JPH118936A - Svc装置の制御方式 - Google Patents
Svc装置の制御方式Info
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- JPH118936A JPH118936A JP9158205A JP15820597A JPH118936A JP H118936 A JPH118936 A JP H118936A JP 9158205 A JP9158205 A JP 9158205A JP 15820597 A JP15820597 A JP 15820597A JP H118936 A JPH118936 A JP H118936A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
連系点電圧一定制御を安定に行う。 【解決手段】 SVC装置で系統電圧を一定制御するプ
ラントAに、その規範モデルBとモデル規範形適応制御
系(MRAC)からなる適応機構Cを設け、MRACに
よりPIコントローラ14のPIゲインを適応的に調整
する。MRACには、適応パラメータの過度な変動を防
止する一次ローパスフィルタ54と、ノイズ成分による
適応パラメータの変動抑制する不感帯ブロック55と、
無駄時間を与えパルス的な変動を無視するフィルタ56
と、適応パラメータの変動を促し収束値を適切な値とす
る再同定ブロック61を設け、オーバーシュート及びア
ンダーシュートと応答遅れのない制御を可能にする。
Description
止型無効電力補償装置)の制御方式に関するものであ
る。
制御(以下、SVC制御という)に用いる場合には、連
系点電圧を検出してそれを適当なローパスフィルタに通
したものを制御量として、一般的なPI制御系とするこ
とにより行われている。図8にSVC制御系の構成を示
し、図9にSVC装置の電力系統に対する配置を示す。
3は電圧偏差検出用加算器、14は電圧偏差を比例積分
演算するPIコントローラ、22はコントローラからの
電流指令を制限するリミッタ、23はリミッタ22から
の電流指令で動作するインバータ、26は電力系統、3
0は連系点電圧実効値を検出する4次のローパスフィル
タ、31は連系点電圧実効値を示す。
が安定に動作するためには、系統連系点の上位側リアク
トル成分Lppの大きさに応じてPIゲインを適切に調
整しなければならない。ところが、制御動作中はPIゲ
インは固定されたままであり、上位側リアクトル成分L
ppが変動した場合には制御系が不安定になる場合があ
る。
図13に示す。PIゲインはLpp=0.75mHでオ
ーバーシュートがなく応答も速くなるように調整されて
いる。図10はLpp=1.6mH、図11はLpp=
1.0mH、図12はLpp=0.75mH、図13は
Lpp=0.3mHの場合のステップ応答である。PI
ゲインが適切な図12ではオーバーシュートもなく応答
も速い。しかし、図10,図11の場合にはLppが大
きくなっているため振動的な応答や、オーバーシュート
を持つ応答になっている。一方、図13はLppが小さ
くなっているため、応答が遅くなっている。
トル成分Lppがある値のときには望ましい応答になる
が、Lppの値が変動した場合には振動的な応答になっ
たり、応答が遅くなったりする。また、更にLppが増
えた場合には制御動作が不可能になるという問題があ
る。また、振動的な応答を示すので、電圧を変化させた
ときのオーバーシュートの高電圧により機器の許容定格
電圧を超える場合には、機器へのストレスが増大する。
また、アンダーシュートの低電圧では様々な装置が正常
に動作しないといった問題がある。
みてなされたものであり、その目的とするところは、上
位リアクトル成分が変動した場合には適応的にPIゲイ
ンを調整し、上位リアクトル成分の大きさにかかわら
ず、予め設定された規範モデルと同じ応答が得られるS
VC装置の制御方式を提供することにある。
により系統連系点電圧を一定に制御するSVC装置の制
御方式において、制御対象に可調整パラメータが付加さ
れたプラントの動作手本となる規範モデル系と、プラン
トと規範モデルからの各状態信号に重みをつけて加算し
て状態誤差を演算する手段と、この状態誤差とプラント
の電流指令から適応パラメータを演算する手段とを有
し、この適応パラメータをSVC装置の無効電流指令値
に乗ずるモデル規範形適応制御系とを設けて、プラント
の応答が規範モデルの応答と等しくなるようにSVC装
置を制御するものである。
