JPH1183771A - 比熱容量測定方法及び装置 - Google Patents
比熱容量測定方法及び装置Info
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- JPH1183771A JPH1183771A JP24253697A JP24253697A JPH1183771A JP H1183771 A JPH1183771 A JP H1183771A JP 24253697 A JP24253697 A JP 24253697A JP 24253697 A JP24253697 A JP 24253697A JP H1183771 A JPH1183771 A JP H1183771A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2個の試料の比熱容量を同時に測定すること
ができ、従来の方法に比べて複数の試料の比熱容量を迅
速に測定することができる比熱容量測定方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2
を、加熱手段により周囲物体4を介して所定の昇温速度
で加熱し、試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側
感熱板2上の容器82 をそれぞれ空にしたとき、試料側
感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板2上の容器
82 にそれぞれ熱容量が既知の標準試料を入れたとき並
びに試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板
2上の容器82 にそれぞれ熱容量が未知の試料を入れた
ときの試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2と周囲物
体4との温度差をそれぞれ同時に測定し、比熱容量演算
手段10により、所定の式から2個の未知試料の熱容量
を算出し、該熱容量から2個の未知試料の比熱容量を算
出する。
ができ、従来の方法に比べて複数の試料の比熱容量を迅
速に測定することができる比熱容量測定方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2
を、加熱手段により周囲物体4を介して所定の昇温速度
で加熱し、試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側
感熱板2上の容器82 をそれぞれ空にしたとき、試料側
感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板2上の容器
82 にそれぞれ熱容量が既知の標準試料を入れたとき並
びに試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板
2上の容器82 にそれぞれ熱容量が未知の試料を入れた
ときの試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2と周囲物
体4との温度差をそれぞれ同時に測定し、比熱容量演算
手段10により、所定の式から2個の未知試料の熱容量
を算出し、該熱容量から2個の未知試料の比熱容量を算
出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物質の比熱容量測
定方法及び装置に関する。
定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の示差走査熱量計による比
熱容量測定装置の要部を示す。 同図において、1及び
2は、それぞれ試料側感熱板及び参照物質側感熱板であ
る。試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2は、共に均
熱ブロック3に固定された熱伝導性の良い板状の周囲物
体4に支持されており、均熱ブロック3には、ヒータ5
が装着され、また、周囲の均熱を良くするための蓋6が
取り付けられている。試料側感熱板1及び参照物質側感
熱板2には、それぞれ両板の温度差を測定するための温
度センサa1 及び試料側感熱板1の温度を測定するため
の温度センサa2(通常、熱電対が用いられる)が取り
付けられ、前記感熱板1及び2のそれぞれの上には、試
料側容器81 及び参照物質側容器82 が置かれる。bは
試料側感熱板1と参照物質側感熱板2とを熱的にバラン
スさせるためのダミー導線である。10は、温度センサ
a1 及びa2 から出力した温度信号により下記のような
演算を行なって試料の比熱容量を算出する比熱容量演算
手段で、例えばコンピュータで構成される。
熱容量測定装置の要部を示す。 同図において、1及び
2は、それぞれ試料側感熱板及び参照物質側感熱板であ
る。試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2は、共に均
熱ブロック3に固定された熱伝導性の良い板状の周囲物
体4に支持されており、均熱ブロック3には、ヒータ5
が装着され、また、周囲の均熱を良くするための蓋6が
取り付けられている。試料側感熱板1及び参照物質側感
熱板2には、それぞれ両板の温度差を測定するための温
度センサa1 及び試料側感熱板1の温度を測定するため
の温度センサa2(通常、熱電対が用いられる)が取り
