JPH1189559A - インキュベータ - Google Patents
インキュベータInfo
- Publication number
- JPH1189559A JPH1189559A JP9259610A JP25961097A JPH1189559A JP H1189559 A JPH1189559 A JP H1189559A JP 9259610 A JP9259610 A JP 9259610A JP 25961097 A JP25961097 A JP 25961097A JP H1189559 A JPH1189559 A JP H1189559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- incubator
- chamber
- conveying
- microplates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/12—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
- C12M41/14—Incubators; Climatic chambers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料の出し入れ時の内部の環境条件の変動が
少なく、信頼性の高い試験を行うことができるインキュ
ベータを提供することを目的とする。 【解決手段】 内部の温度、湿度およびＣＯ2ガス濃度
の調整ができるインキュベータにおいて、試料のマイク
ロプレート１９を多数収納する棚１８をモータ１１およ
び送りねじ２３によって前後に可動とする。棚１８の前
面に上下動可能な搬送プレート２５を設け、マイクロプ
レート１９を搬入する際には搬出入口３０から搬送プレ
ート２５上にマイクロプレート１９を載置し、搬送プレ
ート２５によって棚１８の各段まで上下方向に搬送し、
棚１８が前後動することによって搬送プレート２５上の
マイクロプレート１９を棚１８の試料収納部に渡す。こ
れにより、試料搬出入用の開口部分の大きさを最小限に
し、搬出入の際の外乱を抑えて環境条件の変動を抑制す
ることができる。
少なく、信頼性の高い試験を行うことができるインキュ
ベータを提供することを目的とする。 【解決手段】 内部の温度、湿度およびＣＯ2ガス濃度
の調整ができるインキュベータにおいて、試料のマイク
ロプレート１９を多数収納する棚１８をモータ１１およ
び送りねじ２３によって前後に可動とする。棚１８の前
面に上下動可能な搬送プレート２５を設け、マイクロプ
レート１９を搬入する際には搬出入口３０から搬送プレ
ート２５上にマイクロプレート１９を載置し、搬送プレ
ート２５によって棚１８の各段まで上下方向に搬送し、
棚１８が前後動することによって搬送プレート２５上の
マイクロプレート１９を棚１８の試料収納部に渡す。こ
れにより、試料搬出入用の開口部分の大きさを最小限に
し、搬出入の際の外乱を抑えて環境条件の変動を抑制す
ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物や細胞の培
養などに用いられるインキュベータに関するものであ
る。
養などに用いられるインキュベータに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】微生物のや細胞などの培養や、物質の生
化学的反応などの試験に用いられる装置として、インキ
ュベータが知られている。インキュベータは、試験対象
の試料を収納するチャンバに、このチャンバ内の温度や
湿度などの環境条件を調整して保持する機能を備えたも
のである。一般に、同一環境条件下で多数の試料を対象
として実験を行うため、インキュベータには多数の試料
を収納するための試料収納部が設けられている。
化学的反応などの試験に用いられる装置として、インキ
ュベータが知られている。インキュベータは、試験対象
の試料を収納するチャンバに、このチャンバ内の温度や
湿度などの環境条件を調整して保持する機能を備えたも
のである。一般に、同一環境条件下で多数の試料を対象
として実験を行うため、インキュベータには多数の試料
