JPH1183749A - 半導体検査装置 - Google Patents

半導体検査装置

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JPH1183749A
JPH1183749A JP23603097A JP23603097A JPH1183749A JP H1183749 A JPH1183749 A JP H1183749A JP 23603097 A JP23603097 A JP 23603097A JP 23603097 A JP23603097 A JP 23603097A JP H1183749 A JPH1183749 A JP H1183749A
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JP
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light
illumination
inspection apparatus
semiconductor
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JP23603097A
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Shingi Kamata
親義 鎌田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 CCDカメラを利用した半導体検査装置にお
いて、照明コストの増大を抑制しつつ撮像環境における
十分な明るさの確保し、検査でのスループットを短くす
ることを可能とする。 【解決手段】 二つの照明器具よりなる照明4を具備す
るCCDカメラ3を装着して被検査体2の裏面に照明光
5を集光し、CCDカメラ3の撮像を可能とする集光部
材6を具備して構成する。そして、この集光部材6は、
側壁部分7と開口部分8とからなるカップ形状を有し、
被検査体2を支持して開口部分8に装着することが可能
であり、また、側壁部分7を用いて開口部分8にある被
検査体2に照明光5を集光し、更にCCDカメラ3を開
口部分8と対向する側壁部分7に装着して、CCDカメ
ラ3の撮像を可能とするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造に使用す
るウエハ等の基板を被検査体として、その上の欠陥、異
物等の検出を行う半導体検査装置に関するものであり、
特にウエハ等被検査体の半導体が形成される表の面に対
し、裏面上のキズ、異物、レジスト付着異物等の異常の
検出を行う半導体検査装置に関するものである。
【0002】近年の半導体の製造分野においては、使用
する基板の大口径化や、その上に形成される回路パター
ンの微細化が進み、更に、製造されるLSIが高密度
化、高集積化、高性能化するにつれて、ウエハプロセス
中で発生する異物やパターン欠陥などが製品の歩留りや
信頼性に及ぼす影響は非常に大きいものとなっている。
また、半導体製造工程における汚染の発生源には、製
造ラインの環境、プロセス材料、装置構造・材質、
作業員からの影響、等が挙げられるが、クリーンルー
ムや材料の高清浄化が進んだ結果、ウエハ上の異物に関
しては、その90%は製造装置や工程に起因するもので
あると言われている。
【0003】そこで、高い生産性を達成して、それを維
持するためには、検査装置を有効に使用し、製造ライン
の状態を的確にモニタリングすることが必要不可欠にな
っている。また、現状では、半導体デバイスが直接に形
成されるウエハ表面の欠陥や異物などの検査が重要視さ
れているが、今後、今以上の回路パターンの微細化が進
むことが予想され、そうした場合にウエハ裏面のキズや
異物等の異常によって生じるステッパのフォーカスのず
れ等が今以上に問題となり、製品の歩留りや信頼性に大
きく影響することが予想される。
【0004】従って、ウエハ裏面についてもその検査は
非常に重要なものとなる。
【0005】
【従来の技術】ウエハ裏面の異常により発生する問題と
は具体的に説明すると、半導体製造装置の排気不良や裏
面洗浄不良などにより発生した異物、薬品残又はキズ等
がプロセス処理されたウエハ裏面上に残留した場合に生
じるものであり、即ち、上記したような異物によるステ
ッパーのフォーカスずれや、以後の工程で生じる裏面か
らの脱離と表面への再付着のことである。
【0006】これらは何れも製造される半導体デバイス
のデバイス特性に影響を与える原因となりうるものであ
る。従来、ウエハ表面に対してウエハの裏面検査につい
ては、確固たる検査方法は確立されておらず、従って検
査装置も十分ではなく、もっぱら検査員の技能に依存し
ており、検査員がウエハ保持用のカセットから検査の必
要なウエハを一枚ずつ抜き出し、目視にてその検査を行
うというものが主流であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、ウエハの裏面
検査は、その検査精度を常に一定に保つことは困難であ
り、ウエハ裏面の異常を見逃し、結果として上記の問題
を引き起こし、半導体の素子特性を低下させてしまうこ
とがあった。また、検査員による目視検査では、スルー
プットが悪く、更にハンドリングによる作業であるた
め、検査のためにカセットからウエハを抜き出す際にキ
ズを生じさせてしまうこともある。
【0008】そして、目視検査において作業員にかかる
負担はことのほか大きく、作業効率を現状以上に高める
ことも困難である。こうした状況のもと、作業員による
裏面検査の負担を軽減し、その効率を高めるために自
動顕微鏡の使用、ウエハハンドリングロボットを用い
