JPH1189880A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JPH1189880A
JPH1189880A JP9260612A JP26061297A JPH1189880A JP H1189880 A JPH1189880 A JP H1189880A JP 9260612 A JP9260612 A JP 9260612A JP 26061297 A JP26061297 A JP 26061297A JP H1189880 A JPH1189880 A JP H1189880A
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absorbent body
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俊之 高橋
Kunihiko Nagumo
邦彦 南雲
Ishikatsu Jiyou
伊志勝 城
Minoru Hoshino
実 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おむつの装着時に常に一定の褶曲部ができ、
おむつ本体の長手方向および幅方向への液の拡散性が向
上し、液漏れを防止できる。 【解決手段】 おむつ本体1は透液性表面シート2と不
透液性裏面シート3とにて形成する。透液性表面シート
2と不透液性裏面シート3の間に幅方向の中央部に間隙
16を形成した第1の吸収体8を配設する。透液性上面シ
ート25と透液性下面シート26との間に挟着した第2の吸
収体20には長手方向に条溝22,23を形成する。第2の吸
収体20は第1の吸収体8の長手方向の中央部分および幅
方向の中央部分に対応して積層する。おむつ本体1の透
液性表面シート2または不透液性裏面シート3と第2の
吸収体20の透液性下面シート26とを第1の吸収体8の間
隙から幅方向の中心線上にて接着などの結合部27で結合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳幼児用、大人用或
いは失禁用などのパンツ形状の使い捨ておむつに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の使い捨ておむつには、表
面側の透液性シートと裏面側の不透液性シートとの間に
吸収体を配設したおむつ本体の両側脚回り部の両側縁部
に沿ってレッグギャザーを形成し、このレッグギャザー
の内側に位置して透液性シートの両側部に長手方向に沿
って起立させた構造が知られている。
【0003】例えば、特開平3−123553号公報に
記載されているように、表面側の透液性シートと裏面側
の不透液性シートとにて背側腰回り部、両側に脚回り部
を有する股下回り部および腹側腰回り部を長手方向に順
次に形成し、この表面側の透液性シートと裏面側の不透
液性シートとの間の中央部分に平坦状に配設した中央の
吸収体とこの中央の吸収体の両側部に位置して起立する
側部吸収体とを設けたパンツ形状の使い捨ておむつが知
られている。
【0004】また、特開平9−51913号公報に記載
されているように、表面側の透液性シートと裏面側の不
透液性シートとの間に配設される吸収体は、厚み方向に
貫通した長手方向の断続状の条溝を幅方向に間隔をおい
て形成し、この各条溝に沿って透液性シートと不透液性
シートとを接着したパンツ形状の使い捨ておむつが知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平3−123
553号公報に記載されている使い捨ておむつの構造で
は、透液性シートと不透液性シートとの間に中央の吸収
体が長手方向に沿って平坦に位置しているため、股下部
分で吸収面も平坦になり、液の流れが定まらず、吸収体
の本来の機能が有効に作用しないで横漏れの原因とな
る。また、おむつの装着時に股下域に不確定の皺が寄
り、吸収性が悪くなり、液漏れの原因となり、液漏れが
生じないように吸収体の幅を広くすると装着時に肌との
密着性が悪く、違和感が生じる問題を有している。
【0006】また、特開平9−51913号公報に記載
されている使い捨ておむつの構造では、吸収体の条溝に
て透液性シートと不透液性シートとが接着されているた
め、吸収体が固定され、おむつの装着時に股下域におい
て裏面側の不透液性シートが幅方向に縮み、吸収体の条
溝が有効に作用しなくなり、肌との密着性が悪く、液が
吸収され難くなり、また、吸収体の幅を広くすると装着
時に肌との密着性がさらに悪くなり、違和感が生じる問
題を有している。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、おむつの装着時に常に一定の褶曲部が形成され、お
むつ本体の長手方向および幅方向への液の拡散性が向上
し、股下域付近での液を吸収するための比表面積を広く
し、かつ、吸収体が股下域にて肌と密着し、液漏れを防
止できるとともにおむつの使用時の違和感を軽減できる
使い捨ておむつを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の使
い捨ておむつは、透液性表面シートと不透液性裏面シー
トとにて背側腰回り部、両側に脚回り部を有する股下回
り部および腹側腰回り部を長手方向に順次に一体的に形
成しかつこの透液性表面シートと不透液性裏面シートと
の間に第1の吸収体を配設した左右対称のおむつ本体
と、透液性上面シートと透液性下面シートとの間に挟着
され前記第1の吸収体の長手方向の中央部分および幅方
向の中央部分に対応して積層された第2の吸収体とを備
え、前記第1の吸収体は幅方向の中央部に沿って長手方
向の間隙を形成し、前記おむつ本体の透液性表面シート
または不透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面
シートとをこのおむつ本体の第1の吸収体に形成した幅
方向の中央部の間隙から幅方向の中心線上にて結合した
ものである。
【0009】そして、おむつ本体の透液性表面シートま
たは不透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面シ
ートとを結合したため、第2の吸収体はおむつ本体の第
1の吸収体に影響されることなく肌に密着し、また、お
むつ本体の透液性表面シートまたは不透液性裏面シート
と第2の吸収体の透液性下面シートとをこのおむつ本体
の幅方向の中心線上にて結合したことにより、褶曲部の
形成が容易で液が長手方向に拡散して吸収機能が向上す
るとともに肌との密着性が向上する。
【0010】請求項2記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項1記載の使い捨ておむつにおいて、おむつ本体の
透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の吸
収体の透液性下面シートとの幅方向中央部に沿った結合
部の両側縁と前記第1の吸収体の幅方向中央部に沿った
間隙の内側縁との間に厚み方向の空隙を形成する非結合
部を設けたものである。
【0011】そして、おむつ本体の透液性表面シートま
たは不透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面シ
ートとの結合部の間の非結合部にて形成される第1の吸
収体の厚み方向の空隙により、第1の吸収体に流れた液
が非結合部から幅方向に拡散され、液は有効に第1の吸
収体に吸収され、液の吸収率が高められる。また、おむ
つ本体の透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと
第2の吸収体の透液性下面シートとの結合部の間の非結
合部により第1の吸収体が股下域で幅方向に自在に動
き、装着に違和感がなく良好に装着できる。
【0012】請求項3記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項1記載の使い捨ておむつにおいて、おむつ本体の
透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の吸
収体の透液性下面シートとを結合する結合部は前記おむ
つ本体の幅方向の中心線に沿った長手方向の両端部に形
成し、この両端結合部の中間部を非結合部としたもので
ある。
【0013】そして、おむつ本体の透液性表面シートま
たは不透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面シ
ートとはおむつ本体の幅方向の中心線に沿った長手方向
の両端部が結合され、この結合部の中間部が非結合部で
あるため、第1の吸収体と第2の吸収体とが厚み方向に
離間し、第1の吸収体の間隙に流れ込んだ液が非結合部
分を通って幅方向に拡散されて液が有効に吸収されるた
め、液の吸収性能が向上する。
【0014】請求項4記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項1ないし3のいずれかに記載の使い捨ておむつに
おいて、おむつ本体の装着時の幅方向の中心に向かう力
によりこの第1の吸収体の吸収体部材は幅方向の外側縁
が上方向に押し上げられて傾斜し、この吸収体部材は幅
方向中央部に向って互いに接近する方向に移動して第2
の吸収体を上方に押し上げ、第1の吸収体と第2の吸収
体とにて波状に褶曲部を形成するものである。
【0015】そして、おむつの装着時には、第1の吸収
体の吸収体部材は幅方向の両外側縁が肌側に向う上方向
に傾斜して互いに幅方向の中心に向って接近し第2の吸
収体が肌側となる上方に押し上げられ、波状に褶曲部が
形成されるとともに両側部が起立して、肌との密着性が
高められるとともに液漏れが防止される。
【0016】請求項5記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項1ないし4のいずれかに記載の使い捨ておむつに
おいて、おむつ本体の第1の吸収体は少なくとも幅方向
の中心線に沿って分割された吸収体部材にて形成し、こ
の第1の吸収体の吸収体部材間に長手方向に沿って幅方
向中央部に間隙を形成したものである。
【0017】そして、第1の吸収体の吸収体部材は、第
2の吸収体の透液性下面シートとおむつ本体の透液性表
面シートまたは不透液性裏面シートと第2の吸収体の透
液性下面シートとの結合部と重ならないため、おむつの
装着時に第1および第2の吸収体が股下部で幅方向に自
在に動き、装着の違和感が生じることがなく、おむつの
装着感が良好になる。
【0018】請求項6記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項1ないし5のいずれかに記載の使い捨ておむつに
おいて、第2の吸収体は幅方向の両側縁間に長手方向に
連続状または間欠状の複数の条溝を形成したものであ
る。
【0019】そして、おむつの装着時には、第2の吸収
体は条溝により複数の褶曲部が形成され、股下域付近で
液を吸収できる吸収体の吸収表面積が広がり、かつ、股
下域に密着し、液がおむつ本体の長手方向に拡散されて
液漏れ防止になる。
【0020】請求項7記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項1ないし6のいずれかに記載の使い捨ておむつに
おいて、第2の吸収体の両側部に位置して透液性上面シ
ートと透液性下面シートとの間に長手方向に弾性体をそ
れぞれ配設して結合したものである。
【0021】そして、第2の吸収体の両側部に位置する
弾性体が伸縮して第2の吸収体に褶曲部が確実に形成さ
れ、肌に密着して液漏れが防止される。
【0022】請求項8記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項6記載の使い捨ておむつにおいて、おむつ本体の