を収納するための試料収納部が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記試験
は、長時間継続して行われるものであり、試験継続中に
は各試料の観察や分析などの作業のために、一定時間ご
とに試料をインキュベータから取り出す必要がある。こ
のため、インキュベータ内のそれぞれの試料収納部から
試料を取り出せるように、インキュベータには大きな搬
出入口が複数箇所に設けられている。
は、長時間継続して行われるものであり、試験継続中に
は各試料の観察や分析などの作業のために、一定時間ご
とに試料をインキュベータから取り出す必要がある。こ
のため、インキュベータ内のそれぞれの試料収納部から
試料を取り出せるように、インキュベータには大きな搬
出入口が複数箇所に設けられている。
【０００４】しかしながら、試料の出し入れを行う際に
は搬出入口が開放されるため、この開口からインキュベ
ータ内部の雰囲気気体が流出し、また外気がインキュベ
ータ内に流入してインキュベータ内部の環境条件が変化
する。そしてインキュベータ内部の環境条件が許容され
る範囲を超えて変化すると、試験結果の信頼性を損なう
ことになる。従来のインキュベータでは、搬出入口とし
て大きな開口が複数箇所に設けられており、試料の出し
入れ時にインキュベータ内の環境条件が変動しやすく、
このため試験の信頼性に影響を与えることがあるという
問題点があった。
は搬出入口が開放されるため、この開口からインキュベ
ータ内部の雰囲気気体が流出し、また外気がインキュベ
ータ内に流入してインキュベータ内部の環境条件が変化
する。そしてインキュベータ内部の環境条件が許容され
る範囲を超えて変化すると、試験結果の信頼性を損なう
ことになる。従来のインキュベータでは、搬出入口とし
て大きな開口が複数箇所に設けられており、試料の出し
入れ時にインキュベータ内の環境条件が変動しやすく、
このため試験の信頼性に影響を与えることがあるという
問題点があった。
【０００５】そこで本発明は、内部の環境条件の変動が
少なく、信頼性の高い試験を行うことができるインキュ
ベータを提供することを目的とする。
少なく、信頼性の高い試験を行うことができるインキュ
ベータを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のインキュベータ
は、試料を収納するチャンバと、このチャンバ内に設け
られた複数の試料収納部と、前記チャンバ内の環境条件
を調整する環境条件調整手段と、前記チャンバに設けら
れた搬出入口と前記各試料収納部との間で試料を搬送す
る内部搬送手段とを備えた。
は、試料を収納するチャンバと、このチャンバ内に設け
られた複数の試料収納部と、前記チャンバ内の環境条件
を調整する環境条件調整手段と、前記チャンバに設けら
れた搬出入口と前記各試料収納部との間で試料を搬送す
る内部搬送手段とを備えた。
【０００７】上記構成の本発明によれば、インキュベー
タのチャンバ内に設けられた試料収納部と搬出入口の間
で試料を搬送する内部搬送手段を設けることにより、搬
出入口の個数や大きさを限定してチャンバの開口部分の
大きさを最小限にすることができ、したがって試料の出
し入れ時の雰囲気ガスの流出や外気の流入を抑制して、
チャンバ内の環境条件の変動を抑えることができる。
タのチャンバ内に設けられた試料収納部と搬出入口の間
で試料を搬送する内部搬送手段を設けることにより、搬
出入口の個数や大きさを限定してチャンバの開口部分の
大きさを最小限にすることができ、したがって試料の出
し入れ時の雰囲気ガスの流出や外気の流入を抑制して、
チャンバ内の環境条件の変動を抑えることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は本発明の一実施の形態のイ
ンキュベータの側断面図、図２は同インキュベータの平
断面図、図３、図４、図５、図６、図７は同インキュベ
ータの部分断面図である。まず、図１を参照してインキ
ュベータの全体構造を説明する。図１において、インキ
ュベータ１を構成するチャンバ２の内壁には、ウオータ
ジャケット３が配設されている。オウータジャケット３
の内部には、温度調節媒体である水が循環しており、循
環水は温度調節器４によって温度が調節される。チャン
