JPH1188895A - 画像圧縮装置及び画像圧縮方法 - Google Patents

画像圧縮装置及び画像圧縮方法

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JPH1188895A
JPH1188895A JP24150897A JP24150897A JPH1188895A JP H1188895 A JPH1188895 A JP H1188895A JP 24150897 A JP24150897 A JP 24150897A JP 24150897 A JP24150897 A JP 24150897A JP H1188895 A JPH1188895 A JP H1188895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各回路に必要なパラメータを生成する回路を
共通化して装置全体の回路規模を小さくすることのでき
る画像圧縮装置及び画像圧縮方法を提供する。 【解決手段】 低域成分縮小画像生成回路35は、切換
回路34から供給される画像信号から4画素×4画素の
ブロックを順次抜き出し、このブロックを構成する画素
ijの平均値(低域成分縮小画像fmn)を算出する。ア
クティビティ成分画像生成回路36は、端子31からの
画像信号から16画素×16画素のブロックを順次抜き
出し、これらのブロックに基づいて判定係数V1,V2
を生成する。また、アクティビティ成分画像生成回路3
6は、切換回路34からの画像信号から4画素×4画素
のブロックを順次抜き出して、このブロックとこのブロ
ックに対応する低域成分縮小画像fmnとに基づいて、ア
クティビティ成分画像gmnを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を圧縮符
号化する画像圧縮装置及び画像圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号を圧縮する動画像圧
縮装置では、同一フィールドで2次元離散コサイン変換
(以下、「DCT変換」という。)を行うか同一フレー
ムでDCT変換を行うかを判定するためのフレーム/フ
ィールド判定回路を備えるものがある。
【0003】上記フレーム/フィールド判定回路は、奇
数ラインと偶数ラインの画像信号のデータ量の絶対値差
分和V1と、隣合う奇数ライン間の絶対値差分と隣合う
偶数ライン間の絶対値差分との和V2とを求め、これら
の値に基づいてフィールド又はフレームでDCT変換を
行うかを判定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記動画像
圧縮装置では、画像信号の動きを検出して圧縮するため
の動きベクトル検出回路が設けられている。かかる動き
ベクトル検出回路では、回路規模を削減するために、原
画像に対してサンプリングを施して低域成分を抽出し、
この低域成分画像で大まかな動きベクトルを求めてから
原画像上で補正を行う方式(以下、「階層サーチ方式」
という。)がよく用いられる。なお、この階層サーチ方
式は、本願出願人により、特開平8−182001号公
報等により既に開示されている。
【0005】しかし、階層サーチ方式には、回路規模が
小さくなるものの演算精度が悪くなるという問題点があ
る。この問題点を解決するため、予め大まかな動きベク
トルを求めるとときに、低域成分画像に加えてアクティ
ビティ成分画像を求める方式が知られている。ところ
が、この方式は、演算速度を向上させることができる
が、アクティビティ成分を求めるための回路が必要にな
り、回路規模が大きくなるという問題がある。
【0006】また、上述の動画像圧縮装置では、画像信
号を所定のブロックに分割して、各ブロックの画像の特
徴量を示すパラメータから量子化係数を算出するために
量子化回路,量子化制御回路が設けられている。かかる
量子化制御回路は、特徴量を示すパラメータを求めるた
めの回路を必要とするため、回路規模が大きくなってい
る。
【0007】このように、フレーム/フィールド判定回
路、動きベクトル検出回路、量子化制御回路は、それぞ
れに必要なパラメータを算出するのに必要な回路が必要
となり、装置全体の回路規模が大きくなるという問題が
