JPH1187798A - ホール素子 - Google Patents

ホール素子

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JPH1187798A
JPH1187798A JP9244343A JP24434397A JPH1187798A JP H1187798 A JPH1187798 A JP H1187798A JP 9244343 A JP9244343 A JP 9244343A JP 24434397 A JP24434397 A JP 24434397A JP H1187798 A JPH1187798 A JP H1187798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電源の極性によるホール電圧のア
ンバランスを抑え、電圧リニアリティを向上させて高精
度のセンシングを行うことを目的とする。 【解決手段】 電流端子4a,4bとセンス端子5a,
5bで取り囲まれた活性層2表面部に、活性層2とは逆
の導電型で電流路を制限するための拡散層6a,6b
を、電流端子4a,4b間の中心を通る直線とセンス端
子5a,5b間の中心を通る直線の交点に対し点対称の
位置に2個設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁場が素子面に垂
直に印加されるいわゆる横型ホール素子と称されるホー
ル素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホール素子としては、例えば図6
に示すようなものがある。p型Si基板1上にn型Si
エピタキシャル層を堆積し、一部のn型Siエピタキシ
ャル層を残してp型不純物をp型Si基板1に達するま
で全面的に拡散形成することにより、p型素子分離層3
及びp型Si基板1で接合分離されたn型活性層領域2
が形成されている。活性層領域2内には、対向した2つ
の電流電極(電流端子)4a,4bと、この電流端子4
a,4bの対向方向と直交する方向に対向した2つのセ
ンス電極(センス端子)5a,5bがn型不純物のn+
拡散により形成されている。2つの電流電極4a,4b
間に電流を流し、基板に垂直に磁界を印加することによ
り、2つのセンス電極5a,5b間にローレンツの原理
によりホール電圧が誘起される。実際のホール素子で
は、素子の作製精度や応力に起因するオフセット電圧
が、真のホール電圧に被る。このオフセット電圧を除去
するために、活性層領域2とは逆の導電型を有するp型
の拡散層(ゲート)6を設け、電流路を素子表面から遠
ざけるように制限することでオフセット電圧を除去して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホール素子では、ゲートが存在することにより、電流電
極間に電流を流す電源の極性によってホール電圧の絶対
値のアンバランス(非対称電圧)が生じる。このアンバ
ランスが素子の電圧リニアリティを低下させている。交
流電源のように電流電極への入力電圧の極性が周期的に
変わる場合には、この非対称電圧が問題となる。ホール
素子を用いて精度の高いセンシングを行う場合、この非
対称電圧は極力小さくしなければならない。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
電源の極性によるホール電圧のアンバランスを抑え、電
圧リニアリティを向上させて高精度のセンシングを行う
ことができる小型なホール素子を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、半導体基板上に、該半導体
基板とは逆の導電型からなる半導体活性層を設け、該半
導体活性層に対向した2以上の電流端子と該電流端子の
対向方向と直交する方向に対向した2以上のセンス端子
が配置されており、前記電流端子間の主たる電流は前記
活性層表面に平行に流れ、磁場は前記活性層表面に対し
て垂直方向に印加されるホール素子において、前記電流
端子と前記センス端子で取り囲まれた前記活性層表面部
に、該活性層とは逆の導電型で前記電流の電流路を制限
するための拡散層を、前記2以上の電流端子間の中心を
通る直線と前記2以上のセンス端子間の中心を通る直線
の交点に対し点対称の位置に2個設けてなることを要旨
とする。この構成により、電流路を制限してオフセット
電圧を除去するための2個の拡散層が、レイアウト的に
対称性をもって配置されることで、拡散層及び半導体基
板からのビルトインポテンシャルによる空乏層の伸び
が、電流端子への入力電圧の極性に関係なく対称とな
る。この結果、入力電圧の絶対値が同じであれば入力抵
抗は一定となり、ホール電圧のアンバランスを抑えるこ
