JPH1182345A - 複数圧縮機の均油システム - Google Patents
複数圧縮機の均油システムInfo
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- JPH1182345A JPH1182345A JP24807297A JP24807297A JPH1182345A JP H1182345 A JPH1182345 A JP H1182345A JP 24807297 A JP24807297 A JP 24807297A JP 24807297 A JP24807297 A JP 24807297A JP H1182345 A JPH1182345 A JP H1182345A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/07—Details of compressors or related parts
- F25B2400/075—Details of compressors or related parts with parallel compressors
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の圧縮機に異なる容量の圧縮機が含まれ
ている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容量方式の圧
縮機が含まれている場合でも、各圧縮機の油量を適正量
に制御する。 【解決手段】 各圧縮機1のシェルの標準油面高さ近傍
に均油管接続配管2を設け、各均油管接続配管2の一端
を連通した均油管3と、各圧縮機1への吸入分岐部4よ
り上流側の吸入配管5に設けられたアキュームレータ6
と、アキュームレータ6内上部のガス冷媒部分と均油管
3を連通し均油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧
力より高くした連通管7と、圧縮機1b,1cのシェル
の標準油面高さ近傍と、圧縮機1aの吸入配管5aを接
続し、かつ、絞りを有する均油バイパス8を備えた構造
とする。
ている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容量方式の圧
縮機が含まれている場合でも、各圧縮機の油量を適正量
に制御する。 【解決手段】 各圧縮機1のシェルの標準油面高さ近傍
に均油管接続配管2を設け、各均油管接続配管2の一端
を連通した均油管3と、各圧縮機1への吸入分岐部4よ
り上流側の吸入配管5に設けられたアキュームレータ6
と、アキュームレータ6内上部のガス冷媒部分と均油管
3を連通し均油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧
力より高くした連通管7と、圧縮機1b,1cのシェル
の標準油面高さ近傍と、圧縮機1aの吸入配管5aを接
続し、かつ、絞りを有する均油バイパス8を備えた構造
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧シェル方式の
複数圧縮機の均油システムに関するものである。
複数圧縮機の均油システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数圧縮機の油面制御シ
ステムとしては、実開平4−19675号公報に開示さ
れている。
ステムとしては、実開平4−19675号公報に開示さ
れている。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した複数圧
縮機の均油システムについて説明する。
縮機の均油システムについて説明する。
【0004】図8において、複数の低圧シェル方式の圧
縮機1のシェルの標準油面高さ近傍には均油管接続配管
2が設けられ、各均油管接続配管2の一端は均油管3に
連通している。尚、圧縮機1は本従来例では3台接続さ
れており、区別する場合は添字a,b,cを付けること
にする。
縮機1のシェルの標準油面高さ近傍には均油管接続配管
2が設けられ、各均油管接続配管2の一端は均油管3に
連通している。尚、圧縮機1は本従来例では3台接続さ
れており、区別する場合は添字a,b,cを付けること
にする。
【0005】次に、上記構成の複数圧縮機の均油システ
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
【0006】まず、圧縮機1のシェル内の油量が増加し
油面高さが上昇すると、圧縮機1の均油管接続配管2の
圧力が上昇する。また、圧縮機1のシェル内の油量が減
少し油面高さが低下すると、圧縮機1の均油管接続配管
2の圧力が低下する。
油面高さが上昇すると、圧縮機1の均油管接続配管2の
圧力が上昇する。また、圧縮機1のシェル内の油量が減
少し油面高さが低下すると、圧縮機1の均油管接続配管
2の圧力が低下する。
【0007】従って、例えば圧縮機1aの油量が起動時
のオイルフォーミング等のために減少した場合、圧縮機
1aの油面高さが低下し、圧縮機1aの均油管接続配管
2aの圧力が圧縮機1b,1cの均油管接続配管2b,
2cの圧力より低くなる。
のオイルフォーミング等のために減少した場合、圧縮機
1aの油面高さが低下し、圧縮機1aの均油管接続配管
2aの圧力が圧縮機1b,1cの均油管接続配管2b,
2cの圧力より低くなる。
【0008】そのため、圧縮機1b,1cのシェル内の
油が均油管3を介して圧縮機1aのシェル内に移動し、
圧縮機1aの油量不足を防止できる。
油が均油管3を介して圧縮機1aのシェル内に移動し、
圧縮機1aの油量不足を防止できる。
【0009】また、圧縮機1aの油量が返油量の偏り等
のために増加した場合、圧縮機1aの油面高さが上昇
し、圧縮機1aの均油管接続配管2aの圧力が圧縮機1
b,1cの均油管接続配管2b,2cの圧力より高くな
る。
のために増加した場合、圧縮機1aの油面高さが上昇
し、圧縮機1aの均油管接続配管2aの圧力が圧縮機1
b,1cの均油管接続配管2b,2cの圧力より高くな
る。
【0010】そのため、圧縮機1aのシェル内の油が均
油管3を介して圧縮機1b,1cのシェル内に移動し、
圧縮機1aの油量過多を防止できる。このように、各圧
縮機の油量を適正量に制御できる。
油管3を介して圧縮機1b,1cのシェル内に移動し、
圧縮機1aの油量過多を防止できる。このように、各圧
縮機の油量を適正量に制御できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮機が含
まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容量方式
の圧縮機が含まれている場合には、各圧縮機が低圧シェ
ル方式であるため、高容量側の圧縮機のシェル内の圧力
は低くなり、そして、低容量側の圧縮機のシェル内の圧
力は高くなる。
うな構成では、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮機が含
まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容量方式
の圧縮機が含まれている場合には、各圧縮機が低圧シェ
ル方式であるため、高容量側の圧縮機のシェル内の圧力
は低くなり、そして、低容量側の圧縮機のシェル内の圧
力は高くなる。
【0012】従って、各圧縮機間のシェル内の圧力差に
対応する油面差(例えば、差圧0.01kg/cm2で
油面差10cmに対応)が得られるまで、低容量側の圧
縮機のシェル内の油が均油管を介して高容量側の圧縮機
のシェル内に移動する。
対応する油面差(例えば、差圧0.01kg/cm2で
油面差10cmに対応)が得られるまで、低容量側の圧
縮機のシェル内の油が均油管を介して高容量側の圧縮機
のシェル内に移動する。
【0013】この時、低容量側の圧縮機の油面高さが均
油管接続配管の位置より下方になっても、低容量側の圧
縮機のシェル内では回転部品により撹拌された油、或い
は、圧縮室から落下した油がミスト状となって浮遊して
いるため、このミスト状の油が冷媒とともに高容量側の
圧縮機に移動してしまう。
油管接続配管の位置より下方になっても、低容量側の圧
縮機のシェル内では回転部品により撹拌された油、或い
は、圧縮室から落下した油がミスト状となって浮遊して
いるため、このミスト状の油が冷媒とともに高容量側の
圧縮機に移動してしまう。
【0014】そのため、低容量側の圧縮機の油面高さが
均油管接続配管の位置より下方になっても油量は減少し
続け、やがて油量不足となり、圧縮機の損傷となる。
均油管接続配管の位置より下方になっても油量は減少し
続け、やがて油量不足となり、圧縮機の損傷となる。
【0015】このように、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合には、低容量側
の圧縮機の油量不足が発生するという問題があった。
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合には、低容量側
の圧縮機の油量不足が発生するという問題があった。
【0016】また、この解決策として、所定時間毎に全
ての圧縮機を停止し均油する方法が考えられるが、数分
から数十分毎に圧縮機を停止する必要があり、頻繁なオ
ンオフ運転でシステムが安定しない。そのため、効率が
悪くなるとともにシステムの信頼性が低下する問題があ
る。
ての圧縮機を停止し均油する方法が考えられるが、数分
から数十分毎に圧縮機を停止する必要があり、頻繁なオ
ンオフ運転でシステムが安定しない。そのため、効率が
悪くなるとともにシステムの信頼性が低下する問題があ
る。
【0017】本発明は従来の課題を解決するもので、低
圧シェル方式の複数の圧縮機を並列に使用する場合にお
いて、均油システムを簡単な構成で提供することを目的
とする。
圧シェル方式の複数の圧縮機を並列に使用する場合にお
いて、均油システムを簡単な構成で提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の低圧シ
ェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管
接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通し
た均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入
配管に設けられたアキュームレータと、前記アキューム
レータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記
均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした
連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ
近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、
かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスを備えたも
のである。
ェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管
接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通し
た均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入
配管に設けられたアキュームレータと、前記アキューム
レータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記
均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした
連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ
近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、
かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスを備えたも
のである。
【0019】また、本発明は、複数の低圧シェル方式の
圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管接続配管を
設け、前記各均油管接続配管の一端を連通した均油管
と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入配管に設
けられたアキュームレータと、前記アキュームレータ内
上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記均油管の
圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした連通管
と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に
連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両
端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前記連通間に
設けられた二方弁を備え、冷房、或いは、暖房の連続運
転時間が所定の時間以上となると、一定時間だけ前記二
方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものである。
圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管接続配管を
設け、前記各均油管接続配管の一端を連通した均油管
と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入配管に設
けられたアキュームレータと、前記アキュームレータ内
上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記均油管の
圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした連通管
と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に
連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両
端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前記連通間に
設けられた二方弁を備え、冷房、或いは、暖房の連続運
転時間が所定の時間以上となると、一定時間だけ前記二
方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたものである。
【0020】また、本発明は、複数の低圧シェル方式の
圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管接続配管を
設け、前記各均油管接続配管の一端を連通した均油管
と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入配管に設
けられたアキュームレータと、前記アキュームレータ内
上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記均油管の
圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした連通管
と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に
連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両
端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前記連通管に
設けられた二方弁と、各圧縮機のシェル上部とシェル下
部の差圧を検出する差圧検出装置を備え、少なくとも1
台の圧縮機の前記差圧検出装置が検出したシェル上部と
シェル下部の差圧が所定の下限差圧未満となると前記二
方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装
置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基
準差圧以上となると前記二方弁を開口する二方弁制御手
段を備えたものである。
圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管接続配管を
設け、前記各均油管接続配管の一端を連通した均油管
と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入配管に設
けられたアキュームレータと、前記アキュームレータ内
上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記均油管の
圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした連通管
と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に
連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両
端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前記連通管に
設けられた二方弁と、各圧縮機のシェル上部とシェル下
部の差圧を検出する差圧検出装置を備え、少なくとも1
台の圧縮機の前記差圧検出装置が検出したシェル上部と
シェル下部の差圧が所定の下限差圧未満となると前記二
方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装
置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基
準差圧以上となると前記二方弁を開口する二方弁制御手
段を備えたものである。
【0021】また、本発明は、複数の低圧シェル方式の
圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管接続配管を
設け、前記各均油管接続配管の一端を連通した均油管
と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入配管に設
けられたアキュームレータと、前記アキュームレータ内
上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記均油管の
圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした連通管
と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に
連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両
端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前記連通管に
設けられた二方弁と、各圧縮機の油面高さを検出する油
面高さ検出装置を備え、少なくとも1台の圧縮機の前記
油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面
高さ未満となると前記二方弁を閉止し、その後、全ての
圧縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所
定の基準油面高さ以上となると前記二方弁を開口する二
方弁制御手段を備えたものである。
圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油管接続配管を
設け、前記各均油管接続配管の一端を連通した均油管
と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸入配管に設
けられたアキュームレータと、前記アキュームレータ内
上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前記均油管の
圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くした連通管
と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に
連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両
端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前記連通管に
設けられた二方弁と、各圧縮機の油面高さを検出する油
面高さ検出装置を備え、少なくとも1台の圧縮機の前記
油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面
高さ未満となると前記二方弁を閉止し、その後、全ての
圧縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所
定の基準油面高さ以上となると前記二方弁を開口する二
方弁制御手段を備えたものである。
【0022】この本発明によれば、いかなる容量の圧縮
機の組み合わせや使用状況においても、確実に各圧縮機
のシェル内の油量を適正量に制御できる。
機の組み合わせや使用状況においても、確実に各圧縮機
のシェル内の油量を適正量に制御できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面
高さ近傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配
管の一端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部
より上流側の吸入配管に設けられたアキュームレータ
と、前記アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記
均油管を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内
の圧力より高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシ
ェルの標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の
吸入配管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油
バイパスを備えたものである。
は、複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面
高さ近傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配
管の一端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部
より上流側の吸入配管に設けられたアキュームレータ
と、前記アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記
均油管を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内
の圧力より高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシ
ェルの標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の
吸入配管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油
バイパスを備えたものである。
【0024】従って、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中は、低容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介し
て高容量側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低
容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中は、低容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介し
て高容量側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低
容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0025】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0026】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0027】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0028】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0029】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0030】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0031】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0032】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0033】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0034】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0035】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0036】しかし、全ての圧縮機が停止すると、冷凍
サイクル内が均圧され、前記均油管を介して各圧縮機の
油面高さが等しくなるように油が移動し、高容量側の圧
縮機の油量不足を防止できる。
サイクル内が均圧され、前記均油管を介して各圧縮機の
油面高さが等しくなるように油が移動し、高容量側の圧
縮機の油量不足を防止できる。
【0037】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。また、本発明の請求項2に記載の発明は、複
数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近
傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一
端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上
流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前記
アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を
連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力よ
り高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標
準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管
に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパス
と、前記連通管に設けられた二方弁を備え、冷房、或い
は、暖房の連続運転時間が所定の時間以上となると、一
定時間だけ前記二方弁を閉止する二方弁制御手段を備え
たものである。
御できる。また、本発明の請求項2に記載の発明は、複
数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近
傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一
端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上
流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前記
アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を
連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力よ
り高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標
準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管
に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパス
と、前記連通管に設けられた二方弁を備え、冷房、或い
は、暖房の連続運転時間が所定の時間以上となると、一
定時間だけ前記二方弁を閉止する二方弁制御手段を備え
たものである。
【0038】従って、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の圧縮
機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮機に
油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の油量
不足を防止できる。
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の圧縮
機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮機に
油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の油量
不足を防止できる。
【0039】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0040】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0041】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
【0042】従って、一部の圧縮機では吐出油量より返
油量が少なく、油量が減少していく。しかし、前記連通
管の入口は、油が分離されガス冷媒のみが存在する前記
アキュームレータ内上部にあるため前記連通管には油の
含まれていないガス冷媒のみが流れ、油は流れない。
油量が少なく、油量が減少していく。しかし、前記連通
管の入口は、油が分離されガス冷媒のみが存在する前記
アキュームレータ内上部にあるため前記連通管には油の
含まれていないガス冷媒のみが流れ、油は流れない。
【0043】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0044】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0045】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0046】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0047】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0048】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0049】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0050】しかし、冷房、或いは、暖房の連続運転時
間が所定時間(例えば、20時間)以上となると、前記
二方弁を一定時間(例えば、5分)閉止するため、この
前記二方弁の閉止時に、シェル内の圧力が高い低容量側
の圧縮機からシェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機に
前記均油管を介して油が移動し、高容量側の圧縮機の長
時間連続運転時の油量不足を防止できる。
間が所定時間(例えば、20時間)以上となると、前記
二方弁を一定時間(例えば、5分)閉止するため、この
前記二方弁の閉止時に、シェル内の圧力が高い低容量側
の圧縮機からシェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機に
前記均油管を介して油が移動し、高容量側の圧縮機の長
時間連続運転時の油量不足を防止できる。
【0051】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。また、本発明の請求項3に記載の発明は、複
数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近
傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一
端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上
流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前記
アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を
連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力よ
り高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標
準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管
に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパス
と、前記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機のシェ
ル上部とシェル下部の差圧を検出する差圧検出装置を備
え、少なくとも1台の圧縮機の前記差圧検出装置が検出
したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の下限差圧未
満となると前記二方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機
の前記差圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部
の差圧が所定の基準差圧以上となると前記二方弁を開口
する二方弁制御手段を備えたものである。
御できる。また、本発明の請求項3に記載の発明は、複
数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近
傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一
端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上
流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前記
アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を
連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力よ
り高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標
準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管
に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパス
と、前記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機のシェ
ル上部とシェル下部の差圧を検出する差圧検出装置を備
え、少なくとも1台の圧縮機の前記差圧検出装置が検出
したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の下限差圧未
満となると前記二方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機
の前記差圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部
の差圧が所定の基準差圧以上となると前記二方弁を開口
する二方弁制御手段を備えたものである。
【0052】従って、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の圧縮
機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮機に
油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の油量
不足を防止できる。
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の圧縮
機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮機に
油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の油量
不足を防止できる。
【0053】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0054】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0055】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
【0056】従って、一部の圧縮機では吐出油量より返
油量が少なく、油量が減少していく。しかし、前記連通
管の入り口は、油が分離されガス冷媒のみが存在する前
記アキュームレータ内上部にあるため前記連通管には油
の含まれていないガス冷媒のみが流れ、油は流れない。
油量が少なく、油量が減少していく。しかし、前記連通
管の入り口は、油が分離されガス冷媒のみが存在する前
記アキュームレータ内上部にあるため前記連通管には油
の含まれていないガス冷媒のみが流れ、油は流れない。
【0057】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0058】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0059】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0060】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0061】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0062】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0063】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0064】しかし、少なくとも1台の圧縮機の前記差
圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の下限差圧(例えば、0.003kg/cm2)未
満となると、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置
が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基準
差圧(例えば、0.006kg/cm2)以上となるま
で前記二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時
に、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル
内の圧力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して
油が移動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油
量不足を防止できる。
圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の下限差圧(例えば、0.003kg/cm2)未
満となると、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置
が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基準
差圧(例えば、0.006kg/cm2)以上となるま
で前記二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時
に、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル
内の圧力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して
油が移動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油
量不足を防止できる。
【0065】また、各圧縮機の油量不足をシェル上部と
シェル下部の差圧より検出するため、運転条件の違いに
よる圧縮機の油吐出量、及び、返油量のばらつきに影響
されずに、精度良く前記二方弁を制御できる。
シェル下部の差圧より検出するため、運転条件の違いに
よる圧縮機の油吐出量、及び、返油量のばらつきに影響
されずに、精度良く前記二方弁を制御できる。
【0066】従って、前記二方弁の閉止が遅すぎるか、
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止が
早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開口が遅す
ぎるための低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止が
早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開口が遅す
ぎるための低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0067】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。また、本発明の請求項4に記載の発明は、複
数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近
傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一
端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上
流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前記
アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を
連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力よ
り高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標
準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管
に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパス
と、前記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機の油面
高さを検出する油面高さ検出装置を備え、少なくとも1
台の圧縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さ
が所定の下限油面高さ未満となると前記二方弁を閉止
し、その後、全ての圧縮機の前記油面高さ検出装置が検
出した油面高さが所定の基準油面高さ以上となると前記
二方弁を開口する二方弁制御手段を備えたものである。
御できる。また、本発明の請求項4に記載の発明は、複
数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近
傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一
端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上
流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前記
アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を
連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力よ
り高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標
準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管
に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパス
と、前記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機の油面
高さを検出する油面高さ検出装置を備え、少なくとも1
台の圧縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さ
が所定の下限油面高さ未満となると前記二方弁を閉止
し、その後、全ての圧縮機の前記油面高さ検出装置が検
出した油面高さが所定の基準油面高さ以上となると前記
二方弁を開口する二方弁制御手段を備えたものである。
【0068】従って、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の圧縮
機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮機に
油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の油量
不足を防止できる。
機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変容
量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の運転
中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の圧縮
機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮機に
油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の油量
不足を防止できる。
【0069】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0070】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0071】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
【0072】従って、一部の圧縮機では吐出油量より返
油量が少なく、油量が減少していく。
油量が少なく、油量が減少していく。
【0073】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0074】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0075】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0076】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0077】従って、高容量側の圧縮機では吐出容量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0078】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0079】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0080】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0081】しかし、少なくとも1台の圧縮機の前記油
面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面高
さ(例えば、3cm)未満となると、その後、全ての圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の基準油面高さ(例えば、6cm)以上となるまで前記
二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時に、シ
ェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル内の圧
力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して油が移
動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油量不足
を防止できる。
面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面高
さ(例えば、3cm)未満となると、その後、全ての圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の基準油面高さ(例えば、6cm)以上となるまで前記
二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時に、シ
ェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル内の圧
力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して油が移
動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油量不足
を防止できる。
【0082】また、各圧縮機の油量不足を油面高さより
検出するため、運転条件の違いによる圧縮機の油吐出
量、及び、返油量のばらつき、及び、圧縮機のシェル内
の圧力分布のばらつきに影響されずに、精度良く前記二
方弁を制御できる。
検出するため、運転条件の違いによる圧縮機の油吐出
量、及び、返油量のばらつき、及び、圧縮機のシェル内
の圧力分布のばらつきに影響されずに、精度良く前記二
方弁を制御できる。
【0083】従って、前記二方弁の閉止が遅すぎるか、
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止後
の閉止が早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開
口が遅すぎるための低容量側の前記圧縮機の油量不足を
防止できる。
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止後
の閉止が早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開
口が遅すぎるための低容量側の前記圧縮機の油量不足を
防止できる。
【0084】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。
御できる。
【0085】
【実施例】以下本発明の実施例について図1から図7を
用いて説明する。尚、従来と同一部分については同一符
号を付しその詳細な説明を省略する。
用いて説明する。尚、従来と同一部分については同一符
号を付しその詳細な説明を省略する。
【0086】(実施例1)本発明の実施例1について図
1を用いて説明する。
1を用いて説明する。
【0087】図1は本発明の実施例1における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。図1において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、7はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くし
た連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
る。尚、圧縮機1は本実施例では3台接続されており、
区別する場合は添字a,b,cを付けることにする。
機の均油システムの構造図である。図1において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、7はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くし
た連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
る。尚、圧縮機1は本実施例では3台接続されており、
区別する場合は添字a,b,cを付けることにする。
【0088】次に、上記構成の複数圧縮機の均油システ
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
【0089】ここで、複数の圧縮機には異なる容量の圧
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
【0090】まず、圧縮機1の運転中は、連通管7によ
りアキュームレータ6内上部のガス冷媒部分と連通され
ている均油管3の圧力は、圧縮機1のシェル内の圧力よ
り高くなる。
りアキュームレータ6内上部のガス冷媒部分と連通され
ている均油管3の圧力は、圧縮機1のシェル内の圧力よ
り高くなる。
【0091】従って、低容量側の圧縮機1aから高容量
側の圧縮機1b,1cに油が移動することはない。
側の圧縮機1b,1cに油が移動することはない。
【0092】また、全ての圧縮機1が停止している場合
は、サイクル内が均圧され、均油管3を介した各圧縮機
1の間の油の移動が可能となり、各圧縮機1の油量は油
面高さが等しくなるように調節される。
は、サイクル内が均圧され、均油管3を介した各圧縮機
1の間の油の移動が可能となり、各圧縮機1の油量は油
面高さが等しくなるように調節される。
【0093】この実施例によれば、複数の圧縮機に異な
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中は、低容量側の圧縮機のシェルから均油
管を介して高容量側の圧縮機に油が移動することがなく
なり、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中は、低容量側の圧縮機のシェルから均油
管を介して高容量側の圧縮機に油が移動することがなく
なり、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0094】また、連通管に流れる冷媒に油が含まれて
いると、その油は冷媒とともに均油管から均油管接続配
管を介して各圧縮機に返油される。
いると、その油は冷媒とともに均油管から均油管接続配
管を介して各圧縮機に返油される。
【0095】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量
は、均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく均油管と各圧縮機のシェル内の差圧
の平方根に比例する。
は、均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく均油管と各圧縮機のシェル内の差圧
の平方根に比例する。
【0096】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の連通管から均油管を介した返油量の比は異なる。
従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量が少な
く、油量が減少していく。
縮機の連通管から均油管を介した返油量の比は異なる。
従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量が少な
く、油量が減少していく。
【0097】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0098】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の連通管から均油管を介した返油量の比が異なるため
の一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の連通管から均油管を介した返油量の比が異なるため
の一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0099】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0100】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0101】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0102】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0103】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0104】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0105】しかし、全ての圧縮機が停止すると、冷凍
サイクル内が均圧され、前記均油管を介して各圧縮機の
油面高さが等しくなるように油が移動し、高容量側の圧
縮機の油量不足を防止できる。
サイクル内が均圧され、前記均油管を介して各圧縮機の
油面高さが等しくなるように油が移動し、高容量側の圧
縮機の油量不足を防止できる。
【0106】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。 (実施例2)本発明の実施例2について図2、図3を用
いて説明する。
御できる。 (実施例2)本発明の実施例2について図2、図3を用
いて説明する。
【0107】図2は本発明の実施例2における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。図2において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、9はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くし
た連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
り、10は連通管9に備えられた二方弁である。
機の均油システムの構造図である。図2において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、9はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くし
た連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
り、10は連通管9に備えられた二方弁である。
【0108】ここで、二方弁制御手段11は、冷房、或
いは、暖房の連続運転時間が所定の時間に達すると、一
定時間だけ二方弁10を閉止する。尚、圧縮機1は本実
施例では3台接続されており、区別する場合は添字a,
b,cを付けることにする。
いは、暖房の連続運転時間が所定の時間に達すると、一
定時間だけ二方弁10を閉止する。尚、圧縮機1は本実
施例では3台接続されており、区別する場合は添字a,
b,cを付けることにする。
【0109】図3は本発明の実施例2における複数圧縮
機の均油システムの二方弁10の制御方法を示すフロー
チャートである。
機の均油システムの二方弁10の制御方法を示すフロー
チャートである。
【0110】図3より、まずステップ1では、冷房、或
いは、暖房の連続運転時間Trを検知する。ステップ2
では、ステップ1で検知した連続運転時間Trが所定の
上限連続運転時間Tro(例えば、10時間)未満であ
るとステップ1に戻り、所定の上限連続運転時間Tro
以上であるとステップ3に進む。
いは、暖房の連続運転時間Trを検知する。ステップ2
では、ステップ1で検知した連続運転時間Trが所定の
上限連続運転時間Tro(例えば、10時間)未満であ
るとステップ1に戻り、所定の上限連続運転時間Tro
以上であるとステップ3に進む。
【0111】ステップ3では、二方弁10を閉止する。
ステップ4では、二方弁10の閉止時間Tvを検知す
る。
ステップ4では、二方弁10の閉止時間Tvを検知す
る。
【0112】ステップ5では、ステップ4で検知した二
方弁閉止時間Tvが所定の上限二方弁閉止時間Tvo
(例えば、5分)未満であるとステップ4に戻り、所定
の上限二方弁閉止時間Tvo以上であるとステップ6に
進む。
方弁閉止時間Tvが所定の上限二方弁閉止時間Tvo
(例えば、5分)未満であるとステップ4に戻り、所定
の上限二方弁閉止時間Tvo以上であるとステップ6に
進む。
【0113】ステップ6では、二方弁10を開口する。
ステップ7では、連続運転時間Trを0に戻し、ステッ
プ1に戻る。
ステップ7では、連続運転時間Trを0に戻し、ステッ
プ1に戻る。
【0114】次に、上記構成の複数圧縮機の均油システ
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
【0115】ここで、複数の圧縮機には異なる容量の圧
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
【0116】まず、圧縮機1が運転を開始すると、二方
弁10が開口しているため、連通管9によりアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と連通されている均油管
3の圧力は、圧縮機1のシェル内の圧力より高くなる。
弁10が開口しているため、連通管9によりアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と連通されている均油管
3の圧力は、圧縮機1のシェル内の圧力より高くなる。
【0117】従って、低容量側の圧縮機1aから高容量
側の圧縮機1b,1cに油が移動することはない。
側の圧縮機1b,1cに油が移動することはない。
【0118】また、冷房、或いは、暖房の連続運転時間
が所定の時間に達すると、二方弁10が閉止され、シェ
ル内の圧力が高い低容量側の圧縮機1aから、均油管3
を介し、シェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機1b,
1cに油が移動する。
が所定の時間に達すると、二方弁10が閉止され、シェ
ル内の圧力が高い低容量側の圧縮機1aから、均油管3
を介し、シェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機1b,
1cに油が移動する。
【0119】そして、二方弁10閉止後、一定時間経過
すると二方弁10を開口し、均油管3を介する油の移動
をなくす。
すると二方弁10を開口し、均油管3を介する油の移動
をなくす。
【0120】この実施例によれば、複数の圧縮機に異な
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中で前記二方弁が開口している期間は、低
容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量
側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低容量側の
圧縮機の油量不足を防止できる。
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中で前記二方弁が開口している期間は、低
容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量
側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低容量側の
圧縮機の油量不足を防止できる。
【0121】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0122】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0123】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。
【0124】従って、一部の圧縮機では吐出油量より返
油量が少なく、油量が減少していく。しかし、前記連通
管の入口は、油が分離されガス冷媒のみが存在する前記
アキュームレータ内上部にあるため前記連通管には油の
含まれていないガス冷媒のみが流れ、油は流れない。
油量が少なく、油量が減少していく。しかし、前記連通
管の入口は、油が分離されガス冷媒のみが存在する前記
アキュームレータ内上部にあるため前記連通管には油の
含まれていないガス冷媒のみが流れ、油は流れない。
【0125】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0126】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0127】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0128】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0129】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0130】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0131】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0132】しかし、冷房、或いは、暖房の連続運転時
間が所定時間(例えば、20時間)以上となると、前記
二方弁を一定時間(例えば、5分)閉止するため、この
前記二方弁の閉止時に、シェル内の圧力が高い低容量側
の圧縮機からシェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機に
前記均油管を介して油が移動し、高容量側の圧縮機の長
時間連続運転時の油量不足を防止できる。
間が所定時間(例えば、20時間)以上となると、前記
二方弁を一定時間(例えば、5分)閉止するため、この
前記二方弁の閉止時に、シェル内の圧力が高い低容量側
の圧縮機からシェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機に
前記均油管を介して油が移動し、高容量側の圧縮機の長
時間連続運転時の油量不足を防止できる。
【0133】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。 (実施例3)本発明の実施例3について図4、図5を用
いて説明する。
御できる。 (実施例3)本発明の実施例3について図4、図5を用
いて説明する。
【0134】図4は本発明の実施例3における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。図4において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、9はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くし
た連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
り、10は連通管9に備えられた二方弁であり、13は
圧縮機1のシェル上部とシェル下部の差圧を検出する差
圧検出装置(例えば差圧センサー、或いは、2つの圧力
センサー)である。
機の均油システムの構造図である。図4において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、9はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くし
た連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
り、10は連通管9に備えられた二方弁であり、13は
圧縮機1のシェル上部とシェル下部の差圧を検出する差
圧検出装置(例えば差圧センサー、或いは、2つの圧力
センサー)である。
【0135】ここで、二方弁制御手段12は、少なくと
も1台の圧縮機1の差圧検出装置13が検出したシェル
上部とシェル下部の差圧が所定の下限差圧未満となると
二方弁10を閉止し、その後、全ての圧縮機1の差圧検
出装置13が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の基準差圧以上となると二方弁10を開口する。
も1台の圧縮機1の差圧検出装置13が検出したシェル
上部とシェル下部の差圧が所定の下限差圧未満となると
二方弁10を閉止し、その後、全ての圧縮機1の差圧検
出装置13が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の基準差圧以上となると二方弁10を開口する。
【0136】尚、圧縮機2は本実施例では3台接続され
ており、区別する場合は添字a,b,cを付けることに
する。
ており、区別する場合は添字a,b,cを付けることに
する。
【0137】図5は本発明の実施例3における複数圧縮
機の均油システムの二方弁10の制御方法を示すフロー
チャートである。
機の均油システムの二方弁10の制御方法を示すフロー
チャートである。
【0138】図5より、まずステップ11では、差圧検
出装置13が圧縮機1のシェル上部とシェル下部の差圧
Pを検出する。ステップ12では、少なくとも1台の圧
縮機1のステップ11で検知した差圧Pが、所定の下限
差圧Pl(例えば、0.003kg/cm2)以上であ
るとステップ11に戻り、所定の下限差圧Pl未満であ
るとステップ13に進む。
出装置13が圧縮機1のシェル上部とシェル下部の差圧
Pを検出する。ステップ12では、少なくとも1台の圧
縮機1のステップ11で検知した差圧Pが、所定の下限
差圧Pl(例えば、0.003kg/cm2)以上であ
るとステップ11に戻り、所定の下限差圧Pl未満であ
るとステップ13に進む。
【0139】ステップ13では、二方弁10を閉止す
る。ステップ14では、差圧検出装置13が圧縮機1の
シェル上部とシェル下部の差圧Pを検出する。
る。ステップ14では、差圧検出装置13が圧縮機1の
シェル上部とシェル下部の差圧Pを検出する。
【0140】ステップ15では、全ての圧縮機1のステ
ップ14で検知した差圧Pが、所定の基準差圧Ps(例
えば、0.006kg/cm2)未満であるとステップ
14に戻り、所定の基準差圧Ps以上であるとステップ
16に進む。ステップ16では、二方弁10を開口し、
ステップ1に戻る。
ップ14で検知した差圧Pが、所定の基準差圧Ps(例
えば、0.006kg/cm2)未満であるとステップ
14に戻り、所定の基準差圧Ps以上であるとステップ
16に進む。ステップ16では、二方弁10を開口し、
ステップ1に戻る。
【0141】次に、上記構成の複数圧縮機の均油システ
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
【0142】ここで、複数の圧縮機には異なる容量の圧
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
【0143】まず、圧縮機1が運転を開始すると、二方
弁10が開口しているため、連通管9によりアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と連通されている均油管
3の圧力は、圧縮機1のシェル内の圧力より高くなる。
弁10が開口しているため、連通管9によりアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と連通されている均油管
3の圧力は、圧縮機1のシェル内の圧力より高くなる。
【0144】従って、低容量側の圧縮機1aから高容量
側の圧縮機1b,1cに油が移動することはない。
側の圧縮機1b,1cに油が移動することはない。
【0145】また、圧縮機の油量が減少すると、油面高
さが低下し、シェル上部とシェル下部の差圧が小さくな
り、また、圧縮機の油量が増加すると、油面高さが上昇
し、シェル上部とシェル下部の差圧が大きくなる。
さが低下し、シェル上部とシェル下部の差圧が小さくな
り、また、圧縮機の油量が増加すると、油面高さが上昇
し、シェル上部とシェル下部の差圧が大きくなる。
【0146】従って、圧縮機1b,1cの油量が減少
し、シェル上部とシェル下部の差圧が下限差圧未満とな
ると、二方弁10が閉止され、シェル内の圧力が高い低
容量側の圧縮機1aから、均油管3を介し、シェル内の
圧力が低い高容量側の圧縮機1b,1cに油が移動す
る。
し、シェル上部とシェル下部の差圧が下限差圧未満とな
ると、二方弁10が閉止され、シェル内の圧力が高い低
容量側の圧縮機1aから、均油管3を介し、シェル内の
圧力が低い高容量側の圧縮機1b,1cに油が移動す
る。
【0147】そして、圧縮機1b,1cの油量が増加
し、シェル上部とシェル下部の差圧が標準差圧以上とな
ると、二方弁10を開口し、均油管3を介する油の移動
をなくす。
し、シェル上部とシェル下部の差圧が標準差圧以上とな
ると、二方弁10を開口し、均油管3を介する油の移動
をなくす。
【0148】この実施例によれば、複数の圧縮機に異な
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中で前記二方弁が開口している期間は、低
容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量
側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低容量側の
圧縮機の油量不足を防止できる。
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中で前記二方弁が開口している期間は、低
容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量
側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低容量側の
圧縮機の油量不足を防止できる。
【0149】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0150】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0151】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0152】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0153】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0154】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0155】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0156】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0157】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0158】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0159】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0160】しかし、少なくとも1台の圧縮機の前記差
圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の下限差圧(例えば、0.003kg/cm2)未
満となると、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置
が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基準
差圧(例えば、0.006kg/cm2)以上となるま
で前記二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時
に、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル
内の圧力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して
油が移動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油
量不足を防止できる。
圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の下限差圧(例えば、0.003kg/cm2)未
満となると、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置
が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基準
差圧(例えば、0.006kg/cm2)以上となるま
で前記二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時
に、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル
内の圧力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して
油が移動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油
量不足を防止できる。
【0161】また、各圧縮機の油量不足をシェル上部と
シェル下部の差圧より検出するため、運転条件の違いに
よる圧縮機の油吐出量、及び、返油量のばらつきに影響
されずに、精度良く前記二方弁を制御できる。
シェル下部の差圧より検出するため、運転条件の違いに
よる圧縮機の油吐出量、及び、返油量のばらつきに影響
されずに、精度良く前記二方弁を制御できる。
【0162】従って、前記二方弁の閉止が遅すぎるか、
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止が
早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開口が遅す
ぎるための低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止が
早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開口が遅す
ぎるための低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0163】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。 (実施例4)本発明の実施例4について図6、図7を用
いて説明する。
御できる。 (実施例4)本発明の実施例4について図6、図7を用
いて説明する。
【0164】図6は本発明の実施例4における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。図6において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、9はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くす
る連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
り、10は連通管9に備えられた二方弁であり、15は
圧縮機1の油面高さを検出する油面高さ検出装置(例え
ば複数のフロートスイッチ)である。
機の均油システムの構造図である。図6において、6は
各圧縮機1への吸入分岐部4より上流側の吸入配管5o
に設けられたアキュームレータであり、9はアキューム
レータ6内上部のガス冷媒部分と均油管3を連通し、均
油管3の圧力を各圧縮機1のシェル内の圧力より高くす
る連通管であり、8は、一端が圧縮機2b,2cのシェ
ルに連通し、他端が圧縮機2aの吸入配管5aに連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスであ
り、10は連通管9に備えられた二方弁であり、15は
圧縮機1の油面高さを検出する油面高さ検出装置(例え
ば複数のフロートスイッチ)である。
【0165】ここで、二方弁制御手段14は、少なくと
も1台の圧縮機1の油面高さ検出装置15が検出した油
面高さが所定の下限油面高さ未満となると二方弁10を
閉止し、その後、全ての圧縮機1の油面高さ検出装置1
5が検出した油面高さが所定の基準油面高さ以上となる
と二方弁10を開口する。
も1台の圧縮機1の油面高さ検出装置15が検出した油
面高さが所定の下限油面高さ未満となると二方弁10を
閉止し、その後、全ての圧縮機1の油面高さ検出装置1
5が検出した油面高さが所定の基準油面高さ以上となる
と二方弁10を開口する。
【0166】尚、圧縮機1は本実施例では3台接続され
ており、区別する場合は添字a,b,cを付けることに
する。
ており、区別する場合は添字a,b,cを付けることに
する。
【0167】図7は本発明の実施例4における複数圧縮
機の均油システムの二方弁10の制御方法を示すフロー
チャートである。
機の均油システムの二方弁10の制御方法を示すフロー
チャートである。
【0168】図7より、まずステップ21では、油面高
さ検出装置15が圧縮機2の油面高さHを検出する。ス
テップ22では、少なくとも1台の圧縮機1のステップ
21で検知した油面高さHが、所定の下限油面高さHo
(例えば、3cm)以上であるとステップ21に戻り、
所定の下限油面高さHo未満であるとステップ23に進
む。
さ検出装置15が圧縮機2の油面高さHを検出する。ス
テップ22では、少なくとも1台の圧縮機1のステップ
21で検知した油面高さHが、所定の下限油面高さHo
(例えば、3cm)以上であるとステップ21に戻り、
所定の下限油面高さHo未満であるとステップ23に進
む。
【0169】ステップ23では、二方弁10を閉止す
る。ステップ24では、油面高さ検出装置15が圧縮機
1の油面高さHを検出する。
る。ステップ24では、油面高さ検出装置15が圧縮機
1の油面高さHを検出する。
【0170】ステップ25では、全ての圧縮機1のステ
ップ24で検知した油面高さHが、所定の基準油面高さ
Hs(例えば、6cm)未満であるとステップ24に戻
り、所定の基準油面高さHs以上であるとステップ26
に進む。ステップ26では、二方弁10を開口し、ステ
ップ21に戻る。
ップ24で検知した油面高さHが、所定の基準油面高さ
Hs(例えば、6cm)未満であるとステップ24に戻
り、所定の基準油面高さHs以上であるとステップ26
に進む。ステップ26では、二方弁10を開口し、ステ
ップ21に戻る。
【0171】次に、上記構成の複数圧縮機の均油システ
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
ムにおける各圧縮機の油量制御方法について説明する。
【0172】ここで、複数の圧縮機には異なる容量の圧
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
縮機が含まれているか、或いは、可変容量方式の圧縮機
が含まれているものとし、圧縮機1aが圧縮機1b,1
cよりも低容量であるとする。
【0173】まず、圧縮機1が運転を開始すると、二方
弁10が開口しているため、連通管9により吸入分岐部
4の上流側のアキュームレータ6内上部のガス冷媒部分
と連通されている均油管3の圧力は、圧縮機1のシェル
内の圧力より高くなる。
弁10が開口しているため、連通管9により吸入分岐部
4の上流側のアキュームレータ6内上部のガス冷媒部分
と連通されている均油管3の圧力は、圧縮機1のシェル
内の圧力より高くなる。
【0174】従って、低容量側の圧縮機1aから均油管
接続配管2aに油が流出することはない。
接続配管2aに油が流出することはない。
【0175】また、圧縮機1b,1cの油量が減少し、
油面高さが下限油面高さ未満となると、二方弁10が閉
止され、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機1aか
ら、均油管3を介し、シェル内の圧力が低い高容量側の
圧縮機1b,1cに油が移動する。
油面高さが下限油面高さ未満となると、二方弁10が閉
止され、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機1aか
ら、均油管3を介し、シェル内の圧力が低い高容量側の
圧縮機1b,1cに油が移動する。
【0176】そして、圧縮機1b,1cの油量が増加
し、油面高さが標準油面高さ以上となると、二方弁10
を開口し、均油管3を介する油の移動をなくす。
し、油面高さが標準油面高さ以上となると、二方弁10
を開口し、均油管3を介する油の移動をなくす。
【0177】この実施例によれば、複数の圧縮機に異な
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中で前記二方弁が開口している期間は、低
容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量
側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低容量側の
圧縮機の油量不足を防止できる。
る容量の圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧
縮機に可変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、
圧縮機の運転中で前記二方弁が開口している期間は、低
容量側の圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量
側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低容量側の
圧縮機の油量不足を防止できる。
【0178】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0179】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0180】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0181】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0182】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0183】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0184】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0185】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0186】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0187】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0188】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0189】しかし、少なくとも1台の圧縮機の前記油
面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面高
さ(例えば、3cm)未満となると、その後、全ての圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の基準油面高さ(例えば、6cm)以上となるまで前記
二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時に、シ
ェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル内の圧
力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して油が移
動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油量不足
を防止できる。
面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面高
さ(例えば、3cm)未満となると、その後、全ての圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の基準油面高さ(例えば、6cm)以上となるまで前記
二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時に、シ
ェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル内の圧
力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して油が移
動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油量不足
を防止できる。
【0190】また、各圧縮機の油量不足を油面高さより
検出するため、運転条件の違いによる圧縮機の油吐出
量、及び、返油量のばらつき、及び、圧縮機のシェル内
の圧力分布のばらつきに影響されずに、精度良く前記二
方弁を制御できる。
検出するため、運転条件の違いによる圧縮機の油吐出
量、及び、返油量のばらつき、及び、圧縮機のシェル内
の圧力分布のばらつきに影響されずに、精度良く前記二
方弁を制御できる。
【0191】従って、前記二方弁の閉止が遅すぎるか、
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止後
の閉止が早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開
口が遅すぎるための低容量側の前記圧縮機の油量不足を
防止できる。
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止後
の閉止が早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開
口が遅すぎるための低容量側の前記圧縮機の油量不足を
防止できる。
【0192】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。
御できる。
【0193】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ
近傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の
一端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より
上流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前
記アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管
を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力
より高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの
標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配
管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパ
スを備えたものである。
複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ
近傍に均油管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の
一端を連通した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より
上流側の吸入配管に設けられたアキュームレータと、前
記アキュームレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管
を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力
より高くした連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの
標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配
管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパ
スを備えたものである。
【0194】これにより、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中は、低容量側の圧縮機のシェルから均油管を介し
て高容量側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低
容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中は、低容量側の圧縮機のシェルから均油管を介し
て高容量側の圧縮機に油が移動することがなくなり、低
容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0195】また、連通管に流れる冷媒に油が含まれて
いると、その油は冷媒とともに均油管から均油管接続配
管を介して各圧縮機に返油される。
いると、その油は冷媒とともに均油管から均油管接続配
管を介して各圧縮機に返油される。
【0196】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量
は、均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく均油管と各圧縮機のシェル内の差圧
の平方根に比例する。
は、均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく均油管と各圧縮機のシェル内の差圧
の平方根に比例する。
【0197】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の連通管から均油管を介した返油量の比は異なる。
従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量が少な
く、油量が減少していく。
縮機の連通管から均油管を介した返油量の比は異なる。
従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量が少な
く、油量が減少していく。
【0198】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0199】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の連通管から均油管を介した返油量の比が異なるため
の一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の連通管から均油管を介した返油量の比が異なるため
の一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0200】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0201】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0202】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0203】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0204】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0205】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0206】しかし、全ての圧縮機が停止すると、冷凍
サイクル内が均圧され、前記均油管を介して各圧縮機の
油面高さが等しくなるように油が移動し、高容量側の圧
縮機の油量不足を防止できる。
サイクル内が均圧され、前記均油管を介して各圧縮機の
油面高さが等しくなるように油が移動し、高容量側の圧
縮機の油量不足を防止できる。
【0207】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。また、請求項2に記載の発明は、複数の低圧
シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油
管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通
した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸
入配管に設けられたアキュームレータと、前記アキュー
ムレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前
記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くし
た連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高
さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前
記連通管に設けられた二方弁を備え、冷房、或いは、暖
房の連続運転時間が所定の時間以上となると、一定時間
だけ前記二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたもの
である。
御できる。また、請求項2に記載の発明は、複数の低圧
シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油
管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通
した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸
入配管に設けられたアキュームレータと、前記アキュー
ムレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前
記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くし
た連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高
さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前
記連通管に設けられた二方弁を備え、冷房、或いは、暖
房の連続運転時間が所定の時間以上となると、一定時間
だけ前記二方弁を閉止する二方弁制御手段を備えたもの
である。
【0208】これにより、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の
圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮
機に油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の
油量不足を防止できる。
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の
圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮
機に油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0209】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0210】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0211】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0212】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0213】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。ま
た、一般的に高容量側の圧縮機は低容量側の圧縮機に比
べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷媒の油含有率が
低容量側の圧縮機より大きい。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。ま
た、一般的に高容量側の圧縮機は低容量側の圧縮機に比
べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷媒の油含有率が
低容量側の圧縮機より大きい。
【0214】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0215】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0216】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0217】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0218】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0219】しかし、冷房、或いは、暖房の連続運転時
間が所定時間(例えば、20時間)以上となると、前記
二方弁を一定時間(例えば、5分)閉止するため、この
前記二方弁の閉止時に、シェル内の圧力が高い低容量側
の圧縮機からシェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機に
前記均油管を介して油が移動し、高容量側の圧縮機の長
時間連続運転時の油量不足を防止できる。
間が所定時間(例えば、20時間)以上となると、前記
二方弁を一定時間(例えば、5分)閉止するため、この
前記二方弁の閉止時に、シェル内の圧力が高い低容量側
の圧縮機からシェル内の圧力が低い高容量側の圧縮機に
前記均油管を介して油が移動し、高容量側の圧縮機の長
時間連続運転時の油量不足を防止できる。
【0220】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。また、請求項3に記載の発明は、複数の低圧
シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油
管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通
した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸
入配管に設けられたアキュームレータと、前記アキュー
ムレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前
記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くし
た連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高
さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前
記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機のシェル上部
とシェル下部の差圧を検出する差圧検出装置を備え、少
なくとも1台の圧縮機の前記差圧検出装置が検出したシ
ェル上部とシェル下部の差圧が所定の下限差圧未満とな
ると前記二方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機の前記
差圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧
が所定の基準差圧以上となると前記二方弁を開口する二
方弁制御手段を備えたものである。
御できる。また、請求項3に記載の発明は、複数の低圧
シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油
管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通
した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸
入配管に設けられたアキュームレータと、前記アキュー
ムレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前
記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くし
た連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高
さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前
記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機のシェル上部
とシェル下部の差圧を検出する差圧検出装置を備え、少
なくとも1台の圧縮機の前記差圧検出装置が検出したシ
ェル上部とシェル下部の差圧が所定の下限差圧未満とな
ると前記二方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機の前記
差圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧
が所定の基準差圧以上となると前記二方弁を開口する二
方弁制御手段を備えたものである。
【0221】これにより、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の
圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮
機に油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の
油量不足を防止できる。
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の
圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮
機に油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0222】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に辺油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に辺油される。
【0223】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0224】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0225】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0226】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0227】また、一般的に高容量側の圧縮機は低容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が低容量側の圧縮機より大きい。
【0228】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0229】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。
【0230】しかし、均油バイパスの一体の低容量側の
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
圧縮機のシェルに連通し、他端を高容量側の圧縮機の吸
入配管に連通しておくと、圧力の高い低容量側の圧縮機
のシェルから、圧力の低い高容量側の吸入配管に油が移
動するため、高容量側の圧縮機の油量不足を防止でき
る。
【0231】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0232】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0233】しかし、少なくとも1台の圧縮機の前記差
圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の下限差圧(例えば、0.003kg/cm2)未
満となると、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置
が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基準
差圧(例えば、0.006kg/cm2)以上となるま
で前記二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時
に、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル
内の圧力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して
油が移動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油
量不足を防止できる。
圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が
所定の下限差圧(例えば、0.003kg/cm2)未
満となると、その後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置
が検出したシェル上部とシェル下部の差圧が所定の基準
差圧(例えば、0.006kg/cm2)以上となるま
で前記二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時
に、シェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル
内の圧力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して
油が移動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油
量不足を防止できる。
【0234】また、各圧縮機の油量不足をシェル上部と
シェル下部の差圧より検出するため、運転条件の違いに
よる圧縮機の油吐出量、及び、返油量のばらつきに影響
されずに、精度良く前記二方弁を制御できる。
シェル下部の差圧より検出するため、運転条件の違いに
よる圧縮機の油吐出量、及び、返油量のばらつきに影響
されずに、精度良く前記二方弁を制御できる。
【0235】従って、前記二方弁の閉止が遅すぎるか、
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止が
早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開口が遅す
ぎるための低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止が
早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開口が遅す
ぎるための低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0236】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。また、請求項4に記載の発明は、複数の低圧
シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油
管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通
した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸
入配管に設けられたアキュームレータと、前記アキュー
ムレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前
記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くし
た連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高
さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前
記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機の油面高さを
検出する油面高さ検出装置を備え、少なくとも1台の圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の下限油面高さ未満となると前記二方弁を閉止し、その
後、全ての圧縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油
面高さが所定の基準油面高さ以上となると前記二方弁を
開口する二方弁制御手段を備えたものである。
御できる。また、請求項4に記載の発明は、複数の低圧
シェル方式の圧縮機のシェルの標準油面高さ近傍に均油
管接続配管を設け、前記各均油管接続配管の一端を連通
した均油管と、各圧縮機への吸入分岐部より上流側の吸
入配管に設けられたアキュームレータと、前記アキュー
ムレータ内上部のガス冷媒部分と前記均油管を連通し前
記均油管の圧力を各圧縮機のシェル内の圧力より高くし
た連通管と、一端が一部の圧縮機のシェルの標準油面高
さ近傍に連通し、他端が他の圧縮機の吸入配管に連通
し、かつ両端の途中に絞りを有する均油バイパスと、前
記連通管に設けられた二方弁と、各圧縮機の油面高さを
検出する油面高さ検出装置を備え、少なくとも1台の圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の下限油面高さ未満となると前記二方弁を閉止し、その
後、全ての圧縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油
面高さが所定の基準油面高さ以上となると前記二方弁を
開口する二方弁制御手段を備えたものである。
【0237】これにより、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の
圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮
機に油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の
油量不足を防止できる。
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変容量方式の圧縮機が含まれている場合でも、圧縮機の
運転中で前記二方弁が開口している期間は、低容量側の
圧縮機のシェルから前記均油管を介して高容量側の圧縮
機に油が移動することがなくなり、低容量側の圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0238】また、前記連通管に流れる冷媒に油が含ま
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
れていると、その油は冷媒とともに前記均油管から前記
均油管接続配管を介して各圧縮機に返油される。
【0239】この時、各圧縮機に分配される冷媒の量は
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
前記均油管と各圧縮機のシェル内の差圧の平方根に比例
し、返油量も同じく前記均油管と各圧縮機のシェル内の
差圧の平方根に比例する。
【0240】そのため、各圧縮機の吐出油量の比と各圧
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
縮機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比は
異なる。従って、一部の圧縮機では吐出油量より返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0241】しかし、前記連通管の入口は、油が分離さ
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
れガス冷媒のみが存在する前記アキュームレータ内上部
にあるため前記連通管には油の含まれていないガス冷媒
のみが流れ、油は流れない。
【0242】従って、各圧縮機の吐出油量の比と各圧縮
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
機の前記連通管から前記均油管を介した返油量の比が異
なるための一部の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0243】また、一般的に高容量側の圧縮機は定容量
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が定容量側の圧縮機より大きい。
側の圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、吐出冷
媒の油含有率が定容量側の圧縮機より大きい。
【0244】それに対して、前記吸入配管から前記吸入
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
分岐部を介して各圧縮機へ分配される冷媒の油含有率は
それぞれ等しい。
【0245】従って、高容量側の圧縮機では吐出油量に
対して返油量が少なく、油量が減少していく。しかし、
均油バイパスの一体の低容量側の圧縮機のシェルに連通
し、他端を高容量側の圧縮機の吸入配管に連通しておく
と、圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の
低い高容量側の吸入配管に油が移動するため、高容量側
の圧縮機の油量不足を防止できる。
対して返油量が少なく、油量が減少していく。しかし、
均油バイパスの一体の低容量側の圧縮機のシェルに連通
し、他端を高容量側の圧縮機の吸入配管に連通しておく
と、圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の
低い高容量側の吸入配管に油が移動するため、高容量側
の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0246】また、低外気温条件等の油の温度が低く、
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
油粘度が上昇した場合、或いは、異物の詰まり等により
均油バイパスの絞りの抵抗が増加した場合は、均油バイ
パスを移動する油量が減少する。
【0247】従って、均油バイパスによる高容量側の圧
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
縮機への給油量が減少し、長時間連続運転(例えば、3
0時間)を続けると、高容量側圧縮機の油量が減少して
いく。
【0248】しかし、少なくとも1台の圧縮機の前記油
面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面高
さ(例えば、3cm)未満となると、その後、全ての圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の基準油面高さ(例えば、6cm)以上となるまで前記
二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時に、シ
ェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル内の圧
力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して油が移
動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油量不足
を防止できる。
面高さ検出装置が検出した油面高さが所定の下限油面高
さ(例えば、3cm)未満となると、その後、全ての圧
縮機の前記油面高さ検出装置が検出した油面高さが所定
の基準油面高さ(例えば、6cm)以上となるまで前記
二方弁を閉止するため、この前記二方弁の閉止時に、シ
ェル内の圧力が高い低容量側の圧縮機からシェル内の圧
力が低い高容量側の圧縮機に前記均油管を介して油が移
動し、高容量側の圧縮機の長時間連続運転時の油量不足
を防止できる。
【0249】また、各圧縮機の油量不足を油面高さより
検出するため、運転条件の違いによる圧縮機の油吐出
量、及び、返油量のばらつき、及び、圧縮機のシェル内
の圧力分布のばらつきに影響されずに、精度良く前記二
方弁を制御できる。
検出するため、運転条件の違いによる圧縮機の油吐出
量、及び、返油量のばらつき、及び、圧縮機のシェル内
の圧力分布のばらつきに影響されずに、精度良く前記二
方弁を制御できる。
【0250】従って、前記二方弁の閉止が遅すぎるか、
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止後
の閉止が早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開
口が遅すぎるための低容量側の前記圧縮機の油量不足を
防止できる。
或いは、前記二方弁の閉止後の開口が早すぎるための高
容量側の圧縮機の油量不足、及び、前記二方弁の閉止後
の閉止が早すぎるか、或いは、前記二方弁の閉止後の開
口が遅すぎるための低容量側の前記圧縮機の油量不足を
防止できる。
【0251】このように、各圧縮機の油量を適正量に制
御できる。
御できる。
【図1】本発明の実施例1における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
ステムの構造図
【図2】本発明の実施例2における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
ステムの構造図
【図3】本発明の実施例2における複数圧縮機の均油シ
ステムの二方弁の制御方法を示すフローチャート
ステムの二方弁の制御方法を示すフローチャート
【図4】本発明の実施例3における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
ステムの構造図
【図5】本発明の実施例3における複数圧縮機の均油シ
ステムの二方弁の制御方法を示すフローチャート
ステムの二方弁の制御方法を示すフローチャート
【図6】本発明の実施例4における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
ステムの構造図
【図7】本発明の実施例4における複数圧縮機の均油シ
ステムの二方弁の制御方法を示すフローチャート
ステムの二方弁の制御方法を示すフローチャート
【図8】従来の複数圧縮機の均油システムの構造図
1 圧縮機 2 均油管接続配管 3 均油管 4 吸入分岐部 5 吸入配管 6 アキュームレータ 7,9 連通管 8 均油バイパス 10 二方弁 11,12,14 二方弁制御手段 13 差圧検出装置 15 油面高さ検出装置
フロントページの続き (72)発明者 金子 孝 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェル
の標準油面高さ近傍に均油管接続配管を設け、前記各均
油管接続配管の一端を連通した均油管と、各圧縮機への
吸入分岐部より上流側の吸入配管に設けられたアキュー
ムレータと、前記アキュームレータ内上部のガス冷媒部
分と前記均油管を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機の
シェル内の圧力より高くした連通管と、一端が一部の圧
縮機のシェルの標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の
圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有
する均油バイパスを備えた複数圧縮機の均油システム。 - 【請求項2】 複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェル
の標準油面高さ近傍に均油管接続配管を設け、前記各均
油管接続配管の一端を連通した均油管と、各圧縮機への
吸入分岐部より上流側の吸入配管に設けられたアキュー
ムレータと、前記アキュームレータ内上部のガス冷媒部
分と前記均油管を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機の
シェル内の圧力より高くした連通管と、一端が一部の圧
縮機のシェルの標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の
圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有
する均油バイパスと、前記連通管に設けられた二方弁を
備え、冷房、或いは、暖房の連続運転時間が所定の時間
以上となると、一定時間だけ前記二方弁を閉止する二方
弁制御手段を備えた複数圧縮機の均油システム。 - 【請求項3】 複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェル
の標準油面高さ近傍に均油管接続配管を設け、前記各均
油管接続配管の一端を連通した均油管と、各圧縮機への
吸入分岐部より上流側の吸入配管に設けられたアキュー
ムレータと、前記アキュームレータ内上部のガス冷媒部
分と前記均油管を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機の
シェル内の圧力より高くした連通管と、一端が一部の圧
縮機のシェルの標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の
圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有
する均油バイパスと、前記連通管に設けられた二方弁
と、各圧縮機のシェル上部とシェル下部の差圧を検出す
る差圧検出装置を備え、少なくとも1台の圧縮機の前記
差圧検出装置が検出したシェル上部とシェル下部の差圧
が所定の下限差圧未満となると前記二方弁を閉止し、そ
の後、全ての圧縮機の前記差圧検出装置が検出したシェ
ル上部とシェル下部の差圧が所定の基準差圧以上となる
と前記二方弁を開口する二方弁制御手段を備えた複数圧
縮機の均油システム。 - 【請求項4】 複数の低圧シェル方式の圧縮機のシェル
の標準油面高さ近傍に均油管接続配管を設け、前記各均
油管接続配管の一端を連通した均油管と、各圧縮機への
吸入分岐部より上流側の吸入配管に設けられたアキュー
ムレータと、前記アキュームレータ内上部のガス冷媒部
分と前記均油管を連通し前記均油管の圧力を各圧縮機の
シェル内の圧力より高くした連通管と、一端が一部の圧
縮機のシェルの標準油面高さ近傍に連通し、他端が他の
圧縮機の吸入配管に連通し、かつ両端の途中に絞りを有
する均油バイパスと、前記連通管に設けられた二方弁
と、各圧縮機の油面高さを検出する油面高さ検出装置を
備え、少なくとも1台の圧縮機の前記油面高さ検出装置
が検出した油面高さが所定の下限油面高さ未満となると
前記二方弁を閉止し、その後、全ての圧縮機の前記油面
高さ検出装置が検出した油面高さが所定の基準油面高さ
以上となると前記二方弁を開口する二方弁制御手段を備
えた複数圧縮機の均油システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24807297A JPH1182345A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 複数圧縮機の均油システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24807297A JPH1182345A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 複数圧縮機の均油システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182345A true JPH1182345A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17172797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24807297A Pending JPH1182345A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 複数圧縮機の均油システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182345A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1120611A1 (en) * | 1999-07-21 | 2001-08-01 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerating device |
JP2008106986A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷凍サイクル装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24807297A patent/JPH1182345A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1120611A1 (en) * | 1999-07-21 | 2001-08-01 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerating device |
EP1120611A4 (en) * | 1999-07-21 | 2012-05-23 | Daikin Ind Ltd | COOLER |
JP2008106986A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷凍サイクル装置 |
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