JPH1185982A - 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH1185982A
JPH1185982A JP9235979A JP23597997A JPH1185982A JP H1185982 A JPH1185982 A JP H1185982A JP 9235979 A JP9235979 A JP 9235979A JP 23597997 A JP23597997 A JP 23597997A JP H1185982 A JPH1185982 A JP H1185982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
basic pattern
texture
similarity
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9235979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3726442B2 (ja
Inventor
Akira Murakawa
彰 村川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP23597997A priority Critical patent/JP3726442B2/ja
Priority to US09/137,234 priority patent/US6381365B2/en
Publication of JPH1185982A publication Critical patent/JPH1185982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3726442B2 publication Critical patent/JP3726442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像から画像特徴量としてテクスチャの基本
パターンを抽出し、このテクスチャの基本パターンを用
いて画像間の比較を行うことにより、精度よく画像検索
が可能となる画像特徴量比較装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像特徴量比較装置は、画素の
特徴量に基づいて異なる画像間の比較を行う画像特徴量
比較装置であって、画像を入力し(S301)、画像の
テクスチャの周期性を求め(S304)、求められた周
期性に基づいて、画像のテクスチャの基本パターンを抽
出し(S306)、抽出した基本パターンを正規化し
(S307)、シフトさせた(S308)後、基本パタ
ーンを画像と関連づけて特徴量として画像データベース
に登録する(S309)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の特徴量を用
いて異なる画像間の比較を行う画像特徴量比較装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像データベースは、画像デー
タに、作成日、修正日、ファイル名、ファイルフォーマ
ット等の属性情報と、キーワード、形状特徴、色味、音
声等の検索情報とを付加し、保管・管理する。このよう
な画像データベースにおいて、データを登録する際に、
属性情報が自動的に付加されることは一般的に行われて
いる。画像データベースにおいて、画像データを検索す
る場合、キーとなる画像と、検索対象となる画像との特
徴量を比較する必要があるが、このとき、特徴量として
画像のテクスチャパターンを用いることは有効な手段で
ある。このため、画像におけるテクスチャの構造的情報
を抽出するための効率的な方法が要望される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テクスチャの構造的情
報を抽出する方法として、例えば、「画像認識の基礎[I
I]−特徴抽出、エッジ検出、テクスチャ解析」(森俊二
他著、オーム社)に開示された方法がある。ここでは、
厳密な手法により画像におけるテクスチャの基本パター
ンと配置を抽出する手法が説明されているが、処理が複
雑で処理速度の面で現実的でない。
【0004】また、画像からテクスチャ情報を抽出する
方法として、特開平5−28266号公報に開示された
発明がある。この発明では、画像を正方形状のブロック
に分割し、各ブロック毎に特徴量を算出している。しか
し、この方法では、テクスチャ構造パターンの抽出まで
は行っていない。
【0005】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、画像から画像
特徴量としてテクスチャの基本パターンを抽出し、画像
のテクスチャの基本パターンを用いて画像間の比較を行
うことにより、精度よく画像検索が可能となる画像特徴
量比較装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る第1の画像特徴量比較装置は、多値化
された画素情報が二次元格子状に配列されてなるテクス
チャを含む画像から画像の特徴量を抽出し、該特徴量に
基づいて異なる画像間の比較を行う画像特徴量比較装置
において、画像を、画像の特徴量とともに記憶する画像
記憶手段と、画像のテクスチャの周期性を求める周期性
検出手段と、該周期性検出手段により求められた周期性
に基づいて、画像のテクスチャの基本パターン及び該基
本パターンのテクスチャにおける配置情報を前記特徴量
として抽出する抽出手段とを備える。
【0007】また、前記第1の画像特徴量比較装置にお
いて、前記周期性検出手段により求められた周期性のう
ち二方向の周期性を用いて、前記画像からテクスチャの
基本パターンを抽出してもよい。
【0008】また、前記画像特徴量比較装置において、
前記抽出手段は、前記基本パターンを抽出した後に、さ
らに該基本パターンを所定の画像サイズおよび形状に正
規化してもよい。
【0009】また、前記画像特徴量比較装置において、
前記基本パターンが複数の構成要素からなる場合、前記
抽出手段は、前記基本パターンを抽出した後に、前記基
本パターンにおいて構成要素が中心付近に集中するよう
に、前記各構成要素を、画像の特徴を保持しながらシフ
トさせてもよい。
【0010】また、前記画像特徴量抽出比較装置におい
て、検索キーとなる画像を指定する画像指定手段と、前
記検索キーとなる画像に対するテクスチャの基本パター
ンと、前記画像記憶手段中に保持される検索対象の画像
に対するテクスチャの基本パターンとに基づいて、両画
像間の類似度を計算する類似度計算手段と、該類似度計
算手段による類似度に基づき、両画像が類似しているか
否かを判断する判断手段と、該類似度判断手段による判
断結果に基づき、両画像が類似しているときに、前記検
索対象の画像を検索結果として出力する画像出力手段と
を備えてもよい。
【0011】本発明に係る第2の画像特徴量比較装置
は、画像に含まれるテクスチャの基本パターンを、該基
本パターンとともに画像と関連づけて保持する画像記憶
手段と、検索キーとなる画像を指定する画像指定手段
と、前記検索キーとなる画像に対するテクスチャの基本
パターン及び該基本パターンのテクスチャにおける配置
情報と、前記画像記憶手段中に保持された検索対象の画
像に対するテクスチャの基本パターン及び該基本パター
ンのテクスチャにおける配置情報とに基づき、両画像間
の類似度を計算する類似度計算手段と、該類似度計算手
段による類似度に基づき、類似しているか否かを判断す
る判断手段と、該判断手段による判断結果に基づき、両
画像が類似しているときに、前記の検索対象画像を検索
結果として出力する画像出力手段とを備える。
【0012】本発明に係る第1のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、多値化された画素情報が二次元格子
状に配列されてなるテクスチャを含む画像から画像の特
徴量を抽出し、該特徴量に基づいて画像間の比較を行う
画像特徴量比較プログラムであって、画像を入力するス
テップと、画像のテクスチャの周期性を求めるステップ
と、該求められた周期性に基づいて、画像のテクスチャ
の基本パターン及び該基本パターンのテクスチャにおけ
る配置情報を前記特徴量として抽出するステップとを有
するプログラムを記録する。
【0013】本発明に係る第2のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、画像に含まれるテクスチャの基本パ
ターンを、該基本パターンとともに画像と関連づけて画
像記憶手段中に保持させるステップと、検索キーとなる
画像を指定するステップと、前記検索キーとなる画像に
対するテクスチャの基本パターン及び基本パターンのテ
クスチャにおける配置情報と、前記画像記憶手段中に保
持される検索対象の画像に対するテクスチャの基本パタ
ーン及び配置情報とに基づき、両画像間の類似度を計算
するステップと、該類似度計算手段による類似度に基づ
き、前記両画像が類似しているか否かを判断するステッ
プと、該判断した結果に基づき、前記両画像が類似して
いるときに、前記の検索対象画像を検索結果として出力
するステップとを有するプログラムを記録する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
に係る画像特徴量比較装置の実施の形態を説明する。
【0015】本実施形態の画像特徴量比較装置は、画像
からテクスチャの中に周期的に現われる基本的なパター
ン(以下、「基本パターン」という。)をパターンの大
きさや歪みに依存しない方法で抽出し、このパターンを
画像の特徴量として保存する。また、このテクスチャの
基本パターンを用いて画像間の比較を行うことにより、
正確かつ高速な画像の比較検索を可能とする。
【0016】<画像特徴量比較装置の全体構成>図1に
本実施形態の画像特徴量比較装置(以下、「システム」
と称す。)の概略構成図を示す。図1に示すように、シ
ステムは中央演算処理(以下、「CPU」と称す。)を
備え、システム全体を制御する制御装置1を中心として
構成される。CPUには例えばインテル社製のペンティ
アム等が用いられる。この制御装置1には、画像あるい
は文字等の表示や、操作のための表示等を行うディスプ
レイ2と、各種入力、指示操作等を行うためのキーボー
ド3およびマウス4と、データ保管媒体であるフロッピ
ーディスク装置5aおよびハードディスク装置6と、文
字や画像データ等を印刷するプリンタ7と、画像データ
を取り込むためのスキャナ8と、CD−ROM9aに格
納されたデータを読み出すためのCD−ROM装置9b
と、音声出力のためのスピーカ10と、音声入力のため
のマイクロホン11とが接続される。
【0017】図2に本システムのブロック図を示す。C
PU201には、データバス220を介して、本システ
ムを制御するプログラムが格納されているROM203
と、CPU201が制御のために実行するプログラムや
データを一時的に格納するRAM204とが接続され
る。また、CPU201にデータバス220を介して接
続される回路には、画像あるいは文字等の表示のためデ
ィスプレイ2を制御する表示制御回路205と、キーボ
ード3からの入力を転送制御するキーボード制御回路2
06と、マウス4からの入力を転送制御するマウス制御
回路207と、フロッピーディスク装置5bを制御する
フロッピーディスク装置制御回路208と、ハードディ
スク装置6を制御するハードディスク装置制御回路20
9と、プリンタ7への出力を制御するプリンタ制御回路
210と、スキャナ8を制御するスキャナ制御回路21
1と、CD−ROM装置9bを制御するCD−ROM装
置制御回路212と、スピーカ10を制御するスピーカ
制御回路213と、マイクロホン11を制御するマイク
ロホン制御回路214とがある。さらに、CPU201
には、システムを動作させるために必要な基準クロック
を発生させるためのクロック202が接続され、また、
各種拡張ボードを接続するための拡張スロット215が
データバス220を介して接続される。なお、拡張スロ
ット215にSCSIIボードを接続し、このSCSI
Iボードを介してフロッピーディスク装置5b、ハード
ディスク装置6、スキャナ8またはCD−ROM装置9
b等を接続してもよい。
【0018】なお、上記システムにおいて、画像データ
保管媒体としてはフロッピーディスク5a、ハードディ
スク装置6を用いているが、光磁気ディスク(MO)等
の他の情報記憶媒体でもよい。また、画像データ入力装
置としてスキャナ8を用いているが、スチルビデオカメ
ラやデジタルカメラ等の他のデータ入力装置であっても
よい。さらに、出力装置としてプリンタ7を用いている
が、デジタル複写機等の他の出力装置であってもよい。
また、本システムでは、データの管理システムを実現す
るプログラムをROM203に格納する。しかし、本プ
ログラムの一部または全部をフロッピーディスク5aや
ハードディスク装置6やCD−ROM9b等の情報記憶
媒体に格納しておき、必要に応じて情報記憶媒体よりプ
ログラムおよびデータをRAM204に読み出し、これ
を実行させてもよい。
【0019】<画像特徴量比較装置で用いるデータベー
ス>また、本システムは画像データを保管、管理するた
め、データおよびその検索キーとなる付加情報等を含む
画像データベースを有する。この画像データベースはハ
ードディスク装置6等の情報記憶媒体上に論理的に構成
されている。図3に、本システムの画像データベースの
構成の一例を示す。図3に示すデータベース50は、管
理する画像情報である「画像データ」と、その画像デー
タに対する検索キーの1つである「キーワード」と、画
像データの特徴を示す特徴量等の情報から構成される。
なお、図3においては、特徴量の1つとして、基本パタ
ーンを特定するためのテクスチャの周期性を示す情報
(方向θ、周期d)およびパターン情報を保持している
例を示している。
【0020】<画像特徴量比較装置の制御動作>以下
に、本システムの具体的な制御動作についてフローチャ
ートを用いて説明する。
【0021】<メインフロー>図4は本システムにおい
て実行されるプログラムのメインルーチンを示すフロー
チャートである。本プログラムが起動されると、まず、
以降の各処理で必要なフラグ等のイニシャライズや、初
期メニュー画面の表示等を行う初期設定処理が行われる
(S1)。図5にこの初期メニュー画面の一例を示す。
初期メニュー画面21上では、所定の処理を選択するた
めの選択項目23〜25がアイコンとして表示されてお
り、この選択項目23〜25の1つがユーザにより選択
されることにより所定の処理が実行される。なお、本シ
ステムにおいては、ディスプレイ2等上に表示された初
期メニュー画面21等の設定画面上で、ユーザにより、
キーボード3やマウス4等を介して各種処理の選択、設
定値の入力等が行われる。ステップS1の後、初期メニ
ュー画面21上でユーザによるメニュー選択がなされた
か否かを判定する(S2)。ステップS2において、
「テクスチャ抽出」23が選択されれば、指定された画
像データからテクスチャの基本パターンを抽出し、画像
データとともに画像データベース50に登録する等の処
理を行うテクスチャ抽出処理(S3)へ進み、その後、
ステップS6へ進む。ステップS2において、「テクス
チャ比較検索」24が選択されれば、指定された画像デ
ータと、データベース50に登録されている画像データ
のテクスチャを比較し、類似する画像データを検索する
処理を行うテクスチャ比較検索処理(S4)へ進み、そ
の後、ステップS6へ進む。ステップS2において、
「その他のメニュー」25が選択されれば、その他のメ
ニュー処理を行い(S5)、その後、ステップS6へ進
む。ステップS2において、メニュー選択されなけれ
ば、なにもせずにステップS6へ進む。ステップS6で
は、その他の処理を実行し、すべての処理が終わるとス
テップS2へ戻り、以後、同様の処理が繰り返される。
【0022】ここで、その他のメニュー処理(S5)に
ついては、一般的な検索システムと基本的に同様であ
り、本願発明に直接関係しないのでここでの説明は省略
する。以下に、テクスチャ抽出処理(ステップS3)お
よびテクスチャ比較検索処理(ステップS4)について
詳細に説明する。
【0023】<テクスチャ抽出処理>最初に、画像のテ
クスチャの基本パターンを抽出するテクスチャ抽出処理
(ステップS3)について図6のフローチャートを用い
て説明する。
【0024】まず、ユーザの指示によりデータベース5
0から画面29上で指定された画像データを取得する
(S301)。次に、取得した画像データを正規化する
(S302)。ここで、正規化とは、画像処理時間の短
縮とノイズの削減の目的のために、画像データを所定の
形状、大きさにすることである。本実施例では120×
120ピクセルの大きさの画像に収まるように縦横比を
維持したまま縮小する。画像データは正規化された後、
以降の処理のためグレー化され、二値化される(S30
3)。
【0025】次に、画像のテクスチャを解析し、テクス
チャの周期性を求める(S304)。周期性とは、テク
スチャのある方向θにおいて、同じパターンが、ある距
離間隔(周期)d毎にある頻度以上で繰り返されること
を示すものである。周期性は周期dと方向θとにより表
される。なお、周期dと方向θが算出されても、繰り返
しパターンの出現頻度が低いものは周期性がないとす
る。テクスチャの解析手法としては、従来より知られて
いる濃度共起行列や濃度差分統計量や濃度ランレングス
行列等を用いる手法がある。本実施形態では、濃度共起
行列を用いて画像のテクスチャの周期dとその方向θを
求めるものとする。すなわち、画像の中心を通る4つの
方向θ(0°、45°、90°、135°)に対して、
テクスチャの周期性を濃度共起行列を用いて求める。こ
の濃度共起行列を用いたテクスチャの周期と方向を求め
る方法については、例えば、従来技術で示した「画像認
識の基礎[II]−特徴抽出、エッジ検出、テクスチャ解
析」に詳しく述べられているので、ここでの説明は省略
する。
【0026】テクスチャの周期性(すなわち、周期dと
方向θ)を求めた後、テクスチャに周期性があるか否か
を判断する(S305)。本実施形態では、少なくとも
2つの方向に対して周期性がある場合にテクスチャに周
期性があると判断する。2つ以上の方向に対して周期性
がある場合は、高い周期性を示すものから2つが選択さ
れる。すなわち、同じパターンが繰り返される頻度がよ
り高い方向を2つ選択し、これらの方向に周期性がある
とする。ステップS305での判断の結果、周期性があ
る場合はステップS306へ進み、周期性がない場合は
処理を終了する。
【0027】ステップ306では、ステップS305で
求めた2つの周期性に基づいてテクスチャの基本パター
ンを切り出す。ここで、この基本パターンの抽出方法に
ついて説明する。
【0028】例えば、テクスチャを解析した結果、2つ
の周期性(方向θ,周期d)=(0°,3)、(45
°,2)が得られた場合を考える。これらの方向と周期
に基づきテクスチャを構成する基本パターンを抽出す
る。この場合、抽出された基本パターンは図7の(a)
に示すようになる。
【0029】さらに、本実施形態においては、抽出する
基本パターンの各画素値の精度を向上させるため、図7
の(b)に示すように、パターンP5の位置を中心とし
て画像の中心を含み、基本パターンと合同な9個のパタ
ーンP1〜P9からなる領域を検査領域とし、この検査
領域内の各パターンP1〜P9の画素の値に基づいて、
基本パターンの各画素値を求める。このとき、基本パタ
ーンの画素値は、検査領域を構成する各パターンP1〜
P9内の対応する位置にある画素の値の平均を採用した
り、画素の値の出現頻度の最も高い値を採用したり等の
統計的処理により決定される。例えば、図7の(c)に
示すような、9個のパターンからなる領域により基本パ
ターンの各画素値を決定する場合、1つのパターンにお
いて上段の一番右側にある画素について見ると、パター
ンP3におけるこの位置の画素値は「1」(図中「黒」
で示されるところを画素値「1」とする。)であり、他
のパターンP1、P2、4〜P9におけるこの位置の画
素は「0」(図中「白」で示されるところを画素値
「0」とする。)であるため、基本パターンにおける当
該位置の画素値は、最頻出の値である「0」とする。こ
のようにして得られた基本パターンを図7の(d)に示
す。
【0030】このように、複数のパターンからなる領域
から基本パターンの各画素値が決定されるため、基本パ
ターン候補の範囲内に少々のノイズが入っていても取り
除かれる。また、テクスチャのパターンにねじれがある
場合(例えば、ビルの窓を斜めから撮影したときに近く
は大きく、遠くは小さく見えるような場合)にも平均化
された基本パターンを得ることができる。
【0031】ステップS306において基本パターンを
抽出した後、この基本パターンを所定の大きさ、形状に
正規化する(S307)。正規化は、例えば、基本パタ
ーンを32×32ピクセルの正方形の画像に変形するこ
とにより行われる。ここで、ピクセル数は、テクスチャ
比較検索処理(S4)時に高速処理が可能なようにあま
り大きな数にならないように、かつ基本パターンの特徴
が失われないような大きさに設定される必要がある。
【0032】次に、正規化された基本パターンにおい
て、基本パターンを構成する構成要素を、基本パターン
全体として画像の特徴が失われないように、画像の中心
に集中するようにシフトさせることにより最終的な基本
パターンを得る(S308)。例えば、正規化(30
7)後に、図8の(a)に示す基本パターンが得られた
とき、基本パターンを構成する構成要素を画像の中心に
シフトさせ、図8の(b)に示すような基本パターンに
する。このように、画像の中心に集中するようにシフト
した後の基本パターンを用いることにより、同じ基本パ
ターンを有するテクスチャどうしを比較した場合、比較
が容易になり、基本パターンを切り出す場所がずれた場
合でも、同じ基本パターンを有するテクスチャであると
判定できるようになる。また、基本パターンを人間が見
た場合、感覚的に基本パターンを認識しやすいといった
利点もある。基本パターンの具体的なシフト方法につい
ては後述する。
【0033】ステップ308で基本パターンをシフトし
た後、この基本パターンと、基本パターンの配置情報、
すなわち、基本パターンを抽出するための2つの周期性
に関する情報とを、画像のテクスチャ特徴量とし、画像
データと関連づけて画像データベース50に登録する
(S309)。以上のようにして、本実施形態の画像特
徴量比較装置は、画像からテクスチャの基本パターンを
特徴量として抽出し、画像データと共に画像データベー
ス50に登録する。このようにして、本システムは、画
像から特徴量として基本パターンを抽出し、画像に関連
させて画像データベース50に登録する。
【0034】以下に、前述のステップS308における
基本パターンのシフト方法について具体的に説明する。
本実施形態では、基本パターンの画素値が1となる画素
を質点とし、正規化された基本パターンの中心を通る二
方向に軸をとり、これらの軸を回転軸として各回転方向
に回転させた場合に、基本パターンのそれぞれの方向の
慣性モーメントが最小となるように、基本パターンを構
成する画像をシフトさせる。以下に、これを具体的に説
明する。
【0035】今、図8において、(a)に示す基本パタ
ーンをシフトし、(b)に示す基本パターンを得る場合
を考える。なお、図8では、正規化サイズは8×8ピク
セルとしている。最初に、図8の(a)に示す基本パタ
ーンのX方向、Y方向それぞれの画素値「1」(図中、
「黒」で示す画素)が出現する頻度を求める。まずX方
向について考える。X方向の各列毎の画素値「1」とな
る画素の出現頻度をデータ列P_Xで表すと、これは図
9の(a)に示すようになる。
【0036】次に、X方向に垂直となる軸を中心として
基本パターンを回転させたときの慣性モーメントIxに
ついて考える。まず、図9の(a)に示すデータ列P_
Xを半分に分割した後、前半部を元のデータ列P_Xの
後ろに付加し、後半部を元のデータ列P_Xの前に付加
することにより、図9の(b)に示す拡張したデータ列
Ext_Xを生成する。このようにして得られるデータ
列Ext_Xを用いて慣性モーメントIxを計算する。
慣性モーメントIxは正規化サイズ分のデータに対して
計算される。したがって、図9の例では、X方向の正規
化サイズは8ピクセルであるので、回転軸の前後4ピク
セル分のデータが慣性モーメントIxについて計算対象
となる(Y方向についても同様とする。)。
【0037】ここで、回転軸について考える。データ列
Ext_Xにおいて、慣性モーメントIxを計算すると
きの回転軸の位置は、正規化されたときの画像サイズが
奇数であるか偶数であるかにより異なる。図10は正規
化サイズが偶数および奇数の場合のデータ列Ext_X
に対する回転軸の位置の決め方を説明したものである。
画像サイズが偶数であるときは図10の(a)のように
列と列との間に回転軸を設定し、画像サイズが奇数であ
るときは図10の(b)のように列(画素)の中心に軸
を設定する。したがって、図9に示す例では、正規化サ
イズが偶数であるので、図10の(a)のように列と列
との間に回転軸を設定する。
【0038】図9の(b)に示すデータ列Ext_Xに
おいて、回転軸の位置iを0から7まで順次変更してい
き、その都度、慣性モーメントIxを計算し、慣性モー
メントIxが最小となるときの回転軸の位置iを決定す
る。慣性モーメントIxが最小となる回転軸の位置iを
求めた後、このときの回転軸の位置と、正規化された基
本パターンの中心軸Ax、Ayとの差分だけ、画像を中心
位置にシフトさせることにより基本パターンが画像の中
心に集中して位置するようになる。
【0039】図9で示す拡張したデータ列Ext_Xに
ついて回転軸の位置を順次変化させた場合の回転軸を中
心として前後4列分による慣性モーメントIx(i)を計算
した結果を以下に示す。ここで、iは回転軸のx方向の
位置を示す。回転軸からの距離は図10の(a)に示す
値を用いた。 Ix(0)=0×3.52+0×2.52+1×1.52+6×0.52+ 6×0.52+5×1.52+4×2.52+0×3.52=41.5…(1) Ix(1)=0×3.52+1×2.52+6×1.52+6×0.52+ 5×0.52+4×1.52+0×2.52+0×3.52=31.5…(2) Ix(2)=1×3.52+6×2.52+6×1.52+5×0.52+ 4×0.52+0×1.52+0×2.52+0×3.52=65.5…(3) Ix(3)=6×3.52+6×2.52+5×1.52+4×0.52+ 0×0.52+0×1.52+0×2.52+1×3.52=135.5…(4 ) Ix(4)=6×3.52+5×2.52+4×1.52+0×0.52+ 0×0.52+0×1.52+1×2.52+6×3.52=193.5…(5 ) Ix(5)=5×3.52+4×2.52+0×1.52+0×0.52+ 0×0.52+1×1.52+6×2.52+6×3.52=199.5…(6 ) Ix(6)=4×3.52+0×2.52+0×1.52+0×0.52+ 1×0.52+6×1.52+6×2.52+5×3.52=161.5…(7 ) Ix(7)=0×3.52+0×2.52+1×1.52+1×0.52+ 6×0.52+6×1.52+5×2.52+4×3.52=95.5…(8)
【0040】上記の計算結果により、回転軸の位置iが
1のとき慣性モーメントIxが最小となる、すなわち、
X方向において、第1列と第2列との間に回転軸がある
場合に慣性モーメントIxが最小となる。このとき、こ
の回転軸と中心軸との差分は3画素となる。これによ
り、X方向に3画素分シフトさせる必要があることがわ
かる。
【0041】同様に、Y方向の各行に対して画素「1」
の出現頻度P_Y及びY方向の拡張したデータ列Ext
_Yを求めると、これらは図11に示すようになる。慣
性モーメントIy(i)(i=0〜7)を計算し、最小値を
求めると、Iy(1)が最小となる。したがって、Y方向に
3画素分シフトさせればよいことがわかる。以上のよう
にして、X、Y方向のシフト量を求めた後、図9の
(a)に示す画像をX方向に3画素分、Y方向に3画素
分だけ、中心軸方向にシフトさせることにより、図9の
(b)に示す基本パターンが得られる。このように本実
施形態では、基本パターンの中心を通過する軸に対する
画像の慣性モーメントが最小となるように画像をシフト
させることにより、抽出したテクスチャの基本パターン
を、基本パターンを切り出す位置にかかわらず認識が容
易となる基本パターンにすることができる。
【0042】なお、本実施形態では、画像の慣性モーメ
ントが最小となるように基本パターンを画像の中心に位
置するようにシフトさせているが、他の方法として最も
特徴量のある部分、例えば何かしら大きな固まりのよう
なものを中心に位置するようにシフトする方法も考えら
れる。
【0043】<テクスチャ比較検索処理のフロー>次
に、テクスチャ比較検索処理(S4)について図12の
フローチャートを用いて説明する。ここでは、画像検索
を行う場合に、検索キーとなる画像(以下、「キー画
像」という。)がユーザーによりキーボード3等を介し
て画面上で指定され、このキー画像のテクスチャの基本
パターンとよく似た基本パターンを持つ画像を画像デー
タベース50から検索し、ディスプレイ2等の表示部に
表示する処理を説明する。
【0044】まず、ユーザーが指定したキー画像のテク
スチャ情報をデータベース50からロードする(S40
1)。ここで、テクスチャ情報には、前述のテクスチャ
抽出処理(S3)で抽出した画像の基本パターンや、そ
の他の画像の特徴量が含まれる。検索対象の画像データ
ベース50においてレコードポインタをトップに移動す
る(S402)。レコードポインタにより指定される検
索対象画像のテクスチャ情報をデータベース50からロ
ードする(S403)。キー画像のテクスチャ基本パタ
ーンと、検索対象画像のテクスチャ基本パターン画像と
の類似度を計算する(S404)。類似度の計算の詳細
については後述する。その後、計算された類似度に基づ
いて、検索対象画像とキー画像が類似しているか否かを
判定する(S405)。両画像が類似していない場合
は、ステップS408に進み、類似している場合は、ス
テップS406に進む。
【0045】ステップS406では、現在のレコードポ
インタが示す画像の画像情報をロードする。ここで、画
像情報には、画像データ並びに画像データのファイル名
もしくは画像データの保管位置を示すパス名等の属性情
報等が含まれる。ロードした画像情報を検索結果として
ディスプレイ2等の表示部に表示し(S407)、ステ
ップS408に進む。検索結果の表示例として、サムネ
イル画像を表示する方法、画像の名前を表示する方法、
サムネイルを生成した元画像のファイル名やパスを表示
する方法、元画像の入手先を表示する方法などのバリエ
ーションが考えられる。又は、類似性があると判定した
結果の画像の数をカウントし、その数を表示する方法も
考えられる。
【0046】ステップS408では、レコードポインタ
を一つ進める。その後、画像データベース50中に、レ
コードポインタで示される次の検索対象の画像データが
あるか否かを判定する(S409)。画像データベース
50中に新たに検索するデータがなければ処理は終了
し、データがあればステップS403に戻り、画像デー
タベース50において検索対象がなくなるまで、上記の
処理を繰り返す。
【0047】このようにして、テクスチャ比較検索処理
においては、画像間の比較を行う際に、テクスチャ抽出
処理で抽出された後、正規化され、中心にシフトされた
基本パターンを用いることにより、データベース50か
らロードした基本パターンを、加工することなくそのま
ま比較検索処理に使用できるため、比較処理が効率よく
かつ正確に行える。
【0048】以下に、ステップS404におけるキー画
像と比較対象画像との間の類似度の計算方法の一例を示
す。類似度は、2つの画像の濃度1の画素がどれだけ近
くにあるかを定量的に算出することにより求められる。
すなわち、以下の3つの値P0〜P2を用いて計算され
る; P0:比較対象画像において、キー画像における濃度1
の画素位置に対応する位置に濃度1の画素がある確率、 P1:比較対象画像において、キー画像における濃度1
の画素位置に対応する位置の上下左右に濃度1の画素が
ある確率、 P2:比較対象画像において、キー画像における濃度1
の画素位置に対応する位置から市外区距離が2となる位
置に濃度1の画素がある確率。
【0049】これらの値を用いて、類似度Dは以下の式
で求められる。 D=(W0・P0+W1・P1+W2・P2)/(W0+W1+W2) …(9) ここで、W0はP0のウェイト、W1はP1のウェイト、W
2はP2のウェイトであり、W0>W1>W2を満たす関係
にある。したがって、類似度Dは大きい程、2つの画像
がより類似していることを示す。この類似度Dを所定値
と比較し、類似度Dが所定値より大きいときに類似性が
あると判断する。
【0050】以上のようにして、本実施形態の画像特徴
量比較装置では、画像の周期と方向に基づいてテクスチ
ャの基本パターンを抽出し、正規化し、基本パターンが
中心に集中するようにシフトさせた後、画像に対して特
徴量として付加する。このようにして得られる画像のテ
クスチャの基本パターンを用いて画像間の比較を行うこ
とにより、画像の比較検索時において効率よく画像の検
索処理が行える。
【0051】
【発明の効果】本発明の第1の画像特徴量比較装置によ
れば、画像のテクスチャの周期性に基づいて、画像の特
徴量として、テクスチャの基本パターンを抽出すること
ができる。
【0052】また、第1の画像特徴量比較装置におい
て、抽出された基本パターンを正規化し、所定の大き
さ、形状にする。これにより、大きさ、形状の異なる画
像間で、画像を比較し、類似性等の判断を行う場合に容
易に判断を行うことができ、画像の検索比較処理等にお
いて処理効率を向上することができる。
【0053】また、第1の画像特徴量比較装置におい
て、抽出した基本パターンが複数の構成要素からなる場
合は、これらの構成要素ができるだけ集中するように、
基本パターンの特徴を保持しつつ、構成要素をシフトす
ることにより、より認識しやすい基本パターンを形成す
ることができ、画像の検索比較処理等において処理効率
を向上することができる。
【0054】さらに、第1および第2の画像特徴量比較
装置によれば、キー画像と類似の画像を比較・検索する
際に、画像のテクスチャの基本パターンを用いて類似性
の判断を行うため、類似性の判断が容易に行える。この
際、所定の大きさ、形状に正規化され、また、画像が中
心に位置するようにシフトされた基本パターンを用いる
ことにより、より高速に、かつ、正確に比較・検索処理
が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の画像特徴量比較装置の構成の概
略を示す図。
【図2】 制御装置を中心としたブロック図。
【図3】 画像データベースの構成図。
【図4】 画像特徴量比較装置のメインのフローチャー
ト。
【図5】 データ入力または設定等の画面の表示例を示
した図。
【図6】 画像特徴量比較装置におけるテクスチャ抽出
処理のフローチャート。
【図7】 テクスチャの周期と方向に基づいて抽出され
た基本パターンを示す図。
【図8】 基本パターンのシフトの具体例を説明した
図。
【図9】 慣性モーメントを求める方法を説明するため
のX方向のデータ列を示した図。
【図10】 回転軸の設定を説明するための図。
【図11】 慣性モーメントを求める方法を説明するた
めのY方向のデータ列を示した図。
【図12】 画像特徴量比較装置におけるテクスチャ比
較検索処理のフローチャート。
【符号の説明】
1…制御装置、 2…ディスプレイ、 3…キーボー
ド、 4…マウス、 5a…フロッピーディスク、 5
b…フロッピーディスク装置、 6…ハードディスク、
7…プリンタ、 8…スキャナ、 9a…CD−RO
M、 9b…CD−ROM装置、 10…スピーカ、
11…マイク、 21…初期設定画面、23〜25…選
択用アイコン、 29,30…設定用画面、 50…画
像データベース、 201…CPU、 202…クロッ
ク、 203…ROM、 204…RAM。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値化された画素情報が二次元格子状に
    配列されてなるテクスチャを含む画像から画像の特徴量
    を抽出し、該特徴量に基づいて異なる画像間の比較を行
    う画像特徴量比較装置において、 画像を、画像の特徴量とともに記憶する画像記憶手段
    と、 画像のテクスチャの周期性を求める周期性検出手段と、 該周期性検出手段により求められた周期性に基づいて、
    画像のテクスチャの基本パターン及び該基本パターンの
    テクスチャにおける配置情報を前記特徴量として抽出す
    る抽出手段とを備えたことを特徴とする画像特徴量比較
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像特徴量比較装置に
    おいて、 前記周期性検出手段により求められた周期性のうち二方
    向の周期性を用いて、前記画像からテクスチャの基本パ
    ターンを抽出することを特徴とする画像特徴量比較装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像特徴量比較装置に
    おいて、 前記抽出手段は、前記基本パターンを抽出した後に、さ
    らに該基本パターンを所定の画像サイズおよび形状に正
    規化することを特徴とする画像特徴量比較装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像特徴量比較装置に
    おいて、 前記抽出手段は、前記基本パターンを抽出した後に、前
    記基本パターンにおいて、前記基本パターンを構成する
    構成要素が中心付近に集中するように、前記各構成要素
    を、画像の特徴を保持しながらシフトさせることを特徴
    とする画像特徴量抽出比較装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の画像特
    徴量比較装置において、 検索キーとなる画像を指定する画像指定手段と、 前記検索キーとなる画像に対するテクスチャの基本パタ
    ーン及び配置情報と、前記画像記憶手段中に保持される
    検索対象の画像に対するテクスチャの基本パターン及び
    配置情報とに基づいて、両画像間の類似度を計算する類
    似度計算手段と、 該類似度計算手段による類似度に基づき、前記両画像が
    類似しているか否かを判断する判断手段と、 該類似度判断手段による判断結果に基づき、両画像が類
    似しているときに、前記検索対象の画像を検索結果とし
    て出力する画像出力手段とを備えたことを特徴とする画
    像特徴量抽出比較装置。
  6. 【請求項6】 画像に含まれるテクスチャの基本パター
    ンを、該基本パターンとともに画像と関連づけて保持す
    る画像記憶手段と、 検索キーとなる画像を指定する画像指定手段と、 前記検索キーとなる画像に対するテクスチャの基本パタ
    ーン及び基本パターンのテクスチャにおける配置情報
    と、前記画像記憶手段中に保持される検索対象の画像に
    対するテクスチャの基本パターン及び配置情報とに基づ
    き、両画像間の類似度を計算する類似度計算手段と、 該類似度計算手段による類似度に基づき、前記両画像が
    類似しているか否かを判断する判断手段と、 該判断手段による判断結果に基づき、前記両画像が類似
    しているときに、前記の検索対象画像を検索結果として
    出力する画像出力手段とを備えたことを特徴とする画像
    特徴量抽出比較装置。
  7. 【請求項7】 多値化された画素情報が二次元格子状に
    配列されてなるテクスチャを含む画像から画像の特徴量
    を抽出し、該特徴量に基づいて画像間の比較を行う画像
    特徴量比較プログラムであって、 画像を入力するステップと、 画像のテクスチャの周期性を求めるステップと、 該求められた周期性に基づいて、画像のテクスチャの基
    本パターン及び該基本パターンのテクスチャにおける配
    置情報を前記特徴量として抽出するステップとを有する
    ことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 画像に含まれるテクスチャの基本パター
    ンを、該基本パターンとともに画像と関連づけて画像記
    憶手段中に保持させるステップと、 検索キーとなる画像を指定するステップと、 前記検索キーとなる画像に対するテクスチャの基本パタ
    ーン及び基本パターンのテクスチャにおける配置情報
    と、前記画像記憶手段中に保持される検索対象の画像に
    対するテクスチャの基本パターン及び配置情報とに基づ
    き、両画像間の類似度を計算するステップと、 該類似度計算手段による類似度に基づき、前記両画像が
    類似しているか否かを判断するステップと、 該判断した結果に基づき、前記両画像が類似していると
    きに、前記の検索対象画像を検索結果として出力するス
    テップとを有することを特徴とするプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP23597997A 1997-08-22 1997-09-01 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3726442B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23597997A JP3726442B2 (ja) 1997-09-01 1997-09-01 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体
US09/137,234 US6381365B2 (en) 1997-08-22 1998-08-20 Image data processing apparatus and image data processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23597997A JP3726442B2 (ja) 1997-09-01 1997-09-01 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1185982A true JPH1185982A (ja) 1999-03-30
JP3726442B2 JP3726442B2 (ja) 2005-12-14

Family

ID=16994033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23597997A Expired - Fee Related JP3726442B2 (ja) 1997-08-22 1997-09-01 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3726442B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001167129A (ja) * 1999-11-26 2001-06-22 Medison Co Ltd 超音波映像検索装置及びこれを用いた超音波映像送受信システム
US6463432B1 (en) * 1998-08-03 2002-10-08 Minolta Co., Ltd. Apparatus for and method of retrieving images
JP2005208739A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 模様画像検索装置及び模様画像検索プログラム
JP2005526456A (ja) * 2002-05-22 2005-09-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電子透かしを抽出する方法
JP2012151794A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム
JP2012155386A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム
JP2021149787A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 株式会社東芝 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102507669B1 (ko) * 2017-10-18 2023-03-09 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그의 제어방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463432B1 (en) * 1998-08-03 2002-10-08 Minolta Co., Ltd. Apparatus for and method of retrieving images
JP2001167129A (ja) * 1999-11-26 2001-06-22 Medison Co Ltd 超音波映像検索装置及びこれを用いた超音波映像送受信システム
JP2005526456A (ja) * 2002-05-22 2005-09-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電子透かしを抽出する方法
JP2005208739A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 模様画像検索装置及び模様画像検索プログラム
JP2012151794A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム
US9129410B2 (en) 2011-01-21 2015-09-08 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus and pixel interpolation method
JP2012155386A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画素補間方法およびプログラム
JP2021149787A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 株式会社東芝 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
WO2021192819A1 (ja) * 2020-03-23 2021-09-30 株式会社東芝 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3726442B2 (ja) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7392233B2 (en) Image searching system, image searching method, and a recording medium storing an image searching program
JP3747589B2 (ja) 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体
US8792685B2 (en) Presenting image subsets based on occurrences of persons satisfying predetermined conditions
US20010046321A1 (en) Image data processing apparatus and image data processing method
CN101419612B (zh) 图像处理设备和图像处理方法
JP5665125B2 (ja) 画像処理方法、及び、画像処理システム
JP2007012074A (ja) 文書画像のコンテント適応スケーリング用ホワイトスペースグラフ及びツリー
JP3726442B2 (ja) 画像特徴量比較装置および画像特徴量比較プログラムを記録した記録媒体
JPH10260983A (ja) 画像検索装置及び方法
JP2002183205A (ja) データベース構築プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、データベース構築方法およびデータベース構築装置、ならびに、データベース検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、データベース検索方法およびデータベース検索装置
JP3718967B2 (ja) 画像特徴量抽出装置および方法並びに画像特徴量抽出プログラムを記録した記録媒体
JPH1131226A (ja) 情報処理方法及び装置
JP2007034613A (ja) 画像処理装置及びその方法
JPH1185949A (ja) 画像入出力装置
CN110309335B (zh) 一种图片匹配方法、装置、设备及存储介质
JP4692784B2 (ja) 画像記述システムにおける特徴量選択プログラム、特徴量選択方法および装置
JP2004192121A (ja) 画像検索装置、画像分類方法、画像検索方法、及びプログラム
JP4336813B2 (ja) 画像記述システムおよび方法
JP3948943B2 (ja) 図形認識方法及び装置
JP4205517B2 (ja) 奥行情報を含んだ画像の分類装置およびプログラム
JPH10326278A (ja) 情報処理装置及び方法並びに情報処理プログラムを記録した記録媒体
JPH11175519A (ja) 文書解析方法および文書解析装置
JP4177997B2 (ja) データベース検索装置、データベース検索方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体
JPH11282873A (ja) 画像データベース検索装置及びその検索方法並びに記録媒体
JP4545847B2 (ja) 画像検索装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050331

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050331

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050726

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees