JPH1186151A - 侵入監視装置、侵入センサ点検方法及び侵入監視システム - Google Patents

侵入監視装置、侵入センサ点検方法及び侵入監視システム

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JPH1186151A
JPH1186151A JP9243236A JP24323697A JPH1186151A JP H1186151 A JPH1186151 A JP H1186151A JP 9243236 A JP9243236 A JP 9243236A JP 24323697 A JP24323697 A JP 24323697A JP H1186151 A JPH1186151 A JP H1186151A
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Tetsuro Nozaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警備を解除している間に侵入センサに異常が
生じた場合、点検を行うことなく警備を開始してしまう
と同侵入センサが正常に作動しない期間が生じ、有効に
警備を行うことができない。 【解決手段】 利用者が警備を開始させるとき、警備端
末システム10は点検操作でマグネットセンサ20に異
常がないことを確認して警備状態を開始し、正常に作動
する同マグネットセンサ20に侵入の有無を検出させ、
同侵入の有無を監視することができるため、有効に警備
を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、侵入監視装置、侵
入センサ点検方法及び侵入監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の侵入監視装置として、特開平3−
177996号公報に開示された侵入監視装置が知られ
ている。侵入監視装置100は、図6に示すように、侵
入等の異常発生時に警報信号を出力する侵入センサ20
0と、テスト信号を出力して侵入センサ200に疑似異
常を発生させるとともに同侵入センサ200から出力さ
れた警報信号を入力する端末制御装置300と、操作ボ
タンを備えるとともに同操作ボタンの押下状況に応じて
端末制御装置300にテスト信号を出力させる侵入セン
サ点検盤400と、上記警報信号に基づく警報を端末制
御装置300から受信して侵入センサ200が正常か否
かを検出する監視局500を備えている。
【0003】かかる構成により、利用者が侵入監視装置
100の点検を行う場合、操作ボタンを押し下げて端末
制御装置300にテスト信号を出力させると、同テスト
信号に基づいて発生した疑似異常によって侵入センサ2
00から警報信号が出力される。すると、監視局500
では、同警報信号に基づいて受信された警報により侵入
センサ100が正常か否かを検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の侵入監
視装置においては、次のような課題があった。侵入監視
装置100は、夜間等で警備が必要な場合には上述した
ように警報を監視局500に送信しているが、夜間以外
で警備監視先に人がいる場合等には警備を解除して上記
警報を監視局500に送信していない。
【0005】従って、警備を解除している間に上記侵入
センサ200に異常が生じ、上記点検を行うことなく警
備を開始してしまうと、同侵入センサ200が正常に作
動しない期間が生じる。このため、上記侵入監視装置1
00は、有効に警備を行うことができない。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので有効に警備を行うことが可能な侵入監視装置、侵
入センサ点検方法、侵入監視装置の制御プログラムを記
録した媒体及び侵入監視システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、侵入の有無を検出して検
出結果を出力する侵入センサと、上記侵入センサから出
力される検出結果に基づいて侵入の有無を監視する侵入
監視手段と、上記侵入センサをテスト作動させて異常が
ないか否かを確認するテスト作動手段と、警備開始時に
上記侵入監視手段を警備状態と警備解除状態とのいずれ
かに設定するとともに、上記テスト作動手段を起動させ
て異常の有無を確認する監視制御手段とを具備する構成
としてある。
【0008】すなわち、警備開始時に上記監視制御手段
により上記テスト作動手段を起動させて上記侵入センサ
をテスト作動し、同侵入センサにおける異常の有無を確
認すると上記侵入監視手段を警備解除状態から警備状態
に設定するとともに、侵入の有無を検出して同侵入セン
サから出力される検出結果に基づいて同侵入監視手段に
侵入の有無を監視させる。
【0009】上記侵入センサは、侵入の有無を検出し、
検出結果を出力可能な構成であれば良い。この侵入セン
サの構成の一例として、請求項2にかかる発明は、請求
項1に記載の侵入監視装置において、上記侵入センサ
は、上記侵入の有無に応じてオン・オフする磁気スイッ
チで構成している。
【0010】すなわち、侵入があると、同侵入に応じて
磁気スイッチがオン・オフする。この磁気スイッチは、
窓や扉等に配置された磁石と同窓や扉等のフレームに配
置されたリードスイッチとから構成され、窓や扉等を開
閉すると同リードスイッチがオン・オフするもの等が含
まれる。
【0011】同侵入センサの構成の別の一例として、請
求項3にかかる発明は、上記請求項1に記載の侵入監視
装置において、上記侵入センサは、赤外光を発光する発
光器と同発光器により発光された赤外光を受光する受光
器とを備えるとともに、上記侵入の有無により生ずる同
受光器における赤外光の受光状況の変化を検出する構成
としてある。
【0012】すなわち、受光器が発光器から発光される
赤外光を所定状況で受光しているとき、侵入があると、
同侵入に応じて同受光器の受光状況が変化する。この受
光状況の変化は、侵入者等により上記赤外光が遮光され
る場合や同赤外光の強度が変化する場合等が含まれる。
上記侵入監視手段は、上記侵入センサから出力される検
出結果に基づいて侵入の有無を監視することができれば
良く、同侵入センサが配置される警備箇所で監視する場
合やこの警備箇所から離れた遠隔装置等で監視する場合
が含まれる。
【0013】上記テスト作動手段は、上記侵入センサを
テスト作動させて異常がないか否かを確認することがで
きれば良い。同テスト作動手段の構成の一例として、請
求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の侵入監視装置において、上記テスト作動手
段は、上記侵入センサに異常があることを報知する報知
手段を有する構成としてある。すなわち、上記侵入セン
サに異常があると、上記報知手段はこの異常を利用者に
報知する。
【0014】この報知手段は、上記異常を利用者に報知
可能な構成であれば良く、ランプを点灯させたり、ブザ
ー音を発生させるもの等が含まれる。また、同報知手段
は、侵入センサの配置された警備箇所に配置されるもの
や同警備箇所から離れた場所に配置されるもの等が含ま
れる。後者の場合における構成の一例として、請求項5
にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに
記載の侵入監視装置において、上記テスト作動手段は、
上記侵入センサに異常がある旨を通報する異常通報手段
と、同通報を受信して侵入センサに異常があることを報
知する遠隔報知手段を備える構成としてある。
【0015】すなわち、上記テスト作動手段が侵入セン
サに異常があることを確認すると、異常通報手段により
同侵入センサに異常がある旨を通報する。すると、遠隔
報知手段は同通報を受信して侵入センサに異常があるこ
とを報知する。上記異常通報手段からの通報は、インタ
ーネットやCATV等の有線によるものや電波等の無線
によるものが含まれる。上記遠隔報知手段は、上記報知
手段と同様にランプを点灯させたり、ブザー音を発生さ
せて異常通報を報知するもの等が含まれる。
【0016】上記監視制御手段は、上記侵入監視手段を
警備状態と警備解除状態とのいずれかに設定するととも
に、上記テスト作動手段を起動させて異常がないときに
警備状態とすることが可能な構成であれば良い。従っ
て、利用者が警備解除状態から警備状態に設定を変更す
ると自動的に上記テスト作動手段を起動させて異常がな
いことを確認するものや利用者が上記テスト作動手段を
起動させて異常がないことを確認した後でないと警備状
態に設定できないもの等が含まれる。
【0017】このように侵入監視を行う手法は、必ずし
も実体のある装置に限られる必要もなく、その一例とし
て、請求項6にかかる発明は、警備開始時に上記テスト
作動手段を起動させて上記侵入センサをテスト作動し、
同侵入センサにおける異常の有無を確認すると上記侵入
監視手段を警備解除状態から警備状態に設定するととも
に、侵入の有無を検出して同侵入センサから出力される
検出結果に基づいて同侵入監視手段に侵入の有無を監視
させる方法としてある。
【0018】さらに、上記侵入監視装置を適用したシス
テムとして実現することも可能である。このようなシス
テムの構成の一例として、侵入の有無を検出して検出結
果を出力する侵入センサと、上記侵入センサから出力さ
れる検出結果に基づいて侵入の有無を監視する侵入監視
手段と、上記侵入センサをテスト作動させて異常の有無
を確認するテスト作動手段と、同侵入センサに異常があ
る場合に同異常を通報する異常通報手段と、上記侵入監
視手段を警備状態と警備解除状態とのいずれかに設定す
るとともに上記テスト作動手段を起動させて異常がない
ときに警備状態とする監視制御手段と、侵入がある場合
に同侵入を通報する侵入通報手段とを有する侵入監視装
置と、上記異常通報手段からの通報を受信して侵入セン
サに異常があることを報知するとともに、上記侵入通報
手段からの通報を受信して侵入があったことを報知する
遠隔監視装置とを具備する構成としてある。
【0019】上記侵入通報手段からの通報は、上述した
異常通報手段の場合と同様にインターネットやCATV
等の有線によるものや電波等の無線によるものが含まれ
る。また、上記異常通報手段と共有する通信回線等で行
う場合や同異常通報手段とは別個に独自の通信回線等を
備えて行う場合等が含まれる。上記侵入監視装置は、配
置された警備箇所で上記異常時の通報と侵入時の通報を
送信可能な構成であれば良く、上記システム内に一つだ
け備えて特定の警備箇所から各通報を送信する場合や同
システム内に複数備えて複数の警備箇所から各通報を送
信する場合等が含まれる。
【0020】上記遠隔監視装置は、上記侵入監視装置か
らの各通報を受信して報知可能な構成であれば良く、一
つの侵入監視装置から一対一の関係で受信した各通報を
表示ランプやブザー音で報知するものや複数の侵入監視
装置から受信した各通報を一括して表示盤で報知するも
の等が含まれる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる警備端末システムをブロック図により示している。
【0022】警備端末システム10は、侵入の有無を検
出して検出信号を出力するマグネットセンサ20と、同
マグネットセンサ20から出力された検出信号に基づい
て侵入の有無を監視する端末装置30から構成され、通
信回線を介して図示しない警備監視センタに遠隔接続さ
れている。かかる構成により、侵入が発生すると、マグ
ネットセンサ20が作動して侵入があった旨の検出信号
を出力する。すると、端末装置30は同検出信号に基づ
いてこの侵入を検知し、通信回線を介して警備監視セン
タに通報する。
【0023】マグネットセンサ20は、窓や扉等に配置
された磁気発生部21と、同窓や扉等のフレームに配置
された磁気検出部22から構成される。かかる構成によ
り、窓や扉等が閉まっている場合には磁気検出部22が
磁気発生部21から発生する磁気を検出して正常信号
(メーク接点)を出力し、同窓や扉等が開いている場合
には磁気検出部22が上記磁気を検出できず異常信号
(ブレーク接点)を出力する。
【0024】磁気発生部21は、端末装置30に接続さ
れる電源接続端子21a,21aと、同電源接続端子2
1a,21aを介して端末装置30から供給される電源
により作動する電磁石21bから構成され、電源接続端
子21a,21aを介して電源供給があると電磁石21
bから磁気を発生し、この電源供給が停止されると電磁
石21bからの磁気の発生は停止する。
【0025】磁気検出部22は、磁気の有無に応じて作
動するリードスイッチ22aと、端末装置30に接続さ
れる出力端子22b,22bから構成され、電磁石21
bから発生した磁気を検出するとリードスイッチ22a
が作動して出力端子22b,22bに正常信号を出力
し、同磁気を検出しないとリードスイッチ22aは作動
せず出力端子22b,22bに異常信号を出力する。
【0026】従って、侵入の有無を検出して検出信号を
出力するマグネットセンサ20は、この意味で、侵入セ
ンサを構成する。端末装置30は、マグネットセンサ2
0への電源供給をオン・オフするセンサ電源制御部31
と、マグネットセンサ20の動作を常時監視するととも
に同動作に基づいて動作信号を出力するセンサ動作検出
部32と、警備の開始と解除を設定するための設定信号
を出力する警備状態設定部33と、通信回線を介して警
備監視センタと接続される網制御部34と、これらの各
部分の制御等を行う制御部35から構成される。
【0027】かかる構成により、利用者が警備状態設定
部33にて警備開始操作を行うと、同警備状態設定部3
3から制御部35に警備開始信号が出力される。する
と、同制御部35はセンサ電源制御部31に対してマグ
ネットセンサ20の点検操作を指示し、マグネットセン
サ20が正常に作動することを確認すると警備状態を開
始する。侵入があればセンサ動作検出部32を介して侵
入があった旨の動作信号が制御部35に入力され、同制
御部35は網制御部34を介して警備監視センタに侵入
があったことを示す侵入警報を送信する。
【0028】一方、利用者が警備状態設定部33にて警
備解除操作を行うと、同警備状態設定部33から制御部
35に警備解除信号が出力される。すると、同制御部3
5は網制御部34に対して上記侵入警報を警備監視セン
タへ送信しないように指示する。このため、警備解除状
態で侵入があっても侵入警報は警備監視センタに送信さ
れない。
【0029】図2は、警備開始時における端末装置の動
作をフローチャートで示している。センサ電源制御部3
1は、制御部35と電源接続端子21a,21aとの間
に配置され、制御部35の指示に応じて電磁石21bへ
の電源供給をオン・オフする。センサ動作検出部32
は、制御部35と出力端子22b,22bとの間に配置
され、出力端子22b,22bから出力される正常信号
または異常信号に基づいて動作信号を制御部35に出力
する。警備状態設定部33は、図示しない警備開始ボタ
ンと警備解除ボタンを備えるとともに制御部35に接続
される。かかる構成により、利用者が警備開始ボタンを
押し下げると、警備開始信号が制御部35に出力される
(ステップS100)。このとき、制御部35はセンサ
電源制御部31に電磁石21bへの電源オフを指示する
(ステップS110)。同電磁石21bへの電源供給は
常時オンになっており、警備状態設定部33から警備開
始する旨の設定信号が出力されたときにだけ一時的にオ
フとなる。このため、実際には侵入事実がなくても電磁
石21bにより発生する磁気がなくなり、擬似的に侵入
があったこととなる。
【0030】従って、リードスイッチ22aから出力端
子22b,22bを介して異常信号がセンサ動作検出部
32に出力される(ステップS120)。同センサ動作
検出部32が同異常信号に基づいて動作信号を制御部3
5に出力すると、同制御部35はマグネットセンサ20
が正常に作動しているものと判断して警備を開始する
(ステップS130)。
【0031】一方、上述した疑似的な侵入があったと
き、マグネットセンサ20が故障していたり、妨害処理
等が行われていると、リードスイッチ22aは電磁石2
1bから発生する磁気がなくなったことを検知できない
ため、そのまま正常信号が出力端子22b,22bを介
してセンサ動作検出部32に出力される。従って、同セ
ンサ動作検出部32が同正常信号に基づいて動作信号を
制御部35に出力すると、同制御部35はマグネットセ
ンサ20に異常があると判断し、網制御部34を介して
マグネットセンサ20に異常があることを示す異常警報
を警備監視センタに送信する(ステップS140)。
【0032】本実施形態では、上記異常警報を警備監視
センタに送信しているが、図3に示すように、制御部3
5に表示部36を接続して同異常警報を警備端末システ
ム10側で表示させることも可能である。網制御部34
は、図示しないDSUを備え、上記侵入警報や異常警報
に基づいて送信データを作成し、通信回線を介して警備
監視センタに伝送する。この場合、警備端末システムと
警備監視センタとの間をインターネットやCATV等の
デジタル回線で接続しているが、少なくとも各警報を送
信可能な構成であれば良く、アナログ回線を介して送信
したり、電波等の無線で送信することもできる。
【0033】制御部35は、図示しないマイコン等で構
成され、上述した警備開始時の点検操作にかかる制御や
各警報の送信にかかる制御等を行っている。同制御部3
5で実行される各制御は、図4に示すように、CPU3
7に接続されたROM38に記録された侵入監視制御プ
ログラムを起動させて実行することも可能である。従っ
て、マグネットセンサ20の動作を常時監視するととも
に同動作に基づいて動作信号を出力するセンサ動作検出
部32と、同動作信号が入力されると侵入警報を送信す
る制御部35と、同侵入警報に基づいて送信データを作
成して通信回線を介して伝送する網制御部34と、同送
信データを受信する警備監視センタは、この意味で、侵
入監視手段を構成する。
【0034】また、点検操作時にマグネットセンサ20
への電源供給を一時的に停止させるセンサ電源制御部3
1と、マグネットセンサ20から出力される正常信号ま
たは異常信号に基づいて動作信号を出力するセンサ動作
検出部32と、マグネットセンサ20の点検操作を指示
するとともに点検により得られた動作信号に基づいて同
マグネットセンサ20に異常がないか否かを確認する制
御部35は、この意味で、テスト作動手段を構成する。
【0035】さらに、警備の開始と解除を設定するため
の設定信号を出力する警備状態設定部33と、マグネッ
トセンサ20に異常がないことを確認する制御部35
と、警備状態で通信回線と制御部35を接続するととも
に警備解除状態で通信回線と同制御部35を接続しない
網制御部34は、この意味で、監視制御手段を構成す
る。上述した点検操作では、警備開始時に窓や扉等が閉
まっている場合に侵入センサの作動点検を行うことがで
きる。つまり、窓や扉等が閉まっているために、マグネ
ットセンサ20から出力される正常信号を電磁石21b
への電源供給を停止することで異常信号に変えて同マグ
ネットセンサ20が正常に作動することを確認できる。
一方、このときにマグネットセンサ20から出力される
正常信号がそのまま異常信号に変わらなければ同マグネ
ットセンサ20に異常があることを確認できる。
【0036】このように警備開始時における窓や扉等の
開閉状態を問題としない構成の一例として、図5に示す
ように、赤外線センサ40を適用することもできる。同
図によれば、警備端末システム10は、侵入の有無を検
出して検出信号を出力する赤外線センサ40と、同赤外
線センサ40から出力された検出信号に基づいて侵入の
有無を監視する端末装置30から構成され、上述した場
合と同様に通信回線を介して図示しない警備監視センタ
に遠隔接続されている。かかる構成により、侵入が発生
すると、赤外線センサ40が作動して侵入があった旨の
検出信号を出力する。すると、端末装置30は同検出信
号に基づいてこの侵入を検知し、通信回線を介して警備
監視センタに通報する。
【0037】赤外線センサ40は、外壁等に配置される
とともに赤外光を発光する発光部41と、同外壁等に発
光部41と対向して配置されるとともに同赤外光を受光
する受光部42から構成される。かかる構成により、侵
入者等がない場合には受光部42が発光部41から発光
された赤外光を受光して正常信号(メーク接点)を出力
し、侵入者等がある場合には受光部42が発光部41か
ら発光された赤外光を受光できず異常信号(ブレーク接
点)を出力する。
【0038】発光部41は、端末装置30に接続される
電源接続端子41a,41aと、同電源接続端子41
a,41aを介して端末装置30から供給される電源に
より赤外線を発光する赤外線発光部41bから構成さ
れ、電源接続端子41a,41aを介して電源供給があ
ると赤外線発光部41bから赤外光を発光し、この電源
供給が停止されると赤外線発光部41bからの赤外光の
発光を停止する。受光部42は、赤外光を検出する赤外
線受光部42aと、端末装置30に接続される出力端子
42b,42bと、赤外線受光部42aと出力端子42
b,42bとの間に配置されるリレー42cから構成さ
れ、赤外線受光部42aが赤外線発光部41bから発光
された赤外光を検出するとリレー42cを作動させて出
力端子42b,42bに正常信号を出力し、同赤外光を
検出しないとリレー42cを作動させず出力端子42
b,42bに異常信号を出力する。
【0039】上述した場合と同様に、利用者が警備開始
操作を行うと、赤外線センサ40の点検操作を行い、同
赤外線センサ40に異常があれば異常警報を警備監視セ
ンタに送信する。また、警備状態で侵入者等があれば、
侵入警報を同様に警備監視センタに送信する。
【0040】次に、本実施形態にかかる警備端末システ
ムの動作を説明する。利用者が警備開始ボタンを押し下
げると、警備開始信号が制御部35に出力される(ステ
ップS100)。このとき、制御部35はセンサ電源制
御部31に電磁石21bへの電源オフを指示する(ステ
ップS110)。すると、電磁石21bへの電源供給が
停止され、擬似的に侵入が発生する。従って、リードス
イッチ22aが正常な場合には、同リードスイッチ22
aから出力端子22b,22bを介して異常信号がセン
サ動作検出部32に出力される(ステップS120)。
同センサ動作検出部32が同異常信号に基づいて動作信
号を制御部35に出力すると、同制御部35はマグネッ
トセンサ20が正常に作動しているものと判断して警備
を開始する(ステップS130)。
【0041】一方、マグネットセンサ20が故障してい
たり、妨害処理等が行われていると、電磁石21bから
発生する磁気がなくなってもそのまま正常信号が出力端
子22b,22bを介してセンサ動作検出部32に出力
される。従って、同センサ動作検出部32が同正常信号
に基づいて動作信号を制御部35に出力すると、同制御
部35はマグネットセンサ20に異常があると判断し、
網制御部34を介して警備監視センタに異常警報を送信
する(ステップS140)。
【0042】そして、通常の警備状態になったとき、侵
入があると、センサ動作検出部32を介して侵入があっ
た旨の動作信号が制御部35に出力され、同制御部35
は網制御部34を介して警備監視センタに侵入警報を送
信する。また、利用者が警備解除ボタンを押し下げる
と、警備状態設定部33から制御部35に警備解除信号
が出力される。すると、同制御部35は網制御部34に
対して上記侵入警報を警備監視センタへ送信しないよう
に指示する。このため、警備解除状態で侵入があっても
侵入警報は警備監視センタに送信されない。
【0043】このように、利用者が警備を開始させると
き、警備端末システム10は点検操作でマグネットセン
サ20に異常がないことを確認して警備状態を開始し、
正常に作動する同マグネットセンサ20に侵入の有無を
検出させ、同侵入の有無を監視することができるため、
有効に警備を行うことが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、有効に警
備を行うことが可能な侵入監視装置、侵入センサ点検方
法、侵入監視装置の制御プログラムを記録した媒体及び
侵入監視システムを提供することができる。
【0045】請求項2にかかる発明によれば、侵入の有
無を磁気スイッチのオン・オフで検出することができ
る。請求項3にかかる発明によれば、侵入の有無を赤外
光の受光状態の変化で検出することができる。請求項4
にかかる発明によれば、侵入センサに異常があることを
光や音で容易に知ることができる。請求項5にかかる発
明によれば、警備箇所から離れた場所にいるときでも侵
入センサに異常があることを知ることができる。
【0046】請求項6にかかる発明によれば、有効に警
備を行うことが可能な侵入監視方法を提供できる。請求
項7にかかる発明によれば、有効に警備を行うことが可
能な侵入監視装置を適用した侵入監視システムを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる警備端末システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】警備開始時における端末装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】変形例にかかる警備端末システムの構成を示す
ブロック図である。
【図4】別の変形例にかかる警備端末システムの構成を
示すブロック図である。
【図5】別の変形例にかかる警備端末システムの構成を
示すブロック図である。
【図6】従来例にかかる警備端末システムの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10…警備端末システム 20…マグネットセンサ 21…磁気発生部 22…磁気検出部 30…端末装置 31…センサ電源制御部 32…センサ動作検出部 33…警備状態設定部 34…網制御部 35…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 25/00 510 G08B 29/02 29/02 G01V 9/04 Q

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 侵入の有無を検出して検出結果を出力す
    る侵入センサと、 上記侵入センサから出力される検出結果に基づいて侵入
    の有無を監視する侵入監視手段と、 上記侵入センサをテスト作動させて異常がないか否かを
    確認するテスト作動手段と、 警備開始時に上記侵入監視手段を警備状態と警備解除状
    態とのいずれかに設定するとともに、上記テスト作動手
    段を起動させて異常の有無を確認する監視制御手段とを
    具備することを特徴とする侵入監視装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の侵入監視装置にお
    いて、 上記侵入センサは、上記侵入の有無に応じてオン・オフ
    する磁気スイッチで構成されることを特徴とする侵入監
    視装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の侵入監視装置にお
    いて、 上記侵入センサは、赤外光を発光する発光器と、同発光
    器により発光された赤外光を受光する受光器とを備える
    とともに、上記侵入の有無により生ずる同受光器におけ
    る赤外光の受光状況の変化を検出することを特徴とする
    侵入監視装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の侵入監視装置において、 上記テスト作動手段は、上記侵入センサに異常があるこ
    とを報知する報知手段を有することを特徴とする侵入監
    視装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の侵入監視装置において、 上記テスト作動手段は、上記侵入センサに異常がある旨
    を通報する異常通報手段と、同通報を受信して侵入セン
    サに異常があることを報知する遠隔報知手段を備えるこ
    とを特徴とする侵入監視装置。
  6. 【請求項6】 警備開始時に上記テスト作動手段を起動
    させて上記侵入センサをテスト作動し、同侵入センサに
    おける異常の有無を確認すると上記侵入監視手段を警備
    解除状態から警備状態に設定するとともに、侵入の有無
    を検出して同侵入センサから出力される検出結果に基づ
    いて同侵入監視手段に侵入の有無を監視させることを特
    徴とする侵入監視方法。
  7. 【請求項7】 侵入の有無を検出して検出結果を出力す
    る侵入センサと、上記侵入センサから出力される検出結
    果に基づいて侵入の有無を監視する侵入監視手段と、上
    記侵入センサをテスト作動させて異常の有無を確認する
    テスト作動手段と、同侵入センサに異常がある場合に同
    異常を通報する異常通報手段と、上記侵入監視手段を警
    備状態と警備解除状態とのいずれかに設定するとともに
    上記テスト作動手段を起動させて異常がないときに警備
    状態とする監視制御手段と、侵入がある場合に同侵入を
    通報する侵入通報手段とを有する侵入監視装置と、 上記異常通報手段からの通報を受信して侵入センサに異
    常があることを報知するとともに、上記侵入通報手段か
    らの通報を受信して侵入があったことを報知する遠隔監
    視装置とを具備することを特徴とする侵入監視システ
    ム。
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