装着時の幅方向の中心に向かう力により第2の吸収体は
長手方向の条溝により褶曲部を形成するものである。
【0023】そして、おむつの装着時に、第1の吸収体
が幅方向の中心に向かう力によって第2の吸収体の幅方
向の中心部付近が押し上げられ、凸状の褶曲部が形成さ
れ、第1の吸収体の両側部が起立して、肌との密着性が
高められるとともに液漏れが防止される。
【0024】請求項9記載の発明の使い捨ておむつは、
請求項7または8記載の使い捨ておむつにおいて、おむ
つ本体の両側縁に沿って長手方向に配設した弾性体にて
第1の吸収体の両側縁にそれぞれ起立する立体ギャザー
部を形成し、この立体ギャザー部の内側に第2の吸収体
の両側部に長手方向に配設した弾性体をそれぞれ位置さ
せたものである。
【0025】そして、おむつ本体の両側縁に沿って長さ
方向に配設した弾性体にてそれぞれ起立される第1の吸
収体の両側縁の立体ギャザー部の内側に第2の吸収体の
両側部に長手方向に配設した弾性体が位置されるため、
液漏れが確実に防止される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の使い捨ておむつの一実施
の形態を図1および図2に基づいて説明する。
【0027】図1および図2において、1はおむつ本体
で、このおむつ本体1は透液性表面シート2および不透
液性裏面シート3とにて背側腰回り部4、両側に脚回り
部5を有する股下回り部6および腹側腰回り部7を長手
方向に順次に一体的に左右対称に形成され、この透液性
表面シート2および不透液性裏面シート3との周縁は接
着または融着などにより結合され、この透液性表面シー
ト2と不透液性裏面シート3との間に左右対称に第1の
吸収体8が配設されている。
【0028】前記透液性表面シート2は液体を透過する
肌触りのよい織布、不織布、多孔性フィルム、合成樹脂
繊維などにて形成され、また、不透液性裏面シート3は
液体を透過しないポリエチレン樹脂などの樹脂性フィル
ムにて形成されている。
【0029】そして、このおむつ本体1の股下回り部6
の両側に形成した脚回り部5は略凹円弧状に切欠きた凹
弧状縁に形成され、この凹弧状縁に沿って前記透液性表
面シート2および不透液性裏面シート3との間に伸張し
た状態で結合した1本ないし複数本のゴムなどの弾性体
9が配設されてレッグギャザー部10が形成されている。
【0030】また、このおむつ本体1の透液性表面シー
ト2の幅方向の両側部にはポリプロピレン樹脂繊維など
にて形成した不透液性表面シート11がそれぞれ重合さ
れ、この左右の不透液性表面シート11はおむつ本体1の
周縁に接着または融着などにより結合され、この左右の
不透液性表面シート11の互いに対向する長手方向の内側
縁12は前記透液性表面シート2と離反され、左右の不透
液性表面シート11の内側縁12に沿って取り付けた一本な
いし複数本のゴムなどの弾性体13が配設され、前記おむ
つ本体1の両側に立体ギャザー部14が形成されている。
なお、この弾性体13は伸張した状態で左右の不透液性表
面シート11に取り付ける。
【0031】さらに、前記おむつ本体1に形成されてい
る左右の不透液性表面シート11の背側腰回り部4の両側
には、このおむつ本体1の腹側腰回り部7の不透液性裏
面シート3の両側に設けた図示しない面ファスナーに係
脱自在に結合される面ファスナー15が設けられている。
【0032】次に、前記おむつ本体1の第1の吸収体8
はパルプを主材として高分子吸水性ポリマーを含む物質
などにて形成され、この第1の吸収体8は少なくとも幅
方向の中央部に長手方向の間隙16を形成するように、幅
方向の中心線に沿って分割された長手方向に細長い矩形
形状の吸収体部材17にて形成されている。
【0033】この第1の吸収体8の吸収体部材17の間の
間隙16の寸法L1 は第1の吸収体8の幅方向の寸法L2
に対してL1 /L2 =1/2〜1/4とする。
【0034】また、図1および図2において、20は第2
の吸収体で、この第2の吸収体20はパルプを主材として
高分子吸水性ポリマーを含む物質などにて形成され、こ
の第2の吸収体20は前記おむつ本体1の長手方向に長い
矩形形状で前記第1の吸収体8より長手方向および幅方
向の長さが長く形成されている。さらに、このおむつ本
体1の両側脚回り部5に対応する幅方向の両側縁は幅方
向の寸法が短くなるように切り欠き凹部21がそれぞれ形
成されている。
【0035】さらに、前記第2の吸収体20は周縁を接着
または融着により封止した透液性上面シート25と透液性
下面シート26との間に挟着されている。この第2の吸収
体20を封止した透液性上面シート25と透液性下面シート
26の幅方向の幅寸法は第2の吸収体20の幅方向の幅寸法
より長く、透液性上面シート25と透液性下面シート26の
両側縁は、前記第2の吸収体20の両側縁に沿った形状で
長手方向の長さは前記透液性表面シート2および不透液
性裏面シート3の長手方向の寸法と略同一長さとなって
いる。
【0036】また、この第2の吸収体20に形成した両側
部の切り欠き凹部21にそれぞれ配設した一本ないし複数
本のゴムなどの弾性体24の両端部は切り欠き凹部21の長
手方向の両端部にこの弾性体24が伸張した状態で止着さ
れるとともにこの弾性体24の第2の吸収体20の両側切り
欠き凹部21に配設された伸張した状態の部分は前記透液
性上面シート25と透液性下面シート26とに接着または融
着により結合されている。
【0037】そして、前記第2の吸収体20は前記おむつ
本体1の長手方向の中央部分および幅方向の中央部分に
対応して前記おむつ本体1の第1の吸収体8上に積層さ
れ,この第2の吸収体20を封止した透液性下面シート26
は長手方向の両端部と前記おむつ本体1の幅方向の中心
線に沿う第1の吸収体8の吸収体部材17間の長手方向に
沿った間隙16位置で前記おむつ本体1の表面側に接着ま
