JPH1190492A - ドラフトチューブの支持装置 - Google Patents

ドラフトチューブの支持装置

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JPH1190492A
JPH1190492A JP26234397A JP26234397A JPH1190492A JP H1190492 A JPH1190492 A JP H1190492A JP 26234397 A JP26234397 A JP 26234397A JP 26234397 A JP26234397 A JP 26234397A JP H1190492 A JPH1190492 A JP H1190492A
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JP
Japan
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draft tube
tie rod
tension
coil spring
strain
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Koji Obinata
功司 小日向
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Furukawa Co Ltd
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Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラフトチューブを設置する際タイロッドの
張力の調節が適切であるか否か容易に判断でき、ドラフ
トチューブを消化槽内の液流で振れを発生しないよう適
切に固定できるようにする。 【解決手段】 消化槽2に設置された機械攪拌装置にお
いてドラフトチューブ5を固定するタイロッド7の途中
に、所定の変位量で所要の張力を与えるコイルスプリン
グを介してタイロッド7を連結する張力調整具9を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥等の消化
槽に使用される機械攪拌装置においてドラフトチューブ
を固定するタイロッドを備えたドラフトチューブの支持
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水処理場等では、汚泥の減量、悪臭の
防止、脱水効率の改善等のため、汚泥消化処理が行われ
ることが多い。汚泥消化処理では、汚泥消化促進のた
め、機械攪拌装置やその他の攪拌手段で消化槽内の汚泥
を攪拌する。
【0003】攪拌手段として機械攪拌装置を用いる場合
には、図4に示すように、攪拌機1が消化槽2の躯体上
部中央に設置される。攪拌機1は、縦型の攪拌ポンプ4
と駆動モータ3とを備えている。また、消化槽2内の中
央部にはドラフトチューブ5が設置される。ドラフトチ
ューブ5は、下部の架脚(図示略)と上部のタイロッド
7とからなる支持装置で鉛直状態に支持される。
【0004】攪拌ポンプ4は軸13に整流ディスク14
と上段インペラ15と下段インペラ16とが設けられて
おり、下段インペラ16がドラフトチューブ5の上部
に、ドラフトチューブ5の内径と下段インペラ16の外
径との間に均一な隙間が形成されるよう芯を合わせて挿
入される。
【0005】攪拌ポンプ4は、軸13の回転方向を変更
すれば、上段インペラ15と下段インペラ16とによ
り、下向流と上向流のどちらでも生じさせることができ
る。通常、攪拌ポンプ4は、ドラフトチューブ5内に、
消化槽2内の液をドラフトチューブ5の上端から吸込み
下端から吐出する下向流を生じるように運転される。こ
のとき、ドラフトチューブ5の外側の消化槽5内には上
昇流が生じる。
【0006】このように、攪拌ポンプ4の運転により、
消化槽5内には液流を生じさせるので、ドラフトチュー
ブ5に振れが発生してドラフトチューブ5と下段インペ
ラ16の間の隙間が不均一となり、ドラフトチューブ5
と下段インペラ16が接触して事故を起こすおそれがあ
る。従って、ドラフトチューブ5の上部を支持するタイ
ロッド7の途中には、ドラフトチューブ5を振れが生じ
ないよう固定するために張力を調整するターンバックル
8が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ターンバック
ル8は、図5に示すように、雌ねじを設けたバックルナ
ット18をタイロッド7に設けた雄ねじ17に螺着し、
バックルナット18を回すことにより張力を与えるもの
であるので、張力を調整することは可能ではあるが、タ
イロッド7に与えられた張力を正確に把握するのは困難
である。従って、ドラフトチューブ5を設置する際タイ
ロッド7の張力の調節が適切であるか否かの判断が難し
い。
【0008】本発明は、消化槽の機械攪拌装置のドラフ
トチューブの支持装置における上記課題を解決するもの
であって、ドラフトチューブを設置する際タイロッドの
張力の調節が適切であるか否か容易に判断することので
きるドラフトチューブの支持装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のドラフトチュー
ブの支持装置では、消化槽に設置された機械攪拌装置に
おいてドラフトチューブを固定するタイロッドの途中
に、所定の変位量で所要の張力を与える弾性体を介して
タイロッドを連結する張力調整具を設けることにより上
記課題を解決している。
【0010】消化槽内にドラフトチューブを設置する場
合には、下部の架脚と上部のタイロッドで鉛直状態に支
持し、張力調整具でタイロッドの張力を調整する。この
とき、張力調整具を弾性体が所定の変位量となるように
調整してやればタイロッドには所要の張力が与えられる
ので、ドラフトチューブは、消化槽内に液流を生じても
振れが発生しないよう適切に固定される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
であるドラフトチューブの支持装置を設けた消化槽の全
体構成図、図2は張力調整具の構成の説明図である。
【0012】ここで、消化槽2の躯体上部中央には、攪
拌機1が設置されている。攪拌機1は、縦型の攪拌ポン
プ4と駆動モータ3とを備えている。また、消化槽2内
の中央部にはドラフトチューブ5が設置されている。ド
ラフトチューブ5は、下部の架脚6と上部のタイロッド
7とからなる支持装置で鉛直状態に支持されている。
【0013】攪拌ポンプ4は軸13に整流ディスク14
と上段インペラ15と下段インペラ16とが設けられて
おり、下段インペラ16がドラフトチューブ5の上部
に、ドラフトチューブ5の内径と下段インペラ16の外
径との間に均一な隙間が形成されるよう芯を合わせて挿
入されている。
【0014】攪拌ポンプ4は、軸13の回転方向を変更
すれば、上段インペラ15と下段インペラ16とによ
り、下向流と上向流のどちらでも生じさせることができ
る。通常、攪拌ポンプ4は、ドラフトチューブ5内に、
消化槽2内の液をドラフトチューブ5の上端から吸込み
下端から吐出する下向流を生じるように運転される。こ
のとき、ドラフトチューブ5の外側の消化槽5内には上
昇流が生じる。
【0015】このように、攪拌ポンプ4の運転により、
消化槽5内には液流を生じさせるので、ドラフトチュー
ブ5に振れが発生してドラフトチューブ5と下段インペ
ラ16の間の隙間が不均一となり、ドラフトチューブ5
と下段インペラ16が接触して事故を起こすおそれがあ
る。
【0016】そこで、ドラフトチューブ5の上部を支持
するタイロッド7の途中には、ドラフトチューブ5を振
れが生じないよう固定するため、図4のターンバックル
8に代えて張力調整具9が設けられている。
【0017】この張力調整具9は、コイルスプリング2
0とスプリング押え板21とを装着したケーシング22
を一方のタイロッド7の端部に固設し、このケーシング
22のスプリング座24側に形成されたロッド挿入孔2
5から、他方のタイロッド7の雄ねじ23を設けた端部
をケーシング22内に挿入して、雄ねじ23にナット2
4を螺着し、このナット24を回してコイルスプリング
20を圧縮することにより張力を調整するようになって
いる。
【0018】このコイルスプリング20は圧縮による変
位量に対する張力が既知であり、その変位量を測定すれ
ばタイロッド7に作用している張力が正確に把握でき
る。コイルスプリング20の圧縮による変位量はスプリ
ング押え板21の移動距離として容易に視認できる。従
って、ドラフトチューブ5を設置する際に、コイルスプ
リング20が所定の変位量となるように調整してやれ
ば、タイロッド7には所要の張力が与えられるので、ド
ラフトチューブ5は、消化槽2内に液流を生じても振れ
が発生しないよう適切に固定することができる。
【0019】図3は他の形態の張力調整具の構成の説明
図である。この張力調整具9では、コイルスプリング2
0とスプリング押え板21とを装着したケーシング22
のスプリング座24側とその反対側とにそれぞれロッド
挿入孔25、26が形成されており、スプリング座24
側のロッド挿入孔25からケーシング22に挿入されて
いるタイロッド7の先端がスプリング押え板21に固設
されている。反対側のロッド挿入孔26からは、雄ねじ
23を設けたタイロッド7の端部が挿入され、雄ねじ2
3にナット24を螺着し、このナット24を回すことに
よりコイルスプリング20を圧縮して張力を調整するよ
うになっている。この張力調整具9もドラフトチューブ
5を設置する際に、コイルスプリング20が所定の変位
量となるように調整してやれば、タイロッド7には所要
の張力が与えられるので、ドラフトチューブ5は、消化
槽2内に液流を生じても振れが発生しないよう適切に固
定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドラフト
チューブの支持装置は、ドラフトチューブを設置する際
のタイロッドの張力の調節が適切であるか否か容易に判
断することができ、従って消化槽内に液流を生じても振
れが発生しないようドラフトチューブを適切に固定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるドラフトチューブ
の支持装置を設けた消化槽の全体構成図である。
【図2】張力調整具の構成の説明図である。
【図3】他の形態の張力調整具の構成の説明図である。
【図4】従来の消化槽上部の拡大図である。
【図5】ターンバックルの構成の説明図である。
【符号の説明】
1 攪拌機 2 消化槽 3 駆動モータ 4 攪拌用ポンプ 5 ドラフトチューブ 6 架脚 7 タイロッド 9 張力調整具 13 軸 14 整流ディスク 15 上段インペラ 16 下段インペラ 20 コイルスプリング 21 スプリング押え板 22 ケーシング 23 雄ねじ 24 ナット 25 挿入孔 26 挿入孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消化槽に設置された機械攪拌装置におい
    てドラフトチューブを固定するタイロッドを備えたドラ
    フトチューブの支持装置であって、 前記タイロッドの途中に、所定の変位量で所要の張力を
    与える弾性体を介してタイロッドを連結する張力調整具
    を設けたことを特徴とするドラフトチューブの支持装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013017924A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Nishihara Environment Co Ltd 汚泥消化装置
JP2015148239A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 日本タイロッド工業株式会社 タイロッド用連結具
JP2015148045A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 日本タイロッド工業株式会社 タイロッド連結具及びタイロッドの張力測定方法
CN108503172A (zh) * 2018-06-26 2018-09-07 杭州更蓝生物科技有限公司 一种化粪池
CN108821525A (zh) * 2018-06-26 2018-11-16 杭州更蓝生物科技有限公司 一种城市粪便处理系统

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