JPH1185607A - Ramディスク使用方法および該方法を記録した記録媒体 - Google Patents
Ramディスク使用方法および該方法を記録した記録媒体Info
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- JPH1185607A JPH1185607A JP24277897A JP24277897A JPH1185607A JP H1185607 A JPH1185607 A JP H1185607A JP 24277897 A JP24277897 A JP 24277897A JP 24277897 A JP24277897 A JP 24277897A JP H1185607 A JPH1185607 A JP H1185607A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- ram disk
- disk
- temporary
- secured
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 他のプログラムの実行を圧迫することなく、
また、プログラムを複雑化することなく迅速に処理を行
うことができるRAMディスク使用方法を実現するこ
と。 【解決手段】 コンピュータがプログラムを実行する際
に、該実行プログラムに応じた容量のデバイスとしての
RAMディスクを、該プログラムが可動している間のみ
生成して使用する。
また、プログラムを複雑化することなく迅速に処理を行
うことができるRAMディスク使用方法を実現するこ
と。 【解決手段】 コンピュータがプログラムを実行する際
に、該実行プログラムに応じた容量のデバイスとしての
RAMディスクを、該プログラムが可動している間のみ
生成して使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータにおいて、RAM(Random Access Memory)ディス
クを、プログラムより生成して使用する方法に関するも
のである。
ュータにおいて、RAM(Random Access Memory)ディス
クを、プログラムより生成して使用する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】プログラム言語で大量のデータを処理す
るプログラムを作成する場合、そのデータを処理するた
めの作業領域として、以下のような手法が従来採られて
いた。 (1)処理するデータの量に見合った変数配列に使用す
るメモリ領域を、OS(Operating System)に要求するこ
とで確保する。
るプログラムを作成する場合、そのデータを処理するた
めの作業領域として、以下のような手法が従来採られて
いた。 (1)処理するデータの量に見合った変数配列に使用す
るメモリ領域を、OS(Operating System)に要求するこ
とで確保する。
【0003】(2)データを処理するときに、既に確保
してあるメモリで扱いきれない場合には、ハードディス
クやOSレベルでサポートしているRAMディスク等の
メディアに、作業用テンポラリファイルを置くことで対
処する。
してあるメモリで扱いきれない場合には、ハードディス
クやOSレベルでサポートしているRAMディスク等の
メディアに、作業用テンポラリファイルを置くことで対
処する。
【0004】(3)上記2つを併用して、最初はメモリ
のみで、メモリが不足したらハードディスク等のメディ
アを使用する。
のみで、メモリが不足したらハードディスク等のメディ
アを使用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のう
ち、「処理するデータの量に見合った変数配列に使用す
るメモリ領域を、OSに要求することで確保する。」方
法の場合、データをメモリに格納・管理する配列の確立
や管理と言ったプログラム的手法が複雑になるのが実情
であり、あるデータ配列に割り当てられたメモリは、そ
の配列でのみしか使用不能になるのが一般的である。ま
た、使用しているパーソナルコンピュータ上に搭載され
ているメモリがデータ処理に足りない場合には、そのプ
ログラム自体が実行不可能となるという問題点がある。
ち、「処理するデータの量に見合った変数配列に使用す
るメモリ領域を、OSに要求することで確保する。」方
法の場合、データをメモリに格納・管理する配列の確立
や管理と言ったプログラム的手法が複雑になるのが実情
であり、あるデータ配列に割り当てられたメモリは、そ
の配列でのみしか使用不能になるのが一般的である。ま
た、使用しているパーソナルコンピュータ上に搭載され
ているメモリがデータ処理に足りない場合には、そのプ
ログラム自体が実行不可能となるという問題点がある。
【0006】「データを処理するごとに、既に確保して
あるメモリで扱いきれない場合には、ハードディスクや
OSレベルでサポートしているRAMディスク等のメデ
ィアに、作業用テンポラリファイルを置くことで、対処
する。」方法の場合、ハードディスクは、そのアクセス
速度がメモリに比べて遅いため、プログラムの実行時間
に遅延をもたらすという問題点がある。RAMディスク
の場合は、その領域の確保がBIOS(Basic Input Out
put System)やOSの起動時に行われることが一般的で
あるため、必要なときにRAMディスクの増量を行った
り、不要になったRAMディスク用メモリの解放は、プ
ログラムから行うことは出来ない。また、プログラム終
了後もRAMディスクは常駐し続けるため、OSや他の
プログラムの実行を圧迫するという問題点がある。
あるメモリで扱いきれない場合には、ハードディスクや
OSレベルでサポートしているRAMディスク等のメデ
ィアに、作業用テンポラリファイルを置くことで、対処
する。」方法の場合、ハードディスクは、そのアクセス
速度がメモリに比べて遅いため、プログラムの実行時間
に遅延をもたらすという問題点がある。RAMディスク
の場合は、その領域の確保がBIOS(Basic Input Out
put System)やOSの起動時に行われることが一般的で
あるため、必要なときにRAMディスクの増量を行った
り、不要になったRAMディスク用メモリの解放は、プ
ログラムから行うことは出来ない。また、プログラム終
了後もRAMディスクは常駐し続けるため、OSや他の
プログラムの実行を圧迫するという問題点がある。
【0007】「最初はメモリのみで、メモリが不足した
らハードディスク等のメディアを使用する。」方法の場
合、プログラム内部での、メモリへのデータ格納と、フ
ァィルへのデータ格納では、プログラムとしての記述方
法なファイル内データの管理方法が大きく異なるのが一
般であり、プログラムの複雑化を招くという問題点があ
る。
らハードディスク等のメディアを使用する。」方法の場
合、プログラム内部での、メモリへのデータ格納と、フ
ァィルへのデータ格納では、プログラムとしての記述方
法なファイル内データの管理方法が大きく異なるのが一
般であり、プログラムの複雑化を招くという問題点があ
る。
【0008】本発明は上述したような従来の技術が有す
るさまざまな問題点に鑑みてなされたものであって、他
のプログラムの実行を圧迫することなく、また、プログ
ラムを複雑化することなく迅速に処理を行うことができ
るRAMディスク使用方法を実現することを目的とす
る。
るさまざまな問題点に鑑みてなされたものであって、他
のプログラムの実行を圧迫することなく、また、プログ
ラムを複雑化することなく迅速に処理を行うことができ
るRAMディスク使用方法を実現することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のRAMディスク
使用方法は、コンピュータがプログラムを実行する際
に、該実行プログラムに応じた容量のデバイスとしての
RAMディスクを、該プログラムが可動している間のみ
生成して使用することを特徴とする。
使用方法は、コンピュータがプログラムを実行する際
に、該実行プログラムに応じた容量のデバイスとしての
RAMディスクを、該プログラムが可動している間のみ
生成して使用することを特徴とする。
【0010】本発明の他の形態によるRAMディスク使
用方法は、コンピュータがプログラムを実行する際に、
前記実行プログラムに応じた容量のデバイスとしてのR
AMディスクの確保を試み、前記RAMディスクが確保
された場合には該RAMディスクにファイルポインタを
設定して前記プログラムの処理を行い、前記RAMディ
スクが確保されなかった場合にはRAMディスク以外の
通常使用されるデバイスにファイルポインタを設定して
前記プログラムの処理を行うことを特徴とする。
用方法は、コンピュータがプログラムを実行する際に、
前記実行プログラムに応じた容量のデバイスとしてのR
AMディスクの確保を試み、前記RAMディスクが確保
された場合には該RAMディスクにファイルポインタを
設定して前記プログラムの処理を行い、前記RAMディ
スクが確保されなかった場合にはRAMディスク以外の
通常使用されるデバイスにファイルポインタを設定して
前記プログラムの処理を行うことを特徴とする。
【0011】この場合、プログラムからデバイスへのア
クセスが発生すると、前記アクセスに使用されているフ
ァイルポインタが設定されているデバイスの種別を判定
し、RAMディスクにファイルポインタが設定されてい
る場合にはRAMディスクによるプログラムの処理を行
い、RAMディスク以外の通常使用されるデバイスにフ
ァイルポインタが設定されている場合には該デバイスに
よるプログラムの処理を行うこととしてもよい。
クセスが発生すると、前記アクセスに使用されているフ
ァイルポインタが設定されているデバイスの種別を判定
し、RAMディスクにファイルポインタが設定されてい
る場合にはRAMディスクによるプログラムの処理を行
い、RAMディスク以外の通常使用されるデバイスにフ
ァイルポインタが設定されている場合には該デバイスに
よるプログラムの処理を行うこととしてもよい。
【0012】また、プログラム終了の際には、RAMデ
ィスクとして使用されている領域を開放した後にプログ
ラムの終了処理を行うこととしてもよい。
ィスクとして使用されている領域を開放した後にプログ
ラムの終了処理を行うこととしてもよい。
【0013】本発明の記録媒体は、上記のいずれかに記
載のRAMディスク使用方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムが記録されている。
載のRAMディスク使用方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムが記録されている。
【0014】本発明の他の形態による記録媒体は、第1
のプログラムおよび上記のいずれかに記載のRAMディ
スク使用方法をコンピュータに実行させるための第2の
プログラムが記録されている。
のプログラムおよび上記のいずれかに記載のRAMディ
スク使用方法をコンピュータに実行させるための第2の
プログラムが記録されている。
【0015】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、プログラムに応じた容量のRAMディスクの
確保がプログラム実行の際に行われることとなり、プロ
グラム処理の迅速化を高率よく行うことができる。
おいては、プログラムに応じた容量のRAMディスクの
確保がプログラム実行の際に行われることとなり、プロ
グラム処理の迅速化を高率よく行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例が適用される装
置の構成を示すブロック図、図2は本実施例の動作を示
すフローチャートである。
置の構成を示すブロック図、図2は本実施例の動作を示
すフローチャートである。
【0018】本実施例は、記憶装置1、制御装置2、入
力装置3、出力装置4および一時的RAMディスク5か
ら構成されるもので、入力装置3は装置利用者からの入
力を受け付けて制御装置2へ出力する。記憶装置1は一
時的RAMディスク5の制御を含むプログラムや、該プ
ログラムの実行に伴うデータの一時記憶などを行うもの
で、例えばハードディスクなどにより構成される。制御
装置2は入力装置3からの入力内容について記憶装置1
に格納されたプログラムに基づいた処理を行い、その結
果をプリンタや表示デバイス等の出力装置4へ出力す
る。一時的RAMディスク5は主記憶装置(不図示)を
構成するRAMの一部をプログラムにより記憶装置とし
て扱えるようにすることにより生成されるもので、上述
した記憶装置1内に格納されるプログラムにより生成さ
れる。通常、RAMディスクはシステム立ち上げ時に主
記憶装置に設定されるものであるが、本実施例における
一時的RAMディスク5はプログラム立ち上げ時毎にそ
の都度設定される。
力装置3、出力装置4および一時的RAMディスク5か
ら構成されるもので、入力装置3は装置利用者からの入
力を受け付けて制御装置2へ出力する。記憶装置1は一
時的RAMディスク5の制御を含むプログラムや、該プ
ログラムの実行に伴うデータの一時記憶などを行うもの
で、例えばハードディスクなどにより構成される。制御
装置2は入力装置3からの入力内容について記憶装置1
に格納されたプログラムに基づいた処理を行い、その結
果をプリンタや表示デバイス等の出力装置4へ出力す
る。一時的RAMディスク5は主記憶装置(不図示)を
構成するRAMの一部をプログラムにより記憶装置とし
て扱えるようにすることにより生成されるもので、上述
した記憶装置1内に格納されるプログラムにより生成さ
れる。通常、RAMディスクはシステム立ち上げ時に主
記憶装置に設定されるものであるが、本実施例における
一時的RAMディスク5はプログラム立ち上げ時毎にそ
の都度設定される。
【0019】上記の実施例はごく一般的なコンピュータ
システムで実現される。記憶装置1に記憶されるプログ
ラムは、着脱可能な記録媒体に格納され、入力装置3を
介して記憶される形態が一般的であり、本発明は記録媒
体をも含む。
システムで実現される。記憶装置1に記憶されるプログ
ラムは、着脱可能な記録媒体に格納され、入力装置3を
介して記憶される形態が一般的であり、本発明は記録媒
体をも含む。
【0020】次に、本実施例の動作について図2のフロ
ーチャートを参照して説明する。
ーチャートを参照して説明する。
【0021】本実施例は、図1に示した装置で実行可能
な様々なプログラムに付随して行われるものであり、そ
の動作は、本実施例が使用されているプログラム本体の
起動処理(ステップ101)により開始される。プログ
ラム本体の起動処理が行われると、続いて、一時的RA
Mディスク5として使用される主記憶装置のメモリ領域
を確保する一時的RAMディスク用メモリ領域の確保が
行われる(ステップ102)。ステップ102における
メモリ領域の確保量は、ステップ101にて起動された
プログラム本体の構造から予想されるものであり、各付
随するプログラムのデータ量毎に異なる確保量が設定さ
れている。
な様々なプログラムに付随して行われるものであり、そ
の動作は、本実施例が使用されているプログラム本体の
起動処理(ステップ101)により開始される。プログ
ラム本体の起動処理が行われると、続いて、一時的RA
Mディスク5として使用される主記憶装置のメモリ領域
を確保する一時的RAMディスク用メモリ領域の確保が
行われる(ステップ102)。ステップ102における
メモリ領域の確保量は、ステップ101にて起動された
プログラム本体の構造から予想されるものであり、各付
随するプログラムのデータ量毎に異なる確保量が設定さ
れている。
【0022】次に、ステップ102におけるメモリ領域
の確保が成功したかを判別するメモリ領域確保の成否判
別が行われる(ステップ103)。メモリ領域確保が成
功したことが確認された場合には、確保したメモリ領域
を連続的にしようするためのファイルポインタを一時的
RAMディスクへ設定する(ステップ104)。
の確保が成功したかを判別するメモリ領域確保の成否判
別が行われる(ステップ103)。メモリ領域確保が成
功したことが確認された場合には、確保したメモリ領域
を連続的にしようするためのファイルポインタを一時的
RAMディスクへ設定する(ステップ104)。
【0023】上記のステップ104により、以後、設定
したファイルポインタを使用したデバイスへの書き込み
/読み出しがRAM5ディスクに対して行われ、この
後、プログラム本体による処理が行われる(ステップ1
06)。
したファイルポインタを使用したデバイスへの書き込み
/読み出しがRAM5ディスクに対して行われ、この
後、プログラム本体による処理が行われる(ステップ1
06)。
【0024】ステップ103にて、主記憶装置のメモリ
不足の原因などにより一時的RAMディスク用のメモリ
領域の確保に失敗したことが確認された場合には、通常
のプログラム手法で分岐を行い、ファイルポインタの設
定を通常デバイスに対して行い(ステップ105)、プ
ログラム本体による処理が行われる(ステップ10
6)。この場合には、一時的RAMディスクが使用され
ることはなく、一時的RAMディスクを使用した場合に
比較するとアクセス速度は低下するが、プログラムが動
作しないという最悪の自体は免れる。
不足の原因などにより一時的RAMディスク用のメモリ
領域の確保に失敗したことが確認された場合には、通常
のプログラム手法で分岐を行い、ファイルポインタの設
定を通常デバイスに対して行い(ステップ105)、プ
ログラム本体による処理が行われる(ステップ10
6)。この場合には、一時的RAMディスクが使用され
ることはなく、一時的RAMディスクを使用した場合に
比較するとアクセス速度は低下するが、プログラムが動
作しないという最悪の自体は免れる。
【0025】なお、ステップ103にて一時的RAMデ
ィスク用のメモリ領域の確保に失敗したことが確認され
た場合に、通常デバイスを代行手段として使用するか
は、装置構成やプログラム内容に応じてプログラム作成
者によって適宜決定される事であり、本実施例は、あく
まで実際の一使用例である。
ィスク用のメモリ領域の確保に失敗したことが確認され
た場合に、通常デバイスを代行手段として使用するか
は、装置構成やプログラム内容に応じてプログラム作成
者によって適宜決定される事であり、本実施例は、あく
まで実際の一使用例である。
【0026】以上の処理により、一時的RAMディスク
5の使用が可能となり、主記憶装置に必要とされる記憶
領域がある場合には一時的RAMディスクを使用したプ
ログラム本体の処理が行われる。このときの一時的RA
Mディスク5へのアクセスは、ステップ104にて設定
されたファイルポインタが使用され、通常のデバイスと
同じようにアクセスすることが可能となる。
5の使用が可能となり、主記憶装置に必要とされる記憶
領域がある場合には一時的RAMディスクを使用したプ
ログラム本体の処理が行われる。このときの一時的RA
Mディスク5へのアクセスは、ステップ104にて設定
されたファイルポインタが使用され、通常のデバイスと
同じようにアクセスすることが可能となる。
【0027】次に、本実施例で行われるファイルへのア
クセス動作についてそのフローチャートである図3を参
照して説明する。
クセス動作についてそのフローチャートである図3を参
照して説明する。
【0028】図3は、図2に示した一時的RAMディス
クの生成動作が行われた後での動作を示すフローチャー
トである。
クの生成動作が行われた後での動作を示すフローチャー
トである。
【0029】図3に示すフローチャートは、プログラム
本体でデバイスへのアクセスが発生したときに開始され
る(ステップ201)。アクセス発生が確認されると、
まず、アクセスに使用されているファイルポインタが設
定されている種別が判定され(ステップ202)、これ
により、アクセスに使用されているファィルポインタ
が、一時的RAMディスク5へのアクセスかどうかが判
別される。
本体でデバイスへのアクセスが発生したときに開始され
る(ステップ201)。アクセス発生が確認されると、
まず、アクセスに使用されているファイルポインタが設
定されている種別が判定され(ステップ202)、これ
により、アクセスに使用されているファィルポインタ
が、一時的RAMディスク5へのアクセスかどうかが判
別される。
【0030】ステップ202にて、アクセスに使用され
ているファイルポインタが通常デバイスへアクセスする
ものであることが確認された場合には、OSによるデバ
イスへのアクセス処理が行われ(ステップ203)、プ
ログラム本体の処理に移行する(ステップ205)。
ているファイルポインタが通常デバイスへアクセスする
ものであることが確認された場合には、OSによるデバ
イスへのアクセス処理が行われ(ステップ203)、プ
ログラム本体の処理に移行する(ステップ205)。
【0031】また、ステップ202にて、アクセスに使
用されているファイルポインタが一時的RAMディスク
5へのものであることが確認された場合には、一時的R
AMディスク5へのアクセス処理が行われ(ステップ2
04)、プログラム本体の処理に移行する(ステップ2
05)。
用されているファイルポインタが一時的RAMディスク
5へのものであることが確認された場合には、一時的R
AMディスク5へのアクセス処理が行われ(ステップ2
04)、プログラム本体の処理に移行する(ステップ2
05)。
【0032】なお、ステップ204で行われる一時的R
AMディスク5へのアクセス処理は、プログラム本体の
コンパイル時にリンクされて生成されている。
AMディスク5へのアクセス処理は、プログラム本体の
コンパイル時にリンクされて生成されている。
【0033】次に、一時的RAMディスク5の解除する
際の動作について図4を参照して説明する。図4は、一
時的RAMディスクを解除する際の動作を示すフローチ
ャートである。
際の動作について図4を参照して説明する。図4は、一
時的RAMディスクを解除する際の動作を示すフローチ
ャートである。
【0034】プログラム本体の処理が終了すると(ステ
ップ301)、まず、一時的RAMディスクに使用され
ているメモリ領域を開放することが行われる(ステップ
302)。このとき、オープンされているファイルがあ
るならば、そのファイルのクローズ作業、および、ファ
イルポインタの設定の解除が行われるのは、通常デバイ
スを使用している場合と同じである。ただ、一時的RA
Mディスク5内に書き込まれたファイルは、この時点で
全て消失することになる。
ップ301)、まず、一時的RAMディスクに使用され
ているメモリ領域を開放することが行われる(ステップ
302)。このとき、オープンされているファイルがあ
るならば、そのファイルのクローズ作業、および、ファ
イルポインタの設定の解除が行われるのは、通常デバイ
スを使用している場合と同じである。ただ、一時的RA
Mディスク5内に書き込まれたファイルは、この時点で
全て消失することになる。
【0035】続いて、プログラム本体の終了処理が行わ
れる(ステップ303)。
れる(ステップ303)。
【0036】第1表は、本実施例において一時的RAM
ディスクを使用するために使用される関数群の一例を示
すものである。
ディスクを使用するために使用される関数群の一例を示
すものである。
【0037】
【表1】 ここで、各機能名について説明する。
【0038】401 Alloc Ram Disk Memory:メモリ
上に、指定された容量で一時的RAMディスク用領域を
確保する。
上に、指定された容量で一時的RAMディスク用領域を
確保する。
【0039】402 Set Ram Disk File Pointer:一
時的RAMディスク内のファイルをアクセスする際のフ
ァイルポインターを設定する。同時に、一時的RAMデ
ィスクに対してファイルが開けない場合の通常デバイス
へのファイルポインタも指定することが可能。
時的RAMディスク内のファイルをアクセスする際のフ
ァイルポインターを設定する。同時に、一時的RAMデ
ィスクに対してファイルが開けない場合の通常デバイス
へのファイルポインタも指定することが可能。
【0040】403 Ram Disk File Open:Set Ram Di
sk File Pointerで設定されてファイルポインタを、フ
ァイルに 割り当て、ファイルを開く。
sk File Pointerで設定されてファイルポインタを、フ
ァイルに 割り当て、ファイルを開く。
【0041】404 Ram Disk File Close:Ram Disk
File Openで開かれたファイルを閉じる。
File Openで開かれたファイルを閉じる。
【0042】404 Unalloc Ram Disk Memory:メモ
リ上に確保されている一時的RAMディスク領域を解放
する。開かれているファイルは、全て閉じられる。
リ上に確保されている一時的RAMディスク領域を解放
する。開かれているファイルは、全て閉じられる。
【0043】実際にファイルに書き込み・読み込みする
関数については、使用するファイルポインタが402
Set Ram Disk File Pointerで作成されたものを使うと
いう点以外は、本発明を使用するプログラム言語のファ
イル書き込み・読み出し関数に準拠するものである。
関数については、使用するファイルポインタが402
Set Ram Disk File Pointerで作成されたものを使うと
いう点以外は、本発明を使用するプログラム言語のファ
イル書き込み・読み出し関数に準拠するものである。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上説明しように構成されてい
るので、以下に記載するような効果を奏する。
るので、以下に記載するような効果を奏する。
【0045】プログラムが起動した時に、プログラムが
必要なだけの容量を持つ一時的RAMディスクが使用可
能となる。この一時的RAMディスクは、メモリを使用
してのデバイスであるため、通常のHDD等のデバイス
と比較しても高速であり、プログラム実行速度の向上を
もたらす。
必要なだけの容量を持つ一時的RAMディスクが使用可
能となる。この一時的RAMディスクは、メモリを使用
してのデバイスであるため、通常のHDD等のデバイス
と比較しても高速であり、プログラム実行速度の向上を
もたらす。
【0046】また、従来のOS起動時に設定されるよう
な一時的RAMディスクは、最初から固定された容貴
を、そのOSが動作している間保持しつづけてしまうの
に比べ、本発明による一時的RAMディスクは、プログ
ラムが動作している間、プログラムの要求した容量だけ
を消費するため、プログラム非動作時において、OSや
他のプログラムの実行を圧迫することがないという面
で、メモリの使用効率の向上が期待できる。
な一時的RAMディスクは、最初から固定された容貴
を、そのOSが動作している間保持しつづけてしまうの
に比べ、本発明による一時的RAMディスクは、プログ
ラムが動作している間、プログラムの要求した容量だけ
を消費するため、プログラム非動作時において、OSや
他のプログラムの実行を圧迫することがないという面
で、メモリの使用効率の向上が期待できる。
【図1】本発明が適用される装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
1 記憶装置 2 制御装置 3 入力装置 4 出力装置 5 一時的RAMディスク 101〜106、201〜205、301〜303
ステップ
ステップ
Claims (6)
- 【請求項1】 コンピュータがプログラムを実行する際
に、該実行プログラムに応じた容量のデバイスとしての
RAMディスクを、該プログラムが可動している間のみ
生成して使用することを特徴とするRAMディスク使用
方法。 - 【請求項2】 コンピュータがプログラムを実行する際
に、 前記実行プログラムに応じた容量のデバイスとしてのR
AMディスクの確保を試み、 前記RAMディスクが確保された場合には該RAMディ
スクにファイルポインタを設定して前記プログラムの処
理を行い、前記RAMディスクが確保されなかった場合
にはRAMディスク以外の通常使用されるデバイスにフ
ァイルポインタを設定して前記プログラムの処理を行う
ことを特徴とするRAMディスク使用方法。 - 【請求項3】 請求項2記載のRAMディスク使用方法
において、 プログラムからデバイスへのアクセスが発生すると、 前記アクセスに使用されているファイルポインタが設定
されているデバイスの種別を判定し、RAMディスクに
ファイルポインタが設定されている場合にはRAMディ
スクによるプログラムの処理を行い、RAMディスク以
外の通常使用されるデバイスにファイルポインタが設定
されている場合には該デバイスによるプログラムの処理
を行うことを特徴とするRAMディスク使用方法。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のRAMデ
ィスク使用方法において、 プログラム終了の際には、RAMディスクとして使用さ
れている領域を開放した後にプログラムの終了処理を行
うことを特徴とするRAMディスク使用方法。 - 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
のRAMディスク使用方法をコンピュータに実行させる
ためのプログラムが記録された記録媒体。 - 【請求項6】 第1のプログラムおよび請求項2乃至請
求項4のいずれかに記載のRAMディスク使用方法をコ
ンピュータに実行させるための第2のプログラムが記録
された記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24277897A JPH1185607A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | Ramディスク使用方法および該方法を記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24277897A JPH1185607A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | Ramディスク使用方法および該方法を記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1185607A true JPH1185607A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17094152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24277897A Pending JPH1185607A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | Ramディスク使用方法および該方法を記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1185607A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8516186B2 (en) | 2010-02-10 | 2013-08-20 | Buffalo Inc. | Method of accelerating access to primary storage and storage system adopting the method |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24277897A patent/JPH1185607A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8516186B2 (en) | 2010-02-10 | 2013-08-20 | Buffalo Inc. | Method of accelerating access to primary storage and storage system adopting the method |
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