たは融着による結合部27で結合され、この結合部27の両
側縁と前記第1の吸収体8の幅方向中央部に沿った間隙
16の内側縁8aとの間に厚み方向の空隙を形成する非結合
部28が形成されている。この結合部27の両側縁と前記第
1の吸収体8の幅方向中央部に沿った間隙16の内側縁8a
との間の左右の非結合部28の幅寸法は1cm以上とする。
【0038】なお、前記おむつ本体1の透液性表面シー
ト2は図2および図3に示すように、第1の吸収体8の
吸収体部材17間の間隙16に対応する部分を切り欠き、こ
の間隙16に対応する部分では前記不透液性裏面シート3
を表面側に露出させ、この透液性表面シート2の切り欠
き縁部30を不透液性裏面シート3に接着または融着など
で結合する。そして、この間隙16に対応する部分にて第
2の吸収体20の透液性下面シート26を不透液性裏面シー
ト3に接着または融着などの結合部27で結合する。
【0039】また、図4に示すように、前記おむつ本体
1の透液性表面シート2は第1の吸収体8の吸収体部材
17間の間隙16に対応する部分を切り欠かない構造では、
第2の吸収体20の透液性下面シート26を透液性表面シー
ト2に接着または融着などの結合部27で結合する。
【0040】また、図1に示すように,この第2の吸収
体20の幅方向の両側部は前記左右の不透液性表面シート
11の内側位置に配設されている。
【0041】さらに、図2に示すように、おむつ本体1
の両側縁に沿って長さ方向に伸張した状態で配設して結
合した弾性体13にて形成されて第1の吸収体8の両側縁
にそれぞれ起立する左右の立体ギャザー部14の間に前記
第2の吸収体20の両側部に長手方向に配設した弾性体24
がそれぞれ位置されるようになっている。
【0042】そして、図5に示すように、前記おむつ本
体1の装着時に、このおむつ本体1の幅方向の中心に向
かう力により第1の吸収体8は吸収体部材17の間隙16に
よって幅方向の両外側縁が上方に押し上げられるととも
に互いに接近するように幅方向中心に向って移動し、第
1の吸収体8が幅方向の中心線に沿った間隙16の第2の
吸収体20との非結合部28から折れ曲がって第2の吸収体
20は幅方向の中心線付近が上方に押上げられるようにな
っている。
【0043】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0044】このおむつ本体1の不透液性裏面シート3
を外側にするとともに透液性表面シート2を肌側にし
て、おむつ本体1の腹側腰回り部7を腹側に当て股下回
り部6を股下部に当てるとともに背側腰回り部4を背側
に当てておむつ本体1の腹側腰回り部7の不透液性裏面
シート3の両側に設けた図示しない面ファスナーに左右
の不透液性表面シート11の背側腰回り部4の両側部に設
けた面ファスナー15に結合することにより、おむつ本体
1はパンツ形状となって装着される。
【0045】この状態で、おむつ本体1の両側縁部の凹
弧状縁に沿った両側脚回り部5に取り付けた弾性体9に
よるレッグギャザー部10が脚回りに密着され、左右の不
透液性表面シート11の互いに対向する長手方向の内側縁
12はこの不透液性表面シート11の内側縁12に沿って配設
した弾性体13にて前記透液性表面シート2と離反されて
立体ギャザー部14が形成され、この立体ギャザー部14が
レッグギャザー部10の内側で肌に密着されている。
【0046】さらに、おむつの装着により第1の吸収体
8が幅方向の中心に向かう力が作用することにより、図
5に示すように、おむつ本体1の透液性表面シート2ま
たは不透液性裏面シート3とともに第2の吸収体20の透
液性下面シート26とをこのおむつ本体1の幅方向の中心
線上にて結合したことにより、第1の吸収体8の吸収体
部材17にて第2の吸収体20が押し上げられて第2の吸収
体20は波状に褶曲部が形成され、おむつ本体1の透液性
表面シート2と、または不透液性裏面シート3とともに
第2の吸収体20の透液性下面シート26との結合部27の間
の非結合部28にて形成される第1の吸収体8の厚み方向
の空隙により、第1の吸収体8に流れた液が非結合部28
から幅方向に拡散され、液を有効に第1の吸収体8に吸
収でき、液の吸収率が高められる。
【0047】さらに、おむつ本体1の透液性表面シート
2または不透液性裏面シート3と第2の吸収体20の透液
性下面シート26とはおむつ本体1の幅方向の中心線に沿
った長手方向の両端部が結合部27にて結合され、この両
端部の結合部27間に形成した中間部の結合部27の両側部
に非結合部28とが形成されているため、第1の吸収体8
が股下域で幅方向に自在に動き、装着に違和感がなく、
第1の吸収体8と第2の吸収体20とが厚み方向に離間
し、第1の吸収体8の間隙に流れ込んだ液が非結合部28
を通って幅方向に拡散されて液が有効に吸収され、ま
た、第1の吸収体8に一定の褶曲部が形成されることと
相俟って液の吸収性能が向上する。
【0048】また、第1の吸収体8は少なくとも幅方向
の中心線に沿って分割された吸収体部材17は、第2の吸
収体20の透液性下面シート26とおむつ本体1の透液性表
面シート2とまたは不透液性裏面シート3と第2の吸収
体20の透液性下面シート26との結合部27と重ならないた
め、おむつの装着時に第1の吸収体8および第2の吸収
体20が股下部で幅方向に自在に動き、装着の違和感が生
じることがなく、おむつの装着感が良好になる。
【0049】さらに、第2の吸収体20の両側部にそれぞ
れ長手方向に配設した弾性体24により、弾性体24が伸縮
して第2の吸収体20に褶曲部が確実に形成され、肌に密
着して液漏れが防止される。
【0050】また、図2に示すように、おむつ本体1の
両側縁に沿って長さ方向に配設した弾性体13にてそれぞ
れ起立される両側縁の立体ギャザー部14の内側に第2の
吸収体20の両側部に長手方向に配設した弾性体24が位置
されるため、第2の吸収体20の外側に流れる液漏れが確
実に防止される。