とが可能となる。
【0006】請求項2記載の発明は、半導体基板上に、
該半導体基板とは逆の導電型からなる半導体活性層を設
け、該半導体活性層に対向した2以上の電流端子と該電
流端子の対向方向と直交する方向に対向した2以上のセ
ンス端子が配置されており、前記電流端子間の主たる電
流は前記活性層表面に平行に流れ、磁場は前記活性層表
面に対して垂直方向に印加されるホール素子において、
前記電流端子と前記センス端子で取り囲まれた前記活性
層表面部に、該活性層とは逆の導電型で前記電流の電流
路を制限するための拡散層を、前記電流端子と前記セン
ス端子の何れに対しても対称になるように4個設け、さ
らにこれらの拡散層のうち前記2以上の電流端子間の中
心を通る直線と前記2以上のセンス端子間の中心を通る
直線の交点に対し点対称の位置に当たるそれぞれ2個の
拡散層同士の電位を同電位にしてなることを要旨とす
る。この構成により、4個の拡散層がレイアウト的・電
位的に一層良好な対称性が保たれて、拡散層及び半導体
基板からの空乏層の伸びが電流端子への入力電圧の極性
に関係なく対称とする。この結果、入力電圧の絶対値が
同じであれば入力抵抗は一定となり、ホール電圧のアン
バランスを一層抑えることが可能となる。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載のホール素子において、一方の前記センス端子の
電位を入力し、当該センス端子の電位を常にゼロVにす
るように一方の前記電流端子の電位を制御する演算増幅
器を有することを要旨とする。この構成により、演算増
幅器の作用で一方のセンス端子の電位が常にゼロVに固
定される。
【0008】請求項4記載の発明は、半導体基板上に、
該半導体基板とは逆の導電型からなる半導体活性層を設
け、該半導体活性層に対向した2以上の電流端子と該電
流端子の対向方向と直交する方向に対向した2以上のセ
ンス端子が配置されており、前記電流端子間の主たる電
流は前記活性層表面に平行に流れ、磁場は前記活性層表
面に対して垂直方向に印加されるホール素子において、
前記電流端子と前記センス端子で取り囲まれた前記活性
層表面部に、該活性層とは逆の導電型で前記電流の電流
路を制限するための複数の拡散層を、前記活性層表面部
の中心部近傍に相互の間隔が所定間隔以下で寄り合うよ
うに配設してなることを要旨とする。この構成により、
電流端子間に入力電圧が印加されたとき、電流端子間に
は電位勾配が生じるが、このような電位勾配等があって
も、複数の拡散層を活性層表面部の中心部近傍に寄せて
配設することで、各拡散層からの空乏層の伸びの最大値
と最小値の差、即ち、入力抵抗のアンバランスを小さく
することができて、ホール電圧のアンバランスを抑える
ことが可能となる。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項1,3
又は4記載のホール素子において、前記拡散層には、所
定の電位を与えてなることを要旨とする。この構成によ
り、拡散層からの空乏層が素子の深部により一層伸び
て、電流路をより確実に制限することが可能となる。
【0010】請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至
5の何れかに記載のホール素子において、前記電流端子
間には、交流電圧入力により交流電流を流入させるよう
に構成してなることを要旨とする。この構成により、拡
散層及び半導体基板からの空乏層の伸びが、電流端子へ
の入力電圧の極性に関係なく対称となることから、電流
端子間に流れる電流の方向が交流の周波数に応じて変化
しても、交流入力電圧の絶対値が同じであれば入力抵抗
は一定となって、ホール電圧のアンバランスは抑えられ
る。
【0011】請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至
6の何れかに記載のホール素子において、前記半導体基
板と前記半導体活性層の間に絶縁酸化膜を設けたSOI
基板を用いて構成してなることを要旨とする。この構成
により、基板側からの空乏層の伸びが抑えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
図である。なお、図1及び後述の第2の実施の形態以下
の各実施の形態を示す図において前記図6における部材
及び部位等と同一ないし均等のものは、前記と同一符号
を以って示し、重複した説明を省略する。まず、ホール
素子の構成を説明すると、本実施の形態では、電流電極
4a,4bとセンス電極5a,5bで取り囲まれたn型
活性層領域2の表面部にp型の拡散層である2つのゲー
ト6a,6bが、2つの電流電極4a,4bの中心を通
る直線と2つのセンス電極5a,5bの中心を通る直線
との交点に対し、点対称となる位置に配置されている。
【0014】次に、上述のように構成された本実施の形
態の作用を説明する。電流路を制限してオフセット電圧
を除去するための2つのゲート6a,6bが、レイアウ
ト的に対称性をもって配置されることで、2つのゲート
6a,6b及びp型Si基板1からのビルトインポテン
シャルによる空乏層の伸びが、電流電極4a,4bへの
入力電圧の極性に関係なく対称となる。この結果、入力
電圧の絶対値が同じであれば入力抵抗は一定となり、ホ
ール電圧のアンバランスを抑えることが可能となる。こ
のホール電圧のアンバランスこそが非対称電圧であり、
本実施の形態のホール素子では非対称電圧が小さいた
め、素子の電圧リニアリティが良好となり、高精度のセ
ンシングを行うことができる。また、ゲート6a,6b
は2個のみなので、小型な素子を実現することができ
る。なお、ゲート6a,6bには、それぞれ所定の電位
を与えることにより、ゲート6a,6bから素子の深部
に空乏層を伸ばし、電流路をより確実に制限すること
で、オフセット電圧をより小さくすることができる。
【0015】図2には、本発明の第2の実施の形態を示
す。本実施の形態は、4つのゲート6a,6b,6c,
6dが、2つの電流電極4a,4bの中心を通る直線と
2つのセンス電極5a,5bの中心を通る直線との交点
に対し、点対称となる位置に配置されている。そして、
このような4つのゲート6a,6b,6c,6dの対称
配置において、さらに上記交点に対し点対称な位置にあ
るゲート同士、例えば6aと6d,6bと6cがそれぞ
れ結線(クロスカップル)され、これらの点対称の位置
にあるゲート同士6aと6d,6bと6cの電位がそれ
ぞれ同電位にされている。
【0016】次に、上述のように構成された本実施の形
態の作用を説明する。4つのゲート6a,6b,6c,
6dがレイアウト的・電位的に一層良好な対称性が保た
れて、4つのゲート6a,6b,6c,6d及びp型S
i基板1からの空乏層の伸びが、電流電極4a,4bへ
の入力電圧の極性に関係なく対称となる。この結果、入
力電圧の絶対値が同じであれば入力抵抗は一定となり、
ホール電圧のアンバランスを一層抑えることが可能とな
る。したがって、電圧リニアリティが一層良好となり、
高精度のセンシングを行うことができる。
【0017】図3には、本発明の第3の実施の形態を示
す。本実施の形態は、一方のセンス電極5bの電位を入
力し、そのセンス電極5bの電位を常に0Vにするよう
に一方の電流電極4bの電位を制御する演算増幅器9を
設けたものである。この構成を用いた場合、複数のゲー
トの電位的対称性を損なうことなく素子を駆動すること
が可能となって、確実に高精度のセンシングを行うこと
ができる。
【0018】図4には、本発明の第4の実施の形態を示
す。本実施の形態は、4つのゲート6a,6b,6c,
6dを、電流電極4a,4bとセンス電極5a,5bで
取り囲まれたn型活性層領域2表面部の中心部近傍に相
互の間隔が所定間隔以下で寄り合うように配置したもの
である。電流電極4a,4b間に入力電圧が印加された
とき、電流電極4a,4b間には電位勾配が生じるが、
このような電位勾配等があっても、複数のゲート6a,
6b,6c,6dを活性層領域2表面部の中心部近傍に
寄せて配設することで、各ゲート6a,6b,6c,6
dからの空乏層7の伸びの最大値と最小値の差、つまり
入力抵抗のアンバランスを小さく抑えることができる。
入力抵抗のアンバランスを小さく抑えることにより、ホ
ール電圧のアンバランス、つまり非対称電圧を小さく抑
えることができ、電圧リニアリティが良好となる。この
場合、複数のゲート6a,6b,6c,6dは、電流電
極4a,4bとセンス電極5a,5bの何れに対して
も、対称となる位置に設ければ、一層の効果がある。
【0019】図5には、本発明の第5の実施の形態を示
す。本実施の形態は、上記図1〜図4(第1〜第4の実
施の形態)のレイアウト的・電位的な対称性を考慮した
ホール素子を、p型Si基板1と活性層領域2との間に
絶縁酸化膜8を有するSOI基板を用いて作製したもの
である。SOI基板を用いることにより、素子の基板か
らの空乏層7の伸びを抑えることができる。SOI基板
を用いる方法と、複数のゲートのレイアウト的・電位的
対称性を考慮した方法との相乗効果により、電圧リニア
リティが格段に向上する。
【0020】上述したように、各実施の形態では、ゲー
ト及びp型Si基板1からの空乏層の伸びが、電流電極
4a,4bへの入力電圧の極性に関係なく対称となるこ
とから、電流電極4a,4b間には、交流電圧入力によ
り交流電流を流入させるようにしても、交流電圧の絶対
値が同じであれば入力抵抗は一定となって、ホール電圧
のアンバランスは抑えられる。
【0021】なお、電流電極及びセンス電極の配設数
は、それぞれ2以上としてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、電流端子とセンス端子で取り囲まれた活性
層表面部に、該活性層とは逆の導電型で電流路を制限す
るための拡散層を、前記電流端子間の中心を通る直線と
前記センス端子間の中心を通る直線の交点に対し点対称
の位置に2個設けたため、オフセット電圧除去用の2個
の拡散層をレイアウト的に対称性をもって配置すること
で、電流端子への入力電圧の極性に関係なくホール電圧
のアンバランスを抑えることができて、電圧リニアリテ
ィが向上し、高精度のセンシングを行うことができ、こ
れとともに小型な素子を実現することができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、電流端子と
センス端子で取り囲まれた活性層表面部に、該活性層と
は逆の導電型で電流路を制限するための拡散層を、前記
電流端子と前記センス端子の何れに対しても対称になる
ように4個設け、さらにこれらの拡散層のうち前記電流
端子間の中心を通る直線と前記センス端子間の中心を通
る直線の交点に対し点対称の位置に当たるそれぞれ2個
の拡散層同士の電位を同電位にしたため、4個の拡散層
がレイアウト的・電位的に良好な対称性が保たれて、電
流端子への入力電圧の極性に関係なくホール電圧のアン
バランスを一層抑えることができる。これにより電圧リ
ニアリティが一層向上して高精度のセンシングを行うこ
とができる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、一方の前記
センス端子の電位を入力し、当該センス端子の電位を常
にゼロVにするように一方の前記電流端子の電位を制御
する演算増幅器を具備させたため、拡散層の電位的対称
性を損なうことなく素子を駆動することができて、確実
に高精度のセンシングを行うことができる。
【0025】請求項4記載の発明によれば、電流端子と
センス端子で取り囲まれた活性層表面部に、該活性層と
は逆の導電型で電流路を制限するための複数の拡散層
を、前記活性層表面部の中心部近傍に相互の間隔が所定
間隔以下で寄り合うように配設したため、各拡散層から
の空乏層の伸びの最大値と最小値の差、即ち、入力抵抗
のアンバランスを小さくすることができて、ホール電圧
のアンバランスを抑えることができ、電圧リニアリティ
が向上し、高精度のセンシングを行うことができる。
【0026】請求項5記載の発明によれば、前記拡散層
には、所定の電位を与えるようにしたため、電流路がよ
り確実に制限されて、オフセット電圧がより小さくな
り、一層高精度のセンシングを行うことができる。
【0027】請求項6記載の発明によれば、前記電流端
子間には、交流電圧入力により交流電流を流入させるよ
うにしたため、電流端子間に流れる電流の方向が交流の
周波数に応じて変化しても、ホール電圧のアンバランス
が抑えられて、交流入力においても高精度のセンシング
を行うことができる。
【0028】請求項7記載の発明によれば、前記半導体
基板と前記半導体活性層の間に絶縁酸化膜を設けたSO
I基板を用いて構成したため、基板側からの空乏層の伸
びが抑えられ、拡散層のレイアウト的・電位的対称性を
考慮した方法との相乗効果により、電圧リニアリティが
格段に向上して、一層高精度のセンシングを行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホール素子の第1の実施の形態を
示す平面図及び断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す平面図及び断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す平面図及び断
面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図6】従来のホール素子の平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 p型Si基板(半導体基板) 2 活性層領域 4a,4b 電流電極(電流端子) 5a,5b センス電極(センス端子) 6a〜6d ゲート(拡散層) 7 空乏層 8 絶縁酸化膜 9 演算増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、該半導体基板とは逆の
    導電型からなる半導体活性層を設け、該半導体活性層に
    対向した2以上の電流端子と該電流端子の対向方向と直
    交する方向に対向した2以上のセンス端子が配置されて