生じた。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであり、各回路に必要なパラメータを生成する
回路を共通化して装置全体の回路規模を小さくすること
のできる画像圧縮装置及び画像圧縮方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る画像圧縮装置は、動きベクトル用パ
ラメータに基づいて大まかな動きベクトルを検出し、こ
の大まかな動きベクトルの値をサーチ範囲の中心とし
て、入力画像信号と候補画像信号とから動きベクトルを
検出する動き検出手段と、検出された動きベクトルに基
づいて画像信号の動き補償を行う動き補償手段と、入力
画像信号と動き補償された画像信号との差分を演算して
出力する演算手段と、上記演算手段からの画像信号、入
力画像信号、上記候補画像信号に基づいて判定係数、量
子化制御パラメータ、動きベクトル検出用パラメータを
生成するパラメータ生成手段と、入力画像信号又は上記
演算手段からの画像信号を、上記判定係数に基づいてフ
レーム分割又はフィールド分割するフレーム/フィール
ド分割手段と、分割された画像信号に離散コサイン変換
処理を施して離散コサイン変換係数を生成する離散コサ
イン変換処理手段と、上記量子化制御パラメータによっ
て量子化幅を制御する量子化制御手段と、上記量子化幅
に基づいて上記離散コサイン変換係数を量子化すること
により圧縮データを出力する量子化手段とを備える。
【0010】また、本発明に係る画像圧縮方法は、動き
ベクトル用パラメータに基づいて大まかな動きベクトル
を検出し、この大まかな動きベクトルの値をサーチ範囲
の中心として、入力画像信号と候補画像信号とから動き
ベクトルを検出し、検出された動きベクトルに基づいて
画像信号の動き補償を行い、入力画像信号と動き補償さ
れた画像信号との差分を演算し、上記演算された画像信
号、入力画像信号、上記候補画像信号に基づいて判定係
数、量子化制御パラメータ、動きベクトル検出用パラメ
ータを生成し、入力画像信号又は上記演算された画像信
号を、上記判定係数に基づいてフレーム分割又はフィー
ルド分割し、分割された画像信号に離散コサイン変換処
理を施して離散コサイン変換係数を生成し、上記量子化
制御パラメータによって量子化幅を制御し、上記量子化
幅に基づいて上記離散コサイン変換係数を量子化するこ
とにより圧縮データを出力することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本発明は、例えば図
1に示す構成の画像圧縮装置1に適用される。上記画像
圧縮装置1は、フレーム/フィールド分割の判定、量子
化制御、動き検出の時に用いられるパラメータをまとめ
て生成することのできるパラメータ生成回路14を備え
たものである。
【0012】具体的には、上記画像圧縮装置1は、入力
画像信号に所定の演算を行って差分画像信号(以下、単
に「画像信号」と略す。)を得る演算器12と、入力画
像信号又は演算器12からの画像信号を切換出力する切
換回路13と、パラメータを生成するパラメータ生成回
路14と、フレーム分割をするかフィールド分割を行う
かを判定するフレーム/フィールド判定回路15と、判
定した結果に基づいて分割処理を行うフレーム/フィー
ルド分割回路16と、DCT演算処理を行うDCT回路
17と、量子化処理を行う量子化回路18と、例えばハ
フマン符号化処理を行う符号化回路19と、符号化され
たデータを一時蓄積するバッファ20と、量子化ステッ
プを制御する量子化制御回路22とを備える。
【0013】加算器12は、入力端子11から入力され
る画像信号を加算信号とし、後述する動き補償回路28
からの画像信号を減算信号として演算処理を行い、算出
された画像信号を切換回路13の端子aに供給する。
【0014】切換回路13は、PピクチャやBピクチャ
を圧縮するときのように動き補償を行うときは端子aに
設定され、Iピクチャを圧縮するときのように動き補償
を行わないときは端子bに設定される。なお、この端子
bは、入力端子11に接続されている。そして、切換回
路13は、端子a又は端子bに供給される画像信号をパ
ラメータ生成回路14及びフレーム/フィールド分割回
路16に供給する。
【0015】パラメータ生成回路14は、入力端子11
からの画像信号,切換回路13からの画像信号,後述す
る加算器25からの画像信号に基づいてパラメータV
1,V2,f,g,D,A,Fを生成する。パラメータ
生成回路14は、パラメータV1,V2をフレーム判定
回路15に、パラメータD,A,Fを量子化制御回路2
2に、パラメータf,gを後述する動き検出回路27に
供給する。
【0016】ここで、パラメータ生成回路15は、図2
に示すように、入力信号の切換を行う切換回路34と、
低域成分縮小画像fmnを生成する生成低域成分縮小画像
生成回路35と、アクティビティ成分画像gmn等を生成
するアクティビティ成分画像生成回路36と、量子化制
御回路22で用いるパラメータを生成する量子化制御パ
ラメータ37とを備える。
【0017】切換回路34の端子aには、端子32を介
して図1に示す入力端子11からの画像信号が供給され
る。また、切換回路34の端子bには、端子33を介し
て図1に示す加算器25からの画像信号が供給される。
切換回路34は、所定期間毎に切換設定され、端子a又
は端子bに供給された画像信号を低域成分縮小画像生成
回路36及びアクティビティ成分画像生成回路36に供
給する。
【0018】低域成分縮小画像生成回路35は、図3に
示すように、画像信号から4画素×4画素のブロックを
順次抜き出し、このブロックを構成する画素aijの平均
値(低域成分縮小画像fmn)を算出する。この算出式
は、式(1)で表される。
【0019】
【数1】
【0020】そして、低域成分縮小画像生成回路35
は、各低域成分縮小画像fmnをアクティビティ成分画像
生成回路36及び量子化制御パラメータ生成回路37に
供給するとともに、端子41を介して出力する。
【0021】アクティビティ成分画像生成回路36に
は、切換回路34からの画像信号及び低域成分縮小画像
mnの他に、端子31を介して、図1に示す切換回路1
3からの画像信号が供給される。
【0022】アクティビティ成分画像生成回路36は、
図4に示すように、図2に示す端子31からの画像信号
から16画素×16画素のブロックを順次抜き出し、こ
れらのブロックに基づいてフレーム/フィールド判定係
数(以下、「判定係数」という。)V1,V2を生成す
る。また、アクティビティ成分画像生成回路36は、図
5に示すように、図2に示す切換回路34からの画像信
号から4画素×4画素のブロックを順次抜き出して、こ
のブロックとこのブロックに対応する低域成分縮小画像
mnとに基づいて、アクティビティ成分画像gmnを生成
する。
【0023】ここで、アクティビティ成分画像生成回路
36は、具体的には図6に示すように、16個のスイッ
チ51〜66と、8個の差分絶対値加算器67〜74
と、8個の加算器75〜82と、レジスタ83とを備え
る。
【0024】さらに、上記アクティビティ成分画像生成
回路36は、16個のスイッチ91〜106と、8個の
差分絶対値加算器107〜114と、8個の加算器11
5〜122と、レジスタ123と、加算器124と、除
算器125とを備える。
【0025】最初に、判定係数V1,V2を求める場合
は、スイッチ51〜66及びスイッチ91〜106は端
子aに設定され、レジスタ83,123の値は0に設定
される。
【0026】差分絶対値加算器67〜74は、それぞれ
i0とai1,ai2とai3,・・・,ai12とai13,a
i14とai15の差分の絶対値を出力する。そして、これら
の差分の絶対値は加算器75〜81によって合計され、
これらの合計値は加算器82を介してレジスタ83に入
力される。このとき、レジスタ83には、上述の図4に
示すように、i列における奇数ラインと偶数ラインの差
分の絶対値の和の値が入力される。
【0027】そして、各列においてこのような処理が行
われると、レジスタ83には、1フレームにおける奇数
ラインと偶数ラインの差分の絶対値の和の値が入力され
る。この和の値をフレーム/フィールド係数V1とする
と、V1の算出式は式(2)で表される。
【0028】
【数2】
【0029】一方、差分絶対値加算器107〜114
は、それぞれai0とai2,ai1とai3,・・・,ai12
とai14,ai13とai15の差分の絶対値を出力する。そ
して、これらの差分の絶対値は加算器115〜121に
よって合計され、これらの合計値は加算器122を介し
てレジスタ123に入力される。このとき、レジスタ1
23には、上述の図4に示すように、i列における奇数
ライン間の差分及び偶数ライン間の差分の絶対値の和の
