JPH1187681A - フラット・パネル形センサ - Google Patents

フラット・パネル形センサ

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JPH1187681A
JPH1187681A JP9239765A JP23976597A JPH1187681A JP H1187681 A JPH1187681 A JP H1187681A JP 9239765 A JP9239765 A JP 9239765A JP 23976597 A JP23976597 A JP 23976597A JP H1187681 A JPH1187681 A JP H1187681A
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layer
switch
flat panel
semiconductor layer
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JP9239765A
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Shiro Oikawa
四郎 及川
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良質の画像信号を得ることができ、しかも構
造・製造工程が比較的簡単なフラット・パネル形センサ
の提供を目的とする。 【解決手段】 半導体層1の一面に信号読み出し層2を
形成し、その反対の面に、アナログスイッチ30が行ご
とに並ぶ走査スイッチ層3を形成して、アナログスイッ
チ30と信号読み出しライン21との間に半導体層1が
介在する構造として、スイッチングノイズが信号読み出
しラインに乗ることを防止するとともに、半導体層1の
表裏に列電極(読み出しライン)21と行電極(ゲート
ライン)32を振り分けることで、画素間のクロストー
クを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、食品やプ
リント基板等の非破壊検査装置、医用X線撮像装置等に
用いられる2次元X線センサ、あるいは文書、画像等の
読み取り装置(イメージスキャナ)等に用いられる2次
元光センサ等の、薄型・高感度のフラット・パネル形セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】医療X線診断システムにおいて、X線像
をリアルタイムで収集する装置としてはX線像増強管
(I.I)が長期にわたって使用されてきた。
【0003】最近、これを平板型の2次元センサ(以
下、フラット・パネル形センサと称する)に置き換える
ための研究開発が進められてきている。その具体的な例
が、液晶表示パネルの構成要素である薄膜トランジスタ
(TFT)の2次元アレイを電子スイッチ素子としてフ
ラット・パネル形X線センサを構成する方法である。
【0004】このようなフラット・パネル形X線センサ
の具体的な構成は、下記の文献・公報に記載されてい
る。
【0005】文献1:MTF MEASUREMENTS WIHT HIGH RES
OLUTION a-Si:H IMAGING ARRAYS SPIE Vol.2432 p260 公報1:特開平4−212456号公報 これら文献・公報に記載されたフラット・パネル形X線
センサは、光の入射により電子・正孔対を生成する半導
体層(具体的にはフォトダイオード)を用いたもので、
単体で光強度分布の2次元光センサとして、また、フォ
トダイオードの前面側に蛍光体(シンチレータシート
等)を層状に重ねた構造の2次元X線センサとして利用
される。この蛍光体とフォトダイオードを組み合わせた
X線センサは間接変換方式として分類される。
【0006】また、特開平4−212456号公報に
は、間接変換方式のX線センサとして、フォトダイオー
ドの前面側に共通のバイアス電極が形成され、その後面
側に、各画素の1個づつに配置された電子スイッチ素子
(FET:電界効果トランジスタ)と行電極線(ゲート
ライン)及び列電極線(読み出しライン)からなる走査
スイッチ層が形成された構造の2次元X線センサが開示
されている。
【0007】一方、直接変換方式の2次元X線センサと
しては、特開平4−212458号公報に、X線の入射
により電子・正孔対を生成する半導体層(例えばドープ
トSe)を用いた構造のものが開示されている。この公
報に記載のX線センサも同様に、半導体層の前面側に共
通のバイアス電極が形成され、その後面側に電子スイッ