たウエハのハンドリングと作業員の目視検査中における
支持、などが検討されている。
【0009】しかし、については、半導体素子が形成
される表面へのキズを回避するためにウエハを裏返し状
態にして検査することができず、十分な検査をすること
はできない。については、ハンドリングの負担は軽減
されるが、以前として目視検査は必要であり、これを用
いることの効果はもともと小さい。
【0010】そこで、検討されたのが、CCDカメラ
を用いた測定である。については、ウエハの支持の方
法は多様であり、表面にキズを付けることはなく、例え
ばのウエハハンドリングロボット等と併用すれば、か
なり効果的な検査、特に自動検査が可能となる。しか
し、現状では以下の点が問題となる。
【0011】つまり、通常の検査条件では明るさが不足
し、ウエハの一部の微小な領域のみしか撮像・観察でき
ないことである。従って、一回若しくは少ない回数での
観察では、必要な裏面全面の検査は困難であり、検査す
るスループットがかかりすぎてしまう。この問題を回避
するために、その検査環境の明るさの向上なども考えら
れるが、満足なCCDカメラの撮像/検査を行うまでに
照明の強度を高めることは、照明にかかる、ひいては検
査にかかるコストの増大を引き起こし、結果的にコスト
的な新たな問題を招くこととなり、満足な解決は得られ
ない。
【0012】そこで、CCDカメラを利用した自動検査
において、検査環境での十分な明るさの確保とコスト増
大抑制の両立、そして検査でのスループットの向上が課
題となる。以上より、本発明の目的は、上記の課題を解
決した新規な半導体検査装置を提供することである。
【0013】また、本発明の別の目的は、CCDカメラ
を利用して検査の自動化を可能とすると共に、十分な測
定環境の明るさを確保し、スループットの向上が可能な
半導体検査装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被検査体の検査面の撮像をするCCDカメラと、該検査
面を照らす照明と、を備えて該検査面を検査する半導体
検査装置において、該CCDカメラを装着すると共に該
被検査体の検査面に該照明からの照明光を集光し、該C
CDカメラによる撮像を可能とする集光部材を具備した
ことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体検査装置において、前記集光部材を側壁部分と開口
部分とからなるカップ形状とし、該側壁部分が該開口部
分にある該被検査体の検査面に該照明からの照明光を集
光する構成とすると共に、前記CCDカメラを該開口部
分と対向する該側壁部分に装着したことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の半
導体検査装置において、前記集光部材は前記被検査体を
前記開口部分に装着する構成としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の半導体検査装置
において、前記集光部材は前記開口部分に前記被検査体
を吸着させて支持する吸着機構を具備し、該吸着機構
は、前記側壁部分内側を減圧して該開口部分に吸着させ
るものであることを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項2記載の半
導体検査装置において、被検査体を支持して検査面の検
査を可能にする支持手段と、前記集光部材を支持すると
共に上下左右の走査が可能であり、該支持手段に支持さ
れた被検査体の検査面に対して前記集光部材の開口部分
の位置を任意に設定できる走査機構と、を具備したこと
を特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求
項5の何れか一項記載の半導体検査装置において、前記
集光部材に、前記CCDカメラを支持して、前記CCD
カメラと前記開口部分にある被検査体との焦点距離を調
整する位置調整機構を設けたこと特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6の何れか一項記載の半導体検査装置において、前記
CCDカメラを複数個設けたことを特徴とする。請求項
8記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか一項記
載の半導体検査装置において、前記照明は前記CCDカ
メラに装着された少なくとも一個の照明器具から構成さ
れるものであることを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項7の何れか一項記載の半導体検査装置において、前記
照明は前記集光部材の側壁部分に装着された少なくとも
一個の照明器具から構成されるものであることを特徴と
する。請求項10記載の発明は、請求項2乃至請求項9
の何れか一項記載の半導体検査装置において、前記集光
部材は冷却手段を具備することを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項1乃至請
求項10の何れか一項記載の半導体検査装置において、
前記被検査体は半導体の製造に用いられるシリコンウエ
ハであり、前記検査面は素子形成のされない裏面である
ことを特徴とする。請求項1記載の発明によれば、被検
査体の検査面を照らす照明光を集光して、CCDカメラ
による該検査面の撮像をすることが可能となり、検査に
おける照明光の照明効果をより効率良くすることが可能
となる。
【0022】従って、CCDカメラによる検査面の撮像
において、照明の強度を適度な水準に維持したまま、十
分な検査環境の明るさを確保することが可能となり、そ