付けられ、前記感熱板1及び2のそれぞれの上には、試
料側容器81 及び参照物質側容器82 が置かれる。bは
試料側感熱板1と参照物質側感熱板2とを熱的にバラン
スさせるためのダミー導線である。10は、温度センサ
a1 及びa2 から出力した温度信号により下記のような
演算を行なって試料の比熱容量を算出する比熱容量演算
手段で、例えばコンピュータで構成される。
【0003】次に上記装置を用いて比熱容量を測定する
従来方法を説明する。
従来方法を説明する。
【0004】図2に示す装置を用いて試料の熱容量を測
定する動作を説明するために、通常、図3に示すように
単純化されたモデルが用いられる。この図において、T
0 は前記感熱板の周囲物体4の温度、Tは前記感熱板の
温度、Cは熱容量、Rは周囲物体4から前記感熱板への
熱抵抗である。添字1、2はそれぞれ試料側及び参照物
質側をそれぞれ区別するために用いられる。図3に示す
ように、熱は矢印のように流れ、試料側容器81 及び参
照物質側容器82 にそれぞれ入れられた試料及び参照物
質の昇温速度をvとすると、良く知られた次の関係式が
得られる。
定する動作を説明するために、通常、図3に示すように
単純化されたモデルが用いられる。この図において、T
0 は前記感熱板の周囲物体4の温度、Tは前記感熱板の
温度、Cは熱容量、Rは周囲物体4から前記感熱板への
熱抵抗である。添字1、2はそれぞれ試料側及び参照物
質側をそれぞれ区別するために用いられる。図3に示す
ように、熱は矢印のように流れ、試料側容器81 及び参
照物質側容器82 にそれぞれ入れられた試料及び参照物
質の昇温速度をvとすると、良く知られた次の関係式が
得られる。
【0005】試料側では、 (T0 −T1 )/R1 =C1 v …………………(1) 参照物質側では、 (T0 −T2 )/R2 =C2 v …………………(2) (1)、(2)式で現れた熱抵抗R1 及びR2 が等しく R1 =R2 =R ……………………………………(3) と仮定できる場合は、(1)、(2)及び(3)式より
T0 を消去すると、 (T2 −T1 )/R=(C1 −C2 )v ………(4) 従来の方法では、測定値はT2 −T1 であり、これをY
と置く。(4)式は、所定の昇温速度vで測定している
とき、試料側熱容量と参照物質側熱容量との差C(=C
1 −C2 )が測定値Y(=T2 −T1 )に比例している
ことを示している。つまり、(4)式は、 Y/R=Cv ………………………………………(5) と置ける。従来の方法では、参照物質側の熱容量C2 を
固定して考えるので、ここでは、C2 は固定とする。
T0 を消去すると、 (T2 −T1 )/R=(C1 −C2 )v ………(4) 従来の方法では、測定値はT2 −T1 であり、これをY
と置く。(4)式は、所定の昇温速度vで測定している
とき、試料側熱容量と参照物質側熱容量との差C(=C
1 −C2 )が測定値Y(=T2 −T1 )に比例している
ことを示している。つまり、(4)式は、 Y/R=Cv ………………………………………(5) と置ける。従来の方法では、参照物質側の熱容量C2 を
固定して考えるので、ここでは、C2 は固定とする。
【0006】最初、試料側に空の容器81 を載せて測定
する。このときのC、YをそれぞれCb 、Yb とすれ
ば、 Yb /R=Cb v …………………………………(6) が成り立つ。試料側の上記容器81 の中に熱容量が既知
の標準試料(この試料の熱容量をCr とする。)を入れ
て測定した場合の測定値YをYr 、熱容量が未知の試料
(この試料の熱容量をCs とする。)を入れて測定した
場合の測定値YをYs とすれば、標準試料の測定に関し
て、 Yr /R=(Cr +Cb )v ……………………(7) が成り立ち、未知試料に関して、 Ys/R=(Cs +Cb )v ……………………(8) が成り立つ。(6)、(7)式よりCb を消去して、 (Yr −Yb )/R=Cr v ……………………(9) を得る。また、(6)、(8)式より、Cb を消去し
て、 (Ys −Yb )/R=Cs v ……………………(10) を得る。(9)、(10)式より未知試料の熱容量を求
める式 Cs=Cr(Ys −Yb )/(Yr −Yb )…………(11) が求められる。未知試料の比熱容量Cp はその未知試料
の重量をmとすると、 Cp =Cs /m ……………………… …………(12) の関係より求められる。
する。このときのC、YをそれぞれCb 、Yb とすれ
ば、 Yb /R=Cb v …………………………………(6) が成り立つ。試料側の上記容器81 の中に熱容量が既知
の標準試料(この試料の熱容量をCr とする。)を入れ
て測定した場合の測定値YをYr 、熱容量が未知の試料
(この試料の熱容量をCs とする。)を入れて測定した
場合の測定値YをYs とすれば、標準試料の測定に関し
て、 Yr /R=(Cr +Cb )v ……………………(7) が成り立ち、未知試料に関して、 Ys/R=(Cs +Cb )v ……………………(8) が成り立つ。(6)、(7)式よりCb を消去して、 (Yr −Yb )/R=Cr v ……………………(9) を得る。また、(6)、(8)式より、Cb を消去し
て、 (Ys −Yb )/R=Cs v ……………………(10) を得る。(9)、(10)式より未知試料の熱容量を求
