JPH1188669A - 画像読み取り装置、画像読み取り方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び発光物質の検出装置 - Google Patents

画像読み取り装置、画像読み取り方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び発光物質の検出装置

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JPH1188669A
JPH1188669A JP9248524A JP24852497A JPH1188669A JP H1188669 A JPH1188669 A JP H1188669A JP 9248524 A JP9248524 A JP 9248524A JP 24852497 A JP24852497 A JP 24852497A JP H1188669 A JPH1188669 A JP H1188669A
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JP9248524A
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English (en)
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Naotsugu Itou
直紹 伊藤
Ryosuke Miyamoto
了介 宮本
Hideaki Shimizu
秀昭 清水
Hiroyuki Yaguchi
博之 矢口
Yasuhiro Takiyama
康弘 瀧山
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を見る者に不必要な制御情報等を与え
ず、かつ標準化されたマークシートを原稿中に混載させ
て読み取り、所定の画像処理を行う。 【解決手段】 白又は黒の無地のマークシートを原稿に
混載させて画像読み取りを行い、読み取られた画像信号
から濃度のヒトスグラムを作成する。このヒストグラム
において、ピークが閾値(1)を越え、かつ幅(2)の
部分の面積が(3)の値を越えたときにその原稿がマー
クシートであると認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等で用いら
れる画像読み取り装置、画像読み取り方法、コンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体及び蛍光顔料等の発光物質の
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機において、ADF(自動給
紙機)に積載された原稿中にマークシートと呼ばれる制
御情報を持つ原稿を混在させておき、そのマークシート
が給紙されたときそれを検知してそのマークシートに記
された制御情報を認識し、即時にその制御情報に応じた
処理を行うという手法がある。このとき、通常の原稿の
中に混載されたマークシートを識別するために、マーク
シート上にバーコード等の検知用の記号類を表記してお
き、原稿読み取り時にこの記号類部分を検知する手法が
とられている。このような手法によって、原稿の種類に
より各種制御を切り替える等の処理を自動的に生産性を
さほど下げることなく行うことができる。
【0003】また、従来より蛍光顔料により原稿に書か
れたマーカ画像部を検出して画像の処理位置指定等に用
いるようにした装置がある。このような装置では、単な
る色判定によってその画像が目的とするマーカ画像であ
ることを検知している。つまり、RGB3色又はRC2
色センサを用いて、マゼンタ色方向の色相にある画像を
マゼンタ色蛍光マーカとして検出し、黄色方向の色相に
ある画像を黄色蛍光マーカとして検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したマークシート
を用いる場合、原稿の読み取りを行う前に毎回、原稿中
の適当な場所にマークシートを挟む作業が必要であり、
処理開始までに手間が増えることになる。その手間を省
く工夫として、あらかじめマークシートを原稿中の必要
な場所に挟んでおくことにより、読み取り毎に原稿中に
マークシートを挟む作業を省略することが考えられる。
しかしながら、原稿を閲覧する場合に、人間にとっては
無意味な検知記号や制御情報等が記載されたマークシー
トが、閲覧者に不必要な情報を与えてしまうという問題
があった。さらに、マークシートの多装置間での標準化
が進んでいない現在、異なる読み取り装置での読み取り
を行った場合に、マークシートまでもが読み取られ出力
されてしまうという問題があった。
【0005】また、前述した蛍光顔料によるマーカを用
いる装置では、複数色から特定色を検出する場合に、読
み取り時のスキャンブレやスキャナ構成精度の限界等に
より色ズレが生じる。この色ズレにより黒画像端部に有
彩色成分が現われ、特定色の誤検出が生じる。このた
め、従来よりパターンマッチング、スムージングや多数
決回路等の様々な対策手法を用い、装置コストを上げて
誤検出を回避しようとしているが、色ズレそのものを完
全になくすことはできず、誤検出をなくすことはできな
いという問題があった。
【0006】また、従来の検出方法では、例えば蛍光顔
料が含まれないマゼンタ色と蛍光顔料が含まれるマゼン
タマーカとの区別が付かないために、元の原稿中にマゼ
ンタに近い色相の色が存在するときには、マーカによる
領域指定を行えない。つまり、原稿に多くの色が存在す
るフルカラー印刷物等では、マーカ領域指定を行うこと
ができないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、原稿の閲覧者に不必要な
情報を与えることのない、かつ標準化されたマークシー
トを用いる画像読み取り装置、画像読み取り方法及びこ
の装置、方法に用いられるコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、蛍光顔料等の
発光物質により原稿上に形成された画像を検出すること
のできる画像読み取り装置、画像読み取り方法及びこの
装置、方法に用いられるコンピュータ読み取り可能な記
憶媒体を提供することである。
【0009】本発明のさらに他の目的は、蛍光顔料等の
発光物質を検出することのできる発光物質の検出装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による画像読み取
り装置においては、原稿を読み取り、画像信号を出力す
る読み取り手段と、上記画像信号から画像濃度のヒスト
グラムを算出する算出手段と、上記算出したヒストグラ
ムから上記原稿が無地であることを検出する検出手段
と、上記原稿が無地であることが検出されたとき上記画
像信号に所定の処理を施す画像処理手段とを設けてい
る。
【0011】本発明による画像読み取り方法において
は、無地原稿をマークシートとして通常原稿に混載させ
て読み取り、画像信号を得、この画像信号から画像濃度
のヒストグラムを算出し、上記算出したヒストグラムか
ら上記マークシートを検出し、この検出に応じて上記画
像信号を処理するようにしている。
【0012】本発明によるコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体においては、原稿の読み取り手段から得られる
画像信号から画像濃度のヒストグラムを算出する算出処
理と、上記算出したヒストグラムから上記原稿が無地で
あることを検出する検出処理と、上記原稿が無地である
ことが検出されたとき上記画像信号に所定の処理を施す
画像処理とを実行するためのプログラムを記録してい
る。
【0013】本発明による他の画像読み取り装置におい
ては、原稿を照明する光を発光する光源手段と、上記原
稿の反射光から上記原稿を読み取り、画像信号を出力す
る読み取り手段と、上記画像信号から上記原稿の地の部
分のレベルを検出する検出手段と、上記検出されたレベ
ルと上記画像信号とを比較する比較手段とを設けてい
る。
【0014】本発明による他の画像読み取り方法におい
ては、照明された原稿の反射光から上記原稿を読み取
り、画像信号を得、この画像信号から上記原稿の地の部
分のレベルを検出し、検出されたレベルと上記画像信号
とを比較するようにしている。
【0015】本発明による他のコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体においては、光源手段で照明された原稿の
反射光から上記原稿を読み取り、画像信号を出力する読
み取り処理と、上記画像信号から上記原稿の地の部分の
レベルを検出する検出処理と、上記検出されたレベルと
上記画像信号とを比較する比較処理とを実行するための
プログラムを記録している。
【0016】本発明による発光物質の検出装置において
は、被検出部を照明する光を発光する光源手段と、上記
被検出部の反射光に応じた画像信号を出力する光電変換
手段と、上記画像信号から上記被検出部の地の部分のレ
ベルを検出する検出手段と、上記検出されたレベルと上
記画像信号とを比較する比較手段とを設けている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に
よるマークシートの読み取りに関する画像読み取り装置
の構成を示すものである。図2において、上半分の10
は原稿搬送部、下半分の11は原稿読み取り部である。
次に、原稿の搬送と読み取りについて説明を行う。ま
ず、原稿置き台12に複写する不図示の原稿がフェース
アップで置かれる。不図示の原稿有無検出センサにより
原稿有りと検出されると、ピックアップローラ13によ
って先頭ページが搬送路に送られる。搬送された原稿が
分離ローラ14まで送られると、そこで重送防止のため
に実に先頭ページだけが分離され、さらに引き抜きロー
ラ15で分離された先頭ページが引き抜かれる。次に、
搬送ローラ16を経てスキュー補正ローラ17まで送ら
れる。
【0018】次の2ページ目以降の原稿についても、前
の原稿との紙間隔を制御するように、所定のタイミング
でピックアップローラ13でピックアップされ、分離ロ
ーラ14で分離されて、所定量の紙間を保持するように
搬送ローラ16で紙搬送路内を送られる。そして、スキ
ュー補正ローラ17が原稿を噛んでいる状態でスキュー
量検知センサ18の位置に原稿の先端部が到達する。こ
のスキュー量検知センサ18には透過型或いは反射型の
フォトセンサが用いられる。ここで原稿の両端の位置で
のフォトセンサを通過するタイミングのズレ量をタイマ
で検出して、そのズレを補正する方向でスキュー補正ロ
ーラ17を加減速制御する。そして、原稿の先端が読み
取り位置19に達する前にスキュー量補正は終了する。
次に、スキュー量補正終了後の原稿の先端が搬送ローラ
20により読み取り位置19に達すると、原稿画像は原
稿読み取り部11の第1、第2、第3のミラー21、2
2、23を介してレンズ24を通過してCCD201面
上への投射が開始される。そして、原稿を搬送しながら
画像データを読み込んでいく。
【0019】図1は原稿読み取り部11の構成を示すブ
ロック図である。まず、図2の読み取り位置19上の原
稿画像がCCD201上に投射されて光電変換されるこ
とにより読み出され、A/Dコンバータ202に入力さ
れてディジタル画像データに変換される。次に、シェー
ディング補正部203において、黒レベルのオフセット
調整とランプ特性も含めた白レベルのシェーディング補
正が行われる。この補正後の画像データが画像処理部2
05及びAE処理部204に入力される。AE処理部2
04での動作については後述する。次に、画像処理部2
05では変倍、リピート、合成、各種の装飾処理(網掛
け、網のせ、網敷き、影付け等)が行われる。最後に、
ルックアップテーブル206によって各モードにおける
画像データの濃度補正を行った後、プリンタへ出力され
る。以上がCCD201からプリンタまでの画像データ
の流れである。
【0020】また、シェーディング補正部以降の処理部
は図示のようにCPU210とバスで接続されて、パラ
メータ、モード、テーブルデータの設定及び処理データ
の読み書きができるように構成されている。CPU21
0には、図2で説明したスキュー量検知センサ18や図
示されない紙搬送路中に置かれたフォトセンサ等のその
他のセンサ209の出力がセンサI/F207を介して
入力される。センサI/F207では、フォトセンサ出