バ２の底部には水受けパン５が設置されており、水受け
パン５の内部には常に水が貯溜される。
を参照して説明する。図１は本発明の一実施の形態のイ
ンキュベータの側断面図、図２は同インキュベータの平
断面図、図３、図４、図５、図６、図７は同インキュベ
ータの部分断面図である。まず、図１を参照してインキ
ュベータの全体構造を説明する。図１において、インキ
ュベータ１を構成するチャンバ２の内壁には、ウオータ
ジャケット３が配設されている。オウータジャケット３
の内部には、温度調節媒体である水が循環しており、循
環水は温度調節器４によって温度が調節される。チャン
バ２の底部には水受けパン５が設置されており、水受け
パン５の内部には常に水が貯溜される。
【０００９】また、チャンバ２内部の側壁には温度セン
サ６、湿度センサ７が装着されており、チャンバ２内の
雰囲気温度、湿度を検出する。チャンバ２にはＣＯ2ガ
ス導入用のパイプ８が接続されており、パイプ８にはバ
ルブ８ａが備えられている。バルブ８ａの開度を調整す
ることによりチャンバ２内に導入されるＣＯ2ガスの量
が調整される。チャンバ２内部のＣＯ2ガス濃度は，Ｃ
Ｏ2ガス濃度センサ９により検出される。チャンバ２の
内壁には、ファン１０が装着されており、ファン１０を
駆動することによりチャンバ２内部の雰囲気ガスが撹拌
され、チャンバ２内の雰囲気ガスが均一化される。
サ６、湿度センサ７が装着されており、チャンバ２内の
雰囲気温度、湿度を検出する。チャンバ２にはＣＯ2ガ
ス導入用のパイプ８が接続されており、パイプ８にはバ
ルブ８ａが備えられている。バルブ８ａの開度を調整す
ることによりチャンバ２内に導入されるＣＯ2ガスの量
が調整される。チャンバ２内部のＣＯ2ガス濃度は，Ｃ
Ｏ2ガス濃度センサ９により検出される。チャンバ２の
内壁には、ファン１０が装着されており、ファン１０を
駆動することによりチャンバ２内部の雰囲気ガスが撹拌
され、チャンバ２内の雰囲気ガスが均一化される。
【００１０】温度センサ６、湿度センサ７の検出結果に
基づいて温度調節器４を制御することにより、チャンバ
２内の温度・湿度を所定の設定温度・湿度に維持するこ
とができる。またＣＯ2ガス濃度センサ９の検出結果に
基づいてパイプ８のバルブ８ａを制御することにより、
チャンバ２内のＣＯ2ガス濃度を設定値に維持すること
ができる。したがって、ウオータジャケット３、温度調
節器４、温度センサ６、湿度センサ７、ＣＯ2ガス濃度
センサ９、ＣＯ2導入用のパイプ８及びバルブ８ａは、
チャンバ２内の温度や湿度、ＣＯ2ガス濃度などの環境
条件を調整する環境条件調整手段となっている。
基づいて温度調節器４を制御することにより、チャンバ
２内の温度・湿度を所定の設定温度・湿度に維持するこ
とができる。またＣＯ2ガス濃度センサ９の検出結果に
基づいてパイプ８のバルブ８ａを制御することにより、
チャンバ２内のＣＯ2ガス濃度を設定値に維持すること
ができる。したがって、ウオータジャケット３、温度調
節器４、温度センサ６、湿度センサ７、ＣＯ2ガス濃度
センサ９、ＣＯ2導入用のパイプ８及びバルブ８ａは、
チャンバ２内の温度や湿度、ＣＯ2ガス濃度などの環境
条件を調整する環境条件調整手段となっている。
【００１１】チャンバ２の後面の下部には、モータ１１
が配設されている。モータ１１の回転軸は、軸受け１２
を介してチャンバ２に支持される水平な送りねじ１３と
結合されている。送りねじ１３には、ナット１４が螺合
しており、ナット１４はプレート１５と一体的に結合さ
れている。プレート１５の下面にはスライダ１６が固着
されており、スライダ１６は水平に配設されたガイドレ
ール１７にスライド自在に装着されている。したがって
モータ１１を駆動すると、プレート１５がチャンバ２内
で前後方向に水平移動する。
が配設されている。モータ１１の回転軸は、軸受け１２
を介してチャンバ２に支持される水平な送りねじ１３と
結合されている。送りねじ１３には、ナット１４が螺合
しており、ナット１４はプレート１５と一体的に結合さ
れている。プレート１５の下面にはスライダ１６が固着
されており、スライダ１６は水平に配設されたガイドレ
ール１７にスライド自在に装着されている。したがって
モータ１１を駆動すると、プレート１５がチャンバ２内
で前後方向に水平移動する。