値が入力される。
【0030】そして、各列においてこのような処理が行
われると、レジスタ123には、1フレームにおける奇
数ライン間の差分と偶数ライン間の差分の絶対値の和の
値が入力される。この和の値をフレーム/フィールド係
数V2とすると、V2の算出式は式(3)で表される。
【0031】
【数3】
【0032】つぎに、アクティビティ成分画像gmnを生
成する場合、スイッチ51〜66及びスイッチ91〜1
06は端子bに設定される。
【0033】差分絶対値加算器67〜74,91〜10
6は、それぞれap,qとap/4,q/4、ap+1,q
p/4,q/4、・・・、ap+3,q+3とap/4,q/4との差分の
絶対値を出力する。これらの差分の絶対値は加算器75
〜81,115〜121,124によって合計される。
除算器125は、この合計値を16で除してアクティビ
ティ成分画像gp/4,q/4を生成して出力する。このアク
ティビティ成分画像gp/4,q/4(=gmn)の算出式は、
式(4)によって表される。
【0034】
【数4】
【0035】このように、上記アクティビティ成分画像
生成回路33は、スイッチ51〜66及びスイッチ91
〜106を端子aに設定することによって判定係数V
1,V2を算出し、また、スイッチ51〜66及びスイ
ッチ91〜106を端子bに設定することによって容易
にアクティビティ成分画像gmnも生成することができ
る。
【0036】そして、アクティビティ成分画像生成回路
33は、判定係数V1,V2を、図2に示す端子38,
39を介して出力し、低域成分縮小画像fmnを量子化制
御パラメータ生成回路37に供給し、さらに端子41を
介して出力する。
【0037】量子化制御パラメータ生成回路37は、低
域成分縮小画像fmn及びアクティビティ成分画像gmn
基づいて式(5),式(6),式(7)の演算を行うこ
とによって、DC成分値D,フラットネス値F,アクテ
ィビティ値Aを生成する。
【0038】
【数5】
【0039】以上のように、パラメータ生成回路14
は、動きベクトル検出に必要な低域成分縮小画像fmn
びこれに基づいてアクティビティ成分画像gmnを生成
し、これらの値を用いて、量子化制御に必要なDC成分
値D,フラットネス値F,アクティビティ値Aを生成す
ることができる。すなわち、パラメータ生成回路14
は、フレーム/フィールド判定回路15及び量子化制御
回路22で用いられ、かつ、互いに関連のあるパラメー
タをまとめて生成することができる。また、パラメータ
生成回路14は、図6に示すスイッチ51等を端子aに
設定することによって、フレーム/フィールド判定に必
要な判定係数V1,V2を容易に生成することもでき
る。
【0040】フレーム/フィールド判定回路15は、上
記判定係数V1,V2に基づいてフレームをDCTブロ
ック分割するか、フィールドをDCTブロック分割する
かを判定する。具体的には、式(8)が成り立つかを判
定する。
【0041】
【数6】
【0042】ここで、判定係数V1は、図7に示すよう
に、隣合う奇数ラインと偶数ラインとの差分の絶対値を
合計した値である。また、判定係数V2は、隣合う奇数
ライン間及び隣合う偶数ライン間の差分の絶対値を合計
した値である。
【0043】そして、フレーム/フィールド判定回路1
5は、V1≦V2+offsetが成り立つときはフレーム分
割を、V1≦V2+offsetが成り立たないときはフィー
ルド分割を行うようにフレーム/フィールド分割回路1
8を制御する。なお、Iピクチャのように動き補償を行
わない場合はoffset=4096であり、PピクチャやB
ピクチャのように動き補償を行う場合はoffset=0であ
る。
【0044】フレーム/フィールド分割回路16は、上
述の判定に基づいて、切換回路13からの画像信号に対
してフレームをDCTブロック分割したり、フィールド
をDCTブロック分割する。フレーム/フィールド分割
回路16は、図8に示すように、1フレームを分割して
得られたDCTブロック又は1フィールドを分割して得
られたDCTブロックをDCT回路17に供給する。
【0045】DCT回路17は、上記DCTブロックに
DCT変換処理を行って量子化回路18に供給する。量
子化回路18は、量子化係数を算出し、この量子化係数
を符号化回路19及び逆量子化回路23に供給する。符
号化回路19は、例えばハフマン符号化を行ってバッフ
ァ回路20に供給する。
【0046】バッファ回路20は、符号化されたデータ
を一時蓄積してこの蓄積量の情報を量子化制御回路22
に供給するとともに、所定のビットレートでビットスト
リームを出力端子21を介して出力する。
【0047】量子化制御回路22は、パラメータ生成回
路14からのパラメータD,A,F及びバッファ回路2
0のデータの蓄積量に基づいて、表1に示すように、量
子化回路18のデータ発生量を制御する。
【0048】
【表1】
【0049】例えば、量子化制御回路22は、直流成分
パラメータDの値が大きくなると量子化回路15で発生
する量子化係数Qの値を小さくし、直流成分パラメータ
Dの値が小さくなると量子化係数Qの値は大きくなるよ
うにする。また、フラットネス・パラメータFの値が大
きくなると量子化係数Qの値を大きくし、直流成分パラ
メータDの値が小さくなると量子化係数Qの値を小さく
する。また、アクティビティ値Aが大きくなると量子化
係数Qの値を大きくし、アクティビティ値Aが小さくな
ると量子化係数Qの値は小さくなる。そして、量子化制
御回路22は、これらのパラメータD,F,Aの組合せ
によって、量子化回路18の量子化係数の大きさを制御
する。
【0050】また、上記画像圧縮装置1は、逆量子化処
理を行う逆量子化回路23と、逆DCT処理を行う逆D
CT回路24と、加算器25と、フレームメモリ26
と、原画像に対してサンプリングを施して低域成分を抽
出し、この低域成分画像で大まかな動きベクトルを求め
てから原画像上で補正を行う方式(以下、「階層サーチ
方式」という。)の動き検出回路27と、検出された動
きベクトルに基づいて動き補償を行う動き補償回路28
と、切換回路29とを備える。
【0051】逆量子化回路23は、量子化回路18から
供給される量子化係数に逆量子化処理を施して、DCT
係数を逆DCT回路24に供給する。逆DCT回路24
は、逆量子化回路23から供給されるDCT係数に対し
て逆DCT変換を行うことによって画像信号を復号し
て、この画像信号を加算器25に供給する。
【0052】加算器25は、逆DCT回路24から供給
される画像信号と動き補償回路28で動き補償された画
像信号とを加算合成し、この合成された画像信号をフレ
ームメモリ26に供給する。
【0053】フレームメモリ26は、加算器25から供
給されるブロック毎の画像信号を記憶して、1フレーム
毎にこの画像信号を動き検出回路27及び動き補償回路
28に供給する。
【0054】動き検出回路27は、入力端子11及びフ
レームメモリ26から供給される信号に基づいて2次元
の動きベクトルを検出して、この検出結果を動き補償回
路28に供給する。
【0055】ここで、動き検出回路27は、具体的には
図9に示すように、切換回路134と、フレームメモリ
135と、縮小画像ブロックマッチング演算回路136
と、原画像ブロックマッチング演算回路137と、ハー
フペル演算回路138とを備える。
【0056】切換回路134には、端子131を介して
パラメータ生成回路14からのパラメータf,gが供給
される。切換回路134は、所定時間毎に端子a又は端
子bに切換設定され、パラメータf,gをフレームメモ
リ135又は縮小画像ブロックマッチング演算回路13
6に供給する。
【0057】縮小画像ブロックマッチング演算回路13
6は、フレームメモリ135から予測画像の縮小画像と
切換回路134からの予測画像の縮小画像ともマッチン
グ処理を行い、これらの画像から動きベクトルの大まか
な値を算出して原画像ブロックマッチング演算回路13
7に供給する。
【0058】原画像ブロックマッチング演算回路137
は、図1に示す入力端子11からの画像信号と図1に示
すフレームメモリ26からの画像信号とを用いて、縮小
画像ブロックマッチング演算回路136からの大まかな
動きベクトルの値をサーチ範囲の中心として、端子13
2からの候補画像信号と端子133からの入力画像信号
とから高精度の動きベクトルの値を画素単位で求めるこ
とができる。
【0059】ハーフペル演算回路138は、上記入力端
子11からの画像信号と上記フレームメモリ26からの
画像信号とを用いて、原画像ブロックマッチング演算回
路137で求められた画素単位の動きベクトルの近傍に
おける1/2画素単位の動きベクトルを算出し、かかる