力をコンパレータで受け、そのスレッショルドレベルが
調整されて、CPU210のタイマ回路へ入力される。
尚、その他のセンサ209とは、原稿の後端、先端の検
知及びジャム検知等に使われるものである。また、この
CPU210は、原稿搬送部10における図2で説明し
た各ローラ等を駆動するモータM1〜M6の駆動を行う
負荷ドライバ211の制御も行う。また、操作部212
はユーザが操作して種々の動作を指示し、表示部213
は装置の動作状態をユーザに表示する。
【0021】メモリ214は、本発明によるプログラム
を記録した記憶媒体としてのメモリであり、CPU21
0の上述した動作のための処理や後述するAE処理部2
04の動作のための処理を実行するためのプログラムを
記録している。このメモリ214としては、半導体メモ
リ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等が用いら
れ、それらはROM、RAM、ICカード、フロッピィ
ーディスク、CD−ROM、ハードディスク等として用
いられる。
【0022】次に、AE処理部204の構成について図
3を用いて説明する。図3(a)において、セレクタ3
01は、8ビットのデータ入力端子A及びBと8ビット
のデータ出力端子Zとセレクト信号入力端子AN/Bと
を持つ。上記セレクト信号への入力信号がアクティブで
ないときは、出力端子Zには入力端子Aに入力されたデ
ータが出力され、上記入力信号がアクティブであるとき
は、出力端子Zには入力端子Bに入力されたデータが出
力される構成となっている。
【0023】RAM302は16ビットの記憶素子が2
56個集まったもので、8ビットアドレス入力端子AD
Rに入力された8ビットのアドレスに対応する記憶素子
の内容がデータ出力端子OUTに常に出力されるもので
ある。また、RAM302はデータ入力端子INを備
え、クロック入力端子CLKへの入力が非アクティブか
らアクティブに変化したときに、アドレス入力端子AD
Rに入力された8ビットのアドレスに対応する記憶素子
の16ビットの内容を、入力端子INに入力された16
ビットのデータで置き換える。さらに、このRAM30
2はリセット端子RSTを備え、リセット端子RSTへ
の入力がアクティブであるときに、このRAM302内
部の256個すべての16ビットの記憶素子の内容を0
にリセットする構成となっている。
【0024】アダ303は、16ビットのデータ入力端
子INと16ビットのデータ出力端子OUTを備え、上
記データ入力端子INに入力されたデータの値が655
35の場合は65535を、65535よりも小さい場
合はその値に1を加えた値を前記データ出力端子OUT
に出力する。
【0025】図3(b)において、レジスタ304は8
ビットデータの記憶素子であり、8ビットのデータ入力
端子INと8ビットのデータ出力端子OUTとライトイ
ネーブル入力端子WENBを備え、上記データ出力端子
OUTへは内部に記憶されている8ビットの値が常に出
力されている。また、上記ライトイネーブル入力端子W
ENBへの入力がアクティブのときは、内部に記憶され
ている値を破棄して上記データ入力端子INに入力され
ている8ビットデータの値を新たに記憶する構成となっ
ている。
【0026】ダウンカウンタ305は内部に8ビットデ
ータの記憶素子を持ち、8ビットのデータ入力端子IN
とクロック入力端子CLKとキャリー出力端子COとプ
リセット信号入力端子PSTを備えている。上記プリセ
ット信号入力端子PSTへの入力信号がアクティブであ
れば、上記データ入力端子INへの入力データの値を上
記内部8ビットデータ記憶素子に記憶し、上記キャリー
出力端子COへの出力を非アクティブ化する。また、上
記クロック入力端子CLKへの入力が非アクティブから
アクティブに変化したときに、上記プリセット信号入力
端子PSTへの入力信号が非アクティブの場合は、上記
内部8ビットデータ記憶素子に記憶されている値が0で
なければ、その値から1を引いた値を新たに上記内部8
ビットデータ記憶素子に記憶し、0であれば0のままと
する。そして、上記内部8ビットデータ記憶素子に記憶
されている値が0であれば、上記キャリー出力端子CO
をアクティブ化し、0でなければ非アクティブ化する。
【0027】次に、前記各素子の接続を説明する。RA
M302が記憶する256個の16ビットデータを画像
濃度のヒストグラムとするために、RAM302への接
続を次のような構成とする。シェーディング補正部20
3からの画像濃度データをセレクタ301を介してRA
M302のアドレス入力端子ADRに入力し、CPUリ
ードイネーブル信号を論理反転したものとサンプリング
クロックとの論理積信号をクロック入力端子CLKに入
力する。ここでのサンプリングクロックは画像クロック
をn分周したパルスであるが、詳しくは後述する。ま
た、データ入力端子INにはデータ出力端子OUTから
の出力値に1を加えた値を入力しておく。そして、リセ
ット端子RSTにはCPU210が発生する画像先端信
号を入力し、読み取り画像毎にRAM302を初期化す
る。こうすることで、n画素おきの画像濃度サンプルに
対する濃度ヒストグラムをRAM302の内部に作成す
ることができる。
【0028】また、セレクタ301のもう一つの入力端
子にはCPU210が発生するCPUアドレス信号を入
力し、セレクト信号入力端子AN/BにCPU210が
発生するCPUリードイネーブル信号を入力する。同時
に、RAM302の出力端子OUTを図1におけるバス
に接続することにより、CPU210の制御で、RAM
302の任意アドレスの内容の読み出し動作と画像濃度
出力のヒストグラム生成動作とを切り換えることができ
る。
【0029】次に、上記の各素子を用いた画像読み取り
中におけるAE処理部204の動作を順を追って説明す
る。画像読み取りが開始され、シェーディング補正部2
03から出力された画像濃度データは図3(a)のヒス
トグラム作成部のセレクタ301に入力される。なお、
本実施の形態においては、A/Dコンバータ202の出
力データは256段階、すなわち8ビットのデータであ
る。セレクタ301のデータ入力端子Aへはシェーディ
ング補正部203からの出力である8ビットの画像濃度
データが入力され、データ入力端子BへはCPU210
からの8ビットのCPUアドレスが入力されている。こ
こで、上記セレクト信号入力端子AN/Bへの入力であ
るCPUリードイネーブル信号は、CPU210で制御
し、画像読み取り中は常に非アクティブとしている。従
って、画像読み取り中はデータ出力端子Zからはデータ
入力端子Aへの入力データ、すなわち画像濃度データが
出力される。そして、この濃度データはRAM302の
アドレス入力端子ADRに入力される。
【0030】このとき同時に、図3(b)のサンプリン
グクロック発生部では次のような動作が行われ、画像ク
ロックをn分周したパルスをRAM302のクロック入
力端子へ送っている。まず、CPU210の制御によっ
てレジスタ304に設定された8ビット値(n−1)
が、プリセット信号入力端子PSTへの入力信号すなわ
ちCPU210からの読み取り開始信号がアクティブと
なったときに、ダウンカウンタ305の内部8ビットデ
ータ記憶素子に記憶される。そして、クロック入力端子
CLKに接続されている画像クロックが非アクティブか
らアクティブへ変化するたびに、上記内部8ビットデー
タ記憶素子に記憶されている値を1つずつ減算してい
く。この減算した値が0になったときには、前述のよう
にキャリー出力端子COの出力信号がアクティブとな
る。
【0031】そして、上記キャリー出力端子COの出力
信号であるサンプリングクロックとCPUリードイネー
ブル信号を論理反転したものとの論理積がRAM302
のクロック入力端子CLKへの入力信号となっている
が、上記CPUリードイネーブル信号は画像読み取り中
常に非アクティブであることから、上記キャリー出力端
子COの出力信号がアクティブになったそのときのみ
に、RAM302に記憶されている画像濃度ヒストグラ
ムが更新されることになる。また、上記キャリー出力端
子COの出力信号がアクティブになったときに、ダウン
カウンタ305のプリセット信号入力端子PSTに入力
される信号がアクティブとなるので、次に画像クロック
が非アクティブからアクティブに変化したとき、ダウン
カウンタ305の内部記憶素子の値はレジスタ304に
よって記憶されている8ビット値にもう一度初期化され
る。
【0032】ここで、レジスタ値すなわち初期値は(n
−1)なので、この繰り返しの周期はnとなる。この繰
り返しの動作により、画像クロックをn分周したパルス
がRAM302のクロック入力端子CLKに送られるこ
とになる。そして、RAM302では、レジスタ304
に設定された値おきにダウンカウンタ305から送られ
てくるクロック信号に同期して、画像クロックと共に変
化する画像データをサンプリングし、内部記憶素子に画
像濃度ヒストグラムを作成する。
【0033】次に、AE処理部204で作成された画像
濃度ヒストグラムをCPU210が読み出す場合につい
て説明する。CPU210の制御によりCPUリードイ
ネーブル信号をアクティブにすると、セレクタ301の
データ出力端子Zからはデータ入力端子Bへの入力デー
タ、すなわちCPUアドレスが出力される。そして、こ
のCPUアドレスはRAM302のアドレス入力端子A
DRに入力される。また、上記CPUリードイネーブル
信号がアクティブであるときには、論理積の関係からR
AM302のクロック入力端子CLKへの入力信号は常
に非アクティブとなり、RAM302に記憶される内容
が更新されることはない。従って、CPUリードイネー
ブル信号をアクティブにすることにより、CPUアドレ
スで指定した濃度に対応する画像濃度ヒストグラムの値
を変更することなく、データ出力端子OUTから出力で
きる。CPU210はこの値をデータバスを通じて所得
し、各種処理に利用することができる。
【0034】次に、上述のAE処理部204で生成され
た画像濃度ヒストグラムを利用して、CPU210によ
る処理で無地の原稿を認識する手続きについて説明す
る。画像読み取りを開始してから一定時間後或いは画像
読み取りが終了した時点で、CPU210は前述した方
法で画像濃度ヒストグラム、すなわちRAM302の内
部に記憶されている256個の16ビットデータの読み
出しを行う。
【0035】図4に濃度ヒストグラムの例を示す。
(ア)は、文字原稿を前述の方法で読み取り、ヒストグ
ラムを生成した場合の一例である。(イ)は、写真原稿
を前述の方法で読み取り、ヒストグラムを生成した場合
の一例である。(ウ)は、無地原稿を前述の方法で読み
取り、ヒストグラムを生成した場合の一例である。
【0036】上記(ア)の特徴は、地の濃度部分がもっ
とも多く含まれ、文字の濃度部分がそれに次いで含まれ
ており、その中間の濃度部分はそれらをなだらかにつな
ぐような形で少し含まれていることである。(イ)の特
徴は、(ア)の場合と比べると全体的に偏りの少ない濃
度分布となることである。(ウ)の特徴は、地の濃度部
分を中心とした狭い範囲のみに分布が集中していること
である。
【0037】本実施の形態においては、上記の特徴に着
目し、図5に示す3つの定数値(1)、(2)、(3)
により無地の原稿を認識するようにしている。図5にお
ける(1)は閾値で、この値よりも大きい度数を持つ分
布部分を度数のピーク部分として認識する。そして、各
ピークを中心として(2)の幅の範囲について分布関数
を積分して得られるその面積が(3)の値を越える場合
に、無地の原稿として認識する。尚、ここでの(1)、
(2)、(3)の各定数値は、実際の原稿を読み取った
ときのヒストグラムのデータを基に、無地原稿の誤検出
がなるべく少なくなるように統計的に決定する。
【0038】次に、以上説明した無地原稿の検出方法に
より検出された無地原稿をマークシートとして使用する
方法について説明する。マークシートは処理のタイミン
グと処理内容を指示するものである。また、マークシー
トに複数の種類を用意し、その種類によって処理内容を
選択することが一般に行われる。本実施の形態において
は、無地の原稿には色や地の濃度といった情報を持たせ
ることができることに着目して、2つの処理内容を原稿
の濃度、白か黒か、により指示する方法を用いている。
【0039】ここではその処理内容として、白の無地原
稿が読み取られたときには、その原稿の内容の出力を抑
制して次の原稿の処理に移り、黒の無地原稿が読み取ら
れたときには、その原稿の内容の出力を抑制してそれ以
降の原稿の読み取り処理を行わないで終了する。尚、白
か黒かという無地原稿の種類と、無地原稿の種類それぞ
れに対応する処理の内容は、これらにとらわれる必要は
なく、操作部212の操作によって所定の原稿の種類群
及び処理の内容群から選択するようにしてよい。また、
白と黒の判定には、無地原稿が検知されたときにそのヒ
ストグラムのピークの濃度値が127以下であれば原稿
は白いものと認識し、128以上であれば原稿は黒いも
のとして認識するという方法をとる。
【0040】図6は読み取り原稿の例であり、この原稿
の読み取りを行った場合の出力が図7である。次に、図
6のような原稿の場合の本画像読み取り装置の処理を順
を追って説明する。尚、原稿読み取りの詳細な説明は上
述した通りであるので省略する。まず、7枚の原稿が図
2の原稿置き台12上に載置される。読み取り処理が開
始されると、原稿の1枚目から順に1枚ずつ読み取りが
行われる。1枚目、2枚目は一般の原稿であり、マーク
シートではないので、読み取り画像がそのまま出力され
る。次の3枚目は白紙であり、これは上述のようにマー
クシートとして認識され、その処理が行われる。つま
り、3枚目の読み取り画像は出力されず、次の4枚目の
処理に移行する。4枚目、5枚目についても一般の原稿
として処理される。6枚目は黒紙であり、これは上述の
ようにマークシートとして認識され、その処理が行われ
る。つまり、6枚目の読み取り画像は出力されず、次の
原稿からの処理は行わずに終了する。この黒紙によって
処理が終了した時点で、図2の原稿置き台12上には原
稿の7枚目が残されることになる。この処理の結果、本
画像読み取り装置から出力される画像は図7のようにな
る。
【0041】以上は、無地原稿が白か黒かに応じて画像
処理を行っているが、白と黒の間の複数段階濃度や無地
の色或いはその組み合わせに応じて、複数の異なる画像
処理を行うようにしてもよい。
【0042】次に、原稿に形成された蛍光顔料によるマ
ーカ等の蛍光色画像の検出に関する本発明の第2、第3
の実施の形態について説明する。
【0043】まず、第2の実施の形態を説明する。図8
は色による分光感度特性を示す図であり、蛍光色は70
00に示すような分光感度特性を有する。つまり、70
10に示す吸収波長領域と7020に示す発光波長領域
とを持つことが、蛍光顔料の特徴である。尚、750
0、7501、7502はRGBに関する特性であり、
後述する第3の実施の形態で説明する。
【0044】本実施の形態では、以下に示す4つの要素
によって、蛍光顔料が含まれる画像を検出する。 (1)少なくとも蛍光顔料の吸収波長領域と発光波長領
域を含む光を発光する原稿照明用の光源 (2)蛍光発光波長領域を含む原稿反射光を通過させる
フィルタ (3)基準となる白レベルを越える輝度データを読み取
り正規化するデータ正規化手段 (4)基準となる白レベル(原稿地レベル)を超えた画
像を蛍光色として判別する判別手段
【0045】上記構成により、蛍光顔料の吸収波長領域
の反射光はレベルが下がり、逆に蛍光発光波長領域の反
射光はレベルが上がる。原稿となる白紙上にある蛍光画
像の反射光は白紙が反射する輝度レベルよりも高い値を
示すので、その原稿地よりも高い輝度レベルを持つ画像
を検出することにより、蛍光画像を正確に抽出し、かつ
色ズレによる誤検出等も発生しない蛍光色判別方法が実
現できる。これにより、従来3色ないし2色の複数の波
長に色分解された画像からマーカ色を判別していたもの
が、単色の画像読み取りセンサによって蛍光色を判別す
ることが可能になる。
【0046】図9は上述した蛍光色判別方法を適用した
画像読み取り装置を示す。図9において、101は原稿
で、白地に画像が形成されると共に蛍光顔料によるマー
カ部が形成されている。102は原稿101を照明する
光源で、蛍光顔料の蛍光吸収波長領域と蛍光発光波長領
域を含む光を発光する。103は原稿101の反射光を
通す結像レンズ、104はフィルタで、結像レンズ10
3を通った上記反射光の上記蛍光発光波長領域を通す。
105はフィルタ104を通った光を光電変換して原稿
画像を読み取るCCDラインセンサ、106はCCDラ
インセンサ105からの画像データをA/D変換してデ
ィジタル画像データを得るA/D変換器、107はディ
ジタル画像データの黒レベルと白レベルを正規化するシ
ェーディング補正部である。
【0047】108は画像データの濃度こう配を補正す
るガンマ補正部、109は画像データからの蛍光色検出
部で、原稿101に蛍光色でマーキングされた部分を画
素単位で検出する。110は蛍光色検出部109により
検出されたマーキング部分で囲まれる閉鎖された領域を
検出する領域判定部である。111はガンマ補正部10
8から出力された画像データに対して領域判定部110
からの領域信号に応じて処理を行う画像処理部である。
112は上記各部の後述する動作を制御するCPU、1
13はCPU112の処理を実行するためのプログラム
を記録した本発明による記憶媒体としてのメモリであ
り、半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気
媒体等が用いられる。尚、光源102から結像レンズ1
03までの間には実際には反射笠やミラー等が設けられ
ているが、ここでは図示を省略した。
【0048】次に、動作について説明する。CCDライ
ンセンサ105には蛍光顔料の吸収波長領域を含まない
分光感度をもつフィルタ104が塗布されており、原稿
101を照射する光源102は、少なくとも蛍光顔料の
吸収波長領域と発光波長領域を含む幅広い分光感度を有
する。ラインセンサ105によって読み取られた画像デ
ータを図10を用いて説明する。白い原稿を読み取った
ときのセンサ出力信号を(a)の401で示す。ライン
センサ105によって(c)に示すような文字画像と蛍
光顔料が含まれるマーキング画像403をライン404
で読み取った場合、(b)の402で示すような出力信
号が得られる。
【0049】即ち、文字画像のように黒い部分は低いレ
ベルとして出力され、蛍光顔料を含むマーキング画像4
03は白い原稿を読み取ったレベルよりもさらに高いレ
ベルとして出力される。これは、光源102によって照