【００１２】プレート１５上には、棚１８が垂直に立設
されている。棚１８には上下方向に複数段の棚板１８ａ
が設けられ、図２に示すように各段には試料のマイクロ
プレート１９を収納する複数の棚板１８ａの突出部２０
が設けられている。即ち突出部２０は試料を収納する試
料収納部となっている。図１、図２に示すように、マイ
クロプレート１９は突出部２０上に載置されて収納され
る。
されている。棚１８には上下方向に複数段の棚板１８ａ
が設けられ、図２に示すように各段には試料のマイクロ
プレート１９を収納する複数の棚板１８ａの突出部２０
が設けられている。即ち突出部２０は試料を収納する試
料収納部となっている。図１、図２に示すように、マイ
クロプレート１９は突出部２０上に載置されて収納され
る。
【００１３】チャンバ２の上面にはモータ２１が配設さ
れている。モータ２１の回転軸は送りねじ２３と結合さ
れている。送りねじ２３は軸受け２２を介してチャンバ
２に支持され、チャンバ２内の前壁に沿って垂直に配設
されている。送りねじ２３には、ナット２４が螺合して
おり、ナット２４はプレート２５と一体的に結合されて
いる。図２に示すように、プレート２５は櫛歯状の凹凸
を有する平面形状をしており、プレート２５の凹部は、
棚１８の突出部２０に対応する位置にある。プレート２
５の凹部上には、試料のマイクロプレート１９が載置さ
れる。
れている。モータ２１の回転軸は送りねじ２３と結合さ
れている。送りねじ２３は軸受け２２を介してチャンバ
２に支持され、チャンバ２内の前壁に沿って垂直に配設
されている。送りねじ２３には、ナット２４が螺合して
おり、ナット２４はプレート２５と一体的に結合されて
いる。図２に示すように、プレート２５は櫛歯状の凹凸
を有する平面形状をしており、プレート２５の凹部は、
棚１８の突出部２０に対応する位置にある。プレート２
５の凹部上には、試料のマイクロプレート１９が載置さ
れる。
【００１４】チャンバ２の前壁面のプレート２５の上昇
限の高さ位置には、搬出入口３０が設けられている。搬
出入口３０には、開閉自在なシャッタ３１が装着されて
いる。したがって、モータ２１を駆動すると、プレート
１９は上下動し、搬出入口３０の高さ位置と、棚１８の
任意の段の棚板１８ａに対応した高さ位置の間を上下動
する。このプレート２５の上下動と、棚１８のチャンバ
２内での前後方向の水平移動とを組み合わせることによ
り、搬出入口３０から搬入され、プレート２５上に載置
された試料のマイクロプレート１９を、棚１８の各段の
試料収納部に渡すことができ、また、各段の試料収納部
に収納されたプレート１９を搬出入口３０の高さ位置ま
で搬送することができる。即ち、モータ１１、送りねじ
１３、ナット１４、モータ２１、送りねじ２３、ナット
２４は、搬出入口３０と、棚１８の各試料収納部との間
で試料であるマイクロプレート１９を搬送する内部搬送
手段となっている。このように、搬出入口と前記各試料
収納部との間で試料を搬送する内部搬送手段を設けるこ
とにより、棚１８の各段の試料収納部に対応させて多数
個の搬出入口を設ける必要がない。
限の高さ位置には、搬出入口３０が設けられている。搬
出入口３０には、開閉自在なシャッタ３１が装着されて
いる。したがって、モータ２１を駆動すると、プレート
１９は上下動し、搬出入口３０の高さ位置と、棚１８の
任意の段の棚板１８ａに対応した高さ位置の間を上下動
する。このプレート２５の上下動と、棚１８のチャンバ
２内での前後方向の水平移動とを組み合わせることによ
り、搬出入口３０から搬入され、プレート２５上に載置
された試料のマイクロプレート１９を、棚１８の各段の
試料収納部に渡すことができ、また、各段の試料収納部
に収納されたプレート１９を搬出入口３０の高さ位置ま
で搬送することができる。即ち、モータ１１、送りねじ
１３、ナット１４、モータ２１、送りねじ２３、ナット
２４は、搬出入口３０と、棚１８の各試料収納部との間
で試料であるマイクロプレート１９を搬送する内部搬送
手段となっている。このように、搬出入口と前記各試料
収納部との間で試料を搬送する内部搬送手段を設けるこ
とにより、棚１８の各段の試料収納部に対応させて多数
個の搬出入口を設ける必要がない。
【００１５】このインキュベータは上記のような構成よ
り成り、以下その動作を各図を参照して説明する。ま
ず、図３に示すように、棚１８の格段の試料収納部に
は、試料のマイクロプレート１９が収納されている。こ
こでは、これらのマイクロプレート１９のうち、上から
３段目のマイクロプレート１９をインキュベータ１の外
部に搬出する動作を例にとって説明する。図３に示すよ
うに、搬送プレート２５は待機位置（鎖線で示す２５）
から上から３段目のレベルまで下降する（矢印ａ参
照）。このとき、搬送プレート２５の上面が棚板１８ａ
の上面よりわずかに低い位置となるようにする。
り成り、以下その動作を各図を参照して説明する。ま
ず、図３に示すように、棚１８の格段の試料収納部に
は、試料のマイクロプレート１９が収納されている。こ
こでは、これらのマイクロプレート１９のうち、上から
３段目のマイクロプレート１９をインキュベータ１の外
部に搬出する動作を例にとって説明する。図３に示すよ
うに、搬送プレート２５は待機位置（鎖線で示す２５）
から上から３段目のレベルまで下降する（矢印ａ参
照）。このとき、搬送プレート２５の上面が棚板１８ａ
の上面よりわずかに低い位置となるようにする。
【００１６】次に、図４で示すように、モータ１１を駆
動して棚１８を前進させる（矢印ｂ参照）。このとき、
突出部２０に対応して搬送プレート２５には凹部が設け
られているため、突出部２０と搬送プレート２５が干渉
することがない。これにより搬送プレート２５は突出部
２０上に載置されたマイクロプレート１９の下方に位置
する。次いで図５に示すように、搬送プレート２５をわ
ずかに上昇させて（矢印ｃ参照）マイクロプレート１９
を搬送プレート２５によって支持させることにより、搬
送プレート２５上にマイクロプレート１９を移載する。
動して棚１８を前進させる（矢印ｂ参照）。このとき、
突出部２０に対応して搬送プレート２５には凹部が設け
られているため、突出部２０と搬送プレート２５が干渉
することがない。これにより搬送プレート２５は突出部
２０上に載置されたマイクロプレート１９の下方に位置
する。次いで図５に示すように、搬送プレート２５をわ
ずかに上昇させて（矢印ｃ参照）マイクロプレート１９
を搬送プレート２５によって支持させることにより、搬
送プレート２５上にマイクロプレート１９を移載する。
【００１７】次に図６に示すように、棚１８が後退する
と（矢印ｄ参照）、マイクロプレート１９が載置された
搬送プレート２５は棚１８から離脱する。次いで搬送プ
レート２５は搬出口３０の位置まで上昇する（矢印ｅ参
照）。その後図７に示すように、搬出入口３０のシャッ
タ３１が開けられ、チャンバ２外より搬送ユニット３２
が挿入され、アーム３３によって搬送プレート２５上の
マイクロプレート１９を保持してチャンバ２外に搬出す
る。
と（矢印ｄ参照）、マイクロプレート１９が載置された
搬送プレート２５は棚１８から離脱する。次いで搬送プ
レート２５は搬出口３０の位置まで上昇する（矢印ｅ参
照）。その後図７に示すように、搬出入口３０のシャッ
タ３１が開けられ、チャンバ２外より搬送ユニット３２
が挿入され、アーム３３によって搬送プレート２５上の
マイクロプレート１９を保持してチャンバ２外に搬出す
る。
【００１８】以上図３から図７ではマイクロプレート１
９を棚１８の試料収納部から搬出する例を説明したが、
搬送プレート２５、棚１８などに上記説明と逆の動作を
行わせることにより、チャンバ２の外部からマイクロプ
レート１９を棚１８の各試料収納部に搬入することがで
きる。
９を棚１８の試料収納部から搬出する例を説明したが、
搬送プレート２５、棚１８などに上記説明と逆の動作を
行わせることにより、チャンバ２の外部からマイクロプ
レート１９を棚１８の各試料収納部に搬入することがで
きる。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、インキュベータのチャ
ンバ内に設けられた棚の試料収納部と試料の搬出入口ま
での間で試料を搬送する内部搬送手段を設けることによ
り、棚の各段の試料収納部に対応して搬出入口を設ける
必要がなく、搬出入口の大きさと個数を限定してチャン
バの開口部分を最小限の大きさにすることができるの
で、試料の出し入れ時の雰囲気ガスの流出や外気の流入
を抑制することができ、したがってチャンバ内の環境条