誤差を通す一次ローパスフィルタと、演算された適応パ
ラメータを通す一次ローパスを設けて制御系の動作を安
定させる。
差に定常的に存在するノイズ成分を除去する不感帯ブロ
ックを設けて適応パラメータのドリフトを防止する。
ラメータの変動を促す再同定処理ブロックを設けて適応
パラメータの収束値を適切にする。
に、負荷無効電流の直流分を足す手段を設け、負荷の無
効電流変動による電圧変動を減少させる。
応則中のPIコントローラの積分器出力誤差の重みを零
とし、SVC装置の出力無効電流指令値に差が発生して
も適応パラメータの変動が抑制されるようにする。
規範形適応制御系(MRAC)を応用したSVC制御系
を示す。同図において、A(11〜31)はプラント、
B(41〜47)は規範モデル、C(51〜60)は適
応機構(MRAC)である。(MRACについては、
「計測と制御」Vol、17、NO.8、(昭53、
8)P、602参照)。
の連系点電圧指令11を適応機構Cの再同定動作ブロッ
ク61からの再同定信号で補正する加算器12と、この
補正された電圧指令とローパスフィルタ30で検出し連
系点電圧との偏差を検出する加算器13と、この偏差電
圧をPI演算するPIコントローラ14と、このコント
ローラからの無効電流指令と適応機構Cのリミッタ59
からの可調整パラメータを乗算し、パラメータ補正した
無効電流指令を出力する乗算器19と。
を足す加算器21と、この加算器からの無効電流指令を
制限するリミッタ22と、このリミッタからの無効電流
指令に実負荷無効電流24を加算する加算器25と、こ
の加算器からの無効電流指令に基づくSVC装置出力電
流が流れる連系点上位側系統の定数(W,Lpp)27
と、系統電源電圧28に系統の定数27による電圧降下
を加算して連系点電圧を出力する加算器29と、この連
系点電圧実効値を検出し制御量として偏差検出加算器1
3に出力する4次のローパスフィルタ30で構成されて
いる。
からの再同定信号が加算された電圧指令と4次のローパ
スフィルタモデル47からの検出電圧との偏差を検出す
る加算器41と、この電圧偏差をPI演算するPIコン
トローラモデル42と、このコントローラモデルからの
電流指令を制限するリミッタモデル43と、このSVC
装置出力電流が流れる連系点上位側系統の定数(W,L
pp)44と、系統電源電圧45に系統の定数44によ
る電圧降下を加算して連系点電圧を出力する加算器46
と、この連接点電圧実効値を検出する4次のローパスフ
ィルタモデル47で構成されている。
ィルタモデル47,PIコントローラモデル42,プラ
ントAのローパスフィルタ30,PIコントローラ14
からの4つの状態信号が入力し、5つの状態変数誤差を
設定する状態変数誤差設定ブロック51と、この5つの
状態変数誤差にそれぞれ重みつけするための5つの重み
(このうちの第5成分である適応則中のPIコントロー
ラの積分器出力の重みは0とする)を出力する重み設定
ブロック52と、上記5つの状態変数にそれぞれ5つの
重みを掛けて重みづけし加算して規範モデルBとプラン
トAの状態誤差を出力する状態誤差演算器53と。
タ54と、このローパスフィルタからの状態誤差を図示
の特性で通す不感帯ブロック55と、図2のフローによ
り不感帯ブロック55からの状態誤差PFILinに無
駄時間DTを与えてパルス的に発生する状態誤差を除去
する移相フィルタ56と。
ラントAのPIコントローラ14からの電流指令とによ
り適応パラメータKLを演算する適応パラメータ演算ブ
ロック57と、この適応パラメータを通す1次ローパス
フィルタ58と、このフィルタからの適応パラメータを
制限するリミッタ59と、このリミッタからの適応パラ
メータKLを図3のアルゴリズムにより再同定処理し、
プラントAの加算器12に再同定信号IDを出力する再
同定動作ブロック61で構成されている。
ントローラモデル42からの積分出力Xcm(1次元ベ
クトル(スカラ))と、ローパスフィルタモデル47か
らの4次のローパスフィルタの状態の4次元ベクトルX
fmと、PIコントローラ14からの積分出力Xcp
(スカラ)と、ローパスフィルタ30からの4次元ベク
トルXfpから5次元ベクトルeを出力する。前記の記
号を用いて、第1番目から第4番目の要素は、Xfm・
Xfp、第5番目の要素はXcm・Xcpとなる。
から出力される5つの重みである5次元の定数ベクトル
PBfoは、PIコントローラ42,14、4次のロー
パスフィルタ47,30及びインピーダンスモデルwL
Mの各ブロック中の係数を用いて、一般的なMRACの
