JPH1187940A - 金属ケース - Google Patents

金属ケース

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JPH1187940A
JPH1187940A JP23939897A JP23939897A JPH1187940A JP H1187940 A JPH1187940 A JP H1187940A JP 23939897 A JP23939897 A JP 23939897A JP 23939897 A JP23939897 A JP 23939897A JP H1187940 A JPH1187940 A JP H1187940A
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勝夫 福山
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Mitsumasa Umezaki
光政 梅崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れた超薄型軽量で、かつ、美的外
観が向上した金属ケースを得たい。 【解決手段】 金属ケース部材20と金属ケース部材4
0をマグネシウムダイキャスト筐体で製造する。プラス
チック枠30をプラスチック成形品とする。金属ケース
部材20と金属ケース部材40の周囲にプラスチック枠
30を設けることにより、金属ケース部材20と金属ケ
ース部材40の整合性や位置の不一致等を隠し、美的外
観を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄型のノートブ
ックパーソナルコンピュータ等に用いられる金属ケース
に関するものである。特に、携帯性に優れた超薄型軽量
の金属ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、プラスチックケース70を用
いたケースを示す図である。図17と図18は、鋳物成
形した金属板80を用いたケースを示す図である。図1
6に示すように、プラスチックケース70を用いてケー
スを構成する場合は、モールド成形(モールディング)
することが容易であり、曲面や曲線を成形するのに適し
ている。また、プラスチックエッジ71が正確に形成さ
れるため、プラスチックケース70の接合部分が美しく
仕上げられる。プラスチックケース70を用いる場合
は、ケースの強度を大きくするためには、プラスチック
厚W1をある程度厚くしなければならない。このため、
ケース高さLに対して収納高さH1が小さくなってしま
う。
【0003】図17及び図18に示す金属板80を用い
たケースは、ケース高さLに対して板厚W2を小さくで
き、収納高さH2を大きくできるという利点があるが、
金属板エッジ81及び金属板エッジ82が正確に成形さ
れないという問題がある。特に、図17に示すように、
金属板80の金属板エッジ81同士で接合する場合は、
金属板エッジ81が綺麗に接合されず、美観を損なうと
いう欠点があった。また、図18に示す場合は、金属板
エッジ82が外側に露出しているため、美的外観を損な
うばかりでなく、他の物体に引っかかる恐れがあった
り、或いは、指や手に怪我をさせてしまうという恐れが
あった。このため、金属板エッジ81や金属板エッジ8
2に対して表面仕上げをしたり、研きを入れたりしなけ
ればならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、ノートブックパ
ーソナルコンピュータ等のように、携帯に優れた超薄型
のコンピュータが使われ始めている。携帯性を向上させ
るために、薄型であること及び軽量であること及び携帯
に耐える強度が必要であることという条件を全て満足す
るようなケースが必要になってきた。従来のプラスチッ
クケース70を用いたケースは、ケースの強度を保つた
めにプラスチック厚W1を厚くしなければならず、収納
高さH1が小さくなってしまうという問題があった。ま
た、従来の金属板80を用いたケースは、金属板エッジ
81及び金属板エッジ82の処理が難しく美的外観を損
ねる恐れがあった。例えば、ノートブックパーソナルコ
ンピュータの平面ディスプレイパネルを収納するケース
の場合は、ディスプレイパネルを閉じた状態とディスプ
レイパネルを開けた状態のいずれの方向からも美的外観
