JPH1182994A - カートリッジガスボンベでの内部状態検知装置 - Google Patents

カートリッジガスボンベでの内部状態検知装置

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JPH1182994A
JPH1182994A JP23661797A JP23661797A JPH1182994A JP H1182994 A JPH1182994 A JP H1182994A JP 23661797 A JP23661797 A JP 23661797A JP 23661797 A JP23661797 A JP 23661797A JP H1182994 A JPH1182994 A JP H1182994A
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JP
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gas cylinder
temperature
cartridge gas
cartridge
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JP23661797A
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Inventor
Atsushi Saito
淳 齋藤
Haruhito Miyazaki
治仁 宮崎
Kazuhiko Ishida
和彦 石田
Hitoshi Taniguchi
均 谷口
Tatsuo Fukuda
達生 福田
Chiyuuhei Chiyou
中平 張
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Sharp Corp
Iwatani Corp
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Sharp Corp
Iwatani International Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスボンベ内蔵型ガス燃焼機器の燃焼中にガ
スボンベ内のガス残量を段階的に表示できるとともに、
ガスボンベ内のガス圧力が異常高圧になったさいにも報
知することのできる、安価で精度の高いカートリッジガ
スボンベの内部状態検知装置を提供する。 【構成】 カートリッジガスボンベに貯蔵された液化石
油ガスを燃料とし、加熱調理または暖房などを行うガス
燃焼機器において、カートリッジガスボンベの壁面に複
数の接触型の温度センサーを上下方向に所定間隔へだて
て配置する。各温度センサーでの検出信号を電気制御装
置に入力する。温度センサーの検出温度に基づきカート
リッジガスボンベ内の液面位置や圧力状態を検知するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液化石油ガスを充填し
たカートリッジ式ガスボンベを燃料として使用している
携帯式ガスこんろや携帯式ガス冷蔵庫、携帯式ガススト
ーブ等のガス燃焼器での、カートリッジガスボンベ内の
ガス残量や内圧を検出報知するカートリッジガスボンベ
の内部状態検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液化石油ガスを充填したカートリ
ッジガスボンベ(以下、ガス容器という)を装着し、燃料
として使用するガス燃焼器が普及している。このガス燃
焼器は、本体内にバーナ、器具栓、ガバナ、圧力感知安
全装置およびガス容器収納部等を備え、該ガス容器をガ
ス容器収納部に装着することにより、ガスを供給してい
る。ガス容器は、外郭が金属で形成されていることか
ら、ガス容器内のガス残量が分りにくく、煮炊き等の使
用中にガス欠したり、ガス容器内にガスが残った状態で
のガス容器を交換・廃棄をされることがあった。
【0003】これら、ガス燃焼器の使用上でのガス欠
や、ガス容器のガス残存状態での交換や廃棄における安
全上、廃棄処理上の問題を解決するため、従来、ガス容
器の重量を検知するもの(実開平6-55032)、燃焼時間を
積算するもの(実開平5-8243)、ガス容器での温度差を
検知するもの(実開平7-2752)、共振音によるもの(特開
平8-49885)等がガス容器内のガス残量を検知するものと
して提案されている。
【0004】しかし、前記従来のガス残量検知方式で
は、使用途中でのガス容器内のガス残量がわからない、
比較的安価に実施出来るが精度が悪い、精度はよいが高
価で複雑制御が必要になる、微少量の検知ができない
等、各方式それぞれに問題や欠点があった。
【0005】また、ガス容器を装着して使用するガス燃
焼器は、一般のガス機器と異なりガスホースを接続せ
ず、軽量であるため、携帯性に優れ、種々な場所の使用
が可能で屋内だけでなく屋外でも多く使用されている。
特に屋外では、厳しい使用環境(温度、風、使用方法等)
で使用されることが多く、屋内使用に比べ、圧力感知安
全装置が作動することも比較的多くなっている。この圧
力感知安全装置は、何らかの異常でガス燃焼器内に装着