構成手法に従って導出される。
変数誤差設定ブロック51の出力を上記5次元の定数ベ
クトルPBfoで重みづけしたものであり、ブロック5
1の出力を〔e1,e2,e3,e4,e5〕、定数ベ
クトルPBfoの5次元ベクトルを〔c1,c2,c
3,c5〕と表すと、状態誤差演算器53の出力は、c
1e1+c2e2+c3e3+c4e4+c5e5とな
る。
構CはプラントA及び規範モデルBのPIコントローラ
14及びそのモデル42と4次ローパスフィルタ30及
びそのモデル47からの信号を取り込んで、プラントA
の加算器12にプラントAの応答が規範モデルCの応答
と等しくなるように再同定信号IDを出力する。
Lppが変動した場合にもプラントAのPIゲインが適
応的に調整される。従って、リアクトル成分Lppの大
きさに拘わらず、プラントAの応答は規範モデルCと同
じ応答となる。
上位負荷変動等の外乱の影響を受けやすいが、上記実施
の形態ではMRACの適応則が下記のように改良されて
いるので、外乱の影響を受けることがない。
ントの状態誤差を一次のローパスフィルタ54に通し
た。 (2)それを更に不感帯ブロック55に通した。 (3)それを更にパルス状の変動は無視する移相フィル
タ56に通した。 (4)演算ブロック57で演算された適応パラメータを
一次のローパスフィルタ58に通した。 (5)再同定動作ブロック61を付加した。 (6)乗算器19から出力されるSVC装置出力無効電
流指令値に負荷無効電流の直流成分20を足した。 (7)適応則中のPIコントローラ14と42の積分器
出力誤差の重みをゼロにした。
うに上位負荷変動等の外乱の影響を受けなくなる。
により、負荷変動や上位インピーダンス変動により引き
起こされた電圧変動による状態誤差変動が干渉され、適
応パラメータ変動が抑制される。上記(2)の不感帯ブ
ロック55により、状態誤差に定常的に存在するノイズ
成分による適応パラメータ変動が抑制される。上記
(4)の移相フィルタ56により適応パラメータの過渡
な変動が抑制される。
(2)の不感帯ブロック55、(4)のローパスフィル
タ58を付けることによりそれらのノイズの影響が除去
され制御動作が安定する。ところが、上位負荷が変動し
た場合、この変動によってMRACの状態誤差が発生
し、この状態誤差により適応パラメータがドリフトし、
制御系が不安定になり、上位負荷変動によりパルス的な
変動が生ずるが、上記(3)の移相フィルタ55によ
り、パルス的な変動が無視される。
合、MRACと上記(1)〜(4)の効果により適応パ
ラメータが変動し、ある値に収束する。ところが、その
収束値が必ずしも適切な値になっているとは限らない
が、上記(5)の再同定処理ブロック61を付けたこと
により適応パラメータの変動が促され、その収束値は適
切な値となる。
統無効電流と系統有効電流が変動する。無効電流が変動
した場合、規範モデルBの無効電流指令値とSVC装置
の無効電流指令値が異なり、これが状態誤差となり、適
応パラメータのドリフト現象が発生するが、上記(6)
の無効電流指令値に負荷無効電流の直流成分を足したこ
とにより、負荷の無効電流が変動した場合でも、規範モ
デルとSVC装置の出力無効電流指令値は等しくなり、
適応パラメータのドリフトが発生しない。また、負荷の
無効電流変動による電圧変動も減少する。
荷有効電流変動による電圧変動をSVC装置は無効電流
を出力することにより補償する。従って、負荷有効電流
が変動した場合にも規範モデルとSVC装置の出力無効
電流に定常的に差が発生することになり、これにより適
応パラメータのドリフトが発生するが、上記(7)のP
Iコントローラの積分出力の重みをゼロとしたことによ
り、負荷有効電流が変動し規範モデルとSVC装置の出
力無効電流指令値に差が発生しても、適応パラメータの
動作が抑制される。
る。SVC装置の出力無効電流指令値Id refはP
Iコントローラにより、 Id ref=(Kp+Ki/S)(連系点電圧実効値
設定値−連系点電圧実効値) で与えられる。
ad refとすると、 Id ref=(Kp+Ki/S)(連系点電圧実効値
設定値−連系点電圧実効値)+Id load ref とすることである。
おりである。今、重み設定ブロック52の重みPBf0
は一般的なMRACの導出過程から導かれる(前記参考
文献参照)。
5次元ベクトルとなり、その実際の値は、P PBf0=[69.2,66.6,−61.9,−9
0.4,−0.015] である。上記(8)は、PBf0=[69.2,66.