チ素子と電極線等からなる走査スイッチ層が形成されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな電子スイッチ(TFT)方式のフラット・パネル形
センサでは、以下のような問題が残されている。
【0009】(1)薄膜トランジスタ(TFT)の2次
元アレイを形成するためのIC製造プロセスが必要とな
るので成膜工程が多くなり、また製造設備に厳しいクリ
ーン度が要求されることから、コスト高となる。
【0010】(2)行電極線(ゲートライン)と列電極
線(信号読み出しライン)が、半導体層の同一サイド
(後面側)に極めて近接し、かつ交差した状態で配置さ
れるため、スイッチングノイズが読み出し信号電流に重
畳し、また画素間におけるクロストークが大きくなるこ
とから画質が劣化する。
【0011】(3)半導体層やTFT部との重複(干
渉)を避ける必要があるため、行電極線や列電極線を太
くすることができず、各電極線の配線抵抗が大きくな
る。
【0012】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、質の高い画像信号を得ることができるととも
に、行・列電極の抵抗値が小さくて信号収集応答速度が
速く、しかも構造・製造工程が比較的簡単なフラット・
パネル形センサの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、2次元画像をマトリクス状の画素で分解
して撮影する際に用いるフラット・パネル形センサであ
って、図1に例示するように、半導体層1の一面に、画
素の列に対応して設けられた複数の列電極21・・21か
らなる信号読み出し層2が形成され、その反対側の面に
は、画素の行に対応して設けられた行電極31・・31,
32・・32を有するアナログスイッチ30・・30が行ご
とに配置された走査スイッチ層3が形成されていること
によって特徴づけられる。
【0014】以上の構造の本発明のフラット・パネル形
センサによれば、図2の等価回路図に示すように、アナ
ログスイッチ30と信号読み出しライン(列電極21)
との間に、半導体層1が介在することになるので、その
両者間に距離があること、及び半導体層1に容量がある
ことに起因して、スイッチングノイズが信号読み出しラ
インに乗り難くなり、また信号読み出しラインとゲート
ライン(行電極31)との間のクロストークが減少す
る。従ってS/N比の優れた画像信号を得ることでき、
画質を向上させることができる。
【0015】さらに、半導体層の表裏に行電極(ゲート
ライン)と列電極(信号読み出しライン)を振り分けて
いるので、電極線の幅を広くすることができて、列・行
電極の抵抗値を低くすることが可能となる。
【0016】ここで、本発明のフラット・パネル形セン
サにおいて、半導体層を、例えばa−Se、As2 Se
3 、TlBrあるいはCd(Zn)Teなど、放射線
(X線)の入射により電子・正孔対を生成する半導体で
構成すれば、直接変換方式の2次元X線センサを構成す
ることができる。
【0017】また、半導体層として、フォトダイオード
等の光の入射により電子・正孔対を生成する半導体を用
いれば、単体で光強度分布を検出する2次元光センサを
構成することができ、さらにこの場合、蛍光体(シンチ
レータシート等)を組み合わせることで間接変換方式の
2次元X線センサを構成することができる。なお、蛍光
体としては、CsI(Tl)、CsI(Na)あるいは
蛍光スクリーン等が挙げられる。
【0018】ここで、本発明で言う「アナログスイッ
チ」とは、従来方式の電子スイッチ(TFT)とはメカ
ニズムが基本的に異なるもので、例えば図3に示すよう
なプラズマスイッチ、あるいは図7に示すような電子ビ
ームスイッチのことを指す。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面に基づいて説明する。
【0020】この実施の形態のフラット・パネル形セン
サは、X線像をマトリクス状の画素で分解して撮影する
際に用いる直接変換方式の2次元X線センサで、図1に
示すように、X線による像を電荷の画像に変換する半導
体層1、この半導体層1の前面側に設けられた信号読み
出し層2、半導体層1の後面側に設けられた走査スイッ
チ層3によって主に構成されている。
【0021】信号読み出し層2は、マトリクス状の画素
の列に対応して分割されたストライプ状パターンの複数
の列電極21・・21によって構成されており、この各列
電極21には信号読み出し回路5(図2参照)が接続さ
れている。
【0022】走査スイッチ層3は、マトリクス状の画素
の行に対応して設けられた行電極(走査線)31及び行
電極(バイアス線)32を有するプラズマスイッチ30
・・30が画素の行ごとに配置されている。また、行電極
(バイアス線)32にはバイアス電源6によって、半導
体層1への電圧設定のためのバイアス電圧Vbが印加さ
れる。(図2参照) なお、以上の構造において、半導体層1と信号読み出し
層2は、ガラス等の保持基板41上に金属材料を成膜
し、これをストライプ状にエッチングして列電極21・・
21を形成した後、a−Se等の半導体材料を、蒸着ま
たはCVD等により成膜する、という方法で作製するこ
とができる。
【0023】次に、本発明の実施の形態の動作を説明す
る。半導体層1にX線が入射すると、その入射位置・入
射エネルギに応じた電荷が半導体層1表面に発生する。
この半導体層1の表面上の電荷を、行ごとのプラズマス
イッチ30をオンとすることにより、各画素ごとに読み
出すわけであるが、本実施の形態においては、画素信号
電流が、信号読み出し層2の列電極21の各々を介して
取り出されて、図2に示すチャージセンシティブプレア
ンプ51の積分コンデンサ52に蓄えられ、積分電圧信
号として出力されて、積分スイッチ53がオンになるま
でのホールド期間にA/D変換される。
【0024】図2は本実施の形態における1画素分の等
価回路図で、この図を参照しつつ信号読み出し動作を更
に詳しく説明する。
【0025】いま、(i,j)画素がスイッチオフ(i
行のプラズマスイッチ30がオフ)になった直後から考
えると、X線が半導体層1に入射する以前は、Vbボル
トのバイアス電圧が(i,j)画素の半導体層1の両端
に印加され続ける。
【0026】半導体層1にX線が入射すると、半導体層
1内で入射量に比例する電子・正孔対が生成され、互い
に反対方向にドリフトし入射終了時には生成した電子・
正孔対数(Q)に比例する電圧降下(ΔV)が(i,
j)画素の半導体層1の両端に発生し、以後保持され
る。
【0027】ここで、電圧降下量(ΔV)と、生成した
電子・正孔対数(Q)との関係は、 Q=C・ΔV ・・・・(1) のように半導体層の画素容量(C)によって決定され
る。この電荷情報(Q)は1フレーム時間後、再びi行
目のプラズマスイッチ30がオンしている期間中に
(i,j)画素の半導体層1の両端がVbボルトに回復
する過程で読み出し回路5に流れる電流として取り出さ
れる。
【0028】次に、プラズマスイッチ30を、以下、図
面に基づいて説明する。まず、フラット・パネル形表示
装置にプラズマスイッチを用いることは、文献2「T.S.
Buzak,Digest of Technical Papers SID'90 p420(199
0)」に示されており、PALC(Plasma Addressed Liqu
id Crystal) 方式と呼ばれている。また、文献2による
と、プラズマスイッチのオン/オフ比は1010であり、
TFTよりも良い点が示されている。
【0029】さて、本実施の形態に適用するプラズマス
イッチ30は、図3に示すように、ガラス等の支持基板
42上に形成された絶縁隔壁33と、行電極(走査線=
カソード)31及び行電極(バイアス線=アノード)3
2によって構成されており、図中破線で示す部分で半導
体層1(図1参照)の表面に接している。
【0030】絶縁隔壁33は、プラズマ放電の範囲を区
切り、陰圧での膜保持の役割をするもので、この絶縁隔
壁33に囲われる領域は、走査スイッチ層3の周縁部で
の密閉構造により密閉されており、真空ベーキング処理
後、ヘリウムやネオンなどの希ガスを40mb程度の陰
圧で封入されている。なお、絶縁隔壁33の具体的な形
成方法としては圧膜印刷技術などが考えられる。
【0031】行電極(カソード)31及び行電極(アノ
ード)32はそれぞれ行方向に延びる単純な構造であ
る。なお、行電極(アノード)32は、全画素の共通の
アノード電位に保持されるので、図4に示すように、絶
縁隔壁33のベース部分に形成しておいてもよい。
【0032】そして、以上の構造において、図5に示す
ように、アノード電位に対して100V程度の大きさの
負極性パルス(走査用カソードパルス電圧)を、行電極
(カソード)31に与えることにより、図6(A)に示
すようなプラズマが生成される。ここでプラズマの性質
としてアノードを含む大部分の領域はアノードと同電位
になるので、図6(B)に示すように、スイッチオン期
間中は半導体層1の表面と行電極32が導通した状態と
なる。
【0033】なお、以上の構造のプラズマスイッチ30
では、印加パルス電圧が高いという点が懸念されるが、
本発明において、プラズマスイッチ30は列電極21と
は距離的に離れているので、信号への影響は少なくて済
む。
【0034】次に、走査スイッチ層3のアナログスイッ
チとして用いる他の方法として、電子ビームスイッチに
ついて説明する。
【0035】まず、電子ビームスイッチは、真空マイク
ロエレクトロニクス技術である電界放出冷陰極を用いる
方式であり、フラット・パネル形表示装置の分野でフィ
ールドエミッションディスプレイ(FED)と呼ばれ、
研究開発が活発である。
【0036】本実施の形態で用いる電子ビームスイッチ
130は、図7に示すように、ガラス等の支持基板14
2上に形成された絶縁隔壁133と、行電極(走査線=
ゲート電極)131及び行電極(バイアス線=冷陰極)
132によって構成されており、図中破線で示す部分で
半導体層1(図1参照)の表面に接している。
【0037】絶縁隔壁133は、画素の行間に対応して
形成されており、この絶縁隔壁133に囲われる領域
は、走査スイッチ層103の周縁部での密閉構造により
密閉され、真空状態が維持されている。
【0038】行電極(バイアス線=冷陰極)132は全
画素に共通の電極で、絶縁隔壁133と133との間の
中間位置となる部分に冷陰極Δ部(エミッタ)132a
が形成されている。
【0039】そして、以上の構造において、図8に示す
ように、全画素の共通の冷陰極電位に対して100V
(VG )程度の大きさの走査用ゲートパルス電圧を、行
方向に連続の行電極(走査線=ゲート電極)131に与
えることによって、冷陰極Δ部(エミッタ)132aの
強電界部位から半導体層1の表面に向けて電子ビームe
が放出され、スイッチオンの状態となる。このとき、電
子流は半導体層表面を、冷陰極とほぼ同電位にするまで
帯電し、それ以上は行電極(走査線=ゲート電極)13
1にリターンする。
【0040】なお、この種の電子ビームスイッチとして
は、図9に示すように、冷陰極Δ部132aを一方向
(行方向)に一様に形成した屋根型(A)、あるいは各
画素ごとに冷陰極Δ部232aを形成し、その頂部をゲ
ート電極孔231aに臨かせたスピント型(B)が挙げ
られる。
【0041】ここで、図1に示す直接変換方式の2次元
X線センサにおいて、図10に示すように、半導体層1
の後面側(走査スイッチ層側)の表面上に、マトリクス
状の画素に対応して画素電極34・・34を形成しておけ
ば、画素間におけるクロストークを更に低減することが
できる。
【0042】図11は、本発明の他の実施の形態の構造
を模式的に示す要部縦断面図である。
【0043】図11に示すフラット・パネル形センサ
は、間接変換方式の2次元X線センサで、ガラス等の支
持基板141上に蒸着等により形成された蛍光体(例え
ばCsI)110と、この蛍光体110に絶縁膜111
を挟んで形成されたフォトダイオード(半導体層)10
1を備え、そのフォトダイオード101の前面側に、光
学的に透明な列電極(例えばITO)121・・121が
形成され、また、フォトダイオード101の後面側に
は、先の実施の形態で述べたものと同様な構造の走査ス
イッチ層103が形成されている。
【0044】そして、図11に示す2次元X線センサに
おいては、X線による画像を蛍光体110によって光の
画像に変換し、その光の画像をフォトダイオード101
によって電荷の画像に変換する構造となっており、その
フォトダイオード101上の電荷を、走査スイッチ層1
03の行ごとのプラズマスイッチ(または電子ビームス
イッチ)をオンとすることにより、透明の列電極121
から各画素ごとに取り出すように構成されている。
【0045】ここで、図11に示す間接変換方式の2次
元X線センサにおいて、図12に示すように、フォトダ
イオード層101の後面側(走査スイッチ層側)の表面
上に、マトリクス状の画素に対応して画素電極(p層ま
たはn層)134・・134を形成しておけば、画素間に
おけるクロストークを更に低減することができる。
【0046】なお、以上の実施の形態では、走査スイッ
チ層3の行電極(バイアス線)にバイアス電源を接続し
て各画素のバイアス電圧を印加する構造としているが、
このほか、図13の等価回路図に示すように、信号読み
出し回路5側にバイアス電源6を接続するという形態を
採ることもできる。
【0047】また、各画素にバイアス電圧を印加する他
の方法として、半導体層による画素容量に対して並列と
なる蓄積容量を付加し、その蓄積容量により半導体層の
表面側を、画素ごとに特定電位に接続するという方法も
考えられる。この場合、先の式(1)の容量は画素容量
と蓄積容量の和となる。