されたガス容器が加熱され、ガス容器内の圧力が予め設
定した圧力以上に上昇したとき、その圧力を感知してガ
ス通路を遮断し、バーナ部分へのガスの供給を停止する
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ガス容器は、金属で形
成されていることから、ガス容器内のガス残量は外部か
らの目視では分からない。一方、従来のガス容器を装着
するガス燃焼器においても、ガス残量検知装置は搭載さ
れておらず、煮炊き等の使用中にガス欠が発生すること
があった。そこで、従来では、装着時にガス容器を振っ
てガスの存在を確認するようにしているが、ガスの有無
は確認することができても、その残量は検出することで
きなかった。また、ガス容器のガス残量が微量のとき
は、ガス容器を振っても、ガス容器内のガス残量が分り
にくいため、ガス容器内に微量のガスが残ったまま、交
換や廃棄されることがあり、安全上、廃棄処理上の問題
があった。
【0007】さらに、圧力感知安全装置は、異常時、ガ
ス燃焼器内に装着されたガス容器が加熱され、ガス容器
内の圧力が一定以上になったことを感知してガスの供給
を緊急遮断するが、ガスの緊急遮断を報知する手段を持
たないため、異常によりガス燃焼器が停止しても、ユー
ザーは、異常または危険使用の実感がなく、同じ使用方
法を繰り返すことがあった。
【0008】本発明は、上記に鑑み、使用中にガス容器
内のガス残量を複数のレベルで表示するとともに、ガス
容器内のガス圧力が異常高圧になったことを報知するこ
とのできる、安価で精度の高いカートリッジガスボンベ
の内部状態検知装置を提供することを目的としたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、カートリッジガスボンベの壁面に接触す
る複数の接触型の温度センサーを上下方向に所定間隔へ
だてて配置したり、その温度センサーをカートリッジガ
スボンベ支持部に配置したりし、各温度センサーでの検
出信号を電気制御装置に入力し、温度センサーの検出温
度でカートリッジガスボンベ内の液面位置や内部圧力を
検知するようにしたことを特徴としている。
【0010】また、請求項7〜10に記載の発明では、
温度センサーで検出した温度を処理する電気制御装置へ
の電源電力をガスバーナへ燃料ガスを供給する供給路に
配設したガス調整弁のガス量調整操作に連動して行うよ
うにしたことを特徴とし、特に請求項9に記載した発明
では、燃焼中にカートリッジガスボンベの内部状態情報
を不揮発性メモリに記憶させておき、カートリッジガス
ボンベ装着検知手段がボンベ着脱姿勢を検知することに
より、不揮発性メモリにボンベ交換情報を有効(アクテ
ィブ)として書き込むようにし、また、請求項10に記載
した発明では、ボンベ交換情報がない場合には、不揮発
性メモリに記憶されているボンベ内部状態情報を次の燃
焼使用時に継承して着火と同時に内部状態を表示するよ
うにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明では、ガス燃焼器に装着使用されるカー
トリッジガスボンベの底壁や頂部壁あるいは周側壁に複
数の接触型の温度センサーを上下方向に所定間隔へだて
て配置したり、カートリッジガスボンベ支持部に温度セ
ンサーを配置したりして、各温度センサーの検出信号を
電気制御装置に入力するように構成してあるので、カー
トリッジガスボンベの高さ方向での異なる個所での温度
を検出し、各検出温度での温度差から液面が存在する領
域を検出したり、カートリッジガスボンベ内の気相部の
圧力を検出したり、あるいは検出温度でカートリッジガ
スボンベ内圧を検出したりすることになる。
【0012】そして、請求項7に記載したように、電気
制御装置への電力供給を燃焼機器のガス調整弁の作動に
連動させた場合には、燃焼作業時のみに電気制御装置に
自動的に電源電力を供給することができることになり、
電源電力の無駄な消費を抑制することになる。
【0013】また、請求項10に記載したように、電気
制御装置に装備した不揮発性メモリに燃焼中にカートリ
ッジガスボンベの液面位置情報を記憶させるとともに、
不揮発性メモリのクリアをカートリッジガスボンベ着脱
に伴うボンベ交換情報に連携して行うようにした場合に
は、カートリッジガスボンベが交換されていない時に
は、前回の燃焼終了時でのボンベ内状態を継承して着火
直後から報知することになる。
【0014】請求項11〜12に記載したように、検出
したカートリッジガスボンベの内部状態をLEDで報知
したり、請求項13に記載したように音で報知したりす
ることにより、カートリッジガスボンベ内の状態を外部
から容易に知ることか可能となる。
【0015】
【発明の実施態様】図1は本発明をカートリッジガスボ
ンベ内蔵式コンロに適用した場合の一部切除斜視図、図
2はボンベ収容部の側面図である。このコンロは、燃焼
バーナ(1)を立設しているケーシング(2)の一側部に液
化石油ガスを貯蔵しているカートリッジガスボンベ(3)
の収容部(4)を配置し、このカートリッジガスボンベ収
容部(4)の前端寄り部分に減圧機構と流量調整機構とを
一体に組み込んだガス流量制御装置(5)を配置し、この
ガス流量制御装置(5)の操作軸をケーシング(2)の前面