動きベクトルを端子139を介して動き補償回路28に
供給する。
【0060】動き補償回路28は、上記動きベクトルに
基づいて、フレームメモリ26から読み出された1フレ
ーム分の画像信号に所定の動き補償を行うことによって
予測画像信号を得て、この画像信号を上述した演算器1
2及び切換回路29の端子aに供給する。
【0061】切換回路29は、例えばPピクチャやBピ
クチャのように動き補償を行う必要があるときは端子a
に設定され、Iピクチャのように動き補償を行う必要が
あるときは端子bに設定される。そして、切換回路29
は、端子aに設定されているときに、動き補償回路28
からの画像信号を加算器25に供給する。
【0062】これにより、例えばIピクチャの場合は、
切換回路12,29は共に端子bに設定される。Iピク
チャの画像信号は、量子化回路18,符号化回路19で
圧縮符号化されて端子21を介して出力されるととも
に、フレームメモリ26に蓄積される。
【0063】Pピクチャの場合は、切換回路12,29
は共に端子aに設定される。動き検出回路27は、入力
端子11からのPピクチャとフレームメモリ26からの
Iピクチャとに基づいて動きベクトルを検出し、動き補
償回路28は、上記動きベクトルに基づいてフレームメ
モリ26からのIピクチャに動き補償を行って、予測画
像信号を演算器12に及び切換回路29供給する。よっ
て、演算器12は、入力端子11からの入力画像信号と
予測画像信号との差分を出力する。これにより、Pピク
チャは、量子化回路18,符号化回路19を介して圧縮
符号化されて出力される。
【0064】Bピクチャの場合は、切換回路12,29
は共に端子aに設定される。加算器25は、逆量子化回
路24から供給される上述のPピクチャの差分画像信号
と、動き補償回路28から供給される予測画像信号とを
加算合成し、これにより生成されるPピクチャの画像信
号をフレームメモリ26を介して動き検出回路27及び
動き補償回路28に供給する。動き検出回路27は、入
力端子11からのBピクチャとフレームメモリ26から
のPピクチャとに基づいて動きベクトルを検出し、動き
補償回路28は、上記動きベクトルに基づいてフレーム
メモリ26からのPピクチャに動き補償を行って、予測
画像信号を演算器12に及び切換回路29供給する。よ
って、演算器12は、入力端子11からのBピクチャの
入力画像信号とBピクチャの予測画像信号との差分を出
力する。これにより、Bピクチャは、量子化回路18,
符号化回路19を介して圧縮符号化されて出力される。
【0065】以上のように、上記画像圧縮装置1は、フ
レーム/フィールド判定回路15及び量子化制御回路2
2で用いられる互いに関連性の高いパラメータや、階層
サーチ方式の動き検出回路27において用いられるパラ
メータを、容易に生成することのできるパラメータ生成
回路14を備えることにより、これらのそれぞれの回路
でパラメータを生成するのに比べて回路規模を小さくす
ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る画像圧縮装置装置及び画像圧縮方法によれば、判定係
数、量子化制御パラメータ、動きベクトル検出用パラメ
ータをまとめて生成することによって、各回路で必要な
それぞれのパラメータを一括して生成することができ、
回路規模の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像圧縮装置の具体的な構成
を示すブロック図である。
【図2】上記画像圧縮装置のパラメータ生成回路の構成
を示すブロック図である。
【図3】上記パラメータ生成回路によって生成されるパ
ラメータを説明するための図である。
【図4】上記パラメータ生成回路によって演算されるフ
レーム/フィールド判定係数を説明するための図であ
る。
【図5】上記パラメータ生成回路によって演算されるア
クティビティ成分画像を説明するための図である。
【図6】上記パラメータ生成回路内に設けられたアクテ
ィビティ成分画像生成回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】フレーム/フィールド判定係数を用いてフレー
ム/フィールド判定することを説明するための図であ
る。
【図8】画像信号をフレーム分割又はフィールド分割す
ることを説明するための図である。
【図9】上記動画像圧縮装置の動き検出回路の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像圧縮装置、14 パラメータ生成回路、15
フレーム/フィールド判定回路、16 フレーム/フィ
ールド分割回路、18 量子化回路、22 量子化制御
回路、27 動き検出回路、28 動き補償回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動きベクトル用パラメータに基づいて大
    まかな動きベクトルを検出し、この大まかな動きベクト
    ルの値をサーチ範囲の中心として、入力画像信号と候補
    画像信号とから動きベクトルを検出する動き検出手段
    と、 検出された動きベクトルに基づいて画像信号の動き補償
    を行う動き補償手段と、 入力画像信号と動き補償された画像信号との差分を演算
    して出力する演算手段と、 上記演算手段からの画像信号、入力画像信号、上記候補
    画像信号に基づいて判定係数、量子化制御パラメータ、
    動きベクトル検出用パラメータを生成するパラメータ生
    成手段と、 入力画像信号又は上記演算手段からの画像信号を、上記
    判定係数に基づいてフレーム分割又はフィールド分割す
    るフレーム/フィールド分割手段と、 分割された画像信号に離散コサイン変換処理を施して離
    散コサイン変換係数を生成する離散コサイン変換処理手
    段と、 上記量子化制御パラメータによって量子化幅を制御する
    量子化制御手段と、 上記量子化幅に基づいて上記離散コサイン変換係数を量
    子化することにより圧縮データを出力する量子化手段と
    を備えることを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 上記パラメータ生成手段は、動きベクト
    ル検出用パラメータを生成し、この動きベクトル検出用
    パラメータに基づいて量子化制御パラメータを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 上記パラメータ生成手段は、上記入力画
    像信号に基づいて第1の動きベクトル検出用パラメータ
    を生成し、上記候補画像信号に基づいて第2の動きベク
    トル検出用パラメータを生成し、 上記動き検出手段は、上記第1及び第2の動きベクトル
    用パラメータに基づいて大まかな動きベクトルを検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 動きベクトル用パラメータに基づいて大
    まかな動きベクトルを検出し、この大まかな動きベクト
    ルの値をサーチ範囲の中心として、入力画像信号と候補
    画像信号とから動きベクトルを検出し、 検出された動きベクトルに基づいて画像信号の動き補償
    を行い、 入力画像信号と動き補償された画像信号との差分を演算
    し、 上記演算された画像信号、入力画像信号、上記候補画像
    信号に基づいて判定係数、量子化制御パラメータ、動き
    ベクトル検出用パラメータを生成し、 入力画像信号又は上記演算された画像信号を、上記判定
    係数に基づいてフレーム分割又はフィールド分割し、 分割された画像信号に離散コサイン変換処理を施して離
    散コサイン変換係数を生成し、 上記量子化制御パラメータによって量子化幅を制御し、 上記量子化幅に基づいて上記離散コサイン変換係数を量
    子化することにより圧縮データを出力することを特徴と
    する画像圧縮方法。
  5. 【請求項5】 動きベクトル検出用パラメータを生成
    し、この動きベクトル検出用パラメータに基づいて量子
    化制御パラメータを生成することを特徴とする請求項4
    記載の画像圧縮方法。
  6. 【請求項6】 上記入力画像信号に基づいて第1の動き
    ベクトル検出用パラメータを生成し、上記候補画像信号
    に基づいて第2の動きベクトル検出用パラメータを生成
    し、 上記第1及び第2の動きベクトル用パラメータに基づい
    て大まかな動きベクトルを検出することを特徴とする請
    求項4記載の画像圧縮方法。
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