【0048】以上の実施の形態において、信号読み出し
層2の列電極21・・21をパネル中心線(列電極21と
直交する線)で2分割しておけば、1本の列電極21が
受け持つ画素列数を略半分とすることができ、これによ
り各データにおけるライン容量が半減する結果、ノイズ
を更に低減化できるという効果を達成できる。なお、こ
のような分割は、走査スイッチング層3についても同様
なことが言える。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラット
・パネル形センサによれば、半導体層の一面に信号読み
出し層を形成し、その反対側の面に、アナログスイッチ
が行ごとに並ぶ走査スイッチ層を形成して、アナログス
イッチと信号読み出しラインとの間に半導体層が介在す
る構造としたから、スイッチングノイズを拾わずに信号
電流のS/N比が向上する。しかも半導体層の表裏に行
電極(ゲートライン)と列電極(信号読み出しライン)
を振り分けているので、行電極と列電極との交差距離が
従来に比して100倍以上となりクロストークが減少す
るとともに、行電極の低抵抗化と、列電極の低抵抗化・
低容量化を実現できる結果、質の高いX線画像信号を得
ることができる。
【0050】さらに、TFTの製作ためのIC製造プロ
セスが不要で、比較的簡単な工程で製造できるので、上
記した特徴をもつフラット・パネル形センサを安価で提
供できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構造を模式的に示す図
【図2】本発明の実施の形態の1画素分の等価回路図
【図3】本発明の実施の形態に適用するプラズマスイッ
チの構造を模式的に示す図
【図4】プラズマスイッチの他の構造例を模式的に示す
【図5】図3に示すプラズマスイッチの動作を示すタイ
ムチャート
【図6】図3に示すプラズマスイッチの動作を示す模式
【図7】本発明の実施の形態に適用する電子ビームスイ
ッチの構造を模式的に示す図
【図8】図7に示す電子ビームスイッチの動作を示すタ
イムチャート
【図9】電子ビームスイッチの構造例を模式的に示す要
部斜視図
【図10】図1に示す実施の形態の変形例の模式図
【図11】本発明の他の実施の形態の構造を模式的に示
す要部縦断面図
【図12】図11に示す実施の形態の変形例の模式図
【図13】本発明の更に別の実施の形態の1画素分の等
価回路図
【符号の説明】
1 半導体層 2 信号読み出し層 21 列電極 3 走査スイッチ層 30 プラズマスイッチ 31 行電極(走査線) 32 行電極(バイアス線) 33 隔壁 130 電子ビームスイッチ 131 行電極(走査線) 132 行電極(バイアス線) 133 絶縁隔壁 5 信号読み出し回路 51 チャージセンシティブプレアンプ 52 積分コンデンサ 101 フォトダイオード 121 列電極 103 走査スイッチ層 110 蛍光体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元画像をマトリクス状の画素で分解
    して撮影するのに用いられるフラット・パネル形センサ
    において、 半導体層の一面に、画素の列に対応して設けられた複数
    の列電極からなる信号読み出し層が形成され、その反対
    側の面には、画素の行に対応して設けられた行電極を有
    するアナログスイッチが行ごとに配置された走査スイッ
    チ層が形成されていることを特徴とするフラット・パネ
    ル形センサ。
  2. 【請求項2】 上記半導体層が、X線の入射により電子
    ・正孔対を生成する半導体によって構成されていること
    を特徴とする、請求項1に記載のフラット・パネル形セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 上記半導体層が、光の入射により電子・
    正孔対を生成する半導体によって構成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載のフラット・パネル形セン
    サ。
  4. 【請求項4】 上記走査スイッチ層のアナログスイッチ
    が、プラズマスイッチであることを特徴とする、請求項
    1、2または3に記載のフラット・パネル形センサ。
  5. 【請求項5】 上記走査スイッチ層のアナログスイッチ
    が、電子ビームスイッチであることを特徴とする、請求
    項1、2または3に記載のフラット・パネル形センサ。
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