が要求される。また、携帯型であるため、側面にエッジ
等が存在することも許されない。従って、図17及び図
18に示したような金属板80を用いたケースは、収納
高さH2が広くなるという利点があるが、ディスプレイ
パネルの表面及び裏面及び側面の美的外観の追求という
点からは、欠点があった。また、携帯中のエッジによる
事故や怪我等の恐れがあるという問題があった。
【0005】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたものであり、美的外観を持った金属ケ
ースを得ることを目的とする。また、この発明は、携帯
性に優れた薄型、かつ、軽量の金属ケースを得ることを
目的とする。また、この発明は、収納するものを保護す
るのに十分な強度を持つ金属ケースを得ることを目的と
する。また、この発明は、平面ディスプレイパネルやノ
ートブックパーソナルコンピュータに適した金属ケース
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る金属ケー
スは、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)所定の金属素材からなる第1の金属ケース部材、
(b)所定の金属素材からなり、第1の金属ケース部材
に取り付けられる第2の金属ケース部材、(c)第1の
金属ケース部材及び第2の金属ケース部材の素材より成
型しやすい素材からなり、第1の金属ケース部材と第2
の金属ケース部材の間に取り付けられる枠。
【0007】上記第1の金属ケース部材と第2の金属ケ
ース部材は、鋳物製品であることを特徴とする。
【0008】上記第1の金属ケース部材と第2の金属ケ
ース部材は、マグネシウムを含んでいることを特徴とす
る。
【0009】上記第2の金属ケース部材は、第1の金属
ケース部材に対して複数のラッチを用いてはめ合わされ
ることを特徴とする。
【0010】上記枠は、第1の金属ケース部材と第2の
金属ケース部材とのいずれかに対して複数のラッチを用
いてはめ合わされることを特徴とする。
【0011】上記枠は、プラスチック成形品であること
を特徴とする。
【0012】上記枠は、第1の金属ケース部材と第2の
金属ケース部材の境界を覆う環状のカバーであることを
特徴とする。
【0013】上記枠は、少なくとも第1の金属ケース部
材と第2の金属ケース部材とのいずれかのエッジの少な
くとも一部分を覆う溝を備えたことを特徴とする。
【0014】上記第1の金属ケース部材と第2の金属ケ
ース部材は、平面ディスプレイパネルを収納することを
特徴とする。
【0015】上記金属ケースは、ノートブックパーソナ
ルコンピュータに用いられることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の金属ケース60を利
用したノートブックパーソナルコンピュータ10を示す
図である。11は平面ディスプレイパネル、12は電源
ボタン、13はLED(ライトエミッティングダイオー
ド)、14はキーボード、15はポインティングデバイ
ス、16はPCカード取り出しボタン、17はPCカー
ド挿入口、18はPCカード取り出しボタン、19はL
ED(ライトエミッティングダイオード)である。金属
ケース60は、プラスチックカバー51内のヒンジを介
してシステムユニット50に開閉可能に取り付けられて
いる。金属ケース60は、金属ケース部材20(第1の
金属ケース部材の一例)とプラスチック枠30(枠の一
例)と金属ケース部材40(第2の金属ケース部材の一
例)とから構成されている。平面ディスプレイパネル1
1は、金属ケース部材20と金属ケース部材40の間に
収められている。
【0017】図2は、金属ケース60がシステムユニッ
ト50に対して閉じられている状態を示す図である。図
3は、図2に示したA−A断面図である。図3は、内部
を省略している。図4は、金属ケース部材20とプラス
チック枠30と金属ケース部材40の分解斜視図であ
る。図5は、金属ケース部材40の裏側からの斜視図で
ある。図6は、金属ケース部材20の裏側からの斜視図
である。図7は、プラスチック枠30の裏側からの斜視
図である。
【0018】金属ケース部材20には、周囲に折り曲げ
部25が設けられている。折り曲げ部25により、金属
ケース部材20の強度を増している。折り曲げ部25に
は、ラッチ受け21とラッチ受け22が設けられてい
