JPH1190027A - 遊技球計数装置 - Google Patents

遊技球計数装置

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JPH1190027A
JPH1190027A JP25040797A JP25040797A JPH1190027A JP H1190027 A JPH1190027 A JP H1190027A JP 25040797 A JP25040797 A JP 25040797A JP 25040797 A JP25040797 A JP 25040797A JP H1190027 A JPH1190027 A JP H1190027A
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ball
gaming machine
counter
island
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JP25040797A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Toru Takahashi
徹 高橋
Toshihiro Ishizaki
敏博 石崎
Hiroyuki Tanitsu
博行 谷津
Fumitaka Kawahashi
文隆 川橋
Shuji Yagi
修治 八木
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】景品球の計数作業を簡単かつ楽に行うことがで
き、電気的雑音に強く遊技球の数を正確に計数すること
ができ、また、不正な計数を確実に検知することができ
る遊技球計数装置を提供する。 【解決手段】回収車20は、遊技機島1を特定するため
のバーコード26を備え、回収車20は、各パチンコ機
3に近接させた際に景品球を受け取り、計数機30に近
接させた際に該計数機30へ景品球を引き渡す。計数機
30は、識別部33で前記回収車20のバーコード26
から遊技機島1を特定する情報を取得し島特定情報を出
力する。また、計数部40では、発光源41と、光ファ
イバ42と、光を受光しこれを電気信号に変換する光電
流変換器43とにより景品球を計数する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機を並
設して成る遊技機島ごとに設置され、各遊技機から払い
出された遊技球を計数してその計数結果を出力する遊技
球計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機島では、一般に島両端や島
中央の所定位置に景品球計数機が配設されており、遊技
者が自分の持ち球を計数する場合、先ずパチンコ機の前
皿や下皿内にある球を総て球箱に移し替える。そして、
球箱を景品球計数機の所まで持ち運んでから、球箱内の
球を景品球計数機に移し替えていた。景品球計数機の球
投入口は、たいてい天板と同じ高さ位置に設けられてい
る。
【0003】前記景品球計数機の計数部は、センサと、
該センサからの信号を基に球の個数を計数するCPUと
から構成されている。センサは、LED等の発光素子
と、フォト・トランジスタ等の受光素子とを対向させて
配置して成る。かかる計数部では、受光素子の出力信号
の変化を基にして、球の通過の有無をCPUで検知しそ
の個数を計数していた。
【0004】また、前記景品球計数機は複数の遊技者が
共用するため、遊技者は近くの景品球計数機が使用中の
場合、向かい側の島の景品球計数機が空いていれば、そ
の計数機で計数を行うこともある。従って、景品球計数
機により計数された球が、当該計数機が設置された島の
遊技機から払い出されたものであるかを確認することは
できなかった。
【0005】ところで、遊技機島内の各パチンコ機や景
品球計数機は、LANを介して遊技機島全体を集中管理
する台コントローラやホール端末に接続されている。そ
れにより、例えば、前記景品球計数機の計数結果や、各
パチンコ機から出力される賞球の払出数(出球数)は、
リアルタイムでホール端末に集計されて、島の稼働状況
を知るためのデータとして活用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の技術では、遊技者が景品球を計数する場
合には、球の詰まった重い球箱を景品球計数機の所まで
持ち運んでから、球箱を景品球計数機の球投入口まで持
ち上げて球を移し替えなければならず、球の計数作業が
非常に面倒であるという問題があった。
【0007】また、景品球計数機の計数部を構成するセ
ンサとCPUとの間の距離が長くなると、電気的なレベ
ル変動や伝送路上での雑音の影響により、センサからの
検知信号がCPUへ正確に伝送されない場合がある。こ
のため、計数結果に誤りの生じる場合があるという間題
があった。
【0008】更に、前記計数部のCPUに不正な電磁波
を送る等、景品球計数機では不正行為が行われることも
あり、該計数機より出力されて前記ホール端末に集計さ
れる計数データも、不正行為で水増し計数されたデータ
である虞もある。かかる計数データの信憑性を判断する
には、同じ遊技機島の各遊技機から出力される賞球の総
払出数を集計したデータと比較し、2つの値が大幅に違
っていれば不正の蓋然性が高いと判断できる。
【0009】しかし、前述した如く景品球計数機で計数
された球が、当該計数機が設置された島内の遊技機から
払い出された球とは限らないため、前記両データを比較
して不正を判断することは困難であった。ここで景品球
計数機で計数された球が、当該計数機が設置された島内
の遊技機から払い出された球と確認できれば、前記両デ
ータを比較して不正を検知できる。
【0010】本発明は、前述した従来技術の有する問題
点に着目してなされたものであり、景品球の計数作業を
簡単かつ楽に行うことができ、電気的雑音に強く遊技球
の数を正確に計数することができ、また、不正な計数を
確実に検知することができる遊技球計数装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 [1]複数の遊技機(3)を並設して成る遊技機島
(1)ごとに設置され、各遊技機(3)から払い出され
た遊技球を計数してその計数結果を出力する遊技球計数
装置(10)において、遊技機島(1)ごとに装備され
フロア上を移動可能な回収車(20)と、遊技機島
(1)ごとにその所定位置に配設された計数機(30)
とを有し、前記回収車(20)は、遊技機島(1)を特
定するための識別子(26)を備え、該回収車(20)
は、各遊技機(3)に近接させた際に各遊技機(3)か
ら払い出された遊技球を受け取る一方、計数機(30)
に近接させた際に該計数機(30)へ遊技球を引き渡
し、前記計数機(30)は、前記回収車(20)の識別
子(26)から遊技機島(1)を特定する情報を取得し
その島特定情報を出力する識別部(33)と、遊技球を
計数しその計数結果を出力する計数部(40)と、前記
計数結果を目視可能に表示する表示部(60)とを備
え、前記計数部(40)は、光を連続的に射出する発光
手段(41)と、光ファイバ(42)と、光を受光しこ
れを電気信号に変換する受光手段(43)を備え、前記
発光手段(41)と光ファイバ(42)の一方の端面と
を検出すべき遊技球の通る通路を挟んで対向するように
配置し、前記受光手段(43)は光ファイバ(42)の
他方の端面から射出する光を受光することを特徴とする
遊技球計数装置(10)。
【0012】[2]前記回収車(20)は、その識別子
(26)が特定する遊技機島(1)のみに使用されるよ
うに、遊技機島(1)ごとに対応して区別されるように
設けられたことを特徴とする[1]記載の遊技球計数装
置(10)。
【0013】[3]前記計数機(30)は、少なくとも
計数結果を記録した記録媒体を発行する発行部(71)
を有することを特徴とする[1]または[2]記載の遊
技球計数装置(10)。
【0014】[4]前記各遊技機(3)及び計数機(3
0)は、遊技機島(1)全体を集中管理する管理手段
(110)に接続され、前記管理手段(110)は、遊
技機島(1)の各遊技機(3)から出力される遊技球の
払出数を集計して、遊技機島(1)全体における遊技球
の出球数を算出する出球数演算部(121)と、前記計
数機(30)から出力される島特定情報と計数結果とを
管理する景品球数管理部(122)と、前記出球数演算
部(121)と景品球数管理部(122)との各データ
を比較して、遊技機島(1)ごとに前記計数機(30)
の計数結果における不正の有無を判別する不正検出部
(123)とを有することを特徴とする[1],[2]
または[3]記載の遊技球計数装置(10)。
【0015】[5]各遊技機(3)の下端より前方に延
びる天板(2)上に、各遊技機(3)ごとに対応する遊
技球の受入部(11)を設け、各受入部(11)に、天
板(2)下方に延びシャッタで開閉可能な球流下口(1
2)を連通接続し、前記回収車(20)に、前記球流下
口(12)を臨む上面開口部(21)と、シャッタで開
閉可能な球排出口(25)とを設け、前記計数機(3
0)に、前記天板(2)の下方に位置して前記回収車
(20)の球排出口(25)が合致する球投入口(3
2)を設けたことを特徴とする[1],[2],[3]
または[4]記載の遊技球計数装置(10)。
【0016】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。 [1]記載の遊技球計数装置(10)によれば、遊技者
が遊技機(3)から獲得した遊技球はフロア上の回収車
(20)に投入される。遊技球を計数する場合は、回収
車(20)をフロア上に持ち上げることなく計数機(3
0)まで移動させて、回収車(20)内の遊技球をその
まま計数機(30)へ引き渡せばよい。
【0017】回収車(20)から導入された遊技球は計
数部(40)で計数されるが、このとき識別部(33)
は、回収車(20)の識別子(26)から遊技機島
(1)を特定する情報を取得する。すなわち、計数され
た遊技球が、どの遊技機島(1)の遊技機(3)から払
い出されたものであるかを判別することができる。
【0018】計数部(40)からは計数結果が出力さ
れ、識別部(33)からは前記識別子(26)より得た
島特定情報が出力される。また、計数結果は表示部(6
0)によって目視可能に表示される。前記計数部(4
0)では、発光手段(41)と光ファイバ(42)の一
方の端面とは遊技球の通路を挟み対向しており、発光手
段(41)からの光は、受光手段(43)に直接入射さ
れるのではなく、先ず光ファイバ(42)に入射され、
該光ファイバ(42)を介して受光手段(43)に送ら
れる。
【0019】この光ファイバ(42)を延設し、受光手
段(43)の出力信号を基にして球の通過の有無を判別
する回路部分の近傍に該受光手段(43)を配置すれ
ば、球の通過の有無を表す情報を発光素子から判別回路
の近傍まで光により伝送するので、電気的な雑音の影響
を受け難く、正確な計数が可能となる。
【0020】前記計数部(40)から出力された正確な
計数結果は、前述した如く当該計数機(30)が設置さ
れた島内の遊技機(3)から払い出された球と確認でき
るため、この計数結果を、同じ遊技機島(1)の各遊技
機(3)から出力される賞球の総払出数(出球数)を集
計したデータと比較し、両者の値が大幅に異なる場合に
は、計数機(30)での計数に不正の蓋然性が高いと判
断できる。
【0021】[2]記載の遊技球計数装置(10)によ
れば、前記回収車(20)を、その識別子(26)が特
定する遊技機島(1)のみに使用されるように、遊技機
島(1)ごとに対応して区別されるように設けたから、
回収車(20)がその識別子(26)に対応しない遊技
機島(1)の遊技機(3)から遊技球を受け入れるのを
防止することができる。
【0022】[3]記載の遊技球計数装置(10)によ
れば、前記計数機(30)の発行部(71)により、前
記計数部(40)の計数結果を少なくとも記録した記録
媒体が発行される。それにより、遊技者は、記録媒体を
景品交換所まで手軽に持って行き所望の景品と交換で
き、また遊技店としては、記録媒体を検分する際に、遊
技球の計数結果を再度確認することができる。
【0023】[4]記載の遊技球計数装置(10)によ
れば、前記各遊技機(3)及び計数機(30)は、遊技
機島(1)全体を集中管理する管理手段(110)に接
続されており、該管理手段(110)に様々なデータが
出力されて蓄積される。
【0024】管理手段(110)の出球数演算部(12
1)では、遊技機島(1)の各遊技機(3)から出力さ
れた遊技球の払出数が集計され、遊技機島(1)全体に
おける遊技球の出球数が算出される。また、景品球数管
理部(122)には、前記計数機(30)から出力され
る島特定情報と計数結果が入力されて管理される。
【0025】そして、不正検出部(123)では、前記
出球数演算部(121)と景品球数管理部(122)の
各データが比較されて、遊技機島(1)ごとに前記計数
機(30)の計数結果における不正の有無が判別され
る。ここで両データの値が大幅に異なる場合、前記計数
機(30)での計数に不正の蓋然性が高いと判断され
る。
【0026】[5]記載の遊技球計数装置(10)によ
れば、遊技機島(1)から払い出された遊技球は、各遊
技機(3)ごとに対応する受入部(11)に導入され、
更に、各受入部(11)から天板(2)下方に延びる球
流下口(12)を介して、回収車(20)の上面開口部
(21)に導入される。
【0027】回収車(20)を移動させて、その球排出
口(25)を計数機(30)の球投入口(32)に合致
させて、回収車(20)の球排出口(25)を開閉する
シャッタを開くと、該回収車(20)内に貯留された球
は、球排出口(25)から計数機(30)の球投入口
(32)にそのまま排出される。それにより、遊技者は
簡易かつ確実に遊技球を計数機(30)に引き渡すこと
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図14は本発明を代
表する一実施の形態を示している。本発明に係る遊技球
計数装置10は、複数のパチンコ機(遊技機)3を並設
して成る遊技機島1ごとに設置され、各パチンコ機3か
ら払い出されたパチンコ球(遊技球)を計数し、その計
数結果を出力するものである。遊技球計数装置10は、
回収車20と計数機30を具備して成る。
【0029】図1に示すように、遊技機島1は略直方体
状の支持枠を骨組として構築され、その中段下側には島
全長に亘って前方へ延出した天板2が固定されている。
天板2の奥側には、複数のパチンコ機3が背中合わせに
2列に並設されており、また、各パチンコ機3間には、
パチンコ球を貸し出す球貸機4が介装されている。計数
機30は、遊技機島1の中央位置に配設されており、計
数機30の上方には点検扉5が設けられている。
【0030】パチンコ機3は、ハンドルの回転操作によ
りゲージ盤面上に球を打ち出し、その打球の入賞を競い
楽しむものである。パチンコ機の機体下部には、遊技に
供する球や賞球を入れる前皿3aや下皿3bが設けられ
ている。下皿3bには、貯留した球を下方に落とすため
の球抜きレバーが設けられている。
【0031】天板2上の前側には、各パチンコ機3ごと
に対応してパチンコ球の受入部11が設けられている。
受入部11は、パチンコ機3の下皿3bから溢れる球を
受け入れるものであり、底浅の箱状に形成されている。
各受入部11の底部には、天板2の下方に延びる球流下
口12が連通接続されている。球流下口12は天板2を
貫通する通路状の部材である。
【0032】受入部11の底部には、球流下口12の上
端入口を開閉するシャッタ(図示せず)が設けられてお
り、受入部11の正面部に設けられた操作ボタン11a
を押すと、通常は閉じているシャッタが開くように設定
されている。なお、球流下口12の下端出口は、ちょう
ど回収車20の上面開口部21の上端付近を臨む高さに
設定されている。
【0033】回収車20は、各パチンコ機3に近接させ
た際に球流下口12から落下する球を受け取る一方、計
数機30に近接させた際に該計数機30へ球を引き渡す
ものである。回収車20は、遊技機島1ごとに1台乃至
数台装備されており、フロア上を自由に移動させること
ができる。回収車20の機体の上端には、球を受け入れ
る上面開口部21が開設され、内部は球を所定量貯留で
きるタンク仕様となっている。また、機体の下端には、
移動用のストッパ付キャスタ22が取り付けられてお
り、機体の後端にはハンドル23が設けられている。
【0034】回収車20の前端面の下側には、シャッタ
(図示せず)で開閉可能な球排出口25が設けられてい
る。シャッタには操作ケーブル24の一端が連結されて
おり、操作ケーブル24の他端は、ハンドル23片側に
設けられたレバー23aに押し引き可能に連結されてい
る。すなわち、レバー23aを押す(握る)と操作ケー
ブル24が引かれて、通常は閉位置にあるシャッタが開
き、球排出口25が開口するように設定されている。
【0035】また、回収車20の前端面における前記球
排出口25の上側には、遊技機島1を特定するための識
別子26としてバーコードが設けられている。ここで識
別子は、ホール内に複数設置される遊技機島のうち何れ
か一の遊技機島1を特定できるデータキャリアであれば
何でもよく、本実施の形態で採用したバーコードに限ら
ず、例えば、特定信号を電磁波に乗せて発信する発信器
等で構成しても構わない。
【0036】回収車20は、その識別子26が特定する
遊技機島1のみに使用されるように、遊技機島1ごとに
対応して区別されるように設定されている。本実施の形
態では、例えば、回収車20の機体外面が、遊技機島1
の腰板や次述する計数機30の外面と同一色に塗装され
ている。かかる設定により遊技者に注意が促され、別の
色の回収車20を計数機30に使用することが心理的に
防止されると同時に、店員が直ぐに誤った使用を見つけ
られるようになっている。
【0037】回収車20が特定の遊技機島1にのみ使用
されるための設定は、その他例えば、電気的な手段によ
って、回収車20を対応しない遊技機島にある計数機3
0に近接させると警報を発するように設定したり、ある
いは機械的な手段によって、回収車20の球排出口25
が対応しない遊技機島の計数機30には接続できないよ
うに構成したりしてもよい。
【0038】計数機30は、遊技機島1の両側面の中央
にそれぞれ一台ずつ配設されており、機体30a内外に
識別部33、計数部40、揚送部50、それに表示部6
0を設けて成る。機体30aの前面側には、前記計数機
30の前側が嵌入する凹部31が形成されており、凹部
31に、前記回収車30の球排出口25が合致する球投
入口32が設けられている。
【0039】球投入口32の上側には識別部33が設け
られている。識別部33は、前記回収車20の識別子2
6から遊技機島1を特定する情報を取得し、その島特定
情報に関するID信号を出力するものであり、具体的に
は、識別子26であるバーコードを光学的に読み取るバ
ーコードリーダから成る。ここで島特定情報とは、例え
ば、遊技機島ごとに付けられた固有の島番号が該当す
る。識別部33は、識別子26と共にデータキャリアシ
ステムを構成している。なお、識別部33は、後述する
第2台コントローラ90を介して島コントローラ110
に接続されている。
【0040】図3に示すように、機体30a内部には、
球投入口32に投入された球を所定方向に流下させる第
1,2導入路34a,34bが斜設され、第2導入路3
4bの終端下方には、折り返し整列樋35が連続するよ
うに斜設されている。整列樋35の途中上方には揺動体
36が設けられ、整列樋35の終端には計数部40が配
設されている。
【0041】図4に示すように、整列樋35は、複数の
整列レール35aが計数部40のある終端まで並列状に
設けられ、これにより球一列の侵入のみを許す単列流路
35bが複数(この場合16列分)形成されたもので、
この各列に対応して揺動体36が設けられている。
【0042】揺動体36は、外周面が円筒面とされたも
ので、単列流路35b内に重なって流入した球のうち2
段目以上の上層の球に当接する位置で揺動するよう、各
単列流路35bの上方にそれぞれ配設され、整列樋35
の上部に設けられた水平軸37に偏心させて回転自在に
取付けられている。この揺動体36において、水平軸3
7と反対に偏心した側には、この側に顕著に重心が偏る
よう重り38が取り付けられている。
【0043】図5に示すように、計数部40は、整列樋
35を通過した球を計数しその計数結果を出力するもの
であり、発光手段41と、光ファイバ42と、受光手段
である光電流変換器43とから成る。発光手段41は、
可視光または赤外光を連続的に発光する光源である。こ
の発光手段41と光ファイバ42の一方の端面42a
は、前記整列樋35の終端で各単列流路35bごとに、
流路幅に相当する間隔を開けて互いに向き合うように配
置されている。
【0044】光ファイバ42は所定の長さを備えてお
り、その他方の端面42bは光電流変換器43まで延ば
されている。光ファイバ42の他方の端面42bは、光
電流変換器43の受光面に近接して配置され、光電流変
換器43は、光ファイバ42の一方の端面42aに入射
した光を光ファイバ42を通して受光するようになって
いる。なお、端面42a,42bは、光ファイバ42内
の光軸と垂直であって鏡面に仕上げられている。
【0045】光電流変換器43は、後述する島コントロ
ーラ110の傍らに、電流増幅器44や電流電圧変換器
45と共に配設されている。光電流変換器43は、光フ
ァイバ42の端面42bから光を直接受光し、この光信
号を電流信号に変換するものである。電流増幅器44
は、前記光電流変換器43の出力信号を増幅するもので
ある。また、電流電圧変換器45は、前記電流増幅器4
4の出力する電流信号を電圧信号に変換するものであ
る。
【0046】島コントローラ110のCPU120にあ
る景品球数管理部122では、電流電圧変換器28の出
力信号を基にして、前記単列流路35bの終端を通過し
た球の個数がカウントされる。ここで景品球数管理部1
22は、各単列流路35bごとに出力される信号を処理
して総和の計数を行うように設定されている。
【0047】図6は、計数部40の主要部を成す回路構
成をより具体的に示したものである。発光手段41は、
高輝度赤色LED素子41aとこれのアノード側に直列
接続された抵抗器41bとから構成されている。高輝度
赤色LED素子41aは、光電流変換器43側から電源
の供給を受け、当該電源ラインにはノイズフィルター4
6が介挿されている。光電流変換器43は、フォト・ト
ランジスタ43aと、2値化回としてのスイッチング・
トランジスタ43bとを備えている。
【0048】フォト・トランジスタ43aのコレクタは
5ボルトの電源に接続され、エミッタは電流電圧変換用
の抵抗器47を介して接地されている。またフォト・ト
ランジスタ43aのエミッタは、スイッチング・トラン
ジスタ43bのべ一スに接続され、スイッチング・トラ
ンジスタ43bのコレクタは、抵抗器48を介して5ボ
ルト電源側に接続され、エミッタは接地されている。抵
抗器48のコレクタは、CPU120の入出力端子に接
続されている。なお、フォト・トランジスタ43aの受
光面には、光ファイバ42の他方の端面42bが近接配
置されている。
【0049】図3に示すように、前記計数部40で計数
された球は、排出樋39を介して揚送部50へ引き渡さ
れるように設定されている。揚送部50は、前記計数機
30から送られた球を遊技機島1内に配設された回収樋
7上まで揚送するリフト51から構成されている。な
お、回収樋7上を流下する球は、遊技機島1の下段内部
に配設された貯留タンク(図示せず)に送られて一時貯
留され、その後研磨揚送装置の上部タンク5まで揚送さ
れるように設定されている。
【0050】リフト51は機体30a内に配設されてお
り、前記計数部40が作動するとそれに連動して作動す
るように制御される。リフト51は、前記排出樋39の
傍らに軸支された従動スプロケット52と、その上方に
軸支され電動モータ54aによって駆動される駆動スプ
ロケット53と、上下のスプロケット52,53に掛け
渡された揚送ベルト54を有する。
【0051】図9〜図12に示すように、電動モータ5
4は無端で幅広の帯状体から形成され、その外周面に
は、各係送片55が一体的に突設されると共に、回転方
向に隣り合う両係送片55,14間には溝56が形成さ
れ、この溝56内に、係送片55よりは球の直径だけ低
くなる2つの短い突起55aが一体的に突設されてい
る。
【0052】また、揚送ベルト54の内周面には、突条
57が形成されてタイミングベルト式に成っている。駆
動スプロケット53の傍らには、揚送された球を回収樋
7に導く整列樋58が配設されており、整列樋58上に
は整列レール59が並列状に設けられている。
【0053】図1に示すように、表示部60は、機体3
0aの正面壁に設けられている。表示部60は、前記計
数部40による計数結果である景品球数の他、島特定情
報やその他の項目を目視可能に表示するものであり、液
晶画面から構成されている。表示部60は、島コントロ
ーラ110のCPU120に接続されている。表示部6
0の側方には、記録媒体であるカードの払出口70が設
けられており、その内部には発行部71が設けられてい
る。
【0054】発行部71は、計数部40による景品球の
計数終了後に精算ボタン81をオンにすると、島コント
ローラ110からの指令に基づき、計数部40で計数さ
れた景品球数や島特定情報等の各種データをカードに記
録し、払出口70から払い出すように構成されている。
ここでデータの記録形態としては、磁気データとしての
磁気的記録の他に、遊技者が目視できるようカード表面
に数字または文字で印刷する方式も併用する。また、記
録媒体はカードに限られるものではなく、レシートであ
ってもよい。
【0055】払出口70の下側には、精算ボタン81と
呼出ボタン82が設けられている。精算ボタン81は、
前記計数部40による計数後それを精算する際に押下さ
れるスイッチであり、押下されると島コントローラ11
0へ精算信号を出力するものである。呼出ボタン82
は、計数結果が出力されない等の異常が発生した際に、
遊技者が店員を呼ぶためのスイッチである。
【0056】図13に示すように、遊技機島1を構成す
る各パチンコ機3や各球貸し機4は、それぞれ第1台コ
ントローラ80に接続されている。また、計数機30の
他、カード自動販売機8や島端金庫9は、それぞれ第2
台コントローラ90に接続されている。
【0057】第1台コントローラ80は、対応するパチ
ンコ機3や球貸機4の動作や各種信号の送受信を個別に
制御するものであり、一の遊技機島1ごとにパチンコ機
3の数と同数設けられている。第2台コントローラ90
は、接続されている計数機30等の動作や各種信号の送
受信を制御するものであり、一の遊技機島1に一つだけ
設けられている。
【0058】第1台コントローラ80や第2台コントロ
ーラ90は、通信線101を介して島コントローラ11
0に接続されている。更に、各遊技機島1の島コントロ
ーラ110は集線装置(HUB)102に接続され、集
線装置102は構内情報通信網(LAN)103によ
り、ホール端末130等にも接続されている。
【0059】島コントローラ110は、遊技機島1全体
の各種機器の動作や信号の送受信を集中的に制御する管
理手段(コンピューター)であり、詳しくは後述する。
ホール端末130は、遊技場全体の各種機器の動作や運
営を集中的に制御するコンピューターであり、ホール端
末130には、プリンタ131や音声出力装置132、
それにデーターベース133が接続されている。
【0060】また、集線装置102は構内情報通信網
(LAN)103により、カウンタ端末134、データ
表示端末機135、POS端末136、それにサーバー
137にも接続されている。データ表示端末機135
は、ホール端末130等による各種データの処理結果
を、所定操作に基づき画面上に目視可能に出力表示する
ものである。
【0061】POS端末136は、計数機30の発行部
71で処理されたカードを検算するのをはじめ、景品球
と交換される一般景品はもちろん、特殊景品としての換
金物の出庫状況や在庫を管理するコンピューターであ
る。また、サーバー137には、前記計数機30の識別
部33から出力された島特定情報を検分するためのID
情報が予め登録されており、識別部33から出力される
島特定情報や景品球の計数結果を蓄積できるファイルサ
ーバである。
【0062】図14に示すように、島コントローラ11
0のCPU120は、出球数演算部121、景品球数管
理部122、それに不正検出部123を含む各種機能を
備えている。出球数演算部121は、遊技機島1の各パ
チンコ機1から出力される出球信号を第1台コントロー
ラ80を経て受信し、パチンコ球の払出数を集計して遊
技機島1全体における出球数を算出する手段である。
【0063】景品球数管理部122は、前記計数機30
から出力される島特定情報と計数結果とを管理する手段
である。詳しく言えば、景品球数管理部122は、計数
機30の識別部33から出力されたID信号を第2台コ
ントローラ90を経て受信し、これをサーバー137に
予め登録されているID情報と照合して遊技機島1の島
番号を特定する。
【0064】また、景品球数管理部122は、計数機3
0の計数部40を成する電流電圧変換器45の出力信号
を基にして、前記端面42bの終端を通過した景品球の
個数を計数する。すなわち、景品球数管理部122で
は、遊技機島1を特定した上で、その遊技機島1に属す
る計数機30で計数された景品球数の総和が何個である
かが判別できるようになっている。
【0065】不正検出部123は、前記出球数演算部1
21と景品球数管理部122との各データを比較して、
遊技機島1ごとに計数機30の計数結果における不正の
有無を判別する手段である。例えば、所定期間内に出球
数演算部121で集計された出球数と、計数機30の計
数結果である景品球数の値が大幅に異なる場合、前記計
数機30での計数に不正の蓋然性が高いと判断される。
【0066】以下、作用について説明する。図1におい
て、パチンコ機3での遊技中に賞出された球は先ず前皿
3aに払い出され、前皿1aから溢れる球は下皿3bに
受け入れられる。遊技者が球抜きレバーを操作して、下
皿3bから球を落下させると、球はそのまま受入部11
に受け入れられる。
【0067】受入部11内にも球は所定量まで貯留され
るが、遊技者が球箱16の操作ボタン11aを押すと、
球流下口12の上端入口を閉じていたシャッタが開き、
受入部11内の球は球流下口12を介して回収車20へ
上面開口部21から投入される。遊技者は前もって遊技
機島1ごとに装備された回収車20を、パチンコ機3の
下方に位置させておく。ここで回収車20は対応する遊
技機島1ごとに使用される。すなわち、回収車20の機
体外面は遊技機島1の腰板や計数機30の外面と同一色
に塗装されており、回収車20が対応しない遊技機島1
に使用することが防止される。
【0068】遊技者は獲得した総ての景品球を回収車2
0に移したら、回収車20を計数機30まで移動させ
て、回収車20の前端側を計数機30の機体30aにあ
る凹部31内に入れる。そして、回収車20の球排出口
25を計数機30の球投入口32に合わせた状態で、ハ
ンドル23片側のレバー23aを押すと操作ケーブル2
4が引かれて、通常は閉位置にあるシャッタが開いて球
排出口25が開口し、景品球は総て計数機30に移し替
えられる。
【0069】回収車20内の球を計数機30に移し替え
ている際、回収車20の識別子26は計数機30の識別
部33に対接しており、識別部33によって識別子26
であるバーコードが光学的に読み取られる。ここで島特
定情報に関するID信号は、第2台コントローラ90を
介して島コントローラ110に送信される。島コントロ
ーラ110の景品球数管理部122は、受信したID信
号をサーバー137に予め登録されているID情報と照
合する。それにより、計数機30で景品球が計数される
時点では、その景品球がどの遊技機島1から払い出され
たものであるかが、景品球数管理部122により特定さ
れている。
【0070】図3において、球投入口32から投入され
た球は第1,2導入路34a,34bを経て、整列樋3
5に入る際に一列に整列されるが、球が多段状に流入す
ると、2段目以上の上層の球は計数部40に到達するま
でに揺動体36に当接し、進行を阻止される。この際、
揺動体36の揺動によりこの上層の球は若干動くことが
できるので、下層の(1段目の球)の移動を妨げること
はなく、球は円滑に1段1列をなして1個ずつ計数部4
0のある整列樋35の終端に送られる。
【0071】揺動体36が球を1段にする作用は、球の
移動距離には影響されないので、整列レール35aの長
さが比較的短いものでも問題はない。また、この際、重
り38が設けられていることは、揺動体36による上層
の球の阻止を更に確実ならしめる作用がある。こうして
球は、各単列流路35bから1個ずつ排出され、この時
に各計数部40により検出される。
【0072】計数部40では、図6に示すように、高輝
度赤色LED素子41aは、抵抗器41bを介して定電
流駆動され、常時赤色光を射出する。高輝度赤色LED
素子41aと光ファイバ42の端面42aの間を球が通
過しないときは、高輝度赤色LED素子41aの出力す
る光は端面23aから光ファイバ42内へ入射し、光フ
ァイバ42内を伝わって光電流変換器43側の端面42
bから射出される。
【0073】光ファイバ42の端面42bから射出され
た赤色光はフォト・トランジスタ43aで受光され、電
流信号に変換され、当該電流信号が抵抗器47に流れ
る。これにより、フォト・トランジスタ43aのエミッ
ク電圧が上昇し、スイッチング・トランジスタ43bが
オン状態となり、スイッチング・トランジスタ43bの
コレクタ電圧がローレベル(Lレベル)の状態になる。
【0074】一方、高輝度赤色LED素子41aと光フ
ァイバ42の端面42aの間を球が通過するときは、高
輝度赤色LED素子41aから射出された光は通過中の
球によって遮られる。このため、光電流変換器43側の
端面42bから光が射出しなくなり、フォト・トランジ
スタ43aに電流が流れず、フォト・トランジス夕43
aのエミッタ電圧が下降する。その結果、スイッチング
・トランジスタ43bがオフ状態となり、スイッチング
・トランジスタ43bのコレクタ電圧がハイレベル(H
レベル)になる。
【0075】また、高輝度赤色LED素子41aと光フ
ァイバ42の端面42aの間を球が通過するとき、図7
に示すように、端面42aに垂直に入射する光41は球
によって遮られるが、球を回り込む光L2は、傾斜した
入射角で端面42aに到達する。しかしながら、光ファ
イバ42の端面42aに略垂直に入射した光L1のみが
光ファイバ42内へ入り込むことができ、斜めの入射角
度で到来した光L2は反射される。
【0076】従って、回り込む光L2が存在しても、光
電流変換器43側の端面42bからは、回り込む光L2
に基づく光は出力されない。このため、高輝度赤色LE
D素子41aと光ファイバ42の端面42aの間を球が
通過するとき、フォト・トランジスタ43aの受光面に
は光ファイバ42からの光は到達しない。
【0077】球が一定間隔で高輝度赤色LED素子41
aと光ファイバ42の端面42aの間を通過している
際、フォト・トランジスタ43aの出力信号の波形は図
8に示すようになる。先に説明したように、高輝度赤色
LED素子41aからの光を光ファイバ42を介してフ
ォト・トランジスタ43aへ導くので、球が通過する際
に回り込む光L2の影響を受けず、フォト・トランジス
タ43aの出力波形Wは、ほぼ矩形波になる。
【0078】島コントローラ110におけるCPU12
0の景品球数管理部122では、フォト・トランジスタ
43aの出力信号を一定時間間隔でI/Oポートから取
り込み、当該信号がハイレベルになった回数を計数する
ことで、通過する球の個数を計数する。この際、図8に
示したようにフォト・トランジスタ43aの出力波形W
にアナログ的な変化をする部分が無いので、CPU29
は入力信号をディジタル信号として取り扱って正確な計
数を行うことができる。
【0079】また、発光手段41から光電流変換器43
まで、球の通過の有無を示す情報を光ファイバ42を通
じて光の状態で伝送するので、電気的ノイズ等の影響を
全く受けなくなる。それにより、計数精度をより一層高
めることができる。更に、伝送路に光ファイバ42を用
いることで、電気的コネクターが装置外部に露出せず、
電気的に行われる不正を排除することができる。
【0080】以上のように、計数部40と景品球数管理
部122で確定された景品球の計数値は、図13に示す
ように、ホール端末130を介してサーバー137へ送
られる。このサーバー137には、景品球の計数結果の
他、前記識別部33から出力されたID情報が蓄積され
る。景品球の計数が終了した時点で、図14に示す不正
検出部123では、前記出球数演算部121及び景品球
数管理部122で集計された各データが比較され、遊技
機島1ごとに計数機30の計数結果における不正の有無
が判別される。
【0081】すなわち、不正検出部123は、所定期間
内に出球数演算部121で集計された出球数と、計数機
30の計数結果である景品球数との各データを、景品球
の計数が終了した時点でサーバー137から呼び出し、
両者の値を比較して大幅に異なる場合には、前記計数機
30での計数に不正の蓋然性が高いと判断する。かかる
場合、表示部60に注意を表示したり、払出口70から
のカード発行を中止したり、警報を発するようにする
等、その旨が外部に通知される。
【0082】また、景品球の計数が終了した際、計数機
30の表示部60には、島コントローラ110のCPU
120からの指令に基づき、計数結果である景品球数の
他、島特定情報等が目視可能に表示される。更に、発行
部71では、遊技者による精算ボタン81の押し操作に
基づき、カードに計数結果等を記録して払出口70から
払い出す。
【0083】遊技者はカードを景品交換カウンターに持
参して、POS端末136により検算処理した後、カー
ドに記録された景品球数に応じた景品と交換することが
できる。POS端末136では、カードの情報を読み取
る際にサーバー137のデータと照合するため、カード
に記録された景品球数等の各種データの正当性もより確
実に判断されることになる。
【0084】図3に示す計数機30おいて、計数部40
から排出された計数済みの球は、リフト51の作動によ
り、揚送方向に回転する揚送ベルト54の各係送片55
に掬い上げられるようにして、そのまま回収樋7の高さ
位置までスムーズに揚送される。揚送ベルト54の上端
付近では、各係送片55により多数の球は整列樋58を
介して回収樋7内に引き渡される。
【0085】なお、本発明に係る遊技球計数装置は、前
述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、
島コントローラ110の機能の一部を第1台コントロー
ラ80や第2台コントローラ90に設けてもよい。
【0086】
【発明の効果】本発明に係る遊技球計数装置によれば、
回収車により遊技球を運搬できるため、従来の如く景品
球の詰まった重い球箱を手で持ち上げるような手間を必
要とせず、計数時における遊技者の労力は軽減される。
また、計数機で計数された遊技球が、どの遊技機島から
払い出されたものであるかを判別することができ、これ
に基づいて、遊技機島ごとに計数機の計数結果における
不正の有無を確認することが可能となる。更に、計数部
に光ファイバを利用することで、電気的な雑音の影響を
受け難く、不正を未然に防止でき正確な計数が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
装備した遊技機島を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
装備した遊技機島を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機の要部を拡大して示す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機の計数部を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機の計数部の回路構成を示す回路図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機の計数部の作用説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機の計数部の作用説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置を
構成する計数機の揚送部を示す平面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置
を構成する計数機の揚送部の搬送ベルトを示す平面図で
ある。
【図11】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置
を構成する計数機の揚送部の搬送ベルトを示す断面図で
ある。
【図12】本発明の一実施の形態に係る遊技球計数装置
を構成する計数機の揚送部の搬送ベルトを示す斜視図で
ある。
【図13】遊技場全体の各種機器を示すブロック図であ
る。
【図14】島コントローラを示すブロック図である。
【符号の説明】
1…遊技機島 2…天板 3…パチンコ機 4…球貸機 7…回収樋 10…遊技球計数装置 11…受入部 11a…操作ボタン 12…球流下口 20…回収車 21…上面開口部 22…ストッパ付キャスタ 23…ハンドル 23a…レバー 24…操作ケーブル 25…球排出口 26…識別子 30…計数機 30a…機体 31…凹部 32…球投入口 33…識別部 35…整列樋 35a…整列レール 35b…単列流路 36…揺動体 39…排出樋 40…計数部 41…発光手段 42…光ファイバ 42b…端面 43…光電流変換器 44…電流増幅器 45…電流電圧変換器 50…揚送部 51…リフト 52…従動スプロケット 53…駆動スプロケット 54…揚送ベルト 60…表示部 70…払出口 71…発行部 80…第1台コントローラ 81…精算ボタン 90…第2台コントローラ 110…島コントローラ 120…CPU 121…出球数演算部 122…景品球数管理部 123…不正検出部 130…ホール端末 135…データ表示端末機 136…POS端末 137…サーバー
フロントページの続き (72)発明者 谷津 博行 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 川橋 文隆 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 八木 修治 東京都江東区潮見2丁目9番15号 株式会 社内田洋行内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機を並設して成る遊技機島ごと
    に設置され、各遊技機から払い出された遊技球を計数し
    てその計数結果を出力する遊技球計数装置において、 遊技機島ごとに装備されフロア上を移動可能な回収車
    と、遊技機島ごとにその所定位置に配設された計数機と
    を有し、 前記回収車は、遊技機島を特定するための識別子を備
    え、該回収車は、各遊技機に近接させた際に各遊技機か
    ら払い出された遊技球を受け取る一方、計数機に近接さ
    せた際に該計数機へ遊技球を引き渡し、 前記計数機は、前記回収車の識別子から遊技機島を特定
    する情報を取得しその島特定情報を出力する識別部と、
    遊技球を計数しその計数結果を出力する計数部と、前記
    計数結果を目視可能に表示する表示部とを備え、 前記計数部は、光を連続的に射出する発光手段と、光フ
    ァイバと、光を受光しこれを電気信号に変換する受光手
    段を備え、前記発光手段と光ファイバの一方の端面とを
    検出すべき遊技球の通る通路を挟んで対向するように配
    置し、前記受光手段は光ファイバの他方の端面から射出
    する光を受光することを特徴とする遊技球計数装置。
  2. 【請求項2】前記回収車は、その識別子が特定する遊技
    機島のみに使用されるように、遊技機島ごとに対応して
    区別されるように設けられたことを特徴とする請求項1
    記載の遊技球計数装置。
  3. 【請求項3】前記計数機は、少なくとも計数結果を記録
    した記録媒体を発行する発行部を有することを特徴とす
    る請求項1または2記載の遊技球計数装置。
  4. 【請求項4】前記各遊技機及び計数機は、遊技機島全体
    を集中管理する管理手段に接続され、 前記管理手段は、 遊技機島の各遊技機から出力される遊技球の払出数を集
    計して、遊技機島全体における遊技球の出球数を算出す
    る出球数演算部と、 前記計数機から出力される島特定情報と計数結果とを管
    理する景品球数管理部と、 前記出球数演算部と景品球数管理部との各データを比較
    して、遊技機島ごとに前記計数機の計数結果における不
    正の有無を判別する不正検出部とを有することを特徴と
    する請求項1,2または3記載の遊技球計数装置。
  5. 【請求項5】各遊技機の下端より前方に延びる天板上
    に、各遊技機ごとに対応する遊技球の受入部を設け、各
    受入部に、天板下方に延びシャッタで開閉可能な球流下
    口を連通接続し、 前記回収車に、前記球流下口を臨む上面開口部と、シャ
    ッタで開閉可能な球排出口とを設け、 前記計数機に、前記天板の下方に位置して前記回収車の
    球排出口が合致する球投入口を設けたことを特徴とする
    請求項1,2,3または4記載の遊技球計数装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008108159A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Seeds Nishitokyo:Kk 遊戯機器の管理データの印刷方法

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JP2008108159A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Seeds Nishitokyo:Kk 遊戯機器の管理データの印刷方法

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