壁から外部に突出させ、この操作軸の突出先端部に操作
摘み(6)が固着してある。
【0016】カートリッジガスボンベ収容部(4)には、
カートリッジガスボンベ(3)を横向き姿勢で支持するカ
ートリッジガスボンベ支持台(7)が下向きに凹陥させた
曲面で形成してある。そして、このカートリッジガスボ
ンベ支持台(7)は、バーナの近傍に配置した受熱部に熱
的に接続してあり、燃焼熱の一部をカートリッジガスボ
ンベ(3)に伝達して、貯蔵されている液化ガスの気化に
貢献するようにしてある。
【0017】また、カートリッジガスボンベ収容部(4)
とバーナ配置部とを区画する区画壁(8)に、カートリッ
ジガスボンベ(3)をガス流量制御装置(5)に装着する際
に、カートリッジガスボンベ(3)の底壁部分(9)に当接
してカートリッジガスボンベ(2)をガス流量制御装置
(5)側に押し込む為のカートリッジガスボンベ装着機構
(10)が形成してある。
【0018】ところで、液化ガスを収容している貯蔵容
器では、ガスの消費に伴い液化ガスが気化するが、この
気化時に気化熱を奪うことから、ガス貯蔵容器の壁面温
度が低下することが知られており、その容器壁に表れる
温度は、液相対応部分と気相対応部分で温度差があるこ
とが知られている。そこで、この実施例では、容器壁の
温度を測定検出することにより、ガス容器内の状態を検
知するようにした内部状態検知機構(11)をカートリッジ
ガスボンベ収容部(4)に配置している。
【0019】この内部状態検知機構(11)は、カートリッ
ジガスボンベ装着機構(10)でのカートリッジガスボンベ
(3)の底壁部分(9)への当接部材(12)に上下方向で所定
ピッチ離して配置した6つの接触式温度センサー(13)
と、この温度センサー(13)で検出したカートリッジガス
ボンベ(3)の壁面温度信号を受けて電気的に処理する電
気制御装置(14)と、電気制御装置(14)での処理に基づき
カートリッジガスボンベ(3)の内部状態を報知する報知
手段(15)とで構成してある。
【0020】電気制御装置(14)は、図3に示すように、
中央演算装置(CPU)(16)と、各温度センサー(13)からの
温度検出信号を受け入れるAD入力装置(17)と、中央演
算装置(16)での演算結果に基づき報知手段(15)に出力す
るポート出力装置(18)と、作業用メモリ(WM)(19)と、プ
ログラムメモリ(PM)(20)と、データメモリ(DM)(21)とを
有しており、各温度センサー(13)から入力してきた検出
温度信号から、隣り合うもの同士の温度差を演算検出
し、その温度差から液面位置を検出して報知手段(15)に
出力信号をとして出力するようにしてある。なお、作業
用メモリ(WM)(19)は揮発性メモリで、プログラ
ムメモリ(PM)(20)とデータメモリ(DM)(21)は不
揮発性メモリで構成してある。
【0021】報知手段(15)としては、LED等の光報知
具(22)とビープ音等の発音式報知具(23)とで構成してあ
り、光報知具(22)は温度センサー(13)の個数よりも1つ
少ない個数の5つのLEDで構成してある。そして、そ
れぞれのLED(22)は隣り合って位置している温度セン
サー(13)での検出結果に対応して表示するようにしてあ
り、電気制御装置(14)で演算検出して温度差が生じた2
つの温度センサー(13)に対応しているLED(22)を点灯
させることにより、液面位置を表示するようにしてあ
る。
【0022】電気制御装置(14)に電源電力を供給する回
路中にガス流量制御装置(5)のガス調整弁(24)を開閉操
作する前記操作摘み(6)の回転作動に連動して回路を断
続するメインスイッチ(25)が介装してあり、このメイン
スイッチ(25)は操作摘み(6)が弁閉止位置に操作される
と電気制御装置(14)への電源電力供給回路を遮断するよ
うになっている。これにより、ガス器具の不使用時での
電力の消耗を抑制できる。また、カートリッジガスボン
ベ(3)のカートリッジガスボンベセットレバーの作動や
カートリッジガスボンベ検出具等のカートリッジガスボ
ンベ装着検知手段(26)に連動するサブスイッチ(27)を電
源電力供給回路に配置し、カートリッジガスボンベ(3)
が正規の姿勢に装着されており、かつ、操作摘み(6)が
開弁位置に操作された場合にのみ電気制御装置(14)に電
源電力が供給できるようにしてある。
【0023】なお、カートリッジガスボンベに温度差が
生じるのは、カートリッジボンベ内での気化が始まって
からであることから、ガス器具の点火直後には、各温度
センサーでの検出温度には差が生じない。このため、ガ
ス器具の燃焼開始後一定時間(例えば、5分間)は、報知
手段であるLED(22)のすべてを一斉に全点滅させた
り、順番に点滅させて循環させたりすることにより、カ
ートリッジガスボンベ内部の状態を検索中であることを
表示させるように構成してある。
【0024】電気制御装置(14)に装着した不揮発性のデ
ータメモリ(DM)(21)は、後述する手順で検出した液面情
報を記憶するとともに、カートリッジガスボンベ(3)の
装着状態を検知するカートリッジガスボンベ装着検知手
段(26)がボンベ装着姿勢からボンベ離脱姿勢に切り替わ
った際に電気制御装置の電源電力供給回路を一定時間通