る。また、金属ケース部材20の四隅にはネジ穴23が
設けられている。
【0019】金属ケース部材40には、周囲に折り曲げ
部45が設けられている。折り曲げ部45には、ラッチ
受け22と係合するラッチ41が設けられている。ま
た、金属ケース部材40の四隅には、ネジ穴43が設け
られている。
【0020】プラスチック枠30には、ラッチ受け21
と係合するラッチ31が設けられている。
【0021】金属ケース部材40の素材は、マグネシウ
ムである。また、金属ケース部材20の素材もマグネシ
ウムである。或いは、マグネシウム合金を用いても構わ
ない。マグネシウムは、密度が1.74g/cm3 (2
0°C)であり、延性に富む金属である。マグネシウム
合金は、マグネシウムを元にする合金であり、軽量で強
度が強い性質を持つ。マグネシウムやマグネシウム合金
は、実用化されている金属材料の中では、軽量であり、
かつ、切削性にも富んでいる。また、マグネシウムやマ
グネシウム合金は、密度に対して強度の比率が高いの
で、主として自動車や航空機の材料として用いられてい
ることが多い。
【0022】マグネシウムの代わりに、アルミニウムを
用いても構わない。アルミニウムは、密度2.70g/
cm3 (20°C)であり、柔らかくて延性、展性に富
む金属である。或いは、アルミニウム合金を用いても構
わない。アルミニウム合金は、アルミニウムに不足して
いる機械的性質を強化するために、開発されたものであ
り、ジュラルミンがその代表的なものである。アルミニ
ウム及びアルミニウム合金は、軽量で加工性、耐食性、
機械的性質に優れている金属である。
【0023】或いは、素材として、その他の軽金属やそ
の合金を用いてもよい。更には、鋳鉄、或いは、鋼を用
いるようにしても構わない。或いは、ステンレス鋼を用
いるようにしても構わない。しかし、鉄を含む場合は、
重くなってしまうという欠点がある。
【0024】金属ケース部材40と金属ケース部材20
の素材は、同じものである必要はなく、前述したような
各種の金属素材の内からいずれか1つを選択することが
できる。ここで、特に好ましい実施例としては、アルミ
ニウムやアルミニウム合金、或いは、鉄を用いた場合よ
りも、密度が小さいマグネシウム、或いは、マグネシウ
ム合金を用いることが望ましい。例えば、マグネシウム
合金の場合は、密度がアルミニウム合金の約2/3であ
り、軽量、かつ、切削性にも富んでおり、強度対密度の
比が高いので、ノートブックパーソナルコンピュータ1
0のケース材料としては適当である。同様に、マグネシ
ウムもマグネシウム合金と同様にケースの素材として用
いるのが適当である。この実施の形態では、マグネシウ
ムを鋳造して鋳物製品として成形するものとする。即
ち、金属ケース部材20及び金属ケース部材40は、マ
グネシウムダイキャスト筐体である。このように、マグ
ネシウムダイキャスト筐体を採用することにより、製品
の強度を保ったまま軽量で、かつ、薄型のケースを実現
することができる。例えば、ケース高さが18mmのも
のに対して金属ケース部材20及び金属ケース部材40
の板厚を1mmにすることより、収納高さを16mm確
保することができる。或いは、ケース高さが10mmの
ものに対して金属ケース部材20及び金属ケース部材4
0の板厚を0.5mmにすることより、収納高さを9m
m確保することができる。
【0025】プラスチック枠30は、プラスチック成形
品である。プラスチック枠30の素材は、プラスチック
であるので、複雑な加工ができるとともに、モールディ
ングによる正確な成形を行うことができる。
【0026】図8は、図4に示したB−B断面図であ
る。図9は、図4に示したC−C断面図である。図10
は、図4に示したD−D断面図である。
【0027】図8に示すように、プラスチック枠30
は、溝33を有しており、金属ケース部材40のエッジ
47を包むように取り付けられている。また、プラスチ
ック枠30は、折り曲げ部25の角29及びエッジ48
よりも盛り上がって取り付けられており、角29及びエ
ッジ48による引っかかりの防止、或いは、怪我の防止
を図っている。
【0028】図9に示すように、金属ケース部材40に
対して平面ディスプレイパネル11を搭載し、平面ディ
スプレイパネル11の上から金属ケース部材20を取り
付ける。この取り付けは、ラッチ受け22に対してラッ
チ41が係合することにより行われる。ラッチ41とラ
ッチ受け22は、金属ケース部材40と金属ケース部材
20の周囲に複数設けられており、図9において、矢印
Eの方向に圧力をかけることにより、道具なしで装着す
ることができる。金属ケース部材40に対して金属ケー
ス部材20を取り付けた後、プラスチック枠30を取り
付けることにより、金属ケース部材20のラッチ受け2
2にあるエッジ28をプラスチック枠30で覆うことが
できる。また、金属ケース部材40のラッチ41も覆う
ことができる。このように、ラッチ受け22及びラッチ
41は、溝33によって覆われ、美的外観を呈すること
ができる。
【0029】図10に示すように、プラスチック枠30
は、ラッチ31により金属ケース部材20のラッチ受け
21に対して取り付けられる。この取り付けも矢印Eの
方向に圧力を加えることにより、道具なしで行える。ラ
ッチ受け21、ラッチ31は、プラスチック枠30の内
側に隠されるため、美的外観を呈することができる。な
お、金属ケース部材20と金属ケース部材40の取り付
けは、ラッチを用いることだけで十分であるが、更に、
強度を増すために、ネジ穴23とネジ穴43が設けられ
ている。ネジ穴23とネジ穴43を図示していないネジ
により固定する。このようにして、平面ディスプレイパ
ネル11は、確実に固定される。プラスチック枠30の
金属ケース部材20に対する固定は、ラッチを用いて行
うことで十分であるが、更に、強固に固定したい場合
は、図示していないが、ネジ止めするようにしても構わ
ない。
【0030】図8から図10に示すように、プラスチッ
ク枠30は、各断面において複雑な形状を呈している
が、プラスチック枠30がプラスチックを素材としてい
るため、モールディングにより容易にこれらの形状を作
り出すことが可能である。また、プラスチック成形品で
あるため、プラスチック枠30の表面は、滑らかであ
り、かつ、エッジ部分も正確に作り出すことができる。
この発明は、金属素材同士が接合することによる不具合
を解消するために、金属と金属の接合部分にプラスチッ
ク成形品を置いたことが大きな特徴である。このよう
に、プラスチックを用いたプラスチック枠30を金属ケ
ース部材20と金属ケース部材40の間に設けることに
より美的外観を呈することができ、表面、裏面及び側面
のいずれの方向から見た場合でも美しさを呈することが
でき、製品の価値を高めることができる。また、この発
明は、プラスチック成形品により、金属の端部やエッジ
を覆うとともに、エッジ48や折り曲げ部25の角29
に物体や人体が直接触れないようにして、引っかかりや
怪我を防止している点が大きな特徴である。このため、
従来必要であった表面仕上げや研きをしなくてもよくな
り、製造コストを下げることができる。プラスチック枠
30の製造コストよりも表面仕上げや研きの費用の方が
高くつくので、全体的コストの面からもプラスチック枠
30を設ける方が望ましい。また、この発明の特徴は、
金属素材としてマグネシウム又はマグネシウム合金を用
いている点である。強度を保ちながら、薄型軽量化を図
るためには、マグネシウム及びマグネシウム合金を用い
ることが好ましい。
【0031】図11,図12,図13は、この発明のプ
ラスチック枠30の他の例を示す図である。図11に示
すように、プラスチック枠30は、溝33を両側に有し
ていても構わない。或いは、図12に示すように、異な
る方向に溝33を有していても構わない。或いは、図1
3に示すように、溝33を有していないプラスチック枠
30であっても構わない。
【0032】図14は、金属ケース部材20及び金属ケ
ース部材40の他の例を示す図である。図14に示す場
合は、金属ケース部材20と金属ケース部材40が実質
的に同一の部品から構成されている場合を示している。
このように、金属ケース部材20と金属ケース部材40
は、別部品ではなく、同一の部品であっても構わない。
また、図示しないが、金属ケース部材20と金属ケース
部材40以外に、第3、第4の金属ケース部材が存在し
ていても構わない。
【0033】図15は、更に、プラスチック枠30の他
の例を示す図である。プラスチック枠30は、金属ケー
ス部材20と金属ケース部材40の接合された周囲全体
を覆う必要はなく、図15に示すように、3辺のみをカ
バーするようなものであっても構わない。或いは、図示
していないが、1辺又は2辺のみをカバーするものであ
っても構わない。
【0034】この実施の形態のプラスチック枠30は、
プラスチックを用いているが、プラスチック以外にも、
金属ケース部材20、金属ケース部材40に用いられる
金属素材よりも成形しやすい素材を用いる場合であって
も構わない。例えば、樹脂成形品や発泡スチロール及び
ゴム成形品であっても構わない。或いは、金属ケース部
材20、金属ケース部材40よりも成形しやすいのであ
れば金属であっても構わない。必要なことは、金属ケー
ス部材20、金属ケース部材40の接合部分を美的に処
理できる素材を用いることである。かつ、金属ケース部
材20、金属ケース部材40に用いられる素材よりも成
形加工しやすい素材を用いることである。
【0035】この発明のプラスチック枠30は、従来、
金属と金属の接着に用いる接着剤とは異なるものであ
る。また、この発明のプラスチック枠30は、金属と金
属の接合部に用いられる防水シール剤、或いは、真空シ
ール剤とは異なるものである。この発明のプラスチック
枠30は、接着性、防水性、真空性を有していても構わ
ないが、これらの特徴を有している必要はない。同様
に、弾力性を有している必要もない。
【0036】この実施の形態においては、平面ディスプ
レイパネルを収納する金属ケースについて説明したが、
収納する物はその他の電子部品やその他の物体であって
も構わない。例えば、図1に示したシステムユニット5
0に対してこの発明の金属ケースを適用しても構わな
い。また、この実施の形態においては、ノートブックパ
ーソナルコンピュータ10の場合を説明したが、その他
のコンピュータ機器や家庭用電子製品や家電製品や通常
の収納箱に用いるようにしても構わない。また、この実
施の形態においては、金属ケース部材20と金属ケース
部材40が鋳物製品である場合を示したが、鍛造製品で
あっても構わない。或いは、鋳物成形した後、機械加工
したものであっても構わない。或いは、鋳物製造した
後、折り曲げ加工、切削加工、穴開け加工したものであ
っても構わない。また、プラスチック枠30もモールデ
ィングした後に、機械加工、切削加工、穴開け加工した
ものであっても構わない。
【0037】また、この実施の形態においては、プラス
チック枠30を金属ケース部材20にラッチを用いて取
り付ける場合を示したが、プラスチック枠30が金属ケ
ース部材40に対して取り付けられる場合でも構わな
い。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、金属
ケース部材20と金属ケース部材40の間に枠を設けた
ので、美的外観を呈することができる。
【0039】また、この発明によれば、鋳物の端部を枠
によりカバーすることができる。
【0040】また、この発明によれば、マグネシウムを
用いているので、軽量で、強度のある金属ケースを提供
することができる。
【0041】また、この発明によれば、金属ケース部材
20と金属ケース部材40をラッチを用いて容易に組み
立てることができる。
【0042】また、この発明によれば、枠をラッチを用
いて容易に組み立てることができる。
【0043】また、この発明によれば、プラスチック成
形品を用いているので、枠を容易に所望の形に成形する
ことができるとともに、美的外観を増すことができる。
【0044】また、この発明によれば、金属ケース部材
20と金属ケース部材40の周囲全体を枠によりカバー
するので、金属ケースのいずれの方向から見た場合でも
美的外観を呈することができる。
【0045】また、この発明によれば、枠が金属ケース
部材20と金属ケース部材40のエッジを覆うので、引
っかかりのない、かつ、怪我をする危険のない金属ケー
スを得ることができる。
【0046】また、この発明によれば、平面ディスプレ
イパネルを収納するケースを薄型で、かつ、軽量に製造
することができる。
【0047】また、この発明によれば、携帯型ノートブ
ックパーソナルコンピュータの美的外観及び安全性を向
上させた上に、薄型軽量にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の金属ケース60を利用したノート
ブックパーソナルコンピュータ10を示す図である。
【図2】 金属ケース60がシステムユニット50に対
して閉じられている状態を示す図である。
【図3】 図2に示したA−A断面図である。
【図4】 金属ケース部材20とプラスチック枠30と
金属ケース部材40の分解斜視図である。
【図5】 金属ケース部材40の裏側からの斜視図であ
る。