    おり、前記電流端子間の主たる電流は前記活性層表面に
    平行に流れ、磁場は前記活性層表面に対して垂直方向に
    印加されるホール素子において、前記電流端子と前記セ
    ンス端子で取り囲まれた前記活性層表面部に、該活性層
    とは逆の導電型で前記電流の電流路を制限するための拡
    散層を、前記2以上の電流端子間の中心を通る直線と前
    記2以上のセンス端子間の中心を通る直線の交点に対し
    点対称の位置に2個設けてなることを特徴とするホール
    素子。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、該半導体基板とは逆の
    導電型からなる半導体活性層を設け、該半導体活性層に
    対向した2以上の電流端子と該電流端子の対向方向と直
    交する方向に対向した2以上のセンス端子が配置されて
    おり、前記電流端子間の主たる電流は前記活性層表面に
    平行に流れ、磁場は前記活性層表面に対して垂直方向に
    印加されるホール素子において、前記電流端子と前記セ
    ンス端子で取り囲まれた前記活性層表面部に、該活性層
    とは逆の導電型で前記電流の電流路を制限するための拡
    散層を、前記電流端子と前記センス端子の何れに対して
    も対称になるように4個設け、さらにこれらの拡散層の
    うち前記2以上の電流端子間の中心を通る直線と前記2
    以上のセンス端子間の中心を通る直線の交点に対し点対
    称の位置に当たるそれぞれ2個の拡散層同士の電位を同
    電位にしてなることを特徴とするホール素子。
  3. 【請求項3】 一方の前記センス端子の電位を入力し、
    当該センス端子の電位を常にゼロVにするように一方の
    前記電流端子の電位を制御する演算増幅器を有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のホール素子。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に、該半導体基板とは逆の
    導電型からなる半導体活性層を設け、該半導体活性層に
    対向した2以上の電流端子と該電流端子の対向方向と直
    交する方向に対向した2以上のセンス端子が配置されて
    おり、前記電流端子間の主たる電流は前記活性層表面に
    平行に流れ、磁場は前記活性層表面に対して垂直方向に
    印加されるホール素子において、前記電流端子と前記セ
    ンス端子で取り囲まれた前記活性層表面部に、該活性層
    とは逆の導電型で前記電流の電流路を制限するための複
    数の拡散層を、前記活性層表面部の中心部近傍に相互の
    間隔が所定間隔以下で寄り合うように配設してなること
    を特徴とするホール素子。
  5. 【請求項5】 前記拡散層には、所定の電位を与えてな
    ることを特徴とする請求項1,3又は4記載のホール素
    子。
  6. 【請求項6】 前記電流端子間には、交流電圧入力によ
    り交流電流を流入させるように構成してなることを特徴
    とする請求項1乃至5の何れかに記載のホール素子。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板と前記半導体活性層の間
    に絶縁酸化膜を設けたSOI基板を用いて構成してなる
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のホー
    ル素子。
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WO2001074139A3 (en) * 2000-04-04 2002-09-26 Honeywell Int Inc Hall-effect element with integrated offset control and method for operating hall-effect element to reduce null offset

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WO2001074139A3 (en) * 2000-04-04 2002-09-26 Honeywell Int Inc Hall-effect element with integrated offset control and method for operating hall-effect element to reduce null offset
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