JPH118652A - 優先度調停方法および装置 - Google Patents

優先度調停方法および装置

Info

Publication number
JPH118652A
JPH118652A JP15977697A JP15977697A JPH118652A JP H118652 A JPH118652 A JP H118652A JP 15977697 A JP15977697 A JP 15977697A JP 15977697 A JP15977697 A JP 15977697A JP H118652 A JPH118652 A JP H118652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
priority
request
arbitration
circuit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15977697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3039451B2 (ja
Inventor
Akio Otani
明雄 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP15977697A priority Critical patent/JP3039451B2/ja
Publication of JPH118652A publication Critical patent/JPH118652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3039451B2 publication Critical patent/JP3039451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答の高速性と転送効率の向上を計り、回線
を流れる転送パケットの制御情報を認識して、高速な動
的優先度処理を行う優先度調停装置を提供する。 【解決手段】 要求処理回路201〜20nは各回線10
1〜10nのパケットから優先コードを抽出して優先度信
号221〜22nを抽出して対応する優先度解析回路30
1〜30nへ送る。優先度解析回路301〜30nは優先度
コード信号221〜22nを解析して、優先度信号31〜
34のうち対応する優先度の信号をアクティブにする。
動的優先度再構成・調停回路40は各優先度解析回路3
1〜30nからの優先度信号を受けて、優先度を動的に
再構成し、調停する。長期保留者監視回路50は要求処
理回路201〜20nからの処理要求が長期保留にあるこ
とを検出すると、動的優先度再構成・調停回路40に高
位の優先度を持つ調停権で処理要求を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調停装置に関し、特
に通信回線の転送処理装置における優先度調停装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の調停回路は、通信システ
ムにおいて、通信の確実な転送サービスと適確な応答を
目的として用いられている。
【0003】たとえば、特開平5−61818号公報に
は、要求装置からの要求信号の出力回数を計数する手段
を各要求装置毎に設け、この計数結果により各要求装置
毎の優先順位を動的に設定し、要求装置から要求信号が
出された時点の優先順位で要求受け付けを行い、各要求
装置の要求頻度に応じて要求受け付けの優先順位を変化
させる技術が記載されている。また、特開平7−139
25号公報には、バス獲得信号生成用の回路として周期
の異なるクロックが入力されている少なくとも2個のフ
リップフロップ回路を設け、そのフリップフロップ回路
の出力をANDゲートを介して他のフリップフロップ回
路のデータ入力端子に接続し、バス獲得優先順位が時分
割で可変になる技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、時間
軸で転送効率が多種多様に変化する転送特性を有する回
線を収容する装置では、高速な応答と最適な転送効率の
両者を確保するのは困難なことである。その理由は、調
停回路に接続されたポート自体で固定優先または回転優
先が決まり、時間軸上で変動するデータの転送形態に応
じた優先度に追従できていないことである。これは、転
送パケット自身の制御情報が認識されていないためであ
る。
【0005】第2の問題点は、要求調停に関し優先を固
定する方式では、低位に割り当てられた装置の応答性が
非常に悪くなるということである。接続ポートで優先度
が固定的に決まってしまうため、3台以上の装置の調停
に適用することができない。その理由は、高位優先の2
台の装置に高負荷がかかっていると両者間で調停権奪い
合いが発生することにある。その間下位優先の装置から
の調停要求が上がってきても、受け付けできない状態に
陥る。
【0006】第3の問題点は、要求優先度を調停のつど
循環させる機会均等を計る方式では、接続する装置が多
くなると、高速性が低下するということである。転送速
度の異なる多くの装置の調停に適用することができな
い。その理由は、バーストの様に短期間にデータ転送が
集中する転送形態では、一つの転送のつど優先度が変わ
るため、最速の連続した転送を行わなければならないの