【図6】 金属ケース部材20の裏側からの斜視図であ
る。
【図7】 プラスチック枠30の裏側からの斜視図であ
る。
【図8】 図4に示したB−B断面図である。
【図9】 図4に示したC−C断面図である。
【図10】 図4に示したD−D断面図である。
【図11】 この発明のプラスチック枠30の他の例を
示す図である。
【図12】 この発明のプラスチック枠30の他の例を
示す図である。
【図13】 この発明のプラスチック枠30の他の例を
示す図である。
【図14】 金属ケース部材20及び金属ケース部材4
0の他の例を示す図である。
【図15】 プラスチック枠30の他の例を示す図であ
る。
【図16】 従来のプラスチックケース70を用いたケ
ースを示す図である。
【図17】 従来の金属板80を用いたケースを示す図
である。
【図18】 従来の金属板80を用いたケースを示す図
である。
【符号の説明】
10 ノートブックパーソナルコンピュータ、11 平
面ディスプレイパネル、12 電源ボタン、13 LE
D(ライトエミッティングダイオード)、14キーボー
ド、15 ポインティングデバイス、16 PCカード
取り出しボタン、17 PCカード挿入口、18 PC
カード取り出しボタン、19 LED(ライトエミッテ
ィングダイオード)、20,40 金属ケース部材、2
1,22 ラッチ受け、23,43 ネジ穴、25,4
5 折り曲げ部、27,28,47,48 エッジ、2
9 角、30 プラスチック枠、31,41 ラッチ、
33 溝、50 システムユニット、51 プラスチッ
クカバー、60 金属ケース、70 プラスチックケー
ス、71 プラスチックエッジ、80 金属板、81,
82 金属板エッジ、H1,H2 収納高さ、L ケー
ス高さ、W1 プラスチック厚、W2 板厚。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能 弘明 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する金属ケース (a)所定の金属素材からなる第1の金属ケース部材、
    (b)所定の金属素材からなり、第1の金属ケース部材
    に取り付けられる第2の金属ケース部材、(c)第1の
    金属ケース部材及び第2の金属ケース部材の素材より成
    型しやすい素材からなり、第1の金属ケース部材と第2
    の金属ケース部材の間に取り付けられる枠。
  2. 【請求項2】 上記第1の金属ケース部材と第2の金属
    ケース部材は、鋳物製品であることを特徴とする請求項
    1記載の金属ケース。
  3. 【請求項3】 上記第1の金属ケース部材と第2の金属
    ケース部材は、マグネシウムを含んでいることを特徴と
    する請求項1記載の金属ケース。
  4. 【請求項4】 上記第2の金属ケース部材は、第1の金
    属ケース部材に対して複数のラッチを用いてはめ合わさ
    れることを特徴とする請求項1記載の金属ケース。
  5. 【請求項5】 上記枠は、第1の金属ケース部材と第2
    の金属ケース部材とのいずれかに対して複数のラッチを
    用いてはめ合わされることを特徴とする請求項1記載の
    金属ケース。
  6. 【請求項6】 上記枠は、プラスチック成形品であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の金属ケース。
  7. 【請求項7】 上記枠は、第1の金属ケース部材と第2
    の金属ケース部材の境界を覆う環状のカバーであること
    を特徴とする請求項1記載の金属ケース。
  8. 【請求項8】 上記枠は、少なくとも第1の金属ケース
    部材と第2の金属ケース部材とのいずれかのエッジの少
    なくとも一部分を覆う溝を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の金属ケース。
  9. 【請求項9】 上記第1の金属ケース部材と第2の金属
    ケース部材は、平面ディスプレイパネルを収納すること
    を特徴とする請求項1記載の金属ケース。
  10. 【請求項10】 上記金属ケースは、ノートブックパー
    ソナルコンピュータに用いられることを特徴とする請求
    項1記載の金属ケース。
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