の結果、一回若しくは少ない回数での必要な検査面全域
の撮像を可能となる。よって、検査面の撮像において、
照明にかかるコストの上昇を抑制し、検査でのスループ
ットの向上が可能な半導体検査装置の提供が可能とな
る。
【0023】請求項2記載の発明によれば、集光部材が
カップ形状を有することにより、その構造は単純である
が、側壁部分を使用することにより具備する開口部分に
効率よく光を集めることが可能となる。また、検査面の
撮像を行うCCDカメラを該開口部分と対向する集光部
材の側壁部分に装着することにより、該CCDカメラに
より照明光の集光される開口部分の撮像を確実に行うこ
とが可能となる。
【0024】よって、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットの向
上が可能な半導体検査装置の提供が可能となる。請求項
3記載の発明によれば、集光部材を、具備する開口部分
での検査体の支持が可能となる構成とすることにより、
開口部分に集光された光は効率良く被検査体の検査面を
照らすことが可能となる。
【0025】従って、CCDカメラによる検査面の撮像
において、照明の強度を適度な水準に維持したまま、十
分な検査環境の明るさを確保することが可能となり、そ
の結果、一回若しくは少ない回数での必要な検査面全域
の撮像を可能となる。よって、検査面の撮像において、
照明にかかるコストの上昇を抑制し、検査でのスループ
ットを短くすることが可能な半導体検査装置の提供が可
能となる。
【0026】請求項4記載の発明によれば、集光部材
を、吸着機構を具備する構成とし、開口部分での検査体
の装着を確実にすることが可能となる。よって、該開口
部分に集光された照明光は光漏れなく効率良く被検査体
の検査面を照らすことが可能となり、検査面の撮像にお
いて、照明にかかるコストの上昇を抑制し、検査でのス
ループットを短くすることが可能な半導体検査装置の提
供が可能となる。
【0027】請求項5記載の発明によれば、支持手段に
よって支持された検査体に対し、CCDカメラの設置位
置を所望の走査動作により任意に変ええて、複数回に分
けて所望の領域の検査を行うことが可能となる。また、
この時、該CCDカメラはそれが装着される集光部材の
持つ照明光の集光効果により、その撮像環境を十分に明
るくすることができ、走査動作によって設定された何れ
の位置でも、十分な領域の撮像が可能となる。
【0028】よって、該CCDカメラの撮像領域より広
い検査面を有する検査体に対しても、一回以上の該走査
動作により全領域をカバーすると共に、その全領域の検
査を十分な明るさの検査環境下行うことの可能であり、
照明にかかるコストの上昇を抑制し、検査でのスループ
ットを短くすることが可能な半導体検査装置の提供が可
能となる。
【0029】請求項6記載の発明によれば、CCDカメ
ラの位置調整機構による位置の変動により、該CCDカ
メラの撮像領域の調整が可能となり、開口部分にある検
査体の全領域の焦点ずれのない撮像や、その一部のみを
拡大して行う焦点ずれの無い撮像をも行うことが可能と
なる。よって、該CCDカメラの最大撮像可能領域より
小さい検査体又は小さい検査面の面積を有する検査体に
対しても、該変動により該検査面のみをカバーすると共
に、その検査面全領域の検査を十分な明るさの検査環境
下で高解像度で行うことの可能となる。
【0030】従って、照明にかかるコストの上昇を抑制
し、検査でのスループットを短くすることが可能な半導
体検査装置の提供が可能となる。請求項7記載の発明に
よれば、CCDカメラを複数個設けて構成することによ
り、その全てのCCDカメラを選択して行う開口部分に
ある検査体全領域の撮像や、その複数の中の一部のCC
Dカメラのみを選択して使用し、検査面の一部分のみを
拡大して行う撮像が可能となる。
【0031】よって、該CCDカメラの撮像領域の調整
が可能となり、開口部分より小さい検査体又は小さい検
査面の面積を有する検査体に対しても、上記の選択によ
り該検査面のみをカバーすると共に、その検査面全領域
の検査を十分な明るさの検査環境下で高解像度で行うこ
との可能となる。従って、照明にかかるコストの上昇を
抑制し、検査でのスループットを短くすることが可能な
半導体検査装置の提供が可能となる。
【0032】請求項8及び請求項9記載の発明によれ
ば、照明器具を複数、集光部材のカップ状の側壁部分内
側に設けることが可能となり、該側壁部分によって簡便
且つ効率よくその照明光が集光され、開口部分にある被
検査体の検査面を照らすことが可能となる。従って、C
CDカメラによる検査面の撮像において、照明の強度を
適度な水準に維持したまま、十分な検査環境の明るさを
確保することが可能となり、その結果、一回若しくは少
ない回数での必要な検査面全域の撮像を可能となる。
【0033】よって、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットを短
くすることが可能な半導体検査装置の提供が可能とな
る。請求項10記載の発明によれば、照明による発熱、
ひいては被検査体の高温度化を防止することが可能とな
り、薬剤等が塗布された被検査体に対し、安全な環境で
その検査を行うことが可能となる。
【0034】よって、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットを短
くするとともに、安全に被検査体の検査をする半導体検
査装置の提供が可能となる。請求項11記載の発明によ
れば、従来、確固たる検査方法が確立されず、適した検
査装置も無いシリコンウエハの素子形成のされない裏面
の異常の検査を、検査のための十分な明るさ環境のもと
で、CCDカメラを用いた自動検査により短いスループ
ットで行う半導体検査装置の提供が可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例について説明する。 (実施例1)図1は本発明にかかる第一実施例である半
導体検査装置の構成を説明する図である。
【0036】本発明にかかる第一実施例である半導体検
査装置1は、シリコンウエハ等の被検査体2の検査面の
撮像をするCCDカメラ3と、CCDカメラ3から送ら
れる画像データを処理して検査面上の異物等の異常を検
出する画像データ処理装置20と、該検査面を照らす照
明4と、を備えて該検査面を検査するものである。そし
て、CCDカメラ3を装着すると共に被検査体2の検査
面に、CCDカメラ3に装着された二つの照明器具から
なる照明4からの照明光5を集光し、CCDカメラ3に
よる撮像を可能とする集光部材6を具備して構成され
る。尚、照明器具はランプや、該装置とは別に設けられ
たランプからの光を光ファイバを介して出射する光出射
装置等が使用可能であるが、本実施例ではランプを、具
体的にはハロゲンランプを用いる。
【0037】また、照明4は後に説明する光センサによ
る計測値に従い、均一で適正な明るさでの撮像ができる
ように各照明器具の光強度の調整がなされうる。この
時、集光部材6は、側壁部分7と開口部分8とからなる
カップ形状を有し、シリコンウエハ等の被検査体2を支
持して開口部分8に装着することが可能であり、また、
側壁部分7の内面側を用いて開口部分8にある被検査体
2の検査面に照明4からの照明光5を集光し、更にCC
Dカメラ3を開口部分8と対向する側壁部分7に装着し
て、該検査面のCCDカメラ3による撮像を可能とする
ように構成されるものである。
【0038】また、側壁部分7の開口部8近傍には二つ
の光センサ22を具備して、照明4の光強度を常にモニ
タリングできるようになっており、適正な明るさでの検
査面の撮像を可能なものとしている。側壁部分7の内面
側を構成する部材としては、鏡面上の表面を有するアル
ミニウムやステンレス材が使用可能であり、また、樹脂
材等に光反射率の高い白色塗料を塗布して用いることも
可能である。本実施例においては鏡面上の表面を有する
アルミニウム材を実際に使用する。
【0039】尚、集光部材6は、CCDカメラ3を支持
して、CCDカメラ3と開口部分8との距離を変動させ
ることの可能な位置調整機構を有しており、該位置調整
機構によるCCDカメラ3の図1中に矢印9で示される
変動により、開口部分8にある被検査体2の検査面に対
するCCDカメラ3の焦点調整を可能とされており、開
口部分8に装着される被検査体2の大きさに対応し、例
えば、開口部分8より被検査面が小さい場合でも、十分
な解像度を持った適正な検査面の撮像を行うことができ
る。
【0040】更に、集光部材6は、照明4の作用によ
り、自身の、若しくは側壁部分7内側空間の、延いては
装着される被検査体2の温度が上昇した場合に備え、冷
却手段を具備することが可能である。具体的には、集光
部材6の内面側若しくは外面側若しくは側壁部分7中に
配管を設けて水を通し、水冷することや、集光部材6に
吸気・排気用のフィルターを設け、側壁部分7の内側空
間と外部環境との空気の交換を行うことが可能である。
【0041】本実施例においては、集光部材6の側壁部
分7の照明器具近くの部位に二つの吸排気用エアーフィ
ルター10を設け、側壁部分7の内側空間と外部環境と
の空気の交換を可能とする。また、本実施例の半導体検
査装置1は、ウエハハンドリングロボット23を具備す
ることにより自動検査システムを構成することが可能で
ある。
【0042】図2は、ウエハハンドリングロボット23
とウエハ収納用のカセットステージ24を具備し、第一
実施例である半導体検査装置を用いた自動検査システム
の構成を説明する図である。図1と図2を用い、第一実
施例である半導体検査装置を使用してウエハ裏面の検査
について説明する。
【0043】ウエハハンドリングロボット23を用いて
カセットステージ24から一枚のシリコンウエハ2を取
り出し、集光部材6上に裏面を下側のCCDカメラ3側
に向けて装着する。次に、照明4を点灯し、集光部材6
に具備された光センサ22で光強度を計測し、ウエハ2
裏面がCCDカメラ3で均一に適正な解像度をもって撮
像されるように照明4を構成する各ランプの光強度を設
定し、また、位置調整機構によるCCDカメラ3の位置
調整をする。
【0044】そして、CCDカメラ3でウエハ2裏面の
画像を撮影し、得られた画像から異物・キズ・薬品残な
どの異常が発生している部分だけを取り出し、画像デー
タを画像データ処理装置20で処理することによってウ
エハ2の裏面状態を自動的に検査する。尚、この検査に
よって得られたデータをホスト端末21に転送し、半導
体製造工程中の問題起因装置にフィードバックさせ、装
置の停止及びエンジニアリングによるメンテナンスを行
うことができる。
【0045】以上の半導体検査装置及び自動検査システ
ムを用いて、シリコンウエハの素子形成されない裏面に
ついてその検査を行った。CCDカメラ3により開口部
分8に装着されたシリコンウエハ裏面の撮像がなされ、
画像データ処理装置20による異常の検出がされ、シリ
コンウエハ裏面の検査をすることができた。
【0046】次に、照明の設置方法が異なる本発明にか
かる第一実施例である半導体検査装置の四つの変形例に
ついて説明する。図3(A)〜(D)は本発明にかかる
第一実施例である半導体検査装置の変形例が具備する集
光部材の要部構成を説明する図である。これら四つの変
形例は照明を構成する照明器具の設置位置やその個数が
上記例とそれぞれ異なるという特徴を有する。その他の
装置の構成については上記第一実施例と同一であり、そ
の説明の詳細は省略する。そして、便宜上、同一の構成
要素には同一の符号を使用する。
【0047】各変形例の集光部材31は側壁部分32と
CCDカメラ33と光センサ34と複数のランプからな
る照明35,36,37,38とを具備し、集光部材3
1の開口部分39にウエハ40を装着している。そして
図3(A)に示す第一変形例はCCDカメラ33を取り
囲むように8個のランプ(図は4個のみ示す)を配設し
た例である。
【0048】図3(B)に示す第二変形例はCCDカメ
ラ33の周囲に4個のランプ(図は3個のみ示す)を十
字状に配設した例である。図3(C)に示す第三変形例
は側壁部分32の内側の開口部分39とCCDカメラ3
3の間の中間付近にほぼ等間隔となるように8個のラン
プ(図は5個のみ示す)を配設した例である。
【0049】図3(D)に示す第四変形例は側壁部分3
2の内側最上部の開口部分39近傍にほぼ等間隔となる
ように6個のランプ(図は3個のみ示す)を配設した例
である。これら四つの第一実施例である半導体検査装置
の変形例を使用して、ウエハ40の検査を行ったとこ
ろ、何れも、CCDカメラ33により開口部分39に装
着されたウエハ40の裏面の撮像がなされ、画像データ
処理装置(図示されない)による異常の検出がされ、ウ
エハ40の裏面の検査を上記の第一実施例である半導体
検査装置と同様に行うことができた。
【0050】(実施例2)図4は本発明にかかる第二実
施例である半導体検査装置の構成を説明する図である。
本発明にかかる第二実施例である半導体検査装置は、照
明を構成する照明器具の設置位置に関する点とCCDカ
メラが二個設けられて構成されるという点で上記第一実
施例と異なるが、その他の装置の構成と作用については
上記第一実施例と共通しており、その説明の詳細は省略
する。
【0051】本発明にかかる第二実施例である半導体検
査装置41は、シリコンウエハ等の被検査体42の検査
面の撮像をするCCDカメラ43と、二個のCCDカメ
ラ50,51から送られる画像データを処理して検査面
上の異物等の異常を検出する画像データ処理装置53
と、該検査面を照らす照明44と、を備えて該検査面を
検査するものである。
【0052】そして、光センサ52と二個のCCDカメ
ラ50,51を装着すると共に開口部分48に装着され
た被検査体42の検査面に、その側壁部分47の最上部
に装着された二つの照明器具よりなる照明44からの照
明光45を集光し、二個のCCDカメラ50,51によ
る撮像を可能とする集光部材46を具備して構成され
る。
【0053】この時、二個のCCDカメラ50,51
は、それぞれの撮像領域を合わせることにより、開口部
分48に装着された被検査体42の検査面の全域の撮像
が可能となるように構成されている。従って、何れか一
個のCCDカメラの撮像可能範囲より大きい被検査体の
検査面に対しても、二個のCCDカメラを用いることに
より、その撮像を行うことが可能となり、また小さい検
査体の検査面に対しては何れか一方の対応するCCDカ
メラのみを使用して検査面の撮像を行うことが可能であ
り、検査面の大きさに関して広い範囲の被検査体に対し
撮像・検査の対応が可能となる。
【0054】また、CCDカメラ一つのみ具備して該一
個のみ撮像する場合に比べ、二個のCCDカメラを用い
ることにより、二個のCCDカメラの内、一個のでカバ
ーすべき撮像領域を狭くすることが可能となり、結果と
してそれぞれ一個のCCDカメラの撮影する画像の分解
能が向上し、高い精度の検査が可能となる。尚、集光部
材46は、CCDカメラ50,51をそれぞれ支持し
て、CCDカメラ50,51と開口部分48との距離を
変動させることの可能な位置調整機構を有しており、該
位置調整機構による図4中に矢印49で示されるCCD
カメラ50,51の変動により、開口部分48にある被
検査体42の検査面に対するCCDカメラ50,51各
々の焦点調整を可能とされており、開口部分48に装着
される被検査体42の大きさ対応し、例えば、開口部分
8より被検査面が小さい場合でも、十分な解像度を持っ
た適正な検査面の撮像を行うことができる。
【0055】次に、第二実施例である半導体検査装置4
1を使用して、ウエハ42の検査を行ったところ、二個
のCCDカメラ50,51により開口部分48に装着さ
れたウエハ42の裏面の高分解能の撮像がなされ、画像
データ処理装置53による異常の検出がされ、ウエハ4
0の裏面の検査を行うことができた。 (実施例3)図5は本発明にかかる第三実施例である半
導体検査装置の構成を説明する図である。
【0056】本発明にかかる第三実施例である半導体検
査装置は、具備する集光部材の開口部分での被検査体の
装着を、該集光部材が具備する真空ポンプとオン/オフ
スイッチとを主要部として構成される吸着機構用いて行
う点で上記第一実施例と異なる。しかし、その他の装置
の構成と作用については上記第一実施例とほぼ共通して
おり、共通する部分についてはその説明の詳細を省略す
る。
【0057】第三実施例である半導体検査装置61は、
被検査体であるウエハ62の装着を行う集光部材66の
開口部分68のウエハ62と接触する側壁部分67に、
側壁部分67を貫通する8点の吸着穴70をほぼ等間隔
に有している。そして、図5に示すように、オン/オフ
スイッチ72をオンして真空ポンプ71を作動させるこ
とにより側壁部分67の上部から減圧し、ウエハ62を
接触する側壁部分67に吸着させる。
【0058】また、ウエハ62を取り外す場合は、真空
ポンプ71をオフにして側壁部分67内側の減圧を解除
して大気圧に戻し、取り外す。尚、吸着穴70の内の十
字状の四点にリフトピン73〜76を設置し、このリフ
トピン73〜76を上下させることにより、第一実施例
と同様の自動検査システムを構成する場合に、ウエハハ
ンドリングロボット77を用いて集光部材66上にウエ
ハ62を載せ、またウエハを把持して集光部材66から
取り外す際に、ウエハハンドリングロボット77による
その作業が容易なものとなる。
【0059】次に、第三実施例である半導体検査装置6
1を使用して、ウエハ62の検査を行ったところ、ウエ
ハ62の開口部分68への確実な装着ができて、CCD
カメラ63によりウエハ62の裏面の撮像がなされ、画
像データ処理装置(図示されない)による異常の検出が
され、ウエハ62の裏面の検査を行うことができた。 (実施例4)図6は本発明にかかる第四実施例である半
導体検査装置の構成を説明する図である。
【0060】本発明にかかる第四実施例である半導体検
査装置は、被検査体の装着を、具備する集光部材の開口
部分で行わず、別に支持手段を設けたこと、更に、該集
光部材を走査して広い範囲の検査を可能とした点で上記
第一実施例と異なる。しかし、その他の装置の構成と作
用については上記第一実施例と共通する部分も多く、共
通する部分についてはその説明の詳細を省略する。
【0061】本発明にかかる第四実施例である半導体検
査装置81は、シリコンウエハ等の被検査体82の検査
面の撮像をするCCDカメラ83と、CCDカメラ83
から送られる画像データを処理して検査面上の異物等の
異常を検出する画像データ処理装置95と、該検査面を
照らす照明84と、を備えて該検査面を検査するもので
ある。
【0062】そして、CCDカメラ83を装着すると共
に被検査体82の検査面に、CCDカメラ83に装着さ
れた二つの照明器具からなる照明84からの照明光85
を集光し、CCDカメラ83による撮像を可能とする集
光部材86を具備して構成される。また、照明84は後
に説明する光センサによる計測値に従い、均一で適正な
明るさでの撮像ができるように各照明器具の光強度の調
整がなされうる。
【0063】この時、集光部材86は、側壁部分87と
開口部分88とからなるカップ形状を有し、後に説明す
るように、側壁部分87の内面側を用いて、検査時に開
口部分88の上方でステージ90に支持されている被検
査体82の検査面に、照明84からの照明光85を集光
し、更にCCDカメラ83を開口部分88と対向する側
壁部分87に装着して、該検査面のCCDカメラ83に
よる撮像を可能とするように構成されるものである。
【0064】そして、被検査体82を支持してその検査
面である裏面の検査を可能にする支持手段としてステー
ジ90を具備する。このステージ90は、被検査体82
を検査面である裏面を下にして搭載して、その裏面の周
辺部分のごく一部を用いて被検査体82を支持し、且つ
裏面の大部分でステージ下側からのCCDカメラ83の
撮像が可能となるように開放された構造を有する。
【0065】更に、集光部材86を支持すると共に上下
左右の走査(図6中の矢印91にて表す)が可能であ
り、ステージ90上で支持された被検査体82の検査面
に対して集光部材86の開口部分88の位置を任意に設
定できる走査機構(図示されない)をステージ90内に
具備する。こうして、支持された被検査体82の検査面
に対しての該走査機構による集光部材86の開口部分8
8の設置とCCDカメラ83による撮像とを少なくとも
一回行い、該検査面の検査を行う。
【0066】従って、CCDカメラ83の撮像範囲に比
べ、被検査体の検査面が大きい場合には、更に必要な回
数の集光部材86の走査と開口部分88の設置とCCD
カメラ83による撮像とを行い、検査の必要な範囲をす
べて検査する。また、側壁部分87の開口部88近傍に
は二つの光センサ92を具備して、CCDカメラ83の
撮像時の照明84の照明光85強度を常にモニタリング
できるようになっており、集光部材86の走査後、適正
な明るさでの検査面の撮像を可能なものとしている。
【0067】尚、集光部材86は、CCDカメラ83を
支持して、CCDカメラ83と開口部分88との距離を
変動させることの可能な位置調整機構を有しており、該
位置調整機構によるCCDカメラ83の変動により、開
口部分88にある被検査体82の検査面に対するCCD
カメラ83の焦点調整を可能とされており、十分な解像
度を持った適正な検査面の撮像を行うことができる。
【0068】また、本実施例の半導体検査装置81は、
ウエハハンドリングロボット93を具備することにより
自動検査システムを構成することが可能である。図7
は、ウエハハンドリングロボット93とウエハ収納用の
カセットステージ94を具備し、第四実施例である半導
体検査装置を用いた自動検査システムの構成を説明する
図である。
【0069】図6と図7を用い、第四実施例である半導
体検査装置を使用してウエハ裏面の検査について説明す
る。ウエハハンドリングロボット93を用いてカセット
ステージ94から一枚のシリコンウエハ82を取り出
し、その検査面である裏面が下側を向き、且つ、開放す
るようにステージ90上に装着する。
【0070】次に、集光部材86をステージ90の下で
走査させ、適当な検査位置に集光部材86を設定し、照
明84を点灯し、集光部材86に具備された光センサ9
2で光強度を計測し、ウエハ82の裏面がCCDカメラ
83で均一に適正な解像度をもって撮像されるように照
明84を構成する各ランプの光強度を設定し、また、位
置調整機構によるCCDカメラ83の位置調整をする。
【0071】そして、CCDカメラ83でウエハ82の
裏面の画像を撮影し、得られた画像から異物・キズ・薬
品残などの異常が発生している部分だけを取り出し、画
像データを画像データ処理装置95で処理することによ
ってウエハ82の裏面状態を自動的に検査する。必要な
場合は、再び集光部材86を走査させ、次の検査位置に
設定し、同様の検査を行う。
【0072】尚、この検査によって得られたデータをホ
スト端末96に転送し、半導体製造工程中の問題起因装
置にフィードバックさせ、装置の停止及びエンジニアリ
ングによるメンテナンスを行うことができる。以上の半
導体検査装置及び自動検査システムを用いて、シリコン
ウエハの素子形成されない裏面についてその検査を行っ
た。
【0073】CCDカメラ83によりステージ90に装
着されたシリコンウエハ裏面の撮像がなされ、画像デー
タ処理装置95による異常の検出がされ、シリコンウエ
ハ裏面の検査をすることができた。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、CCDカ
メラによる検査面の撮像において、照明の強度を適度な
水準に維持したまま、十分な検査環境の明るさを確保す
ることが可能となり、その結果、一回若しくは少ない回
数での必要な検査面全域の撮像を可能となる。
【0075】よって、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットの向
上が可能な半導体検査装置の提供が可能となる。請求項
2記載の発明によれば、集光部材が光を効率よく集める
ことが可能となる。また、具備するCCDカメラにより
照明光の集光される開口部分の撮像を確実に行うことが
可能となる。
【0076】よって、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットの向
上が可能な半導体検査装置の提供が可能となる。請求項
3記載に発明によれば、CCDカメラによる検査面の撮
像において、照明の強度を適度な水準に維持したまま、
十分な検査環境の明るさを確保することが可能となり、
その結果、一回若しくは少ない回数での必要な検査面全
域の撮像を可能となる。
【0077】よって、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットを短
くすることが可能な半導体検査装置の提供が可能とな
る。請求項4記載の発明によれば、開口部分に集光され
た照明光は光漏れなく効率良く被検査体の検査面を照ら
すことが可能となり、検査面の撮像において、照明にか
かるコストの上昇を抑制し、検査でのスループットを短
くすることが可能な半導体検査装置の提供が可能とな
る。
【0078】請求項5記載の発明によれば、具備するC
CDカメラの撮像領域より広い検査面を有する検査体に
対しても、一回以上の走査動作により全領域をカバーす
ると共に、その全領域の検査を十分な明るさの検査環境
下行うことの可能であり、照明にかかるコストの上昇を
抑制し、検査でのスループットを短くすることが可能な
半導体検査装置の提供が可能となる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、具備するC
CDカメラの最大撮像可能領域より小さい検査体又は小
さい検査面の面積を有する検査体に対しても、焦点距離
の調整により該検査面のみをカバーすると共に、その検
査面全領域の検査を十分な明るさの検査環境下で高解像
度で行うことの可能となる。従って、照明にかかるコス
トの上昇を抑制し、検査でのスループットを短くするこ
とが可能な半導体検査装置の提供が可能となる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、具備するC
CDカメラの撮像領域の調整が可能となり、開口部分よ
り小さい検査体又は小さい検査面の面積を有する検査体
に対しても、上記の選択により該検査面のみをカバーす
ると共に、その検査面全領域の検査を十分な明るさの検
査環境下で高解像度で行うことの可能となる。従って、
照明にかかるコストの上昇を抑制し、検査でのスループ
ットを短くすることが可能な半導体検査装置の提供が可
能となる。
【0081】請求項8及び請求項9記載の発明によれ
ば、CCDカメラによる検査面の撮像において、照明の
強度を適度な水準に維持したまま、十分な検査環境の明
るさを確保することが可能となり、その結果、一回若し
くは少ない回数での必要な検査面全域の撮像を可能とな
る。よって、検査面の撮像において、照明にかかるコス
トの上昇を抑制し、検査でのスループットを短くするこ
とが可能な半導体検査装置の提供が可能となる。
【0082】請求項10記載の発明によれば、検査面の
撮像において、照明にかかるコストの上昇を抑制し、検
査でのスループットを短くするとともに、安全に被検査
体の検査をする半導体検査装置の提供が可能となる。請
求項11記載の発明によれば、従来、確固たる検査方法
が確立されず、適した検査装置も無いシリコンウエハの
素子形成のされない裏面の異常の検査を、検査のための
十分な明るさ環境のもとで、CCDカメラを用いた自動
検査により短いスループットで行う半導体検査装置の提
供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第一実施例である半導体検査装
置の構成を説明する図である。
【図2】本発明にかかる第一実施例である半導体検査装
置を用いた自動検査システムの構成を説明する図であ
る。
【図3】本発明にかかる第一実施例である半導体検査装
置の変形例が具備する集光部材の要部構成を説明する図
である。
【図4】本発明にかかる第二実施例である半導体検査装
置の構成を説明する図である。
【図5】本発明にかかる第三実施例である半導体検査装
置の構成を説明する図である。
【図6】本発明にかかる第四実施例である半導体検査装
置の構成を説明する図である。
【図7】本発明にかかる第四実施例である半導体検査装
置を用いた自動検査システムの構成を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1,41,61,81 半導体検査装置 2,40,42,62,82 被検査体/ウエハ 3,33,43,50,51,63,83 CCDカ
メラ 4,35,36,37,38,44,84 照明 5,45,85 照明光 6,31,46,66,86 集光部材 7,32,47,67,87 側壁部分 8,39,48,68,88 開口部分 9,49 CCDカメラの変動 10 エアーフィルター 20,53,95 画像データ処理装置 21,96 ホスト端末 22,34,92 光センサ 23,77,93 ウエハハンドリングロボット 24,94 カセットステージ 70 吸着穴 71 真空ポンプ 72 オン/オフスイッチ 73,74,75,76 リフトピン 90 ステージ 91 集光部材の走査方向

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体の検査面の撮像をするCCDカ
    メラと、該検査面を照らす照明と、を備えて該検査面を
    検査する半導体検査装置において、 該CCDカメラを装着すると共に該被検査体の検査面に
    該照明からの照明光を集光し、該CCDカメラによる撮
    像を可能とする集光部材を具備したことを特徴とする半
    導体検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体検査装置におい
    て、 前記集光部材を側壁部分と開口部分とからなるカップ形
    状とし、該側壁部分が該開口部分にある該被検査体の検
    査面に該照明からの照明光を集光する構成とすると共
    に、前記CCDカメラを該開口部分と対向する該側壁部
    分に装着したことを特徴とする半導体検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体検査装置におい
    て、 前記集光部材は前記被検査体を前記開口部分に装着する
    構成としたことを特徴とする半導体検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体検査装置におい
    て、 前記集光部材は前記開口部分に前記被検査体を吸着させ
    て支持する吸着機構を具備し、 該吸着機構は、前記側壁部分内側を減圧して該開口部分
    に吸着させるものであることを特徴とする半導体検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の半導体検査装置におい
    て、 被検査体を支持して検査面の検査を可能にする支持手段
    と、 前記集光部材を支持すると共に上下左右の走査が可能で
    あり、該支持手段に支持された被検査体の検査面に対し
    て前記集光部材の開口部分の位置を任意に設定できる走
    査機構と、を具備したことを特徴とする半導体検査装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5の何れか一項記載
    の半導体検査装置において、 前記集光部材に、前記CCDカメラを支持して、前記C
    CDカメラと前記開口部分にある被検査体との焦点距離
    を調整する位置調整機構を設けたこと特徴とする半導体
    検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れか一項記載
    の半導体検査装置において、 前記CCDカメラを複数個設けたことを特徴とする半導
    体検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7の何れか一項記載
    の半導体検査装置において、 前記照明は前記CCDカメラに装着された少なくとも一
    個の照明器具から構成されるものであることを特徴とす
    る半導体検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7の何れか一項記載
    の半導体検査装置において、 前記照明は前記集光部材の側壁部分に装着された少なく
    とも一個の照明器具から構成されるものであることを特
    徴とする半導体検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至請求項9の何れか一項記
    載の半導体検査装置において、 前記集光部材は冷却手段を具備することを特徴とする半
    導体検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10の何れか一項
    記載の半導体検査装置において、 前記被検査体は半導体の製造に用いられるシリコンウエ
    ハであり、前記検査面は素子形成のされない裏面である
    ことを特徴とする半導体検査装置。
JP23603097A 1997-09-01 1997-09-01 半導体検査装置 Withdrawn JPH1183749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241377A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Olympus Corp 外観検査装置

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