に、その間に循環により優先度の高くなった他の複数の
装置の転送が介入するので、本来の高速性を維持できな
いからである。
【0007】第4の問題点は、要求アクセスの実績の多
い装置ほどより高位の優先度を与える動的方式では、ア
クセス実績の少ない装置ほど低位となり、応答性が悪化
するということである。アクセス数は少ないが応答性を
要求される装置の調停に適用することができない。その
理由は、通常のアクセスは少ないが、高速の応答を求め
る要求が発生しても、アクセス数の多い高位の装置に調
停権が使用されているため、調停権が回って来ないから
である。これは、アクセス数がある一定の実績数に達し
ないと優先度が変更できないためである。
【0008】第5の問題点は、調停回路に異なる位相と
異なる周期のクロックを用いて時分割で優先順位を可変
とする方式は、遅いクロックを持つ調停部に接続された
装置の応答性が悪化するということである。その理由
は、周波数の最も高いクロックを持つ調停部に接続され
た要求装置に多くの高い優先順位が集中するからであ
る。
【0009】本発明の目的は、応答の高速性と転送効率
の向上を計った優先度調停方法および装置を提供するこ
とにある。
【0010】本発明の他の目的は、回線を流れる転送パ
ケットの制御情報を認識して、高速な動的優先度処理を
行う優先度調停方法および装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の優先度調停方法
は、回線から受信したパケット情報に含まれる優先度成
分を抽出して、適応する優先度を判断して調停要求を行
う。
【0012】本発明の実施態様によれば、パケット受信
毎に動的に優先度の再構成を行う。本発明の実施態様に
よれば、長期保留の要求元を検出すると、該要求元の高
位の優先度への移行を行う。
【0013】本発明の優先度調停方法は、各回線からの
パケットを各回線毎に受信し、優先度コード情報を抽出
して、該優先度コード情報でパケットデータ転送の許可
を要求する段階と、各回線毎に前記優先度コード情報を
解析してこれを優先度に変換し、パケットデータ転送の
許可を要求する段階と、各回線からのパケットデータ転
送の許可要求に対して優先度の高い順に要求許可を要求
元へ送り、同じ優先度の回線が複数存在する場合には回
転優先で要求許可の回線を決定し、該回線の要求元へ要
求許可を送る段階を有する。
【0014】本発明の実施態様によれば、パケットデー
タ転送の許可要求に対して要求許可が長期間経っても送
られない長期保留要求元が1つあればその要求元に他の
要求元に優先して要求許可を送り、前記長期保留要求元
が複数あれば、それらの中から固定優先で要求許可の回
線を決定し、該回線の要求元へ他の要求元に優先して要
求許可を送る段階をさらに有する。
【0015】本発明の優先度調停装置は、各回線毎に設
けられ、対応する回線からパケットを受信すると、該パ
ケットから優先度コード成分を抽出して優先度コード信
号として出力しパケットデータ転送の許可要求を行い、
要求許可信号を受けとると、前記許可要求を停止する要
求処理回路と、各要求処理回路毎に設けられ、対応する
要求処理回路からの優先度コード信号を受け取ると、該
優先度コード信号が示す優先度の優先度信号を出力し、
要求許可信号を受け取ると、対応する要求処理回路へ要
求許可信号を出力する優先度解析回路と、前記各優先度
解析回路からの優先度信号を収容して、これらを優先度
別に分離し、その後優先度調停処理を行い、要求許可信
号を該当の優先度解析回路に返送する動的優先度再構成
・調停回路を有する。
【0016】本発明の実施態様によれば、前記各要求処
理回路からの許可要求を監視し、該許可要求に対して要
求許可が長時間経っても送られない要求元があれば、該
要求元の優先度を他の要求元よりも高くして前記動的優
先度再構成・調停回路に対して調停要求を行い、該調停
要求に対して要求許可が前記動的優先度再構成・調停回
路から返送されてくれば、これを要求元の要求処理回路
へ送る長期保留利用監視回路をさらに有する。
【0017】本発明の実施態様によれば、動的優先度再
構成・調停回路は、前記各優先度解析回路からの優先度
信号を収容して、これらを優先度に応じて分類し、優先
度毎に優先度調停要求信号を出力し、要求許可信号を受
けとると、対応する要求処理回路へ要求許可信号を出力
する動的再構成回路と、各優先度毎に設けられ、前記動
的再構成回路から当該優先度の優先度調停要求信号を受
けて、これをまとめて調停要求信号として出力し、要求
許可信号が配送されてくると、回転優先処理を行い、選
択された回線に対応の要求許可信号を前記動的再構成回
路に出力する回転優先回路と、各回転優先回路からの調
停要求信号群と前記長期保留利用者監視回路からの調停
要求信号群を受け、通常は前記回転優先回路からの調停
要求信号群のうち最も優先度の高い調停要求信号を選択
し、選択された調停要求信号に対応する要求許可信号を
対応する回転優先回路へ出力し、回転優先回路からの調
停要求信号群と長期保留利用者管理回路からの調停要求
信号群が競合したとき、後者の調停要求信号群のうち最
も優先度の高い調停要求信号に対応する要求許可信号を
出力する固定優先調停回路を含む。
【0018】本発明の実施態様によれば、長期保留利用
者監視回路は、各要求処理回線毎に設けられ、当該要求
処理回路から許可要求を受けとると計数可能状態にな
り、前記固定優先調停回路が要求許可信号の出力ととも