める式 Cs=Cr(Ys −Yb )/(Yr −Yb )…………(11) が求められる。未知試料の比熱容量Cp はその未知試料
の重量をmとすると、 Cp =Cs /m ……………………… …………(12) の関係より求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の測定方法では、
参照物質側は熱容量的に固定されていて、積極的に熱容
量測定の解析に利用されることがなく、また、前記
(3)式に示すように、参照物質側の熱抵抗R1 と試料
側の熱抵抗R2 が等しいと仮定していた。
参照物質側は熱容量的に固定されていて、積極的に熱容
量測定の解析に利用されることがなく、また、前記
(3)式に示すように、参照物質側の熱抵抗R1 と試料
側の熱抵抗R2 が等しいと仮定していた。
【0008】本発明は、このような仮定を設けることな
く、2個の試料の比熱容量を同時に測定することがで
き、従来の方法に比べて複数の試料の比熱容量を迅速に
測定することができる比熱容量測定方法及び装置を提供
することを課題とする。
く、2個の試料の比熱容量を同時に測定することがで
き、従来の方法に比べて複数の試料の比熱容量を迅速に
測定することができる比熱容量測定方法及び装置を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、請求項1に記載のように、示差走査熱
量計において、試料側感熱板及び参照物質側感熱板を、
周囲物体を介して所定の昇温速度で加熱し、前記試料側
感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器をそれぞ
れ空にしたとき、前記試料側感熱板上の容器及び参照物
質側感熱板上の容器にそれぞれ熱容量が既知の標準試料
を入れたとき並びに前記試料側感熱板上の容器及び参照
物質側感熱板上の容器にそれぞれ熱容量が未知の試料を
入れたときの試料側感熱板及び参照物質側感熱板と周囲
物体との温度差をそれぞれ同時に測定し、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) 但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたと
きの標準試料の既知熱容量 Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周
囲物体との温度差 Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体
との温度差 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) 但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れ
たときの標準試料の既知熱容量 Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側側
感熱板と周囲物体との温度差 Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と
周囲物体との温度差 より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該
熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算
出することを特徴とする。
解決するために、請求項1に記載のように、示差走査熱
量計において、試料側感熱板及び参照物質側感熱板を、
周囲物体を介して所定の昇温速度で加熱し、前記試料側
感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器をそれぞ
れ空にしたとき、前記試料側感熱板上の容器及び参照物
質側感熱板上の容器にそれぞれ熱容量が既知の標準試料
を入れたとき並びに前記試料側感熱板上の容器及び参照
物質側感熱板上の容器にそれぞれ熱容量が未知の試料を
入れたときの試料側感熱板及び参照物質側感熱板と周囲
物体との温度差をそれぞれ同時に測定し、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) 但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたと
きの標準試料の既知熱容量 Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周
囲物体との温度差 Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体
との温度差 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) 但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れ
たときの標準試料の既知熱容量 Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側側
感熱板と周囲物体との温度差 Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と
周囲物体との温度差 より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該
熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算
出することを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載のように、示差走査
熱量計において、試料側感熱板と、参照物質側感熱板
と、該試料側感熱板及び参照物質側感熱板に熱を伝える
周囲物体と、試料側感熱板及び参照物質側感熱板にそれ
ぞれ載せる容器と、試料側感熱板及び参照物質側感熱板
を所定の昇温速度で加熱する加熱部材と、試料側感熱
板、参照物質側感熱板及び周囲物体にそれぞれ取り付け
られた温度センサと、前記温度センサーの出力信号が入
力し、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) 但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたと
きの標準試料の既知熱容量 Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周
囲物体との温度差 Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体
との温度差 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) 但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れ
たときの標準試料の既知熱容量 Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側側
感熱板と周囲物体との温度差 Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と
周囲物体との温度差 より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該
熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算
出する比熱容量演算手段を具備することを特徴とする。
尚、前記参照物質側感熱板及び試料側感熱板上の容器を
囲む熱伝導性の良いキャップを設けることが好ましい。
熱量計において、試料側感熱板と、参照物質側感熱板
と、該試料側感熱板及び参照物質側感熱板に熱を伝える
周囲物体と、試料側感熱板及び参照物質側感熱板にそれ
ぞれ載せる容器と、試料側感熱板及び参照物質側感熱板
を所定の昇温速度で加熱する加熱部材と、試料側感熱
板、参照物質側感熱板及び周囲物体にそれぞれ取り付け
られた温度センサと、前記温度センサーの出力信号が入
力し、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) 但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたと
きの標準試料の既知熱容量 Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周
囲物体との温度差 Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体
との温度差 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) 但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れ
たときの標準試料の既知熱容量 Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側側
感熱板と周囲物体との温度差 Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と
周囲物体との温度差 より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該
熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算
出する比熱容量演算手段を具備することを特徴とする。
尚、前記参照物質側感熱板及び試料側感熱板上の容器を
囲む熱伝導性の良いキャップを設けることが好ましい。
【0011】以下、本発明の作用を説明する。
【0012】本発明による測定では、前記(1)、
(2)式がそのまま測定値として得られ、試料側の測定
値をY1 (=T0 −T1 )、参照物質側の測定値をY2
(=T0−T2 )と置く。この記号を用いると、
(1)、(2)式は、 Y1 /R1 =C1 v ………………………………(13) Y2 /R2 =C2 v ………………………………(14) と書かれる。
(2)式がそのまま測定値として得られ、試料側の測定
値をY1 (=T0 −T1 )、参照物質側の測定値をY2
(=T0−T2 )と置く。この記号を用いると、
(1)、(2)式は、 Y1 /R1 =C1 v ………………………………(13) Y2 /R2 =C2 v ………………………………(14) と書かれる。
【0013】前記(13)、(14)式は従来の方法の
(5)式と同じ形をしている。但し、これらは2個の式
なので、従来の方法の2倍の測定つまり2試料を同時に
測定が可能である。
(5)式と同じ形をしている。但し、これらは2個の式
なので、従来の方法の2倍の測定つまり2試料を同時に
測定が可能である。
【0014】a)試料側、参照物質側共に空容器による
測定、b)試料側容器及び参照物質側容器にそれぞれ熱
容量が既知の標準試料を入れたときの測定、c)試料側
容器及び参照物質側容器にそれぞれ熱容量が未知の試料
を入れた時の測定をそれぞれ行うと、(6)、(7)、
(8)式の同じ形の式が2組得られる。
測定、b)試料側容器及び参照物質側容器にそれぞれ熱
容量が既知の標準試料を入れたときの測定、c)試料側
容器及び参照物質側容器にそれぞれ熱容量が未知の試料
を入れた時の測定をそれぞれ行うと、(6)、(7)、
(8)式の同じ形の式が2組得られる。
【0015】試料側に対しては、 Y1b/R1 =C1bv ………………………………(15) Y1r/R1 =(C1r+C1b)v …………………(16) Y1s/R1 =(C1s+C1b)v …………………(17) となり、参照物質側に対しては、 Y2b/R2 =C2bv ………………………………(18) Y2r/R2 =(C2r+C2b)v …………………(19) Y2s/R2 =(C2s+C2b)v …………………(20) となり、これらの式から2つの未知試料の熱容量C1s、
C2sが求められる。
C2sが求められる。
【0016】すなわち、(15)、(16)、(17)
式から、試料側の未知試料の熱容量C1sは、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) ……(21) から算出され、この未知試料の重量をm1 とすれば、比
熱容量C1pは、 C1p=C1s/m1 …………………………………(22) で求められる。
式から、試料側の未知試料の熱容量C1sは、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) ……(21) から算出され、この未知試料の重量をm1 とすれば、比
熱容量C1pは、 C1p=C1s/m1 …………………………………(22) で求められる。
【0017】また、(18)、(19)、(20)式か
ら、参照物質側の未知試料の熱容量C2sは、下式 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) ……(23) から算出され、この試料の重量をm2 とすれば、比熱容
量C2pは、 C2p=C2s/m2 ………………………………(24) で求められる。
ら、参照物質側の未知試料の熱容量C2sは、下式 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) ……(23) から算出され、この試料の重量をm2 とすれば、比熱容
量C2pは、 C2p=C2s/m2 ………………………………(24) で求められる。
【0018】請求項3の記載の、熱伝導性の良いキャッ
プは、周囲物体と同じ温度を保つので、温度測定の安定
性が増し、未知試料の比熱容量を安定に測定することが
できる。
プは、周囲物体と同じ温度を保つので、温度測定の安定
性が増し、未知試料の比熱容量を安定に測定することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0020】図1は、本発明方法を実施するための装置
を示す。
を示す。
【0021】同図において、1及び2は、それぞれ試料
側感熱板及び参照物質側感熱板である。試料側感熱板1
及び参照物質側感熱板2は、共に銀などの熱伝導性のよ
い材料から成る均熱ブロック3に固定された銀、アルミ
ニウム、白金などの熱伝導性の良い板状の周囲物体4に
支持されており、均熱ブロック3には、電源(図示しな
い)に接続されたヒータ5が装着され、また、その上部
に、均熱ブロック3内の均熱を良くするための例えば銀
などの熱導電性の良い蓋6が取り付けられている。電源
に接続されたヒータ5及びこれを装着した均熱ブロック
3は、試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2を所定の
昇温速度で加熱する加熱手段を構成する。試料側感熱板
1及び参照物質側感熱板2には、それぞれ例えば、アル
ミニューム、銀、白金製の試料側容器81 及び参照物質
側容器82 が置かれる。
側感熱板及び参照物質側感熱板である。試料側感熱板1
及び参照物質側感熱板2は、共に銀などの熱伝導性のよ
い材料から成る均熱ブロック3に固定された銀、アルミ
ニウム、白金などの熱伝導性の良い板状の周囲物体4に
支持されており、均熱ブロック3には、電源(図示しな
い)に接続されたヒータ5が装着され、また、その上部
に、均熱ブロック3内の均熱を良くするための例えば銀
などの熱導電性の良い蓋6が取り付けられている。電源
に接続されたヒータ5及びこれを装着した均熱ブロック
3は、試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2を所定の
昇温速度で加熱する加熱手段を構成する。試料側感熱板
1及び参照物質側感熱板2には、それぞれ例えば、アル
ミニューム、銀、白金製の試料側容器81 及び参照物質
側容器82 が置かれる。
【0022】以上の構成は、従来のものと異ならない。
【0023】本発明は、試料側感熱板1及び参照物質側
感熱板2には、それぞれ温度センサー71 及び72 が取
り付けられ、それぞれの上には、また、前記周囲物体4
にも、その中央部に温度センサー73 が取り付けられて
いる(図1の実施例では、温度センサーに熱電対を用い
ている)。更に温度測定の安定性を増すために、周囲物
体4と同じ温度を保てるように、例えば銀などの熱伝導
性の良い材料から成るキャップ91 、92 が試料側容器
81 及び参照物質側容器82 を囲むように周囲物体4に
連結して設けられている。10は前記温度センサー
71 、72 及び73から出力した温度信号に基づいて未
知試料の比熱容量を算出する例えばパソコンなどの比熱
容量演算手段で、この作用については以下に詳述する。
感熱板2には、それぞれ温度センサー71 及び72 が取
り付けられ、それぞれの上には、また、前記周囲物体4
にも、その中央部に温度センサー73 が取り付けられて
いる(図1の実施例では、温度センサーに熱電対を用い
ている)。更に温度測定の安定性を増すために、周囲物
体4と同じ温度を保てるように、例えば銀などの熱伝導
性の良い材料から成るキャップ91 、92 が試料側容器
81 及び参照物質側容器82 を囲むように周囲物体4に
連結して設けられている。10は前記温度センサー
71 、72 及び73から出力した温度信号に基づいて未
知試料の比熱容量を算出する例えばパソコンなどの比熱
容量演算手段で、この作用については以下に詳述する。
【0024】次に、上記測定装置を用いた本発明の比熱
容量測定方法を説明する。
容量測定方法を説明する。
【0025】a)試料側感熱板1及び参照物質側感熱板
2に試料側容器81 及び参照物質側容器82 を空のまま
載せ、電源に接続されたヒータ5を加熱し、周囲物体4
を所定速度vで昇温させる。加熱された試料側感熱板
1、参照物質側感熱板2及び周囲物体4の温度T1b、T
2b及びT0 を温度センサー71 、72 及び73 により測
定する。この温度T1b、T2b及びT0 に対応する温度信
号は、比熱容量演算手段10に入力し、記憶される。
2に試料側容器81 及び参照物質側容器82 を空のまま
載せ、電源に接続されたヒータ5を加熱し、周囲物体4
を所定速度vで昇温させる。加熱された試料側感熱板
1、参照物質側感熱板2及び周囲物体4の温度T1b、T
2b及びT0 を温度センサー71 、72 及び73 により測
定する。この温度T1b、T2b及びT0 に対応する温度信
号は、比熱容量演算手段10に入力し、記憶される。
【0026】b)試料側感熱板1及び参照物質側感熱板
2に載せた試料側容器81 及び参照物質側容器82 のそ
れぞれに重量m1 及びm2 の熱容量が既知の標準試料
(例えば比熱容量の良く調べられた物質、例えばサファ
イア)を入れ、a)のときと同様に、加熱された試料側
感熱板1、参照物質側感熱板2及び周囲物体4の温度T
1r、T2r及びT0 を温度センサー71 、72 及び73 に
より測定する。この温度T1r、T2r及びT0 に対応する
温度信号も、比熱容量演算手段10に入力し、記憶され
る。 c)試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2に載
せた試料側容器81 及び参照物質側容器82 にそれぞれ
熱容量が未知の試料を入れ、a)のときと同様に、加熱
された試料側感熱板1、参照物質側感熱板2及び周囲物
体4の温度T1s、T2s及びT0 を温度センサー71 、7
2 及び73 により測定する。この温度T1s、T2s及びT
0 に対応する温度信号も、比熱容量演算手段10に入力
し、記憶される。 以上、a)、b)及びc)の3回の
測定を繰り返し、比熱容量演算手段10は、これに記憶
された温度信号に対応する温度T1b、T1r、T1s及びT
0 と標準試料の既知の熱容量C1rを前記(21)式のC
1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b)に代入して演
算することにより、試料側感熱板1上の未知の試料の熱
容量C1sを算出し、更に上記C1p=C1s/m1 に代入し
て演算することにより該未知の試料の比熱容量C1pを算
出する。また、記憶された温度信号に対応する温度
T2b、T2r、T2s及びT0 と標準試料の既知の熱容量C
2rを前記(23)式のC2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y
2r−Y2b)に代入して演算することにより、参照物質側
感熱板2上の他の未知の試料の熱容量C2sを算出し、更
に上記C2p=C2s/m2 に代入して演算し、該未知の試
料の比熱容量C2pを算出する。この算出された2個の未
知の試料の比熱容量C1p及びC2pを比熱容量演算手段1
0自身または別個に設けられた表示器(図示しない)に
表示する。
2に載せた試料側容器81 及び参照物質側容器82 のそ
れぞれに重量m1 及びm2 の熱容量が既知の標準試料
(例えば比熱容量の良く調べられた物質、例えばサファ
イア)を入れ、a)のときと同様に、加熱された試料側
感熱板1、参照物質側感熱板2及び周囲物体4の温度T
1r、T2r及びT0 を温度センサー71 、72 及び73 に
より測定する。この温度T1r、T2r及びT0 に対応する
温度信号も、比熱容量演算手段10に入力し、記憶され
る。 c)試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2に載
せた試料側容器81 及び参照物質側容器82 にそれぞれ
熱容量が未知の試料を入れ、a)のときと同様に、加熱
