JPH1189937A - 僧帽弁逆流試験用カテーテル - Google Patents
僧帽弁逆流試験用カテーテルInfo
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- JPH1189937A JPH1189937A JP9254612A JP25461297A JPH1189937A JP H1189937 A JPH1189937 A JP H1189937A JP 9254612 A JP9254612 A JP 9254612A JP 25461297 A JP25461297 A JP 25461297A JP H1189937 A JPH1189937 A JP H1189937A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】逆流試験中に生理的食塩水が左心房側に漏出し
たり、或いは、生理的食塩水の注入速度を高めてもチュ
ーブが抜け出ることなく、逆流試験を迅速に行うことが
できるようにする。 【解決手段】生理的食塩水注入用チューブ2の少なくと
も左心室内へ挿入する先端部2Aを細径チューブに形成
し、その細径チューブの先端に紡錘形の径大部3を設け
る。径大部3の先端側に柔軟部3aを設けると共に、後
部に細径チューブに連通すると共に後方側に向けて開口
する噴出口4を設ける。
たり、或いは、生理的食塩水の注入速度を高めてもチュ
ーブが抜け出ることなく、逆流試験を迅速に行うことが
できるようにする。 【解決手段】生理的食塩水注入用チューブ2の少なくと
も左心室内へ挿入する先端部2Aを細径チューブに形成
し、その細径チューブの先端に紡錘形の径大部3を設け
る。径大部3の先端側に柔軟部3aを設けると共に、後
部に細径チューブに連通すると共に後方側に向けて開口
する噴出口4を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心臓の僧帽弁形成
手術の結果の逆流漏れを評価する際に行われる逆流試験
用のカテーテルに関する。
手術の結果の逆流漏れを評価する際に行われる逆流試験
用のカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】肺静脈から左心房に戻った血液は、僧帽
弁を介して左心室に送られ、次いで大動脈に送り出され
る。僧帽弁は、心臓の収縮期に閉鎖、拡張期に開放し、
血液が左心房から左心室に送られる際に開き、左心室か
ら大動脈に送り出される際に閉じるようになっている。
弁を介して左心室に送られ、次いで大動脈に送り出され
る。僧帽弁は、心臓の収縮期に閉鎖、拡張期に開放し、
血液が左心房から左心室に送られる際に開き、左心室か
ら大動脈に送り出される際に閉じるようになっている。
【0003】この僧帽弁に異常が生じると、弁の接合が
不良となり、僧帽弁の閉鎖不全(逆流)をきたす。すな
わち、本来、心臓の収縮期には、僧帽弁は閉鎖し、血液
の左心室から左心房への逆流を防ぐ役割があるが、この
弁の接合が不完全であると、逆流が生じるため、左心房
の拡大と左心房圧の上昇を招き、鬱血性心不全の原因と
なる。
不良となり、僧帽弁の閉鎖不全(逆流)をきたす。すな
わち、本来、心臓の収縮期には、僧帽弁は閉鎖し、血液
の左心室から左心房への逆流を防ぐ役割があるが、この
弁の接合が不完全であると、逆流が生じるため、左心房
の拡大と左心房圧の上昇を招き、鬱血性心不全の原因と
なる。
【0004】従来、この僧帽弁閉鎖不全に対しては、人
工弁置換術が標準術式とされてきた。しかし、術後の塞
栓による脳合併症や、感染性心内膜炎などの合併症の問
題や、更に抗凝固療法(ワーファリンの内服)の負担が
あった。近年、開発が進んだ僧帽弁形成術は、従来、人
工弁置換術をせざるを得ない患者に対して、自己の弁尖
を温存し、人工腱索や人工弁輪を組み合わせて逆流を止
める手術である。この手術の利点は、人工弁を使わない
ため、脳塞栓や感染性心内膜炎になりにくく、更に抗凝
固療法が不要なため、ワーファリンを内服する必要がな
いことである。
工弁置換術が標準術式とされてきた。しかし、術後の塞
栓による脳合併症や、感染性心内膜炎などの合併症の問
題や、更に抗凝固療法(ワーファリンの内服)の負担が
あった。近年、開発が進んだ僧帽弁形成術は、従来、人
工弁置換術をせざるを得ない患者に対して、自己の弁尖
を温存し、人工腱索や人工弁輪を組み合わせて逆流を止
める手術である。この手術の利点は、人工弁を使わない
ため、脳塞栓や感染性心内膜炎になりにくく、更に抗凝
固療法が不要なため、ワーファリンを内服する必要がな
いことである。
【0005】その僧帽弁形成手術では、手術後の僧帽弁
が血液の逆流防止機能を維持しているか否かを評価する
試験が行われる。この試験は、切開した左心房から左心
室へカテーテルを挿入し、このカテーテルを通して左心
室に生理的食塩水を注入して満たし、この生理的食塩水
が左心房へ逆流するか否かを評価することによって行わ
れる。
が血液の逆流防止機能を維持しているか否かを評価する
試験が行われる。この試験は、切開した左心房から左心
室へカテーテルを挿入し、このカテーテルを通して左心
室に生理的食塩水を注入して満たし、この生理的食塩水
が左心房へ逆流するか否かを評価することによって行わ
れる。
【0006】従来、このような逆流試験用のカテーテル
としては、可撓性チューブの先端部に噴出口を設けたネ
ラトンチューブとアトムチューブが使われてきた。しか
し、前者のネラトンチューブは径が太いため、左心房か
ら僧帽弁を貫通して左心室へ挿入すると、生理的食塩水
を注入している間に僧帽弁の前尖と後尖とが完全に接合
せず、その隙間から生理的食塩水が左心房側に漏れると
いう問題があった。
としては、可撓性チューブの先端部に噴出口を設けたネ
ラトンチューブとアトムチューブが使われてきた。しか
し、前者のネラトンチューブは径が太いため、左心房か
ら僧帽弁を貫通して左心室へ挿入すると、生理的食塩水
を注入している間に僧帽弁の前尖と後尖とが完全に接合
せず、その隙間から生理的食塩水が左心房側に漏れると
いう問題があった。
【0007】他方、後者のアトムチューブは径が比較的
細いため、僧帽弁を貫通させても僧帽弁の接合は比較的
保たれるが、生理的食塩水の注入速度を速くすると、噴
出口から生理的食塩水がジェット状に勢い良く噴出する
ため、その反作用でチューブが左心室から左心房側へ抜
けてしまって、逆流試験を行うことができなくなるとい
う問題があった。
細いため、僧帽弁を貫通させても僧帽弁の接合は比較的
保たれるが、生理的食塩水の注入速度を速くすると、噴
出口から生理的食塩水がジェット状に勢い良く噴出する
ため、その反作用でチューブが左心室から左心房側へ抜
けてしまって、逆流試験を行うことができなくなるとい
う問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、逆流
試験中に生理的食塩水が左心房側に漏出したり、或い
は、生理的食塩水の注入速度を高めてもチューブが抜け
出ることなく、逆流試験を迅速に行うことが可能な僧帽
弁逆流試験用カテーテルを提供することにある。
試験中に生理的食塩水が左心房側に漏出したり、或い
は、生理的食塩水の注入速度を高めてもチューブが抜け
出ることなく、逆流試験を迅速に行うことが可能な僧帽
弁逆流試験用カテーテルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の逆流試験用生理的食塩水注入チューブは、生理的食
塩水注入用チューブの少なくとも左心室内へ挿入する先
端部を細径チューブに形成し、該細径チューブの先端に
紡錘形の径大部を設け、該径大部の先端側に柔軟部を設
けると共に、後部に前記細径チューブに連通すると共に
後方側に向けて開口する噴出口を設けたことを特徴とす
る。
明の逆流試験用生理的食塩水注入チューブは、生理的食
塩水注入用チューブの少なくとも左心室内へ挿入する先
端部を細径チューブに形成し、該細径チューブの先端に
紡錘形の径大部を設け、該径大部の先端側に柔軟部を設
けると共に、後部に前記細径チューブに連通すると共に
後方側に向けて開口する噴出口を設けたことを特徴とす
る。
【0010】このように生理的食塩水注入用チューブの
少なくとも僧帽弁から左心室への先端側挿入部を細径チ
ューブにするので、僧帽弁を挿通しても、僧帽弁の前尖
と後尖とが隙間を生じないように接合するため、左心室
に注入された生理的食塩水が左心房側に漏出することが
ない。また、先端の径大部に後方側に向けて開口する噴
出口を設けたので、生理的食塩水の注入速度を高くして
も、噴出の反作用で先端部が僧帽弁方向とは逆の左心室
の心尖部に向かうようにするため、左心房側に抜け出る
ことがない。また、注入速度を高くできるため、逆流試
験を迅速に行うことが可能になる。
少なくとも僧帽弁から左心室への先端側挿入部を細径チ
ューブにするので、僧帽弁を挿通しても、僧帽弁の前尖
と後尖とが隙間を生じないように接合するため、左心室
に注入された生理的食塩水が左心房側に漏出することが
ない。また、先端の径大部に後方側に向けて開口する噴
出口を設けたので、生理的食塩水の注入速度を高くして
も、噴出の反作用で先端部が僧帽弁方向とは逆の左心室
の心尖部に向かうようにするため、左心房側に抜け出る
ことがない。また、注入速度を高くできるため、逆流試
験を迅速に行うことが可能になる。
【0011】また、径大部の先端に柔軟部を形成したの
で、その先端部が左室心筋や心内膜、僧帽弁腱索、乳頭
筋などに当たっても、それらを損傷することがない。更
に、径大部の形状を紡錘形にしたので、チューブを左心
室から抜き取る時に、径大部が僧帽弁の弁尖や腱索に引
っ掛かることなく円滑に抜き取ることができる。
で、その先端部が左室心筋や心内膜、僧帽弁腱索、乳頭
筋などに当たっても、それらを損傷することがない。更
に、径大部の形状を紡錘形にしたので、チューブを左心
室から抜き取る時に、径大部が僧帽弁の弁尖や腱索に引
っ掛かることなく円滑に抜き取ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
僧帽弁逆流試験用カテーテルの一例を示す。このカテー
テル1は、生理的食塩水注入用チューブ2の先端に生理
的食塩水を注入する複数の噴出口4を備えた径大部3が
設けられている。生理的食塩水注入用チューブ2の後端
には、硬質プラスチックなどの硬質材料からなる注入部
5が接続されている。6は注入部5の入り口に取り付け
られた着脱自在な蓋である。
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
僧帽弁逆流試験用カテーテルの一例を示す。このカテー
テル1は、生理的食塩水注入用チューブ2の先端に生理
的食塩水を注入する複数の噴出口4を備えた径大部3が
設けられている。生理的食塩水注入用チューブ2の後端
には、硬質プラスチックなどの硬質材料からなる注入部
5が接続されている。6は注入部5の入り口に取り付け
られた着脱自在な蓋である。
【0013】生理的食塩水注入用チューブ2は細径チュ
ーブに形成され、図3に示すように左心房14から僧帽
弁11を貫通して左心室12に挿入した時に、僧帽弁1
1の前尖と後尖との間に隙間を生じることなく接合を保
ち、生理的食塩水を左心房14側に漏れないようにして
いる。径大部3は紡錘形に形成され、チューブを左心室
12から抜き取る際に、径大部3が僧帽弁11の弁尖や
腱索13をひっかけて損傷しないようにしてある。
ーブに形成され、図3に示すように左心房14から僧帽
弁11を貫通して左心室12に挿入した時に、僧帽弁1
1の前尖と後尖との間に隙間を生じることなく接合を保
ち、生理的食塩水を左心房14側に漏れないようにして
いる。径大部3は紡錘形に形成され、チューブを左心室
12から抜き取る際に、径大部3が僧帽弁11の弁尖や
腱索13をひっかけて損傷しないようにしてある。
【0014】噴出口4は、径大部3の後部に配置され、
チューブ後方側へ向けて開口している。チューブ2内の
注入通路2Yが、径大部3で図2に示すように後方に向
けて屈曲しながら分岐して各噴出口4に連通し、生理的
食塩水をチューブ後方に向けて噴出できるようになって
いる。径大部3の先端側には柔軟部3aが設けられ、左
心室12内で左室心筋や内膜、僧帽弁腱索13、乳頭筋
15などを損傷しないようにしている。
チューブ後方側へ向けて開口している。チューブ2内の
注入通路2Yが、径大部3で図2に示すように後方に向
けて屈曲しながら分岐して各噴出口4に連通し、生理的
食塩水をチューブ後方に向けて噴出できるようになって
いる。径大部3の先端側には柔軟部3aが設けられ、左
心室12内で左室心筋や内膜、僧帽弁腱索13、乳頭筋
15などを損傷しないようにしている。
【0015】上記のような構成のカテーテル1は、僧帽
弁形成手術後の良否を確認するため、手術中、図3に示
すように、切開した左心房14から僧帽弁11を介して
左心室12まで挿入される。続いて、三方切換えコック
20を切り換え、点滴袋22から生理的食塩水が充填さ
れた注入用シリンダ21を作動させ、生理的食塩水を注
入部5から注入する。この注入中、チューブ2が細径チ
ューブに形成されているので、僧帽弁11の前尖と後尖
とは隙間を生じることなく接合した状態に保たれるた
め、生理的食塩水が左心房14側に漏れることがない。
弁形成手術後の良否を確認するため、手術中、図3に示
すように、切開した左心房14から僧帽弁11を介して
左心室12まで挿入される。続いて、三方切換えコック
20を切り換え、点滴袋22から生理的食塩水が充填さ
れた注入用シリンダ21を作動させ、生理的食塩水を注
入部5から注入する。この注入中、チューブ2が細径チ
ューブに形成されているので、僧帽弁11の前尖と後尖
とは隙間を生じることなく接合した状態に保たれるた
め、生理的食塩水が左心房14側に漏れることがない。
【0016】また、生理的食塩水の注入速度を速くして
も、噴出口4から生理的食塩水が僧帽弁11側へ向けて
噴出されるので、その反作用でチューブ先端の径大部3
は左心室12の心尖部12a側へ向かうため、左心室1
2からチューブ2が左心房14側へ抜けることがない。
また、生理的食塩水の注入速度を速くできるので、逆流
試験を迅速に行うことができる。
も、噴出口4から生理的食塩水が僧帽弁11側へ向けて
噴出されるので、その反作用でチューブ先端の径大部3
は左心室12の心尖部12a側へ向かうため、左心室1
2からチューブ2が左心房14側へ抜けることがない。
また、生理的食塩水の注入速度を速くできるので、逆流
試験を迅速に行うことができる。
【0017】また、径大部3の先端が左室心筋や内膜、
僧帽弁腱索13、乳頭筋15などに当たっても、その先
端側が柔軟部3aに形成されているため、それらが損傷
するのを防ぐことができる。左心室12が生理的食塩水
で満たされると、左心房14内に配置した温度センサー
16により僧帽弁11から生理的食塩水が左心房14に
逆流しているか否かを検出し、僧帽弁形成手術の評価が
行われる。評価後、チューブ2が抜き取られる。その
際、チューブ先端の径大部3を紡錘形状にしてあるた
め、僧帽弁11の弁尖や腱索13を引っ掛けて損傷させ
るようなトラブルを発生することなく、安全に抜き取る
ことができる。
僧帽弁腱索13、乳頭筋15などに当たっても、その先
端側が柔軟部3aに形成されているため、それらが損傷
するのを防ぐことができる。左心室12が生理的食塩水
で満たされると、左心房14内に配置した温度センサー
16により僧帽弁11から生理的食塩水が左心房14に
逆流しているか否かを検出し、僧帽弁形成手術の評価が
行われる。評価後、チューブ2が抜き取られる。その
際、チューブ先端の径大部3を紡錘形状にしてあるた
め、僧帽弁11の弁尖や腱索13を引っ掛けて損傷させ
るようなトラブルを発生することなく、安全に抜き取る
ことができる。
【0018】図4は、本発明の他の実施形態を示す。こ
の実施形態では、上述したカテーテル1において、更に
径大部3の先端側に、先端側に向けて開口する上記噴出
口4より小径の複数のサブ噴出口4aが注入通路2Yに
連通して形成されている。この小径のサブ噴出口4aか
らも生理的食塩水が噴出するため、後部の噴出口4から
の生理的食塩水の噴出により径大部3の先端が左室心筋
や内膜、僧帽弁腱索13、乳頭筋15などに当たる力を
緩和し、それらの損傷防止効果を一層確かなものにして
いる。
の実施形態では、上述したカテーテル1において、更に
径大部3の先端側に、先端側に向けて開口する上記噴出
口4より小径の複数のサブ噴出口4aが注入通路2Yに
連通して形成されている。この小径のサブ噴出口4aか
らも生理的食塩水が噴出するため、後部の噴出口4から
の生理的食塩水の噴出により径大部3の先端が左室心筋
や内膜、僧帽弁腱索13、乳頭筋15などに当たる力を
緩和し、それらの損傷防止効果を一層確かなものにして
いる。
【0019】また、チューブ2内には注入通路2Yに並
んで生理的食塩水の補助通路24が形成され、その先端
24aが径大部3から例えば0.5〜2cm離れたチュー
ブ2の先端側の側方に開口している。補助通路24の後
端側はサブチューブ25,26により二股状に分岐して
いる。一方のサブチューブ25の後端には、栓27が着
脱自在に取り付けられている。他方のサブチューブ26
の後端には、センサー取り付け用のコネクター28が接
続され、センサー29をこのコネクター28に取り付け
ることにより、左心室12内の生理的食塩水の圧力や温
度などを測定できるようにしている。図中30はチュー
ブ2の把持部である。
んで生理的食塩水の補助通路24が形成され、その先端
24aが径大部3から例えば0.5〜2cm離れたチュー
ブ2の先端側の側方に開口している。補助通路24の後
端側はサブチューブ25,26により二股状に分岐して
いる。一方のサブチューブ25の後端には、栓27が着
脱自在に取り付けられている。他方のサブチューブ26
の後端には、センサー取り付け用のコネクター28が接
続され、センサー29をこのコネクター28に取り付け
ることにより、左心室12内の生理的食塩水の圧力や温
度などを測定できるようにしている。図中30はチュー
ブ2の把持部である。
【0020】図5に、注入部5に三方切換えコック20
を介して注入用シリンダ21と生理的食塩水の点滴袋2
2を接続する一方、コネクター28にセンサー29を装
着し、そのセンサー29を内圧モニターMに接続したカ
テーテル1の使用状態を示す。このように構成したカテ
ーテル1では、上述した図1〜3のカテーテルの効果に
加えて、小径のサブ噴出口4aを径大部3の先端側に設
けることにより、径大部3の先端が左室心筋や内膜、僧
帽弁腱索13、乳頭筋15などに当たる力を低減し、そ
れらの損傷を一層有効に防ぐことができ、更に、センサ
ー29の使用により左心室12に注入された生理的食塩
水の状態を逐次モニターできるので、僧帽弁逆流試験を
より安全に行うことができる。
を介して注入用シリンダ21と生理的食塩水の点滴袋2
2を接続する一方、コネクター28にセンサー29を装
着し、そのセンサー29を内圧モニターMに接続したカ
テーテル1の使用状態を示す。このように構成したカテ
ーテル1では、上述した図1〜3のカテーテルの効果に
加えて、小径のサブ噴出口4aを径大部3の先端側に設
けることにより、径大部3の先端が左室心筋や内膜、僧
帽弁腱索13、乳頭筋15などに当たる力を低減し、そ
れらの損傷を一層有効に防ぐことができ、更に、センサ
ー29の使用により左心室12に注入された生理的食塩
水の状態を逐次モニターできるので、僧帽弁逆流試験を
より安全に行うことができる。
【0021】本発明において、生理的食塩水注入用チュ
ーブ2は、図示のように全長にわたって細径チューブに
形成してもよいが、僧帽弁11から左心室12に挿入さ
れる先端部2A(図3,5参照)を少なくとも細径チュ
ーブにすればよい。細径チューブの外径としては、1〜
5mmにすることができる。好ましくは、その横断面形状
をやや楕円がかった形状にするのがよい。
ーブ2は、図示のように全長にわたって細径チューブに
形成してもよいが、僧帽弁11から左心室12に挿入さ
れる先端部2A(図3,5参照)を少なくとも細径チュ
ーブにすればよい。細径チューブの外径としては、1〜
5mmにすることができる。好ましくは、その横断面形状
をやや楕円がかった形状にするのがよい。
【0022】生理的食塩水注入用チューブ2を構成する
材料としては、可撓性を有し、かつ注入時の圧力に耐え
うる材料であれば従来公知のものが使用可能であり、例
えば、フッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)、テトラフルオロエチレンヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(FEP))、ポリエステル、ナ
イロン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどを好ましく
使用することができる。
材料としては、可撓性を有し、かつ注入時の圧力に耐え
うる材料であれば従来公知のものが使用可能であり、例
えば、フッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)、テトラフルオロエチレンヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(FEP))、ポリエステル、ナ
イロン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどを好ましく
使用することができる。
【0023】径大部3の柔軟部3aを構成する材料とし
ては、柔軟性を有するものであればよく、例えば、柔軟
性ポリウレタンあるいはポーラスゴム(多孔質ゴム)な
どを好ましく使用することができる。また、柔軟部3a
はバルーンで形成するようにしてもよい。噴出口4は、
径大部3の周方向に沿って略等間隔で配置するのが好ま
しく、その数としては例えば2〜10個、好ましくは3
〜6個にすることができる。
ては、柔軟性を有するものであればよく、例えば、柔軟
性ポリウレタンあるいはポーラスゴム(多孔質ゴム)な
どを好ましく使用することができる。また、柔軟部3a
はバルーンで形成するようにしてもよい。噴出口4は、
径大部3の周方向に沿って略等間隔で配置するのが好ま
しく、その数としては例えば2〜10個、好ましくは3
〜6個にすることができる。
【0024】
【発明の効果】上述したように本発明の僧帽弁逆流試験
用カテーテルは、生理的食塩水注入用チューブの少なく
とも左心室へ挿入する先端部を細径チューブにするの
で、僧帽弁を挿通しても、僧帽弁の前尖と後尖とが隙間
なく接合し、左心室に注入された生理的食塩水が左心房
側に漏出することがない。
用カテーテルは、生理的食塩水注入用チューブの少なく
とも左心室へ挿入する先端部を細径チューブにするの
で、僧帽弁を挿通しても、僧帽弁の前尖と後尖とが隙間
なく接合し、左心室に注入された生理的食塩水が左心房
側に漏出することがない。
【0025】また、チューブ先端の径大部に後方側に向
けて開口する噴出口を設けることにより、生理的食塩水
の注入速度を速くしても、噴出の反作用で径大部が僧帽
弁方向とは逆の左心室の心尖部側へ向かうようになるた
め、左心房側に抜け出ることがなく、しかも、注入速度
を高くできるため、迅速に逆流試験を実施することがで
きる。
けて開口する噴出口を設けることにより、生理的食塩水
の注入速度を速くしても、噴出の反作用で径大部が僧帽
弁方向とは逆の左心室の心尖部側へ向かうようになるた
め、左心房側に抜け出ることがなく、しかも、注入速度
を高くできるため、迅速に逆流試験を実施することがで
きる。
【0026】また、径大部の先端に柔軟部を設けたの
で、その先端で左室心筋や内膜、腱索、乳頭筋などを傷
つけることがなく、更に、径大部の形状を紡錘形にする
ため、チューブを左心室から抜き取る時に、径大部が僧
帽弁の弁尖や腱索に引っ掛かり損傷するようなこともな
い。
で、その先端で左室心筋や内膜、腱索、乳頭筋などを傷
つけることがなく、更に、径大部の形状を紡錘形にする
ため、チューブを左心室から抜き取る時に、径大部が僧
帽弁の弁尖や腱索に引っ掛かり損傷するようなこともな
い。
【図1】本発明の僧帽弁逆流試験用カテーテルの一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図1の僧帽弁逆流試験用カテーテルの作用を示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】本発明の僧帽弁逆流試験用カテーテルの他の例
をその要部を拡大断面にして示す説明図である。
をその要部を拡大断面にして示す説明図である。
【図5】図4の僧帽弁逆流試験用カテーテルの使用状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 僧帽弁逆流試験用カテーテル 2 生理的食塩水注
入用チューブ 2A 先端部 2Y 注入通路 3 径大部 3a 柔軟部 4 噴出口 4a サブ噴出口 5 注入部 11 僧帽弁 12 左心室 13 腱索 14 左心房 15 乳頭筋 24 補助通路 24a 先端 28 コネクター 29 センサー
入用チューブ 2A 先端部 2Y 注入通路 3 径大部 3a 柔軟部 4 噴出口 4a サブ噴出口 5 注入部 11 僧帽弁 12 左心室 13 腱索 14 左心房 15 乳頭筋 24 補助通路 24a 先端 28 コネクター 29 センサー
Claims (5)
- 【請求項1】 生理的食塩水注入用チューブの少なくと
も左心室内へ挿入する先端部を細径チューブに形成し、
該細径チューブの先端に紡錘形の径大部を設け、該径大
部の先端側に柔軟部を設けると共に、後部に前記細径チ
ューブに連通すると共に後方側に向けて開口する噴出口
を設けた僧帽弁逆流試験用カテーテル。 - 【請求項2】 前記柔軟部を柔軟性ポリウレタン又はポ
ーラスゴム又はバルーンで形成した請求項1に記載の僧
帽弁逆流試験用カテーテル。 - 【請求項3】 前記細径チューブの外径を1〜5mmにし
た請求項1又は2に記載の僧帽弁逆流試験用カテーテ
ル。 - 【請求項4】 前記径大部の先端側に前記細径チューブ
に連通すると共に先端側に向けて開口する前記噴出口よ
り小径のサブ噴出口を設けた請求項1,2又は3に記載
の僧帽弁逆流試験用カテーテル。 - 【請求項5】 前記生理的食塩水注入用チューブ内に、
生理的食塩水の補助通路を形成し、該補助通路の先端を
前記細径チューブの先端側に開口し、後端をセンサー取
り付け用のコネクターに接続した請求項1,2,3又は
4に記載の僧帽弁逆流試験用カテーテル。
Priority Applications (1)
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JP9254612A JPH1189937A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 僧帽弁逆流試験用カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP9254612A JPH1189937A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 僧帽弁逆流試験用カテーテル |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189937A true JPH1189937A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17267462
Family Applications (1)
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JP9254612A Pending JPH1189937A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 僧帽弁逆流試験用カテーテル |
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