射された蛍光吸収波長領域で吸収された光が発光波長領
域で発光するために、白レベルよりも強い光としてライ
ンセンサ105で検出されることに起因している。A/
D変換器106では、蛍光画像データを増幅した後も、
ダイナミックレンジの最大値を超えないための調整(画
像データ正規化1)が必要である。
【0050】通常、シェーディング補正部107による
白レベル補正は、基準となる白板等を読み取り、その値
が最大値になるように各画素毎に読み取りデータに応じ
た定数を乗算する。しかし、ここでは図11に示すよう
に、基準白板(図示せず)を読み取った読み取り白レベ
ル301(図11(a))に対して、最大値よりも所定
値下げた値をターゲットレベル302(図11(b))
として、シェーディング補正を行う(画像データ正規化
2)。このターゲットレベル302を原稿101の白レ
ベルを示す値とする。原稿101の白レベル302を最
大値よりも下げたことにより、図10(c)に示す画像
を読み取った信号に対してシェーディング補正部107
による正規化を行った後の画像データ303(図11
(c))において、蛍光顔料が含まれるマーキング画像
403の読み取り部分310の蛍光発光情報が失われず
に残っている。
【0051】次に、蛍光色検出部109によって、図1
1(c)のように、白レベルより所定値高いレベルに設
定した蛍光画像検出レベル320よりも高いレベルにあ
る画像データを蛍光画像であると検出するための比較を
行う。これにより、蛍光画像部を検出した結果を示す検
出信号330が得られる。この1bitの検出信号33
0は領域判定部110に送られる。
【0052】また、2スキャンによる画像読み取りモー
ドを使用者が選択した場合には、より確度の高い検出を
行うことを可能にする。1stスキャン目で画像データ
からサンプリングし、蛍光色検出部109内で図12に
示すようなヒストグラムを作る。画像データから得られ
るヒストグラムは通常1001に示すようなカーブを描
く。1010は画像中の文字や線画等の黒画像の部分で
あり、1011は原稿101の地濃度である白レベルを
示している。また、それよりもさらに高い輝度レベルを
もつ1013のピークは蛍光画像の反射光を示してい
る。
【0053】この場合、最も高いピーク1011は原稿
101の地濃度として、それよりも高い領域のピーク1
013は蛍光画像であるとCPU112に判定される。
また、これら2つのピークの極小点を探し、そのレベル
を蛍光画像検出レベル1012とする。CPU112が
蛍光画像検出レベル1012を蛍光色検出部109に設
定した後に、2ndスキャンを行うことで蛍光画像部分
を検出する。この2スキャンによる画像読み取りモード
によれば、新聞等のように白い紙を用いていない原稿画
像においても、正確に蛍光画像部を判定することができ
る。
【0054】シェーディング補正部107によって上記
のようにして正規化された画像データは、白レベルがマ
ックス値よりも低いレベルに設定されているために、そ
の値を本来の白レベルである最大値に引き上げることを
ガンマ補正部108で行う。同時にここでは、輝度画像
データを濃度データに置き換える反転処理と、画像デー
タを人間の視感特性に合わせるためのLog補正処理と
を行う。その変換カーブを図13に示す。入力された8
bits256階調の画像データは、図に示す変換テー
ブルに従って出力画像データを生成する。5001で示
すレベルはシェーディング補正部107で白レベルとし
た値を示している。
【0055】次に、領域判定部110及び画像処理部1
11の処理について説明する。図14(a)は、白黒画
像に蛍光顔料を含むマーカ(6010、6011)によ
ってマーキングされた状態を示している。蛍光色検出部
109で得られる蛍光画像判定信号は、マーカ部601
0、6011では“1”、それ以外の部分では“0”と
して出力される。その信号から領域判定部110はマー
カ部6010、6011に外接する図14(b)に示す
矩形領域6020、6021を作り出し、再び1bit
の領域信号として画像処理部111に出力する。画像処
理部111では、領域判定部110の作り出す領域信号
に応じて、図14(b)に示す網掛け処理、(c)に示
す白抜き文字処理、(d)に示すマスキング処理等の画
像加工処理を行う。
【0056】次に、第3の実施の形態を説明する。本実
施の形態は、原稿上のカラー画像を読み取る場合であ
り、図15にその画像読み取り装置を示す。図15にお
いては、図9と実質的に対応する部分には同一符号を付
して説明を省略する。図15において、本実施の形態に
おけるCCDラインセンサ105、はRGBのフィルタ
104が塗布され、それぞれの分光感度を持つ原稿10
1の画像反射光を読み取って、RGBの画像データが得
られる。A/D変換器121、122、123は各色の
画像データをディジタル画像データに変換し、シェーデ
ィング補正部124、125、126はディジタル画像
データの黒レベルと白レベルを正規化するシェーディン
グ補正を行う。ガンマ補正部127、128、129は
画像データの濃度こう配を補正し、蛍光色検出部109
はRの画像データから原稿101に蛍光色でマーキング
された部分を画素単位で検出する。領域判定部110は
検出されたマーキング部分で囲まれる閉鎖された領域を
検出し、画像処理部111はガンマ補正部127、12
8、129から出力された画像データに対して領域判定
部110からの領域信号に応じて画像処理を行う。
【0057】CCDラインセンサ105の各色フィルタ
104の分光感度特性を図8に示す。7500はBフィ
ルタ、7501はGフィルタ、7502はRフィルタの
特性である。また、7000は蛍光顔料を含むマーカ画
像の分光感度特性で、7010の波長領域の光を吸収
し、7020の波長領域の光を発光する。つまり、B、
G付近の光を吸収し、R付近で発光する。そのため、蛍
光顔料を含むマーカ画像を読み取ったときに、R出力は
原稿101の白レベルよりも高いレベルの光量を感知す
る。
【0058】次に、シェーディング補正部124、12
5、126においては、B、Gの画像データについては
通常通り原稿となる白紙を読み取ったときに最大値を出
力するための正規化を行う。しかし、R画像データにつ
いては、第2の実施の形態と同様に白紙を読み取ったと
きに最大値よりも所定値低い値を示すように正規化を行
う。
【0059】次に、蛍光色検出部109は、R画像デー
タのみを用いて、白レベルよりも所定値高いレベルに設
定した蛍光画像検出レベルでの比較を行うことにより、
蛍光顔料を含む画像を検出する。
【0060】次に、ガンマ補正部127、128、12
9では、輝度画像データを濃度データに置き換える反転
処理と、画像データを人間の視感特性に合わせるための
Log補正処理とを行う。ただし、R画像データは白レ
ベルが最大値よりも低いレベルに設定されているため
に、その値を本来の白レベルである最大値に引き上げる
ことを行わなければならない。
【0061】その変換カーブを図16のRに示す。入力
された8bits256階調の画像データは、図に示す
変換テーブルに従って出力画像データを生成する。55
01で示すレベルはシェーディング補正部124で白レ
ベルとした値を示している。これにより、原稿となる白
紙のレベルは本来の値に補正される。B、G画像データ
は、白紙レベルを最大値として正規化されているので、
図16のG、Bに示すlog変換処理のみを行う。
【0062】以上説明した第2、第3の実施の形態は、
蛍光顔料による蛍光色を検出する場合であるが、本発明
は、蛍光顔料に限らず、光吸収及び光放出(発光)を行
う全ての発光物質の検出に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1、3、5の
発明による画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記
憶媒体によれば、人間にとって不必要な情報が含まれな
い無地の用紙をマークシートに使用することにより、原
稿を閲覧する者に対して不必要な情報を与えず、またマ
ークシート読み取り処理に対応していない画像読み取り
装置における読み取りでも不必要な情報の出力を制御す
ることができる。
【0064】また、請求項7、13、18の発明による
画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体によ
れば、原稿上の蛍光顔料等の発光物質による画像部分を
単色のセンサを用いて簡単に精度良く検出することがで
き、誤検出のないマーカ領域の判定を行うことができ
る。
【0065】また、請求項23の発明による発光物質の
検出装置によれば、蛍光顔料等の発光物質を被検出面上
から単色のセンサを用いて簡単に精度良く検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による画像読み取り
部のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態による画像読み取り装置の構
成図である。
【図3】第1の実施の形態におけるAE処理部の構成図
である。
【図4】第1の実施の形態における濃度ヒストグラムを
示す特性図である。
【図5】第1の実施の形態における無地原稿認識用定数
を示す特性図である。
【図6】第1の実施の形態における読み取り原稿の一例
を示す構成図である。
【図7】図6の原稿に対応する出力画像を示す構成図で
ある。
【図8】本発明の第2、第3の実施の形態によるセンサ
及び蛍光顔料の分光特性を示す特性図である。
【図9】第2の実施の形態による画像読み取り装置の構
成図である。
【図10】蛍光顔料を含む画像の読み取りを説明するた
めの(a)及び(b)は特性図、(c)は構成図であ
る。
【図11】第2の実施の形態によるシェーディング補正
を説明する特性図である。
【図12】蛍光顔料を含む画像のヒストグラムを示す特
性図である。
【図13】第2の実施の形態によるガンマ補正カーブを
示す特性図である。
【図14】マーカ領域指定機能を説明する構成図であ
る。
【図15】第3の実施の形態による画像読み取り装置の
構成図である。
【図16】第3の実施の形態によるガンマ補正カーブを
示す特性図である。
【符号の説明】
101 原稿 102 光源 104 フィルタ 105 CCDラインセンサ 107 シェーディング補正部 109 蛍光色検出部 110 領域判定部 111 画像処理部 112 CPU 113 メモリ 124、125、126 シェーディング補正部 201 CCDラインセンサ 203 シェーディング補正部 204 AE処理部 205 画像処理部 210 CPU 214 メモリ
フロントページの続き (72)発明者 矢口 博之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 瀧山 康弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 勝也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取り、画像信号を出力する読
    み取り手段と、 上記画像信号から画像濃度のヒストグラムを算出する算
    出手段と、 上記算出したヒストグラムから上記原稿が無地であるこ
    とを検出する検出手段と、 上記原稿が無地であることが検出されたとき上記画像信
    号に所定の処理を施す画像処理手段とを備えた画像読み
    取り装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は上記無地の原稿の濃度及
    び/又は色を検出し、この検出に応じて上記画像処理手
    段が上記所定の処理を行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 無地原稿をマークシートとして通常原稿
    に混載させて読み取り、画像信号を得、この画像信号か
    ら画像濃度のヒストグラムを算出し、上記算出したヒス
    トグラムから上記マークシートを検出し、この検出に応
    じて上記画像信号を処理するようにした画像読み取り方
    法。
  4. 【請求項4】 上記マークシートの濃度及び/又は色を
    検出し、この検出に応じて上記画像信号を処理すること
    を特徴とする請求項3記載の画像読み取り方法。
  5. 【請求項5】 原稿を読み取る読み取り手段から得られ
    る画像信号から画像濃度のヒストグラムを算出する算出
    処理と、 上記算出したヒストグラムから上記原稿が無地であるこ
    とを検出する検出処理と、 上記原稿が無地であることが検出されたとき上記画像信
    号に所定の処理を施す画像処理とを実行するためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  6. 【請求項6】 上記検出処理は上記無地の原稿の濃度及
    び/又は色を検出し、この検出に応じて上記画像処理に
    よる上記所定の処理を行うことを特徴とする請求項5記
    載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  7. 【請求項7】 原稿を照明する光を発光する光源手段
    と、 上記原稿の反射光から上記原稿を読み取り、画像信号を
    出力する読み取り手段と、 上記画像信号から上記原稿の地の部分のレベルを検出す
    る検出手段と、 上記検出されたレベルと上記画像信号とを比較する比較
    手段とを備えた画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 上記光源手段は、第1の波長領域と第2
    の波長領域の光を発光することを特徴とする請求項7記
    載の画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の波長領域は発光物質の吸収波
    長領域であり、上記第2の波長領域は上記発光物質の発
    光波長領域であることを特徴とする請求項8記載の画像
    読み取り装置。
  10. 【請求項10】 上記発光物質が蛍光顔料であることを
    特徴とする請求項9記載の画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 上記画像信号における、上記比較手段
    から上記画像信号が上記検出されたレベルを越えたとき
    の上記比較結果が得られた部分について、所定の画像処
    理を施す画像処理手段を設けたことを特徴とする請求項
    7記載の画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 上記第1の波長領域の光を通して上記
    読み取り手段に与えるフィルタ手段を設けたことを特徴
    とする請求項8記載の画像読み取り装置。
  13. 【請求項13】 照明された原稿の反射光から上記原稿
    を読み取り、画像信号を得、この画像信号から上記原稿
    の地の部分のレベルを検出し、検出されたレベルと上記
    画像信号とを比較するようにした画像読み取り方法。
  14. 【請求項14】 上記原稿を第1の波長領域と第2の波
    長領域の光で照明することを特徴とする請求項13記載
    の画像読み取り方法。
  15. 【請求項15】 上記第1の波長領域は発光物質の吸収
    波長領域であり、上記第2の波長領域は上記発光物質の
    発光波長領域であることを特徴とする請求項14記載の
    画像読み取り方法。
  16. 【請求項16】 上記発光物質が蛍光顔料であることを
    特徴とする請求項15記載の画像読み取り方法。
  17. 【請求項17】 上記画像信号における、上記画像信号
    が上記検出されたレベルを越えたときの上記比較結果が
    得られた部分について、所定の画像処理を施すことを特
    徴とする請求項13記載の画像読み取り方法。
  18. 【請求項18】 光源手段で照明された原稿の反射光か
    ら上記原稿を読み取り、画像信号を出力する読み取り処
    理と、 上記画像信号から上記原稿の地の部分のレベルを検出す
    る検出処理と、 上記検出されたレベルと上記画像信号とを比較する比較
    処理とを実行するためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 【請求項19】 上記光源手段は、第1の波長領域と第
    2の波長領域の光を発光することを特徴とする請求項1
    8記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. 【請求項20】 上記第1の波長領域は発光物質の吸収
    波長領域であり、上記第2の波長領域は上記発光物質の
    発光波長領域であることを特徴とする請求項19記載の
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 上記発光物質が蛍光顔料であることを
    特徴とする請求項20記載のコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 上記画像信号における、上記画像信号
    が上記検出されたレベルを越えたときの上記比較処理結
    果が得られた部分について、所定の画像処理を施す画像
    処理を実行するためのプログラムを記録したことを特徴
    とする請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記
    憶媒体。
  23. 【請求項23】 被検出部を照明する光を発光する光源
    手段と、 上記被検出部の反射光に応じた画像信号を出力する光電
    変換手段と、 上記画像信号から上記被検出部の地の部分のレベルを検
    出する検出手段と、 上記検出されたレベルと上記画像信号とを比較する比較
    手段とを備えた発光物質の検出装置。
  24. 【請求項24】 上記光源手段は、第1の波長領域と第
    2の波長領域の光を発光することを特徴とする請求項2
    3記載の発光物質の検出装置。
  25. 【請求項25】 上記第1の波長領域は発光物質の吸収
    波長領域であり、上記第2の波長領域は上記発光物質の
    発光波長領域であることを特徴とする請求項24記載の
    発光物質の検出装置。
  26. 【請求項26】 上記発光物質が蛍光顔料であることを
    特徴とする請求項25記載の発光物質の検出装置。
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