【0051】なお、前記図3に示す実施の形態では、第
1の吸収体8の吸収体部材17間は透液性表面シート2を
切り欠いた切り欠き縁部30を不透液性裏面シート3に結
合し、第2の吸収体20の透液性下面シート26を不透液性
裏面シート3に接着または融着などで直接結合した結合
部27を形成した構造では、透液性表面シート2の使用量
を低減でき、また、図4に示す実施の形態では、第2の
吸収体20の透液性下面シート26とおむつ本体1の透液性
表面シート2とを結合部27で結合した構成では透液性表
面シート2の加工が容易で製造性が良好となる。
【0052】さらに、前記図1ないし図4に示す実施の
形態では、おむつ本体1の透液性表面シート2または不
透液性裏面シート3と第2の吸収体20の透液性下面シー
ト26との結合部27は、図6に示すように、第2の吸収体
20を封止した透液性下面シート26は長手方向の両端部の
結合部27a と前記おむつ本体1の幅方向の中心線に沿う
第1の吸収体8の吸収体部材17間の長手方向に沿った間
隙16に位置する第2の吸収体20の長手方向の両端部の結
合部27a 間の幅方向の中心部間を直線的に結ぶ結合部27
b とにより略エ字状の結合部27とし、波状に褶曲部が形
成され易い構成としたが、この構成に限られるものでは
ない。
【0053】例えば、図7に示すように、第2の吸収体
20の長手方向の両端部の結合部27aのみを結合部27とし
て、この両端部の結合部27a 間を非結合部28として第2
の吸収体20の浮き上がり性を高めて肌との密着性を高め
ることもできる。
【0054】また、第8図に示すように、第2の吸収体
20の長手方向の両端部の結合部27aと、この両端の結合
部27a 間の幅方向の中心部間を第1の吸収体8の長手方
向の間隙16に対応する位置で間欠的に結ぶ点状の複数箇
所の結合部27c とにて結合部27を形成し、この結合部27
c 間およびこの結合部27c と両端部の結合部27a との間
を非結合部28とし、第1の吸収体8の間隙16に流れ込ん
だ液が非結合部28を通って幅方向に拡散されて液が吸収
され易い構成とすることもできる。
【0055】さらに、図9に示すように、図6に示す第
2の吸収体20の長手方向の両端部の結合部27a とこの両
端部の結合部27a 間の幅方向の中心部間を直線的に結ぶ
部分の結合部27b を複数条の細線状の結合部27e とにて
結合部27とし、波状の褶曲部が形成され易い構成とする
こともできる。また、この両端部の結合部27a 間の幅方
向の中心部間を直線的に結ぶ複数条の細線状の結合部27
e を間欠的にした点線状とすることもでき、第1の吸収
体8の吸収体部材17間の長手方向に沿った間隙16に位置
する結合部は褶曲部が形成され易い非結合部28を形成す
る構成であればよい。
【0056】また、前記図1ないし図4に示す実施の形
態では、第2の吸収体20は平面形状としたが、この構成
に限られるものではなく、図10に示すように、第2の
吸収体20には幅方向の中心線に沿って長手方向に貫通し
て表面側に形成した凹溝または厚み方向に貫通した孔溝
にて中央の条溝22および両側条溝23を形成して、この第
2の吸収体20が波状に褶曲され易いようにし、おむつの
装着時に、おむつ本体1の幅方向の中心に向かう力によ
り第1の吸収体8が第2の吸収体20を押し上げるときに
この第2の吸収体20は条溝22,23によって幅方向の中心
線付近が肌側の上方に押上げられて波状に褶曲されるよ
うにする。
【0057】さらに、図11に示すように、第2の吸収
体20の長手方向の条溝は長手方向の両端まで貫通しない
凹溝または孔溝によって条溝22,23に形成し、第2の吸
収体20は条溝22,23によって幅方向の中心線付近が肌側
の上方に押上げられて波状に褶曲される構成とすること
もできる。
【0058】また、図12に示すように、図11に示す
第2の吸収体20に形成した条溝22,23を間欠的な点状の
凹溝または孔溝にて条溝22,23とし、第2の吸収体20は
吸収する液の幅方向の拡散性を向上させることもでき
る。
【0059】さらに、図13に示すように、図12に示
す第2の吸収体20に形成した中央の条溝22に対して両側
の条溝23を互いに長手方向に変位した条溝23として、第
2の吸収体20は吸収する液の幅方向の拡散性を向上させ
ることもできる。
【0060】そして、この第2の吸収体20に形成した条
溝22,23は、例えば、図14に示すように全て孔溝とす
ることにより第2の吸収体20にて吸収しきれない液は条
溝22,23を通過して第1の吸収体8に容易に吸収され易
く、液漏れが防止される。
【0061】また、図15に示すように、この第2の吸
収体20に形成した条溝22,23は、全て凹溝とすることに
より第2の吸収体20にて吸収される液が幅方向に容易に
拡散吸収され易くなる。
【0062】さらに、図16に示すように、第2の吸収
体20に形成した中央の条溝22は凹溝とし、両側の条溝23
は孔溝とすることにより、第2の吸収体20にて吸収され
る液が幅方向に容易に拡散吸収されるとともに、第2の
吸収体20にて吸収しきれない液は条溝22,23を通過して
第1の吸収体8に容易に吸収されて液漏れが防止され
る。
【0063】また、図17に示すように、第2の吸収体
20に形成した中央の条溝22は孔溝とし、両側の条溝23は
凹溝とすることにより、第2の吸収体20にて吸収される
液が幅方向に容易に拡散吸収されるとともに、第2の吸
収体20にて吸収しきれない液は条溝22,23を通過して第
1の吸収体8に容易に吸収されて液漏れが防止される。
【0064】そして、第2の吸収体20の条溝22,23はそ
れぞれ1条ないし複数状に形成し、凹溝または孔溝と適
宜に組み合わせることができる。
【0065】この図10ないし図17に示すように、第
2の吸収体20に条溝22,23を形成することにより、この
第2の吸収体20の条溝22,23により、液は幅方向に拡散
されて液の吸収効果が高められるとともに条溝22,23を