に出力する応答確認許可信号を受けとる毎に計数を行な
い、所定値に達すると、優先度調停要求信号を前記固定
優先調停回路へ出力するカウンタと、各要求処理回路毎
に設けられ、要求許可を受信中に前記固定優先調停回路
から選択された要求許可信号が出力されると、対応する
要求処理回路へ要求許可信号を返送するゲート回路を含
む。
【0019】回線に流れるパケット情報の制御部から優
先度を読み取り、処理要求を行うことにより、回線の物
理的な接続ポートに依存せずにパケット情報に基づい
た、最適で、転送効率の良い優先調停処理を行うことが
できる。
【0020】また、長期保留の要求者を監視し、高位の
優先度に変更することにより確実な処理の受け付けとサ
ービスを行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態の優先度調停装
置の構成図である。
【0023】本実施形態の優先度調停装置は要求処理回
路201、202、…、20nと優先度解析回路301、3
2、…、30nと動的優先度再構成・調停回路40と長
期保留利用者監視回路50で構成されている。
【0024】要求処理回路201〜20nは回線111
11nからパケット101〜10nを受信すると、パケッ
ト101〜10nから優先度コード要素PCi(i=1〜
n)を抽出して、優先度コード信号221〜22nとして
バス使用要求信号211〜21nとでパケットデータの転
送の許可を要求する。また、要求処理回路201〜20n
は優先度解析回路301〜30nからバス使用要求許可信
号231〜23nまたは長期保留利用者監視回路50から
のバス使用要求許可信号511〜51nを受け取ると、自
分に転送順番がまわってきたことを認識し、送出中の優
先度コード信号221〜22nとバス使用要求信号211
〜21nの出力を停止し、その後パケットデータの転送
に入る。
【0025】優先度解析回路301〜30nは要求処理回
路201〜20nからバス使用要求信号211〜21nと優
先度コード信号221〜22nを受け取ると、優先度コー
ド信号221〜22nを解析し、優先度信号311〜3
1、312〜342、…、31n〜34n(ここで、優先
度信号311〜31nは優先度1、優先度信号321〜3
nは優先度2、優先度信号331〜33nは優先度3、
優先度信号341〜34nは優先度4を示し、優先度1が
最も高く、優先度4が最も低い)のうち、優先度コード
信号221〜22nが示す優先度の優先度信号をアクティ
ブにする。また、優先度解析回路301〜30nは動的優
先度再構成・調停回路40からバス使用許可信号351
〜35nを取得すると、要求元の要求処理回路201〜2
nへバス使用要求許可信号231〜23nを出力する。
【0026】動的優先度再構成・調停回路40は、各回
線111〜11nに対応した優先度解析回路301〜30n
からの優先度信号311、321、331、341〜3
n、32n、33n、34nを収容してこれらを優先度別
に分類し、その後優先度調停処理を行い、バス使用要求
許可信号351〜35nを該当の優先度解析回路301
30nへ返送すると共に長期保留利用者監視回路50へ
応答確認許可信号48を出力する。また、長期保留利用
者監視回路50からの優先度調停要求信号411〜41n
が受信されていると、優先度信号311、321、3
1、341〜31n、32n、33n、34nが示す優先度
よりも更に高い優先度調停処理が行われ、調停許可応答
確認信号421、422、…、42nがそれぞれの優先度
調停処理に応じて長期保留利用者監視回路50に返送さ
れる。
【0027】長期保留利用者監視回路50は各要求処理
回路201〜20nからのバス使用要求信号211〜21n
を監視しており、バス使用要求信号211〜21nがある
一定の期間(調停保留回数)を越えると高位の優先度調
停要求を該当する優先度調停要求信号411〜41nで動
的優先度再構成・調停回路40へ出力し、動的優先度再
構成・調停回路40から調停許可応答確認信号421
42nを取得すると、該当する要求処理回路201〜20
nへ該当するバス使用要求許可信号511〜51nを返送
する。長期保留利用者監視回路50内での調停保留回数
は動的優先度再構成・調停回路40から出力される応答
確認許可信号48を元に計数している。
【0028】図2は、動的優先度再構成・調停回路40
の構成例を示すブロック図である。動的優先度再構成・
調停回路40は動的再構成回路70と回転優先回路80
1〜804と固定優先調停回路90で構成されている。
【0029】動的再構成回路70は、各回線111〜1
nに対応した優先度信号311、321、331、3
1、…、31n、32n、33n、34nを収容してお
り、優先度信号311〜31nの優先度が最も高く、優先
度信号341〜34nの優先度が最も低くなる構成となっ
ている。
【0030】動的再構成回路70は、優先度に応じて優
先度信号を分類し、優先度1のグループとして優先度信
号311〜31nを、優先度2のグループとして優先度信
号321〜32nを、優先度3のグループとして優先度信
号331〜33nを、優先度4のグループとして優先度信
号341〜34nを出力する。また、それぞれの優先度信
号に応じた要求許可信号として、優先度グループ1とし
て要求許可信号3511〜351n、優先度グループ2とし
て要求許可信号3521〜352n、優先度グループ3とし
て要求許可信号3531〜353n、優先度グループ4とし
て要求許可信号3541〜354nを有している。これら要
求許可信号を受け取ると、該当の回線に対応するバス使
用要求許可信号351〜35nを要求処理回路201〜2
nへ出力する。
【0031】回転優先回路804〜801はそれぞれ、動
的再構成回路70からの優先度毎の優先度信号341
34n、331〜33n、321〜32n、311〜31n
受けて各優先度のグループ毎に処理要求をまとめ、固定
優先調停回路90へ優先度調停要求信号364〜361
して出力する。固定優先調停回路90から要求許可信号
374〜371が出力されて来ると、回転優先回路804
〜801は回転優先処理(転送処理の終了毎に優先順が
回転する)を行い、選択された回線に対応するバス使用
要求許可信号354〜351を動的再構成回路70へ出力
する。
【0032】固定優先調停回路90は、各回転優先回路
801〜804からの優先度調停要求信号361〜364
長期保留利用者監視回路50からの優先度調停要求信号
41 1〜41nを受けている。通常は、優先度調停要求信
号361〜364の中で優先度が最も高いものが選ばれ、
選ばれた優先度調停要求信号361〜364に対応する応
答確認信号371〜374が対応する回転優先回路801
〜804へ出力される。この時、応答確認許可信号48
が一緒に出力される。優先度調停要求信号411〜41n
は優先度調停要求信号361〜36nよりも高位に設定さ
れているので、優先度調停要求信号361〜364と優先
度調停要求信号411〜41nが競合したときは、優先度
調停要求信号411〜41nのうち1つが優先度調停処理
により選択される。要求許可信号371〜374のうち選
択された優先度調停要求信号に対応する要求許可信号が
出力される。
【0033】図3は長期保留利用者監視回路50の構成
例を示すブロック図である。長期保留利用者監視回路5
0はAND回路1101〜110nとカウンタ1201
120nで構成されている。
【0034】カウンタ1201〜120nは、要求処理回
路201〜20nで保留されているバス使用要求信号21
1〜21nを受けると計数可能な状態となり、固定優先調
停回路90からの応答確認許可信号48を受け取る毎に
計数を行い、計数値が所定値に達すると優先度調停要求
信号411〜41nを出力する。AND回路1101〜1
10nは、バス使用要求信号211〜21nの受信中に固
定優先調停回路90から選択された許可応答確認信号4
1〜42nが出力されて来ると、対応する要求処理回路
201〜20nへバス使用要求許可信号511〜51nを返
送する。
【0035】次に、本実施形態の動作を図4と図5を参
照して説明する。
【0036】回線111〜11nからのパケット情報10
1〜10nは各要求処理回路201〜20nで受信されてい
る。各要求処理回路201〜20nはパケット情報の受信
が検出されると、パケット内の制御部分から優先度成分
PCを抽出した優先度コード信号221〜22nと共にバ
ス使用要求信号211〜21nで優先度解析回路30 1
30nへパケットデータの転送を要求する(ステップ2
01)。このとき長期保留利用者監視回路50はこのバ
ス使用要求信号211〜21nを監視している(ステップ
202)。
【0037】優先度解析回路301〜30nは、優先度コ
ード信号221〜22nで指定された優先度での処理要求
を動的優先度再構成・調停回路40に対して行う(ステ
ップ203)。
【0038】図4を参照すると、複数の回線(ここでは
回線111、回線11iとして説明する)からのパケット
情報があると、優先度解析回路301は、優先度コード
信号221を解析し例えば優先度3として優先度信号3
1で、動的優先度再構成・調停回路40へ調停要求を
行う(ステップ203)。一方、回線11iに対応する
優先度解析回路30i(図示せず)は、優先度j(jは
4、3、2、1のうちのいずれか)として動的優先度再
構成・調停回路40へ調停要求を行う。動的優先度再構
成・調停回路40は各優先度毎のグループ化と調停処理
を行う(ステップ204)。
【0039】調停は時刻t0において固定優先調停回路
90で行われ、ここで優先度jが1であれば、最高の優
先度として、要求許可信号371(図2を参照)が選択
され(ステップ206〜208)、続いて配下の回転優
先回路801で優先度1内の優先処理が回転方式で行わ
れる(ステップ209、210)。この例では回線11
i対応のバス使用許可信号354iが出力され、優先度解
析回路30iへバス使用許可信号35iが出力される。
【0040】優先度解析回路30iは、配下の要求処理
回路20iへバス使用要求許可信号23iを返送する(ス
テップ210)。バス使用要求許可信号23iを取得し
た要求処理回路20iは送出中のバス使用要求信号21i
と優先度コード信号22iの出力を時刻t1で取り下げ、
解放すると共に回線11iからのパケット情報の転送を
開始する。
【0041】転送が終了すると、時刻t2で次の調停処
理が可能となる。この時要求者の中で、保留されていた
優先度2の優先度調停要求信号362が最高位にあれ
ば、要求許可信号372が選択される。続いて回転優先
回路802で優先度2内の優先処理が回転方式で行わ
れ、回線111対応の要求許可信号3521をアクティブ
にし、優先度解析回路301へバス使用許可信号351
出力する(ステップ209)。要求許可信号351を取
得した優先度解析回路301は、配下の要求処理回路2
1へバス使用要求許可信号231を渡す(ステップ21
0)。
【0042】バス使用要求許可信号231を取得した要
求処理回路201は送出中のバス使用要求信号211と優
先度コード信号221を時刻t3で取り下げ、解放すると
共に回線101からのパケット情報の転送を開始する
(ステップ213)。
【0043】他の回線からより高位の優先度が続々相次
いで発生し、回線101対応の優先度2にある優先度調
停要求信号361が長期間低い状態として続くと、保留
状態にある要求処理回路201からのバス使用要求信号
211が長期保留利用者監視回路50で監視される(ス
テップ207)。
【0044】調停動作の都度、動的優先度再構成・調停
回路40から出力される応答確認許可信号48を、長期
保留利用者監視回路50はカウンタ1201〜120n
て計数している。カウンタ1201〜120nの計数値が
所定値に達すると、長期保留者として優先度調停要求信
号411で、動的優先度再構成・調停回路40へ調停を
要求する。
【0045】長期保留者がいると(ステップ207)、
長期保留者の要求が通常の要求者よりも高位にあるので
優先度調停要求信号411が選択され、応答として調停
許可応答確認信号421が長期保留利用者監視回路50
へ配給される。
【0046】調停許可応答確認信号421を受けた長期
保留利用者監視回路50は、許可応答確認信号511
要求処理回路201へ渡す(ステップ211、21
2)。許可応答確認信号511を取得した要求処理回路
201は、要求中のバス使用要求信号211、優先度コー
ド信号22iを取り下げ、解放すると同時にパケット情
報の転送を開始する(ステップ213)。
【0047】本実施形態では、接続ポートの固定優先、
あるいは回転優先と言う物理的なポートの優先属性に依
存しないで、回線から受け取るパケット内の制御情報に
基づき、受信するパケット毎に優先度を動的に再構成で
きるため、転送形態に適応する優先度で最適な高速応答
を可能とする転送が行える。
【0048】また、固定優先方式では下位者の長期保
留、回転優先では循環待ちによる応答効率が悪いと言う
問題が従来あったが、本実施形態によれば応答性と転送
処理を大幅に短縮できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、下記のよ
うな効果がある。
【0050】パケット情報内に含まれる優先度成分を抽
出して、パケットの受信の毎に、優先度を再構成してい
るため、受信したパケット情報に適応した、最適な優先
処理で効率の良い転送処理ができる。また、長期保留者
を監視し、検出したら、高位の優先度へ変更させるた
め、長期保留者の処理遅れが軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の優先度調停装置の構成図
である。
【図2】動的優先度再構成・調停回路40の構成図であ
る。
【図3】長期保留者監視回路50の構成図である。
【図4】本実施形態の動作を説明するタイミング図であ
る。
【図5】本実施形態の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101〜10n パケット 111〜11n 回線 201〜20n 要求処理回路 211〜21n バス使用要求信号 221〜22n 優先度コード信号 231〜23n バス使用要求許可信号 301〜30n 優先度解析回路 311〜31n、321〜32n、331〜33n、341
34n 優先度信号 351〜35n バス使用許可信号 361〜364 優先度調停要求信号 371〜374 要求許可信号 40 動的優先度再構成・調停回路 411〜41n 優先度調停要求信号 421〜42n 調停許可応答確認信号 48 応答確認許可信号 50 長期保留利用者監視回路 511〜51n 応答確認信号 70 動的再構成回路 801〜804 回転優先回路 90 固定優先調停回路 1101〜110n AND回路 1201〜120n カウンタ 2011〜201n ステップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線から受信したパケット情報に含まれ
    る優先度成分を抽出して、適応する優先度を判断して調
    停要求を行う優先度調停方法。
  2. 【請求項2】 パケット受信毎に、動的に優先度の再構
    成を行う請求項1記載の優先度調停方法。
  3. 【請求項3】 長期保留の要求元を検出すると、該要求
    元の優先度の高位の優先度への移行を行う請求項1また
    は2記載の優先度調停方法。
  4. 【請求項4】 各回線からのパケットを各回線毎に受信
    し、優先度コード情報を抽出して、該優先度コード情報
    でパケットデータ転送の許可を要求する段階と、 各回線毎に前記優先度コード情報を解析してこれを優先
    度に変換し、パケットデータ転送の許可を要求する段階
    と、 各回線からのパケットデータ転送の許可要求に対して優
    先度の高い順に要求許可を要求元へ送り、同じ優先度の
    回線が複数存在する場合には回転優先で要求許可の回線
    を決定し、該回線の要求元へ要求許可を送る段階を有す
    る優先度調停方法。
  5. 【請求項5】 パケットデータ転送の許可要求に対して
    要求許可が長期間経っても送られない長期保留要求元が
    1つあればその要求元に他の要求元に優先して要求許可
    を送り、前記長期保留要求元が複数あれば、それらの中
    から固定優先で要求許可の回線を決定し、該回線の要求
    元へ他の要求元に優先して要求許可を送る段階をさらに
    有する、請求項4記載の優先度調停方法。
  6. 【請求項6】 各回線毎に設けられ、対応する回線から
    パケットを受信すると、該パケットから優先度コード成
    分を抽出して優先度コード信号として出力しパケットデ
    ータ転送の許可要求を行い、要求許可信号を受けとる
    と、前記許可要求を停止する要求処理回路と、 各要求処理回路毎に設けられ、対応する要求処理回路か
    らの優先度コード信号を受け取ると、該優先度コード信
    号が示す優先度の優先度信号を出力し、要求許可信号を
    受け取ると、対応する要求処理回路へ該要求許可信号を
    出力する優先度解析回路と、 前記各優先度解析回路からの優先度信号を収容して、こ
    れらを優先度別に分類し、その後優先度調停処理を行
    い、要求許可信号を該当の優先度解析回路に返送する動
    的優先度再構成・調停回路を有する優先度調停装置。
  7. 【請求項7】 前記各要求処理回路からの許可要求を監
    視し、該許可要求に対して要求許可が長時間経っても送
    られない要求元があれば、該要求元の優先度を他の要求
    元よりも高くして前記動的優先度再構成・調停回路に対
    して調停要求を行い、該調停要求に対して要求許可が前
    記動的優先度再構成・調停回路から返送されてくれば、
    これを要求元の要求処理回路へ送る長期保留利用者監視
    回路をさらに有する、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記動的優先度再構成・調停回路は、前
    記各優先度解析回路からの優先度信号を収容して、これ
    らを優先度に応じて分類し、優先度毎に優先度調停要求
    信号を出力し、要求許可信号を受けとると、対応する要
    求処理回路へ要求許可信号を出力する動的再構成回路
    と、各優先度毎に設けられ、前記動的再構成回路から当
    該優先度の優先度調停要求信号を受けて、これをまとめ
    て調停要求信号として出力し、要求許可信号が配送され
    てくると、回転優先処理を行い、選択された回線に対応
    する要求許可信号を前記動的再構成回路に出力する回転
    優先回路と、各回転優先回路からの調停要求信号群と前
    記長期保留利用者監視回路からの調停要求信号群を受
    け、通常は前記回転優先回路からの調停要求信号群のう
    ち最も優先度の高い調停要求信号を選択し、選択された
    調停要求信号に対応する要求許可信号を対応する前記回
    転優先回路へ出力し、前記回転優先回路からの調停要求
    信号群と前記長期保留利用者監視回路からの調停要求信
    号群が競合したとき、後者の調停要求信号群のうち最も
    優先度の高い調停要求信号に対応する要求許可信号を出
    力する固定優先調停回路を含む、請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記長期保留利用者監視回路は、各要求
    処理回路毎に設けられ、当該要求処理回路から許可要求
    を受けとると計数可能状態になり、前記固定優先調停回
    路が要求許可信号の出力とともに出力する応答確認許可
    信号を受けとる毎に計数を行ない、所定値に達すると、
    優先度調停要求信号を前記固定優先調停回路へ出力する
    カウンタと、各要求処理回路毎に設けられ、許可要求を
    受信中に前記固定優先調停回路から選択された要求許可
    信号が出力されると、対応する要求処理回路へ要求許可
    信号を返送するゲート回路を含む、請求項7記載の装
    置。
JP15977697A 1997-06-17 1997-06-17 優先度調停装置 Expired - Fee Related JP3039451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15977697A JP3039451B2 (ja) 1997-06-17 1997-06-17 優先度調停装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15977697A JP3039451B2 (ja) 1997-06-17 1997-06-17 優先度調停装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH118652A true JPH118652A (ja) 1999-01-12
JP3039451B2 JP3039451B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=15701024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15977697A Expired - Fee Related JP3039451B2 (ja) 1997-06-17 1997-06-17 優先度調停装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3039451B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351821A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Mitsubishi Electric Corp 調停制御方法および回路
US6882655B1 (en) 1999-05-13 2005-04-19 Nec Corporation Switch and input port thereof
US6901074B1 (en) 1998-12-03 2005-05-31 Secretary Of Agency Of Industrial Science And Technology Communication method and communications system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6901074B1 (en) 1998-12-03 2005-05-31 Secretary Of Agency Of Industrial Science And Technology Communication method and communications system
US6882655B1 (en) 1999-05-13 2005-04-19 Nec Corporation Switch and input port thereof
JP2002351821A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Mitsubishi Electric Corp 調停制御方法および回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3039451B2 (ja) 2000-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5787264A (en) Method and apparatus for arbitrating access to a shared bus
US7113488B2 (en) Reconfigurable circular bus
US7143219B1 (en) Multilevel fair priority round robin arbiter
US6976109B2 (en) Multi-level and multi-resolution bus arbitration
EP2515232B1 (en) Priority level arbitration method and device
US20020159474A1 (en) On-chip inter-subsystem communication including concurrent data traffic routing
EP1170669A1 (en) Arbitration method and circuit architecture therefor
JPH0740250B2 (ja) データ・バスへのアクセスを制御する装置
KR100252752B1 (ko) 다단계 제어 버스 중재장치
JPH0594409A (ja) バス調停システム
EP1678620B1 (en) Scheduling memory access between a plurality of processors
JPH09259078A (ja) 分散直列仲裁システム
WO2004109438A2 (en) Bus bandwidth control system
US20040156323A1 (en) Bit slice arbiter
US20030229743A1 (en) Methods and structure for improved fairness bus arbitration
US7054970B2 (en) Bus arbiter for integrated circuit systems
US20040193767A1 (en) Method and apparatus for bus access allocation
US5867670A (en) Self-control type bus arbitration circuit and arbitration method therefor
US7698485B2 (en) Round-robin bus protocol
JP3039451B2 (ja) 優先度調停装置
KR100236948B1 (ko) 셀 버스 조정 장치 및 방법
US6571306B1 (en) Bus request mechanism for bus master which is parked on a shared bus
US6889283B2 (en) Method and system to promote arbitration priority in a buffer queue
CN111026699B (zh) 基于环形总线的多核网络通信方法、装置及系统
CN108259382A (zh) 3×256优先级调度电路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080303

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees