JPH1190794A - 生産ラインの作業時間計測装置 - Google Patents

生産ラインの作業時間計測装置

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JPH1190794A
JPH1190794A JP25444997A JP25444997A JPH1190794A JP H1190794 A JPH1190794 A JP H1190794A JP 25444997 A JP25444997 A JP 25444997A JP 25444997 A JP25444997 A JP 25444997A JP H1190794 A JPH1190794 A JP H1190794A
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Mikio Fukunaga
幹夫 福永
Makoto Fukunaga
誠 福永
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Kubota Corp
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産ラインにおいて、作業者が行う工程作業
の開始から終了までの作業時間を、容易に計測できるよ
うに構成する。 【解決手段】 生産ラインの作業者の動作を連続的に撮
影する撮影手段1及び再生手段2,3、作業時間を計測
する計測手段、人為的に操作される指令発信部5を備え
て、指令発信部5の再生開始信号により再生手段2,3
に再生を開始させて、計測手段に作業時間の計測を開始
させ、指令発信部5の再生停止信号により再生手段2,
3に再生を停止させて、計測手段に作業時間の計測を停
止させるようにして、計測手段により作業時間を自動的
に計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数の作業者が作業
を行っている生産ラインにおいて、生産ラインの全体の
効率向上を図る為に、作業者の作業内容を分析する為の
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような生産ラインにおいて全体の
効率化を図る場合、多数の工程作業の各々に対して、適
切な標準時間(無駄が少なく且つ全ての作業者が無理な
く行える工程作業の時間)を設定し、作業者が各々の工
程作業を設定された標準時間で行うようにして、各々の
作業者が行う工程作業を平準化することにより、作業者
が行う工程作業の順序や組み合わせを最適なものに変更
して、生産ラインの全体の効率向上を図るようにする手
法がある。
【0003】前述のような手法において、各々の作業者
が行う工程作業の実際の作業時間を計測し、統計をとっ
てみることにより、一つの工程作業の標準時間を設定す
ることになる。この場合、生産ラインでの作業者の作業
状態をビデオカメラにより撮影しておき、作業者の作業
状態をモニターに再生して、分析者がモニターを見なが
ら工程作業がいつ開始され、いつ終了したかを認定す
る。そして、工程作業の部分を再び再生し、工程作業の
開始から終了までの作業時間をストップウォッチ等によ
り計測し記録している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような手法にお
いて多数の工程作業に対し、工程作業の開始から終了ま
での作業時間を、ストップウォッチ等により一つずつ計
測して記録していくことは、分析者にとって非常に手間
の掛かる作業となっている。さらに多数の異なる型式の
機械生産物を生産する生産ラインの場合、生産ラインの
作業者に対して、異なる型式の機械生産物が所定の順序
で流れてくるので、作業者が行う工程作業はさらに多種
類に亘ることになって、工程作業の開始から終了までの
作業時間を計測して記録していくことは、分析者にとっ
てさらに手間の掛かる作業となっている。本発明は生産
ラインにおいて、一つの工程作業の標準時間を容易に設
定することができるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると、撮影手段により生産ラ
インの作業者の動作を連続的に撮影し、再生手段により
撮影された映像を再生する場合において、分析者が工程
作業の開始を認定した際、分析者が指令発信部を人為的
に操作して再生開始信号を発信させると、再生手段によ
り再生が開始されると同時に、計測手段により作業時間
の計測が自動的に開始される。次に分析者がこの工程作
業の終了を認定した際、分析者が指令発信部を人為的に
操作して再生停止信号を発信させると、再生手段による
再生が停止されるのと同時に、計測手段による作業時間
の計測が自動的に終了する。従って、計測された作業時
間に所望の内容名称を付けることにより、作業時間を記
憶手段に記憶させておくことができる。
【0006】これにより〔従来の技術〕に記載のよう
に、工程作業の部分を再生しながら、工程作業の開始か
ら終了までの作業時間をストップウォッチ等により計測
して記録すると言うようなことを行わなくても、分析者
が指令発信部を人為的に操作して再生手段による再生の
開始及び停止を行うだけで、工程作業の作業時間が自動
的に計測される。
【0007】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。工程作業の作業時間を正確に計測する為には、工程
作業の開始及び終了を正確に認定して、工程作業の開始
及び終了に対し、再生開始信号の発信及び再生停止信号
の発信を正確に合致させる必要がある。これにより請求
項2の特徴によると、再生手段の再生開始位置(再生停
止位置)を、工程作業の開始(終了)に正確に合致させ
ることができなかった場合、分析者が指令発信部を人為
的に操作して、早送り再生信号及び早戻し再生信号を発
信することにより、再生手段を早送り再生及び早戻し再
生させて、再生手段の再生開始位置(再生停止位置)を
修正し、工程作業の開始(終了)に正確に合致させるこ
とができる。
【0008】この場合、指令発信部により再生手段を早
送り再生及び早戻し再生させると、再生手段が早送り再
生(早戻し再生)された長さに相当する時間だけ、計測
手段の作業時間の計測が送られる(戻される)ので、再
生手段を早送り再生及び早戻し再生させて再生手段の再
生停止位置を修正し、再生停止信号により再生手段を停
止させても、計測手段によって工程作業の作業時間が間
違いなく正確に計測される。さらに、再生手段の再生中
(工程作業の作業時間の計測中)において、再生停止位
置付近まで再生手段を早送り再生させても、再生手段が
早送り再生された長さに相当する時間だけ、計測手段の
作業時間の計測が送られるので、工程作業の作業時間の
計測を短縮するような再生手段の早送り再生を行って
も、計測手段によって工程作業の作業時間が間違いなく
正確に計測される。
【0009】
【発明の実施の形態】
(1)図1に示すように、本発明の作業時間計測装置は
ビデオカメラ1、再生用のビデオデッキ2及びテレビモ
ニター3、コンピュータ4、コンピュータ4の操作用の
マウス5及びプリンター6を備えて構成されている。
【0010】コンピュータ4とビデオデッキ2とが接続
されており、マウス5の操作によりビデオデッキ2の再
生、停止、早送り及び早戻し、早送り再生及び早戻し再
生が行える。コンピュータ4に第1タイマー(図示せ
ず)、第2タイマー(図示せず)及び第3タイマー(図
示せず)が内蔵されており、後述するようにマウス5に
よりビデオデッキ2を再生させると、第1,2,3タイ
マーがカウントを開始して、マウス5によりビデオデッ
キ2を停止させると、第1,2,3タイマーがカウント
を終了する。
【0011】第1,2,3タイマーによるカウント中に
おいて、ビデオデッキ2が停止すると第1,2,3タイ
マーによるカウントも一時停止され、ビデオデッキ2が
再生を開始すると第1,2,3タイマーによるカウント
も再開される。ビデオデッキ2が早送り(早戻し)及び
早送り再生(早戻し再生)されると、これに連動して第
1,2,3タイマーによるカウントも、ビデオデッキ2
が早送り(早戻し)及び早送り再生(早戻し再生)され
た長さに相当する時間だけ送られる(戻される)。
【0012】本発明の作業時間計測装置を使用して、生
産ラインの全体の効率向上を図る場合の基本的な手順は
次の通りである。先ず図6に示すように、生産ラインの
作業者M1,M2,M3,M4の各々の作業状態をビデ
オカメラ1により撮影し(ステップS101)、ビデオ
デッキ2及びテレビモニター3により作業者M1〜M4
の作業状態を再生して、分析者がテレビモニター3を見
ながら、作業者M1〜M4の作業状態における工程作業
A1,A2、要素作業及び基本要素作業を認定して、多
数の工程作業A1,A2、要素作業及び基本要素作業の
作業時間Tを計測する(ステップS102)。
【0013】次に工程作業A1,A2に対して第1標準
時間T1を設定し(ステップS103)、設定された第
1標準時間T1の内容分析を行って(ステップS10
4)、内容分析に基づき工程作業A1,A2の第2標準
時間T2及び標準作業を設定する(ステップS10
5)。次に工程作業A1,A2の第2標準時間T2及び
標準作業に基づいて、作業者M1〜M4が作業を行って
いない空白の部分を埋めるように、作業者M1〜M4の
工程作業A1,A2(第2標準時間T2及び標準作業)
を組み換えて、作業者M4を減らし(ステップS10
6)、この作業者M4を別の生産ラインに配置すること
が可能となるようにする。以上のような基本的な手順に
おけるステップS101〜S106について、以下のよ
うに具体的に説明する。
【0014】(2)前項(1)に記載の基本的な手順に
おいて、工程作業A1,A2、要素作業及び基本要素作
業の作業時間Tの計測(ステップS102)について、
図7,8,9に基づいて説明する。例えば4人の作業者
M1,M2,M3,M4により、3種類の型式K1,K
2,K3の機械生産物の各々に対し、2種類の工程作業
A1,A2を行う場合、作業者M1〜M4の各々に対
し、3種類の型式K1,K2,K3の機械生産物が所定
の順序で繰り返して搬送されてきて、機械生産物に対し
て最初に工程作業A1を行い次に工程作業A2を行って
いたとする。
【0015】前述のような生産ラインにおいて最初に、
作業者M1〜M4の作業状態を、ビデオカメラ1により
撮影しておく(図6のステップS101)。次に撮影し
たビデオテープ(図示せず)を、ビデオデッキ2及びテ
レビモニター3により再生し(ステップS1)、作業者
M1〜M4の各々に対して、分析者がテレビモニター3
を見ながら後述するように工程作業A1,A2、要素作
業及び基本要素作業を認定する。
【0016】この場合、一つの工程作業A1,A2は複
数の要素作業によって構成され、一つの要素作業は複数
の基本要素作業によって構成されている。例えば、「部
品の切削」と言う工程作業は、「部品の取り出し」「外
面の切削」「溝切り」等の複数の要素作業によって構成
されるのであり、「外面の切削」と言う要素作業は、作
業者M1〜M4が実際に行う「手作業」、作業者M1〜
M4が移動する「歩行」、工作機械が部品に対して作業
を行う「自動」等の複数の基本要素作業によって構成さ
れる。
【0017】先ず作業者M1の作業状態を撮影したビデ
オテープを再生して(ステップS1)、分析者が最初の
工程作業A1を認定すると(ステップS2)、コンピュ
ータ4に工程作業A1の作業時間Tの計測開始を指定し
(ステップS3)、マウス5によりビデオデッキ2を停
止、早送り再生及び早戻し再生して、工程作業A1の再
生開始位置を修正する(ステップS4)。この状態でマ
ウス5によりビデオデッキ2の再生を開始すると(ステ
ップS5)、これと同時に第1タイマーが自動的にカウ
ントを開始する(ステップS6)。
【0018】工程作業A1において、分析者が最初の要
素作業を認定すると(ステップS7)、コンピュータ4
に要素作業の作業時間Tの計測開始を指定し(ステップ
S8)、マウス5によりビデオデッキ2を停止、早送り
再生及び早戻し再生して要素作業の再生開始位置を修正
する(ステップS9)。この状態でマウス5によりビデ
オデッキ2の再生を開始すると(ステップS10)、こ
れと同時に第2タイマーが自動的にカウントを開始する
(ステップS11)。
【0019】前述の要素作業において、分析者が最初の
基本要素作業を認定すると(ステップS12)、コンピ
ュータ4に基本要素作業の作業時間Tの計測開始を指定
して(ステップS13)、マウス5によりビデオデッキ
2を停止、早送り再生及び早戻し再生して、基本要素作
業の再生開始位置を修正する(ステップS14)。この
状態でマウス5により、ビデオデッキ2の再生を開始す
ると(ステップS15)、これと同時に第3タイマーが
自動的にカウントを開始する(ステップS16)。
【0020】以上のような第1,2,3タイマーによる
カウント中において、ビデオデッキ2が停止すると第
1,2,3タイマーによるカウントも一時停止され、ビ
デオデッキ2が再生を開始すると第1,2,3タイマー
によるカウントも再開される。ビデオデッキ2が早送り
再生及び早戻し再生されると、その分だけ第1,2,3
タイマーによるカウントも送られ、戻される。
【0021】前述の基本要素作業において、分析者がこ
の基本要素作業の終了を認定すると(ステップS1
7)、マウス5によりビデオデッキ2を早送り再生及び
早戻し再生して、基本要素作業の再生停止位置を修正し
(ステップS18)、マウス5によりビデオデッキ2を
停止させて(ステップS19)(第3タイマーのカウン
ト停止)、コンピュータ4に基本要素作業の作業時間T
の計測終了を指定する(ステップS20)。これによ
り、第3タイマーがカウントを終了して(ステップS2
1)、この基本要素作業の作業時間Tが計測されてコン
ピュータ4に記憶されるので(ステップS22)、この
基本要素作業の作業時間Tに対応する基本要素作業時間
名を入力する(ステップS23)。
【0022】以上のように一つの要素作業における複数
の基本要素作業の各々について、作業時間Tの計測(ス
テップS12〜S24)を繰り返して行うのであり、一
つの要素作業における全ての基本要素作業について、作
業時間Tの計測を終了すると(ステップS24)、マウ
ス5によりビデオデッキ2を早送り再生及び早戻し再生
して、要素作業の再生停止位置を修正し(ステップS2
5)、コンピュータ4に要素作業の作業時間Tの計測終
了を指定する(ステップS26)。これにより、第2タ
イマーがカウントを終了して(ステップS27)、この
要素作業の作業時間Tが計測されてコンピュータ4に記
憶されるので(ステップS28)、この要素作業の作業
時間Tに対応する要素作業時間名を入力する(ステップ
S29)。
【0023】以上のように工程作業A1における複数の
要素作業及び基本要素作業の各々に対し、作業時間Tの
計測(ステップS7〜S30)を繰り返して行うのであ
り、工程作業A1における全ての要素作業及び基本要素
作業について、作業時間Tの計測を終了すると(ステッ
プS30)、マウス5によりビデオデッキ2を早送り再
生及び早戻し再生して、工程作業A1の再生停止位置を
修正し(ステップS31)、コンピュータ4に工程作業
A1の作業時間Tの計測終了を指定する(ステップS3
2)。これにより、第1タイマーがカウントを終了して
(ステップS33)、工程作業A1の作業時間Tが計測
されてコンピュータ4に記憶されるので(ステップS3
4)、工程作業A1の作業時間Tに対応する工程作業時
間名を入力する(ステップS35)。
【0024】この後に分析者が次の工程作業A2を認定
すると(ステップS36,S2)、前述と同様に、工程
作業A2、要素作業及び基本要素作業の作業時間Tを計
測する。作業者M2,M3,M4の作業状態を撮影した
ビデオテープも同様に再生して、前述と同様に工程作業
A1,A2、要素作業及び基本要素作業の作業時間Tを
計測する。
【0025】(3)前項(1)に記載の基本的な手順に
おいて、第1標準時間T1の設定(ステップS103)
について説明する。作業者M1〜M4において、3種類
の型式K1,K2,K3の機械生産物の各々に対し2種
類の工程作業A1,A2を行う場合、前項(2)に記載
のように作業時間Tの計測を行うと、作業者M1〜M4
において、工程作業A1,A2(型式K1,K2,K
3)の6種類の作業時間Tが得られ、図2に示すような
統計が得られる。
【0026】図2に示すような統計が得られると、先ず
工程作業A1(型式K1)の作業時間Tにおいて、作業
者M1〜M4のうち最も短い作業時間Tを選択して、図
3に示すように工程作業A1(型式K1)の第1標準時
間T1として設定する。同様に工程作業A1(型式K
2,K3)及び工程作業A2(型式K1,K2,K3)
の作業時間Tにおいても、作業者M1〜M4のうち最も
短い作業時間Tを選択して、図3に示すように工程作業
A1(型式K2,K3)及び工程作業A2(型式K1,
K2,K3)の第1標準時間T1として設定する。
【0027】(4)前項(1)に記載の基本的な手順に
おいて、設定された第1標準時間T1の内容分析(ステ
ップS104)、第2標準時間T2及び標準作業の設定
(ステップS105)について説明する。例えば工程作
業A1(型式K1)の作業時間Tにおいて、作業者M1
の作業時間Tが選択され、工程作業A1(型式K1)の
第1標準時間T1として設定されたとする。この場合、
前項(2)に記載のように、作業者M1の工程作業A1
(型式K1)における全ての要素作業及び基本要素作業
について、作業時間Tが計測されているので、作業者M
1の工程作業A1(型式K1)について、例えば図5に
示すような標準作業組合せ表がプリンター6からプリン
トアウトされる。
【0028】図5に示す標準作業組合せ表は、作業者M
1の工程作業A1(型式K1)におて、どのような要素
作業が含まれているか、一つの要素作業の作業時間Tは
どれだけか、一つの要素作業にはどのような基本要素作
業が含まれており、一つの基本要素作業の作業時間Tは
どれだけかと言うようなことが表現されている。
【0029】作業者M1の工程作業A1(型式K1)が
例えば「部品の切削」と言うものである場合、図5に示
す標準作業組合せ表において、作業者M1の工程作業A
1(型式K1)「部品の切削」は、「部品の取り出し」
「外面の切削」「溝切り」「孔開け」「ネジ切り」「カ
エリ取り」「部品の戻し」と言う要素作業によって構成
されると言うことが示されている。そして、例えば「溝
切り」の要素作業は、「手作業」「歩行」「手待ち」
「自動」と言う基本要素作業によって構成されると言う
ことが示されており、各々の作業時間Tが示されてい
る。
【0030】この場合、前項(2)に記載のように、基
本要素作業は作業者M1が実際に行う「手作業」、作業
者M1が移動する「歩行」、工作機械が部品に対して作
業を行う「自動」である。「手待ち」とは一つ前の要素
作業の「自動」により、現在の要素作業の「手作業」が
行えない状態であり、現在の要素作業の「手作業」に含
まれるものである。
【0031】図5に示すような作業者M1の工程作業A
1(型式K1)の標準作業組合せ表に基づいて、分析者
は作業者M1の作業状態を撮影したビデオテープ(工程
作業A1(型式K1)の部分)を再生して、作業者M1
の作業状態の内容分析(要素作業の各々に無駄がない
か、要素作業の順序は適切か、基本要素作業の各々に無
駄がないか、基本要素作業の順序は適切か等)を行う
(ステップS104)。
【0032】次に図3に示すように工程作業A1(型式
K1)の第1標準時間T1から、内容分析において発見
された無駄、並びに要素作業及び基本要素作業の順序の
変更による時間の短縮分を差し引いて、第1標準時間T
1よりも少し短い工程作業A1(型式K1)の第2標準
時間T2を設定する。そして、この第2標準時間T2に
基づいた要素作業及び基本要素作業を、工程作業A1
(型式K1)の標準作業として設定する(ステップS1
05)。
【0033】以上のような工程作業A1(型式K1)と
同様に、工程作業A1(型式K2,K3)及び工程作業
A2(型式K1,K2,K3)においても、図5に示す
ような標準作業組合せ表がプリントアウトされるので、
工程作業A1(型式K1)と同様に内容分析を行って、
図3に示すように工程作業A1(型式K2,K3)及び
工程作業A2(型式K1,K2,K3)の第2標準時間
T2及び標準作業を設定する。
【0034】(5)前項(1)に記載の基本的な手順に
おいて、設定された第2標準時間T2及び標準作業に基
づく工程作業A1,A2(第2標準時間T2及び標準作
業)の組み換え(ステップS106)について説明す
る。前項(2)(3)に記載のように、工程作業A1,
A2(型式K1,K2,K3)の6種類の作業時間Tを
計測して、図2に示すような統計が得られた場合、作業
者M1〜M4において作業を行っていない空白の部分が
ある(例えば作業者M1において、工程作業A1(型式
K2,K3)の紙面右側の部分)。
【0035】このような場合、図3から図4に示すよう
に工程作業A1,A2(型式K1,K2,K3)の第2
標準時間T2及び標準作業を組み換えて、前述の作業者
M1〜M4が作業を行っていない空白の部分を埋めるよ
うにする。図4においては、図2に示す作業者M4の工
程作業A1(型式K1)及び工程作業A2(型式K3)
を作業者M1に組み込み、作業者M4の工程作業A1
(型式K2)及び工程作業A2(型式K1)を作業者M
2に組み込んで、作業者M4の工程作業A1(型式K
3)及び工程作業A2(型式K2)を作業者M3に組み
込んでいる。
【0036】これにより図4に示すように、作業者M
1,M2,M3が工程作業A1,A2(型式K1,K
2,K3)を、各々の第2標準時間T2及び標準作業で
行うように努力すれば、作業者M4を減らすことができ
るのであり、この作業者M4を別の生産ラインに配置す
ることが可能になる。
【0037】〔発明の実施の別形態〕前項(3)に記載
のように、作業者M1〜M4のうち最も短い作業時間T
を選択して、図3に示すように工程作業A1,A2(型
式K1,K2,K3)の第1標準時間T1として設定す
るのではなく、工程作業A1,A2(型式K1,K2,
K3)において、作業者M1〜M4の作業時間Tの平均
値を、工程作業A1,A2(型式K1,K2,K3)の
第1標準時間T1として設定するように構成してもよ
い。
【0038】前項(1)に記載のビデオテープを用いた
ビデオカメラ1に代えて、コンパクトディスク等を使用
したデジタルカメラ等を使用してもよい。前項(2)に
おいて、工程作業A1,A2、要素作業及び基本要素作
業の作業時間Tを計測する場合、第1,2,3タイマー
に代えて、作業者M1〜M4の作業状態を撮影したビデ
オテープの長さを計測して作業時間Tを算出したり、ビ
デオデッキ2においてビデオテープを駆動するモータ
(図示せず)の回転数を、ピックアップ等により検出し
て作業時間Tを計測するように構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、分析者が指令
発信部を人為的に操作して再生手段による再生の開始及
び停止を行うだけで、計測手段により工程作業の作業時
間が自動的に計測されるので、再生手段を再生しながら
ストップウォッチ等により、工程作業の作業時間を計測
すると言うような手間の掛かる作業を行わなくても、工
程作業の作業時間を効率よく計測していけるようになっ
て、工程作業の作業時間の計測の作業性を向上させるこ
とができた。請求項1の特徴によると、計測手段により
工程作業の作業時間が計測された場合、工程作業の作業
時間に所望の内容名称を付けて、記憶手段に記憶してお
くことができるので、この後のコンピュータによる工程
作業の作業時間の管理や編集及び分析が容易に行えるよ
うになり、工程作業の標準時間を容易に設定することが
できるようになって、さらに作業性を向上させることが
できた。
【0040】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、指令発
信部により再生手段を早送り再生及び早戻し再生させる
ことにより、再生手段の再生開始位置及び再生停止位置
を修正して工程作業の開始(終了)に正確に合致させる
ことができるので、工程作業の作業時間を正確に計測す
ることができるようになり、工程作業の標準時間を精度
よく設定することができるようになって、さらに作業性
を向上させることができた。請求項2の特徴によると、
再生手段の早送り再生及び早戻し再生に伴って、計測手
段の作業時間の計測が送られ戻されるので、再生手段の
早送り再生及び早戻し再生を行っても、計測手段によっ
て工程作業の作業時間が間違いなく正確に計測されるよ
うになり、工程作業の標準時間を精度よく設定すること
ができるようになって、さらに作業性を向上させること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業時間計測装置の全体の構成図
【図2】4人の作業者の各々において、6種類の工程作
業の作業時間を計測して統計をとった状態を示す図
【図3】図2から6種類の工程作業の第1標準時間及び
第2標準時間を求めた状態を示す図
【図4】図3に示す6種類の工程作業の第2標準時間に
基づいて、図2に示す4人の作業者の工程作業を組み換
えた状態を示す図
【図5】第1標準時間として選択された工程作業におい
て、要素作業及び基本要素作業の内容を示す標準作業組
合せ表の図
【図6】生産ラインの全体の効率向上を図る場合の基本
的な手順を示す図
【図7】図6における工程作業、要素作業及び基本要素
作業の作業時間の計測の流れの前半を示す図
【図8】図6における工程作業、要素作業及び基本要素
作業の作業時間の計測の流れの中半を示す図
【図9】図6における工程作業、要素作業及び基本要素
作業の作業時間の計測の流れの後半を示す図
【符号の説明】
1 撮影手段 2,3 再生手段 5 指令発信部 T 作業時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ラインの作業者の動作を連続的に撮
    影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された映
    像を再生する再生手段と、作業時間を計測する計測手段
    と、人為的に操作される指令発信部と、 前記指令発信部の再生開始信号により前記再生手段に再
    生を開始させて、前記計測手段に作業時間の計測を開始
    させ、且つ、前記指令発信部の再生停止信号により前記
    再生手段に再生を停止させて、前記計測手段に作業時間
    の計測を停止させる第1制御手段と、 前記第1制御手段によって前記計測手段が計測した作業
    時間に所望の内容名称を付けて、前記作業時間を記憶手
    段に記憶させる第2制御手段とを備えてある生産ライン
    の作業時間計測装置。
  2. 【請求項2】 前記指令発信部の早送り再生信号により
    前記再生手段を早送り再生させて、前記計測手段の作業
    時間の計測を前記再生手段が早送り再生された長さに相
    当する時間だけ送り、且つ、前記指令発信部の早戻し再
    生信号により前記再生手段を早戻し再生させて、前記計
    測手段の作業時間の計測を前記再生手段が早戻し再生さ
    れた長さに相当する時間だけ戻す第3制御手段を備えて
    ある請求項1記載の生産ラインの作業時間計測装置。
JP25444997A 1997-09-19 1997-09-19 生産ラインの作業時間計測装置 Pending JPH1190794A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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