件の変動を抑えてチャンバ内で行われる試験の結果の信
頼性を高めることができる。
ンバ内に設けられた棚の試料収納部と試料の搬出入口ま
での間で試料を搬送する内部搬送手段を設けることによ
り、棚の各段の試料収納部に対応して搬出入口を設ける
必要がなく、搬出入口の大きさと個数を限定してチャン
バの開口部分を最小限の大きさにすることができるの
で、試料の出し入れ時の雰囲気ガスの流出や外気の流入
を抑制することができ、したがってチャンバ内の環境条
件の変動を抑えてチャンバ内で行われる試験の結果の信
頼性を高めることができる。
【図１】本発明の一実施の形態のインキュベータの側断
面図
面図
【図２】本発明の一実施の形態のインキュベータの平断
面図
面図
【図３】本発明の一実施の形態のインキュベータの部分
断面図
断面図
【図４】本発明の一実施の形態のインキュベータの部分
断面図
断面図
【図５】本発明の一実施の形態のインキュベータの部分
断面図
断面図
【図６】本発明の一実施の形態のインキュベータの部分
断面図
断面図
【図７】本発明の一実施の形態のインキュベータの部分
断面図
断面図
１ インキュベータ ２ チャンバ ３ ウオータジャケット ４ 温度調節器 ５ 水受けパン ６ 温度センサ ７ 湿度センサ ８ パイプ ９ ＣＯ2ガス濃度センサ １１、２１ モータ １３、２３ 送りねじ １８ 棚 １９ マイクロプレート ２５ 搬送プレート
Claims (1)
- 【請求項１】試料を収納するチャンバと、このチャンバ
内に設けられた複数の試料収納部と、前記チャンバ内の
環境条件を調整する環境条件調整手段と、前記チャンバ
に設けられた搬出入口と前記各試料収納部との間で試料
を搬送する内部搬送手段とを備えたことを特徴とするイ
ンキュベータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9259610A JPH1189559A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | インキュベータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9259610A JPH1189559A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | インキュベータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1189559A true JPH1189559A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17336485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9259610A Pending JPH1189559A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | インキュベータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1189559A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001096863A2 (en) * | 2000-06-15 | 2001-12-20 | Beckman Coulter, Inc. | Method and system for transporting and storing multiple reagent packs and reagent packs used therein |
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| WO2003070874A1 (fr) | 2002-02-22 | 2003-08-28 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Dispositif de culture et recipient de stockage |
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