6,−61.9,−90.4,0]とする。
の実験と同じPIゲイン,リアクトルLppを用いたと
きの実験結果を示す。図4〜図7では、それぞれLpp
が異なるにもかかわらず、いずれも同じステップ応答を
示している。また、どの場合にもオーバーシュートはな
く応答も速い。したがって、オーバーシュートによる機
器の破損、アンダーシュートによる機器の不動作、ま
た、応答時間の遅れなどの可能性が少ない。
るので、以下に記載する効果を奏する。
っても予め設定された規範モデルと同じ応答が得られ
る。
器の破損,アンダーシュートによる機器の不動作,応答
時間遅れがなくなる。
制御系を示すブロック図。
タ処理フロー図。
答(Lpp=1.6mHの場合)を示すグラフ。
答(Lpp=1.0mHの場合)を示すグラフ。
答(Lpp=0.75mHの場合)を示すグラフ。
答(Lpp=0.3mHの場合)を示すグラフ。
図。
1.6mHの場合)を示すグラフ。
1.0mHの場合)を示すグラフ。
0.75mHの場合)を示すグラフ。
0.3mHの場合)を示すグラフ。
フィルタ 41…加算器 42…PIコントローラモデル 43…リミッタモデル 44…送電線定数モデル 45…系統電源電圧モデル 46…加算器 47…4次のローパスフィルタモデル,実効値検出用ロ
ーパスフィルタモデル 51…状態変数設定ブロック 52…重み設定ブロック 53…状態誤差演算器 54…1次ローパスフィルタ 55…不感帯ブロック 56…パルス的に発生する状態誤差除去フィルタ 57…適応パラメータ演算ブロック 58…1次ローパスフィルタ 59…リミッタ 61…再同定動作ブロック。
Claims (6)
- 【請求項1】 SVC装置により系統連系点電圧を一定
に制御するSVC装置の制御方式において、 制御対象に可調整パラメータが付加されたプラントの動
作手本となる規範モデル系と、 プラントと規範モデルからの各状態信号に重みをつけて
加算して状態誤差を演算する手段と、この状態誤差とプ
ラントの電流指令から適応パラメータを演算する手段と
を有し、この適応パラメータをSVC装置の無効電流指
令値に乗ずるモデル規範形適応制御系と、 を備え、プラントの応答が規範モデルの応答と等しくな
るようにSVC装置を制御することを特徴とするSVC
装置の制御方式。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記モデル規範形適応制御系に、状態誤差を通す一次ロ
ーパスフィルタと、演算された適応パラメータを通す一
次ローパスフィルタとを設け、制御系の動作を安定化さ
せることを特徴とするSVC装置の制御方式。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記モデル規範形適応制御系に、状態誤差に定常的に存
在するノイズ成分を除去する不感帯ブロックを設け、適
応パラメータのドリフトを防止することを特徴とするS
VC装置の制御方式。 - 【請求項4】 請求項1又は2又は3において、 前記モデル規範形適応制御系に、適応パラメータの変動
を促す再同定処理ブロックを設け、適応パラメータの収
束値を適切にすることを特徴とするSVC装置の制御方
式。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つにおい
て、 SVC装置の出力無効電流指令値に、負荷無効電流の直
流分を足す手段を設け、負荷の無効電流変動による電圧
変動を減少させることを特徴とするSVC装置の制御方
式。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つにおい
て、 PIコントローラの積分器出力誤差の前記モデル規範形
適応制御系における適応則中の重みを零とし、SVC装
置の出力無効電流指令値に差が発生しても適応パラメー
ターの変動が抑制されることを特徴とするSVC装置の
制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15820597A JP3633210B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | Svc装置の制御方式 |
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JPH118936A true JPH118936A (ja) | 1999-01-12 |
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