通過した液は第1の吸収体8に容易に吸収され易く、液
漏れが防止される。
【0066】また、おむつの装着により第1の吸収体8
が幅方向の中心に向かう力が作用することにより、第2
の吸収体20は両側に配設した弾性体24の作用と条溝22,
23の作用とにより、幅方向の中心線に沿って押し上げら
れて一定の波状の褶曲部が形成され、さらに、おむつ本
体1の透液性表面シート2または不透液性裏面シート3
とともに第2の吸収体20の透液性下面シート26とをこの
おむつ本体1の幅方向の中心線上にて結合したことによ
り、第2の吸収体20は両側部が条溝23によって押し上げ
られて波状の褶曲部が形成され、おむつ本体1の透液性
表面シート2と、または不透液性裏面シート3とともに
第2の吸収体20の透液性下面シート26との結合部27の間
の非結合部28にて形成される第1の吸収体8の厚み方向
の間隙により、第1の吸収体8に流れた液が非結合部28
から幅方向に拡散され、液を有効に第1の吸収体8に吸
収でき、液の吸収率が高められる。
【0067】さらに、装着したおむつには、第2の吸収
体20は複数の長手方向の条溝22,23により複数の褶曲部
が形成され、股下域付近で液を吸収できる第1および第
2の吸収体8,20の吸収表面積が広がり、かつ、股下域
に密着し、液がおむつ本体1の長手方向に拡散されて液
漏れ防止になる。
【0068】さらに、前記図1ないし図4に示す実施の
形態では、図18に示すように、一本ないし複数本のゴ
ムなどの弾性体24は第2の吸収体20に形成した両側部の
切り欠き凹部21にそれぞれ配設し、おむつの装着により
第1の吸収体8が幅方向の中心に向かう力が作用するこ
とにより、第2の吸収体20は両側に配設した弾性体24の
作用と条溝22,23により、幅方向の中心線に沿って押し
上げられて一定の波状の褶曲部が形成され易い構成につ
いて説明したが、この構成に限られない。
【0069】例えば、図19に示すように、一本ないし
複数本のゴムなどの弾性体24a を第2の吸収体20の幅方
向に間隔をおいて平行状に配設して第2の吸収体20に取
り付けることにより、弾性体24a の材料は多く用いるこ
とになるが、波状の褶曲性が確実となる。
【0070】また、図20に示すように、第2の吸収体
20に取り付ける一本ないし複数本のゴムなどの弾性体24
は、第2の吸収体20の中央部に長手方向に複数平行に配
設した弾性体24b と幅方向に複数平行に配設した弾性体
24b として、第2の吸収体0の褶曲性を高めることがで
きる。
【0071】なお、第2の吸収体20に配設する弾性体24
は2ないし8本とし、好ましくは2〜4本とする。
【0072】さらに、前記図18ないし図20に示す各
弾性体24,24a ,24b ,24c はそれぞれ伸張した状態で
第2の吸収体20に取り付ける。
【0073】また、おむつの装着により、第1の吸収体
8により第2の吸収体20は肌側の上方に押し上げられて
第2の吸収体20に形成される一定の波状の褶曲部は、第
2の吸収体20に中央の条溝22の1条を形成した構成で
は、図21(a) に示すように略U字状となり、条溝22,
23が2条または3条形成した構成では、図21(b) に示
すように略W字状となり、さらに、条溝22,23が4条以
上のときには、図21(c) に示すように略W字状の褶曲
部の両側が下向きに褶曲される。
【0074】また、おむつの装着により、第1の吸収体
8により第2の吸収体20は肌側の上方に押し上げられな
かったときには、おむつ本体1と第2の吸収体20とに形
成される一定の波状の褶曲部は、第2の吸収体20に中央
の条溝22の1条を形成した構成では、図21(d) に示す
ように略逆U字状となり、条溝22,23が2条または3条
形成した構成では、図21(e) に示すように略逆W字状
となり、さらに、条溝22,23が4条以上のときには、図
21(f) に示すように略逆W字状の褶曲部の両側が上向
きに褶曲される。
【0075】
【実施例】前記図1ないし図4に示す実施の形態におい
て、第1の吸収体8の吸収体部材17の幅方向の寸法は10
mm〜150mm とし、好ましくは50mm〜100mm とし、長手方
向の寸法は第2の吸収体20の長手方向の寸法と略同一寸
法または第2の吸収体20の長手方向の寸法よりやや短い
寸法とする。
【0076】また、おむつ本体1の透液性表面シート2
または不透液性裏面シート3と第2の吸収体20の透液性
下面シート26との結合部27間の非結合部28の寸法は、20
mm以上で第2の吸収体20の長手方向の全長以下とし、好
ましくは、50mm〜200mm とする。
【0077】また、第2の吸収体20の結合部27の幅方向
の寸法は1mm以上で前記両側脚回り部5間の股下回り部
6における第1の吸収体8の間隙16の幅寸法以下とし、
好ましくは20mm〜80mmとする。
【0078】また、第2の吸収体20と透液性表面シート
2または不透液性裏面シート3との結合部27と第1の吸
収体8の間隙16における吸収体部材17の内周面との間の
間隙は5mm〜100mm とし、好ましくは10mm〜50mmとす
る。
【0079】さらに、第2の吸収体20の条溝22,23は1
ないし12箇所とする。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、おむつ本
体の透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと第2
の吸収体の透液性下面シートとを結合したため、第2の
吸収体はおむつ本体の第1の吸収体に影響されることな
く肌に密着し、また、第2の吸収体の条溝により、常に
一定の褶曲部が形成され、さらに、おむつ本体の透液性
表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の吸収体の
透液性下面シートとをこのおむつ本体の幅方向の中心線
上にて結合したことにより、褶曲部の形成が容易で液が
長手方向に拡散して吸収機能が向上するとともにフィッ
ト性が向上する。
【0081】請求項2記載の発明によれば、おむつ本体
の透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の
吸収体の透液性下面シートとの結合部の間の非結合部に
て形成される第1の吸収体の厚み方向の空隙により、第
1の吸収体に流れた液が非結合部から幅方向に拡散さ
れ、液は有効に第1の吸収体に吸収され、液の吸収率が
高められる。また、おむつ本体の透液性表面シートまた
は不透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面シー
トとの結合部の間の非結合部により第1の吸収体が股下
域で幅方向に自在に動き、装着に違和感がなく良好に装
着できる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、第1の吸収
体は少なくとも幅方向の中心線に沿って分割された吸収
体部材は第2の吸収体の透液性下面シートとおむつ本体
の透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の
吸収体の透液性下面シートとの結合部と重ならないた
め、おむつの装着時に第1および第2の吸収体が股下部
で幅方向に自在に動き、装着の違和感が生じることがな
く、おむつの装着感が良好になる。おむつ本体の透液性
表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の吸収体の
透液性下面シートとはおむつ本体の幅方向の中心線に沿
った長手方向の両端部が結合され、この結合部の中間部
が非結合部であるため、第1の吸収体と第2の吸収体と
が厚み方向に離間し、第1の吸収体の間隙に流れ込んだ
液が非結合部分を通って幅方向に拡散されて液が有効に
吸収され、また、第2の吸収体の条溝により常に一定の
褶曲部が形成されることと相俟って液の吸収性能が向上
する。
【0083】請求項4記載の発明によれば、おむつの装
着時には、第1の吸収体の吸収体部材は幅方向の両外側
縁が肌側に向う上方向に傾斜して互いに幅方向の中心に
向って接近し第2の吸収体が肌側となる上方に押し上げ
られ、波状に褶曲部が形成されるとともに両側部が起立
して、肌との密着性が高められるとともに液漏れが防止
される。
【0084】請求項5記載の発明によれば、第1の吸収
体は少なくとも幅方向の中心線に沿って分割された吸収
体部材は第2の吸収体の透液性下面シートとおむつ本体
の透液性表面シートまたは不透液性裏面シートと第2の
吸収体の透液性下面シートとの結合部と重ならないた
め、おむつの装着時に第1および第2の吸収体が股下部
で幅方向に自在に動き、装着の違和感が生じることがな
く、おむつの装着感が良好になる。
【0085】請求項6記載の発明によれば、装着したお
むつは、第2の吸収体に複数の褶曲部が形成され、股下
域付近で液を吸収できる吸収体の吸収表面積が広がり、
かつ、股下域に密着し、液がおむつ本体の長手方向に拡
散されて液漏れ防止になる。
【0086】請求項7記載の発明によれば、弾性体が伸
縮して第2の吸収体に褶曲部が確実に形成され、肌に密
着して液漏れが防止される。
【0087】請求項8記載の発明によれば、おむつの装
着時に、第1の吸収体が幅方向の中心に向かう力によっ
て第2の吸収体の幅方向の中心部付近が押し上げられ、
凸状の褶曲部が形成され、肌との密着性が高められると
ともに液漏れが防止される。
【0088】請求項9記載の発明によれば、おむつ本体
の両側縁に沿って長手方向に配設した弾性体にてそれぞ
れ起立される第1の吸収体の両側縁の立体ギャザー部の
内側に第2の吸収体の両側部に長手方向に配設した弾性
体が位置されるため、液漏れが確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す使い捨ておむつの
展開平面図である。
【図2】同上一部を切り欠いた縦断面説明図である。
【図3】同上第2の吸収体の透液性下面シートと不透液
性裏面シートとの結合部の正面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す使い捨ておむつ
の第2の吸収体の透液性下面シートと透液性表面シート
との結合部の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す使い捨ておむつの褶
曲状態を示す縦断説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態の使い捨ておむつの第2
の吸収体の透液性下面シートと透液性表面シートとの結
合部を示す第2の吸収体の平面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの第
2の吸収体の透液性下面シートと透液性表面シートとの
結合部を示す第2の吸収体の平面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの第
2の吸収体の透液性下面シートと透液性表面シートとの
結合部を示す第2の吸収体の平面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの第
2の吸収体の透液性下面シートと透液性表面シートとの
結合部を示す第2の吸収体の平面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の平面
図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の平面
図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の平面
図である。
【図13】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の平面
図である。
【図14】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の縦断
正面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の縦断
正面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の縦断
正面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に形成した条溝を示す第2の吸収体の縦断
正面図である。
【図18】本発明の一実施の形態の使い捨ておむつの第
2の吸収体に配設した弾性体を示す第2の吸収体の平面
図である。
【図19】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に配設した弾性体を示す第2の吸収体の平
面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態の使い捨ておむつの
第2の吸収体に配設した弾性体を示す第2の吸収体の平
面図である。
【図21】(a),(b),(c),(d),(e),(f)は本発明の
使い捨ておむつの第2の吸収体の褶曲態様を示す説明正
面図である。
【符号の説明】
1 おむつ本体 2 透液性表面シート 3 不透液性裏面シート 4 背側腰回り部 5 脚回り部 6 股下回り部 7 腹側腰回り部 8 第1の吸収体 14 立体ギャザー部 17 吸収体部材 20 第2の吸収体 22 条溝 23 条溝 24 弾性体 25 透液性上面シート 26 透液性下面シート 27 結合部 28 非結合部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透液性表面シートと不透液性裏面シート
    とにて背側腰回り部、両側に脚回り部を有する股下回り
    部および腹側腰回り部を長手方向に順次に一体的に形成
    しかつこの透液性表面シートと不透液性裏面シートとの
    間に第1の吸収体を配設した左右対称のおむつ本体と、 透液性上面シートと透液性下面シートとの間に挟着され
    前記第1の吸収体の長手方向の中央部分および幅方向の
    中央部分に対応して積層された第2の吸収体とを備え、 前記第1の吸収体は幅方向の中央部に沿って長手方向の
    間隙を形成し、 前記おむつ本体の透液性表面シートまたは不透液性裏面
    シートと第2の吸収体の透液性下面シートとをこのおむ
    つ本体の第1の吸収体に形成した幅方向の中央部の間隙
    から幅方向の中心線上にて結合したことを特徴とした使
    い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 おむつ本体の透液性表面シートまたは不
    透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面シートと
    の幅方向中央部に沿った結合部の両側縁と前記第1の吸
    収体の幅方向中央部に沿った間隙の内側縁との間に厚み
    方向の空隙を形成する非結合部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 おむつ本体の透液性表面シートまたは不
    透液性裏面シートと第2の吸収体の透液性下面シートと
    を結合する結合部は前記おむつ本体の幅方向の中心線に
    沿った長手方向の両端部に形成し、この両端結合部の中
    間部を非結合部としたことを特徴とした請求項1記載の
    使い捨ておむつ。
  4. 【請求項4】 おむつ本体の装着時の幅方向の中心に向
    かう力によりこの第1の吸収体の吸収体部材は幅方向の
    外側縁が上方向に押し上げられて傾斜し、この吸収体部
    材は幅方向中央部に向って互いに接近する方向に移動し
    て第2の吸収体を上方に押し上げ、第1の吸収体と第2
    の吸収体とにて波状に褶曲部を形成することを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の使い捨ておむ
    つ。
  5. 【請求項5】 おむつ本体の第1の吸収体は少なくとも
    幅方向の中心線に沿って分割された吸収体部材にて形成
    し、この第1の吸収体の吸収体部材間に長手方向に沿っ
    て幅方向中央部に間隙を形成したことを特徴とした請求
    項1ないし4のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 【請求項6】 第2の吸収体は幅方向の両側縁間に長手
    方向に連続状または間欠状の複数の条溝を形成したこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の使い
    捨ておむつ。
  7. 【請求項7】 第2の吸収体の両側部に位置して透液性
    上面シートと透液性下面シートとの間に長手方向に弾性
    体をそれぞれ配設して結合したことを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  8. 【請求項8】 おむつ本体の装着時の幅方向の中心に向
    かう力により第2の吸収体は長手方向の条溝により褶曲
    部を形成することを特徴とする請求項6記載の使い捨て
    おむつ。
  9. 【請求項9】 おむつ本体の両側縁に沿って長手方向に
    配設した弾性体にて第1の吸収体の両側縁にそれぞれ起
    立する立体ギャザー部を形成し、この立体ギャザー部の
    内側に第2の吸収体の両側部に長手方向に配設した弾性
    体をそれぞれ位置させたことを特徴とする請求項7また
    は8記載の使い捨ておむつ。
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