とされるウォームホイールと一体とされ、該ウォ
    ームホイールにウォームギアが噛み合い太陽ギアの回転
    を規制していることを特徴とする請求項1から6のいず
    れか記載の製袋機。
  8. 【請求項8】 遊星ギアケースが、押し込みブレードの
    回転軸と接続される楕円ギアと一体とされて回転駆動さ
    れることを特徴とする請求項1から7のいずれか記載の
    製袋機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4789957B2 (ja) * 2005-02-03 2011-10-12 シュレーダー−フレルケス・ユリウス 折畳みボックス用ブランクの窓の密閉包装方法及び装置

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