電するようにサブスイッチ(27)を形成し、このカートリ
ッジガスボンベ装着検知手段(26)がカートリッジガスボ
ンベ(3)の離脱を検知した際に不揮発性メモリにボンベ
交換情報をアクティブ(有効)として記録するようにして
ある。
【0025】このボンベ交換情報は次回の燃焼機器の使
用時に不揮発性データメモリ(21)のボンベ交換情報をノ
ンアクテイブ(非有効)に書き換えるようにしてある。こ
のようにしておくと、燃焼機器の消火後に、カートリッ
ジガスボンベ(3)を離脱させない場合には、ボンベ交換
情報がアクティブとして記録されていないことから、前
回使用時に使用したガスカートリッジを継続使用してい
るものとし、不揮発性データメモリ(21)に記憶されてい
る液面情報を次回の使用時に継承して表示させることが
できる。一方ボンベ交換情報がアクティブとして記録さ
れている場合には、ボンベが交換されたものとして、次
回の使用時に、不揮発性データメモリ(21)に記憶されて
いる前回使用時での液面情報を使用することはない。
【0026】上述の内部状態検知装置を具備したガスこ
んろで、液化石油ガスがフルに充填されているカートリ
ッジガスボンベを使用し、室温22.8℃、五徳部に専
用鉄板を装着し、ガス調整弁(24)を全開状態にして燃焼
させた際の6つの温度センサー(13)での各検出温度の燃
焼時間に伴う温度変化は図4に示す通りであった。
【0027】この温度変化線図によると、燃焼開始直後
にはカートリッジガスボンベの壁面温度が全体的に降下
している。これは、カートリッジガスボンベでは取り出
されたガス量を補充するように液部分が気化し、この気
化時での気化熱をカートリッジガスボンベの壁面を通し
て得ることからボンベ全体での温度が低下することにな
る。そして、安定した燃焼状態では、壁面を通しての入
熱と気化熱とがバランスすることから、液相部分に対応
する壁面温度はほぼ一定の温度を示す。ところが、気相
部分では気化熱を奪うことによる温度降下の影響が少な
いから気相対応部分の壁面温度は、燃焼輻射熱等の影響
をうけて徐々に上昇することになる。
【0028】そして、図4に示す温度変化線図による
と、温度センサー(13)での検出温度は上方に位置してい
る温度センサー(13)での検出温度から順番に主温度変化
曲線から離れて行き、全ての検出温度は主温度曲線から
離れた後は徐々に温度上昇している。そして、この場
合、一番上に位置する温度センサー(13)は常に気相の温
度を検知しており、この一番上に位置する温度センサー
(13)の検出温度が他の温度センサー(13)での検出温度よ
りも高くなった時、すなわち気化熱の影響で液相が冷却
され始めた時から液面検出作動が開始するように構成し
てある。
【0029】また、ボンベ内の内圧が上昇すると液化ガ
スの気化が抑制され気化熱での液相部分での温度降下が
減少すること、燃焼による輻射熱等でカートリッジガス
ボンベの側壁が加熱されることとの相乗作用で、よりカ
ートリッジガスボンベの内圧が上昇することになる。図
5は室温24℃でガスコンロに設置した石焼きプレート
を空焼きした場合でのカートリッジガスボンベ壁面での
温度変化を示すグラフである。
【0030】図5によれば、気化熱で消費する熱量より
も大量の熱がカートリッジガスボンベに作用すると、全
ての温度センサーでの検出温度が上昇傾向になり、カー
トリッジガスボンベ内の圧力も上昇することが解る。そ
して、常時液相に対応している個所の温度を検出してい
る底部での検出温度が45℃になると、カートリッジガ
スボンべ内の圧力は、安全基準が定めている下限値4kg
/cm2・Gに達することになる。
【0031】従って、温度センサー(13)で検出していた
温度の挙動を監視し、全ての温度センサー(13)での検出
温度が上昇傾向になると、異常燃焼状態であるとして警
告音を発するようにすることができる。また、底部の温
度を検出している温度センサー(13)での検出温度の挙動
を監視し、この底部での検出温度が所定温度(例えば4
5℃)に達すると、カートリッジガスボンベ内の圧力が
異常状態になっているとして警告音を発することもでき
る。さらに、全ての温度センサー(13)での検出温度が上
昇傾向にあるか、底部を検出している温度センサー(13)
での検出温度が所定温度に達するかのいずれかで異常警
告を発するようにしてもよい。
【0032】液面検出作動のフローは、図6に示すよう
に、ガス調整弁(24)の開弁作動に伴い電源が投入される
と、電気制御装置(14)の初期化処理を行い(ステップS
1)、カートリッジガスボンベ装着検知手段(26)での検出
結果に基づいてカートリッジガスボンベの交換がなされ
たか否かを判断し(ステップS2)、カートリッジガスボン
ベが交換されていないと判断した際には、前回の液面検
知結果を踏襲して報知手段(15)に表示し(ステップS3)、
カートリッジガスボンベが交換された際には、各温度セ
ンサー(13)からの検出温度信号を演算処理する(ステッ
プS4)。
【0033】ステップS4での演算処理は、温度センサー
(13)での検出温度とその直下に位置する温度センサー(1
3)での検出温度との温度差を上から順に演算検出する
もので、一番上に位置する温度センサー(13)での検出温
度(T1)と上から二番目に位置する温度センサー(13)での
検出温度(T2)との温度差に所定の温度差(例えば5℃)が
生じているかを判断し(ステップS5)、このステップS5で
所定の温度差が生じていないと判断した際には、液面探
索中を意味する前述の表示を行い(ステップS6)、検出温
度の演算処理(ステップS4)に戻る。一方ステップS5で一
番上の温度センサーと上から二番目の温度センサーでの
検出温度に所定の温度差が生じていると判断した場合に
は、上から二番目に位置する温度センサー(13)での検出
温度(T2)と上から三番目に位置する温度センサー(13)で
の検出温度(T3)との温度差に所定の温度差が生じている
か否かを判断する(ステップS7)。このステップS6で二番
目の温度センサーと三番目温度センサーでの検出温度に
は所定の温度差が生じていないと判断した場合には、液
面が一番上の温度センサー配設位置と二番目の温度セン
サー配設位置との間に位置することを意味する表示(5
/5表示)を行う(ステップS8)。
【0034】ステップS7で上から二番目と三番目の温度
センサー(13)に所定の温度差が生じていると判断した場
合には、上から三番目に位置する温度センサー(13)での
検出温度(T3)と上から四番目に位置する温度センサー(1
3)での検出温度(T4)との温度差に所定の温度差が生じて
いるか否かを判断する(ステップS9)。このステップS9で
上から三番目の温度センサーと四番目の温度センサーで
の検出温度に所定の温度差が生じていないと判断した場
合には、液面が上から二番目の温度センサー配設位置と
上から三番目の温度センサー配設位置との間に位置する
ことを意味する表示(4/5表示)を行う(ステップS1
0)。
【0035】ステップS9で上から三番目と四番目の温度
センサー(13)に所定の温度差が生じていると判断した場
合には、上から四番目に位置する温度センサー(13)での
検出温度(T4)と上から五番目に位置する温度センサー(1
3)での検出温度(T5)との温度差に所定の温度差が生じて
いるか否かを判断する(ステップS11)。このステップS11
で上から四番目の温度センサーと五番目の温度センサー
での検出温度には所定の温度差が生じていないと判断し
た場合には、液面が上から三番目の温度センサー配設位
置と上から四番目の温度センサー配設位置との間に位置
することを意味する表示(3/5表示)を行う(ステップS
12)。
【0036】一方ステップS11で上から四番目と五番目
の温度センサー(13)に所定の温度差が生じていると判断
した場合には、上から五番目に位置する温度センサー(1
3)での検出温度(T5)と最下部に位置する温度センサー(1
3)での検出温度(T6)との温度差に所定の温度差が生じて
いるか否かを判断する(ステップS13)。このステップS13
で上から五番目の温度センサーと最下部の温度センサー
での検出温度には所定の温度差が生じていないと判断し
た場合には、液面が上から四番目の温度センサー配設位
置と上から五番目の温度センサー配設位置との間に位置
することを意味する表示(2/5表示)を行う(ステップS
14)。
【0037】一方ステップS13で上から五番目と最下部
の温度センサー(13)に所定の温度差が生じていると判断
した場合には、液面が上から五番目の温度センサー配設
位置と最下部の温度センサー配設位置との間に位置する
ことを意味する表示(1/5表示)を行う(ステップS1
5)。
【0038】上記のステップS8、ステップS10、ステッ
プS12、ステップ14、ステップS15での各液面表示を行っ
た後は、その液面情報を電気制御装置(14)でのデータメ
モリ(DM)(21)に記憶させ(ステップS16)、ステップS4に
戻る。なおこの場合、液面表示は隣接する2つの温度セ
ンサーに対応して配置したLEDの点灯表示で行ってお
り、この点灯表示は、例えば点灯時間250ms、消灯時間7
50msというサイクルで間欠的に行うようにしてある。
【0039】上記の各温度差判定処理での判断基準とな
る温度差は固定値であってもよいが、気化に伴う気相温
度と液相温度の温度差は、ガス器具の使用温度条件やカ
ートリッジガスボンベの初期温度(品音)等によって変動
することから、判断基準となる温度差を、ガス器具の使
用温度条件が所定温度よりも高い場合には判断基準とな
る温度差の絶対値を大きく、ガス器具の使用温度条件が
所定温度よりも低い場合には判断基準となる温度差の絶
対値を小さく設定するように、カートリッジガスボンベ
の最下部に配置した温度センサーでの検出温度に基づき
変化させるようにしておくと、ガス器具の使用温度条件
やカートリッジガスボンの初期温度に応じた判断基準で
内部液面の検出を行うことができるから、液面の検出精
度を高めることができることになる。
【0040】なお、上記実施態様の場合、各温度センサ
ー(13)は、図7に示すように、カートリッジガスボンベ
の壁面に当接する先端接当部だけを除いて合成樹脂でモ
ールドしてしてある。このように温度センサー(13)の先
端部分を除いて樹脂モールドしておくと、温度センサー
自身の熱容量を大きくして外乱要素となる温度センサー
に直接作用する熱の熱変化に対応することができるう
え、防水効果を得ることができ、また、基板との接合強
度を高めることができる。また、この合成樹脂として、
硬化後にも弾性を保持する材料(例えば、シリコン樹脂)
で形成しておくと、温度センサー当接時の押圧力をモー
ルドしている材料で吸収緩和することになるから、より
好ましい。
【0041】上記実施態様では、報知手段を複数のLE
Dで形成したが、報知手段を所定周波数(例えば、2kH
z)の音で形成し、検出した液面位置が高くて液残量が多
い場合には所定の吹鳴時間(例えば200ms)を長いイン
ターバルで、検出した液面位置が低くなるほど短いイン
ターバルでそれぞれ数回吹鳴して報知するようにしても
よい。この場合、吹鳴作動は数分置きに行うが、液面領
域が切り換わった際に数回繰り返すようにしてもよい。
【0042】上記実施態様では、カートリッジガスボン
ベ(3)の底壁部分(9)に当接してカートリッジガスボン
ベ(3)をガス流量制御装置(5)側に押し込むカートリッ
ジガスボンベ装着機構(10)について説明したが、このカ
ートリッジガスボンベ装着機構(10)としては、図8に示
すように、ガス流量制御装置(5)のボンベ装着面側に磁
石(28)を配置し、この磁石(28)の磁力でカートリッジガ
スボンべ(3)の頂部に配置したフランジ(29)を吸着保持
する形式のものであってもよい。この場合、カートリッ
ジガスボンベ(3)を吸着保持する部分(30)を茶筒蓋状に
形成し、その茶筒蓋状部材(30)の内端面にカートリッジ
ガスボンベの膨出している頂部壁(31)に当接する複数の
温度センサー(13)を弧状に配置することになる。このよ
うに構成すると、電気制御装置(14)をガス流量制御装置
(5)内に一体に組み込むことができるうえ、磁力で吸着
保持するものであることから温度センサー(13)とカート
リッジガスボンベ(3)との当接力が安定し、温度センサ
ー(13)のサーミスタの摩耗に対して有利である。
【0043】さらに、図9に示すように、カートリッジ
ガスボンベ収容部(4)でカートリッジガスボンベ(3)を
横向き姿勢で支持するカートリッジガスボンベ支持台
(7)からカートリッジガスボンベ収容部(4)を開閉する
ケーシング(2)の蓋部(32)にわたってラバーフィルムの
ような可撓性フィルム(33)を配置し、この可撓性フィル
ム(33)に複数の温度センサー(13)を配置し、この可撓性
フィルム(33)をカートリッジガスボンベ(3)の周側面に
沿わせて配置し、カートリッジガスボンベ(3)の周側面
での高さの異なる複数個所でカートリッジガスボンベ
(3)の壁面温度を検出するようにしてもよい。
【0044】図10は、カートリッジガスボンベ(3)を
カートリッジガスボンベ収容部(4)に縦向きでセットす
る形式のガス燃焼器を示し、この場合には、カートリッ
ジガスボンベ(3)の周側面で縦方向で高さの異なる複数
個所でカートリッジガスボンベ(3)の壁面温度を測定す
るようにしている。なお、このようにカートリッジガス
ボンベ(3)を縦向きに装着する場合には、温度センサー
(13)をカートリッジガスボンベ(2)の周側面での上下方
向の直線上で当接させても、また、カートリッジガスボ
ンベ(2)の周側面で螺旋状に当接させるようにしてもよ
い。
【0045】また、カートリッジガスボンベ(3)内の圧
力が高くなると、カートリッジガスボンベ(3)内での気
化が抑制されることになるため、カートリッジガスボン
ベ(3)の壁面を介してボンベ壁面に伝達される熱量が減
少し、カートリッジガスボンベ(3)の支持台(7)での熱
授受のバランスが崩れて支持台(7)の温度が上昇するこ
とから、図1や図2に仮想線で示したように、カートリ
ッジガスボンベ(3)の支持台(7)に温度センサー(13b)
を配置し、この温度センサー(13b)でカートリッジガス
ボンベ支持台(7)の温度を検出し、この検出温度が所定
温度に達すると、カートリッジガスボンベ(3)内が異常
昇圧状態になったと判断するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明は、ガス燃焼器に装着使用される
カートリッジガスボンベの底壁や頂部壁あるいは周側壁
に複数の接触型の温度センサーを上下方向に所定間隔へ
てて配置し、各温度センサーの検出信号を電気制御装置
に入力するように構成してあるので、カートリッジガス
ボンベの高さ方向での異なる個所での温度を検出し、各
検出温度での温度差から液面が存在する領域を検出した
り、カートリッジガスボンベ内の気相部の圧力を検出し
たりすることができる。
【0047】請求項7に記載の発明のように、電気制御
装置への電力供給を燃焼機器のガス調整弁の作動に連動
させた場合には、燃焼作業時のみに電気制御装置に自動
的に電源電力を供給することができることになり、電源
電力の無駄な消費を抑制することができる。
【0048】さらに、請求項9及び10に記載の発明の
ように、電気制御装置に不揮発性メモリを装備し、燃焼
機器のガス調整弁がガス遮断位置にある状態でカートリ
ッジガスボンベの装着検知手段がボンベセット姿勢から
ボンベ着脱姿勢に切り換わることにより、電気制御装置
へ電源が一定時間接続され、不揮発性メモリにカートリ
ッジガスボンベ交換情報を有効として書き込むように
し、燃焼作業時にボンベ交換情報を非有効に書き換える
とともに、ボンベ内情報を不揮発性メモリに記録するよ
うにした場合には、カートリッジガスボンベ交換のない
場合には、カートリッジガスボンベの内部状態を短時間
のうちに報知するできる。
【0049】そして、請求項11〜14に記載の発明の
ように構成すると、電気制御装置からの出力で報知手段
を作動させるようにしてあるので、燃焼機器の使用者に
カートリッジガスボンベの液面情報、すなわちガス残量
を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカートリッジガスボンベ内蔵
式コンロの一部切除斜視図した概念図である。
【図2】ボンベ収容部の側面図である。
【図3】電気制御装置の構成を概略的に示すブロック図
である。
【図4】燃焼時間経過に伴うカートリッジガスボンベ壁
面温度の変化を示すグラフである。
【図5】燃焼時間経過に伴うカートリッジガスボンベの
壁面温度変化と内圧変化を示すグラフである。
【図6】液面検出作動の手順を示すフロー図である。
【図7】温度センサーの取付部の取り出し断面図であ
る。
【図8】温度検出位置を変えた状態での別の実施形態を
示すボンベ収容部の側面図である。
【図9】温度検出位置を変えた状態のさらに別の実施形
態を示すボンベ収容部の側面図である。
【図10】カートリッジガスボンベ収納姿勢が相違する
ガス燃焼機器に本発明を適用した場合の要部破断側面図
である。
【符号の説明】
3…カートリッジガスボンベ、6…ガス調整弁操作具、
9…カートリッジガスボンベの底壁、13…温度センサ
ー、14…電気制御装置、15…報知手段、21…不揮発性メ
モリ、22…発光装置、23…発音装置、26…カートリッジ
ガスボンベ装着検知手段、31…カートリッジガスボンベ
の頂部壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 和彦 東京都港区西新橋3丁目21番8号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 谷口 均 東京都港区西新橋3丁目21番8号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 福田 達生 滋賀県守山市勝部町1095番地 岩谷産業株 式会社滋賀技術センター内 (72)発明者 張 中平 滋賀県守山市勝部町1095番地 岩谷産業株 式会社滋賀技術センター内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジガスボンベに貯蔵された液
    化石油ガスを燃料とし、加熱調理または暖房などを行う
    ガス燃焼機器において、 カートリッジガスボンベの壁面に複数の接触型の温度セ
    ンサーを上下方向に所定間隔へだてて配置し、各温度セ
    ンサーでの検出信号を電気制御装置に入力し、温度セン
    サーでのカートリッジガスボンベ壁面の検出温度でカー
    トリッジガスボンベ内の液面位置を検知するように構成
    したカートリッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  2. 【請求項2】カートリッジガスボンベに貯蔵された液化
    石油ガスを燃料とし、加熱調理または暖房などを行うガ
    ス燃焼機器において、 カートリッジガスボンベの壁面に複数の接触型の温度セ
    ンサーを上下方向に所定間隔へだてて配置し、各温度セ
    ンサーでの検出信号を電気制御装置に入力し、温度セン
    サーでのカートリッジガスボンベ壁面の検出温度でカー
    トリッジガスボンベ内の圧力を検知するように構成した
    カートリッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  3. 【請求項3】 横置姿勢に設置したカートリッジガスボ
    ンベの立設している底壁で温度を検出するように構成し
    た請求項1または請求項2に記載のカートリッジガスボ
    ンベでの残量検知装置。
  4. 【請求項4】 横置姿勢に設置したカートリッジガスボ
    ンベの立設している頂部壁で温度を検出するように構成
    した請求項1または請求項2に記載のカートリッジガス
    ボンベでの内部状態検知装置。
  5. 【請求項5】 カートリッジガスボンベの周側壁で温度
    を検出するように構成した請求項1または請求項2に記
    載のカートリッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  6. 【請求項6】 温度センサーはその先端接触部分を除い
    て樹脂モールドしてある請求項1〜5に記載のカートリ
    ッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  7. 【請求項7】 温度センサーから検出信号を処理する電
    気制御装置への電力供給を燃焼機器のガス調整弁操作具
    の作動に連動して行うように構成した請求項1〜6に記
    載のカートリッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  8. 【請求項8】 カートリッジガスボンベの装着検知手段
    を配置し、このカートリッジガスボンベ装着検知手段が
    カートリッジガスボンベの正常装着を検出した場合の
    み、電気制御部への電力供給を行うようにした請求項7
    に記載のカートリッジガスボンベでの残量検知装置。
  9. 【請求項9】 電気制御装置に不揮発性メモリを装備
    し、燃焼機器のガス調整弁がガス遮断位置にある状態で
    カートリッジガスボンベの装着検知手段がボンベセット
    姿勢からボンベ着脱姿勢に切り換わることにより、電気
    制御装置へ一定時間電源が接続され、不揮発性メモリに
    ボンベ交換情報を有効とする状態に書き込むように構成
    した請求項7〜8に記載のカートリッジガスボンベでの
    内部状態検知装置。
  10. 【請求項10】 電気制御装置への電源電力供給回路の
    導通時に不揮発性メモリにボンベ交換情報を非有効とす
    るとともに、カートリッジガスボンベ内の状態データを
    該不揮発性メモリに記憶させ、次回の燃焼機器使用時で
    の燃焼機器のガス調整弁の作動に伴う通電開始までの
    間、ボンベ交換情報が非有効のままである場合には、不
    揮発性メモリに記憶されているカートリッジガスボンベ
    内の状態データを継承して、着火時から内部状態の表示
    を行うようにした請求項9に記載のカートリッジガスボ
    ンベでの内部状態検知装置。
  11. 【請求項11】 温度センサー同士で区切られ区間にそ
    れぞれ対応する状態に報知手段を配置し、隣接する温度
    センサーでの検出温度に所定温度差が生じることにより
    検出した液面位置に対応する報知手段でボンベ内液面を
    報知するようにした請求項1に記載のカートリッジガス
    ボンベでの内部状態検知装置。
  12. 【請求項12】 所定サイクルで間欠的に点灯する発光
    装置で報知手段を構成した請求項11に記載のカートリ
    ッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  13. 【請求項13】 所定周波数の断続音を間欠的に発生さ
    せる発音装置で報知手段を構成し、検出液面位置に応じ
    て発する断続周期を変更するように構成した請求項11
    に記載のカートリッジガスボンベでの内部状態検知装
    置。
  14. 【請求項14】 燃焼開始直後、隣接する温度センサー
    間での検出温度差に所定温度差が発生しない間は、報知
    装置の作動で内部状態探索中を報知するようにした請求
    項11に記載のカートリッジガスボンベでの内部状態検
    知装置。
  15. 【請求項15】 液面位置を検出するための隣接した温
    度センサーでの検出温度差を液面下部での検出温度に応
    じて変更させるようにした請求項3〜14に記載のカー
    トリッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  16. 【請求項16】 最下位に位置する温度センサーでの検
    出温度が所定の温度に達することにより、ボンベ内が異
    常圧状態になったことを検出する請求項2に記載のカー
    トリッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  17. 【請求項17】カートリッジガスボンベの周面温度を検
    知している全温度センサーでの検出温度がすべて上昇傾
    向になることにより、ボンベ内が異常圧状態になったこ
    とを検出する請求項2に記載のカートリッジガスボンベ
    での内部状態検知装置。
  18. 【請求項18】最下位に位置する温度センサーでの検出
    温度が所定の温度に達するか、全ての温度センサーでの
    検出温度が上昇傾向にあるかのいずれかを検知すること
    により、内部圧異常を報知する請求項2に記載のカート
    リッジガスボンベでの内部状態検知装置。
  19. 【請求項19】カートリッジガスボンベの収容部に配置
    したカートリッジガスボンベ支持部をバーナ近傍に設置
    した受熱部に熱的に接続し、このカートリッジガスボン
    ベ支持部の温度を検出し、カートリッジガスボンベ支持
    部での検出温度が所定温度に達することにより、カート
    リッジガスボンベ内が異常昇圧状態になったことを検出
    する請求項2に記載のカートリッジガスボンベでの内部
    状態検知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001238973A (ja) * 2000-02-28 2001-09-04 Union Corp 消火器ケース
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JP2007134347A (ja) * 2002-02-28 2007-05-31 Casio Comput Co Ltd 発電型電源及び電子機器

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