された試料側感熱板1、参照物質側感熱板2及び周囲物
体4の温度T1s、T2s及びT0 を温度センサー71 、7
2 及び73 により測定する。この温度T1s、T2s及びT
0 に対応する温度信号も、比熱容量演算手段10に入力
し、記憶される。 以上、a)、b)及びc)の3回の
測定を繰り返し、比熱容量演算手段10は、これに記憶
された温度信号に対応する温度T1b、T1r、T1s及びT
0 と標準試料の既知の熱容量C1rを前記(21)式のC
1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b)に代入して演
算することにより、試料側感熱板1上の未知の試料の熱
容量C1sを算出し、更に上記C1p=C1s/m1 に代入し
て演算することにより該未知の試料の比熱容量C1pを算
出する。また、記憶された温度信号に対応する温度
T2b、T2r、T2s及びT0 と標準試料の既知の熱容量C
2rを前記(23)式のC2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y
2r−Y2b)に代入して演算することにより、参照物質側
感熱板2上の他の未知の試料の熱容量C2sを算出し、更
に上記C2p=C2s/m2 に代入して演算し、該未知の試
料の比熱容量C2pを算出する。この算出された2個の未
知の試料の比熱容量C1p及びC2pを比熱容量演算手段1
0自身または別個に設けられた表示器(図示しない)に
表示する。
【0027】
【発明の効果】本発明は、2個の試料の比熱容量を同時
に測定することができるため、従来のものに比べて複数
の試料の比熱容量を迅速に測定することができるという
効果を有する。
に測定することができるため、従来のものに比べて複数
の試料の比熱容量を迅速に測定することができるという
効果を有する。
【図1】 本発明実施の比熱容量測定装置の一例をその
要部を断面で示す説明図。
要部を断面で示す説明図。
【図2】 従来の比熱容量測定装置の要部断面図。
【図3】 熱容量を測定する動作の説明図。
1……試料側感熱板 2……参照物質側感熱
板 4……周囲物体 5……ヒータ 71 、72 、73 ……温度センサー 81 、82 ……
容器 91 、92 ……キャップ 10……比熱容
量演算手段
板 4……周囲物体 5……ヒータ 71 、72 、73 ……温度センサー 81 、82 ……
容器 91 、92 ……キャップ 10……比熱容
量演算手段
Claims (3)
- 【請求項1】 示差走査熱量計において、試料側感熱板
及び参照物質側感熱板を、周囲物体を介して所定の昇温
速度で加熱し、前記試料側感熱板上の容器及び参照物質
側感熱板上の容器をそれぞれ空にしたとき、前記試料側
感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器にそれぞ
れ熱容量が既知の標準試料を入れたとき並びに前記試料
側感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器にそれ
ぞれ熱容量が未知の試料を入れたときの試料側感熱板及
び参照物質側感熱板と周囲物体との温度差をそれぞれ同
時に測定し、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) 但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたと
きの標準試料の既知熱容量 Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体
との温度差 Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周
囲物体との温度差 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) 但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れ
たときの標準試料の既知熱容量 Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と
周囲物体との温度差 Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側感
熱板と周囲物体との温度差 より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該
熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算
出することを特徴とする比熱容量測定方法。 - 【請求項2】 示差走査熱量計において、試料側感熱板
と、参照物質側感熱板と、該試料側感熱板及び参照物質
側感熱板に熱を伝える周囲物体と、試料側感熱板及び参
照物質側感熱板にそれぞれ載せる容器と、試料側感熱板
及び参照物質側感熱板を所定の昇温速度で加熱する加熱
部材と、試料側感熱板、参照物質側感熱板及び周囲物体
にそれぞれ取り付けられた温度センサと、前記温度セン
サーの出力信号が入力し、下式 C1s=C1r(Y1s−Y1b)/(Y1r−Y1b) 但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたと
きの標準試料の既知熱容量 Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体
との温度差 Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周
囲物体との温度差 C2s=C2r(Y2s−Y2b)/(Y2r−Y2b) 但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れ
たときの標準試料の既知熱容量 Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と
周囲物体との温度差 Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未
知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側側
感熱板と周囲物体との温度差 より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該
熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算
出する比熱容量演算手段を具備することを特徴とする比
熱容量測定装置。 - 【請求項3】 周囲物体に連結され、試料側感熱板及び
参照物質側感熱板の上の容器をそれぞれ囲む熱伝導性の
良いキャップを具備することを特徴とする請求項2に記
載の比熱容量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24253697A JPH1183771A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 比熱容量測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24253697A JPH1183771A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 比熱容量測定方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183771A true JPH1183771A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17090580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24253697A Withdrawn JPH1183771A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 比熱容量測定方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1183771A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102128855A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-07-20 | 上海交通大学 | 高温热物理性能测量装置及其测量方法 |
CN103512913A (zh) * | 2012-06-25 | 2014-01-15 | 中国科学院微电子研究所 | 一种路面状态测定方法及装置 |
KR20190029468A (ko) * | 2017-09-12 | 2019-03-20 | 에스펙 가부시키가이샤 | 열용량 측정 장치 및 열용량 측정 방법 |
CN111289558A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-16 | 苏交科集团股份有限公司 | 一种微波加热沥青路面效率测试装置及方法 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24253697A patent/JPH1183771A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102128855A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-07-20 | 上海交通大学 | 高温热物理性能测量装置及其测量方法 |
CN103512913A (zh) * | 2012-06-25 | 2014-01-15 | 中国科学院微电子研究所 | 一种路面状态测定方法及装置 |
KR20190029468A (ko) * | 2017-09-12 | 2019-03-20 | 에스펙 가부시키가이샤 | 열용량 측정 장치 및 열용량 측정 방법 |
JP2019049502A (ja) * | 2017-09-12 | 2019-03-28 | エスペック株式会社 | 熱容量測定装置及び熱容量測定方法 |
CN111289558A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-16 | 苏交科集团股份有限公司 | 一种微波加热沥青路面效率测试装置及方法 |
CN111289558B (zh) * | 2020-02-17 | 2022-08-23 | 苏交科集团股份有限公司 | 一种微波加热沥青路面效率测试装置及方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |